花山薫「オレに…艦隊の指揮をしろと?」【艦これ×グラップラー刃牙】 (325)

初投稿です
よろしくお願いしますm(__)m

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      ◇◆花山薫の事務所◆◇

組員A「はぁ~、なんでオレは掃除ばっかりやらされるんだ…。」

組員A「落ち葉なんて掃いても掃いてもなくならないし…。」

木崎「オイ!!いつまで掃除に時間かけるつもりだ!はよ終わらせんかい!!」

組員A「ハイ!!分かりやした!!」

木崎「出かけてる間に終わらしとけよ。

組員A「任せてくだせぇ!」

      ◇10分後◇

組員A「とは言ったもののこれだけの落ち葉を掃除するのは時間がかかるなぁ…。」

組員A「そうだ、この落ち葉を全部燃やしちまえばいいんだ!!」

組員A「」シュボ

組員A「さて、あとは昼寝でもして待ちますか…。」

        ◇30分後◇

木崎「うぉ!なんてこった!事務所が燃えちまってるじゃねーか!!」

組員B「オイ!!早く消火を!!」

組員A「んあ?」パチ

組員A「うぉ!マジか!!」

      ☆事務所全焼☆

木崎「おうコラ!!どう落とし前つけてくれるんじゃい!!」

組員A「すんません!!すんません!!」

花山薫は驚愕してた…
なぜなら本来事務所があるとこに黒い山があるのだから

花山「オイ」

木崎「あ!大将!」

花山「説明しろ」

組員A「すんません!!あっしの手違いで事務所を灰にしてしまいました!!」

組員A「申し訳ございません!!」

木崎「バカ野郎が!!土下座してすむと思ってるんかい!!」

木崎「指つめても許さんわ!!」

組員A「ひぃ!」

花山「まぁ待て」

花山「そいつだってわざとやったわけじゃねぇ」

木崎「しかし大将!!」

花山「次やったら指でも詰めさせときゃいいだろ」

木崎「…」

組員A「ひぃ!ありがとうございやす!!」

そう言うと花山は歩いて事務所のあった場所をあとにしようとした

木崎「大将どこに行かれるんで?」

花山「…」

花山はなにも言わず立ち去った。少なからずとも怒ってはいたんだろう。

木崎

木崎「大将!お待ちを!!」

花山「なんだ」

木崎「運営はどうされるんで!?」

花山「…」

花山「考えとく…。」

そう言うと花山はまた歩きだした

花山薫が向かった場所は藤木組のところだった

清水「よう花山!」

花山「お久しぶりです…。」

清水「急にどうしたんだ」

花山「事務所が燃えちまった…。」

清水「あらら…、そいつはやっちまったな…。」

花山「でけぇ仕事がしたい。」

清水「でけぇ仕事?」

花山「組の金も銀行にあるぶん意外全部燃えちまった」

花山「金がなけりゃ事務所も建て直せねぇ」

花山「部下も食わしていけねぇ…。」

清水「なるほどな、一ついい仕事があるぞ。」

花山「…」

清水「艦隊の指揮に携わってほしい」

花山「…?」

清水「しってんだろ?今海がどうなってるか?」

花山「…」

清水「…知らねぇようだな。」

清水「今海は深海戦艦というやつらに占領されててな。」

清水「自由に漁ができねぇんだ」

清水「それにいつか日本列島も占領しちまうんじゃないかと心配されててな。」

花山「…初耳だ。」

清水「まぁ無理はねぇか、世間には知れてないことだからな」

清水「それが原因で最近は魚が異常に高くてな。」

清水「おちおち寿司も食えねぇ」

花山「…」

清水「おっと!話がそれたな。」

清水「それで政府は深海戦艦に立ち向かう力を持った艦娘という人間兵器を作り出してな。」

清水「なんとか深海戦艦に立ち向おうとしてるんだ」

花山「なるほどな…。」

清水「そこで政府はこの艦娘どもを指揮するものを探してる。」

清水「どーも海軍のものどもは深海戦艦にビビっちまってろくに仕事もできてない。」

清水「どうだ?花山?やつらを束ねる提督という職業についてみたら。」

清水「ちなみに金にはなるぞ」

花山「…」

花山「…分かった、…引き受ける。」

清水「そうか!なら任せたぞ!」

花山「…だが 清水「お前の組員のことは心配するな!」

清水「しばらくオレが食わしてやるから。」

花山「…すまねぇな。」

清水「なら早速で悪いが横須賀に向かってくれ。車は用意しとく。」

花山「…あぁ」

清水「オイ!!車用意しろ!!」

清水の組員「分かりやした!!」

花山「しばらく部下が世話になるなぁ。」

清水「気にするな、オレとお前の仲だ。」

清水の組員「車用意できました!!」

清水「おっと!長く話してたいがそろそろ時間だ。」

花山「…」

清水「最後に言いてえことがある。」

花山「…?」

清水「深海戦艦どもを甘く見んなよ…。」

清水「お前がいくら喧嘩自慢でも勝てる相手だとは思えねぇ…。」

清水「いいか…、お前はあくまで指揮官だ。」

花山「…」

清水「それを忘れるな。」

花山「……あぁ。」

清水「よし!じゃあ行ってくれお前の組員にも連絡して横須賀にも連絡しといた。」

清水「検討を祈る!」

花山「…それでは失礼します。」

清水「頑張ってこいよ!」

そうして車は走りだし横須賀を目指すのだった

      ◆◇横須賀鎮守府◇◆

天龍「いったいいつになったらうちの鎮守府に提督がくるんだ。」

吹雪「前の提督がここから逃げてもう一週間はたちますね。」

天龍「それだってのに何も連絡がないぞ。うちはとうとう見捨てられたか…。」

日向「まぁ新しい提督が来たところでまた前の提督のように何もせず逃げて行くんだろな。」

吹雪「…」

大淀「おーい」タッタッタ

大淀「みなさん!」

天龍「どうしたんだ?」

大淀「うちの鎮守府に新しい提督が来られるようです!」

日向「フッ、やっとか。」

天龍「まぁ、また前の提督のようにすぐ消えるんだろうけどよ。」

大淀「お電話がありましてあと3時間ほどで到着なさるそうです!」

吹雪「それは良かったです!!」

吹雪「早く鎮守府のみんなに知らせないと…!」タッタッタ

日向「過度な期待はさせないほうがいいと思うんだが…。」

天龍「オレもそう思うぜ」

大淀「…」

大淀「…私は!今回ばかりは信じてみたいと思います!」

天龍 日向「…」

みなさんコメントありがとうございます。
まだ艦これは始めたばかりなので口調が違ったりするかもしれません。ご了承ください。至らぬ点がございますが最後までおつきあいください。m(__)m

その頃花山は…

         ◇車内◇
ブロロロ

花山「…」

清水の組員「しっかし花山さんが海軍に入っちまうとは…。」

花山「…別に海軍に入ったわけじゃねぇ。」

花山「あくまで仕事をするだけだ。」

清水の組員「」ヤレヤレ

    ●花山薫到着まであと二時間!!●

その頃鎮守府では

吹雪「空母のみなさん!新しい提督が着任なさるようですよ!」

加賀「吹雪、弓道場に入るときはノックしなさい。」

吹雪「す、すみません…。」

赤城「フフッ、おはようございます吹雪さん。」

吹雪「あ、赤城さん!おはようございます!」

赤城「フフッ、今日も元気ね。」

吹雪「赤城さん//」

瑞鶴「ちょっと話がずれてるじゃない。」

翔鶴「新しい提督ですか?」

吹雪「そうなんです!先ほど本部から連絡があったみたいで。」

瑞鶴「今度は骨のあるやつがくるのかしら?」

加賀「どうせまた私たちを見捨てるのよ」

瑞鶴「ちょっと!加賀!」

加賀「」プイ  スタスタ

赤城「…行っちゃいましたね…。」

翔鶴「仕方ないですよ、さすがに三度も逃げられては…。」

吹雪「でも私信じてます!」

吹雪「今回こそ私たちを勝利に導くって!」

赤城「フフッ、私も信じて見ようかしら。」

吹雪「ありがとうございます!赤城さん!」

瑞鶴 翔鶴「…」

12と14パクらせていただきますわ

その頃花山は…

◇車内◇
ブロロロ

花山「…」

清水の組員「しっかしなんで火つけたやつを許してしまったんですか?」

花山「…誰にでも一度や二度間違うことはある。」

清水の組員「かーー!優しいね~花山さんわ~。」

清水の組員「今回だって火つけたやつに仕事を任せればよかったのに花山さん自身でわざわざ危険なところに行って。」

花山「…」

清水の組員「私も花山さんのような方に仕えてみたいものですわ。」

花山「…よしな。」

プルルルル
ガチャ

花山「どうした?」

木崎「大将!!清水さんから聞きましたぜ!艦隊の指揮をやるそうじゃないすか!!」

花山「…あぁ。」

木崎「…あぁ、じゃないすよ!深海戦艦がどれだけ恐ろしいかお分かりですか!?」

花山「…いや。」

木崎「…まぁ、あっしも詳しくは知りませんが…。」

花山「…ならいいじゃねぇか。」

木崎「いーえ!よくありません!危険に決まってます!!」

花山「…」

木崎「とても高校の時の通知表が2しかない方の頭脳でどうにかなるとは思えません!!」

花山 「…」イラ

花山「…国語は3で体育は5だ」

ガチャ
   ●花山薫到着まであと一時間●

その頃鎮守府では…

日向「この鎮守府に新しい提督が着任するようだ。」

陸奥「あらあら、何人目かしら?」

長門「フン!どうせあの男と同じでまたすぐに見捨てる!」

陸奥「私今回は少し期待してるかもしれないわ。」

長門「なぜだ?」

陸奥「ん~、女の勘ってやつ?」

長門「…わからんな…。」


     ●軽空母寮●  

吹雪「みなさん!新しい提督が着任しますよ!」

瑞鳳「本当!?やったぁ!!」

千歳「これで戦えるようになるわね。」

千代田「ちなみにどんな人なの?私達の提督?」

吹雪「う~んと…、確か19才の方って聞いてます。」

飛鷹「これまた若いわね。」

吹雪「あと海軍の人じゃないそうです。」

千歳「海軍でもないし、19才…。」

隼鷹「なんかうちらの鎮守府なめられてねぇか?」

吹雪「そ、そんな事ないと思います。」

吹雪「きっと頼りになる素敵な提督です!」

千代田「だといいわね。」

隼鷹「まぁ、あたしは酒さえ飲めりゃそれでいいな。」

吹雪「じゃあ私他の人達にも伝えてくるので失礼します。」

隼鷹「まぁまぁ、そう言わずちょっと飲んでいきなよ。」

吹雪「い、いえ私は…」

千歳「祝い酒よ。」

隼鷹「そうときまれば乾杯!」

吹雪「…じゃあ、ちょっとだけ…。」


         ●車内●
ブロロロ

花山「…」

清水の組員「そろそろつきますぜ花山さん。」

花山「…ご苦労だったな。」

清水の組員「あと…、15分ほどでしょうか。」

花山「…」

ブロロロ

清水の組員「ようやく海が見えてきましたね…。」

花山「…」

花山「ここでおろせ。」

清水の組員「はっ?えっしかし歩くとまだしばらくかかりそうですぜ。」

花山「ここでいい。」

清水の組員「…花山さんがそうおっしゃるなら…。」

花山「清水さんにはよろしく伝えといてくれ。」

清水の組員「へい!花山さんもどうかお気をつけて…。」

花山「……あぁ。」

清水の組員「それでは失礼しやす。」

ブロロロ

花山「…」

花山「さて…、歩くか…。」

    ●花山薫到着まであと30分ッ!!●

花山「」


     ◇◆間宮◆◇
吹雪「みなさん!新しい提督が着任されますよ!」

雷「やっとね!」

電「どんな方なのですか?」

吹雪「え~と…、とても大きな人だときいてるよ。」

暁「今度こそは私達を最後まで指揮してくれるのかしら?」

吹雪「私は…、そう信じたいな…。」

響「あまり期待はできないね。」

暁「ちょっと響!」

響「今までだってそうだったじゃないか…。」

吹雪「…」

響「過度な期待はやめたほうがいい。」

響「どうせまた… 電「いなづまは!」

電「今回こそ信じてみたいのです…。」

雷「いなづま…。」

響 暁「…」

川内「なんの話をしてるの?」

吹雪「あっ!川内さん!」

神通「おはようございます。」

那珂「おっはよー!」

吹雪「神通さんに那珂ちゃんも!」

吹雪「新しい提督が着任されるんですよ!」

神通「それはよかったですね!」

川内「ひさびさに夜戦ができるね!」

那珂「それでいつ新しい提督はくるの?」

吹雪「え~と…、そろそろこられてもいい時間だと思いますが…。」

吹雪「とりあえず提督がくるまえに他のみんなにも知らせてこなくっちゃ!」タッタッタ

神通「新しい提督ですか…。」

川内「まぁ、またすぐいなくなっちゃうんだろうけどさ。」

那珂「那珂ちゃんは今回こそ大丈夫だと思うなー!」

電「私もそう思うのです。」

響「…」

暁「悪く考えるより良く考えたほうが楽しいじゃない響!」

響「…そうかな…。」

雷「きっとそうよ!」

電「なのです!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー吹雪は演習場に向かっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吹雪「う~…、吐きそう…。」

吹雪「隼鷹さんたちにすすめられて飲んだ酒が今ごろきいてきた…。」

吹雪「」オエーー


吹雪は演習場に向かっていた

花山薫は鎮守府に向かっていた…


花山「…」コツコツ

花山「…海か…。」

花山「…ひさびさに見たかもな…。」

花山は海辺を歩き鎮守府を目指していた

花山「ん?なんだ…、あれは…?」

↑もうちょいお待ちを

『ハナヤマ カオル』『19歳』『高校生』のワードで勘違いする展開はよ

木曾「くっそ!なんだこの数は!」

夕立「20体ぐらいいるっぽい~!」

時雨「流石に三人じゃきついな…。」

花山がみた光景とは比較的浅瀬で謎の魚のような化け物と戦う三人の少女の姿だった

木曾(くっそ!このままじゃあ全員死んじまう…)

木曾(かくなるうえは…)

木曾「オレが敵を引き付けとく!その間にお前たちは逃げろ。」

夕立「そんなこと…

ザッパーーン!!

