モノマネむすめ「ほう、ヤマブキシティか」 モバP「おい」 (44)

散文、というか妄想です。色々とご迷惑をおかけしました…

独自設定とキャラ崩壊、
「」外の表記が全角文字だったりします。
それでもよろしければお付き合いください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450137206

P「スレタイのコール盗られた…」

P「つかなんで開幕他人の家の中なんだよ」


P「なんか最近開始地点がおかしいよなあ…時空が歪んでるような…」

P「って、それは流石にな、いくら何でも…アニメやゲームじゃないんだしさ」たはは…

P「……ないよな?」

P「ここに来て、とりあえず思い出すのは警備員だな、ヤマブキゲートの」

P「なんだよ、喉乾いたから通せんぼってさ、完全に嫌がらせじゃないか」

P「しかも持ってったら持ってったで通してくれるしさ…ザルにも程があるだろ」

P「俺だったらおいしいみずどころかモーモーミルクでも動かないな」

P「通して欲しけりゃスタドリ寄越せってんだ」

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P「ヤマブキシティと言えば、思い出すのは…やっぱりスマブラかなあ」

P「あの頃はよく友達の家に集まって、みんなでわいわい、スティックで手が豆になったりもしたもんだ」

P「今じゃ家に居ながらにして、色んな人と遊ぶことができる…時代の流れを感じるよなあ」

P「そして…」

ーシルフカンパニー本社ビルー

P「ここがその、ステージのモデルになったシルフカンパニービル…」

P「見たかんじ、今は平穏そのものの様だが…」

P「……いや、よそう。 何もかもがゲームと同じように進むなんてのは杞憂でしかない」

P「何か起こった時は……そうだな、その時のために、今は力を付けないと」


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ーヤマブキシティジムー

P「あれ……隣に、格闘道場があったと思うんだが…見当たらないな」

P「リメイク金銀だとここにジムリーダーが集結するからものすごい豪華な絵面になるんだよなあ」

P「…ま、賑やかさで言うなら、うちの事務所だって相当なもんだけどさ」

P「じゃ、準備もできたしそろそろ…行くとしますかね!」

P「たのもー!」

「ふっふっふ……ついにここまで来ましたね、プロデューサー」

P「……その声は…!」

謎のマイク音声が話しかけてきた…

「ストップ!ちょっと待ってくださいプロデューサー!」

P「……へ?」

「これはチャンスです!名前欄が空気を読んで空白のまま!この機を逃す手はありません!」

「果たしてこの声の主は誰なのか! 皆さんにさいきっくで予想してもらうんです!どうですか!?」

P「いや、それもう答え言ってるだろお前」

「なんと! く……やはりこの私の溢れ出る美少女オーラが、どれだけ正体を隠そうとも真実を見抜かせてしまうという事ですか…!」

「かくなるうえは、さいきっくテレポーテーションでかっこよく登場してみせます!」

「いきますよー! スリー!ツー!ワン!」

「さいきっくー!」たったったっ…

P「…………」

P「…………」

P「……出てこないな」

「…………プロデューサー、すみません…ひとつお願いが…」

ー再びマイク音声が話しかけてきた…

P「なんだ!」

「入り口に戻るには、どう進めばいいんでしたっけ……?」くすん…

P「だめだこのサイキッカーはやくなんとかしないと」

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裕子「さて! 改めてようこそヤマブキジムへ!」

P「自分のジムのワープパネルで迷子になるなよな、全く…」

裕子「あはは…それはまあ、きっとよくあることですし気にしないで下さい!」

P「あるあ……ねーよ」

裕子「ええ!? みんなは自分のジムで迷ったりしないんですか!?」

P「きっとお前だけだと思うぞ、世界広しといえど…」

裕子「むむ……ではジム戦を始めましょう!」

P「何が『では』なのかがイマイチわからんが…」

裕子「細かいことは言いっこなしです! いきますよー…むんっ!」

ー戦闘開始ー

P「どんな手で来るかはともかく、エスパータイプだ…多分」

P(ユッコだから逆に予想が付かないんだが…)

P「とにかく、ここはお前に任せる! 頼んだぞ、カラカラ!」

カラカラ「からっ!」

裕子「まずは私からいきますよ!さいきっくー…!」ふわっ……

P(浮いた! 空中から仕掛けるつもりか!)

P「何がくる…『サイケこうせん』か『サイコキネシス』か…」



裕子「急降下『めがとんぱーんち』!!」どかーん!



カラカラ「からぁーっ!!」ばきーっ!


P「普通に殴ったー!!」ずがーん!

カラカラ「…………!」ずざざざ…

カラカラ「からから!」しゅたっ!

