ちひろ「私の誕生日はとっくに終わったわけですが?」 (652)

ほのぼの
ちひろさんメインだけどちひろさんの出番少なめ



武内P「…申し訳ありません、存じ上げておりませんでした。」

ちひろ「…ひどいです!私達結構長く一緒に仕事をしてきたのに知らないだなんて!!」

ちひろ(ふっ。プロデューサーさんが知らなくて当然です。
何故ならこの日ある計画を実行する為に敢えて秘密にしてきたのです!)

ちひろ「もしかしたら忘れたフリして、サプライズでプレゼントとか貰えるのかなーとか期待してたんですけどね…プレゼント…あーあー!!欲しかったなあ~」

武内P「も、申し訳ありません…よろしければ今から買いに…」

ちひろ「そうは言ってもプロデューサーさん。仕事がまだあるじゃないですか。無理して買いに行かれなくても大丈夫です」

武内P「しかし…期待していただいたのを台無しにしてしまったものですし…」

ちひろ「そのお気持ちはとても憂いです。でも、プレゼントって必ずしも物である必要はないと思います♪」

武内P「と、言うと…お金でしょうか?」

ちひろ「違います!誕生日のプレゼントでお金をねだるほど飢えちゃいませんよ!」

武内P「は、はぁ」

ちひろ(もしかして私そんなにお金大好き人間に思われてるのかな…?)ハァ

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ちひろ「物ではなく、行動をプレゼント、というのはどうでしょう」

ちひろ「と、いうことでプロデューサーさん、膝枕をしてください」

武内P「…すみません、もう一度おっしゃって頂けますか?」

ちひろ(ああもう、恥ずかしいので一回で聞いてください…///)カァー

ちひろ「で、ですから…膝枕をしてください。そしたら許してあげるかもしれません」

ちひろ(許してあげる「かも」ですけど)

武内P「し、しかし恋人同士ではない男女がそういった事をするのはあまりよくないのでは…」

ちひろ「細かい事はきにしちゃだめですよ。さあこちらのソファに!」

武内P「仕事中ですので…」

ちひろ「休憩するんです!はやくー」

武内P(…なんだか少し幼く見えますね)

武内P(女性にこういったことをするのは気が引けますが、私に落ち度がありますし、ここは引き受けましょう…)

武内P「…では、どうぞ」

ちひろ「し、失礼します」

勢いに任せていったもののいざ実行するとなると中々恥ずかしい…
しかしせっかく得たチャンスです。
今日はたっぷりプロデューサーさんを独り占めするんです!

そっと武内Pの太ももに頭を乗せる。

す、凄い安らぎを感じる…!
これがプロデューサーの膝力!
まるで実家のやうな安心感が胸いっぱいに広がります。
…もうちょっとだけ欲張ってもいいかな…?

ちひろ「あの…頭もなでてもらえますか?」

プロデューサーさんはいつになく困惑した顔になったけど、はあ、とだけ呟くと撫で始めてくれた。
膝枕をした事で頭なでなでのハードルが下がったのでしょうか?

プロデューサーさんのゴツゴツした大きな手がワシャワシャと頭を撫でてきます。
やはりこういったことに慣れてないんでしょうか。
動きの硬さからプロデューサーさんの緊張が伝わってくるような気がします。

ちひろ「ふふっ…しあわせです」

プロデューサーさんを今だけは独り占めです♪

???「ふーん」

凛「…何してるの?」

ちひろ「うわぁーーーーー凛ちゃん!?!?いつのまに!?」

武内P「し、渋谷さん!?こ、これは…」

凛「どうしてプロデューサーはちひろさんに膝枕してるわけ?」

武内P「これは…その、」

ちひろ(さよならわたしのしあわせ…こんにちは絶望…)

~事情説明~

凛「ふーん」

ちひろ「あ、あの…凛ちゃ」

凛「じゃあ私も膝枕、して貰おうかな」

ちひろ「ヴェッ」

武内P「い、いえ!…いくら何でもそれは不味いかと…」クビサワサワ

凛「なんで?」

武内P「お、お付き合いしていない男女がそういった風に気安く触れ合うのは良くないことだと思います…」

凛「…ちひろさんとしてた。付き合ってないでしょ?二人とも」

武内P「し、しかし渋谷さんはアイドルで」

凛「誤魔化さないでよ!!」

武内P「」

ちひろ(何言ってんのこの人)

凛「ふーん、アンタがプロデューサーの膝?…良い膝してるね」

武内P「…恐縮です」

ちひろ(独り占め作戦が~…)

凛「…残していこうか、私の匂い」

武内P(…長い間お世話になってますが、時々渋谷さんがわからなくなります)

凛「ねえ、頭撫でてくれないの?」

武内P「」

ちひろ「」

凛「さっき、ちひろさん撫でてもらってたよね。私にはしてくれないの?」

武内P「ア、アイドルですから…」クビサワ

凛「ふーん」

凛「ふーーん」

武内P「…」ナデナデ

ちひろ(圧力に負けたプロデューサーさん…)

凛「…まあ、悪くないかな」ニコッ

武内P(良い、笑顔です…)クビサワ

凛「ふふっ…ねえプロデューサー」

武内P「…なんでしょうか」ナデ

凛(撫でてくれてるこの手…この手で私達を引っ張ってくれてるんだね…)

凛「これからもさ、プロデュースよろしく」

武内P「…はい」ニコ

凛「なんだか、こんなにゆっくり過ごすの久々に感じるかな」

凛(この時間がいつまでも続けばいいのにな)

ガチャ(扉を開ける音)

卯月「おはようございます!島村卯月、スーパー頑張ります!」

凛「おはよう、卯月」

卯月「おはようございます!ってええええ!!凛ちゃん!?プロデューサーさん!?何をしてるんですかー!?」

ちひろ(やべーめんどくさいことになってきた)

凛「膝枕、かな」

武内P「」クビサワ

卯月「いや、見てわかります!」

凛「ところで、スーパー頑張りますってなに?」

卯月「あぁえっと…舞踏会の前に、皆に迷惑かけちゃったからこれからは前よりももっと頑張ろうって…それで、島村卯月、スーパー頑張ります!」ニコッ

武内P「いい笑顔です…」

凛「ふふ、それでこそ卯月。本物の笑顔だね」

卯月「えへへ!ってそうじゃないですよぉ!!なんで膝枕してるんですかー!?」

凛「…ちひろさんに聞いて」

ちひろ「ヴェッ!?」

卯月「ちひろ…さん…?」

ちひろ「あ、あーー!今西部長をモバコインにしなきゃいけないんだったー!行ってきまーす!」ピューン

卯月「すごい速さです…」

凛「逃げないでよ!」

卯月「で、なんで膝枕してるんですか~」

ちなみに時系列とかはあんまりしっかり決めてないですけど、だいたい舞踏会の後くらいだと考えてます

凛(説明したら卯月、私もしゅる~とか言い出しそうだし…誤魔化したほうがいいかな)

武内P「実は…」

凛「あんたは黙ってて!」

武内P「は、はぁ…」クビサワリ

凛「その、実は頭打って気持ち悪くて…プロデューサーに膝枕と撫でてもらってた的な」

卯月「誤魔化さないでよ!!」

凛「それアンタが言う!?」

卯月「さっき凛ちゃんが扉の前でこそこそしてるときからずっと見てましたけどそんなこと無かったじゃないですか」

凛(なんでそんな前から見てたよ)

武内P「…実はこんなことがありまして…」

~事情説明~

卯月「なんで嘘ついたんですか!凛ちゃんひどい!鬼!悪魔!アズール・ムジカ!」

凛「最後のは関係ないんじゃないかな…」

卯月「凛ちゃんもちひろさんもずるいです!私も膝枕してもらいます!」

凛(ほらこうなったよ…)

武内P「し、しかし…」

卯月「…だめ、ですか?」ウル

武内P「…どうぞ」クビサワリ

卯月「やりました♪えへへ!」ダプルピース

凛「ほんと、いい笑顔だね…」

武内P「そう、ですね…」

卯月「…」

凛「どうしたの、突っ立っちゃって」

卯月「いえ、そ、そのー///」

卯月(うう…勢いで言ったけど、改めて考えると恥ずかしいよ…///)

凛(ふーん、なるほどね)

凛「…恥ずかしいならやめときなよ、卯月」

卯月「だだ、大丈夫です!島村卯月、スーパー頑張ります!」

凛「…あとさ、そのスーパー頑張りますって変だからやめたほうがいいよ」

卯月「ええ…じゃあスーパー頑張りますを止めるように頑張ります…?」

武内P「あの…私はどうすれば…」

卯月「ああっすいません!!えっと~…うぅー…え、えいっ!」ポテッ

卯月「…えへへ///」ニコリ

武内P「いままで見た中で一番いい笑顔かもしれません…」

卯月「そ、そうですか~?あ、あの…撫でてくれたら、もっといい笑顔見せられるかもしれません、なんて//」

武内P「…」ナデナデ

卯月「ふわ!えへへ~///」ニコニコ

凛「ふーん、卯月の時は素直に撫でるんだね」

武内P「…ある種の諦めです」クビサワ~

凛「あっそ」

ちひろ(戻ってきましたが…卯月ちゃんは無事膝枕を手にしたようですね)

卯月「しあわせ…ですね」エヘヘ

卯月(こんな幸せな時間…ずっと続いて欲しい…)

ガチャ

未央「おっはよー!ニューニュージェネレーションズのリーダーちゃんみおの登場だよー!ってしまむーなにしてんの!?」

卯月「ぴにゃああああ!?」

未央「緑のブサキャラみたいな声!?ってゆーかなにしてたの!膝枕だよね今の」

卯月「…えっと…えへへ」

未央「うんうん、しまむーはやっぱその笑顔だね~って違うよ!なんで膝枕してたの?」

武内P「実は…」

~事情説明~

とりあえず今日はここまでです
モバPじゃなくて武内Pです
注意書き忘れてすいません

んー千川さんメインじゃなかったか。まあいいや

それより気になるのは、武内Pのガタイだと大腿部、つまり太ももの直径が凄いことになりそうで、
とても膝枕には向いてないと思うんだが。

参考としてビリーヘリントンの大腿部円周が73センチ。つまり直径23センチ。

>>27
一流のプロデューサーなら太ももの直径くらい自由に変えれるはず

というわけで再開します

未央「ええーなにそれ!ていうかプロデューサーよく引き受けたね!」

武内P「いえ…事情が事情ですし…」クビサワ

未央「へ~じゃあ未央ちゃんも乗るしかないかな!このビッグウェーブに!!」

武内P(…もう断るのも諦めた方がよさそうですね)

武内P「はい…」クビサワサワサワ

凛「…なんだか心なしかプロデューサーの目がいつもよりもくすんでるような気がする」

卯月「プロデューサーさん、首触りすぎて摩擦熱で燃えるんじゃないでしょうか」

未央「でもなー皆膝枕でなでなででしょ?同じのじゃつまんないしもっと先に進みたいかなーなんて」

ちひろ「先…というと?」

未央「うーむ…とりあえず先に膝枕してもらってから考えるねー」

武内P(…拒否権はなさそうですね)クビサワホマレ

ちひろ「え、なに、先に進むってずるくね?最初に始めたの私やぞ?」

未央「よーし、いきまーす!」ストン

未央「おー!こ…これは…!プロデューサー、まあ、悪くないかな」フーン

凛「それ誰の真似?」

未央「まあまあー。じゃあ、そのー、撫でていーよ」

武内P「はい…」ナデナデ

未央「おおう…このゴツゴツした、でも優しさのある感じ…そして髪型を崩さないやう気を遣った撫で方…皆がプロデューサーの膝に陥落していくのも頷ける…!」

ちひろ「まるで食レポをしているかのような丁寧な説明っぷりですね…」

未央「この膝枕力…まさに、ミツボシ級ですね!」モーヤセーユージョーパッションハミッツボッシ

凛「ふふ…」

未央「な、なにかねしぶりんよ…未央ちゃんの顔をみて笑いおって」

凛「未央、照れてるの隠してるつもり?顔赤くなってるし、バレバレだよ」

未央「うえっ!?ちょっ、しぶりん言わないでよ~余計恥ずかしくなるじゃーん…///」

卯月「未央ちゃん…かわいいです!」

ちひろ「ふふ…ピュアですね~」

未央「ぐぬぬ…なんという集中砲火だ…//」

武内P「…」

武内P(目の前で女子トークをされて、蚊帳の外です)

未央「と、とりあえず、よーし!未央ちゃんは先に進もうと思います!」

凛「ああ、さっき言ってたアレ?何するの?」

未央「ふふふ…プロデューサー、おいで」ポンポン

卯月「えええ!未央ちゃん、それってまさか…プロデューサーさんの膝から起き、今度は自分がしっかりとソファーの上に座りなおして、そのハーフパンツからすらっと流れる美脚で膝枕のお返しをするつもりですかー!?」

未央「そういうこと!解説ありがとしまむー」

凛「やっぱり卯月今日おかしいよ」

凛「ていうか、いやちょっと待ってよ…未央、1人だけそれはズルいよ」

ちひろ「そ、そうですズルいです!やめましょーそんなの!」

凛「後で変わってよね」

ちひろ「あれ」

卯月「わ、わたしも後で変わってほしいです!」

ちひろ「…わたしも」ボソッ

未央「しかたないなー、と、いうことでハイ、プロデューサー。おいで?」

武内P(…そういって両手を広げこちらを見る本田さん。このときの彼女の、柔らかな笑顔は普段の元気に溢れた笑顔とはまた違った輝きを放っており…とても、いい笑顔でした。そして気づけば私は本田さんの膝に頭を乗せていました。彼女の放つ新たな魅力、そして弟がいるからこその包み込むような母性本能、というものでしょうか。それらに抗うことが、私にはできませんでした)

未央「へへ、どうかな?プロデューサー」ナデナデ

武内P「と、とても恥ずかしいですね…」

凛「…なんというかさ、膝枕されるプロデューサーって面白いね」

卯月「ふぷぷっ…た、たしかに面白い絵面です…ふふっ」

ちひろ「しかしあのプロデューサーさんがあんなにも早く膝に吸い込まれるように倒れていくとは…恐るべし…」

武内P「…す、すみません、やはり女性と、アイドルとこういったことをするのはいけません!いますぐ起きなければ」

未央「ま、待って!」ガシッ

卯月「起きようと上を向こうとしたプロデューサーさんの顔を未央ちゃんが両腕で抱き寄せるように押さえました!」

凛「…解説ありがと」

武内P「ほ、本田さん…?」

未央「そ、その…さすがにこの状況で顔見られるのは、ヤバイっていうか…だからその、振り向かないでよ…///」

卯月「あ、あわわ!みるみるうちに未央ちゃんの頬が赤くなっていきます!珍しいですね!凛ちゃん!」

凛「凄いね、まるで、冬に咲き誇る薔薇みたいに真っ赤だ」

卯月「凛ちゃん例え方がかっこいいですね!」

凛「…」

ちひろ(未央ちゃん、完全に女の顔になってる…)

武内P(ど、どうすれば…)

未央「うう、一気に恥ずかしくなってきたよ~」

未央(でも…なんだろう、今すごい幸せ。ニュージェネで集まってて、プロデューサーもいて、ちひろさんもいる。久々にこんなゆったりした時間過ごしたな~。この時間が、もっともっと続いてほしいな)

ドア「ガチャ」

美嘉「やっほー★ってうえっ!?なにこの状況!?」

美嘉(アタシが目にしたのは、顔を真っ赤にしながらプロデューサーに膝枕をする未央、そしてそれを近くで眺める凛、卯月、ちひろさん)

美嘉「なに、この状況…」

未央「あっ、美嘉ねぇおはよう」

武内P「!?お、おはようございます!」ガバッ

美嘉「アンタ…なにしてたの?」

武内P「…申し訳ありません」

美嘉「アタシ、アンタがそういうことする奴だと思わなかった。未央はアイドルだよ?それなのにそんな…見損なった」

武内P「くっ…」ズキ

武内P(当然、です。本来プロデューサーとアイドル。いえ、それ以前にお付き合いしていない男女が膝枕、だなんて間違っていたのです。私がしっかりと断っておくべきだったのです…)

未央「でも美嘉ねぇも膝枕したいでしょ?」

美嘉「は、はぁ!?なにいってんの!?///」

凛「ふーん、いいんじゃない?未央、変わってあげなよ」

未央「アイアイサー!さ、どうぞ、美嘉ねぇ。あ、もしかして美嘉ねぇはされる派?」

美嘉「ちょちょちょ、アンタ達わかってんの!?アイドルとプロデューサーだよ!?こんなのダメでしょ!//」

卯月「バレなきゃスキャンダルじゃないんですよ」

凛「今日の卯月、荒れてるよね」

未央「しまむーの言う通り!ということで、どうぞ!」

美嘉「いや、でもっ…!ダメだってホントに!//」

未央「えー、プロデューサーもカリスマギャルの太もも味わってみたいでしょー?」

凛「その言い方凄いいやらしいよ…」

武内P(私は一体、どうすれば…いえ、ダメです、ここで断らなければプロデューサー失格…)

武内P「いえ、城ヶ崎さんの言う通りです。これはいけないことです。やめましょう」

卯月「えーそんなー」

美嘉「…へー、未央とはできてアタシとはしてくれないんだ」

武内P「えっ」

卯月「美嘉ちゃん、未央ちゃんだけじゃありませんよ。私も凛ちゃんもちひろさんもしてますよ」

美嘉「へえ…4人とはできてアタシはダメなんだ…?」

美嘉「まあ、別に…全然いいんだけどさ。アタシはCPでもないし、今は担当でもなんでもないし…」

武内P「…」ストン

武内P「…どうぞ」ポンポン

美嘉「///」スッ

未央「おおー美嘉ねぇ顔真っ赤!ピュアだねー!」

凛「アンタもさっき散々顔真っ赤にしてたでしょ」

未央「あはは…それは言わないお約束だよー」

美嘉(なにこれなにこれなにこれ…!すっごい恥ずかしい!?ヤバい!!★!?これ、この4人はこんなに恥ずかしいのに耐えてきたの?!信じられない!///)

凛「…すっかり黙っちゃったね」

卯月「かわいいですね!美嘉ちゃん!」

ちっひ「…」

ちひろ(私専用にするつもりだった、プロデューサーさんの膝。いつのまにか共有財産になってしまいました。嗚呼、世の中というものはなんて残酷なんでしょう)

おわり…?

ちひろ(いやいや、終われるわけ無いじゃないですか。私、誕生日のプレゼントとして特別に膝枕してもらってたんですよ?なのに皆なーんもないのにどんどんプロデューサーの膝を奪っていって…こうなったら私はもっと特別なことをして貰わなければ気がおさまりませんよ!)

後日

ちひろ「プロデューサーさん、ちょっといいですか?」

武内P「…?なんでしょう」

ちひろ「このまえ、プロデューサーさんに膝枕してもらったので、そのお礼に次は私が膝枕しちゃいます!」

武内P「…いえ、その、アレは私が千川さんの誕生日を忘れたのでその代償でして…お礼をされるようなことでは…」

ちひろ「いいからこっちでーす♪」グイ

武内P「ま、待ってください、仕事が…!」

書き溜めが思ったより早く尽きてしまった

武内P(結局ソファに連れてこられました)

ちひろ「あ、ちょっと待ってくださいね」

武内P「?はい」クビサ

ちひろ「…///」ヌギヌギ

武内P「!?」

武内P(な、なぜ千川さんはタイツを脱ぎ始めているのでしょうか)

武内P「な、何をなされているのですか…?」

ちひろ「やっぱり、タイツよりこっちのほうが肌触りがいいかな、と思いまして…///」ヌギ

武内P(ちらりと見える太ももの付け根が…いえ、見てはなりません)

ちひろ「はい、準備できました!じゃあどうぞ」

武内P「…し、失礼します」

ちひろ(少し、大胆すぎたかな?//)

ちひろ「…よしよし、です」ナデナデ

武内P(…本田さんにも撫でられましたが、彼女のものとはまた一味違う、大人の落ち着いた撫で方…といったところでしょうか。安らかで、暖かい気持ちが湧いてきますね)

ちひろ「…え、えいっ! 」ギュー

武内P「!?」

武内P(せ、千川さんに抱きしめられました。柔らかいものと密着します)

ちひろ「…よしよし////」ギューナデナデ

ちひろ(ふふっこれでみんなから一歩リードです…!)

武内P「そ、その…いくらなんでも恥ずかしすぎるのですが…」

ちひろ「私だって恥ずかしいですよ///」ギューッ

膝枕以外になにかいいのありますか

ネタ提供ありがとうございます
今日は短いけどこれで終わりにします
CP全制覇までは頑張りたいです

様々なネタありがとうます
いまから投下します

ちひろ「…ねえ、プロデューサーさん?」

武内P「…なんでしょうか」

ちひろ「これからも、無理をしないで、一緒に頑張っていきましょうね?」

武内P「…もちろんです」

ちひろ「ふふっ、はい♪」

みく「なにしてるにゃ…」

ちひろ「ウギャァ!」

みく「いや、うぎゃあじゃないにゃ。なんで事務所で膝枕なんかしてるの?」

ちひろ「あ、あーーー!今西部長を亀に変えなきゃいけないんでした!!行ってきまーす!」スタタタター

武内P(…今西部長はスタンド使いか何かでしょうか)

みく「…逃げたにゃ。で、何してたの?」

~事説~

みく「…Pチャンは甘すぎると思うにゃ」

武内P「甘い…ですか?」

みく「だって付き合ってもない普通の男女が膝枕なんてする?しないにゃ。ましてや職場でするなんて社会人としてどうかと思うにゃ」

武内P「…返す言葉もないです」

みく「それに、アイドルにまでしたなんて…事務所内ならスキャンダルもないとか油断してるといつか足元すくわれるにゃ」

武内P(なんだか今日の前川さんは不機嫌です)

武内P「わかりました。今後は気をつけます」

みく「ん、それでいいにゃ」

みく「…」

しばらくして
武内P(少し眠くなってきました)ファー

みく「欠伸なんて珍しいにゃ。今休憩だし軽く寝てきたらどうにゃ?」

武内P「いえ、大丈夫です」

みく「自分ではそう思っていても気づかないうちに仕事の質が落ちたりするかもしれないよ?いいから寝てくるにゃ」

武内P(…)

武内P「いえ、ですが…」

みく「みくはまだ時間あるし休憩終わりには起こすから大丈夫にゃ」

武内P(せっかくの好意を無駄にする訳にもいきません)

武内P「わかりました…では、軽く寝てきます」

みく「おやすみにゃ~」

みく「…」

みく(…さっきは嫉妬して、あんな真面目なこと言ったけど、みくだってPチャンと…)

みく「こっそり、仮眠室にいっちゃうもん…」スタスタ

武内P「…スヤァ」(ソファで横向きに寝てる)

みく「ってなんでソファで寝てるにゃ!?普通に脚がはみ出てるにゃ…」

みく(…ぐっすり眠ってる。やっぱり毎日毎日みく達のために働いて、前とは違って、みんなの相手もしっかりしてくれて…疲れちゃってるのかにゃ)

みく「…みくが癒してあげるにゃ」ススッ

みく(…何も考えずソファーに侵入したけど、めちゃくちゃ狭いから密着しないと落ちそう)

…目の前に、鼻と鼻が当たりそうなくらい近くにPチャンがいるにゃ
ソファーから落ちちゃいそうだし、しがみつくのも仕方ないよね

決して抱きしめてる訳じゃないにゃ
落ちて怪我しないために、ぎゅってしがみついてるだけ

みく「…ね、Pチャン知ってる?」

深い眠りについてるPチャンに、届くはずのない声をかける
起こさないように、そっと

みく「人間はね、猫を触ってるときはね、リラックスして血圧や心拍数が安定してね、精神的にいいってことが医学で証明されてるんだって」

だから、みくはPチャンを癒してあげてるだけなの
誰に向けたわけでもなく、言い訳を呟いた

みく「それにね、猫もね、大切な人と触れ合えるとほっとする気持ちになるの」

みくはPチャンのこと、大切だよ
そっと頬に手を触れてみる
男の人の肌、って感じにゃ

みく「Pチャン…」ムニャムニャ

安心しきっちゃったからかな…
なんだか、眠くなってきたにゃ…
でも、Pチャン…あとで…起こさない、と…

みく「…スヤ…」

ガチャリ

李衣菜「おはようございます…ってあれ?ちひろさんもプロデューサーもいない。珍しいな」

李衣菜(いつもならどっちかは必ずいるはずなのに…)

李衣菜「…?なんかソファーからはみ出てる…足?」

李衣菜(ソファーの反対側に回り込んで確認してみよう)

スタスタ

李衣菜「えっ」

みく「ムニャムニャア」

武内P「ぅ…食にはかんしんが…スヤ」

李衣菜「え、え、ええええええええ!?」

みく「ななななんにゃあ!!!」バッ

武内P「!?」ガバッ

武内P「ま、前川さん!?な、なぜこんな近くに…」

みく「Pチャン!?あれ?みくなんで…って添い寝してそのまま寝ちゃった!?」

李衣菜「いやいやいや添い寝ってどういうこと!?2人ってそういう関係…」

みく「ちちち違うにゃ!」

李衣菜「じゃあなんで添い寝なんかしてたの?」

みく「それは…」

みく(言い訳が思いつかないにゃ。かといって正直に言うのも…)

みく「ロックだと…思ったからにゃ」

李衣菜「…」

みく(行けるかにゃ…?)