そういいかけてた少女の目の前に現れたのはッッ!!
花山薫だったッッ!!

比較的浅かったこともあってか花山の腰あたりまでしか海がなく花山は十分戦える状態にあった

イ級「シャ-!」

その謎の魚のような生物は真っ先に花山を狙いにいった海に腰まで浸かっていたこともあってそいつはみくびっていたのだろう…

花山は襲いかかってきたイ級を掴み桁外れの握力で潰した…、と言うよりは爆発させたと言ったほうが分かりやすいだろう…

そしてもう二体のイ級が花山を襲った…
花山は一体目のイ級を掴みもう一体のイ級にぶつけ二体のイ級をかたずけた…

トランプの束をひきちぎる握力だ…、イ級ごときなら簡単にかたずけられてしまう…


残りのイ級たちは勝てないことを悟ったのかその場をあとにした…

花山はやることはやったと言わんばかりに岸に向かって歩きだしていた…

その少女たちはあまりの事態に驚きその男に礼すら言えなかった…

 ●演習場●

吹雪「…うぅ…、やっと吐き気がおさまりました…。」

金剛「ヘーイ!ブッキー何してるねー!?」

吹雪「あ、金剛さん」

榛名「具合が悪そうね、どうかしたの?」

吹雪「いえ…、たいしたことでは…。」

金剛「ブッキーも演習にきたのデスか?」

吹雪「 いえ…、新しい提督が着任なさることを伝えにきました…。」

金剛「Wow!それはvery happyなニュースネー!」

榛名「榛名も感激です!」

吹雪「…でも、何人かの人はやはり前の提督のようにすぐにいなくなっちゃうんじゃないかと心配と言っていました…。」

榛名「…」

金剛「でもブッキーは信じてるんデスよね!?」

吹雪「ハイ!」

金剛「でしたら私も信じます!」

榛名「榛名も信じます!」

吹雪「金剛さん…、榛名さん…!」ウルウル

金剛「それで新しい提督はどうな方なのデスか?」

吹雪「名前は『ハナヤマカオル』で年は19だそうです。」

金剛「もしかしてgirlネ?」

吹雪「!たしかに男か女か聞いてませんでした…!」

榛名「じゃあ女性の提督でしょうか?」

吹雪「そうかもしれませんね!」

金剛「Wow!それなら優しそうネ!」

榛名「そうだといいですね」ニコ

吹雪「ハイ!」

吹雪「それでは他の人にも伝えてきますので失礼します!」タッタッタ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霧島「あら金剛お姉さま」

比叡「どうしました?こんなところで?」

金剛「ヘーイ!どうやら新しい提督が着任するようネ!」

霧島 比叡「「新しい提督!?」」


その頃花山は…

花山「…ここか…?」

花山「…想像してたのよりデケェな。」

 ●花山薫着任ッッ!!●

吹雪「そろそろ来ると思うんだよな~。」

吹雪「まだ伝えられてない人もいるけど出迎えがなかったら失礼だもんね!」

吹雪「でも遅いな~…」

花山「…」コツコツ

花山「…オイ。」

吹雪「は…い。」

吹雪は驚愕していた…吹雪に話しかけてきたこの男は2m以上はある大男で純白のスーツに身を包み顔には数えきれないほどの傷があり吹雪が臨戦態勢に入ったのは必然的と言えるだろう

吹雪「な、何者ですか!あなたは!」ジャキ

花山「なるほど…、お前が艦娘か。」

吹雪「し、質問してるのはこっちです!」

花山「その危なねぇものをしまいな。」

吹雪「ほ、本当に撃ちますよ?」

花山「」クックックッ

花山は笑っていた…おそらく小さな女の子にはじめて売られた喧嘩だったからだろうか…

花山「横須賀鎮守府はここか?」

吹雪「え?」

花山「今日からここで厄介になる花山だ。」

吹雪「え?提督の方ですか?」

花山「…あぁ。」

吹雪「そ、そ、それはとんだ失礼をっ!」

花山「…案内しろ。」

吹雪「はっハイ!」

こうして彼の提督業が始まった

吹雪(大丈夫かな…)

吹雪(ものすごい怖そうな人だよ…)

吹雪(全ッ然ッ!想像していた人と違うッ!!)

        ●鎮守府の玄関●

吹雪「花山さ…、提督!」

花山「…?」

吹雪「少しここで待っててもらってもよろしいですか?」

吹雪「ただいま本部と本人確認してきますので…。」

花山「…あぁ。」

吹雪「じゃあ、すぐ戻りますんで…。」タッタッタ

ーーーーーーーーーーーーーーー
プルルルル  ガチャ

吹雪「すいません、横須賀鎮守府のものですが」

本部 「どうかしました?」

吹雪「ただいま提督が着任されたのですが…。」

本部「あぁ、花山くんか…。」

吹雪「花山くん…、ならあのかたが花山薫さんで正しいのですね。」

本部「驚くのも無理はない、彼は日本一の喧嘩ヤクザとよばれている。」

吹雪「喧嘩ヤクザ!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

花山「…おせぇ。」

潮「はぁ、はぁ、」タッタッタ

潮「きゃあ!」ドン!

玄関前で待っていた花山にぶつかったのは幼い少女だった


潮「いたた…。」

潮「ひぃ!」

花山「…」

その少女は泣き出していた…、おそらく自分がとんでもないものにぶつかってしまったと思ったんだろう

潮「ご…、ごめんなさい!ごめんなさい!!」シクシク

花山としては勝手にぶつけられてあげく勝手に泣かれて迷惑だったろう…だが花山はこの少女に何も言えない自分に少しばかり罪悪感はあった…ただ今まで少女にぶつかったことはなかったので何もできないのはしょうがなかったとしかいいようがない

花山「…」

潮「」シクシク

?「ちょっとあんた!」      

武蔵とのガチ対戦が控えてるのにな

↑本部以臓じゃありませんw
海軍本部ですw
説明不足でしたm(__)m

↑使わせてもらいます

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
本部「あぁ、やつは15歳で藤木組系列花山組の組長になっている。」

吹雪「く、組長…。」

本部「花山の親父がある組に殺されてな…」

本部「やつは一人でその組に殴りこみにいき…。」

本部「全員を倒しているッ!」

吹雪「…ッ!!」

本部「顔の傷はその時の刀傷だろう…」

本部「吹雪さん…。」

吹雪「は、はい!」

本部「花山くんには気をつけてなさいな…。」

本部「決して怒らせることないように…。」

吹雪「き、気をつけます!」

本部「それでは失礼するよ。」

ガチャ

本部「ふ~」

海兵A「本部中将お茶になります。」

本部「ご苦労。」

海兵A「それでは失礼します。」

バタン

本部「フフッ、あの深海戦艦相手にどこまでもつかな花山く~ん。」ニタニタ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーー

曙「そこのあんたよ!よくも潮を泣かせてくれたわね!」

花山「…」

潮「ち、違うのこれは…。」

曙「あんたが泣かせたんでしょ!?」

花山「…たしかに泣かせたのは俺だな…。」

潮「!?」

曙「いい度胸じゃないの覚悟はできてるの!?」
ジャキ

花山「…」

曙「覚悟しなさい!」ドゥン!

曙がはなった砲弾はたしかに花山を直撃した…だが…花山はジャケットからわずかに血がにじみでてるだけで大きなダメージはなかった

曙「なっ?」

しばらくし花山が口を開いた

花山「…嬢ちゃん。」

花山「まだやるかい?」

曙は言葉を失った…
深海戦艦と戦ってたときは至近距離で一発撃てば駆逐艦程度なら一撃で沈められた…

だが目の前にいる男はわずかにダメージをうけているものの自分に話しかけてくる余裕があった…

その時曙は確信した…この男には勝てない…ッ!

薫(19歳、高校生)

ーーーーーーーーーーーーーーーー
吹雪「はぁ~、とんでもない司令官がきてしまいました…。」

吹雪「この先どうなるのか…。」

吹雪「ん?、あれは?」

ーーーーーーーーーーーーーー

曙「こ、今度は演習用の砲弾じゃなくて実戦用の砲弾を使うわよ!」

花山「…」

曙は勝てないことはわかっていたがさすがに妹を泣かせられて黙って何もしない訳にもいかなかった…

花山「…」コツコツ

花山は曙の方に歩きだしていた

曙「な、さっきのは演習用だから無事だったかもしれないけど、これは食らったら本当に死んじゃうわよ!?」

ただ演習用とは言え一般人が怪我するぐらいの威力はあったはずだ…、だがッ!この男は平然とたっている…、わずかに血がにじみでてるだけで

花山はおもむろに曙の構えてる銃を掴み自分の先ほど撃たれた脇腹よりももっと真ん中みぞおちあたりに銃をくっつけたッ!

曙「ほ、本当に撃つわよ?」

花山「…やってみな、嬢ちゃん…。」

花山としてはこの少女に銃を撃たせて自分には勝てないことを知って諦めてほしかった

だがッ!曙は恐怖のあまり動けないでいた

吹雪「え~と、これはどういった状況でしょうか…?」

玄関前に泣く潮と花山に銃を突きつけてる曙

吹雪がこの状況を理解できずに質問したことは当然といえる

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

曙「なんだ、始めから言っときなさいよ。」

潮「ごめんなさい!」ペコ

曙「潮じゃなくてあんたよ!」

花山「…」

吹雪「私のほうもごめんね、新しい司令官が着任することを言わなくて…。」

曙「全く!あんたのせいで潮が泣いたままだったじゃないの!」

花山「…」

曙「なんか言ったらどうなの!?」

花山「オイ」

曙「ひぃ!」

花山は潮の方を向き

花山「…すまなかったな…。」

潮「え、いや、私の方こそごめんなさい!」

吹雪「まぁ、解決したところで。」

吹雪「執務室に案内します!」

吹雪「これからよろしくお願いします!司令官!!」

花山「…あぁ。」

~~~~~~~~~~~

本部「深海戦艦か…」

本部「腕がなるね~」ニタニタ

~~~~~~~~~~~

↑それはあとで説明します

        ●執務室●

吹雪「ここが執務室となります。」

花山「…」

吹雪「そして私が秘書を務めさせていただきます駆逐艦吹雪です!」

吹雪「あらためてよろしくお願いいたします」
ペコ

花山「…あぁ。」

吹雪「それでは仕事の方を説明させていただきます。」

~~~説明中~~~

花山「…つまりは俺が艦娘たちの指揮をすればいいんだろ?」

吹雪「ま、まぁ大まかに言いますと…。」

花山「…」

吹雪「そ、そうです!言い忘れましたが資材、資源のやりくりには十分お気をつけください。」

花山「…?」

吹雪「先ほど説明した通り我々の機動力になっているのは燃料、弾薬、鋼材、それと空母の方々にはボーキサイトと四種類ありましてそれがないと私達は戦うことが出来ません。」

吹雪「ここまではいいですね?」

花山「ん?…あぁ…。」

吹雪(ダメだ!多分この人全ッ然ッ理解してないッ!)

吹雪「ですからむやみに我々の装備などをつくられてしまうと我々が出撃できなくなります。」

花山「…なるほどな…。」

吹雪「ですから資材の管理には十分お気をつけくださいね。」

花山「わかった。」

吹雪「それではそこの資料にも目を通しておいてくださいね。」

花山「あぁ。」

吹雪「それでは失礼… 花山「待て。」

吹雪「ひぃ!」

花山「1時までに…この鎮守府にいる全艦娘を集めておけ。」

吹雪「ど、どこにでしょうか?」

花山「この鎮守府で一番広いところは何処だ?」

吹雪「た、多分大広間になります」

花山「そこに全員集めておけ。」

吹雪「ハイ!それでは失礼します!」

バタン

花山「…ふぅ。」

プルルルル
ガチャ

清水「どちらさま?」

花山「花山です…。」

清水「おお!花山か!」

花山「はい」

清水「どうかしたか?」

花山「艦娘と…深海戦艦について…よく知りてぇ…。」

↑一応、ガイアとゲバルは出すつもりです
その他の刃牙キャラも出してくつもりではいますが刃牙と勇次郎は出すつもりありません

       ●鎮守府廊下●

吹雪「はぁ、怖かったな~…。」

吹雪「一体うちはどうなるのかな…。」ハァ

金剛「ヘーイ!ブッキー!」

吹雪「あ、金剛さん…。」

金剛「元気なさそうね、ため息なんてついて。」

金剛「そういえば、newテートクはどんな人ネ!?」

吹雪「私のため息の原因はその人ですよ…。」

金剛「why?可愛いgirlじゃないの!?」

吹雪「身長2mはありそうで、顔には無数の傷があっておまけにやくざの組長ですよ…。」

金剛「oh...」

金剛「で、でも実はとってもいい人かもしれないネ!」

吹雪「だ、だといいですが…。」

金剛「きっとそうネ!」

金剛「私はテートクに挨拶してきマース!」

吹雪「ど、どうかお気をつけて…。」

金剛「see youネ~。」タッタッタ

吹雪「大丈夫かな…、金剛さん…。」