P「よし、よくすぐに立て直したなカラカラ…!」

P「しかし…あの技は一体何だ…?」

P「普通、『テレキネシス』ってのは相手を浮かせて身動きを取れなくする技だろ…」

P「まさか自分を浮かせて、その勢いで物理攻撃とは…まさか…」

P「こいつ、おばかな様でいて実は何か計算で…!」

裕子「………はっ!」

裕子「そ、そうです、なので、全部私の掌のうちですよ? ふはははは!」

P(あ、普通にユッコだった)

P「よし、それならこっちからも仕掛けるぞカラカラ! 『ホネブーメラン』!」

カラカラ「からーっ!」ひゅん!


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一方、その頃ー

ー4のしま、凍て滝の洞窟ー

美波「ここに戻ってくるのも久しぶりね…」

美波「ポケモンリーグの参加資格の勉強でシンオウに行ってたから、長い間こっちには帰ってこられなかったし」

美波「だけど…遠かったけど、帰ってきてよかった」ふふっ…

美波「これからの事で悩んだりもしてたけど、島のみんな、いつも通り暖かくて。」

美波「私の悩みなんて、本当に些細な事なんだって、思う事ができたから…」

「それは残念だ…」

美波「え?」

「だってそうだろう? 悩む時間『だけ』ならこれからもたーっぷり用意してるってのに」

美波「どこから声が…あの、どちら様でしょうか? 時間があるって一体…」

「……………」

しーん……

美波「……気のせい…? でも確かに声が…」

R団したっぱ「いたぞ! あれが最後の一人、氷の四天王だ!」

美波「え、あ、あの…あなた達、誰ですか!? こんなに大勢で…一体、何を…」

ランス「これはどうも初めまして。 私はR団幹部の一人、ランスと申します」

ランス「要件は一つだけ、至極単純な話です。我々と来てもらいます」

美波「な、何を言って…理由も聞かずそんなこと、私、お断りです!」

ランス「理由なら、アジトについてからじっくりお話しますよ…」

ランス「そして、あまり抵抗しないほうがいいですよ…? 向こうにいるお友達が大切なら、ですが」

美波「え…!」

アーニャ「…………」

美波「アーニャちゃん!」

アーニャ「ミ…ミナ…ミ…早く……逃げて……」

ランス「私はR団一『冷酷』だと言われた男です。目的の為なら手段は選びません」

R団したっぱ「へへ…さあ、どうする…人質がどうなってもいいのかぁ?」

したっぱたち「へへへ…」

美波「………………!」

ランス「さあ、大人しく我々と……」

美波「……お引き取りください」

ランス「な…人質が惜しくはないのですか!?」

美波「ご心配には及びません。……もう、解放してもらいましたから」

したっぱの氷像「…………」

ランス「な…!? これだけの人数を相手に、一瞬で…」

アーニャ「ミナミ!」だきっ!

美波「無事でよかった……」ぎゅっ…

ランス「く、ここは退却するしかありませんね…ただし、我々はまだ諦めたわけではありませんよ!」たたた……

美波「………」へなっ…

美波「…あれ…腰が抜けちゃって……」

アーニャ「ミナミ、ダイジョウブ…ですか?」

美波「私の事はいいの…アーニャちゃんを無事助けられたから、それで…」

美波「けど、どうしてシンオウにいるはずのアーニャちゃんがこっちに…?」

アーニャ「ダー、細かいこと、ですね。 ミナミに会いたくて、来てしまいました。」

美波「アーニャちゃん…」

アーニャ「ところで、ミナミ…後ろのアレ、何でしょうか?」

美波「あれ? あれって…」くるっ…



スリーパー「……………」にたぁ……っ

美波「え……」ぴたっ…



美波「……………」

アーニャ?「………あーあ、ったく手間を取らせてくれるねえ…」

アーニャ?「幹部二人掛かりで、手駒の多くをオシャカにして、ようやくだ…」ぺりぺりぺり……

ラムダ「変装解除、と……」

美波「……………」

ラムダ「しかし便利なもんだな、光学繊維『メタルファイバー』…」

ラムダ「メタモンの『メタルパウダー』って、特殊な粉を使うことでどんな変装をも可能にした特別スーツ!」

ラムダ「光の反射を利用して、体型まで別人に見せられるスグレモノ…ってな」

ラムダ「こいつをオレ様が使えば、たちどころに誰にだって化けられるってわけだ」

ラムダ「…というわけで。こいつは俺の手柄だ! お前さんの取り分はありゃしないよ」

ランス「ちょっと待ってください、約束が違うじゃないですか!」

ランス「だいたい、やられたのは私の部下達で、貴方は美味しいところを持っていっただけでしょう、山分けか、私の取り分を多くしてもらわないと困ります!」

ラムダ「美味しいから大丈夫だよー…なんてな」

ランス「全然大丈夫じゃありません!だいたい貴方はいつもそうやって…!」

美波(完全に油断してた…どうしよう、身動きが…指一つ、まばたきさえもできないなんて…)

美波(プロデューサーさん…みんな…!)