李衣菜「いや、それはロックじゃないでしょ」

みく「李衣菜ちゃんにロック関係で正論言われたにゃ…」

李衣菜「ちょっとそれどういう意味!?ていうかマジで何してたの…プロデューサー、一体どうしたんですか…?」

武内P「いえ…私も何がなんだか…」

みく「…みくが、勝手に添い寝したの」

李衣菜「な、なんでそんなことを…私たち、アイドルだよ?そんなの…」

みく「みくだってPチャンと…みんなが羨ましかったの!みんなPチャンと膝枕とかして、ずるいって思ったにゃ…でも、アイドルだし、そんなのおかしいっていうのもわかってたにゃ…だから、こっそりばれないように…」

李衣菜「みく…はあ、仕方ないなあみくは。このことは誰にも言わないであげるから、そんな暗い顔しないでよね」

みく「李衣菜ちゃん…」

李衣菜(ていうかみんないつのまにそんなことを…)

李衣菜「まあ、そういうアイドルながらもプロデューサーと触れ合うという、ルールに逆らう感じ?中々ロックだと思うし?」

みく(さっきロックじゃないって言ってたよね)

みく「…じゃあ李衣菜ちゃんもPチャンとなんかするにゃ?」

李衣菜「エッ!?わ、私はそういうのいいかな…」

みく「プロデューサーと触れ合うのロックなんじゃないの?」

李衣菜「いや、ほら…他人に勧められたことをそのままやるのはロックじゃない…みたいな?」

李衣菜(ていうか何より恥ずかしいよ…)

みく「…Pチャン、李衣菜ちゃん昨日遅くまで起きててきっと疲れてるにゃ。膝枕してあげて?」

李衣菜「なな、何言っちゃってんの!?ていうかなんで遅くまで起きてるの知って…」

みく「李衣菜ちゃんのことだから今度のイベントのこと練習してると思っただけにゃ」

李衣菜「いやでもさすがに膝枕はちょっと…ていうかなんでそんなに勧めるわけ?」

みく「…みくだけ恥ずかしい思いをするのはフェアじゃないにゃ」

李衣菜「え~そんな理由?」

李衣菜(たしかにちょっと眠いけど…寝るなら膝枕無しで普通にソファーで寝たい)

武内P「あの、私はどうすれば」

武内P(最近このセリフばっか言ってる気がします)

みく「まあ李衣菜ちゃんが嫌なら強制はしないにゃ」

李衣菜「もう、なんなの…」

李衣菜(…でも、プロデューサーの膝枕か…少し興味はあるかな)ポリポリ

みく「李衣菜ちゃん…」

李衣菜「ん?なに?」

みく「アイドルがそんな堂々と耳をかくのはどうかと思うにゃ…」

李衣菜「えっ」

李衣菜(完全に無意識だった…うう、意識するとなんだか余計かゆく…)ウヅウヅ

みく「!そうにゃ!Pチャンに耳かきしてもらうといいにゃ!ね、いいでしょPチャン!」

武内P「耳かきですか…構いませんが…あまり人の耳かきをした経験がないもので、上手くできるかどうか」

みく「Pチャンならきっと平気にゃ!さー決定!」

李衣菜「え、ちょっと待ってよ!自分でやるしいいから!!」

みく「自分ではうまくできないものにゃ、ここはPチャンに任せるべきにゃ。それに、自分でやって変にひっかいて余計痒くなったらどうするにゃ。テレビとかで耳かきまくる姿とか見せたくないでしょ」

李衣菜「…でもさ」

みく「いつまでもうだうだ言うのはロックじゃないにゃ!!」


結局

李衣菜「し、失礼します」ソッ

武内P「では、耳かきを始めます。痛かったり、なにかあった場合はおっしゃってください」

李衣菜「は、はいっ」

うう…男の人の膝枕だなんて…
お父さん以外で初めてだよ…
耳かきだってお母さんにしかしてもらったことないし
い、意識したら余計恥ずかしくなってきちゃった…

カリッ

李衣菜「っ…!」ピク

うわ、人にされるのってこんな感じだったっけ?
なんか、くすぐったいっていうか…
よくわかんないけど、むず痒くて体が反応しちゃう…

カキカキ

李衣菜「ん…っ…ふ……ぁ」ピクッ

武内P「どうでしょうか」

李衣菜「え、えっと~…い、いい感じ?です?」

みく(なんで疑問系にゃ)

カキカキカキ

うう、耳からモゾモゾって聞こえて、それもまたむず痒い…
ていうか、汚くないかな?
最近そんなに耳掃除してなかったし、やばかったらどうしよ
ますます恥ずかしくなってきた…

李衣菜「…っ///」

みく(李衣菜ちゃん、中々顔真っ赤にゃ)

フキフキ

武内P「とりあえず、こちらの耳は終わりましたので、反対側を向いてもらってもよろしいですか?」

李衣菜「あ、はい…」ゴロリ

あ、あれ…?
なにも考えず反対向いたけど…
プロデューサーが凄いちかい!?

恥ずかしい…
でも、なんだか気分が落ち着いてきた気がする

カリカリ

李衣菜「…ん」

少しこの耳の感覚にも慣れてきたかな
ふう、膝枕って結構あったかいな
昨日寝るの遅かったし…眠くなってきた…

…ちょっとくらい、いいよね
みみかきおわるまでの、ちょっとだけ…





武内P「終わりました…多田さん?」

李衣菜「すぅ…すや…んぅ…」ヨダレダラァ

みく「…やけに静かだと思ったら寝ちゃってるにゃ」

武内P「…多田さんを起こしてもらってもいいですか?」

みく「…いやPチャンが起こせばいいじゃん。あ、でも待って、まだ寝かせておいてあげて。レッスンまで時間あるし、疲れてを少しでもとってあげたいの」

武内P「…わかりました」

李衣菜「んぁ…」

武内P(よだれがズボンに染みてます…)

みく「んー…とりあえずみくは先行って自主レッスンでもしてるかにゃ。じゃあ、李衣菜ちゃんのことよろしく頼むにゃ」

武内P「はい」

武内P「じゅうじっつーした日々をぉ~過ごしてーいまーすぅーうー」

李衣菜「ん…んあ?」

李衣菜(なんか…歌が聞こえる?)

李衣菜「あれ?寝てた?」ムクッ

武内P「そんなふうーなひとぉー見てえ~」

李衣菜「!?!?」

李衣菜(なにこの状況!!プロデューサーが私を膝枕して、熱唱してる!?何事?しかも凄い上手い!)

武内P「いいねってぇー。イェーエーエー」

夏樹「イェーエーエー!」

李衣菜「!?なんでなつきちがここに!?」

李衣菜(でも、なんだろう…この感じ…)

武内P「今夜だけでもぉ~おねがーーーい!」

李衣菜「プロデューサー、最高にロックじゃん!」

夏樹「だりー、ついてきな!」ギュイーンギュギュゴャキャー

どこからともなくギターをとりだして弾きだすなつきち
そして私の手にもいつのまにか、ギターが握り締められていた

こうなったら私がやるべきことは一つ

李衣菜「ふふ、じゃあ行くよ!にわかロックwithプロデューサーだ!!!」ギィイィン

た…ん…!
ただ…ん…!!
多田さん!

武内P「多田さん!」

李衣菜「へ?」ダラー

あれ?なつきちは?プロデューサーは?○'zは?
夢…?

武内P「その…レッスンの時間ですので…前川さんは先に向かわれてます」

有頂天になってたのは、どうやら私の夢だったらしい

李衣菜「あ、す、すみません…ってよだれ垂れてる!」

プロデューサーのズボンにまで浸透してる!?
は、恥ずかしい!!

武内P「その…ティッシュです、どうぞ」

李衣菜「あ、ありがとうございます!」フキフキ

なにを思ったのか真っ先に私が拭いたのはプロデューサーのズボンだった

武内P「!?…その…私は大丈夫ですので…ご自分の口元を…」

李衣菜「…!うわ、うわあーーー!!」ダダダダダ

堪らず私はレッスン用のジャージを持って逃げてしまった

短いけど区切りいいので今日はこのへんで

李衣菜「うわーん!!今日変なことしてばっかだー!!」ダダダ

???「…」スタスタ

李衣菜「あ、あぶなっ!」

???「きゃっ!」

李衣菜「ご、ごめんなさい!大丈夫ですか?」

???「…ろ、廊下で走るなんて非常識です。気をつけてください」

李衣菜(この子はたしか…クローネの)

李衣菜「ご、ごめんね…えっと、ありすちゃん」

ありす「橘です。怪我はないので大丈夫です。失礼します」スタスタ

李衣菜「…しっかりしてる子だなー」

ありす(まったく…廊下で叫びながら疾走するなんて、非常識にも程があります)

ありす(…CPの事務所、どこだっけ…)

武内P「…」

武内P(コーヒーでも飲みましょう)

武内P「…」スタスタ

ありす「…」キョロキョロ

武内P(あれはたしか…)

武内P「おはようございます橘さん。どうかなされましたか?」

ありす「あ、CPのプロデューサーさん。おはようございます。その、CPの事務所を探していました」

武内P「そうでしたか。でしたら一緒に行きましょう。私もコーヒーを買ったら戻りますので」

ありす「…ありがとうございます」

自販機
ガチャコン

武内P「…橘さんは何がいいですか?」

ありす「えっ…いえ、私は大丈夫です。気にしないでください」

武内P「いえ、せっかく来ていただいたので」

ありす「いえ、私は大丈夫です」

武内P「いえ」

ルーキートレーナー(…あの2人何してるんだろ…?)

ありす(…結局お茶を買ってもらいました)

武内P「橘さんはどういった要件でCPの事務所へ?」

ありす「あ、その…この前のライブでお世話になったのでそのお礼に」

武内P「しっかりしているのですね」

ありす「大人として当然のことですから」

武内P「CPの事務所はこちらの階段を降りたところにあります」

ありす「こんなわかりにくいところに…」

未央「やばい!遅刻しちゃう~」スタタタタ

武内P「っ橘さん!」ぎゅっ

ありす「!?」

未央「うおお!危なかった!ご、ごめんねーー!」スタタター

武内P「ふう…危うくぶつかるところでした」ギュー

ありす「…あ、あの…///」

武内P「!?そ、その…申し訳ありません」バッ

ありす「あっ…」

武内P「すみません、ぶつかりそうだったので…つい」

ありす「…い、いえ、気にしないでください」モジモジ

武内P「…えっと、とりあえず、こちらです」

ありす「は、はいっ」

ガチャァ

武内P「うっ…この匂い…」

???「にゃーはっはっは!」

武内P「橘さんは嗅がないようにこのマスクを」サッ

ありす「あっはい…?」スッ

ありす(これ、プロデューサーさんのマスク…?間接…///)

武内P「またですか…一ノ瀬さん」

志希「いやー暇だったからつい♪」

武内P「この香り…今回は一体どういう薬品ですか」

志希「うーん簡単に説明するとー、人肌が恋しくなる感じ?」

武内P「またやっかいなものを…」

志希「にゃはは!相変わらずプロデューサーには効かないね!なんでかなー。今回結構強力にしてきたのに!」

武内P「とりあえず換気します」

志希「えーい♡」ギュッ

武内P「なっ!何を…」

志希「んー?だってあたし、マスクもなんもしてないしさ」

志希「あたし自身にもこれ、効くんだよねー」ギュー

武内P(うしろから一ノ瀬さんに抱き着かれて…身動きが取れません)

志希「んーやっぱりキミはすっごいいい匂いするね!ハスハス~んんーおちつくー」

ありす「あ、あの…」ウズウズ

武内P「橘さん…?どうかされましたか?」

志希「あー、ちなみにー。今回結構強力なので市販のマスクとかじゃー防げませーん!」ぎゅー

武内P「…なぜこんなことを…」クビサワリ

志希「んー…なんだろー、初めてここの廊下ですれ違った時、キミの匂いにやられちゃったのかなー」ハスハス

志希「それで気になってこっそり何回かこの部屋に来て、色んな薬品を試してみたけどキミには全然効かないんだもん!」

志希「まあ、そんな感じでーキミには意地にでもあたしの薬品を効かせたいっていうかー」

志希「そんなことしてる間に、キミの事が気になっちゃって…なんてね♪」

武内P「はあ…他のアイドルに影響が出ると困るのですが」

志希「にゃははーだからアイドルいないときを見計らってきてるんじゃーん!今回はたまたまありすちゃんがいたけどねー」

ありす「橘です…」ウズウズ

なんでしょうこの感じ…
プロデューサーさんを見てると身体が疼いてきます…
すごく…抱きしめたい…

そばにいきたいです…

志希「おっありすちゃんこっちきたー」

武内P「橘…さん?」

ありす「…ありすで、いいです」ぎゅっ

武内P(後ろは一ノ瀬さん、前は橘さんに抱きしめられてます)

武内P「その、身動きが取れません…換気をしたいのですが…」

志希「だいじょーぶ!5分くらいで効果切れるようになってるからほっといてもヘーキだよ!」

武内P「それならいいのですが…いえ、よくないです。離れてください」

志希「えーーやだー。だってなんやかんや会うの久々じゃーんちょっとくらいいいでしょー?」ギュー

一ノ瀬さんが上目遣いで見つめてきます。
その長い睫毛から覗く、輝いた瞳に私の視線は絡め取られてしまいました。

背中の部分から柔らかさを感じます。
…薬の影響か思考がおかしくなってしまいました。

志希「…やっぱ担当じゃないと全然会えない…全然ハスハスできないねー」ぎゅっ

少し一ノ瀬さんの腕の力が弱くなったように思えます。

ありす「…一ノ瀬さんとプロデューサーさんは以前から知り合いなんですか?」

志希「まあねー。以前廊下ですれ違った時に一目惚れしちゃった!匂いに~」

志希「それからは仕事がたまに一緒の現場になったりーここにあたしが押し掛けたりって感じかな~?美城常務、今は専務だっけ?のゴタゴタのときも結構お世話になったっけ?」ギュー

武内P「いえ、私は大した事などしていませんので」

ありす「大した事じゃなくても、やれる事があるだけ凄いと思います」ぎゅっ

武内P「…ありがとうございます」

今日はここまでにします
ありすが武内Pとイチャイチャする姿が全く想像できなくて苦労した
まさにプロジェクト苦労ネ
ふふっ

志希「そろそろ薬の効果が切れる頃かなー」ギュー

武内P(とても長い時間に感じました…)

ありす「…そろそろ仕事の時間なので戻ります。失礼します」

武内P「ぜひまたきてください、橘さん」

ありす「…ありすでいいです」ムスッ

志希「にゃははーありすちゃんかわいい~」ギュー

ありす「橘と呼んでください」キッパリ

志希「」

ありす「では」スタスタ

ありす(うう…恥ずかしいことしちゃった…はやく行こう)

武内P「…」ジー

志希「ん~?」ギュー

武内P「その、離れていただけないでしょうか」

志希「え~どーしよーかなー」ギュ

武内P「…仕事もありますので」

志希「あたしと仕事、どっちが大事なの~?」

武内P「…困ります」

志希「…そこで仕事ってきっぱり言わないところも好き」ギュッ

武内P「あ、あの…それはどういう」

志希「キミはさ、本当はあたしより仕事のほうが大事でしょ?」

武内P(子犬のように首を可愛らしくかしげています)

武内P「いえ、一ノ瀬さんの方が大事です」

志希「…にゃは!意外な返事!」ぎゅースリスリ

武内P(頬をすりすりしてきました)

武内P「アイドルの皆さんを1番に考える、それがプロデューサーです」

志希「あ~アイドルの皆さんね~、まあそんなもんだとおもいました」

志希(まだまだ先は長そ~)

志希「キミの匂いってホント素敵だよね♪トリップしちゃいそう~」ハスハス

武内P「あの…そろそろ本当に仕事をしなければ…」

志希「え~いいじゃーんもー」ギュー

武内P(先程までは腰に手を回されていたのですが、首の後ろに回されました…より密着が…)

コンコンガチャ

???「失礼します」

志希P「志希。やっぱりここにいたのね…」

志希「にゃはは~バレちゃった~?」ギュー

志希P「あなた失踪とかいって毎回ここに来てるじゃない…ほら、アイドルなんだからそんなはしたないことしてないでレッスンに戻りなさい」

志希「え~~」

志希P「いいから、ホラいくわよ。すみません毎度ご迷惑をおかけして…」

武内P「いえ、大丈夫です…」

しばらくして

コンコン、ガチャ

ちひろ「…ただいまもどりました」ムスーッ

武内P「…どうかされましたか?」

ちひろ「どうせ私がいない間にみくちゃんとかといちゃいちゃしてたんだろうなーと思うと怒りが」ムスーッ

武内P「…申し訳ありません」

ちひろ「…プロデューサーさんは今日は事務仕事でしたね」

武内P「ええ、そうです」カタカタカツカタ

ちひろ「…!」ピコーン

ちひろ(いい事おもいつきました)

ちひろ「…しつれいしまーす」ストン

武内P「!?」

武内P(千川さんが私の膝に、対面する形で乗ってきました)

武内P「その、千川さん…!?何を…」

ちひろ「どうですか~?これなら仕事の邪魔にもならずにプロデューサーさんを堪能できると思いまして」ギュー

武内P「いえ、その…さすがにこれは…」

ちひろ「さすがに、なんですかぁ?」ジッ

武内P「やりすぎでは…ないかと」クビサワリ

ちひろ「…しりません」ギュ

武内P「千川さんは…」

ちひろ「…?なんですか?」

武内P「…いえ、なんでもありません」

武内P(…私の事を、どう思われているのでしょうか)

ちひろ「気になるじゃないですかー」

武内P「…お気になさらないでください」

ちひろ「ええーーひどい!」ギュー

ちひろ(プロデューサーさん、これからも私に誕生日プレゼント、くださいね?)

おわり??

もう少し続きを書こうと思ったけどなんだか話が思いつかないので、少し期間をあけてからここに投下しようと思います
すみません

再開しても、さあ良いかい?
ふふっ




(楓さんの出番はまだです)

武内P(本日はキャンディーアイランドの撮影現場に同行しています)

武内P(撮影はまだ始まっておりません
)

武内P(しかし、すでにとある問題が発生しておりました)

智絵里「杏ちゃん…遅いね」

かな子「うん…どうしちゃったのかなぁ」

武内P(…本日は現地集合なのですが、集合時間からだいぶ遅れてます…)

かな子「プロデューサーさん、何か連絡はきていませんか?」

武内P「いえ、私には何も…お二人の方には?」

かな子「私たちにもきてません…」

智絵里「うぅ…どうしよう」

武内P(…やむを得ません)

武内P「すみません、私は双葉さんのお宅へ向かいます。お二人だけで、しばらく大丈夫ですか?」

かな子「はい!智絵里ちゃん、大丈夫だよね?」

智絵里「は、はい!がんばります…その代わり、いつかクローバー集め、手伝ってもらってもいいですか…?」

武内P「…ええ、ぜひ」

智絵里「ふふ、やったあ」パァァ

かな子「あ、じゃあ私は美味しいケーキ屋さんに連れて行ってください!」

武内P「わかりました。それでは、お二人ともよろしくお願いします」タッタッタッ

かな子「…ふふっ」

智絵里「…?どうしたの、かな子ちゃん」

かな子「智絵里ちゃんからあんなこと言いだすなんて、積極的になったね!」

智絵里「そそ、そんなつもりじゃ!わたしはただ、プロデューサーさんと一緒にクローバー集めできたらいいな、って…」

かな子「前の智絵里ちゃんだったら自分から言い出さなかったのにねー」

智絵里「うぅ、いじわる言わないで~」

かな子「智絵里ちゃんは可愛いな~。さ、プロデューサーさんが戻ってくるまでお菓子でも食べて待ってよ?」

智絵里「も~かな子ちゃん!」

武内P「…」ダッシュ

武内P(双葉さんの家はここですか…幸いにも現場から近くて助かりました)

ピンポーン

武内P(…)

ピンポーン

武内P(…?)

ピンポピンポーン

武内P(…外出中…?いえ、いくら双葉さんとはいえ仕事を無断で休んで外出なんてするはずがありません)

武内P(となると…ねているのでしょうか)

ピンポーンピンポンピンポーン
ガチャ

「うう…うるさいなぁ~誰だよこんなあさから~」

武内P「双葉さん…」

杏「…あれ、プロデューサー?なんでプロデューサーが杏の家の前にいるんだろ…夢かな」

武内P「…本日は…キャンディーアイランドの、撮影が…」ゴゴゴゴゴゴ

杏「…」

杏「…今何時?」

武内P「…13時前、です」

杏「…ぐふっ」バタッ

武内P「倒れている場合ではありません、即座に準備をしてください」

杏「…撮影、13時半からだったよね」

武内P「ええ、急いでください」

杏「…間に合う?」

武内P「…………………間に合わせます」

杏「むりだよ、今日は休もう…」クダー

武内P「緒方さんや、三村さんに迷惑をかけてしまいます」

杏「…あーもうーわかったよー」スタスタ

武内P「私はここで待っていますので」

杏「…!いや、プロデューサー入ってきてー」

武内P「しかし、アイドルの部屋に入るのは…」

杏「いいから、時間短縮の為だよ。早くー」

武内P「はあ…」クビサワ

杏「じゃあ杏はパジャマの上から服着るから、その間にプロデューサーは杏の歯を磨いてよ」

武内P「…危ないのでは?」

杏「同時にやったほうが早いじゃん。ボタンのやつとかなら当たらないでしょー。さ、急いでー。これ、歯ブラシと歯磨き粉ね」

武内P(…時間短縮のため、です)

杏「じゃあ、お願い。あーん」

武内P「…失礼します」

杏「んーモゴモゴ」シャコシャコ

杏(…とくに考えないで頼んだけど、思ったより恥ずかしいな…)シャコシャコ

武内P(片手だとうまくできませんね。左手で頬を押さえましょう)スッ

杏「んんぁっ??」シャコシャコ

杏(プロデューサーがいきなり杏のほっぺを触ってきた)シャコシャコ

武内P「…双葉さん?」

杏「ん…んむ…んーん…//」シャコ

杏(ってはやく着替えないと)スッ

杏(夏だったらこのTシャツのまま行けたんだけどな、流石にこの時期は寒いからね)

武内P「痛くないですか?」シャコシャコ

杏「んーんへーきー」シャコー

武内P「…もうすこし、口を開けてもらえますか?」

杏「んんぅ…あー//」シャコシャコ

杏(うう、恥ずかしい…)

杏(それに、人にやってもらってるからかな…いつもと感覚が違う…なんかくすぐったい…)

杏「…んっ…ふ…//」シャコシャコ

杏「んんー…んぼんあくから、んぉっとまっへへ」モゴモゴ

武内P「ズボンを履き終わるまで待て…ということですか?」

杏「んんぅ…ん」コクリ

杏(スパッツの上からでいいよね)ハキハキ

杏「んー…ひーよー」モゴモゴ

武内P「では、再開します」シャコシャコ

武内P(前歯はこのままだと少し難しいですね)

武内P「…」アゴクイ

杏「んぁっ…!んんー//」シャコシャコ

杏(顎に手を当てられて、クイってやられてる…!)