~~~~~~~~~~~
        ●執務室●

清水「まぁ、俺も深海戦艦や艦娘には詳しくねーが…。」

清水「とりあえずわかってることだけ説明させてもらう。」

花山「助かります…。」

清水「まず深海戦艦についてだ…。」

清水「やつらは最近近くの海に現れ始めた、そしてそいつらは人間や人間の乗ってる船などを襲うんだ。」

清水「だがやつらは人間を[ピーーー]が食ったりはしねぇ。」

清水「小せぇさかなのようなやつは例外だがな」

花山「…」

清水「小さいさかなのようなやつは人間を食い殺したりするが、大きい人型のやつは人間を銃のようなもので撃ち[ピーーー]らしい…。」

清水「っても小さい魚のようなやつも銃で殺したりするがな。」

清水「やつらの人間を[ピーーー]目的はわからん。」

清水「補食のために人間を[ピーーー]とは思えねぇ…。」

花山「補食のためだとしたら小せぇ魚のようなやつは食い[ピーーー]ことしかしないだろうしな…。」

清水「その通りだ。」

清水「それとやつらに普通の武器は効かん。」

清水「海上自衛隊の軍艦の大砲もバリアのようなもので弾かれてしまうんだ…。」

清水「空軍の戦闘機の攻撃も全部防がれてしまってな…。」

清水「やつらに何人の人間が殺させたところか…。」

花山「…」

清水「死んだ人間も多かったが破壊された戦闘機や軍艦もものすげぇ数だ」

清水「そこで人類はやつらに対抗できる艤装を造りだした。」

清水「だが、問題があった…」

花山「その艤装を扱えるやつがいなかった…。」

清水「その通りだ花山。」

清水「艤装はとてもコントロールが難しく普通の人間が撃つと手が吹き飛んだり、当たったとしてもダメージが与えられない。」

花山「そこで艦娘のお出ましということか…。」

清水「そういうことだ、艦娘は人造人間と普通の人間にわかれてる。」

花山「…人造人間?」

      ●鎮守府放送室●

吹雪「とりあえず、みんなに連絡しなくちゃ…。」

吹雪「えっと…、どうしたらいいのかな…。」

ガチャ

大淀「あら、どうかされました?」

吹雪「お、大淀さん!」

吹雪「実はさっき新しい司令官が着任されて、みんなを大広間一時までに集めるよう言われたんです。」

大淀「それで放送室に…?」

吹雪「でも一回も使ったことなかったのでよくわからなくって。」

大淀「なるほど…、ならかわりに私が連絡しておきます。」

吹雪「本当ですか!?ありがとうございます!」ペコ

大淀「それでな秘書の仕事頑張ってくださいね。」

吹雪「ハイ!」

バタン

大淀「よしと。」

ピッ

大淀『鎮守府の皆さんに連絡します。』

大淀『新しい提督がこの横須賀鎮守府に着任されました。』

大淀『皆さんは一時に大広間に集合してください。』

ピッ

~~~~~~~
隼鷹「お!やっときたか!」

千歳「ずいぶんと遅い着任だったわね。」

瑞鳳「噂では女の人らしいよ!」

飛鷹「女の人?」

瑞鳳「『ハナヤマカオル』って人だと聞いたわ。」

千代田「確かに女の人みたいな名前ね~。」

瑞鳳「だったら優しそうでいいかもね~。」

隼鷹「まぁ、あたしは酒さえ飲めてりゃそれで言いな!」

飛鷹「あんたそれ二回目よ…。」

        ●執務室●

清水「艦娘の中にはもって生まれた才能だけで艤装を扱えるやつがいるがどうしてもそれだけの人間では深海戦艦どもに対抗できなくてな…。」

清水「そこでそこそこの才能があるやつに艤装が扱えるよう手術したらしい…。」

清水「それに女でないと艤装によるダメージは与えられないらしい…。」

花山「なぜだ…?」

清水「わからん…、だがやつらにも女の形が多い。それが関係あると思う…。」

花山「…」

清水「まぁ、極秘情報なんだがこういう仕事(ヤクザ)をしているといろいろと知っちまうんだ…。」

花山「…」

清水「俺が知ってるのはここまでだな…。」

清水「お前はどうだ?やつらについて何か分かったか。」

花山「…」

花山「やつらに兵器は効かねぇが素手なら効く…。」

清水「な、なんでお前がそんなことしってんだ!?」

花山「…やつらに接触した。」

清水「ッ!!」

花山「素手では倒せた…。」

清水「は、ははっ、やっぱりお前の強さは化けもん並だな…。」

清水「そう言えばお前のところに資料が送られているはずだ…」

花山「…これか…。」

清水「そこに艦隊指揮に関する重要なことがかかれてる。」

花山「あぁ。」

清水「お前のことだ…、どうせなんも目を通してないんだろう…。」

花山「……」

清水「時にお前、高校の通知票の結果はどうだったんだ?」

花山「…何か関係が…?」

清水「艦隊指揮は腕っぷしだけでどうにかなるもんじゃないからな。」

清水「それにお前何回聞いても教えてくれねぇしな。」

花山「…」フイッ

花山「…失礼します。」

清水「ちょっ!おい!」

ガチャ

花山「…」

花山「…さてと」

花山は吹雪に渡された資料を読み始めた…

花山「」ペラ

花山「…」

花山がページをめくっていくと気になることがかかれていた

『艦娘には人権は認められないものとする』

『なお、艦娘は器物扱いとし、艦娘を死に至らしめたら器物損害罪が適用される。』


花山の心をこの記事は動かした

花山(人間の都合で勝手に兵器に変えられて挙げ句の果て『人間』ではなく『器物』扱いッ!)

花山「…えげつねぇ…。」

花山がそう思ったのも無理はない…

コンコン

花山「…誰だ。」      

↑はい!わざわざ教えていただきありがとうございます!

ガチャ

金剛「失礼しマース!」

花山「…」

金剛「この鎮守府所属の金剛型一番艦、英国からきた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」

花山は少しばかり驚いていた
今まで自分を見て驚かなかった人はいなかった…
だが、この目の前にいる少女は自分を見て少しも驚いてる様子はない
好奇の目ですら見てこない…
花山は珍しい光景に笑みをこぼした

花山「」フッ

金剛「ん?どうかシマシタ?」

花山「…何でもねぇ…。」

花山「花山だ…、花山薫。」

金剛「では改めてましてテートク!ヨロシクオネガイシマース!」

花山「あぁ、よろしくな。」

金剛「早速ですが我が妹たちといっしょにtea timeでもドーデスカ?」

花山「てぃー…たいむ…?」

金剛「そーデス!みんなと打ち解けるにはtea timeが必要ネ!」

花山「…聞いてはいると思うが一時過ぎに大広間で俺の挨拶がある…。」

金剛「終わったあと時間があればいかがデスカ?」

花山「あぁ、分かった。」

金剛「thank youネ!それではテートクの挨拶が終わったあとまた来マース!」

花山「…あぁ。」

金剛「それでは失礼しマース。」

ガチャ
バタン

花山「…」

花山「てぃーたいむ?」

ピッポッパッ
プルルルル
ガチャ

清水「今度はなんだ?」

花山「花山です。」

清水「いや、なんとなく分かったよ…。」

花山「…てぃー…たいむとはなんだ?」

清水「……え?」

花山「てぃーたいむとはなんだ?」

清水「…お前…相当高校の勉強ができてねーな…。」

花山「…」

清水「お茶会のことだ。」

花山「分かった」

清水「お前の通知票…

花山「失礼します。」

清水「おい!」
ガチャ

花山「…さて。」

花山は資料をまた読み始めた

        ●海軍本部●

海軍大将「それでお前が言ってた新しく横須賀に着任したやつは一体誰なんだ?」

本部「…19歳…、花山薫です…。」

海軍大将「花山薫だとッ!?」

本部「はい。」

海軍大将「あの日本一の喧嘩ヤクザと呼ばれてるあの花山か!?」

本部「ええ、その通りです。」

海軍大将「お前…、あの男がどんな男なのか分かってるのか!?」

本部「ええ、重々承知しております。」

海軍大将「たった一人で素手で源王会に殴り込みに行った男だぞ!?」

本部「ずいぶんとお詳しいですな。」

海軍大将「なぜあの男に指揮を任せた!?」

本部「確かに…、大将殿のおっしゃる通り花山薫は超危険人物です。」

海軍大将「なら… 本部「ですが!」

本部「彼の強さは折り紙つきです。」

本部「横須賀あたりは他所と比べ深海戦艦がとても多く現れる地域です。」

本部「ですからそこに多数の空母や、戦艦を配置しております。」

本部「結果他の鎮守府では空母、戦艦不足に嘆いております…。」

本部「そこに花山を配置すれば他の鎮守府に空母や、戦艦をまわすことができ、戦況が有利になります。」

海軍大将「あいつが深海戦艦と戦えると言うのか!?」

本部「ええ。」

海軍大将「馬鹿馬鹿しい!」

海軍大将「いくらあいつが化けもんだからといって最新鋭の戦闘機や軍艦ですら相手にならなかったあの深海戦艦どもに勝てる訳がない!」

本部「それはどうでしょうか…。」

海軍大将「なぜ事前にあのような危険人物を配置することを報告しなかった!?」

本部「艦隊指揮ができる人なら誰でもいいとおっしゃったのは大将殿ではございませんか。」

海軍大将「あれは人間ではない!化け物だ!!」

本部「なら、深海戦艦に勝てるかもしれませんぞ。」

海軍大将「勝てるもんか!所詮は人間だ!たった一人の人間が戦闘機や軍艦以上の訳がない!」

本部「おや?先ほど花山を化け物とおっしゃったのはどこのどなたでございますか?」

海軍大将「いちいち揚げ足をとるな!」

本部「では…、やつらには『戦闘機や軍艦ではダメージが与えることができない』と仮定するのはいかがですか?」

海軍大将「は?」

本部「報告書には戦闘機が撃った弾丸や、ミサイルはバリアのようなもので弾かれてしまったと書いてあります。」

本部「やつらには鉄や爆薬は効かない…。」

本部「では『素手』ではいかがか?」

海軍大将「…考えてもいなかったな…。」

本部「ものは試しです。」

海軍大将「だが…、あいつをどうやって戦場に担ぎ出す?」

海軍大将「あいつが誰かの命令で動くとは思えん…。」

本部「」ニタ

本部「ご安心を。」

本部「やつは所詮喧嘩ヤクザ。」

本部「隠そうとしていても闘いたい衝動を抑えることはできんでしょう…。」

本部「おそらく自分から戦場に出向いてくれるものかと思われます。」

海軍大将「なるほどな…、その件は分かった。」

海軍大将「佐世保の鎮守府に配置するやつは見つかったか?」

本部「一人適任のものがおります。」

海軍大将「その者の名前は?」

本部「ノムラというものです。」

海軍大将「職業は?」

本部「陸軍の自衛官をしている者です。」

海軍大将「そうか…、ならいい。」

海軍大将「それではそちらのほうは任せたぞ。」

海軍大将「こちらは多忙なんだ。」

本部「承知しております。」

本部「それでは失礼します。」

ガチャ
バタン

本部「」スタスタ

本部「ノムラ…。」

本部「またの名を『ガイア』!」

本部「」ニタァ

本部「さてこれからどうなるか」ニタニタ

 





     ●横須賀鎮守府執務室●

コンコン

花山「…入れ。」

吹雪「はい!失礼します!」

花山「…」

吹雪「そろそろ一時になりますのでそれをお知らせに参りました!」

花山「…そうか…、わざわざご苦労だったな…。」

吹雪「い、いえ秘書として当然のことです!」

吹雪「それと!余計かもしれませんが司令官がお腹を空かれていると思いましたので軽い昼食をお持ちしました!よろしければ召し上がってください!」

花山「…そうか…、ありがとな。」

吹雪「い、いえ…、そんな///」

吹雪「そ、それでは失礼します///」

バタン

花山「」モグモグ

花山「…うめぇな…。」






     
花山「」モグモグ

花山「」ゴックン

花山「」チラッ

花山「…そろそろ一時か…。」

花山「」ガタン

花山「」コツコツ 

        ●大広間●

ワイワイ ガヤガヤ

暁「新しい司令官ってどんな人なのかな~!」

電「楽しみなのです!」

雷「きっときれいな女の人よ!」

響「ハラショー。」

吹雪「…」

天龍「そう言えば吹雪は新しい提督を見たんだよな?」

吹雪「うん…。」

天龍「どんなやつだったんだ?」

吹雪「う~ん…、見た目は怖いけどとっても優しそうな人だよ!」

天龍「なんか…、矛盾してないか?」

日向「まぁ、そろそろ来るだろう…、そのときじっくり見とけばいいさ…。」

天龍「そうだな…。」

ガチャ

花山「」コツコツ

全艦娘「え?」

花山「…」

花山「…新しくここ、横須賀鎮守府に着任した花山薫だ…。」

花山「…これから艦隊の指揮に入る…。」

花山「以上だ。」

花山「…何か質問は?」

全艦娘「…」

花山「…なけりゃ…解散。」

花山「」コツコツ

バタン

全艦娘「…」

暁「ちょっと何あの人!」

電「はわわわ、怖そうな人なのです…。」

雷「ちょっと予想外だったわね…。」

響「…あれが…、司令官?」

瑞鳳「ちょっと!誰よ!提督が可愛い女の子だって言った人!」

隼鷹「ありゃ~…、どう見ても女の子じゃないな~…。」

飛鷹「おもいっきりヤクザじゃない…。」

千歳「あの顔の傷はいったい…。」

千代田「顔のほとんどが傷じゃない!」