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ーーーーーーーー

ーーーーー

ーヤマブキジムー

P「…………!」ぞくっ!

P(何だ…今の嫌な感じは……?)


裕子「これならどうです!さいきっく・エコー! ぼええええええええええ!!」

カラカラ「からーーっ!?」

P「く……今はこっちをなんとかしないと、ってか」

裕子「今です!『テレキネシス』からの、『フリーフォール』!!」

カラカラ「から、からら!?」ふわ……っ!

カラカラ「からーーーっ!」ひゅーー……どてっ!

P「く…ユッコに本来の使い方を教えるんじゃなかった…!」

P「こいつ、どんどん技の扱いが上手くなってやがる…!」

カラカラ「から……」よろっ……

P「これ以上は限界か…! 戻れ、カラカラ!」

P「頼む、リザード!」ぼんっ…!

リザード「ガル!」

裕子「お次はその子ですか! むむ…燃えている、ということはパイロキネシストと言うわけですね…!」

P「いや、別に超能力じゃないからなコレ…」

裕子「とにかく、この勝負は世紀のさいきっかー、エスパーユッコの勝利と決まっているんです!」

P「なに!? まさか、未来予知か何かで…」

裕子「はい! 昨日お昼寝してたら夢で見ました!きっと正夢です!」

P「ユッコはかわいいなあ!」

裕子「そんな、かわいいだなんて照れますよ…えへへ…」にへらっ

裕子「あ、おだてて隙を作ろうったってそうはいきませんからね!」ばばっ!

P「いや、作らなくても売るほどあるんだが」

裕子「と、とにかく……能力の使いすぎでそろそろばててきたので、次が最後の戦いになりそうです!」ぜえはあ…

P「ほとんど暴発気味だったような…まあいい、そういう事ならこっちも、次の一撃で決めてやる!」

リザード「がう!」

P「行くぞ、『はじけるほのお』!」

リザード「がああああああ!!」ぼおおおお……

裕子「いきます!『さいこきねーしす』っ!!」ばっ!(謎ポーズ)

裕子「……………」しーん……

裕子「あ、あれ?」

P「……なんか、うん………ゴメン」

裕子「あ」ごおおおおおおお…………

どっかーーん………

裕子「うう……不覚です…まさか、さいきっくが発動できないなんて…」

P「ゴールドバッジ、確かにいただいてくぞ」

裕子「いえ、まだ、まだですよプロデューサー!まだ勝負はついていません!」

裕子「私が勝つまでやりましょう! そうすれば、絶対に勝てますから!」

P「うん、つっこまないからな?」

裕子「うう…せめてあの時にさいきっくが発動していれば…!」

P「だから、もうその話は終わりでいいだろ…俺も忘れてやるからさ、気にせず…」

きいいいいいい……ん!

P「のわっ!? 頭が、いたたたたたた!」ぎぎぎぎ……!

裕子「おお!今頃になって『サイコキネシス』が発動したんですね! ほら、やっぱり勝負はついていません!仕切り直しです、さあ早く!」

P「いだだだだ!わかったから!わかったからこれなんとかしろ、オイ、きいてんのかこのおばか!」

裕子「かくして、エスパーユッコ伝説、第二幕の火蓋が切って落とされる…とぅーびーこんてにゅーど…!」

P「だいたいお前もう疲れて能力使えないだろ、いい加減にしろ!!」

裕子「気合でなんとかします!むむーん!」

P「ぎゃああああああああ………」ぐぐぐ……!

ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ぴぴぴぴぴぴ……かちっ

P「……頭がいてえ……」ズキズキ…

P「参った、二日酔いか…? 昨日ってそんな飲んだりとかしたっけか…」

P「ええと…酔い止め…つかとりあえず水でいいや…おえっぷ……」



ゴールドバッジ「………………」


ーおしまい。

前回、様々なご意見をいただきました。ありがとうございます。
投下のペースについて考えまして、1日に2回…くらいに抑えればいいのかな、と
思ったりはしています。 ですが妄想の内容にもよるので…
浮かばないときはとことん浮かばないので、長い目で見ていただきたいです。


それと、過去作のリストですが、毎回貼るより何作品か毎に一回貼る、くらいがちょうどいいかもですね。

では、お付き合いいただける方、今後ともよろしくお願いします。
依頼とさせていただきます。ありがとうございました。

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