杏「ん…んぁっふろゆーさー」シャコシャコシャコ

武内P「…どうされました?」

杏「んぁご…あずあしい…//」シャコシャコ

武内P「…?あずあしい?」

杏「ちがんぅ!」シャコ

杏(なんでこういう時は伝わらないの!)

武内P「…?」

杏「んぅーー///」シャコシャコ

杏(プロデューサー、すごい丁寧に磨くなあ…てか、時間かけすぎて歯磨き粉垂れそう…)

杏(あ…口のはじっこから垂れてきた)

武内P「おや…」ふきふき

杏「んっ…」

杏(親指でそっと拭かれた…!)

杏(今日のプロデューサー、大胆…というか、無意識にやってるって感じ?)

杏(…前は極端にこういうスキンシップを避けてたような気がするんだけどな)

杏(…なんか、あった?)

武内P「では、奥歯のほうへ」

杏「んぁーい…///」シャコシャコ

杏(プロデューサー、丁寧なのはいいけど杏、時間ギリギリなの忘れてない?)

杏「んぉでゅーさー、いおいだほうがいいよ…」

武内P「!す、すみません、急ぎましょう」シャコシャコシャコ

杏「んんっ…んぅ」

杏(ちょっとだけ、乱暴なかんじ…なんか、さっきとまた違う感覚で…)

杏「んぁ…ん…ふっ…んんぅ///」シャコシャ

武内P「よし、一通り終わりましたね」

杏「…ん///」

杏「ぺっぺっ…グチュグチュぺっ」

杏(…あれ、これ杏がズボン履き終わった時から自分で磨けばよかったんじゃ)

杏「ま、いっか…プロデューサー、ありがとね」

武内P「いえ、では急ぎましょうか」

杏「うぇー…走らなきゃだめかな?」

時計「13時17分」

武内P「…ダメですね」

杏「走りたくない…プロデューサー、おんぶしてよ」

武内P「…」

武内P(…アイドルをおんぶ…しかし、時間はギリギリ。私の全力ダッシュなら間に合いますが双葉さんは私のスピードにはきっと追いつけない…)ウーム

杏(すごい真剣に悩んでる…)

武内P「…わかりました、どうぞ」スッ

杏(おおう、まじか…軽く冗談だったのに)

杏(…いつもなら、断ってたよね…)

杏(ま、いっか。走りたくないし)

杏「よい、しょっと」

杏(背中、すごい広い)

杏(きらりの背中とは違って、柔らかくなくて、ゴツゴツして…)

杏「男の人って感じだねー」

武内P「お気に召しませんか?」

杏「んーん、広々としてて快適かなー」

杏「はい、これ鍵ね。閉めといてー」

武内P「わかりました」ガチャガチャ

武内P「では、行きます」ギンッ

武内P「…ふっ…はっ…」ダッシュ

杏「うぉー…」

杏(は、はやい!)

武内P「双葉さん…もうすこししっかり掴まれますか?」

杏「ん…」ギュー

武内P「全力で行きます」

ざわざわ

「まだ杏ちゃん来てないの?困ったなーあと10分だよ?もー」

智絵里かな子「す、すいません…」

「あー、君達は別に謝んなくていいよー、はいはいとりあえず先に準備してちょ」

智絵里かな子「はい…」

智絵里「あっ、プロデューサーさん!」

かな子「えっ、どこ?あ、本当だ!プロデューサーさーん!」

武内P「…ふっ…!」ズダダダダダダ

「おわ、速え!!」

武内P「すみません、遅くなりました!」

かな子「プロデューサーさん、杏ちゃんは!?」

杏「杏は…ここ…うぅ、揺れた、すごい揺れた…」ギュー

智絵里「あ、杏ちゃん!?おんぶしてもらったんだ…」

杏「これが一番はやいかなって…すみません、遅くなりました」

「ヘイヘイ、次はねえぜ?おい、さっさと準備始めろい」

「「はい!」」

武内P「本当に、ご迷惑をおかけしました」

「ギリ間に合ったしいいっしょ。てかアンタすげえ速いな…杏ちゃんが遅刻した代わりにアンタで企画作っちゃおうか」ガハハ

武内P「…それは、厳しいです」

「ありゃりゃ断られちった」

かな子「プロデューサー、すごいはやかったね~ウサ◯ンボルトみたいだった!」

ミミミン?

撮影後

かな子「にしてもプロデューサーさんがおんぶかぁ…」

杏「いやぁー…あのスピードはおんぶされてる側としてはなかなか破壊力が高かった…」

智絵里「…いいな、プロデューサーさんのおんぶ」

杏「うえ、なんだよいきなり」

智絵里「うう、だって…」

杏「…そんなにしてほしいんだったら本人に頼んでみたら?」

智絵里「う…そ、それは恥ずかしいよ…」

かな子「んー、プロデューサーさんなら私でも、おんぶできるのかな」

杏「いや余裕でしょ」

かな子「!ほんとかな…お願いしちゃおうかな…」

杏「かな子ちゃんだって言うほど重くないでしょ。皆が痩せ過ぎなだけじゃん。プロデューサーならひょいっと片手で持ち上げちゃうんじゃないのー?」

かな子「いや片手はさすがに無理だろうけど…じゃあ今度おねがいしてみよっ!」

智絵里「ええ、かな子ちゃんずるいよー…」

武内P「みなさん、本日はお疲れ様でした」

杏智絵里かな子「おつかれさま(でーす)」

かな子「今日も楽しかった~」

智絵里「うん!すごく緊張しちゃったけど…」

杏「杏はもう疲れたよ…」

武内P「双葉さんは今後は今日のような遅刻はないようにお願いします」

杏「はーい…」

武内P「では、皆さんをご自宅にお送りしますので車の方へ移動しましょう」

杏智絵里かな子「はーい」

かな子「あ、そうだ、プロデューサーさん!おんぶしてください!」

武内P「!?」

かな子「えっと、その、杏ちゃんがしてもらってたので、私もしてもらえたらな~って…ダメですか?」

武内P(…双葉さんだけ特別扱いするわけにもいきませんし…)クビサワリ

武内P「わ、わかりました…では、すぐそこまでになってしまいますが車まででいいですか?」

杏(あのプロデューサーがこんなに早く受け入れるとは…)

かな子「えへへーありがとうございます!」

かな子「あ、なんでもないでーす!さ、プロデューサーさん!おんぶしてください」

武内P「は、はい…」スッ

かな子「よいしょ…お、おおー」

かな子「…お、重くないですか?//」

武内P「全く重くありません」

かな子「ならよかった…」

かな子(プロデューサーの背中、大きくて落ち着くなあ)

杏「どうせならお姫様抱っこもしてもらえば?」

かな子「えええ、それは流石にいいよ…」

杏「ふーん」

武内P「…もうついてしまいました」

かな子「…近いですね」

杏「…うん」

智絵里「と、とりあえず乗りましょう」

あっミスった
一つ上のレスは無しで

智絵里「かな子ちゃん、いいなー…」

かな子「智恵理ちゃん、安心して?」コソッ

智絵里「?」

かな子「車で送ってもらうと杏ちゃんが一番家近いから最初に降りるでしょ?その次に家が近いのは私だから、智絵里ちゃんはプロデューサーさんと二人っきりになれるから、そこで…ね?」

智絵里「…!かな子ちゃん…!」パァ

かな子「ふふ、智絵里ちゃんの番もちゃんとあるからね?」

智絵里「ありがとう!でも、私一人で何かできるかな…」

かな子「そこは頑張らないとね~」

杏「二人してコソコソ話してると思ったら…そんなことかー」

かな子「むっ…杏ちゃん、これからは抜け駆けはだめだからね!」

杏「別にそういうつもりじゃなかったんだけど…」

武内P「皆さん…?どうかされましたか?」



でこの後に、>>116です

ミスってすんません
とりあえず今日はここまでにします
CI編はもうちょっと続きます

再開します

武内P「シートベルトはちゃんとつけましたか?」

杏「あーい」

智絵里「は、はい」

かな子「はい(…もっとおんぶされたかったな)」

杏「うぅ…杏はもうクタクタだ…充電モードに入るね」

杏「ぐぅぅー」

智絵里「ね、寝るの早いわ!」ビシッ

杏「んがっ!」

智絵里「笑美ちゃんから教えてもらったツッコミ…どうかな?」

杏「…悪くないけど…アイデンティティの略奪は良くないし、今後は止めたほうがいいんじゃない……」グダー

杏「とにかく杏はねるよー」

かな子「…私も眠くなってきた…」ウトウト

智絵里「わたしも…」ウト

ブーン

キー

武内P「双葉さん、つきましたよ」

杏「んー…ムニャ…もう家かー。ありがとー」

智絵里「スヤスヤ…」

かな子「ぅーん…ケーキが…ケーキがぁ…おそわれ…ぉぃしいかららいじょうぶ…うぅ」スヤァ

杏「…どういう夢?」

武内P「皆さん疲れているようですね」

杏「そーだね…」

杏「…ねー、玄関までおんぶしてよ。寝てたら足痺れちゃった」

武内P「…?…わかりました」

武内P「では、どうぞ」

杏「はーい、よいしょ」

武内P「…すぐそこですね」

杏「この距離すら歩けないほどの足の痺れだったんだよー」

武内P「そうですか…」



杏「…ね、プロデューサー、最近なんかあった?」

武内P「…と、言いますと…?」

杏「うーん…なんて言うのかなあ。以前のプロデューサーならおんぶとか歯磨きとかしてくれなかったと思うんだよねー。そりゃ時間ギリギリだったってのもあるかもしれないけどさ」

武内P「そう…ですね」

杏「そういう変化があったからねー。なんかあったのかなーなんて」

武内P「…言われてみればたしかに、自分でも変わったように思えます。何かあった、といえば…最近このようなことがたくさん起きているといいますか…」

杏「色んなアイドルとこんなことしてるってこと?」

武内P「…まあ、そうですね」

杏「こうして杏は楽できるしいいんだけどさー。知らないよーいつか刺されても」

武内P「刺される…とは?」

杏「…あーわかんないならわかんないでいーかー。うちにはそんな関係が壊れるようなことする子なんていないしねー。みんないい子だもん」

武内P「…?」

杏「…ま、がんばってね」ギュッ

武内P「…ありがとうございます…?」

武内P「双葉さん、つきました」

杏「はーい、鍵」

武内P「…」ガチャガチャ

杏「さ、どうぞ」ギュー

武内P「…!」

武内P「いや、私は入りません」

杏「なにー…ま、いーかー。ありがとね、プロデューサー」ストン

武内P「いえ。お疲れ様でした」

杏「おつかれさまー」ガチャッ

武内P(さて…車に戻って2人を送りましょう)スタスタ

武内P「…」ガチャッ

智絵里「ん…」スヤ

かな子「…」

武内P(…2人はまだ寝ているみたいですね)ブロロロロぶぅーん

智絵里「…スヤー」

かな子「…ケーキ?」スヤスヤ

武内P(三村さんのお家につきました)

武内P「三村さん、三村さん」

かな子「うぅ…おいしぃ…」スヤァ

武内P(…声をかけてもおきませんね)

武内P「三村さん…つきました」ユサユサ

かな子「…ん…?」

武内P「お家です」ヌォォ

かな子「うわぁ!プロデューサーさん!!びっくりした~」

武内P「…緒方さんが起きてしまいます」

かな子「あ、す、すみませんっ」

かな子「…うーん、今日はいいかな」

武内P「…?どうされました?」

かな子「いえ、なんでもないです!じゃあ、また明日ですね。おつかれさまでしたー!」

武内P「お疲れ様でした」

武内P「…なにか、あったのでしょうか?」

ブーン

智絵里「んぁ…あれ…?ここ、どこ?」

武内P「おはようございます、今緒方さんのご自宅に向かっている途中です」

智絵里「…あと、どれくらいですか?」

武内P「…5分くらいでしょうか」

智絵里「結構近くまで来たんですね」

智絵里「…」

智絵里「…その、プロデューサーさん…」

武内P「なんでしょう?」

智絵里「あの、ちょっと歩いて帰りたいかなって…だから、車を停めて歩きませんか?」

武内P「…わかりました、ではあそこの駐車場に停めますね」

武内P「では、歩きましょう」

智絵里「…け、結構寒いですね」

武内P「こんなに寒いと…今年も雪が降りそうですね」

智絵里「はい…」

智絵里(…かな子ちゃんにチャンス貰っちゃったんだし…勇気、ださなきゃ…!)

智絵里「プ、プロデューサーさん!」

武内P「なんですか?」

智絵里「あの…そ、その…うぅ…ゆ指先が、冷えますね…」モジモジ

武内P「…?ええ、こんなに寒いと…女性だと尚更ですね」

智絵里「そ、そうじゃなくて…その~」

智絵里「うぅ…//」

智絵里「…手…握ってほしいです…///」

武内P(…緒方さんがこんな事を言うなんて珍しいですね。普段わがままを言わない方ですし、勇気を出してのことでしょうか)

武内P(…その勇気を無下にする訳には…)

武内P「…」ギュッ

智絵里「あっ…ふふっ…あったかいです」ニコッ

武内P「とてもいい、笑顔です」ニコ

智絵里「その、手…おっきいですね。包まれてるみたいです」

武内P「…緒方さんは、とても小さくて綺麗な手をしていますね」

智絵里「プ、プロデューサーさんっそんな綺麗だなんて…わたし、照れちゃいますっ」

武内P「…」クビサワリ

智絵里「プロデューサーさんはあったかいですか?」

武内P「ええ、とても」

智絵里「うう、やっぱり恥ずかしい///」

パァァァ

武内P「おや…この辺りのお家はクリスマスの飾り付けがすごいですね」

智絵里「すごい…!綺麗ですね」

智絵里「あなた~がーくれたほほーえみー♪握っってーくれた手ー♪」

智絵里「キラキラしててステージみたいですっ」ニコッ

武内P(そういって笑う緒方さんは、周囲のイルミネーションが見劣りしてしまうほどに、輝いている良い笑顔を見せてくれました)

武内P(美しく飾られた家々を通り過ぎ、緒方さんの家まであと少しのところまできました)

智絵里「…あの、プロデューサーさん、わたしまだ寒いです…」

武内P「…どうしましょうか?」

智絵里「えいっ…」ムギュッ

智絵里「…こ、こうすれば大丈夫です//」

武内P(緒方さんが私の腕を抱くように、腕組をしてきました)

武内P「…これはさすがに…」

智絵里「…だめ、ですか?」

武内P(上目遣いで聞かれます)

武内P「…」

武内P(こんな聞き方されてしまっては…)

武内P「もうすぐつきます、行きましょう」

智絵里「はいっ」ギュー

智絵里「もうついちゃいましたね…あっというまだったな…」ギュー

武内P「そう、ですね…本日はゆっくり体を休めてください」

智絵里「はい…ありがとうございました」ショボン

智絵里(もう、おわかれか…寂しいな…)

武内P「…明日もまた、会えます」ニコ

智絵里「…っ!はいっ」

武内P「では、お疲れ様でした」

智絵里「お疲れ様でした!」

武内P「では、失礼します」スタスタ

智絵里「あ、そうだ…プロデューサーさん!今度かな子ちゃんとケーキ屋さん、行ってあげてくださいね」

武内P「…ええ、もちろんです」

武内P(事務所に戻って軽く仕事を整理しておきますか)

今日はここまでです
かな子の出番はちゃんと後であります
都合上先延ばしにしちゃいました
かな子ファンの人すみません
それからデレステで何度ガチャを引いても森久保がでません

デレステ、蘭子SSRかぶりました
複雑な気持ち
再開します

事務所

武内P(さて、やるべき事は終わりましたし帰りましょう)スタスタ

武内P(…この部屋に私以外に誰もいない、そんな状況が何故だか久々に感じてしまいます)

武内P(最近は色んな方と深く関わってきたからでしょうか)スタスタ

武内P(一人寂しく帰る、毎日当たり前のように繰り返していた事が、何故だか今日はとても寂しく感じてしまいました)

楓「あら、お疲れ様ですプロデューサーさん」

武内P「高垣さん…お疲れ様です」

楓「今から帰りですか?」

武内P「ええ」

楓「私も今から帰りです」

武内P「そう…なんですか?」

楓「はい、そうなんです」

楓「プロデューサーさん、もう一度言いますね。私も今から帰りですよ」

武内P「…?はあ…そうですか」

楓「…」

武内P(…子供のように頬を膨らませています)

楓「…今から電車で帰るのは大変ですね~。車で、送ってくれる人がいたらな~」

武内P「…送りますよ」

楓「…ついでに、一緒にご飯を食べれたらな~」

武内P「…ご飯、食べにいきましょうか」

楓(誘ってくれるなんて、珍しい…)

楓「…ふふ、ありがとうございます」



武内P「…高垣さん、何か食べたいものはありますか?」

楓「最近は寒くなってきましたので、鍋がいいですね~」

武内P(鍋…この辺に鍋が食べれるお店なんてあっただろうか…)

武内P「すみません、鍋が食べれるお店は存じ上げておりません。高垣さんはどこか知っていますか?」

楓「…もちろん知っていますよ。案内しますね。まずはそこの信号を右に曲がって───」

楓「着きました」

武内P「…ここは、スーパーですね」

楓「はい、スーパーです」

武内P「…スーパーのの中に、鍋料理屋があるのでしょうか」

楓「ありません♪」

武内P「………では、なぜここへ」

楓「具材を買いましょう。何鍋にしますか?」

武内P(…手作り、ですか)

武内P「そう、ですね…キムチ鍋はどうでしょう」

楓「いいですね。そうしましょう」

武内P「…というか、具材を買ったとしてどちらで召し上がるのでしょうか」

楓「買ってからのお楽しみです」

スーパー

楓「白菜は、くさいですね」

武内P「そうですか…?無臭だと思うのですが」

楓「…」

楓「レタス、カゴに入れたっす…ふふっ」

武内P「ありがとうございます」

楓「…」

武内P「…?」

楓「キャベツ…きゃー別のにしましょう」

武内P「白菜とレタスとキャベツ…全部入れるのですか?珍しいですね」

楓「…しゅん」

武内P「…??」

武内P「とりあえず必要なものはこれくらいでしょうか」

楓「そうですね、では買ってきますね」

武内P「いえ、ここは私が。高垣さんはあちらで待っていてください」グイ

楓「あら…」

楓(すこし、強引になりました…?)

武内P「お待たせしました」ドサッ

楓「じゃあ、袋にいれますね」

武内P「手伝います」

楓(…こうしてるとなんだか夫婦みたい)

楓「アツアツですね…ふーふーしないと、ふふっ」

武内P「…?」



武内P「さて、どちらに向かいましょう」

楓「プロデューサーさんのお家はどうですか?」

武内P「そ、それはできません」

楓「どうしてですか?」

武内P「アイドルを家に招き入れるだなんてとんでもないです」

楓「でも…私の家だとプロデューサー、車で帰れませんよ?」

武内P「…?どうしてでしょうか」

楓「飲酒運転は捕まっちゃいます」

武内P「…飲まなければいいのでは?」

楓「私1人で飲むなんていやです」

武内P「…!待ってください、そもそも楓さんのご自宅もダメです。プロデューサーがアイドルの家にいくだなんて…」

楓「まあ、とりあえずプロデューサーさんのお家へいきましょう。話はそれからです」

武内P「それからどころか色々なものが終わってしまうのでは…?」

楓「いいじゃないですか。食材も買ってしまったんですし」

武内P「…しかし…」

楓「大丈夫です、いきましょう」

武内P「…」

楓「さ、細かいことは気にしないでいきましょう?」

武内P「細かくないと思うのですが…」

楓「…ぶー。私、プロデューサーが行くって言うまで車から出ません」

武内P「……」

武内P(子供ですか)

楓「…」ジー

武内P(見つめられています)

楓「…」ジー

武内P「……はぁ、食べ終わったらすぐに帰らせますよ」

楓「ふふ、ありがとうございます」

楓(押しに弱いのは相変わらずですね)

プロデューサー宅

楓「おじゃまします。あら、随分片付いていますね」

武内P「そうでしょうか?」

楓「ええ、男の人とは思えないくらい綺麗な部屋ですね」

武内P「……ありがとうございます」

楓「…」クンクン

武内P「なにをされているのですか?」

楓「家具の匂いをかぐ…ふふっ」

武内P「…」

武内P「では、食材の準備をしてきますので、高垣さんはこちらで座って待っていてください」

楓「いえ、私もお手伝いします」

武内P「しかし、お客様にそんなことをさせるわけには…」

楓「食材も買ってもらってしまったので、せめてこれくらいさせてください」

武内P「…わかりました。では一緒に作りましょう」

楓「…ええ」ニコッ

武内P「…」トントントントントン

楓「…」ザクッザクッ

武内P「あ、アレをとっていただけますか」

楓「どうぞ」

武内P「ありがとうございます」

楓「あ、プロデューサーさん、それ私がやります」

武内P「はい」

楓「ふふっ」

武内P「…?どうしました?」

楓「いえいえ」

楓(あれとかそれで会話できるなんて、長年寄り添った夫婦みたいですね)

楓「できました♪」

武内P「ええ、では始めましょう」

楓「じゃあ具材を投下します」

武内P「ええ、お願いします」

楓「どぼーん」

グツグツグツ

武内P「…いい、香りです」

楓「やっぱり寒い時期は鍋に限りますね」

武内P「ええ」ワクワク

楓「ふふ、プロデューサーさん、よそってあげますよ」

武内P「ありがとうございます」

武内P「では、いただきます」

彼はまず白菜を箸で取り上げた。
そこから白い湯気が天井に向かい立つ。
彼が白菜を冷まそうと息を吹きかけるとその湯気がなびき、ふわふわと宙を舞い踊る。

パクリ、と一口、白菜を口にいれる。
一度噛む、すると白菜の水分がじゅわあ、と彼の口へ広がる。
キムチ鍋のスープがよく染み、ピリッとした辛さを感じさせるがその奥に、白菜本来の甘みが辛さを追いかける。

二度、三度噛むたびに繰り広げられる甘みと辛味の鬼ごっこが彼の舌を魅了する。
そして食感、噛むたびにしゃきりと彼の歯を少し拒むその感触が心地よく耳を刺激する。

武内P「とてもおいしいです」

たった一言。
そこに彼の全てが込められていた。
あえて飾らない、心からの言葉であった。

楓「ふふっ、プロデューサーさん、とても幸せそう」

武内P「す、すみません。とてもおいしくて」

楓「では、私もいただきます」

楓「もうおかずがなくなっちゃいましたね」

武内P「そうですね。では、しめに入りますか」

楓「待ってました」

武内P「ごはんです」ドボドボ

グツグツ煮える鍋にご飯を投下。
そう、彼らはおじやを作り出そうというのだ。

器用な手つきで卵を割り、かき混ぜる。
そしてそれをキムチ鍋のスープを吸い始めたご飯に向かい、円を描くようにかける。

とろり、と垂れてゆく卵。
鍋に蓋を閉じ、じっくり煮えるのを待つ。

蓋を開けると同時に広がる白い湯気。

武内P「では、よそいますね。このくらいでよろしいですか?」

楓「ええ、ありがとうございます」

武内P「では、食べましょう」

スプーンでご飯を掬い上げ、口に放る。
スープを纏ったご飯はするりと摩擦を感じさせず、流れるように口の中へ入っていった。
突き抜けるキムチの香り。
卵がそれを包み込み柔らかくしている。

ご飯を噛めば、柔らかく形を変え、まるで食べられるのを望んでいるかのように潰れてゆく。
ゴグリと喉を鳴らせば最後。
喉から腹へ、暖かみが駆け抜けるのであった。

楓「さて、食器も洗い終わったことですし、飲みますか」

武内P「…私は遠慮しておきます」

楓「え~どうしてですか?」

武内P「高垣さんお送りできなくなってしまうので」

楓「送らなくても大丈夫ですよ?」

武内P「いえ、そういうわけにはいきません。必ず送ります」

楓「私が泊まっていけば、プロデューサーさんがお酒を飲んでも大丈夫ですよね?」

武内P「大丈夫じゃないです」

楓「…」

武内P「頬をふくらませてもダメです」

楓「じゃあ1人で飲みますよー」ゴクゴク

武内P「すみません、今日はそうしてください」

楓「なんちゃって」

ブチュー


チュッ…

武内P「…!?!?!?!?」

武内P(柔らかくて、プルプルした唇が…!?!? )

楓「んっ」

武内P「…っ!」

武内P(楓さんの唇をつたって、お酒が流れて…)ゴクリ

武内P(…飲んでしまいました)

楓「…これで、今日は運転できません//」

武内P「…」ボーゼン

楓「…ふふっ、今夜はたっぷり飲みましょう?」

>>1助けてっ!
誕生日がとっくに終わった、ちっひが息をしてないの!