~~~~~~~~~~~

天龍「お、おい!吹雪!あれが提督なのか!?」

吹雪「う、うん、そうだよ…。」

日向「予想とはえらい違いだな…。」

天龍「どこが優しい人なんだ!めちゃくちゃ怖いわ!」

吹雪「で、でも、話してみたら案外優しい人だったよ。」

日向「確かに見た目だけで判断するのはよくないな。」

天龍「その見た目が怖すぎて中身なんて見れねーよ!」

~~~~~~~~~~~

神通「あ、あれが、私たちの提督…。」

川内「大丈夫かな…、私たち…。」

那珂「きっとすっごいきつい訓練やらしてくるんだよ!」

~~~~~~~~~~~

長門「な、あれが提督だと?」

陸奥「あれとは失礼よ。」

長門「お前はあいつを見てどうも思わないのか!?」

陸奥「あら、素敵な提督じゃない。」

長門「そう思うならなぜ足が震えてる?」

陸奥「…え?」ガクガク

~~~~~~~~~~~

赤城「これはずいぶんと予想外でしたね。」

加賀「…えぇ、そうね。」

瑞鶴「何あのデカさ!」

翔鶴「それに軍服でなく白スーツ…。」
~~~~~~~~~~~

赤石「新しい提督は19歳の女の子って聞いてたんだけどな…。」

大淀「私も…、予想外でした…。」

赤石「ホントに19歳なの!?」

大淀「…まぁ、歳を偽る意味がないですからね~。」

~~~~~~~~~~~
漣「あれが新しいご主人様ですか!?」

朧「あの人が潮を泣かせたのね…」

潮「ち、違うの!私が勝手にぶつかって困らせちゃったの!」

曙「おかげでクソ提督に殺されそうになったわよ!」

潮「ご、ごめんなさい!!」

~~~~~~~~~~~
霧島「…とても…、怖そうな提督でしたね…。」

比叡「なんとなく霧島に似てない?」

霧島「はぃ?」

比叡「い、いやー、なんでもない!」

榛名「榛名…、とてもお話できそうにないです…。」

金剛「ならちょうど良かったネ!」

榛名「ちょうど良かった?」

金剛「ハイ!みんなと仲良くなれるようテートクをtea partyに招待したネ!」

霧島 比叡 榛名「…は!?」

赤石じゃなくて明石だね。
細かいかもしれないけど、少し気になってしまったので…
更新楽しみにしてますよ!

霧島「はぃ?(天下の花山さんと似てるとか恐れ多いですよ!)」

こうでは?

>>139 そうでした間違えました教えていただきありがとうございます

>>140 もちろん違います

霧島「え、え、提督をお茶会に誘ったんですか!?」

金剛「そうデスヨ!」

比叡「私たちの!?」

金剛「イエース!」

榛名「榛名たちもですか!?」

金剛「of course!」

比叡 榛名 霧島「えぇぇぇぇーーー!!!」

金剛「どうかしマシタ?」

比叡「どうかしましたかじゃないですよ!」

霧島「部屋の中に腹をすかした猛獣を誘いこむようなものですよ!」

榛名「…榛名は…、大丈夫じゃないです…。」

金剛「Be quiet! 」

比叡 榛名 霧島「」ビクッ

金剛「あなたたちは見た目だけで人を判断するのデスカ?」

金剛「それはnot goodネ!」

金剛「お姉ちゃんはあなたたちをそんな風に育てた覚えはアリマセン!」

比叡「確かにお姉様の言う通りです!」

霧島「あまりにも見た目が強烈で中身なんて分からなかったけど。」

榛名「実はとってもいい人なのかもしれませんね!」

金剛「イエース!さすがは我が妹たちネ!」

金剛「さっそくtea partyの準備ネ!」

比叡 榛名 霧島「はい!金剛お姉様!」

~~~~~~~~~~~
天龍「吹雪はこれからどうすんだ?」

吹雪「とりあえず司令官に鎮守府の案内をしようかな。」

日向「精が出るな。」

吹雪「だって久々にきた司令官ですし…。」

日向「確かにな。」

天龍「じゃあオレは久々の出撃に備えて訓練でもするか!」

天龍「日向さんもどうだ?」

日向「ああ、付き合わさせてもらおう。」

吹雪「では二人とも訓練頑張ってください。」

日向「君も秘書の仕事に励め」

吹雪「はい!」

~~~~~~~~~~~

      ●佐世保鎮守府●

五月雨「う~ん、今日から新しい提督が来るって言うんだけど…。」

五月雨「いつ来るのかな~。」

木曾「さぁな、ゆっくり待ってればいいさ。」

夕立「五月雨ったら落ち着かないっぽい?」

五月雨「だってやっと提督が来てくれたんだよ。」

五月雨「また…、辞められちゃったら嫌だし…。」

木曾「まだ二人目じゃねえか。」

夕立「五月雨は前の提督さんをすごく信頼してたっぽい!」

五月雨「だからこそ…、次の提督には最後まで私たちを指揮して欲しいなぁ…。」

木曾「確かにな…。」

五月雨「もうそろそろ着くかもしれないから私玄関で待ってるね。」タッタッタ

木曾「おう」

夕立「そう言えば私たちを助けてくれたあの人は一体誰だったのかな?」

木曾「さぁな、普通の人間には見えなかったが…。」

夕立「深海戦艦を軽く蹴散らしちゃったっぽい!」

木曾「全く…、遠征で横須賀あたりに出向いたはいいがまさか近海にあんな数の深海戦艦がいたとはな…。」

夕立「あの人が助けにこなかったら夕立たちは死んじゃったかも知れないっぽい…。」

木曾「…そうかもな…。」

夕立「今度あったらその人にお礼を言わなきゃいけないっぽい!」

木曾「時雨といっしょにな!」

~~~~~~~~~~~

五月雨「う~、外は寒いな…。」

五月雨「ん?玄関に人影が…。」

五月雨「すいませーん!」

?「ん?」

五月雨「もしかして新しい提督の方ですか?」

?「少なくともわたしはそう伺っているが。」

五月雨「ではこれからよろしくお願いいたします。私はここの秘書艦を勤めさせていただきます五月雨と申します!」

五月雨「あなたの名前は?」

ガイア「わたしは『ガイア』と呼ばれてる…、大地の神『ガイア』だ!」

五月雨(なんかちょっとおかしな人だなぁ…)

五月雨「そ、それではガイア提督!執務室に案内致します。」

ガイア「うむ。」



     ●佐世保鎮守府執務室●

五月雨「ここが執務室となります。」

ガイア「うむ。」

五月雨「それでは仕事内容の説明をさせていただきます。」

ガイア「うむ。」

~~~~~~~~~~~

五月雨「…以上が主な仕事内容になります。」

ガイア「うむ。分かった。」

五月雨「…あと…。」

ガイア「ん?」

五月雨「今ここの鎮守府にいる艦娘たちに挨拶されてはいかがですか?」

ガイア「挨拶?」

五月雨「はい、まだ提督がこの鎮守府に着任されたことを知らない人もいますし、提督のことも私もっと知りたいです!」

ガイア「なるほど、分かった。」

五月雨「それではすぐにでも挨拶していただけますか?」

ガイア「うむ。」

五月雨「それでは皆さんを会議室に集めますので、提督もあと20分くらいたったら先程案内した会議室に来てください。」

ガイア「うむ、分かった。」

五月雨「それではそちらの資料の方にも目を通しといてください、それでは失礼します。」

ガチャ
バタン

ガイア「さて、資料とやらを見て時間を潰そう。」

ガイア「」ペラ

ガイア「」ペラ

深海棲艦な
深海戦艦じゃないぞ

>>148 すいません間違えてました

      ●横須賀鎮守府廊下●

吹雪「」スタスタ

金剛「ヘーイ!ブッキー!」

吹雪「あ、金剛さん。」

金剛「ブッキーはどこにいくネ?」

吹雪「司令官に鎮守府内を案内しようと思って。」

金剛「ならちょうど良かったデース!」

金剛「テートクにtea timeの準備に時間かかるから30分ほど待っててと言っておいてくれますか?」

吹雪「わ、分かりました。」

金剛「ブッキーもどうデスカ?tea timeは大事にしないとデスヨ!」

吹雪「わ、私は…」

金剛「決まりネ!テートクに鎮守府内を案内したあといっしょに執務室で待っててくださいネ!」

吹雪「あ、え…?」

金剛「see you ネ!」タッタッタ

吹雪「…あ、はい。」

吹雪「…」

吹雪「と、とりあえず執務室に行きましょうか…。」

        ●執務室●

花山「」スゥー

花山「」ハァー

花山はタバコを吸いながら考えていた
自分の組員のことが気がかりだったのだ

花山(あいつら…、元気にやってるといいが…)

花山(まぁ、清水さんのところにいれば大丈夫だろう…。)

コンコン

花山「…入れ。」

吹雪「失礼します!」

吹雪「金剛さんから伝言を預かってまして…。」

花山「…言ってみろ。」

吹雪「ティーパーティーに時間がかかるので30分ほど待っていてもらいたいだそうです。」

花山「てぃーぱーてぃー…?」

花山「…それはてぃーたいむのことか?」

吹雪「え?あ、はい、多分…。」

花山「…分かった…。」

吹雪「もしよろしければティーパーティーの準備ができるまで司令官に鎮守府内を案内したいのですが…。」

花山「…あぁ、頼む。」

吹雪「はい!それでは鎮守府を案内させていただきます!」

花山「…手間…、掛けさせるな…。」

吹雪「いえ!秘書艦として当然のことです!」

花山「そうか…」

吹雪「では!案内しますね!」

花山(まるで最初怯えてたのが嘘みてぇだな…)

花山「あぁ」

       ●鎮守府廊下●

花山「」コツコツ

吹雪「」スタスタ

花山「」コツコツ

吹雪「」スタスタ

吹雪(な、なんか何も話さないと気まずいな…)

吹雪「し、司令官はここに来る前は何をしていたのですか?」

花山「…組の運営をしていた。」

吹雪(やっぱ本物のヤクザじゃん!)

吹雪(なんとなく見た目で想像できたけど…)

吹雪「ど、どうして海軍に入ったのですか?」

花山「海軍に入ったわけじゃねぇ。」

吹雪「なら、どうして提督業を?」

花山「うちの組のもんがヘマやらかして事務所を灰の山にしちまった…。」

吹雪「え?ヘマ?」

花山「詳しくはわかんねーがな…。」

吹雪「その方はいまどこに…?」

花山「俺の親玉にお世話してもらってる。」

花山「他の組員といっしょにな。」

吹雪「その事務所を燃やしてしまった人を許したってことですか?」

花山「あぁ。」

吹雪「どうしてですか?」

花山「…そいつだってわざとやったわけじゃねぇ…。」

吹雪「…優しい方なのですね…、司令官は…。」

花山「…フン」

吹雪「あー!今照れましたか!?」

花山「…さぁな…。」

吹雪「絶対照れましたよね!?」

花山「…お前がそう思うなら勝手に思ってりゃいい…。」

吹雪「では司令官は照れたということで!」

花山「…勝手にしな…。」

吹雪「フフッ♪」

花山(面倒だが、悪くねぇな…)

吹雪(司令官って意外に可愛いな♪)

      ●金剛姉妹の部屋●
金剛「さー、みなさん!これからテートクのためにtea partyの準備ネ!」

比叡 榛名 霧島「はい!金剛お姉様!」

金剛「それではわたしと榛名はスコーンを作りましょう!」

榛名「はい!」

金剛「比叡と霧島はsettingのほうを頼むネ!」

比叡 霧島「はい!」

~~~~~~~~~~~

金剛「まずはmilkにlemon汁を入れて…。」

榛名「その間に薄力粉やベーキングパウダーを混ぜておきますね。」

金剛「なんだかいつもよりはりきってますネ。」

榛名「はい!提督に美味しいスコーンを召し上がっていただきたいので!」

金剛「いいこころがけヨ!さすがは我が妹ネ!」

榛名「い、いえ!」

