クラーケン

マツコデラックス

桃太郎は旅へ行く道中に、犬に出会いました

「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、ひとつ私に下さいな。」
「うん。」ﾎﾟｲ
「ありがとうございます。お礼にお供いたしましょう」

犬はきび団子を貰い、桃太郎のお供になりました。

次に桃太郎は猿に出会いました。

「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、ひとつ私に下さいな。」
「うん。」ﾎﾟｲ
「ありがとうございます。お礼にお供いたしましょう」

猿はきび団子を貰い、桃太郎のお供になりました。

そして今度は、マツコ・デラックスに出会いました。

「アンタ」

「はい？」

「桃太郎でしょ。鬼退治に行くっていうさあー。」

「ええ…」

「いやあ…凄い。この年でさー……あんまり若い命散らしちゃダメ。頑張りなさいよ～。」

「あっ…はい。頑張ります」

桃太郎はマツコ・デラックスに軽い挨拶を済ませ、さっさと道中に戻ろうとしたのでした。

ところがここで、思わぬ事態が！

「ん……ちょっとアンタ…これきび団子じゃない！」

「あ、はい。おばあさん特製のきび団子です。」

「うわっ…きび団子……いいな～…！私先週の土日に岡山行ったけど結局これ買うの忘れちゃったのよね～…」

「あ～…きび団子……おばあさん特製ってのがもう、ズルいよね。」

「……良かったら一つ食べます？」

「えっ！？いいの？」

「良いですよ。まだまだ沢山ありますし。」

「うわぁ～ありがとう～！」グイッ

「あっ」

一つあげると言われた矢先に、きび団子へ飛びつくマツコなのであります！

「……」ぱくっぱくっ
「……いやあ…今のきび団子ってここまで進化してるのね…」

（進化も何もそれ手製なんですけど…）

「美味しかったわ。ありがと。」

「えっ」

「何？」

「いや、その……いや、別に良いんですけどね」

「言いたいことがあったら言っちゃった方が良いわよ」

「……じゃあ……」
「…鬼退治の…お供に…」

「はい？お供？」

「ええ」

「ちょっとオイコラふざけんじゃないわよ！！！」

「ひぃっ」

準備してたかのようにセリフ上手くてワロタ

知らない世界と怒り新党ベースかな？

クソワロ

夜ふかしっぽくもある

「あんたねぇ！初対面の人間に鬼退治なんて！鬼畜、鬼畜よアンタ！
あたしはねえ、面倒なことが大っ嫌いなの！やんねーわよ！」

「ううぅ……」

「餌付けしたらお供になると思った！？残念だったわねえ！なんねーよ！」

「いや、でも、ここにいる犬と猿くんは」

「なんでキジじゃなくて私を選ぶのよぉ！」

「（キ、キジ？）」

「いやね、普通さぁ、犬、猿って来たら次に来るのは空中戦力でしょーよ…キジじゃない？やっぱり？」

「キジ……ですか」

「キジよぉ」

「犬、猿、マツコ・デラックス、これじゃあ陸・陸・陸じゃない…鳥はいいよぉ。ヘルシーでぇ。」

「ヘルシー……」

「んじゃあね。帰るから。死んでも生首送られてこないようにしてね。無関係だから。」

「いや、ちょっと、待ってください！」

「何よ」

「マツコさんでも戦力になりますって！」

「何処がぁ？」

「えーと…………」

「…………」

「・・・・・・・・・・・・・・・ディフェンスに？」

「肉壁じゃねーか！！！」

「何それ、肉壁じゃない！！もっとこう、肉弾戦車とか、そーいうの思い浮かばなかった！？」

「すいませんっ！！でもマツコさん、大きいし、その」

「あーもう信用できない！ムリよ無理！！」

「あぁぁ…どうしよ………きび団子もう無くなるのに……」

「………えっ？」

「……」

「……きび団子…あれで終わり………？」

「………」コクリ

「……じゃあもう餌付けのブツは、無い、と？」

「………」コクリ

「・・・・・・・・・・・・・」


見事、マツコ・デラックスを仲間にしたのであります！

怒り新党

こうして桃太郎一行は鬼ヶ島へ向かうのです！

「あたしの一言の経済効果8億円らしいわよ」

「スゴいっすね」


そうこうしてるうちに鬼ヶ島へ辿り着いた一向！いよいよ鬼との合戦が始まるのです！

「いくワンー！！」ガブガブッ

次々と鬼に噛みついていく犬！

「やったるウキー！」ガリガリッ

次々と鬼を引っ掻いていく猿！

「ふんぬうううううううううううううう！！！！」メリメリメリッ

「ギャアアアアアアアアアアア」

獅子奮迅の勢いで鬼の頭部を潰していくマツコ・デラックス！

マツコ強ぇなｗｗｗｗ

台詞の脳内再生率高すぎ

鬼ヶ島の鬼を殆ど退治した桃太郎たちはいよいよ、鬼の長の待つ城門の前に辿り着くのです！

「ここが鬼のボスのいる部屋ね」

「ええ…強力な護衛も付けているに違いありません」

「ねえアンタ」

「なんでしょうか」

「カッコ良かったわよ」

「マ、マツコさん……」

「犬、猿、アンタ達も信頼できるリーダーを持ったからには、一生、忠義を尽くしていくべきよ」

「「マツコさん…」」

「それじゃああんた達、乗り込むわよ！」

「「「おー！！！」」」


ド ン ッ ！！！！！

「こらぁぁぁぁ出てこい大ボスゥゥゥ！！！！！！！！！！」