>>160
いつかまた彼女の出番が来ます
たぶんおそらくきっとメイビー



武内P「その、高垣さん?い、いまのは」

楓「…ふふ、プロデューサーさん」スタスタ

武内P「…なぜ隣に移動したのですか?」

楓「こうするためです」スッ

武内P(…高垣さんが背中を向けて、よりかかってきました)

楓「プロデューサーさん、大きくて、あったかくて…とても心地よいです」

武内P「あの…一体なにを…」

楓「…最近いろんなアイドルと楽しいことしてるって噂、聞きました」

武内P「…それは」

楓「私はプロデューサーさんの担当から外れ、寂しい思いをしてきました。もちろん私が決めたことですし、あなたの為を思っていたのですが…それでも、CPのみんなと一緒に楽しそうに過ごすあなたを見るのはとても辛かったんです」

楓「もちろん、自分でも勝手なことを言ってるというのはわかっています。でも…それでも、こうしていたいんです」

武内P(…私はどうすれば…)

楓「…最近CPのみんなといちゃついててずるいです」

武内P「それは、そう言われても…元はと言えば千川さんですね、千川さんが膝枕をしてだとか言ったせいでそれをみたアイドルが私も私もと…そして1人にしてしまったせいで他の人を断るにもいけなくなってしまい、どんどん断れない状況が加速して気づいたらこの有様です。私は一体どうすればいいのか、もちろんこの現状はアイドルとより深い信頼関係を結べてると思うのですがだからと言ってこのままではまずいと…
しかしだからといって」ウンヌンカンヌン

楓「…」

楓(珍しく泥酔ですね、そしてよくしゃべりますね)

楓「それ、解決方法が一つありますよ」

武内P「なんですか?」

楓「私と結婚すれば皆プロデューサーさんに手を出さなくなります」

武内P「…」

楓「…なんて」

武内P「…」

楓「…なにか言ってください」

武内P「…」スヤァ

楓「…ねてる」

すみません、なんか今日めちゃくちゃ眠いんでここまでにします
最早タイトル詐欺ですねこれは
今後はちひろさんの出番増やすようにします

再開します
飯テロされて天に召してろ…ふふ


朝5時

武内P「…うっ…ねてしまいました…」

武内P(おや…なにやら身体の右側が暖かく)

楓「…すやすや」ギュッ

武内P「」

武内P「」

武内P「」

楓「んん…あら…?おはようございます」ムクッ

武内P「…わ、わわわ、わ私はなんてことを…!」ガクガクブルブル

楓「…ふふ、プロデューサーさん、昨日はあんなに一生懸命で…素敵でしたよ?///」

武内P「」

武内P「」バタリ

楓「倒れないでください、冗談です」

武内P「冗談…や、やめてください心臓に悪すぎます」

楓「ふふ、大丈夫ですよ。お酒飲んでたら二人とも寝ちゃっただけですから」

武内P「それは…大丈夫なのでしょうか…」

楓「…ところで、昨日お風呂入る前に寝ちゃってるんで、今入ってきたらどうですか?」

武内P「そうですね、軽くシャワーを浴びてきます」

楓「行ってらっしゃい♪」

シャワァァァァァ

武内P「ふう…」

武内P(…高垣さんは何を考えているのでしょう。私と一緒に寝るだなんて…それに昨日はキスまで…しかし、私をベッドに運ぶだなんて凄いですね)

武内P(…アイドルとこんなことをしてはなりません。次からは強く拒否しなければ、いづれは大変な問題が起こるでしょう)

ガラララ

楓「失礼します…///」

武内P「」

楓「えっと…お背中、流しますね?」

武内P(そういって笑う高垣さんの顔は、紅葉のように真っ赤に染まっていました)

ゴシゴシゴシ

武内P(…やはり強く断ることができませんでした。私は相当押しに弱いのでしょうか)

楓「どう…ですか?」ゴシゴシ

武内P「心地よいです。しかし、なぜいきなりこんなことを…いくらバスタオルを巻いているとはいえ、男女でこんなことは…」

楓「…私はCPじゃあありませんから、昨日今日みたいに、プロデューサーさんと一緒にいれる機会は中々ありません。だから…こういうチャンスは、めったにないし思い切らないと…と、思いまして」

武内P(鏡越しに彼女の赤面した顔が見えます。って見てはいけません目を瞑りましょう)

楓「…すみません、迷惑ですよね」ゴシ…

武内P「…いえ、そんなことはありません」

楓「…優しいですよね。やっぱり」

武内P「そう、でしょうか?」

楓「そんなに優しいから色んなアイドルに膝枕とかしてあげてるんですか?」

武内P「!?なぜそれを…」

楓「ふふ、風の噂です。そんなに色んな子に膝枕してると、お先まっくらになっちゃいますよ?ふふっ」ゴシゴシ

武内P「…そう、ですね」

武内P(噂…ですか)

楓「…前はそんなことされる方じゃなかったですよね?何かあったんですか?」

武内P「……わかりません。ここ最近色んなことがあったせいでしょうか…」

武内P「さっぱりしました」

楓「私もです。…どうせなら私の背中も流してくれればよかったのに」

武内P「…やはり私からそういった行為はできません」

楓「残念です…さて、朝ごはん食べましょうか」

武内P「では、作ってきます」

楓「…」ジー

武内P「…一緒に、ですね」

楓「ふふっ、はい」

武内P「では、いただきます」

楓「いただきます。プロデューサーさんは朝はご飯派なんですね」

武内P「ええ、やはりご飯に目玉焼き、そして味噌汁が一番良いかと」

楓「でも毎日作ると中々大変じゃないですか?」

武内P「そうですね、しかしやはりアイドルを支えていくとなると私が体調を崩してしまうわけにもいきませんので、そういった面では体調に気を遣っていきたいなと」

楓「偉いですね。」

楓(ご飯がつまって咳がでた、ごはんごはん………これは、ダメね)

たべおわった

武内P「そろそろ準備しなければ。着替えてきます」

楓「うーん、プロデューサーさん、コートかしてもらってもいいですか?汗をかいてないとはいえさすがに昨日と全く同じ服だと恥ずかしいので」

武内P「かまいませんがすこし大きすぎるのでは?」

楓「大丈夫です」

武内P「…では、これを」

楓「ありがとうございます」ファサッ

楓(ふふ、あったかい。プロデューサーさんを感じるようです)

楓「では、行きましょうか」

武内P「…まさか一緒に出勤するんですか?」

楓「ええ」ニッコリ

武内P「…他の方に見られると、まずいのでは?」

楓「まゆちゃんもまゆちゃんのプロデューサーさんと出勤してたし大丈夫です」

武内P(それは大丈夫なのだろうか)

楓「では、行きましょう」ダキッ

武内P「…腕は、組まないでください」

楓「ふふっ、いやです」

武内P「…困ります」クビサワリ

出勤


武内P「では、CPの部屋へ向かうので私はこれで。ありがとうございました」

楓「いえいえ、こちらこそ色々わかままを聞いてもらって…またいつか、わかままを言ってもいいですか?」

武内P「…実現可能で尚且つ常識の範囲内であれば…検討します」

楓「…もう、知りません。絶対わかまま言いますから」

武内P「…それは、困ります」

楓(あの子達に勝つためには、積極的にならなきゃね)

楓「では、失礼します」

武内P「おはようございます」ガチャ

凛「おはよう。…いつもより少し遅いね」

武内P「そう、でしょうか?」

凛「うん、いつも私より早いじゃん」

未央「おっはよー」ガチャ

武内P「おはようございます」

凛「おはよう、未央」

未央「…あれ、ちひろさんは?」

武内P「…まだいらっしゃらないみたいですね」

未央「へー、なんだか珍しいね。ちひろさんいつも凄い早いのに」

卯月「おはようございます!」ガチャ

未央「おーしまむーおはよー」

武内P「おはようございます」

凛「おはよう。3人揃ったね」

卯月「えへへ、今日はニュージェネの仕事頑張りましょう!」

凛「うん」

未央「おー!」



凛「ところでプロデューサー。

なんで今日

楓さんと一緒に
出勤してきたの?」

武内P「」

武内P「な、なぜそれを…」

凛「たまたま見ただけだよ」

武内P「その、途中で一緒になったので…成り行きといいますか」

凛「 ふ ー ん 」

未央「おおうしぶりん怖い顔してるー。ふーんっていうか憤ー怒って感じだよー」

卯月「それじゃふんーぬになるんじゃ…?」

凛「…」

武内P「…」

凛「ま、それだけならまだいいけどね。プロデューサーから楓さんの匂いがするのはちょっと気になるけど」

武内P「」

未央「oh…」

卯月「本当ですか?どれどれ」クンカクンカ

卯月「プロデューサーさん、いい匂いですね!」ニコッ

武内P「…いえ///」クビサワリ

未央「プロデューサーが照れてる…だと…?」

武内P「…ゴホン、ニュージェネは今日は朝からの仕事なのでそろそろ支度してください。現場まで送ります」

凛「プロデューサー、最後までみてくの?」

武内P「いえ、本日はやらなければいけない事務仕事があるのでつきっきりにはなれません…すみません、そちらが終わる時間には車でお迎えにいきますので」

未央「まーしかたないかー」

卯月「残念です」クンクン

凛「…いつまで嗅いでんの」

卯月「はっ!?す、すみません!///」

未央「しぶりんが感染したか」

凛「未央、それどういう意味」

未央「さー!準備して仕事いこー!残していくんでしょ?私たちの足跡!」

凛「…もう」

卯月(プロデューサーさんの匂い、まあ悪くないかな)

未央(本当に感染してるやないかい)

卯月(!?)

今日はここまでです
しまむーにクンカクンカさせたいがためにニュージェネをチラッと書きました
次回、とうとう先延ばしされ続けたアイツの出番です

再開します

武内P(ニュージェネレーションズを送り終え、事務所に戻ってきました)

プルルルルル

武内P(おや、ちひろさんから電話です)

カチャァ

武内P「もしもし」

ちひろ『もしもし、プロデューサーさんですか?』

武内P「はい」

武内P(私の携帯電話なので私以外が出ることはないと思いますが…)

ちひろ『すみません、実は風邪を引いてしまいまして、今日は休みます』

武内P「わかりました、お大事になさってください。部長にはお伝えしましたか?」

ちひろ『ええ、先ほど連絡しました。すみません、ご迷惑をおかけします』

武内P「いえ、早く元気になるといいですね」

ちひろ『はい…では、失礼します』

武内P「はい」


かな子「おはようございます」ガチュァ

武内P「おはようございます。…?三村さん、その指は…?」

かな子「えっと、昨日お菓子作ってたら軽く切っちゃって…」

武内P「大丈夫ですか?」

かな子「ちょっと痛いですけど、大丈夫です!」

かな子「あ、ケーキ作ってきたんで食べますか?」

武内P「そうですね、いただきます」

武内P「…三村さん、フォークが一つしかはいってないです」

かな子「え、ええ~!どうしよう…」

かな子「…!」

かな子(一つ思いついたけど…うう、言うの恥ずかしい…でもここで頑張らないと!)

かな子「あの、プロデューサーさん…//」

武内P「…なんでしょう?」

かな子「食べさせて、くれますか…?///」

かな子(は、恥ずかしいー!!)

武内P「…わかりました」

かな子(…!あっさりとOKしてくれた!?やった!)

かな子(でも、こんなに簡単にOKしてくれるなんてびっくりしちゃった)

武内P「では、どうぞ」

かな子「…えっと、あ、あーん///」

かな子「んっ…」パクッ

武内P「どうですか?」

かな子「おいしいです!」

武内P「…いい笑顔です」

かな子「じゃあ、次は私が食べさせてあげますね」

武内P「い、いえ!私は自分で…」

かな子「でも人に食べさせてもらったほうがきっと、もっと甘いですよ?」

武内P「し、しかし…」

かな子「はい、あーん」

武内P「…」パクッ

かな子「どうですか?」

武内P「とても、おいしいです。ショートケーキのクリームも甘いのですが決してくどくなく、スポンジもふわふわで食感もよいです」

かな子「ふふ、食レポみたいですね!」

武内P「次は、三村さんが食べますか?」

かな子「はい!あーん」

かな子「ふー、おいしかったですね」

武内P「ええ、とても」

かな子「すこしお手洗いに行ってきますね」




かな子「…ただいまもどりました」

武内P「…?どうかされましたか」

かな子「いえ、その…鏡を見たときふと思ったんですけど…私、お肉がついて顔がまた丸くなったかなって…」

武内P「そう…でしょうか?私はそんなことはないと思うのですが」

かな子「うう…考えすぎでしょうか?なんだか顔がより太ったような気が…」

武内P「そんなことは、ないでしょう」

かな子「だって…こんなにほっぺが…。プロデューサーさんもつまんでみてください」プニー

武内P「し、しかし……。わかりました」ツマミ

武内P「!」

武内P(こ、これは…まるでましゅまろのような柔らかさ…とても心地よいです)プニプニプニ

武内P(両手でつまみます)プニプニプニ

かな子「は、はの…ぷろりゅーさーさん…?///」プニプニ

武内P「とても、触り心地がいいです」

かな子「へっと…は、はづかしいれふ…///」プニプニプニ

かな子(うう、プロデューサーさん、すごい真剣な表情でほっぺをぷにぷにしてくる…顔も自然と近くなってるし…恥ずかしいよ///)

かな子「ふ、ふろりゅーさー…ほんとにはずかひいので…///」プニプニ

武内P「!!…す、すみません、あまりの心地よさについ…」スッ

かな子(あっ……離したら離したで、なんだか寂しいかも)

かな子「そ、そんなにですか?」

武内P「ええ。決して太っている訳ではありませんが、なんといいますか、ハリもありなおかつ柔らかな頬で、夢中になってしまうほど触り心地がよかったです」

かな子「そ、そんな風に言われると恥ずかしいですよー//」カァー

かな子「……その、お腹周りもすこし太ったかも…確かめてもらえますか?」

武内P「…し、しかし…」

かな子「お、お願いします!客観的に見たらどうなのか気になるので
!!」

武内P「…わ、わかりました。では、どうしましょうか?」

かな子「…えっと、腕を回してみる、とか?」

武内P「こ、こうですか?」スッギュッ

かな子(…お、お腹に抱きつかれてるみたい…//恥ずかしいし、太ってるって思われたらどうしよう…でも、プロデューサーさんとこんな風になれるのも、嬉しいな)

武内P「…全然太ってないと思いますが」ギュー

かな子「そ、そうですか…?ならいいんですけど//」

武内P「…ええ」スッ

かな子「ま、待ってください」ギュッ

かな子「も、もう少しだけ、こうしててもいい、ですか…?///」ギュー

かな子(プロデューサーさんの吐息、あったかい…///)

かな子「…す、すいません、ワガママ言っちゃって」ギュッ

武内P「いえ、大丈夫です」

かな子「…そ、そろそろお仕事行く時間ですね」

武内P「ええ、そうですね」

かな子「そ、その…えっと、じゃあ行ってきます!」スタタタタ

武内P「お、お気をつけて…」

かな子(うう、恥ずかしくて逃げちゃった///)

ここまでにしまむら
かな子のほっぺぷにぷにしたい

再開します
ちひろさんは退場したわけではありません
今までの通りちひろさんメインですから

武内P「さて、再開しますか」カタカタカタ



しばらくして

ガチャ

きらり「にょわー☆Pちゃんおっはよー!」

武内P「諸星さん、おはようございます」

きらり「あれ?他に誰もいないにぃ?」

武内P「はい、今日は皆さん仕事の時間がバラバラですので…しかし凸レーションはグループで仕事が入っておりますので、しばらくすれば城ヶ崎さんと赤城さんもいらっしゃるとおもいます」

きらり「ちひろんさんはぁ?」

武内P「千川さんは体調を崩されたので、今日はお休みです」

きらり「そっかぁ…早く治って欲しいにぃ」

武内P「そうですね…」

きらり(ってことはPちゃんと二人きり…にょわー☆)ニコニコ

武内P「…?何か、良いことでもありましたか?」

きらり「んーん!なんでもないにぃ☆」

武内P「そう、ですか」

きらり「…」

きらり(…前に杏ちゃんが言ってたこと…今、チャンスだよね)

きらり「ねえ、Pちゃん。一つお願い、してもいー?」

武内P「…はい、なんでしょう」

きらり「あのね、きらりね」ドキドキ

きらり「お姫様抱っこ、してほしいの!」

武内P「お、お姫様抱っこ…ですか?」

きらり「そのね、杏ちゃんがこの前おんぶしてもらったって言っててね、きらりもしてもらえばって言われたから…Pちゃん、だめ?」

武内P「…」

武内P(数々のアイドルの頼みを聞いてきた私はもうすでに断れる立場にないのでした)

きらり「…やっぱりPちゃんでも無理かにぃ」

武内P「いえ、全然大丈夫です。では、やりましょう」

きらり「ホント!?にょわー☆」

武内P「いきますよ」スッ

きらり「うん!」ギュッ

武内P「…どうですか?」

きらり「…にょわあ…」

武内P「お気に召しませんか?」

きらり「んーん…すごいハピハピだにぃ!」

武内P「それならよかったです」


きらり「きらりね、こーんなにおっきいから、こうやってお姫様抱っこしてもらえるこなんて一生ないと思ってたにぃ」

武内P「…」

きらり「…ずっと夢だったにぃ。こうして好きな人にお姫様抱っこされること。叶えてくれてありがと!Pちゃん☆」

武内P「…い、いえ」テレ

きらり「…Pちゃん照れてゆ?」

武内P「そ、そんなことは」

きらり(あ、きらり…好きな人って…)

きらり「言っちゃった!」ギュッ

きらり「…Pちゃんはきらりのこと、どう思ってるにぃ?」ギュッ

武内P「諸星さんは、あなただけの、他の誰も持っていない輝きを色濃く持っている方だと思っています」

きらり「…きらりみたいにおっきな女の子イヤじゃない?」

武内P「嫌な訳がありません。その身長もあなたの魅力だと私は思います」

きらり「…うぇへへ☆てれるにぃ…///」ギュー

武内P「…それに、私の方が大きいですから」

きらり「いつかきらりが抜かすかもしれないにぃ☆」

武内P「それでも、私ならきっとお姫様抱っこもできると思います」

きらり「Pちゃん…//」

きらり(…きらり、やっぱりPちゃんが…)ギュッ

きらり「Pちゃん…きらり、きらりね…」

武内P「…?」

きらり(でも───)

きらり「……にょわー☆これからもがんばるから、よろしくおにゃーしゃー☆」ギュッ

武内P「こちらこそ、よろしくお願いします」

きらり「…すきありっ☆」チュッ

武内P「!?」

武内P(一瞬頬に諸星さんの柔らかな唇が…!)

きらり「うぇへへ☆お姫様抱っこのお礼だにぃ☆」

武内P(諸星さん、とても顔が真っ赤です)

短いけど今日はここまでです
きらりの口調難しいにぃ
照れきらりって中々最強だと思うにぃ

snow wingsのゆいゆいかわいい凄く欲しい
ということで再開します

ガチャ

莉嘉「やっほー☆ってえええー!?Pくん!?きらりちゃん!?何やってるの!?」

きらり「り、莉嘉ちゃん、こ、これはね」

武内P「その…これには訳がありまして…」

莉嘉「きらりちゃんズルい~!お姉ちゃんもこの前膝枕されたって言ってたし!Pくんアタシにもしてよ~!」

武内P「…えっと…わ、わかりました」

莉嘉「え、ホントにいいの!?」

武内P「…皆さんに、やってる事ですから…」

莉嘉「やったー☆アタシは何してもらおーかなー!」

きらり「Pちゃん、いいの?」小声

武内P「その、皆さんにやって誰か一人だけにやらないわけにもいかないので」小声

きらり「…ふふ、Pちゃん偉いにぃ☆」

莉嘉「う~んあれも違う、これも違う…うわ~ん決まんないー!」

武内P「…焦らなくても、大丈夫です。私は仕事をしていますので、何か決まり次第言って頂ければ」

莉嘉「えーPくん仕事しちゃうのー!?つまんないー!」

きらり「莉嘉ちゃん、Pくん困らせたらだめだゆ?決まったらたっぷり構ってもらえるんだから我慢するにぃ☆」

莉嘉「きらりちゃん…うん、わかったー」

莉嘉「決まったー☆PくんPくん、アタシドライブデートしたい!」

武内P「ドライブデート、ですか?」

莉嘉「そー!それでね、夜景を見に行きたいの!」

武内P「…となると、明日の夜でしたら空いていますが、明日でよろしいですか?」

莉嘉「うーん、わかったー☆楽しみにしてるね!ちゃんとエスコートしてくれなきゃだめだからねーっ☆」

ガチャ

みりあ「おはようございまーす!」

武内P「おはようございます」

莉嘉「あ!みりあちゃんやっほー☆」

きらり「にょわー☆みりあちゃんおはようだにぃ☆」

みりあ「なんか莉嘉ちゃんうれしそうな顔してるー!ねーねーなんの話してたのーっ?」

莉嘉「ふっふーん!なんと、アタシ明日Pくんとドライブデートするの!」

みりあ「え~!?ドライブデート!?すごーい莉嘉ちゃん大人だね!」

莉嘉「でしょー☆」

武内P「…」クビサワリ

みりあ「いいな~私もプロデューサーとどこか行きたいな~」

武内P「…もし、行きたい場所があれば、行きましょう」

みりあ「え、いいの!?やったー!じゃあねー、うーん…」

莉嘉「みりあちゃんはどーするのー?」

みりあ「みりあはー…そうだ、動物園!動物園に行きたい!」

武内P「わかりました、では今週の休みの日に行きましょう」

みりあ「わーい!やったー!」

きらり「ふふ、二人とも良かったにぃ☆」

武内P(その後3人仲良くお仕事へ向かわれました)

武内P「…さて、ニュージェネレーションズの3人を迎えに行きましょう」

ブーン

武内P「皆さん、お疲れ様です」

卯月「あ、プロデューサーさん!お疲れ様です♪」クンクン

凛「プロデューサー、きらりとなんかした?匂いついてるよ」クンクン

未央「さすがの私も平然とプロデューサーの匂いを嗅ぐ君たちには困惑を隠せないよ」クンクン

卯月「そんなこと言っておいて、未央ちゃんも嗅いでますよ!」

未央「な、なんだってーー」クンカクンカ

凛「もう、未央、しっかりしてよね」クンクン

未央「あはは、ごめんごめん」

武内P「」

武内P(無事ニュージェネレーションズの3人を送り届けました)

武内P(…)

武内P「さて、」

ブゥゥン

???