~~~~~~~~~~~

霧島「しかしよくあの司令をティーパーティーに誘えましたね。」

比叡「それが金剛お姉様のいいところですからね。」

霧島「私だったらとても…、話しかけることすら…。」

霧島「もちろん、見た目で判断するのはいけないことですが…。」

比叡「まぁ…、見た目で判断しざるをえないよ…。」

~~~~~~~~~~~
       ●鎮守府廊下●
吹雪「事務所がなくなっちゃったからお金が必要ってことですか?」

花山「あぁ。」

吹雪「…大変だったのですね…。」

吹雪「あ、つきました!」

花山「ここは…?」

吹雪「ここは私たちの艤装を作ったり整備したりするところです。」

花山「…」

吹雪「あ、明石さーん!」

明石「はーい、吹雪さんと…、て、提督…。」

吹雪「今司令官に鎮守府内を案内してたところです。」

明石「あ、あぁ~、そうだったんですね!」

花山「…明石…。」

明石「は、はい!なんでしょう!」

花山「おめぇが艤装を作ってんのか?」

明石「私と妖精さんですね。」

花山「…あとで話がある…。」

明石「…ひぃ!」

明石(やばい!やばい!!やばい!!!私なんかしたっけ…いや何もしてないはず!でも…)

花山「なに…、ちょっと作ってもらいてぇもんがあるだけだ…。」

明石「え、あ、はい!分かりました!」

花山「…邪魔したな…。」コツコツ

吹雪「司令官置いてかないでくださいよ!」タッタッタ

花山「lemon……? milk……?」

金剛「すっぱいとおっぱいネ!」

     ●佐世保鎮守府執務室●

ガイアは資料をみながら気になる記述を見つけた
『深海棲艦に戦闘機や軍艦などの攻撃は一切効かなく、ドイツ軍が開発した最新鋭のミサイルでさえもバリアのようなもので防がれた…』

ガイア「なるほど…、面白いじゃないか。」

ガイア「大地の神に逆らう愚か者どもめが…。」

コンコン

ガイア「入れ。」

ガチャ
五月雨「失礼します。」ペコ

五月雨「皆さんが会議室に集まりましたのでそれをお知らせにまいりました。」

ガイア「ご苦労だったな。」

ガイア「今参る。」

五月雨「はい、それでは会議室に行きましょう。」

ガイア「うむ。」

        ●会議室●

摩耶「へ~、新しい提督か~、どうせなよなよした弱々しいやつなんだろ。」

鳥海「摩耶、失礼ですよ。」

摩耶「へ~い。」

~~~~~~~~~~~

朝潮「新しい司令官か~、楽しみですね!」

霞「フン!どうせ前の司令官と同じくクソ司令官よ!」

満潮「言えてるわ、どうせまたすぐ逃げるのよ!」

朝潮「…そんなこと…。」

荒潮「あら、そんなこと言っちゃダメよ~、姉さんが傷ついてるじゃない。」

霞「フン!」

満潮「どんな司令官か見させてもらおうじゃない。」

~~~~~~~~~~~

北上「ふ~ん、新しい提督か~、どんな人だろうね~。」

大井「前の提督みたいにろくでもない人じゃないといいですけどね。」

~~~~~~~~~~~

武蔵「楽しみだな、新しい提督が来るとは。」

伊勢「前の人みたいにすぐいなくならないといいんだけどね~。」

~~~~~~~~~~~





妙高「新しい提督、楽しみですね!」

那智「あぁ、久しぶりに戦えるな。」

足柄「フフッ、戦場が私を呼んでいるわ!」

羽黒「今度こそ司令官さんのお役にたちたいです…。」

     ●佐世保鎮守府会議室前●

五月雨「つきました。」

ガイア「ここに全艦娘がそろっているのか?」

五月雨「いえ、提督が着任される前に近海に深海棲艦が現れまして何人かは出撃しております。」

ガイア「なるほど…、分かった。」

五月雨「それでは少しお待ちいただけますか?」

ガイア「うむ。」

ガチャ
五月雨「失礼します、新しい提督が着任されましたので紹介しますね。」

摩耶「お!やっときたか!」

五月雨「それでは提督、お入りください。」


ガイア「」コツコツ

ガイア「新しくここ佐世保鎮守府に着任したガイアだ…、大地の神ガイアだ。」

摩耶「だ、大地の神…?」プルプル

摩耶「ハハッ!なんじゃそりゃ!」

鳥海「ちょっと摩耶!」

ガイア「…」

霞「あーはっはっは!何よそれ!」

満潮「おかしいやつがきたわね。」

大井「何よあいつ、子どもじゃないの…。」

ガイア「…」

ガイア「きをつけい!!!」
ビリビリ

摩耶「が!耳が!」

全艦娘「ッ!!」

ガイア「五月雨。」

五月雨「あ、はいなんでしょうか!?」

ガイア「この者たちの練度はどれくらいだ…。」

五月雨「あまり…、演習もやっていないのであまり高くないかと…。」

ガイア「なるほどな…。」

摩耶「おい!クソガキ!お前のせいで耳がいかれちまったじゃねぇか!」

ガイア「やすめい!!!」
ビリビリ

摩耶「クッソ!なんなんだよさっきから!」

ガイア「…演習場に来なさい…、私自ら君たちに稽古を施してやろう…。」

      ●横須賀鎮守府廊下●

吹雪「続いては弓道場を紹介いたしますね。」スタスタ

花山「あぁ。」コツ コツ

吹雪「あ、二水戦の皆さーん!」

川内「ふ、吹雪…、と提督…。」

神通「こ、こんにちは!提督!」

花山「…あぁ。」

那珂(あらためて近くでみるとおっかないな…)

那珂「こんにちは…。」

花山「…おう。」

吹雪「紹介いたしますね、まずは二水戦の川内型一番艦川内さんです。」

川内「よ、よろしく提督!夜戦なら任せて!」

花山「…おう。」

吹雪「続いて二番艦の神通さん。」

神通「提督の期待にそえるよう頑張ります!」

花山「…期待してる。」

神通「あ、はい!どうもありがとうございます!」

吹雪「続いて三番艦の那珂ちゃんです。」

那珂「か、艦隊のアイドル那珂ちゃんです…、よろしくお願いします…。」

花山「…よろしくな。」

那珂「あ、はい。」

吹雪「ただいま司令官に鎮守府ないを案内してるところなんです。」

川内「なるほどね。」

吹雪「それでは行きましょうか司令官。」

花山「…ん。」

吹雪「それでは皆さんさようなら~。」

川内「じゃーねー。」

花山「…」コツコツ

吹雪「だから先に行かないでくださいよ司令官~。」タッタッタ

川内「…行っちゃったね…。」

那珂「怖そうな人だったけど意外にいい人かもね~。」

神通「はい!とても頼れそうなお方ですね!」

川内「見た目だけで人は判断出来ないね~。」

バトルシーンはもう少々お待ちください
花山が鎮守府に馴染まないうちに深海棲艦をフルボッコにしたら間違いなく全艦娘にひかれるか、化け物扱いされると思うので

        ●弓道場●

吹雪「ここは空母の方々が演習場として使うところです。」

花山「…」

ドンドン
吹雪「すいませーん。」

赤城「どうぞ。」

ガラガラ
吹雪「失礼します。」

赤城「あら、吹雪さん…、と提督…。」

花山「…」

瑞鶴「どうしたの~?吹雪~?」

瑞鶴「げっ!提督…。」

花山「…」

翔鶴「こ、こら!瑞鶴!失礼よ!」

瑞鶴「す、すみませんでした!」

花山「…気にするな。」

赤城「あ、あの~、私一航戦の赤城と申します、これからよろしくお願いいたします。」

花山「…よろしくな。」

翔鶴「私は五航戦の翔鶴型一番艦翔鶴です!これからよろしくお願いいたします!」

瑞鶴「同じく五航戦、翔鶴型二番艦の瑞鶴です!これからよろしくお願いします!」

花山「…あぁ、よろしくな」

翔鶴 瑞鶴「はい!」

吹雪「奥で弓を射ってる方は一航戦の加賀さんです。」

吹雪「加賀さーん!」

加賀「何かし…ら?」

花山「…」

加賀(ど、どうして提督が!?)

吹雪「ただいま司令官に鎮守府ないを案内してたところです。」

加賀「あら、そう…、一航戦の加賀です。」

加賀「提督、よろしくお願いします。」ペコ

花山「…よろしくな。」

吹雪「まだご案内していないところがありますが、そろそろ金剛さんたちとティーパーティーの時間なので執務室に戻りましょう。」

花山「…ん。」

吹雪「それでは空母の皆さん失礼します。」

ガラガラ

赤城「…間近でみるとやはり迫力が違いますね。」

加賀「そ、そうね…。」

瑞鶴(加賀がこんなにとりみだすの初めて見たわ…)

翔鶴「瑞鶴!提督には口の聞き方に気をつけなさい!」

瑞鶴「はーい。」

     ●佐世保鎮守府演習場●

ガイア「…さぁ、準備が出来た者からかかってくるがいい…。」

摩耶「フン!さっきの仕返しだ!」

鳥海「てかなんで司令官は海に浮いているのかしら…。」

     ◇◆ガイア着任1時間前◆◇

本部「君が新しく佐世保鎮守府に着任してくれるガイア君だね?」

ガイア「うむ。」

本部(この者が幼年時代の刃牙君を仮死状態にまで追い込んだのか…)

本部「君の陸軍での指揮能力は素晴らしいものだった。」

ガイア「…」

本部「海上での指揮もお手のものかね?」

ガイア「やったことはないがおそらくうまくいくだろう。」

本部「分かった、すぐにでも佐世保鎮守府に向かってもらいたい。」

ガイア「その前に。」

本部「ん?」

ガイア「以前『艦娘』ができる前は海軍の人間が戦っていたそうじゃないか。」

本部「だが、10人がかりでも倒せたのは駆逐艦クラス1体だ…。」

ガイア「その時海軍の人間が使ってた艤装はまだ残ってるかね?」

本部「あ、あぁ、あることにはあるが…。」

ガイア「それを寄越しなさい。」

本部「深海棲艦と戦うつもりか!?」

ガイア「やつらに…、大地の神に逆らう愚かさを知ってもらうだけだ。」

本部「寄越すのはいいが、使い方がとても難しくまともに扱えるようになるには最低でも1年かかるぞ…。」

ガイア「いいからあるならさっさと寄越せ。」

本部「あ、はい。」

~~~~~~~~~~~

摩耶「それでは遠慮なくいかせてもらうぜ!」ドゥン

ガイア「」 スッ

摩耶「な!当たってないッ!」

鳥海「今のは確実に当たったはずッ!」

武蔵「フッ、全砲門開けッ!」ドゥン!

ガイア「」スッ

武蔵「バカなッ!なぜ攻撃が当たらんッ!」

ガイア「それはね…。」

ガイア「君達の肉体が私の肉体を傷つけることを拒んでいるからだ…」


      ●横須賀鎮守府執務室●

吹雪「そろそろ金剛さんが来る時間ですが…。」

花山「…」

コンコン

花山「入れ。」

金剛「失礼しマース。」

吹雪「あ、金剛さん。」

金剛「tea partyの準備ができマシタ!」

金剛「それではお二人さん!私たち金剛姉妹の部屋に案内するネ!」

吹雪「はい!」

花山「…」

~~~~~~~~~~~
金剛「welcomeネ!テートクとブッキー!」

吹雪「ど、どうも皆さん。」

花山「…」

榛名「あら、吹雪ちゃんもいっしょだったの?」

吹雪「す、すみません…。」

霧島「謝ることはないですよ!」

比叡「ティーパーティーは人が多ければ多いほど楽しいですしね!」

吹雪「あ、ありがとうございます!」

金剛「私たちでスコーンを焼きましたのでみんなで食べるネ!」

吹雪「はい!」

花山「おう。」

ガイアと本部の関係性についてですが、私的にはガイアが本部の弟子というのは大変気に入らないので勝手に弟子設定を無視させていただきました。どうもすいませんでした。


吹雪「美味しいですね!このお菓子!」

金剛「それは私と榛名で焼いたスコーンネ!」

榛名「気に入ってもらえてよかったです!」

金剛「テートクは気に入ってもらえマシタ?」

花山「あぁ。」

花山「うめぇな…。」

金剛「それは良かったネ!榛名がテートクに喜んでもらいたいと言って作ってマシタ!」

花山「…」

榛名「あ、あの、え~と…。」

花山「…ありがとな…。」

榛名「え、あ、はい!///」

金剛「テートクゥー!私も頑張ったんデスヨ?」

花山「おう…、ありがとな。」

金剛「You're welcomeネ!」

花山「…?」

吹雪「紅茶も凄く美味しいですね!」

金剛「それは比叡と霧島入れてくれマシタ!」

比叡「お姉さまほどではありませんが…。」

霧島「丹精込めて入れさせていただきました!」

花山「…二人とも、ありがとな。」

霧島「気に入ってもらえてなによりです!」

比叡「これからも気合い!入れて!頑張ります!」

花山「…そうか。」

吹雪「司令官は今まで紅茶を飲まれたことはありましたか?」

花山「ねぇな。」

金剛「これをきっかけにどんどん飲んでくださいネ!」

花山「…おう。」

霧島「きゃっ!」ビシャ

金剛「どうしたネ霧島!?」

霧島「手がすべってしまい…。」

花山「…動くな。」

霧島「ひぃっ!」

花山「」フキフキ

霧島「あ、あの…、司令…///」

花山「動くと…、服にシミが残る…。」フキフキ

霧島「あ、ありがとうございます司令!///」

金剛「テートクゥー!私にもやってくださいネ!」

花山「…何をだ?」
~~~~~~~~~~~
      ●佐世保鎮守府演習場●

摩耶「はぁ、はぁ、どうして攻撃が当たらねぇ!」

足柄「さっきからほとんど動いてる様子はないのに…。」

ガイア「フッフッフッ。」

武蔵「いい加減疲れてきたな…」

妙高「せっかく提督自ら演習に付き合ってくださるのです!ここで終わる訳には…。」

北上「もう諦めちゃえば~?君たち以外みんな諦めてるよ。」

満潮「まだあきらめないわよ!」ドゥン!