「良くぞここまで来たな……そう…俺こそが鬼の大ボス…」



「『TAKATSUKING』とは、俺の事よ！！！！」

「・・・・・・・・・」

もうこれマツコSSじゃねーかｗｗ

マツコの知らない鬼ヶ島の世界

面白い

あの安価でここまでクオリティ高いSS書けるとはこの>>1できる

今夜の月曜から夜ふかし面白かった

夜ふかしSSとは

桃太郎がモブ太郎に

このSSすげぇ

モブ太郎にはそのうちマツコが振るう金棒代わりと言う大役があるから

こんなんズルいわ

これほどまでに安価、と言うかマツコ・デラックスが活躍してるSSが他にあったであろうか

マツコの再現率
>>1はマツコSSを書いたことがあるんだろうか

マツコ経験者かよ

マツコと経験…？

信頼できるリーダーと言いつつマツコがリーダーになってる……

だってマツコだもの

マツコなら仕方ない

忘れていた

「・・・・・・・・・」　

「村上。」

「あっマツコさ」

「アンタなにやってんのよこんなトコでえええええええええ！！！！」

「えっ何って…鬼の長ですよ鬼の長！！ほら、俺の周りにいるこの鬼だって…」

「アーイ」

「パーリーピーポーって訳ね。んな事どうでも良いのよブス！！！」

「誰がブスや！！」ガツンッ！

「てんめぇふざけんじゃねえよ！！！！」メリメリメリメリィッ！！！

「あぁぁぁぁぁぁやめてぇぇぇぇ！！！！！」


「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
唖然とする桃太郎（とお供2匹）であります

・・・・・・


「すんまへん。ほんとすんまへん。」

「動機は？」

「ビッグになりたかったんすよ。ビッグに。」

「まぁそんな所だろうと思ったわ。村への略奪も村上が？」

「いやいやそれは違います！それに関しては俺よりもっと上位の存在の『黒幕』が手を引いてるんすよ！」

「黒幕…？」

「黒幕はあの部屋を進んだ先におります。イルマニア、案内せいや」

「アーイ」


「いよいよ本当の鬼の首領との最終決戦に入るんですね…マツコさん。」

「アンタ桃太郎？数日振りに喋ったわね。」

「で、でも、ちゃんと鬼は倒してましたし…」

「正直さぁ、このセリフ形式じゃ分かりにくいから次からあんたセリフ無くなると思いなさいよ。多分大体私と大ボスの会話。」

「え、ちょ」

「アーイ」

「さ、着いたわよ！出てきなさい大ボス！！！！」


『ゲハハハハハｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ！！！』

「あー」

遅いと思ったら忘れとったんかい！
大ボスの正体はよ！！

「はい、という訳でねマツコさん、俺が真のラスボスって訳だよ。」

「まぁ、こう来るだろうとは予想していたわ。」

「ベタっちゃベタだよね」

「そー。」

「んじゃあ早速俺の目的語っちゃおうか」

「何？良い茶菓子にしたかったから？」

「いやいやそれはマツコさんのせいでしょｗｗｗｗｗｗまあいいや。とりあえずね、簡単に言っちゃおう」
「『桃太郎』なんだよね」

「桃太郎？」

「俺ってさ、猿岩石のブーム過ぎた辺りから本当に大変だったんですよ」

「まあ、大体の人が知ってるわね。」

「でね、今はこうして、まあ、安定した立ち位置…かなあ。安定した立ち位置に就いている訳なんだよ。」

「うん」

「んでさ、桃太郎っているじゃん？」

「いるわねえ。彼がセリフを喋ることは今後無いだろうけど。」

「アッハハハｗｗｗｗいや、桃太郎って……端的に言っちゃえば…一発屋なわけじゃん？ジジババが芝アンド川、桃が流れて赤子誕生！そして犬猿雉をお供に鬼退治！宝も戻ってめでたしめでたし。
･･･大体これじゃん？」

「………ああ～…」

「なんつうかさぁ、いや、昔話の主人公全般に言えるんだけどね、あいつが今後あの団子と鬼退治芸だけでやっていくことを考えると…重ねちゃうんだよな。俺と。」

「………」

「そこで俺は桃太郎のイベントを途中までは通常通りに進行させて……途中からマツコさん、アンタって『イレギュラー』の存在を物語に仕込んだ。勿論村上くんもね。」

「……」

「キジは食ったよ。」

「ヘルシーだからね。」

「そして俺の予想通り桃太郎とマツコさん、それからお供二人！あんたらはこの俺の部屋に辿り着いた。ここまででも現状の桃太郎からは大きなブレイクスルーだよ。」

「（これ桃太郎黙らせるんじゃなかったわね）」

「さぁ一行諸君！俺の送り込む最後の刺客を倒すことが出来たら晴れてこの旅は終了だ！いでよ、マット・ガファリ！！」

「ウゴオオオオオオオ」

「あんたねぇ！いくらテキトーな安価ＳＳだからってねえ！実在人物に変な唸り声出させるんじゃないわよ！！」

さらっと雉が喰われたｗｗ

ヘルシーだからね。

一羽ずつつまんでゆっくりと大きく開けた口に定期的に雉を放り込むマツコが見える

キジはマツコじゃなくて有吉が食ったの？

ヘルシーワロタ

必要ない必要ない！
この物語にキジは必要ない！

雉がダメなら鳩だ！

>>50
アフラック！

今日は月曜から夜ふかしの日なので思い出した
まだかい？

年内最後の夜ふかしらしいな

おーい

来ない…