ピンポーン

武内P「…」

ガチャ

???『は、はーい、ゴホゴホ』

武内P「武内Pです、お見舞いに参りました」

???『え゛え゛っ!プロデューサーさん!?ぅっ、ゴホンゴホ…な、なんでですか!?』

武内P「ですからお見舞いに…」

???『…ちょ、ちょっと待っててください』

???『ふぅ…お待たせしましたじゃあ、今開けますね』

ガチャ

ちひろ「その、こんばんは、プロデューサーさん」

武内P「こんばんは。体調は、どうでしょうか?」

ちひろ「まだ熱が引いてませんが、今朝よりは良くなりました。ゴホッ」

武内P「無理はなさらずゆっくり休んでください」

ちひろ「ふふ、はーい」

ちひろ(風邪で一人だと、心細いんですよね。プロデューサーさんが来てくれて、本当に嬉しいです)

武内P「これ、お見舞いの品です」

ちひろ「わあ、ゼリーですね。買いに行けなくて困ってたんです。ありがとうございます!」

武内P「もしよければ食べてください」

ちひろ「はい♪」

武内P「食欲があるのでしたら、おかゆでも作りましょうか?」

ちひろ「うーん、すみません、あまりものを食べる気分ではなくて…ゼリーだけにしておきます」

武内P「…わかりました」

食べ終わり

ちひろ「…その、プロデューサーさん」

武内P「はい、なんでしょう」

ちひろ「…汗、かいちゃいました///」

武内P「汗、ですか…?」

ちひろ「はい…ですからその、身体、拭いてください///」

武内P「!?し、しかしそれは…」

ちひろ「大丈夫です、プロデューサーさんなら//タオルはあちらにあります」

武内P「…ちゃ、ちゃんと隠してくださいね」

ちひろ「あ、当たり前です!もうっ///」

ちひろ「では、お、おねがいしますっ…///」シュルシュル

武内P(千川さんはベッドの上で、背中をこちらに露出しながら顔を真っ赤にして、俯いています)

武内P「い、いきます」スッゴシゴシ

ちひろ「んっ…あったかぃ」フキフキ

ちひろ(男の人って感じで、ゴツゴツした拭き方ですね…//)

ちひろ「んん…ふ…///」

ちひろ(なにこれ…背中、なんかくすぐったい…人にされるの初めてだから…?)

ちひろ「っ…ぷ、ぷろでゅーさーさん…//」

武内P「な、なんでしょう」

ちひろ「す、すこし優しく、してくださいっ」

武内P「す、すみません」ソッススッ

ちひろ「ひゃっ///」

ちひろ(な、なにこれっ…優しくしたら余計に…)

ちひろ「んん~っ//やっぱさっきとおなじくらいでっ…ん」モジモジ

武内P「は、はい…」

武内P(とととても色っぽいです。おおおちつけわたし)

武内P「ど、どうでしょう」フキフキ

ちひろ「あ…ちょうど、いいですね」

ちひろ(…前はどうしよう。拭いてもらうのは軽い女だと思われちゃうかな…?)

ちひろ(…いっか)

ちひろ「その、プロデューサーさん…前も、お願いしますっ…//」

武内P「!?し、しかし…」

ちひろ「ちゃ、ちゃんと隠しますから!」

武内P「……わ、わかり、ました」

ちひろ「じゃあ、どうぞっ…」スススッ

武内P(服をはらって手だけで核心を隠しています)

武内P(それが、逆にまた…)ゴクリ

武内P「で、では…失礼します」フキ

ちひろ「んんっ…」

ちひろ(お、おなかから上がって…)フキフキ

武内P「…」フキフキ

ちひろ「っ…///」

ちひろ(ぎ、ぎりぎりのところでふくのをやめられる…)

武内P「どう、ですか」

ちひろ「その…『ちゃんと』、ふいてください///」

武内P「…///」フキムニュ

ちひろ「~っっ////」

ちひろ(い、いきなりっ…)

武内P(私はタオルで汗を拭いてるだけ拭いてるだけ拭いてるだけ)

武内P「…こ、このへんまでで大丈夫ですよね」

ちひろ「…は、はい…///」

武内P「で、では服を着てください」

ちひろ「…は、はいい~///」

ちひろ(は、恥ずかしかった//)

今日はここまでです
ネタが無くなってきたので微エロにしてしまった申し訳ない
ちひろメインだから多少はいいよね

乙!

いま一気読みしたんだが、かな子のほっぺはマシュマロほっぺ……って、それきらりの歌やないか?

>>234
きらりの曲ですね
あんまり気にしないで書いてました


再開しまむら

莉嘉とのデート当日事務所

武内P(城ヶ崎さんが戻ってくる前に仕事を終えておきました。あとは城ヶ崎さんを待つだけです)

ガチャ
スタタタ

莉嘉「Pくんお待たせー☆」ギュー

武内P「お、おつかれさまです」

武内P(走ってきてそのまま腕に抱きつかれました)

莉嘉「ねえねえPくん、早くいこー?」ギュー

武内P「は、はい」クビサワリ

凛「ふーん、2人でどっか行くんだ」

莉嘉「そー!いまからドライブデートなの☆」ギュー

凛「ふーん」

武内P「で、では渋谷さん、千川さん、おつかれさまでした」ガチャ

莉嘉「おつかれさまー☆」

凛「ふーん、ちひろさん、どう思う」

ちひろ「ふーん」



武内P「では、どうぞ」ガチャッ

莉嘉「ありがと☆でー、今日のデートプラン、ちゃんと考えてきたー?」

武内P「…経験がないのであまり自信はありませんが、満足させられるように精進します」

莉嘉「ちゃーんとエスコートしてよねー?」

武内P「は、はい…ではまずは軽くドライブをしましょう」

莉嘉「はーい☆」

ブーン

莉嘉「…PくんPくん、これどこ向かってるの~」

武内P「…お楽しみ、です」

莉嘉「ふふっ、今のPくんドヤ顔だったかも!」

武内P「ど、ドヤ顔、ですか?」

莉嘉「そー!なんかチョー自信満々って感じだった☆」

武内P「いえ…先程も言った通り自信はあまり、ないのですが」

莉嘉「そー?でもさっきはどやーってしてたよ?」

武内P「…そう、ですか?」クビサワリ

莉嘉「うん☆てゆーかなんか山?って感じのとこ走ってるね~」

武内P「一応、山に向かっております」

莉嘉「え~ほんとに山~?Pくん変なとこ連れてって何するつもり~?」

武内P「…そ、そういうつもりではないです。とにかく、着けばわかります」

莉嘉「ふーん、どんなとこなんだろー」

武内P「つきました」ガチャ

莉嘉「…完全になんもない山の中だよ?」

武内P「この先に見せたいものがあるのですが…目を瞑っていただけますか?私が手を引きますので」

莉嘉「う、うん…」キュッ

莉嘉(!ナチュラルに手を繋いじゃった!)

武内P「…」スタスタ


莉嘉「ねーPくんまだー?」

武内P「つきました、では目を開けてください」

莉嘉「ん…」

パァァァァ

莉嘉「…すごい!」

山の静寂なる闇の中から眺める先には、まるで星空のような都会の夜景が広がっています。
城ヶ崎さんの目はそれを反射していて、宝石のように輝いていました。

莉嘉「夜景だーっ☆すごい綺麗!」

武内P「都会の中心から見る夜景も綺麗ですが、すこし都会から離れて見るのもまた綺麗でしょう」

莉嘉「うん☆」

城ヶ崎さんはすっかり魅入っているようです。

莉嘉「…」ギュッ

武内P(…手を握ったままでした)

莉嘉「ねーPくん」ギュ

武内P「…はい、なんでしょう」

莉嘉「アタシのこと、ちゃんと見ててね☆」ピョン、チュッ

武内P「!?」

武内P(ジャンプして頬にキスされました)

莉嘉「えへへ~」ギュッ

武内P(そして腕に抱きつかれました)

武内P「じょ、城ヶ崎さん」

莉嘉「…城ヶ崎さんだとお姉ちゃんがアタシかわかんないよ」

武内P「………」

武内P「城ヶ崎莉嘉さん」

莉嘉「もー!そこは名前で呼び捨てするところだよっ!」ギュー

短いけど、きょうはここまでです
なんかベタでありがちな感じのやつしか思いつかなかったんや
みりあもベタな感じになりそう

クリスマスとか破滅すればいいのに
再開します

武内P「…では、夜ご飯を食べに行きましょうか」

莉嘉「…はーい☆」

────────────────

莉嘉「って感じでねーPくんとそのまま高そーなレストランに行ったんだー☆」

みりあ「へー!なんだかオトナのデートって感じ!」

莉嘉「でしょでしょー☆Pくんも昨日のデートでアタシにメロメロになっちゃったかもっ」

みりあ「え~莉嘉ちゃんにメロメロになっちゃったらプロデューサー、みりあとデートできなくなっちゃうよー」

莉嘉「んーまあみりあちゃんだったらーPくんとデートしてもいいよー?」

未央「へいへいプロデューサーはみんなのものだぞ!莉嘉ちーだけのものみたいな言い方はよせ!」

莉嘉「えーでもPくんアタシにメロメロだよー?」

卯月「プロデューサーさんはロリコンだったんですか…」

未央「落ち着けしまむー、まだ決まったわけじゃない」

みりあ「プロデューサーまだかな~」

ちひろ「あれそういえば私いつのまにか風邪治ってる」

ガチャー

武内P「お疲れ様です」

みりあ「あー!プロデューサーきたー!ねーね、早くいこー?」

武内P「ええ、行きましょうか」

卯月「プロデューサーさん、ロリコンなんですかね?」

未央「ロリコンっていうか私たちアイドルのラジコンだね!みんなのお願いを断れないてきな」

卯月「?」

未央「あれれ未央ちゃんうまいこといったつもりだったんだけどなー」

卯月「えと…す、すみません。よくわからなかったんでもう一回いってください!」

未央「それ一番辛いやつかな」

ちひろ「正直そんなうまくもなかったような…」

みりあ「じゃあみんなおつかれさまー!」

武内P「お先に失礼します、お疲れ様でした」

みんな「おつかれさまでしたー」

ちひろ「プロデューサーさんは今日は休みだったんですけどみりあちゃんの迎えに事務所へきたのでした」

卯月「そうだったんですね!」



みりあ「えへへ、動物園楽しみー♪」

武内P「…私も、です」

みりあ「プロデューサーも?なんだか意外!」

武内P「そう、でしょうか?」

みりあ「うん!プロデューサーは動物園で何見たい?」

武内P「…そうですね、熊、などでしょうか」

みりあ「じゃー熊見ようね!」

武内P「…はい」ニコ

武内P「つきました」

みりあ「やったー!」

武内P「…では、まず近場の鳥のエリアから回っていきますか」

みりあ「うん!」

武内P「…結構人が多いですね」

みりあ「…ねー、手繋いでいい?」

武内P「…わ、わかりました」ギュッ

みりあ「えへへ!プロデューサーが迷子にならないように、だよっ?」

武内P「わ、私がですか」

「ピヨーーーー!!」

みりあ「わあーすごい声!緑色の鳥だー!」

「グヘヘタケウチクンピヨォ」

武内P「…あれはオオホンセイインコ、というらしいですね」

みりあ「へえー、結構大きいね!あ、でもあっちの鳥もおっきいねー」

武内P「様々な種類がいますね」

みりあ「みんな元気そう!」

武内P「ええ、そうですね」

みりあ「わー、アライグマ触れるんだー!プロデューサー!いこいこー?」

武内P「ええ、いきましょう」

みりあ「うん!」

「はーいアライグマとの触れあいコーナーはこちらでーす」

武内P「おねがいします」

「は、はーい(誘拐犯かな?)」

みりあ「わあーカワイイね!」ナデナデ

武内P「ええ、とても人懐っこいようですね」

みりあ「うん!モフモフだー♪」モフモフ

みりあ「抱っこしても逃げないね♪」ギュー

武内P「かわいらしいですね」

みりあ「ねー!プロデューサー、撫でて!」

武内P「い、いいのですか?」

みりあ「大丈夫ー!さあさあー撫でてー!」

武内P「では、失礼します」ナデナデ

みりあ「ふぇっ…///みりあじゃなくてアライグマだよー//」

みりあ(えへへ、なでなでされちゃった!)

武内P「す、すみません!」アサアセ

みりあ「…もっと撫でてもいーよ?」

武内P「…い、いえ」

みりあ「むー…」

みりあ「結構回ったね!」

武内P「ええ、そうですね。少し休憩しますか?」

みりあ「んー、うん!」

武内P「では、あそこのベンチに座りましょう」

みりあ「はーい」

武内P「…」ストン

みりあ「…えへへ」スゥ

武内P「…!」

武内P(私の膝に頭を乗せてきました。膝枕です)

みりあ「…えっと、だめ?」

武内P「…大丈夫です」

みりあ「やったあ!」

武内P「最近の調子はどうでしょうか」

みりあ「んー…なんかね、お母さんもお父さんもね、まだまだ妹の世話で大変そーなの」

武内P「そう、なんですね」

みりあ「うん、あんまり構ってもらえないけどね、お姉ちゃんだから頑張って我慢してるんだ!」

武内P「とても偉いですね」

みりあ「…だからね、プロデューサー。その、プロデューサーに甘えても、いい?」

武内P「…ええ」

みりあ「やったぁ!」ギュー

武内P(飛び起きて抱きつかれました)

武内P「あ、赤城さん…」

みりあ「えへへ~プロデューサー」ギュー

武内P「は、はい」

みりあ「呼んだだけ!」ギュー

武内P「は、はい…」クビサワリ

みりあ「…今日はすごい楽しかった!」

武内P「私も、とても楽しかったです」

みりあ「えへへ、連れてってくれてありがとね!…ね、プロデューサー、またどっか連れてって貰っても、いい?」

武内P「…ええ、是非またどこかいきましょう」

みりあ「ほんとに!いいの!やったー!」ギュー

武内P「…」ニコ

武内P「では、帰りましょうか。お家まで送ります」

みりあ「はーい!」

おまけ

ちひろ「はい、プロデューサーさん」スッ

武内P「…?こちらは一体…」

ちひろ「もう、プレゼントに決まってるじゃないですか!今日はクリスマスイブですよ?」

武内P「…す、すみません。クリスマスだなんてすっかり忘れていて…私は何も用意できてないのですが」

ちひろ「…お返し、用意してないんですか?」

武内P「…はい、すみません」

ちひろ「…ふふっ、じゃあ勝手に貰っちゃいますね」

武内P「え?」

ちひろ「いただきます♪」ギュッ

チュッ

ちひろ「お返しはこれで結構です♪」

武内P「…//」

おまけおわり

今日はここまでです
アライグマのところはもろ劇場で申し訳ない
ネタが思いつかなかったんです
CPも残り少ないけど熊本弁とロシア語というラスボスが残ってますね

再開します

事務所の廊下☆

武内P「…」スタスタ

「あ、CPのプロデューサー♪おつかれ☆」

武内P「お疲れ様です…」

「なんだか久しぶりにあったねぇ~☆相変わらずスウィーティーなお目目してるぅー♪」

武内P「ええ、お久しぶりです佐藤さん…」

佐藤心「いい加減シュガーハァトって呼べって☆」

武内P「…………佐藤さん」

心「いやん、佐藤さんって呼ぶなってばぁ☆」

武内P「……シュガー…佐藤さん」

心「おい☆そこまでいったら呼べ☆」

武内P「…やはりアイドルに対して馴れ馴れしくアダ名で呼ぶなど…私にはできません」

心「もーはぁととプロデューサーの仲でしょ♪気にすんな☆」

武内P「…もう少しましなアダ名ではないのでしょうか」

心「ましって…どういう意味だこら☆」

心「美城専務…あのときは常務か、のときはお世話になりました☆あやうくはぁと真っ先に仕事無くなるとこだったもん☆」

武内P「このキャラクターだと、美城専務の理想とは真反対ですからね」

心「キャラクターって言うな☆っていたた…腰が痛い…あーもう歳かな…っておい言うな☆」

武内P「私は何も言ってません…それに26歳は十分お若いと思います」

心「実年齢に触れちゃらめ☆ってあれ…ほんとに結構腰痛いわ」

武内P「…大丈夫ですか?医務室に連れていきましょうか?」

心「うーん…!よーし、いいことひらめいちゃった☆プロデューサー。はぁとの事務所まで連れてけ☆」

武内P「医務室はいいのですか?」

心「いいこと思いついちゃったから☆さーレッツゴー♪」

武内P「では、肩を貸します」

心「…う、うん//」ギュッ

武内P「…?」

心「こっちみんなぁ☆」

武内P「は、はぁ…」

佐藤心の事務所

武内P「つきました」

心「あー、そこ仮眠室だから、ベッドまで連れてって☆」

武内P「…はい」ガチャスッ

心「ありがと☆ねープロデューサー」

武内P「はい?」

心「マッサージ、してっ☆」

武内P「マッサージ、ですか」

心「スウィーティーな感じの♪」

武内P「…よく、わかりません」

心「細かいことはいいからとりあえずして?しろ☆」

武内P「…わかりました」

心「よいしょっと」ススス

武内P「…上着預かります」

心「ありがと♪さーどーぞ☆」ゴロン

武内P「では失礼します」ギュ

心「…ぅ…なかなか上手ぅっ…」

武内P「あ、ありがとうございます」ギュム

心「いぃっ!?…んぅぅうっ…//」

心(あれなんか凄いきもちい…)

心「す…んぁ、すごい、スウィーティーっ…//」

武内P「…」ギュー

武内P(すらっとした腰をじっくり押すと、佐藤さんは体を少し浮かせるようによじります)

心「…やっああん……声がっ…☆」

心(へ、変な声出ちゃう)

武内P「背中のほうもやりますか?」

心「…ぅん…」ハァハァ

武内P(…なんだかしおらしくなってしまいました)グィー

心「…ん……」

心(腰はやばかったけど…よし、背中は平気そう☆)

心「ん…んはぁ~~生き返る~☆」

武内P「肩も結構凝ってるみたいですね。揉んでおきます」モミモミ

心「はーい…うん…きもちぃー☆」

武内P「肩も終わりました。ではこれで」

心「…どうせなら脚もやれよぉ☆」

武内P「し、しかし…」

心「はやくしろー♪」ジタバタ

武内P(スカート姿で寝転びながら足をジタバタさせると…見えそうです…)

武内P「…では、脚もやります」

心「はいよー☆」

武内P「…」モミモミ

心「…ふー」

武内P(ふくらはぎから太ももへ向かっていけばいいのでしょうか)

心「ふぃー☆しかし思ったより上手♪マッサージやったことあんの?」

武内P「いえ、こういったことはほとんどやったことありませんが」モミ

心「その割には凄いきもちぃーじゃん☆」

武内P「あ、ありがとうございます」

心「…ぁんっ…//」

心(ふとももにあがってきた…)

武内P「…」モミモミモミ

心(太ももの内側…やばい☆)

心「…はぁ…ふ…//」

武内P「…」ムニー

心「んんん!!…っ…ゃ…」

武内P(…綺麗な声、です)

心「ふっ…んぅ…っ…//」

心(これ、本当にやばいかも…☆)

心(プロデューサーの真剣な顔とかチラ見すると…☆)

武内P「…」モミモミ

心「ふぁっ…ね、…ぷろでゅーさー」

心(美城専務から助けてもらったときから…はぁとは、)

武内P「…なんでしょうか」

心「シュガシュガ☆ハァトビーム☆(物理)」ギュゥッ

武内P「!?」ゴロン

武内P(ベッドに押し倒されました)

武内P「な、なにを…」

心「はぁと、プロデューサーにメロメロになっちゃった☆」ギュー

武内P「そ、その…まずいです」

心「…プロデューサーもメロメロにしちゃうもん!」ギュー

武内P「…あの…」

心「…」ギュー

心(…この後どうすんのかわかんねー☆)

心(と、とりあえずキス?)