霞「フン!あのクズをギャフンと言わせてやるわ!」ドゥン!

ガイア「…」スッ

ガイア「…クズ?」

摩耶「そうだ!さっきからいちいち叫び声がうるせぇんだよ!!」ドゥン!ドゥン!!

ガイア「…」スッ

ガイア「…よかろう…。」

ガイア「では攻撃を始めるとするか…。」


摩耶「へっ!避けることしか出来ないスカンク野郎め!」

霞「だいたい艤装もないのにどう攻撃するのかしら?」

ガイア「…」

ガイアは水をすくい水をすくった手を前に持ってきた

足柄「…その水で攻撃する気?」

ガイア「…」

武蔵「フッ、水で攻撃とは我々も舐められたものだな…。」

ガイア「…時速80kmで水面に激突するとき…、水という物質がどうなるか…。」

摩耶「!?」

ガイア「コンクリートの固さに変化るんだッッッ!」

ガイアはそういうと持っていた水を凄まじいスピードで摩耶に向け投げつけたッッ!

バシャッ!

摩耶「ぐぁぁぁッッッ!」

ガイア「…私が持ったものはすべて凶器になるッッッ!」

ガイア「水も例外ではない。」

武蔵「ッッ!貴様ッ!!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「当たらないよ。」スッ

ガイアはまた水をすくい武蔵に投げつけたッ!

バシャッ!

武蔵「グッ!!」

ガイア「安心しなさい…、これでも君たちがギリギリ死なない程度に手加減してる…。」

ガイア「…さぁ…、思う存分かかってきなさい…。」

満潮「言われなくても!」ドゥン!

足柄「そうしてやるわよ!」ドゥン!

ガイア「いい意気込みだ…。」スッ

ガイア「フンッッッ!」ヒュッ!

足柄「きゃッッッ!」バシャッ!

ガイア「もう一回ッ!」ヒュッ!

満潮「うぁッ!!」バシャッ!

ガイア「…さぁ、君たちはどうする?」

妙高「せっかく提督自ら演習にお付き合いいただいているのです!まだやらせてください!」

ガイア「フッフッフッ!いいだろう…。」

ガイア「思う存分かかってきなさいッ!」

妙高「いきます!」ドゥン!ドゥン!

ガイア「当たらんな!」スッ

ガイア「フン!」ヒュッ!

妙高「キャッ!」バシャッ!

ガイア「エイイッ貧弱貧弱ゥ!」

霞「タァッ!」ドゥン!

ガイア「ガアッ!」ヒュッ!

霞「グァッ!」バシャッ!

ガイア「…ふぅ…、いい汗をかいた…。」

武蔵「…」

ガイア「残るは君一人か…。」

ガイア「続けるかい?」

武蔵「当たり前だッ!」

ガイア「い~い、意気込みだ…。」

~~~~~~~~~~~

     ●横須賀鎮守府執務室●

吹雪「紅茶おいしかったですね!司令官!」

花山「あぁ。」

吹雪「またティーパーティーしましょうね!」

花山「おう。」

そういうと花山は席を立った

吹雪「司令官どこへ行かれるのですか?」

花山「…ちょっとな…。」

      ●横須賀鎮守府工厰●

花山「」コツコツ

花山「…おい。」

明石「あ、は、はい!提督どうされました?」

花山「話がある…。」

明石「…あぁ、先ほど言ってたことですね!」

花山「…ん。」

明石「それで話とはなんでしょう。」

花山「…おめぇは、艤装を作ってるんだったよな?」

明石「そ、そうですが…。」

花山「オレを艦娘みたく水に立たせることはできるか?」

明石「ッ!」

明石「し、深海棲艦と戦うつもりですか!?」

花山「…おう。」

明石「無茶ですッ!」

明石「何のために我々艦娘が造られたと思ってるんですか!」

花山「…」

明石「海兵じゃ艤装を使っても全く相手にならなかったんですよ!?」

花山「…艤装を使って…ならな。」

明石「!?」

花山「ここに来る前…、深海棲艦と闘った。」

明石「ッ!?」

明石「た、倒したんですか!?」

花山「あぁ。」

明石「素手でですか!?」

花山「あぁ。」

明石「ッ!!」

明石「う、ウソを言ってるようには見えませんね…。」

花山「…」

明石「…分かりました…、先ほど説明した通り我々艦娘が造られる前は海兵が戦っていました…。」

花山「…」

明石「その時海兵が使っていた艤装ならありますが…。」

花山「それでいい。」

明石「では少々お待ちください。」タッタッタ


明石「一応あることにはあったんですが…。」

花山「…」

明石「使う人もいないので整備に時間がかかります。」

花山「いつまでだ…。」

明石「これは…、整備をしたことがないから分かりません…。」


花山「…出来たら呼べ。」

明石「は、はい!」

花山「」コツコツ

~~~~~~~~~~~
      ●佐世保鎮守府演習場●

ガイア「…」

武蔵「どうした?来ないならこちらから行かせてもらうぞ。」

ガイア「…かかってきなさい…。」

武蔵「フンッ!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…」スッ

ガイア(疲れてきたのか?先程より著しく命中率が下がってきてるな)

ガイア「ッ!?」

ガイアの視界は先程武蔵が水面に撃った時に出来た水しぶきに覆われていた

ガイア(ッなるほどッ!さっきのは目眩まし…、やつは…)

ガイがそう思った矢先ッ!

ドゥン!!

ガイア「グアッ!」

武蔵「はぁ…、はぁ…。」

武蔵が構えた銃口はしっかりとガイアをとらえていた…

武蔵「…どうだ…、演習用の弾丸とはいえだいぶ効いただろう…。」

羽黒「す、凄い…、私たちが相手に出来なかった司令官さんを…。」

伊勢「…流石大和型ね…。」

朝潮「…やはり私たちとは次元が違うわね。」

夕立「でも武蔵さんも疲れてるっぽい?」

木曾「…あれだけ動けばなぁ…。」

五月雨「だ、大丈夫でしょうか…、提督…。」

ガイア「…」

ガイア「…なるほどな…。」

武蔵「ッ!?」

ガイア「水しぶきで目眩ましとは考えたじゃないか…。」

伊勢「そ、そんな…。」

木曾「あ、あれを受けて…。」

ガイア「…今のは痛かったぞ…。」

武蔵「く、クソッ!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「焦ってるようだな…。」スッ

ガイア「攻撃が甘いッッッ!」ヒュッ!!

武蔵「グアッッッ!!」バシャッ!!

ガイア「今のは少し強めに投げさせてもらった…。」

那智「あれは相当ダメージを受けてるな…。」

羽黒「む、武蔵さん…。」

武蔵「まだまだッ!!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「」スッ

ガイア「…それでは君に地獄をお見せしよう…。」

~~~~~~~~~~~

     ●横須賀鎮守府廊下●

花山「」コツコツ

吹雪「あ、司令官!」

花山「おう。」

吹雪「どこへ行ってたんですか?」

花山「…ちょっとな。」

吹雪「大事な出撃時の説明を忘れていました。」

吹雪「一度執務室に戻って説明をお聞きください。」

花山「…ん。」

ウゥゥ~~~~~~~~~

花山「?」

吹雪「ッ!」

鎮守府内放送

大淀『鎮守府正面海域に敵影を確認しました!』

大淀『提督は艦隊の指揮をお願いいたします!』

吹雪「司令官!深海棲艦が攻めてきました!」

花山「…あぁ。」

吹雪「すぐに作戦会議室に向かいましょう!」

花山「…あぁ。」

~~~~~~~~~~~

     ●佐世保鎮守府演習場●

武蔵「じ、地獄だと…?」

ガイア「君は勇敢に戦った。」

ガイア「ここで降参しても誰も文句は言いまい…。」

武蔵「フッ!誰が降参などするものか!」

ガイア「…君がそこまで戦う理由はなんだ?」

武蔵「…ただ…、私は大和型戦艦として負けたくないだけだ…。」

ガイア「」クスクス

ガイア「よろしい…、さぁかかってきなさい…。」

武蔵「行くぞッ!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「」ドボン!

武蔵「い、いないッ!」

那智「やつは水の中だ!」

武蔵「ハッッ!」
~~~~~~~~~~~
後にその様子を重巡洋艦妙高はこう語る…

妙高「…あそこからはひどいものでした…。」

妙高「当然戦艦は潜水艦のように水に潜った相手を倒すことは難しいです。」

妙高「それを知っていたからガイアは…、いえ提督は水に飛び込んだのでしょう。」
~~~~~~~~~~~
武蔵「クッ!どこだッ!」

ガイア「…ここだ。」

武蔵「後ろかッ!」ドゥン!!

ガイア「フッ!」
~~~~~~~~~~~
妙高「そうです!提督はいつの間にか武蔵さんの後にいたんです!」

妙高「そして当然のように武蔵さんは後ろめがけて砲弾を撃つんですよ。」

妙高「ですがそんなもの当たるはずもなく…。」

妙高「そのあとですか?」

妙高「提督は武蔵さんの頭を掴み水に叩きつけたんですよ!」
~~~~~~~~~~~



武蔵「グアッッッ!!」

ガイア「…さぞ痛かろう…。」

ガイア「わたしが手を抜いてるうちに負けを認めなさい…。」

武蔵「フッ!笑わせるなッ!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「」スッ

武蔵「まだまだこの武蔵は戦えるぞッ!」ドゥン!!
~~~~~~~~~~~
妙高「武蔵さんはそう言い水面に弾丸を撃ち、また目眩ましをしました…。」

妙高「…ですが…、あのガイアです…。」

妙高「同じ手が二度も効くはずもなく…」
~~~~~~~~~~~
武蔵(よし!今撃てばやつに当てられる!)

武蔵(さっきより威力の高い弾を撃ってやる!)

武蔵(これを食らえばやつは…)

武蔵「ハッッ!?」
~~~~~~~~~~~
妙高「そうです!そこに提督はいなかったのです!」

妙高「そしてそれに気づいた瞬間…。」

妙高「また武蔵さんの後ろに提督がいたのです!」

妙高「また叩きつけると思いきや距離をとったのです、わざわざ攻撃のチャンスをすて…。」
~~~~~~~~~~~
武蔵「どうした?今のは絶好のチャンスではなかったか?」

ガイア「…」

ガイア「…まだ続けるかい?」

武蔵「無論ッ!」

ガイア「…そうか…。」

~~~~~~~~~
妙高「提督はそう言った後突然水面を蹴りだしたのです。」

妙高「何度も何度も踏みつけて…。」

妙高「最初は提督が何をしているのか理解出来ませんでした…。」

妙高「でもしばらくして気づいたんです!」

妙高「提督は水しぶきをあげて目眩ましをしていたんです!」

妙高「それが分かった頃にはもう二人は水しぶきの中にいて二人を見ることが出来ませんでした…。」
~~~~~~~~~~~
武蔵「クッ!目眩ましかッ!」

武蔵「どこだ!どこにいるッ!?」

ガイア「…10」

ついにガイアの本技が出てくるな

武蔵「!?」

ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「な、なんだ!?どこだ!?」

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵「な、なんなんだ!さっきから!?」

ガイア「…3、…2、…1」

ガイア「」ドカッ!!

武蔵「グアッッッ!!」

武蔵(な、なんなんだ!?今のは蹴りか!?どこから蹴ってきたッ!?)

ガイア「…10」

武蔵「な、またかッ!?」

ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「クソッ!どこだッ!!どこにいるッ!?」

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵(こうなりゃあてずっぽうでやるしかない!)

武蔵「クソ!!」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…3、…2、…1」

武蔵「うわぁッッ!!」ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「」ドカッッ!!

武蔵「グアッッッ!!」

武蔵(さ…、さっきより威力が…)

ガイア「気づいたか?私が攻撃するのは10秒に一度だけだ…。」

武蔵「ッ!」

ガイア「攻撃の威力は上がっていくがね…。」

武蔵「クソ!!どこだッ!?」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…10」

武蔵「そこかッ!?」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「後ろかッ!?」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵「クソ…!どこだ!?どこだ!?」ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…3、…2、…1」

武蔵「ヒッ!」

ガイア「」ドカッッッ!!

武蔵「グアッッッッ!!」

武蔵(ど、どうしたらいいんだ…)

ガイア「…10」



    ●横須賀鎮守府作戦会議室●

花山「」コツコツ

ガチャッ

そこにはたくさんの艦娘たちがいた

花山「…待たせたな。」

吹雪「遅いですよ司令官。」

花山「…」

大淀「あ、提督!お待ちしてました!」

大淀「早速ですが提督には艦隊の指揮に入ってもらいます。」

花山「…」

大淀「敵は鎮守府正面海域からこちらに向かってきています。」

大淀「あまり数も多くないようですし今回は三部隊編成でよろしいかと思います。いかがですか?」

花山「…ここにいる全員で行きぁいいだろ?」

吹雪「司令官、先ほど説明した通りここ横須賀鎮守府は資源が少なくあまり多く部隊を出撃させると資源がなくなりいざという時に多くの部隊を出撃させることが出来なくなります。」

花山「…なるほどな。」

花山「…ならさっき言った通り三部隊でいいな。」

大淀「それではここにいる艦娘たち中から出撃させる艦娘を選び部隊の編成をお願いします。」

花山「…」

花山「オレがここに来る前は誰が指揮してた?」

吹雪「主に私と大淀さんです。」

大淀「…ですが私が至らなかったばっかりに敵の陣地を鎮守府正面海域までに広げてしまい…。」

花山「…なるほどな。」



大淀「」

花山

大淀「それでは部隊の編成をお願いします。」

花山「…分かった。」

吹雪「先ほど説明した通り戦艦や正規空母の皆さんは資源を多く使ってしまいますが、他の艦よりとても高い攻撃力を出すことが出来ます。」

吹雪「逆に駆逐艦や軽空母の皆さんは資源をあまり使わないかわりに戦艦や正規空母ほどの攻撃力はありません。」

吹雪「…以上を踏まえた上での編成をお願いします。」

大淀「こちらがこの鎮守府の資源の数になります。」

花山「…お、おう。」

~~~~~~~~~~~


ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「クソ!!ここか!?」ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵「どこだ!?おい!!どこにいるッ!!」
ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…3、…2、…1」

武蔵「うわあぁぁぁぁッ!!」
ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「」ガッッッッ!!

武蔵「グアッッッッッ!!!」

武蔵(さっきとは比べもんに…)

ガイア「…10」

武蔵「クソ!!またかッ!!」

ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「卑怯者めッ!!正々堂々戦えッ!!」
ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵「さっさと出てこいッ!!恥ずかしくないのかッ!?」
ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…3、…2、…1」


ドカアアアッッッ!!

武蔵「グハァッッッッ!!」

武蔵(い、意識が…)

ガイア「…10」

~~~~~~~~~~~
第一部隊

旗艦 吹雪 赤城 曙 翔鶴 比叡 那珂

第二部隊

旗艦 日向 天龍 川内 神通 瑞鶴 加賀

第三部隊

旗艦 金剛 潮 千歳 千代田 榛名 霧島

ーーーーーーーーーーー
大淀「編成はこちらの通りで間違いないですね?」

花山「あぁ。」

大淀「残りの者は鎮守府内に待機になります。こちらが劣勢になった場合に、また新しく部隊を編成して、援軍として出撃させてください。」

花山「…ん。」

吹雪「よーし!皆さん張り切って参りましょー!」

全艦娘「おーーッ!」

大淀「それでは提督は通信室に移動し、皆さんの指揮をお願いいたします。」

花山「…」

大淀「提督?」

花山「…おう。」

 

大淀「それでは皆さん、敵の艦隊が迫ってきていますので、すぐに出撃をお願いします。」

吹雪「わかりました!」

ーーーーーーーーーーー

日向「フッ、やつらに航空戦艦の恐ろしさを思いしらせてやるッ!」

天龍「フッフッフッ!腕がなるぜ!」

川内「今日は夜戦じゃないのかー。」

神通「ね、姉さん…、真剣に…。」

川内「真剣だよー。」

瑞鶴「ったく!なんであんたなんかといっしょに戦わなくちゃいけないのよ!」

加賀「それはこっちの台詞よ五航戦。」

瑞鶴「フン!」

日向「…あの二人はなんとかならんのか?」

天龍「無理だろ。」

日向「無理か。」

ーーーーーーーーーーー
金剛「さぁ!私たちの力みせてやるネ!」

榛名 霧島 「はい!金剛お姉さま!」

潮「わ、私も頑張りますね…。」

金剛「期待してるネ!」

千代田「久々に千歳お姉と出撃できて嬉しいな~!」

千歳「千代田、気を抜いたらダメよ。」

千代田「も~、相変わらず厳しいなぁ~、千歳お姉は。」

ーーーーーーーーーーー

吹雪「今日はいっしょに出撃できて嬉しいです!赤城さん!」

赤城「フフッ、共に頑張りましょうね。」

吹雪「はい!」

曙「フン、せいぜい旗艦として恥ずかしくない活躍をしてよね!」

吹雪「…相変わらず厳しいなぁ~、曙ちゃん…。」

比叡「…金剛お姉さまといっしょの部隊がよかったな…。」

翔鶴「まぁそう言わず今日は共に頑張りましょう。」

那珂「いっしょに頑張ろうよ!比叡さん!」

比叡「…そうですね、気を落としていても仕方ありません!」

比叡「皆さん!気合い!入れて!いきましょう!」

翔鶴 那珂 「おーー!」

吹雪「…旗艦は私なのに…。」

ーーーーーーーーーーー
大淀「それでは通信室に移動しましょう。」

花山「…おう。」

       ●通信室●

大淀「それでは説明させていただきます。」

花山「ん。」

大淀「まずは空母の方々が行った索敵情報がこちらに送られてきます。」

大淀「それを見てこちらから艦娘たちに細かな指示を出し、艦隊を勝利に導いてください。」

花山「ん。」

大淀「無線機は旗艦の方が持っておりそれぞれの無線機はこちらと繋がっております。」

大淀「それから戦況が苦しくなってきた場合はこちらの無線機を使い撤退命令を出してください。」

大淀「こちらの無線機はすべての旗艦の無線機と繋がっておりますので一度に命令を出したい場合もこちらを使うとよろしいでしょう。」

花山「おう。」

大淀「それではまず、空母の方々が送ってきてくださった索敵情報を拝見させていただきましょう。」

花山「おう。」

大淀「ご覧ください、こちらが索敵情報になります。」

大淀「敵の部隊は二部隊です。」

花山「…」

大淀「提督でしたらどのようにして敵部隊を壊滅させますか?」

花山「…まずは殴る。」

大淀「…艦娘にできることをお願いします…。」

~~~~~~~~~~~
ガイア「…9、…8、…7」

武蔵「クソ!!クソ!!クソ!!クソッ!!」
ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!

ガイア「…6、…5、…4」

武蔵(また来るッ!あの攻撃がッ!!)

武蔵(やつがさっき言ったことが本当なら次の攻撃はとてつもない攻撃力なはずだッ!!)

武蔵(おそらく私は無事では済まないだろう)

ガイア「…3、…2、…1」

武蔵「……けだ」

ガイア「…ん?」

武蔵「私の…、敗けだッ!」

ガイア「…よく分かっただろう?」

武蔵「お前が強いことがか?」

ガイア「…いんや。」

武蔵「…なら。」

ガイア「確実に来る幸福…。」

武蔵「…は?」

ガイア「その待つ時間の中にこそ幸福があるように…。」

ガイア「確実に来る恐怖ッ!」

武蔵「ッ!」

ガイア「…人はその待つ時間にこそ恐怖する…。」

武蔵「なるほどな…、勉強になった…。」

ガイア「そのつもりの''教育''だ。」

武蔵「」クスクス

ガイア「…?」

武蔵「あっーはっはっはッ!」

武蔵「やはりあなたにはかなわない…。」

ガイア「…」

武蔵「…他に提督に挑むやつはいるか?」

全艦娘「………」

武蔵「…いないようだな。」

ガイア「なら演習は終わりだ。」

ガイア「五月雨。」

五月雨「は、はい!」

ガイア「腹が減った、どこか飯が食える場所はあるかね?」

五月雨「…食堂がございますが…。」

ガイア「案内したまえ。」

五月雨「はい!」

武蔵「提督よ。」

ガイア「…なんだね?」

武蔵「いずれ再戦を求むッ!」

ガイア「」クスクス

ガイア「よかろう…。」

~~~~~~~~~~~
花山「…なら、こっちは三部隊だ…、二部隊で敵前衛部隊を倒し…、残りの一部隊はこの島の影を利用して後ろから回り込み敵後衛部隊と戦い敵前衛部隊を倒した残りの二部隊と共に挟み撃ちにしろ。」

大淀「ッ!?」

花山「…少し席を外す…。」ガタン

花山「」コツコツ ガチャッ バタン

花山薫は勝つための『作戦』というものを考えたことはなかったが、15歳から組の運営をしていた花山にとって『作戦』をたてることはあまりにも簡単だった…

大淀(…と、とても的確な指示だった…)

大淀「て、ていと…」

し~~~ん

大淀「…あら?」

~~~~~~~~~~~
       ●どこかの海●

?「ん~~、ここはどこだ?」

?「船に揺られてたら仲間とはぐれ10日以上はたつな~。」

?「早くどっかの島に着かないと飢え死にしちまう…。」

?「…ん?あれは人か?」

ーーーーーーーーーーー
天津風「こ、これ以上は無理だわ…。」

ある男が見た光景は謎の生物と戦う4人の少女だった

夕張「こちらは大破二の中破二…、敵は軽く見積もって10体以上…。」

秋月「だ…ダメです…、どう考えても勝てません…。」

島風「あ、諦めちゃダメだよ…、なんとか…、みんなで…、助かる方法を…。」

カキンッ!

天津風 夕張 秋月 島風「ッ!?」

?「絵にならねんだよなぁ~、風車が刺さってくんねぇ~と…。」

天津風「あ、あなたは?」

艦娘たちの目の前に現れた男はボロボロの船に乗り寝そべっている髭がはえてる男だった

?「こいつには鉄は効かねぇのか~?」

イ級「シャー!」

男がそう言うと謎の生物は男に飛びかかってきた

?「フン!」バキッッッ!!

イ級「」グチャッ

?「たいしたことは無さそうだな…。」

謎の生物は船に乗った男の一蹴りでその場に倒れた

?「ヤイサホーッッッ!!」

天津風 夕張 秋月 島風 「」ビクッ!

純ゲバル「…船出の刻ッ!!」


      ●横須賀鎮守府工廠●

花山「」コツコツ

花山「…明石。」

明石「は?え?て、提督!?」

明石「か、艦隊の指揮はどうされたんですか!?」

花山「…艤装の準備はできたか?」

明石「あ、はい、ちょうど今終わったとこですが…。」

花山「…借りるぜ。」

明石「で、でも艤装はコントロールがとても難しくて普通の人が扱えるようになるには1~2年はかかります。」

花山「…大丈夫だ。」

花山「いいからよこせ。」

明石「は、はい!」

ーーーーーーーーーーー
明石「とりあえず港には来ましたが…。」

花山「…」

明石「と、とりあえず艤装をつけさせていただきます。」

花山「…よろしく頼む。」

明石「こっちを足に固定して…」カチャカチャ

花山「…」

明石(足デカッ!)

明石(少しサイズを大きくしといてよかった…)

明石「こちらを足首のほうに…。」ガチャン

花山「…」

明石「で、出来ました。」

花山「ありがとな。」

明石「い、いえ…。」

花山「…もう海に出てもいいな?」

明石「いや、先程説明したとおり…。」

バッシャーン

花山「…なるほど…、悪くねぇ…。」

明石(ッ!?もう水面に立ってる…)

明石(まともに立つだけでも半年かかるのに…)

明石「て、提督…、どこへ行かれるのですか?」

花山「…散歩だ。」

明石「…散歩…?」

花山「大淀にはよろしく言っといてくれ…。」

花山「」シャー ←水面を移動する音

明石「…行っちゃった…。」

明石「…大丈夫かしら…。」

ーーーーーーーーーーー
吹雪「…敵部隊発見!」

赤城「提督!命令を!」

ピピッ
大淀『…すいません…、提督がどっか行ってしまいました…。』

吹雪 赤城 曙 那珂 翔鶴 比叡「ハァ~~ッ!?」

曙「ど、どっか行ったって何よッ!?」

那珂「私たちはどうすればいいの!?」

大淀『ご、ご安心を!すでに提督から命令を出してもらってます!』

比叡「無責任ってわけじゃないんだ。」

大淀『あなたたち第一部隊は前衛の敵部隊を無視し、目の前にある島の裏を回り敵後衛部隊と交戦してください。』

吹雪「はい!分かりました!」

大淀『それから翔鶴さんと赤城さんはもう一度念のため索敵をお願いします。』

翔鶴 赤城「はい!」

大淀『それでは敵後衛部隊を発見したらまた連絡をお願いします。』
ピピッ

キャラが多いならそんな出てきてないバキ勢を減らすより、艦娘の方でメインキャラと脇キャラを
作った方がいいと思う。艦これよくわからないから既に何人か把握出来てないし

>>270
すいません、後半は刃牙メインになると思うのでもう少々お待ちください

~~~~~~~~~~~
     ●佐世保鎮守府食堂●

五月雨「ここが食堂になります。」

ガイア「うむ。」

ガイア「ちなみに飯は勝手に出てくるのか?」

五月雨「いえ、私たち艦娘の中で料理が上手い人が交代で作っています。」

ガイア「一人で全員の分をか?」

五月雨「いえ、妖精さんたちが手伝ってくれます。」

ガイア「…さっきからそこに浮いてるやつらか?」

五月雨「そうです。」

妖精「ドウモ」ペコリ

ガイア「ガイアだ。」

妖精「ヨロシク」ペコリ

ガイア「うむ。」

五月雨「フフッ」

ガイア「どうした?突然笑って?」

五月雨「いえ、なんでも…。」

ガイア「では、今日は誰が飯を作ってくれるのだ?」

五月雨「…今日は…。」

五月雨「…たしか…、足柄さんだったような…。」

ガイア「その者はどこに?」

五月雨「…入渠中です。」

ガイア「入渠?」


ガイア「」

ガイア「入渠とはなんだ?」

五月雨「傷ついた体を癒すことです。」

ガイア「…?まぁいい。」

ガイア「すぐにそいつを呼んできて飯を作らせろ。」

五月雨「…いえ…、それはちょっと…。」

ガイア「ほう。」

五月雨「わ、私が作ります!」

ガイア「…」

五月雨「だ、ダメでしょうか?」

ガイア「…早く作ってくれ、腹が減っている。」

五月雨「わ、分かりました!すぐに作ります!提督はそこに腰をかけてお待ちください!」

五月雨「それでは!」タッタッタ

ガイア「…」

ガイア「…さて座って待つとするか。」

~~~~~~~~~~~
ピピッ
大淀『第二部隊、聞こえますか?』

日向「こちら第二部隊。」

大淀『第二部隊は第三部隊と共に敵前衛部隊と交戦し、敵前衛部隊を挟み撃ちにしてください。』

日向「あぁ、分かった。」

大淀『それでは失礼します』
ピピッ

日向「瑞鶴、加賀、索敵機を飛ばしてくれ。」

加賀「分かったわ。」

瑞鶴「任せて!」

ヒュン ヒュン

日向「神通、川内、天龍は潜水艦哨戒にあたってくれ。」

神通「はい!」

川内「分かったよ!」

天龍「おうよ!」
~~~~~~~~~~~
ピピッ
大淀『第三部隊、聞こえますか?』

金剛「なんデスカ?オーヨド?」

大淀『…あなた方第三部隊は第二部隊と共に敵前衛部隊を挟み撃ちにしてください。』

金剛「オーケーネ!」

ドゥン!!