武内P「は、離れていただけなンムゥ」

心「せいっ」ブッチュウ

武内P「!?!?」ブチュウウゥ

武内P(ご、豪快なキスを食らいました)

心「…」ブチュー

武内P「…」

心「…」ブッチュー

武内P(いつまで、されるのでしょうか…)

心「…んん」チュー

武内P「…いつまでしているのでしょうか」ガシッ

心「い、いやん肩掴まれちゃった☆」

武内P「その…一体なにを…」

心「…」

心(これは結納もんですわ)

菜々「シュガーハァトちゃーんどこですかー?」ガチャ

菜々「…!?」

心「」

武内P「」

菜々「べべ、ベッドの上で2人で…ななななにやってんですかー!!」

心「な、ナナ先輩…」

武内P「…そ、その、佐藤さんにお願いされてマッサージを…」

菜々「マッサージ…まったく、なんにせよアイドルが男女でベッドの上にいちゃいけません!さー早く降りてくださいー」グイグイ

心「わー☆」ズテーン

武内P「…す、すみません」

菜々「まったくーナナじゃなかったら大変なことになってましたよ?」



???「…」コソコソ

心「じゃーはぁとお仕事だからぁ☆おつかれー☆」

菜々「ああ、ちょっと逃げないでください!ってまず仕事入ってませんよね!?もうっ…」

武内P「あの、菜々先輩」

菜々「誰が先輩ですか!?さすがにプロデューサーさんよりは年下…いや、もしかしたら年上の可能性も…?って、いや違います!ナナはJKなので先輩じゃないです!」

武内P「す、すみません。佐藤さんのが移ってしまいました」

菜々「もうっ…ていうかはぁとちゃんとご飯食べる予定だったのにどっか行っちゃったらどうしようもないじゃないですかー」

武内P「お二人は年は離れているのに仲がよろしいのですね」

菜々「…ギクッ、いやーなんというか結構気があうんですよねー!あはは!」

武内P「そう、なんですか。では、私はこれで…私もお昼ご飯を食べなくてはいけないので」

菜々「はーい…あ、そうだ!もしよかったら一緒にどうですか?」

武内P「しかし、佐藤さんと一緒に食べるのでは?」

菜々「あとからくるように連絡すれば大丈夫です!」

武内P「わかりました、では準備をします」

廊下

武内P「どちらへ行くのですか?」

菜々「うーん、346プロの中にあるカフェだと…プロデューサーさん的には量が少ないですかね?」

武内P「いえ、大丈夫です」

菜々「じゃあそこに行きましょう。近い方がはぁとちゃんもきやすいと思いますし」

きらり「あ!Pちゃん!菜々ちゃん!オッスオッス☆」

杏「なんだか珍しい組み合わせだねー」(肩車されてる)

菜々「おはようございます♪これからお昼ご飯を食べに行くんです!お二人も来ますか?」

きらり「んーどーする?杏ちゃん」

杏「んー、邪魔しちゃ悪いしなー」

菜々「あーいえいえ、はぁとちゃん、佐藤心ちゃんもくるので2人きりじゃないですから!」

杏「あーそっか、二人きりだったら杏たち誘わないかー」

菜々「そ、ソンナコトナイデスヨー」

きらり「じゃー行こっか、杏ちゃん!」

杏「はーい。ちょうど杏たちもお昼ご飯食べに行くところだったしねー」

杏「ねむーい」グデーン

きらり「もう杏ちゃん!すぐ着くんだからしっかりしないとだめにぃ!」

菜々「ナナも杏ちゃんとそこまで身長変わらないわけですし、肩車できたりするんですかね?」

杏「あー、きらりならできるんじゃない?」

杏「…」

杏「あとプロデューサーも余裕でできそうだよね」

武内P「え、ええ、まあできるとは思います」

杏「…やってもらったら?」

菜々「えええ!?なんでですか!」

杏「いやーなんかやって欲しそうだったし」

杏「プロデューサー、やってあげなよ」

武内P「…やりましょうか?」

菜々「え、ええええっ…どど、どうしましょう」

きらり「うっきゃー☆菜々ちゃんも肩車されてハピハピすゆ?」

菜々「…えっとじゃあ、おねがいします…?」

武内P「わ、わかりました」スッ

菜々「どっこいしょっと…」ヌッ

武内P「立ちますよ」

菜々「はーいって高っ!」

?「はーい、だけに高い…ふふっ」

菜々「うわーすごいです!」ミミミン

きらり「うきゃー☆きらりの肩車よりおっきー☆」

武内P「乗り心地はどうでしょうか」

菜々「今まで見たことない目線で…なんだか違う世界みたいです」

杏「結構楽だしはまっちゃうかもねー」

杏(…しかし、この前も変だと思ったけど…今日もやっぱり断らなかった。前なら絶対に断ってたはずなのに)

杏「…プロデューサー、なんかあった?」

武内P「私ですか?……とくにない、と思います…」

杏(プロデューサーは自覚してないのかな?)

菜々「うわあ…肩車なんて約20年ぶりにですよ~」

杏「…20年?」

菜々「ああー間違えました!10年です10年!いやー歳をとると数も間違え…って違う!」

杏「相変わらずの自爆劇だね」

武内P「では、行きましょう」スタスタ

菜々「う、歩くと結構揺れますね」グラグラ

菜々(ていうか高くて結構怖い!)

武内P「しっかり掴まっててください」

菜々「は、はい!」ギュッ

武内P(両手で頭を抱えられました)

菜々「えっと、重くないですか?」

武内P「ええ、全く」

菜々「ならよかったですー」

菜々「…///」ギュー

菜々(な、なんだか今更恥ずかしくなってきました。あとこわい)ギュッ

菜々「そのーこのままカフェに行くんですか?///」

武内P「…どうしますか?」

菜々「う、うーんさすがにこの格好だと恥ずかしいですね///かつて一緒にバイトしてた人もいるわけですし」

武内P「じゃあおりますか」

菜々「は、はーい」

武内P「…」スッ

菜々「よっこいしょい」スタッ

菜々「ふー、ありがとうございましたー。なんだか身長の高い人の気持ちがわかったような気がします!」

菜々(あとこわかった)

????「今のは…我が友?なにゆえあのような形態を…?(今の、プロデューサーだよね?なんで肩車なんかしてたんだろう…)」モヤモヤ

今日はここまでです
熊本弁一文書くだけでも難しい
心おばさんにはマッサージしてあげたかったのでつい書いてしまいました

再開しまー

食後

心「はー☆おいしかった☆」

武内P(佐藤さんは安部さんがメールで再び呼び寄せました)

心(しゅがーはぁとって呼べ☆)

武内P(!?)

菜々「なかなか珍しい組み合わせでしたけど、楽しかったですね!」

きらり「ハッピハッピできたにぃ☆」

杏「おなかいっぱいになったことだし帰ろーかなー」

武内P「双葉さんはこのあと、諸星さんとのお仕事があるので…」

きらり「むう、杏ちゃん、帰ったらめっ…だよ!」

杏「うぇー」グデー

心「んー杏ちゃん超スウィーティー☆今度衣装を作ってあげるぅ♪」

杏「衣装…?ていうかスウィーティーってなにさ」

心「はぁと衣装作るの趣味なの☆」

杏「へー…ずっとそのテンションだと疲れないの?」グダー

菜々「仕事終わりとかたまに素になってお疲れっしたーとか言ってますね」

心「言うなって☆」

武内P「おや…すみません、そろそろラブライカの仕事の付き添いに行かなければならないので…私は先に失礼します」

菜々「あ、お疲れ様です!いやーごちそうさまでした!」

心「ごちそうさま☆まさか全員奢っちゃうなんて…かっこいー♪」

杏「ごちそうさまー…まあほどほどに頑張ってねー」

きらり「ごちそうさま☆Pちゃん頑張ってにぃ☆」

武内P「こちらこそありがとうございます。では」

控え室前

コンコン

武内P「入ってもよろしいでしょうか?」

「あっ…す、すみません、着替えてます…もう少し待ってもらえますか?」

武内P「わかりました」

「…ん…っ」

「…あ、あれ?ファスナーがあがらないっ…」

武内P「…?」

「…んんっ…ど、どうしよ…」

武内P「どうか、しましたか?」

「い、いえ!その…」

「えっと…す、すみません、入ってきて貰ってもいいですか?」

武内P「失礼します」

武内P「!?」

武内P(そこには、メイド服の背中のファスナーが空いていて、白く美しい背中がよく見える新田さんがいました)

美波「す、すみませんっ…///その、何か噛んじゃってるみたいで締まらなくて…その、締めて貰ってもいいですか…?//」

武内P「私が、ですか?」

美波「アーニャちゃんもどこか行っちゃったし、プロデューサーさんしかいないんですっ…///」

武内P「わ、わかりました…」

美波「じゃ、じゃあ…お願いします///」クルッ

武内P(眩しいくらい白い背中をこちらに向けてきました。鏡を前にして座っているので、反射して新田さんの赤く火照った顔が見えますね)

美波「そ、そんなまじまじ見ないでください///」

武内P「す、すみません!そのようなつもりは…で、では、失礼します」スッ

美波「…ひゃぁあっ///」

武内P(せ、背中に指が触れてしまいました)

美波「す、すみません…へ、変な声でちゃいました…//」

武内P「い、いえ…」スッ

美波「ん…んんぅ…///」

美波(また背中にちょっと当たって…声、でちゃいそう///)

美波(だ、だめよ美波!ここは耐えなきゃ!)

武内P「では、あげますね」スススッ

美波「っ…!ぃ、ぁっ///」

美波(背中を指が登って…!)

美波「んむっ…んんっ!///」

武内P(どうしても指が当たってしまう…)

美波「っ…はぁ、終わりましたか…///」

武内P「え、ええ」

美波「ふぅっ…すみません、ありがとうございましたぁ」

武内P(先ほどよりも顔が赤くなっています)

美波「もう、恥ずかしくてお嫁にいけません…プロデューサーさんのせいですよっ」

武内P「す、すみません…」

美波「ドキドキして、クセになりそうでしたけど…」

武内P「…」

美波「もう、なにか言ってください!」

武内P「えっと…すみません」

美波「うう…プロデューサーさんのバカ」

武内P「…面目無いです」

美波「いたた…」

武内P「どうかされましたか?」

美波「その、ファスナーを閉めようと変な姿勢だったので、肩が凝っちゃったみたいで」

武内P「…大丈夫、でしょうか?」

美波「うーん、揉めば楽になると思います」

武内P「…」

美波「…その、せっかくだから、プロデューサーさんにお願いしちゃおうかな、なんて//」

武内P「わかりました」

美波「え、 本当にいいんですか!?」

武内P「ええ、大丈夫です」

美波(め、珍しい…)

アナスタシア(お手洗いを探していたら遅くなってしまいました)

武内P「では、揉みますね」

アーニャ(…揉む?プロデューサーの声、聞こえますね)

美波「は、はい…どうぞ」

アーニャ(プロデューサー、美波、二人きり?)

美波「ん…はぁっ//」

アーニャ「!?」

アーニャ(シトー?美波の声、いつも聞くのと違います)

美波「んん…きもちい…///」

アーニャ「…」

アーニャ(中で、何が起きているんでしょう?)

武内P「どう、でしょうか」

美波「プロデューサーさぁん…とても、上手です///」

アーニャ(プロデューサー、なにが上手でしょう?)

美波「はぁぁ///」

アーニャ「!?」

アーニャ(す、すごい声、です!美波、変なことしてる?それはダメです)ガチャ

アーニャ「シ、シトー?何していますか?二人とも」

美波「んっ…あ、アーニャちゃん…」

武内P「おはようございます、アナスタシアさん」

アーニャ「ドーブラエウートラ、おはようございます。何をしていたんですか?」

美波「えっとね、肩を揉んでもらってたの。プロデューサーさんとても上手だったの」

アーニャ「そうだったんですか。なにか変なことしてる、そう思って慌てました」

美波「も、もうっ変なことなんてしないから//」

アーニャ「ダー…美波、真面目ですからね」

武内P「アナスタシアさんは、まだ着替えていらっしゃらないようですが…時間は大丈夫ですか?」

アーニャ「ニェート…忘れてました、今から着替えます」

武内P「では、私は外に」

アーニャ「ダー…覗いちゃ、ダメですよ?」ニコッ

武内P「わかってます」クビサワリ

武内P(いい笑顔です)

今日はここまでにします
美波の背中で流しそうめんをしたらさぞかし美味しいんだろうなあ

再開しまー

イベント後

武内P「お二人ともお疲れ様でした」

美波「お疲れ様です。プロデューサーさん、その…アーニャちゃんが軽くですけど脚をひねっちゃったみたいで…」

アーニャ「闇に飲まれよ、です。イズヴィニーチェ、ごめんなさい」

武内P「いえ、大丈夫でしょうか?一人で歩けますか?」

アーニャ「ちょっと、大変です…」

美波「その、よければアーニャちゃんを寮まで送ってあげて貰えますか?」

武内P「ええ、わかりました。とりあえずすぐに冷やしましょう。この後のお仕事は今日は休みましょう」

アーニャ「…すみません、迷惑かけます」

武内P「…」手帳を見る

武内P「…二、ニチヴォー、パジャールスタ(いいですよ、大丈夫です)…伝わりましたか?」

アーニャ「!…スパシーバ!ありがとうございます。プロデューサー、素敵です」ニコ

武内P「…」クビサワリ

美波「ふふ、ロシア語で慰めるだなんて、プロデューサーさんって結構ロマンチストですね♪」

武内P「い、いえ…」クビサワ

武内P「では、お二人をお送りします」

美波「私まで一緒に送ってもらっていいんですか?」

武内P「ええ、当然です」

美波「ふふ、ありがとうございます」

アーニャ「美波、とても嬉しそうです」

美波「そ、そんなこと言わなくていいからっ」

アーニャ「プリリェースナヤ、かわいいです、美波」

美波「も、もうっからかわないでよ」

アーニャ「ふふふ」

武内P(なんだか微笑ましいですね)

武内P「新田さんのお家に着きました」

美波「あ、わざわざ送っていただいてありがとうございました」

武内P「いえ」

美波「じゃあ二人とも、おつかれさまでした」

アーニャ「闇に飲まれよです」

武内P「おつかれさまでした」

アーニャ「プロデューサー、助手席にいってもいいですか?」

武内P「…構いませんが」

アーニャ「スパシーバ」ガチャ

武内P「…といってももうすぐ着きますよ」

アーニャ「ンー…それでも、いいです」ニコ

武内P「着きましたが…歩けますか?」

アーニャ「ンー、ちょっと痛いですね」

武内P「…では、肩を貸しましょう」ガチャッ

アーニャ「スパシーバ…でもプロデューサー、ヴィソーキー…背が高いからすこし大変です」

武内P「…では、どうしましょうか」

アーニャ「プロデューサー、抱っこしてください」

武内P「抱っこ…ですか?」クビサワリ

アーニャ「パジャールスタ、お願いします」

武内P「その、正面から、ですか?」

アーニャ「ダー、正面からです♪」

武内P「…」クビサワリ

アーニャ「…お願いします」ギュッ

武内P「…仕方ない、ですね」ギュッ

アーニャ「…♪スパシーバ!」ギュー

武内P「では、歩きます。しっかり掴まっていてください」

アーニャ「ダー♪」ギュー

アーニャ「プロデューサー、ティプロ…暖かいですね」

武内P「そ、そうですか?」

アーニャ「ダー♪安心、しちゃいます♪」

武内P「…アナスタシアさんは、普段はあまりこういうお願いはされませんね」

アーニャ「そう、ですね。プロデューサー、皆のことで大変。だから私は迷惑かけないようにしようって思ってました」

アーニャ「でも、二人きりのときくらい、わがまま、いいですよね?」

武内P「…二人きりではなくても、わがままならいくらでも言っても大丈夫ですよ」

武内P「私はプロデューサーですから」

アーニャ「…スパシーバ///」ギュッ

武内P「寮の玄関に着きました。ここまでで大丈夫ですか?」

アーニャ「ニェート、だめです。部屋の中まで連れて行ってください」

武内P「し、しかし…他の方も驚かれると思いますので…」

アーニャ「たぶん、プロデューサーならみんな歓迎してくれます」

武内P「そ、そうでしょうか」

アーニャ「ダー、大丈夫です。行きましょう」

武内P「…このままですか?」

アーニャ「このままです♪」

武内P「…わかりました」クビサワ

アーニャ「ボトヤープリショールダモーィ…ただいまです」

小梅「…あ、アーニャちゃん、おかえ…り?」

武内P「お、おじゃまします」

輝子「フヒ…プロデューサー…なんでアーニャちゃんをだっこしてるの…?」

アーニャ「脚を捻ってしまって…歩けないです♪」

小梅「…む、むう…ず、ずるい…」

武内P「では、おろしますよ」

アーニャ「…もう、ですか?」

武内P「へ、部屋に着きましたので」

アーニャ「…も、もうすこしだけっ」ギュー

小梅「…わぁっ…」

武内P「…は、はぁ」クビサワリ

蘭子「ふぅ…スルトに温められし聖水が、我が身を癒す…(ふうーお風呂気持ち良かった~)」

アーニャ「~っ」ギュー

武内P「…」クビサワリ

蘭子「って我が友!?なんでアーニャさんを…」

輝子「ふ、フヒ…蘭子ちゃんおかえり」

小梅「…なんか、アーニャちゃん、甘えんぼみたい…」ムゥ

蘭子「はわわわわ(はわわわわ)」

蘭子「わ、我が友!目覚めのとき!(プロデューサー!なにやってるんですか!)」

武内P「か、神崎さん…」

アーニャ「蘭子、闇に飲まれよです」

蘭子「闇に飲まれよ!…ではないっ!(おつかれさまです~じゃなくて!)」

蘭子「聖天使の抱擁に如何なる効力がある!?(なんで抱っこしてるんですかー!)」

アーニャ「…すみません、言ってる意味がわからないです」

蘭子「~~っ!ぷ、プロデューサーにそんな…ず、ずるいです!!」

輝子「フヒ…」

小梅「…そ、そう、ずるい…私もプロデューサーさんに抱っこされたい」

輝子「えっ」

蘭子「えっ」

小梅「え?」

アーニャ「ダー…そうですね、独り占め、だめですね。ごめんなさい」スッ

武内P「…」クビサワリ

アーニャ「さあ、プロデューサー空きました。次は誰ですか?」

蘭子小梅「!」

輝子「フ、フヒ?」

小梅「…ら、蘭子ちゃん蘭子ちゃん…ゴニョゴニョ…こ、こうしよ?」

蘭子「う、うん…わ、わかった」

輝子「フヒ…私はなかまはずれか…ぼっちなので」

小梅「ち、ちがうよ…でも輝子ちゃん、プロデューサーさんにあんまり興味ないんじゃないかって」

輝子「…そ、そんなことない…と思う…たぶん」

小梅「あ、曖昧だね…じゃ、じゃあ輝子ちゃん…ノニョゴニョ」

輝子「…な、なるほど…わかった」

小梅「蘭子ちゃんも、いい?」

蘭子「うむ!」

小梅「じゃ、じゃあ…いくよ…せーのっ」

武内P「!?」ギュッ

武内P(星さんは右から、神崎さんは左から、白坂さんは正面から同時に抱きつかれました)

小梅「ふふっ…プロデューサーさん、3人で抱きついても全然平気そう」

輝子「フヒ…私、軽いので…」

蘭子「…///」

アーニャ「ふふ、みんな仲良しですね」

アーニャ「後ろは、私ですね♪」ギュ

武内P「そ、その、身動きがとれないのですが…」

今日はこのへんで終わります
みんな優しいので血は流れません
アーニャにロシア語で下ネタを言うと誰にも気付かれずにセクハラできるんだなあ

>>331
>武内P(星さんは右から、神崎さんは左から、白坂さんは正面から同時に抱きつかれました)
>アーニャ「後ろは、私ですね♪」ギュ
あー、この結界からは逃れられないわ

あけましておめでとう
再開します

輝子「フヒ…暖かい」

小梅「…ふふ」

アーニャ「そうだ、プロデューサー、ご飯食べていきますか?」

武内P「え?…し、しかし」

小梅「それ…すごくいいね…」

蘭子「我が友との晩餐会…血が滾るわ!(プロデューサーとごはん…たのしそう!)」

武内P「し、しかし…」

小梅「…だめ?」

輝子「…フヒ」

蘭子「…」ジー

アーニャ「…」ギュ

武内P「…わ、わかりました」

四人「やった!」

食堂

武内P「寮では皆さんで料理を作ると伺いましたが…本日はなにをつくるのですか?」

小梅「んー…ハンバーグが、いいんでしょ…」ニコ

武内P「…よく、わかりましたね」

小梅「ふふ、わかるよ…すごい?…」

武内P「ええ、すごいです」

蘭子「ハンバーグ…優美なる響き!(ハンバーグ…やったー!)」

武内P「神崎さんもハンバーグ好きですからね」

蘭子「うむ!我が手腕、永劫の未来へと輝かそうぞ!(はい!私も今日は頑張ってつくります!)」

輝子「…キノコもいれて、キノコハンバーグ…どうかな」

アーニャ「キノコハンバーグ…ハラショー、いいですね!」

武内P「では、私もお手伝いを…」

小梅「プロデューサーさんは…今日は見てて…」

輝子(『今日は』ってどういう…?)

武内P「し、しかし…」

アーニャ「プロデューサーは今日はお客さんです♪」

蘭子「左様!我が手腕をその眼底に焼き付けよ!(そうですよ!見てるだけで大丈夫です!)」

武内P「そ、そこまで言うなら…わかりました。大人しく見ていますね」

蘭子「うぐぅ…我が眼…しくしく(涙が…)」

小梅「玉ねぎ…涙でちゃうね…」

輝子「キノコを…投下…ヒャッハーーーーー!!!」

アーニャ「輝子、寮で騒いではだめですよ」

輝子「フ、フヒ…ついテンションが…」

武内P(楽しそうでなによりです)

完成

小梅「ふふ、できた…」

輝子「…フヒフヒヒ、キノコハンバーグの完成だ…ヒャッはモググ」

アーニャ「寮では静かにです♪」ガシッ

輝子「モゴモゴ」

蘭子「音速の如し…(口抑えるの速いですね)」

武内P「とてもおいしそうなハンバーグです」

小梅「なかなかの、自信作…」

蘭子「うむ!」

アーニャ「さあ、食べましょう」

輝子「フヒ…キノコを見ても、騒がないようにしないと…」

武内P「では、いただきます」

武内P「…とても、おいしいです」

蘭子「よ、よかったぁ…」

アーニャ「ふふ、蘭子頑張ってた甲斐がありましたね」

小梅「プロデューサーさんのこと…考えながら作ってたもんね…」

蘭子「な、ななななにを言う!」

小梅「私も…プロデューサーさんのこと考えながら作ってたよ…?」

武内P「あ、ありがとうございます…」

蘭子「む、むぅ…我が友ともあろうものが…(プロデューサー、デレデレしてる…)」

蘭子「むっ…我が友、頬に聖痕が…(プロデューサー、ほっぺにソースが…)」

輝子「あ、ほんとだ…」

小梅「ふふ、ゾンビみたい…」

アーニャ「…えいっ」チュっペロ

蘭子「なな、なななにを!?」

武内P「!?」

小梅「!?」

輝子「フヒ」

武内P「ア、アナスタシアさん…?」

アーニャ「食べなきゃ勿体無いです♪」

蘭子「むぅ~」

蘭子(私だって…うぅ…)

食後

武内P「ご馳走様でした。とてもおいしかったです」

アーニャ「では、片付けします」

蘭子「うむ…」

武内P「片付けくらい私も…」

小梅「お客さんだから…大丈夫」

武内P「そ、そうでしょうか」クビサワ

輝子「キノコを食べても…静かにしてた…偉いな私…」

武内P「すみません何から何まで…では、私はこれで」

アーニャ「もう帰っちゃうんですか?」

武内P「やはり女子寮ですので…長居するわけにも」

小梅「…そっか、また来てね」

武内P「…機会があれば…ですかね」クビサワリ

輝子「フヒ…次来た時は、自慢のキノコたち…見せてあげるよ…」

アーニャ「ふふっ」ギュッ

武内P「!?」

武内P「な、なにを…」

アーニャ「さよならのハグ、です♪」

小梅「もう…アーニャちゃん…ベタベタしすぎ…ずるい」

蘭子「我が友…」

蘭子(さびしい…アーニャちゃんばっかりずるいよ…)

武内P「え、ええと…ではこれで。本日はありがとうございました」ガチャッ

アーニャ「では、私たちも部屋に戻りましょう」

輝子「フヒ」

小梅「そうだね…お風呂だれはいる?」

輝子「私は最後でもいい…」

アーニャ「ダー…私はいります」

小梅「…あれ?蘭子ちゃんは…?」

輝子「…トイレかな?」

武内P(さて、帰りますか)

「プ、プロデューサー!」スタタタタタ

武内P(?…誰か走ってきますね)

蘭子「~~っ!」ギュー

武内P「!?か、神崎さん?」

蘭子「プロデューサーっ…!」ギューー

武内P(抱きつかれながら涙目で見つめられます)

武内P「ど、どうしましたか?」

蘭子「うぅ…」ギュー

武内P「これは…一体どうすれば」クビサワリ

蘭子「うぅぅ…うぇーーん」ギューー

武内P「!?」

武内P(なぜか泣いてしまいました)

武内P(と、とりあえず落ち着いてもらいましょう…)ナデナデ

蘭子「!…グスッ」ギュー

武内P「お、落ち着いてください」ナデナデ

蘭子「…ぅぅ…」ギュー

武内P「い、一体なぜこんなことを…」ナデナデ

蘭子「だって…だってぇ…アーニャちゃんばっかり…ずるいよぉ」グスグス

武内P「…わ、私は…そんなつもりでは…」

蘭子「…ヒッグ…ぅぅぅ」ギュー

武内P(こ、困りました…)なでなで

遠くで見てる人たち

小梅「蘭子ちゃん…」

アーニャ「…ちょっと、ベタベタしすぎ、でしたね…」

小梅「…まあ、アーニャちゃんの…ベタベタしたい気持ちも…蘭子ちゃんの気持ちも…わかるよ…」

アーニャ「…イズヴィニーチェ、ごめんなさい」

小梅「…ううん、大丈夫だよ…私も…ベタベタするし」ナデナデ

「ヒャッハーーーーー!!風呂だァァ!!!」

アーニャ「…ふふ、輝子、また叫んでます」

小梅「…あれ、アーニャちゃんが入るんじゃなかったっけ」

アーニャ「なんとなくです」

(間違えて輝子先に風呂入れちゃったよ)

蘭子「…ふう」ギュー

武内P「…落ち着きましたか?」ナデ

蘭子「…ぅん」

武内P(まだ元気がないですね)

武内P「…もし良ければすこし、ドライブでも…しますか?」

蘭子「…!いいんですか?」

武内P「ええ、いきましょう」

蘭子「…やった」パァァァ

武内P「では、車に」ガチャ

蘭子「うむっ」

ブーン

武内P「…クリスマスが終わっても、まだイルミネーションは残ってますね」

蘭子「うむ。ペルセウス星雲の如し(キラキラしてて眩しい…)」

武内P(ドライブ…とはいったものの…普段しないものでとこに行けばいいのか)

武内P(…無難なのは海、とかでしょうか?)