潮「きゃあ!」

金剛「ッ!?」

霧島「て、敵襲です!」

本編の話終わったら
薫SAGAやってくれやす

大淀『て、敵襲!?被害状況を…』

金剛「潮が小破のみデス!」

大淀『敵の規模はどれくらいですか!?』

金剛「…20体はいそうネ…。」

千代田「そ、そんな…、索敵は完璧だったはず…。」

千歳「終わったことを悔いても仕方ないわ。」

大淀『すぐに撤退命令を…。』

潮「でも撤退したら第一部隊と第二部隊のみで戦うことになります!」

金剛「…オーヨド!援軍をお願いしマース!援軍がくるまでなんとか持ちこたえマース!」

大淀『分かりました!すぐに援軍を送ります!』
ピピッ

榛名「お、お姉さま…。」

金剛「大丈夫!私に任せるネ!」

霧島「とりあえずは、鎮守府に近づきつつ敵に攻撃をしていきましょう。」

金剛「オーケーネ!」

金剛「千歳、千代田は敵から離れ後方から攻撃をお願いしマース!」

千歳 千代田 「はい!」

金剛「全砲門ファイヤー!!」ドゥン!!

>>280
申し訳ないですが薫SAGAの意味がよく分かりませんでした。
意味を教えていただけますか?

~~~~~~~~~~~
ゲバル「…なるほどな…。」

イ級「」ピクピク

ゲバル「こいつらが噂に聞く深海棲艦か…?」

天津風「あなたは…、いったい…。」

ゲバル「おっと!自己紹介がまだだったな。俺は… イ級「シャー!!」ドゥン!!

ゲバル「」シュン

ゲバル「…当たらんな…。」

武器を持った警備員がいる大統領の家に正面から素手で殴りこみに行けるような男にはイ級ごときの弾など避けられないはずがなかった

夕張「よ、よけたッ!?」

秋月「にしては全く動いてない…。」

島風「あの人はいったい…。」

ゲバル「…15体か…。」

ゲバル「ん~~、この状態では闘いにくいなぁ~。」

ドッボン!

ゲバル「さぁお互い水の中だ!堂々と闘りあおう!」

イ級「シャー!!」
ーーーーーーーーーーー
その時の様子を後に軽巡洋艦の夕張はこう語る

夕張「そうです、彼はそう言ったあと船のから海に飛び降りたんです!」

夕張「そこには駆逐級から重巡級まで深海棲艦がいたのに…。」

夕張「そしてですか?」

夕張「彼は水の中に潜りそのまま消えてしまったんです。」

夕張「深海棲艦は水に潜った彼を仕留めようと駆逐級から重巡級まで必死に水面を撃ち続けました。」
ーーーーーーーーーーー
イ級「」ドゥン!

ロ級「」ドゥン!

ハ級「」ドゥン!

秋月「…私たちには…、目もくれないで…。」

夕張「…ひたすらに…、水面を…。」

リ級「」ドゥン!!

リ級2「」ドゥン!!

島風「あの重巡二体まで…。」
ーーーーーーーーーーー
夕張「そうしてしばらく深海棲艦は水面を撃ち続けました…。」

夕張「でも…、な~んかおかしいと思ったんです。」

夕張「深海棲艦が明らかに私たちが相手にしてた数より少なくなってる…。」

夕張「え?何故かって?」

夕張「彼は深海棲艦を水の中に引き込んでいたんですッ!」
ーーーーーーーーーーー

天津風「…なんか…、敵の数が少なくなってるような…。」

島風「た、確かに!」

夕張「私たちが相手にしてたときは10体以上いたのに…。」

ガシッ

ロ級「ッ!?」

トプン

秋月「ッ!今敵が水の中に消えましたッ!」

バキッ ゴッ ドガッ

夕張「彼は水の中で戦っているのッ!?」

ガシッ

イ級「ッ!?」

トプン

バキッ ゴッ ガッ

天津風「水の中で何かを殴るような音が聞こえるわ…。」

ガシッ

ハ級「ッ!?」

トプン

バキッ ドゴッ ガッ

バシャン

ゲバル「ふ~~~。」

リ級「」

リ級2「」

ゲバル「ん~~~、君たちは重そうで水の中に引き込めそうもなさそうだ。」

ゲバル「なら、船の上で戦うしかない。」

ピョン

ゲバル「」シュタッ

ゲバル「…さて、闘りあおうか…。」

純ゲバル VS 重巡ロ級 二体

~~~~~~~~~~~
金剛「はぁ、はぁ…。」

軽巡ホ級「」ドゥン!ドゥン!

軽巡ヘ級「」ドゥン!ドゥン!

金剛「shit!このままじゃ援軍がくるまでもちまセン!」

榛名「ど、どんどん敵が増えていくような…。」

霧島「クッ!このままじゃきりがないッ!」

千代田「ど、どうなるのかな…、私たち…。」

戦艦ル級「」ドゥン!!ドゥン!!

千歳「せ、戦艦まで…。」

戦艦ル級「」ドゥン!!

ドゴーン
潮「きゃっ!」

金剛「潮ッ!」

霧島「みんな!潮を守りつつ鎮守府まで引き返すわよッ!」

軽巡ホ級「」ドゥン!

潮「も、もう私のことは…

ドゴッッッッ!!

金剛 榛名 霧島 千歳 千代田 潮 「ッ!?」

その時彼女らが見た光景とはッ!

何かに吹っ飛ばされ飛んでいく軽巡級
その軽巡級が飛んできた方向にいたのはッ!

花山「…待たせたな…。」

そう花山薫だったッ!

あのー今更っちゃ今更なんだけど、誰もツッコミも何もないから言うけど、いつからロ級は重巡になったんですか?

金剛「ど、どーしてこんなところにテートクがッ!?」

花山「…下がってな…。」

軽巡ヘ級「」ドゥン!!

ドゴーン
花山「」

榛名「提督ッ!」

花山「」ガシッ!

軽巡ヘ級「ッ!?」

グシャッ!!

ーーーーーーーーーーー
その時の様子を後に戦艦霧島はこう語る

霧島「ええ、そうです。確かに彼に深海棲艦の攻撃は当たっていました。」

霧島「それだけは断言できます!」

霧島「…確かに深海棲艦の攻撃に耐えられる人間なんているはずがありません。」

霧島「本物の軍艦の力を持った深海棲艦に。」

霧島「え?なら何故彼は無事だったかって?」

霧島「フッ!あなた方はやはり分かっていない…、花山薫という人物を…ッ!」
ーーーーーーーーーーー

花山に攻撃を仕掛けた軽巡級は上から潰され見るも無残な姿で水の中へと沈んでいった

ーーーーーーーーーーー
霧島「こう…、分かりますか…?」

霧島「…こう…、グシャッ!と押し潰したんですよ。」

霧島「その後ですか?」

霧島「…私は思わず深海棲艦に同情してしまいました…。」

ーーーーーーーーーーー

>>296
すいません、重巡リ級の間違いです。

軽巡ト級「」ドゥン!

雷巡チ級「」ドゥン!

ドゴーン
花山「グッ…。」

花山「」ガシッ

軽巡ト級「ッ!?」

花山「フンッ!」
ーーーーーーーーーーー
霧島「彼が敵の攻撃を受けて初めて声をもらした時は正直ホッとしました…。」

霧島「ようやく彼を人間として見れたからです。」

霧島「まぁ、深海棲艦の攻撃を受けて無事ですから、普通の人間からはほど遠いですが。」

霧島「あぁ、すいません、話がそれましたね。」

霧島「その後彼は自分を撃った軽巡級を片手でわしづかみし、雷巡級に投げつけたのです。」

霧島「二体ともぶつかったあと海に沈み二度と浮上することはありませんでした。」

霧島「残りの軽巡級や雷巡級も同じように倒されていきました。」

霧島「その後は残り一体となりました。」

霧島「その残り一体がなんと戦艦級でした。」

霧島「ええ、ご存じの通り戦艦級は深海棲艦の中でも上位クラスの強さです。」

霧島「そこから彼と戦艦級の一騎討ちが始まりましたッ…!」

霧島「私たちは恥ずかしながら見てることしかできませんでした…。」
ーーーーーーーーーーー
戦艦ル級「クッ!なんて強さの人間だ…。」

花山「…喋れんのか…。」

戦艦ル級「所詮は人間だ!海の藻屑にしてくれるわ!」

花山「」スチャ

花山は眼鏡を外した

花山「さて…、闘りあおうか…ッ!」

花山薫 VS 戦艦ル級

~~~~~~~~~~~
五月雨「て、提督!」

ガイア「なんだ?飯はできたのか?」

五月雨「い、いえ…。」

ガイア「なら早く 五月雨「提督が着任される前に近海に出撃した人たちから連絡がありまして!」

五月雨「敵部隊を倒したあとにさらに敵部隊が現れまして現在交戦中とのことです!」

五月雨「敵は大部隊で苦戦してるとのことです!」

ガイア「今出撃できる者を集めよ、すぐに向かうぞ。」ガタッ コツコツ

五月雨「はい!」

       ●鎮守府玄関●

ガイア 五月雨 羽黒 武蔵 伊勢 鳥海
北上 大井

ザーーーーーーーー

ザッパーン

五月雨「そんな…、さっきまではこんな大雨ではなかったのに…。」

ガイア「…」

武蔵「今援軍を出したら二次災害が予想さされるな…。」

ガイア「君たちは波がおさまったら出撃しなさい。」

ガイア「援軍は私一人で充分だ」

武蔵「…何を言い出すのかと思いきや…。」

羽黒「し、司令官が危険です!」

大井(一体こいつは何考えてるのかしら…)

伊勢「こんな大波の時に海に出るなんて自殺行為よ!」

ガイア「…」

鳥海「司令官さんがお強いのは充分理解しているつもりですが、この大雨の中深海棲艦の大軍と戦うのはさすがに無理があるかと…。」

ガイア「ふむ。」

武蔵「提督よ、確かにあなたは強いが、所詮は普通の人間だ。深海棲艦の攻撃をまともに受けたら無事ではすまない。」

ガイア「その普通の人間に勝てなかった弱者とはいったい誰かね?」

武蔵「…ッ!」

ガイア「」コツコツ バシャン

北上「うわっ!ホントに行くの!?」

ガイア「軽く蹴散らしてやる。」

五月雨「わ、私も行きますっ!」

ガイア「ダメだ。」

五月雨「でも提督一人に… ガイア「君がいても邪魔なだけだ。」

五月雨「…ッ!」

大井「そ、そんな言い方ッ!」

ガイア「…きつい言い方をしてすまなかった。」

ガイア「だが、雨がやむのを待っていたら全滅するかもしれん。」

五月雨「…」

ガイア「ここは私を信じて鎮守府で待っていなさい。」

ガイア「それでは行ってくる。」シャーーー


五月雨「…」

北上「…行っちゃったね…。」

武蔵「…あいつは深海棲艦を舐めすぎだッ!」

武蔵「やはり私も行くべきか…。」

五月雨「いや、私たちが行っても提督の足を引っ張ってしまうでしょう…。」

武蔵「…」

羽黒「こ、ここは司令官を信じてここで待っていましょう…。」

鳥海「そうですね…。」

五月雨「…提督はとっても強い人…。」

五月雨「あんなやつらに負けるもんかッ!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月15日 (金) 19:01:22   ID: glIqTwRX

トンネル開通はまだですか?(小声)

2 :  SS好きの774さん   2016年02月05日 (金) 03:39:48   ID: 06EOGpAR

どうしてクロス物って艦これ側が弱く設定され勝ちになっちゃうんだろ

3 :  SS好きの774さん   2016年02月05日 (金) 18:58:35   ID: NeXmADQ-

SS書く人間が片付けるをかたずけると書いちゃうのはNG
二度と書くな

4 :  SS好きの774さん   2016年02月05日 (金) 20:19:27   ID: Gi4PX0Gk

本編の設定を無視とか、クロス物で書く意味が無いでしょう。

5 :  SS好きの774さん   2016年02月16日 (火) 11:28:49   ID: eAJbWu-B

艦これのssなのに刃牙キャラしか目立ってない
視点の移り変わりが多くてとても読みにくい
メインにするキャラ1人決めて他は少し活躍する程度にしないと
刃牙キャラ目立たせたいだけならクロスしなくていいから

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