武内P「…夜の海、です」

蘭子「おお…静寂なる闇が時を刻む…(静かで真っ暗だー)」

武内P「ええ、暗いのでより星空が映えて見えませんか?」

蘭子「…わあ…」

武内P「…どう、でしょうか」

蘭子「とっても、綺麗…」

蘭子「そ、その…我が友…」モジモジ

武内P「…はい、なんでしょう」

蘭子「…新たなる、契りを…交わしても良いか?」

武内P(…契り…交わす…どういう意味でしょう…?)

武内P(…契り…約束、でしょうか)

武内P「ええ、構いませんよ」

蘭子「で、では…」スッ

神坂さんは目を閉じ、両手を私の頬へ当てると

蘭子「…ちゅぅ」

唇を重ねました

武内P「…!」

蘭子「…」スッ

蘭子「これが…契り。契りは、一定期間で更新しなければならないの…だから、また…///」

武内P「…神崎、さん」

蘭子「…さあ、約束の地へ参らん(さー帰りましょう)」

武内P「え、ええ…」

武内P(神崎さんは帰りの車の中、顔を真っ赤にしてずっと俯いておりました)

第1部完

とりあえずCP終わったから区切りです
これからは基本的に自分の好きなキャラを中心に書くと思います
終わらせ方が思いつかないので結構続くかもしれません
今年もよろしくおねがいします
今年の目標はウサミンSSRを当てることです

第2部始めます
安部菜々SSR当たりません

この日の昼

「…プロデューサー、なんかあった?」

杏がそう言うと、目の前にいる巨大な彼はすこし困ったように眉を動かして答えた。

武内P「私ですか?……とくにない、と思います…」

プロデューサーは自覚してないのかな?
それとも…妙に間が空いてたし、心当たりはあるのかも。

ご飯を食べたあとも杏はそのことばっかり考えてた。

「…きらり、最近のプロデューサー、なんか変だと思わない?」

きらり「Pちゃん?変ってどういう意味だにぃ?」

「いやほらさー、前まで極端にスキンシップ避けてたのにさー。最近はみんなとベッタベタな感じじゃん?」

「プロデューサーが変わるきっかけとなる何かがあったと思うんだよね」

きらり「…杏ちゃんPちゃんのことよく見てるにぃ☆」

「よ、よせよ~そんなんじゃないから」

きらり「ふふ…とりあえず、みんなにも聞いてみゆ?」

「そうしよっか」

後日
武内Pの家

武内P(…今日はオフです)

武内P(…特に予定はありませんが、そろそろ…)

電話「プルルルル」

ガチャ

武内P「もしもし、はい…はい、ええ、家にいますので。はい、わかりました」ガチャ

武内P(さて、準備を済ませましょう)

ピンポーン

武内P「!」

武内P(思ったより早く来ましたね)

ガチャ

武内P「どうぞ」

「ふふ…おはようございます」

武内P「おはようございます、白坂さん」

小梅「えへへ…今日もおすすめのホラー映画…もってきたよ…」

武内P「では、見ましょうか」

小梅「…まって…また、部屋散らかしてる…掃除しよ…?」

武内P「ま、またですか…」

小梅「プロデューサー、私がいないと掃除しないんだもん…」

武内P「い、家にいる時間が短いものでして…」

小梅「ほら、いいからやろ…?」

そうじおわり

小梅「…これで…いいかな」

武内P「ええ、ありがとうございました」

小梅「…わたしがいないとだめだね…えへ」

武内P「そう、ですね」ニコ

小梅「じゃあ、見よっか…」

小梅「…どきどき、するね…」

武内P「あの、白坂さん…その、なぜ私の膝の上に…」

小梅「…今日は…こういう気分…」

武内P「…なるほど」クビサワリ

小梅「…強かったら…ぎゅってしても…いいよ?」

武内P(上目遣いでそう言われましたが…)

武内P「…怖いのはそこまで苦手ではないので」

小梅「…そっか…」

テレビ「ギェアアアアアア」

小梅「…きゃー…こわーい…」ぎゅっ

武内P(白坂さんが振り向いて抱きついてきました)

武内P「…普段は、そんなに怖がってないですよね」

小梅「…きょうは…こわーい…」ギュー

武内P「…」クビサワリ

テレビ「ピニャァァァァァァエエエェァ」

武内P「…」

ヒンヤリ

武内P「!?」

武内P(首筋に何か触れたような…)ギュー

小梅「…ふふ、抱きしめてくるなんて、珍しいね…」

武内P「あっ…すみません」

武内P(驚いて抱きしめてしまいました)

小梅(…あの子…ありがと…)

小梅「ふふ…怖かったら…いつでも抱きしめていいよ…?」

武内P「い、いえ」

ヒンヤリ

武内P「!?」ギュッ

小梅「あっ…もう…//」

武内P「す、すみません」

武内P(お、おばけでしょうか)

テレビ「oh...カマン!イェスシーハーシーハ」スパンスパーン

武内P「」

武内P(な、なぜこのようなシーンが…濡れ場、というやつですか…?)

小梅「わ…わぁ…///」モゾモゾ

武内P(上に座られた状態でモゾモゾされます…)

小梅「…///」チラッチラッ

武内P(私とテレビをちらちら見ていますが…)

武内P(無心だ…無心になれ)

テレビ「oh~」スパンスパーン

小梅「…は、恥ずかしい…///」ギュッ

武内P(…こちらに振り向いて私の胸に顔をうずめてしまいました)

ヒヤァ

武内P「!」ギュゥ

武内P(ま、また首筋にひんやりとした感覚が…)

小梅「…えへ」

武内P(ようやくホラー映画は終わりましたが…なんども首筋にひんやりした感覚がありました…)

武内P「さて、そろそろお昼にしますか」

小梅「…うん…いつもみたいに、一緒につくる…?それともプロデューサーさんは見てる…?」

武内P「いえ、私も一緒に作りましょう」

小梅「ふふ…そういうとおもった…」

食後

武内P小梅「ごちそうさまでした」

武内P「とてもおいしかったですね」

小梅「うん、プロデューサーさん…相変わらず手際がよかった…」

武内P「一人暮らしですから、慣れてしまったもので」

小梅「…一人暮らし…さびしくないの?」

武内P「…そうですね、最近事務所がますます賑やかになってきたので、家に着くと余計に寂しさを感じてしまいますね」

小梅「…じゃあ、私がここに住んであげよっか…?」

武内P「い、いえ…さすがにそれは…」

小梅「…冗談、だよ…」ニコ

武内「…そうですよね」クビサワリ

小梅(…今は、ね)

小梅「…じゃあ…そろそろ帰るね」

武内P「では、寮まで送ります」

小梅「ううん、大丈夫だよ…みんなに見られても…大変でしょ?」

武内P「…たしかに、それもそうですね」

小梅「…でも…ちょっと寂しい…」

武内P「…また、これますよ」

小梅「…うん」

小梅「…」ピョンピョン

武内P「?」

武内P(なぜ私の前で跳んでいるのでしょう)

小梅(唇…うまくとどかない…)

小梅「ちょっと…しゃがんで…」

武内P「こ、こうですか…?」スッ

小梅「…えい」チュッ

小梅「…またくるね…///」ガチャ

武内P「」

きょうはここまでです
1アイドル1キスくらいがちょうどいいと思って書きました
出番少なかった人たちはもう一回だすかもしれません

再開します

きらり「みーんなに話聞いてみたけど、Pちゃんと色んなことしてるみたいにぃ☆」

「…まあ、いつの日だかプロデューサー自身もそんなようなこと言ってたっけ」

杏ときらりでCPのアイドルたちに話を聞いたけどいつの日か私を家まで送った時話したように、色んな子とあんなことやこんなことをしているらしい。
…まあ杏には関係ないけどね。

「…でもさ、なんでいきなりそんなふうになったのか気にならない?」

きらり「杏ちゃんが珍しく積極的だにぃ」

「…そんなことは、ないけど…」

きらり「ふふ☆…でも、なんでかにぃー」

「みんなの話を聞くとここ1~2ヶ月でベタベタし始めたみたいだけど…」

プロデューサーはきっとみんな平等に接しようとしてるんだろうけど、きっとなにかそうなった原因があるはず…
ここ1~2ヶ月であった何かのイベントが原因…かな?
クリスマスよりも前…
それに凛ちゃんの話からするとやっぱりあの人が始まりだし…

「…きらり、あの人に話を聞きに行こう」

後日
ライブ会場

凛「みんな、今日はきてくれてありがとう」

加蓮「私たちのライブ、最後まで楽しんでね!」

奈緒「1曲目はもちろん、あの曲だー!」

ウオオオオオオォ

武内P「…3人とも、流石のライブパフォーマンスですね」

武内P(…しかしまさか美城専務にトライアドプリムスの付き添いを頼まれるとは思いませんでした)

武内P「…渋谷さんも、NGのときとはまた違った顔をしていますね」

「ありがとうございましたー!!」

凛「ふうっ…あ、プロデューサー。ちゃんと見てた?」

武内P「勿論です。素敵なステージでした」

凛「ふふ、ありがと」

奈緒「い、いやぁ緊張した…」

武内P「神谷さんも、とても可愛らしくていい笑顔でした」

奈緒「ななななに言ってんだ!?かっ…かわいいって…///」

凛「…」ビシ

武内P「…なぜ私は叩かれたのでしょう」

凛「さあね」

奈緒「うう…///」

加蓮「…ふぅっ……」

凛「…加蓮?大丈夫?」

加蓮「…う、うん、大丈夫。ちょっと激しく動きすぎちゃったから…」

凛「顔、蒼くなってるよ。肩貸す?」

加蓮「ううん、大丈夫だから…凛も疲れてるでしょ?平気だよ」

加蓮「…あれ?」フラッ

奈緒「!?加蓮っ!」

凛「嘘っ!?」

武内P「っ…!」ダッ

武内P「北条さんっ」ガシ

加蓮「う…ご、ごめんなさいっ…ちょっと、貧血が…」

武内P「じっとしていてください。私が運びますから」

加蓮(か、顔…近い//)

奈緒「は、はやく医務室へ行こう!」

凛「うんっ」

加蓮「や、やだなぁ二人共…貧血くらいで大袈裟だって」

武内P「とにかく、医務室へ向かいましょう」ガシッ

加蓮「って、お姫様抱っこ!?」

武内P「これが運びやすいので」

加蓮「は、恥ずかしいから…///」

奈緒「う、うわぁ///」

凛「ふーん…まあ今は許してあげる」

医務室

武内P「…おろしますね」スッ

加蓮「う、うん」

凛「加蓮、大丈夫?」

加蓮「もう、だから大丈夫だって。ただの貧血なんだから…」

奈緒「で、でも心配しちまうだろ」

加蓮「…ありがとね」

奈緒「や、やめろよ恥ずかしいから」

凛「ふふ、なに照れてんの?」

奈緒「て、照れてない!///」

武内P「とりあえず、お二人は先に戻って着替えなどを済ませておいてください」

凛「え?」

奈緒「わかった!加蓮を頼んだぞ」

武内P「ええ、まかせてください」

凛「え?」

凛「いやいや」

奈緒「ほら、行くぞー」

加蓮「…えっと、ありがとう」

武内P「いえ、私は当然のことをしたまでですから」

加蓮「ふふ、格好いいこと言うじゃん」

武内P「…い、いえ」

加蓮「それに、お姫様抱っこだなんて…そんなことする人だと思わなかったよ」

武内P「す、すみません」

加蓮「ああ、もちろん悪い意味じゃないよ」

加蓮「見た目からして堅物~って感じだからさ」

武内P「そう、でしょうか」

加蓮「…よし、もう大丈夫。じゃあ、控え室にもどらないと…うわっ」フラッギュッ

武内P「!?」

加蓮(や、やだ、バランス崩して抱きついちゃった…///)

武内P「…その、本当に無理はしないでください。あなたが倒れてしまったら私は…」

加蓮(わ、私は…なに?)ギュ

武内P「…もう少し休んでからにしましょうか」

加蓮「…そう、だね」ギュ

武内P「…北条さん?」

加蓮「…なんか、こうしてると安心する」ギュ

武内P「し、しかし…」

ちょっと休んだ後

加蓮「そうだ、またお姫様抱っこで控え室まで運んでよ」

武内P「また、ですか?」

加蓮「うん、まだちょっとふらつくから」

武内P「それならまだ横になっていた方が良いのでは…?」

加蓮「…いいから、ほら」ギュッ

武内P「…わ、わかりました」

加蓮「ふふ」

奈緒「うう…加蓮のやつ、大丈夫かな?」

凛「心配だし、はやく着替えて医務室いこう」

奈緒「お、おう!」

凛「私もう着替え終わったよ」

奈緒「は、早いな」

トントンガチャ

武内P「し、失礼しま」

加蓮「あ、奈緒が着替えてる」ギュ

奈緒「う、うわああああああ///」

武内P「す、すみません!」バタン

凛「ねえ、なんでまたお姫様抱っこしてるの?」ガチャ

加蓮「あ、凛は着替え終わってるんだ」

凛「着替え終わってるんだ、じゃないよ。なんでまたお姫様抱っこしてるの」

加蓮「まだ貧血でフラフラしちゃうからさ、運んでもらっちゃった」

凛「…もう着いたんだし降りなよ」

加蓮「ついでだし中まで運んでもらうよ」

凛「…ふーん」ツネリ

武内P「…何故私の耳をつねるのでしょうか」

凛「…自分で考えなよ」



武内P「では、みなさんをご自宅まで送ります」

凛「ありがと」

加蓮と奈緒を家に送った後

凛「…」

武内P「…」

凛「ねえ、アンタさ。ここ最近どうしちゃったの」

武内P「…と、言いますと」

凛「色んな人とベタベタしてるじゃん」

武内P「…同じことを、他の方からも聞かれました」

凛「……私は別にいいんだけどさ、あんまりいい事じゃないんじゃないの」

武内P「…そう、ですよね」

凛「まあアンタのことだから強く押されたら断れないんだろうね」

武内P「否定はできません…」

凛「しっかり断らなきゃダメだよ」

凛「例えば、こんなことされた時とかさ」ギュッ

武内P「…!?あ、あの、運転中ですので…腕に抱きつかないでください」

凛「やだ」ギュー

武内P「…」

凛「ふふ、やっぱ断れないじゃん」ギュー

武内P「…私は断ったつもりなのですが」

凛「相手を止めさせないと断ったことにはならないでしょ」ギュー

武内P「…」

武内P「…」

武内P(赤信号です)

凛「…まあ、アンタが断れないのは仕方ないのかもね。詳しく知らないけど、CPを担当する前に色々あったらしいし」

武内P「…ええ、まあ」

凛「でも、これだけは言っとくよ」

武内P「…なんでしょうか」

凛「…」スッ

武内P(両手で頬を抑えられて、彼女の方を向かされました)

凛「…」チュー

武内P「!?」

凛「…たとえ、プロデューサーに色んな女の子が寄ってきても、私は負けないよ」

武内P「し、渋谷さん…?」

凛「ほら、蒼になったよ」

武内P(…そういう渋谷さんの頬は赤く染まっていました)

今日はここまでです
奈緒の出番はちょっと後になると思います
加蓮の出番もまた後であると思います

デレステ70連しました
狙ってた安部菜々SSR当たりませんでした
えへへ、でもいいんです、狙いは当たんなかったけど美嘉と幸子と杏があたりましたから…えへへ…

再開しまむら

とある運動場

武内P「今日はこの大きな運動場で撮影です」

卯月「わあー広いですね!」

美穂「うう、ブルマなんて恥ずかしい…」

武内P「それから、今日は初めてお仕事がご一緒になるかたもいるので、お互い協力してください」

ほたる「よ、よろしくおねがいします」

柚「よろしくおねがいしまーす」

穂乃香「…」ボー

柚「…ホノカちゃん?」

穂乃香「あっ、すみません。よろしくお願いします」

卯月「みなさんかわいいですね!よろしくおねがいします!」

美穂「みんなよろしくねっ」

武内P「では、行きましょう」

穂乃香「…」ジー

柚「…ねーホノカちゃん。なんでそんなに熱心にプロデューサーを見てるの?」

穂乃香「ぴにゃこら太に似てて…かっこいい…」キュン

柚「えっ」

柚「…まあ、身長もでかいしかっこいいっちゃかっこいい…のかな」

穂乃香「…///」

ほたる「きゃあ!」ズルッドン

美穂「うわわ!」ズテーン

武内P「っ!?」バタ

武内P(白菊さんが足を滑らせて小日向さんを押し、転んだ小日向さんが私を押し倒してしまいました)

美穂「うう…」ギュー

武内P「その、怪我はありませんか?」

美穂「ってプロデューサーさん!?ご、ごめんなさい~///」バッ

卯月「美穂ちゃん、大胆ですねー」

美穂「そ、そんなんじゃないから!」

ほたる「わ、私のせいで…すみません…!」

卯月「ふふ、えーい!」ドン

ほたる「きゃっ」ギュツ

武内P(次は白菊さんに抱きつかれました)

ほたる「す、すみません…///」バッ

卯月「これでおあいこですね!」

ほたる「う、卯月さんっ…」

武内P「その、怪我したら大変ですから、気をつけてください」

卯月「えへへ、すみません」

柚「おーっ、ホノカちゃん、これはぼーっとしてると取られちゃいそうだよ?」

穂乃香「と、取られちゃうって…わ、私はそんなんじゃないですからっ」

柚「でもカッコいいとか言ってたじゃん?」

穂乃香「そ、そうですけど…」

柚「それともアタシがとっちゃおうかな~♪」

穂乃香「だ、ダメ!」

柚「じゃーガンバってねーっ」

穂乃香「う、うう…///」

その後

武内P(…みなさん仲良くできているようですね)

穂乃香「…プ、プロデューサー!」

武内P「はい。なんでしょうか」

穂乃香「え、えっと…その…」

穂乃香(い、勢いできちゃったけど…何話せばいいんだろう…)

武内P「…?」

穂乃香「…うう」

武内P「…体調でも、優れませんか?」

穂乃香「い、いえ、そういうわけでは…」

穂乃香「…お、お話、したいです」

武内P「…」

穂乃香「だ、ダメですか…?」

武内P「構いませんよ」ニコ

穂乃香「やった…」パアア

柚(おー、あんなにしおらしいホノカちゃん初めて見たかも)

武内P「…」

穂乃香「…」

穂乃香(は、話が思いつかない…)

柚(もう、見てらんないなー)

柚「二人ともー何話してるのかなー?」

武内P「喜多見さん」

穂乃香「柚ちゃん…」

柚「ほらほらちゃんと話しなよ~♪」コソコソ

穂乃香「そ、その、話が思いつかなくて」コソコソ

武内P(…目の前で内緒話をされていますが…なにを話しているのでしょうか)

柚「こういうのは勢いで行くんだよー」コソコソ

穂乃香「いっ勢いって…?」コソコソ

柚「こういうことだー!」ドーン

穂乃香「きゃっ」ムギュ

武内P(またですか)

穂乃香「す、すみませんっ!もう、柚ちゃん///」

柚「これでみんなに並んだねー」

「おい近くの球場から球が飛んできたぞ!!あぶねえ!」

武内P「!?」

柚「え?球って野球の?」

ほたる「え?」

ほたる(こ、こっちに向かってきてる…)

卯月「ほたるちゃんっ!」

武内P「危ない!」ズダダダダ

ほたる(これ、きっと私に当たるんだろうな…)

ほたる「…っ!」

武内P「ふっ!」パシィ

美穂「プ、プロデューサーさんが片手で受け止めた!」

武内P「…危ない、ところでしたね」

ほたる「プ、プロデューサーさん…!」

ほたる(やだ…かっこいい…///)

近くの球場

未央「ユッキー場外ホームランじゃん!すごいすごーい!」

友紀「ふっふっふ。まああたしにかかればこんなもんだよねー!」

未央「じゃあ次は未央ちゃんが打つぞー!」

「おい次はバットが飛んできたぞ!!!」

柚「いやなんで?」

ほたる(ま、またこっちにきてるー!)

武内P「ふん!」ガシッ

卯月「プロデューサーさん、またとりました!凄いです!」

穂乃香「…手、いたくないのかな?」

武内P「ふう…」

ほたる「ご、ごめんなさい…私が不幸なせいで…!」

武内P「いえ」

近くの球場

友紀「ちょっと!バットぶん投げてどうすんの!」

未央「いやーごめんごめん、手が滑っちったー」

友紀「逆にあそこまで投げれるってすごいよ」

「い、隕石が降ってきた!!」

武内P「ぬっ!」カキーーン

卯月「う、打ち返した!!」

美穂「プロデューサーさん、凄すぎです!」

柚「もはや人間の域を超えている」

穂乃香「…かっこよすぎです///」キュンキュン

ほたる「…ご、ごめんなさい…も、もう私から離れたたほうがいいですよ…!私が不幸なせいであなたに迷惑がっ」

武内P「いえ、私は大丈夫です。(危ないので)私の側にいてください。私が守ります」

ほたる「えっ…///」

ほたる(そ、側にいろって…///)

ほたる(…この人なら、私が不幸だったしても…大丈夫なのかな)

ほたる「は、はいっ//」

近くの球場

友紀「ちょっと!隕石振らせてどうすんのさ!」

未央「いや、それは私じゃないよ!そんなことできるのよんのんくらいじゃないの」

友紀「それもそっか」

穂乃香「き、聞きました…側にいろって…言ってましたよね?」

柚「…………いやいや、あれはそういうんじゃないよきっと」

穂乃香「じゃ、じゃあどういう…」

柚「危ないから離れないでってことだよきっと!まだ諦めちゃだめだよ!」

穂乃香「で、でも…」

柚「もう、取られそうなら奪っちゃいなよ!」

穂乃香「う、奪うだなんてそんな!」

柚「でも、もうガンガン攻めてくしかないと思うよ?」

穂乃香「そ、そうなのかな…」

穂乃香「よ、よし!私やります!」

柚「おー」

柚(…アタシもちょっとプロデューサーに興味もっちゃったかも)

撮影おわり

武内P「ふぅ…」

武内P(今日は一段と疲れました)

ほたる「…」チョコン

武内P「…どうしました?」

武内P(白菊さんにスーツの袖を指で引かれています)

ほたる「い、いえ…その、側にいろと言われたので…///」

武内P「…」クビサワリ

武内P「し、しかし撮影も終わりましたので、着替えたほうが良いのでは…?冬に体操着姿は寒いでしょう」

ほたる「あ、そ、それもそうですね…」

武内P「…というより上に切るジャージやウインドブレーカーも用意されていたはずでは…?」

ほたる「そ、その…撮影中地面に置いていたら鳥のふんが…」

武内P(…風邪を引いてしまいそうで少し心配ですね)

武内P「でしたらこれを…どうぞ」ヌギヌギスッ

ほたる「いいんですか?プロデューサーさんの上着…借りてしまっても…」

武内P「ええ、貴方に風邪を引かれてしまっては困りますので…」

ほたる「あ、あったかい…ありがとうございます…!」ニコッ

ほたる(なんだろう…この人といると、不幸が逆に幸せになるみたい…)

ほたる「着替え、終わったら返しますね…!」スタタタ

武内P(…彼女も、いい笑顔ですね)

穂乃香「プ、プロデューサー!!」

武内P「は、はいっ」

穂乃香「あ、ああの…その…」

武内P「…?」

穂乃香「もし、よければ…連絡先を教えていただいても、よろしいですか?」

武内P「…連絡先、ですか?」

穂乃香「ダメ、ですか…?」

穂乃香(やっぱり、いきなりで変に思われてるかな?)

武内P「いえ、構いませんよ。何か聞きたいことなどがありましたらぜひ連絡してください」

穂乃香「やった…!」

ちょうど区切りがよいところなのでここまでにします
ほたるちゃんに依存されたい
二部から登場したアイドルは全員キスまではいかせたいなぁとは思ってますが中々難しいですね
最近1日一回はnaked romanceのmv見ないと生きていけない病気にかかってしまいました

再開しまー

帰り

武内P「では、島村さんはお家に、小日向さんは寮まで送りますね」

卯月「おねがいします!」

美穂「お、おねがいします」

武内P「では、向かいますね」

卯月「なんだかお腹が減ってきました~」

美穂「私もー」

武内P「もう、夜ですからね」

卯月「3人でご飯食べに行きませんか?」

武内P「…構いませんが」

美穂「私も平気だよ」

卯月「えへへ、じゃあいきましょう!」

武内P「どこへ行きますか?」

卯月「あ、私が案内しますね!まずはそこを右に曲がってください」

武内P「はい」

美穂(卯月ちゃん、どこかオススメがあるのかな?)

卯月「つきました!ここです!」

武内P「…あの」

美穂「う、卯月ちゃん…?」

卯月「どうかしましたか?」

武内P「ここは島村さんのお家ですよね」

美穂「卯月ちゃんちで食べるの?」

卯月「はい!」

武内P「し、しかし…」

卯月「さあ、あがってください♪」グイグイ

美穂「お、お邪魔しますっ」

武内P「お邪魔します…」

卯月「ただいまー。あ、あれーままとぱぱがいないぞー(棒読み)」

卯月「あっ、そういえばふたりともきょうはでかけてるんでしたー(棒読み)」

武内P「…」

武内P(ご両親不在の中女子高生の家にあがる…これは、大丈夫なのでしょうか…)

美穂(卯月ちゃんのご両親いまいないんだ…な、なんだか余計に緊張しちゃうな…)

食後

卯月「プロデューサーさんお料理上手でしたね!」

美穂「うん、テキパキ動いててすごかったね」

武内P「一人暮らしで、慣れていますので」

卯月「私はあんまり得意じゃないので羨ましいです!」

武内P「練習すればきっとすぐに上達しますよ」

卯月「あ、じゃあ今度教えてください!」

武内P「ええ、かまいませんが」

美穂(…なんかこのジュース変わった味するなー)ゴクゴク

卯月「えへへ、じゃあ今度はプロデューサーさんのおうちにいきましょう!」

武内P「そ、それはまずいのでは…?」

卯月「でも楓さんがプロデューサーさんのおうちに行ったことあるって言ってましたよ?」

武内P(高垣さん…なぜ話してしまったのでしょうか…)

美穂「うふふわたひもいきたいれす~」ギュー

武内P「こ、小日向さん!?」

卯月「み、美穂ちゃんっ?てあれ、これパパのお酒だった!」

美穂「ぷろりゅーさーはん~えへへ~」ギュー

卯月「よ、酔っ払っちゃってる…」

武内P「し、島村さんは大丈夫ですか?」

卯月「私はほとんど飲んでなかったので大丈夫だとは思いますけど…」

美穂「むー、こっち向いてください~」グィー

武内P「こ、小日向さん、離れてください」

美穂「いやれすっ」ギュー

卯月「え、えっと、とりあえずお水持ってきますねっ」

美穂「ぷろりゅーさーさんは、くまさんみたいでかっこいいです」ギュー

武内P「そ、そうですか」

美穂「きょう、だきついちゃったときからずっとどきろきしちゃっれました~」ギュー

武内P「…」

美穂「これっれしゅきってことなのかな?」

武内P「ち、違うとおもいます」

美穂「…なんでそんなこというんれすか」

武内P「す、すいません」

美穂「そんなことするひとは、こうです」ブチュウーーーー

武内P「っ!」

武内P(…また、アイドルとしてしまった)

美穂「…れろれろ」ブチュウ

武内P「!?!?」

武内P(し、舌が入ってきてっ…)

卯月「…美穂ちゃんお水っ…わ、わぁ///」

武内P「…」

美穂「う、うぅ…」ガクッ

美穂「スヤ…スヤ…」

武内P(…ね、寝てしまいました)

卯月「えっと…と、とりあえず美穂ちゃんを私の部屋のベッドまで運びますか?」

武内P「そ、そうですね…」

卯月部屋

武内P「…」ソッ

美穂「ぅぅ…」クタァ

卯月「お、おつかれさまです」

武内P「い、いえ」

卯月「なんだか、お姫様抱っこも慣れた雰囲気でしたね!」

武内P「そ、そんなことはないです」

卯月「…」

武内P「…どうかしましたか?」

卯月「プロデューサーさん、最近いろんなひとと、その…いろんなことしているじゃないですか」

武内P「…そう、ですね」

卯月「そのことについて、プロデューサーさんはどう考えているんですか?」

武内P「私は…」

武内P「……やはり、アイドルですから、断らなければと思うんですが…どうしても強く断れず…」

卯月「……断らなくても、いいんじゃないですか?」

武内P「…え?」

卯月「断らないで、今まで通りいろんなことをしていく方ががきっと、みんなが幸せでいられるんじゃないかって、私思うんです」

武内P「…そう、でしょうか」

卯月「きっと、誰かを断ったりとか、誰か1人を受け入れたりとかすると、みんな悲しんだりしちゃうんじゃないかなって」

武内P「…」

武内P「しかし、それは…果たして正しいのでしょうか?」

卯月「みんなならきっとわかってくれますよ!プロデューサーさんのこと好きな人、たくさんいますから!」

卯月「だからプロデューサーさん、みんなで幸せになりましょう?」ギュッ

武内P(…私は……)

卯月「えへへ、私もしちゃいます♪」

卯月「ん~」チュッ

武内P「っ!」

卯月「ん…」チュッチュッ

卯月「えへへ…」ムチュー

武内P「っ…」

武内P(…)

卯月「プロデューサーさぁん…」ギュゥ

武内P(そ、そんな潤んだ瞳を向けられてしまうと…)

卯月「んむ…んぅ…///」チュウ

武内P「し、まむらさん…」

卯月「プロデューサーさん…!」ギュー

武内P(全身を押し当てるように抱擁されてます)

卯月「…ん」ドサッ

武内P「…!」

武内P(べ、ベッドに押し倒されてしまいました)

武内P「し、島村さん…さすがにこれは…」

卯月「…だめ、ですか…?」

武内P(私の胸元で瞳を潤ませながら悲しそうにこちらへ視線を向けてきました…)

武内P「…その……」

武内P(また彼女の笑顔が失われるんじゃないか、と考えると、断ることができません…)

卯月「…」ギュッ

武内P(でもさすがにこれは…し、しかし断ったとしてそのあとどうすれば…?わ、わからない…)

卯月「…プロデューサーさん…私…私…!」ギュー

卯月「あなたのことがっ…」

武内P「…っ」

卯月「…すき、です……///」ギュウ

武内P「…」

武内P(このとき私は、私の中の何かが壊れてしまったような感覚を味わいました)

武内P「…わたしは…むぐっ」

卯月「…」チュー

卯月「…ぷはっ…その、今は答えないで、いいです」

武内P「…」

卯月「私が気持ちを伝えたかっただけですからっ」

武内P「…」

卯月「その、自分勝手ですみません…」

美穂「あれ…ぷろりゅーさーさん…?」

武内P「!」

卯月「み、美穂ちゃん!お、起きたんだ」ガバッ

美穂「おきました~。なんだかあたまがくらくら…」

武内P「ま、まだ酔っているんでしょうか」

卯月「みたいですね…」

美穂「うーん…なんで二人ともべたべたしてるんれすか…」

卯月「さっきよりは酔いがさめたのかな…?」

武内P「…どう、でしょう」

武内P「…も、もう夜も遅いですし、小日向さんを寮まで送って帰りますね」

卯月「…あっ、はい…美穂ちゃんをよろしくお願いします」

武内P「で、では、おつかれさまでした」アタフタ

卯月(プロデューサーさんの慌てた姿、なんだかかわいいな)

卯月(…もうちょっとだったのに)

武内P「小日向さん、歩けますか」

美穂「うーん…うーん…むりです~」フラ

武内P「…失礼します」ガシッ

美穂「お姫様抱っこだ~」ギュー

今日はここまでです
とうとう実装されましたね、美玲ちゃん
もう可愛すぎてたまんない
眼帯にむしゃぶりついてベッタベタにしたい
そんでもって最終的にはもうムシャムシャ食べちゃうよね
その後に怒られたい
そんくらい可愛い

再開します

事務所にあるかふぇ

奈緒「…うう///」

加蓮「どうしたの?顔真っ赤にして唸っちゃって」

奈緒「いや…この前ライブの後着替えてるとき…絶対プロデューサーに見られたよなっ//」

加蓮「…そんなこと気にしたって仕方ないでしょ」

奈緒「いやだって…うう…///」

加蓮「じゃあ直接聞きに行けば?私の下着見ましたかーってさ」

奈緒「そ、そんなこと聞けるわけないだろ!ていうか聞いて『はい、見ました』って言われたらどうすんだよ!」

加蓮「じゃあもう考えても仕方ないよ。終わったことじゃん?」

奈緒「でも…なんかプロデューサーを見ると思い出して恥ずかしくなってくるんだよ…///」

加蓮「…ていうか奈緒、最近CPのプロデューサーの話ばっかりだよねー」

奈緒「え…いやっ!そ、そんなことないからなっ!」

加蓮「はぁ…わかりやすいなー奈緒は~」

奈緒「な、なにがだよ!」

奈緒(まあ、たしかに前にフェスでトラブル起きたときテキパキと解決したとことか、すごい落ち着いてるところとか、たまに帰りに会うと家まで送ってってくれたりするのとかかっこいいなとは思うっちゃ思うけど…)

奈緒「でも好きとかじゃないから!」

加蓮「だれも好きとか言ってないよ」ニヤニヤ

奈緒「…なっ!?…くそぅ///」

加蓮「まーたしかにかっこいいもんねー。この前私が貧血になったときもさ、とっさに支えてくれたり、医務室で側にいてくれたりね」

奈緒「へ、へー」

加蓮「なに、その顔。嫉妬?」

奈緒「ち、ちげーよ!!///」

加蓮(…奈緒と凛には悪いけど、私も気になっちゃったなー)

加蓮「おっ、噂をすればあそこに…」

武内P「…」スタスタ

奈緒「あっ、プロデューサー…どっかいくのかな?」

加蓮「気になるの?」

奈緒「べ、別に…」

加蓮「ふーん」ニヤニヤ

奈緒「な、なんだよっ!」

武内P「おや」

幸子「あ、プロデューサーさん、おはようございます!」

武内P「おはようございます、輿水さん」

幸子「…」

武内P「…?」

幸子「…」ジー

武内P(…?ああ、いつものですか)

武内P「今日も一段とカワイイですね」

幸子「フフーン!わかってますねプロデューサーさんは!今日もボクが可愛すぎて太陽が霞まないか心配でしたよ!」

武内P「素晴らしい可愛らしさですね」

幸子「プロデューサーさんはボクにメロメロ見たいですね!期せずして人をメロメロにしてしまうなんて、ボクはなんて罪深いんでしょう!」

武内P「その通りですね」

幸子「フフーン!じゃあ、お仕事頑張ってください!」

武内P「ありがとうございます、輿水さんもがんばってください」

奈緒「なんだよ…かわいいって誰にでも言ってんのかよ…」

加蓮(あれはまた別な気が…)

加蓮「この前かわいいって言われて嬉しかったんだね」

奈緒「別にそういうんじゃねーから///」

加蓮「あ、凛こっちこっちー」


後日廊下

奈緒「あ、プロデューサーだ…」

武内P「…」スタスタ

奈緒「よ、よし…」

奈緒(な、なんて話しかけよう…)

武内P「…!し、島村さん」

卯月「あ、プロデューサーさん!おはようございます♪」

武内P「お、おはようございます」

卯月「…」スタスタ

武内P(近寄ってきました)

卯月「ネクタイ、曲がってますよ?」スッ

武内P「その…誰が見ているのかわかりませんしこういったことは…」

卯月「ふふ、すみません!」

奈緒(…)

奈緒「な、なんだよあれ!」

後日

武内P「…」スタスタ

奈緒「あ、プロデューサー…こ、今度こそ…」

幸子「プロデューサーさん、おはようございます!」

武内P「おはようございます、本日もかわいいですね」

幸子「知ってます!…プロデューサーさん、ネクタイ曲がってますよ…まったくだらしないですねえ」スッ

武内P「す、すみません…」

幸子「…直しにくいのでしゃがんでください!」スッスッ

奈緒(…)

後日

武内P「…」スタスタ

奈緒「あ、今日もいた…よ、よし本当にに今日こそは…」

アーニャ「プロデューサー、煩わしい太陽、ですね」

武内P「おはようございます、アナスタシアさん」

アーニャ「プロデューサー、ネクタイ曲がってます」クイクイ

武内P「す、すみません…」

奈緒「どんだけネクタイ曲がってんだよっ!!」

武内P「!?」

アーニャ「?」

武内P「どこからか叫び声が…?」

噴水

奈緒「はあ…あたしなにやってんだろ」

奈緒(…プロデューサー、いろんな人が狙ってんのかな…)

奈緒(…いやいや、あたしはそういうんじゃないよなっ…なんて…)

武内P「神谷さん…?こんなところで、どうかされましたか」

奈緒「う、うわっ!プロデューサー!?び、びっくりさせんなよっ」

武内P「す、すみません」

武内P「その、島村さんが…神谷さんがなにか一人で悩んでるらしいとおっしゃっていたので、気になりまして」

奈緒(…卯月が?)

奈緒「あたしは別に悩んでなんか…」

武内P「…私でよければ、相談に乗ります」

奈緒「…///」

奈緒(や、やっぱやさしいな)

奈緒「…そ、その…」

武内P「…」

奈緒「…ど、どうやったらさ…素直になれんだ…?//」

武内P「素直に、ですか…?」

奈緒「う、うん…」

武内P「…自分の感情に、ゆだねれば良いのではないかと」

奈緒「そ、それができねーから聞いてんだよっ」

武内P「す、すみません…私もこういう話には疎いので」

奈緒「まあ確かにそんな感じはするな」

奈緒「…じゃ、じゃあさ…プロデューサー。素直になる練習、させてくれよ…///」

武内P「素直になる練習…ですか?」

奈緒「あ、あたしがしたいことをいまからするってこと!」

武内P「は、はい…」

奈緒「よ、よし…」

奈緒(ここでしっかりやらなきゃ…)

奈緒「え、えい!」ギュ

武内P「…」

武内P(袖をつままれました)

奈緒「…えへへ」

奈緒(やった!)

卯月「…ふふ」コソコソ

武内P「おや、神谷さん、紙くずがついてますよ」

奈緒「…えっ、ど、どこだ?」

武内P「髪のほうに…」

奈緒「…わかんねーからとってくれよっ//」

武内P「し、失礼します…」スッ

奈緒(か、かおちかい…!)ピトッ

奈緒「ひゃんっ…//」ビクッ

武内P「?」

奈緒(み、耳に手が当たったっ…)

奈緒「と、とれたか?//」

武内P「いえ、まだですが」

奈緒「は、早くとってくれよっ!//」

武内P「す、すみません」ススッ

奈緒「んん…っ…///」ビクビク

奈緒(だから耳に当たって…///)

武内P「だ、大丈夫ですか?」スス

奈緒「は、はやくぅ…///」

武内P「と、とれました」

奈緒「…これからもさ、たまに練習付き合ってくれよ…///」

武内P「…え、ええ、私でよければ」

奈緒「へへっ、じゃあまたなっ」

プルルルルル

武内P「…」

武内P(知らない番号からですね)ピッ

武内P「はい」

???「綾瀬穂乃香を誘拐した。返してほしくば指定の場所に来い」

武内P「!?」

つづく

きょうはここまでです
ネタが思いつかないです

再開します

武内P(ど、どうすれば…)

???「いいか、決して警察には連絡せず、だれにも言わずに指定する場所へこい」

武内P「し、指定する場所とは…」

???「ちかくにでかい公園があるだろう、そこへ一人でこい。なるべく急いできてね。さもなくばいけないことをするぞ」

武内P(い、急がねば…)

???「おっと、電話は繋いだままにしておけ」

武内P(…この声どこかで聞いたような…女の子の声ですが…)

武内P(とにかく急ぎましょう)ズダダダダダ

公園

武内P「っ…」ズダタダ

幼女「おかあさん!暗殺者みたいなのがはしってる!」

おかあさん「こら、みちゃいけません!」

武内P(ここのはずですが…それらしき人は見当たりませんね…)ゼエゼエ

???「おー、はやい!普通なら事務所から走っても10分はかかるのに2分できちゃった!」

武内P「あ、あなたは…」

柚「そんなに心配だったんだー?」

武内P「き、喜多見さん…その、綾瀬さんが…」ハアハア

柚「誘拐されたって?」

武内P「な、なぜ知って…」

柚「それアタシだよー」

武内P「」

柚「いやー心配して飛んでくるのかなーって気になって」

武内P「」

柚「プロデューサー…?」

武内P「」

柚「し、死んでる…」

武内P「死んでません」

武内P「なぜこんなことを」

柚「その、おもしろそうだったし…プロデューサーに会いたかったし?」

武内P「…二度とこんなことしないでください、心配しました」

柚「…ご、ごめんね?」

武内P「それにまだ夜の7時とはいえ十分暗いですから、危ないのでやめてださい」

柚「イタズラしたのに心配してれるの?」

武内P「当たり前です」

柚「…そっか」

武内P「寮まで送りますよ」

柚「え、いいの?」

武内P「一人では危ないですから」

柚「…ありがと」

柚(なんか罪悪感が…)

武内P「ではこちらへ…っ」ガッフラッ

武内P(大きな石に足が引っかかって…)ズルッ

柚「わっ!」ズターン

武内P(転んでしまいました)モミ

柚「…いてて…って、プロデューサーがいきなり大胆になっちゃった…」

武内P「」

武内P(…押したおしてしまいました。そして右手には柔らかい感触が…)モミ

武内P(82が私の右手に…!)

柚「んっ…も、もうっ…アタシへの仕返しかな?///」

幼女「アサシンが女の子を押し倒している」

おかあさん「だ、大胆ね…///」

幼女「つうほーしたほうがいいんじゃない?」

おかあさん「そ、そうね…」プルルルルル

おかあさん「アサシンクリード!じゃなかった、アサシンみたいな人がが栗色の髪の毛の女の子を襲ってます!」

柚「うわ、通報されてるよ!はやく逃げよ?」

武内P「は、はい…」スッ

柚「こっち!」ギュッ

武内P(手を握られました)

柚「ふぅ…ここまでくればいいかなー」

武内P(きょうは走ってばかりです…)

柚「いやー危なかったねー!」

武内P「い、いえ…」

武内P(手を握ったままですが…)

柚「ん?どうかした?」

武内P「その、手が…」

柚「あ、ああーごめんね///わすれてた///」

柚「…ね、手、繋いでドキドキした?…アタシみたいに」

武内P「え、ええ」

柚「ふふ、ちょっと顔赤いよっ♪」

武内P(喜多見さんも赤いですが…)

柚「じゃー帰ろっかー」

武内P「ええ、では送ります」

柚「ありがとっ!」

武内P「そういえば、私の電場番号はどこで手に入れたのですか?」

柚「えーっとねー、ホノカちゃんの携帯からこっそーりとねー」

武内P「そういうことでしたか」

柚「アタシが電話番号持ってるのイヤ?」

武内P「いえ、構いませんよ」

柚「えへへ、そう言うと思った!」

柚「やっぱり優しいね!プロデューサー」

ここまでにします
センター試験疲れました
最近柚ちゃんがかなりきてます
パッツンっていいですね

現役生です
再開します


事務所の屋上

ちひろ「…」

「探したよ。ちひろさん」

ちひろ「あなたは…杏ちゃん…?」

ちひろさんは少し驚いた表情でこちらを向いた。
杏の考えが正しければ…この人がきっと、プロデューサーが変わってしまった原因のはず…

「単刀直入に聞くよ。プロデューサーをあんな風にしてどうするつもり?」

ちひろ「…」

ちひろ「えっ」

ちひろ「…えっ」

「とぼけても無駄だよ。凛ちゃんから聞いたよ、膝枕してるところを見せつけてみんなが積極的になるように焚きつけたんだよね」

ちひろ「え、ちがいます」

ちひろ(一体なにを聞いたらそうなるのか)

あれ?

「え、ちがうの?」

ちひろ「いやなんでそんなことするんすか」

「いやほら、そうやってアイドルたちといちゃついてることをゆすってプロデューサーから大金を巻き上げるとか…」

ちひろ「私そんな極悪非道なことしませんよ!」

おかしいな、ちひろさんが黒幕だと思ってたのに。
やっぱりプロデューサーが一人で勝手に変わってったのかな?

でもなんか腑に落ちないんだよなぁ。

ちひろ「ていうかいきなりどうしたんですか?そんなこと聞いてきて」

「いやほら、プロデューサーこのままだとそのうち刺されそうじゃん。だからなんとかしなきゃなーと」

ちひろ「珍しく杏ちゃんが積極的だと思ったらプロデューサーさんのことだからか」

…別にそういうわけじゃないし。
プロデューサーが刺されたら杏の印税生活への道に多大な影響があるからだよ。

「…ちひろさんは黒幕じゃなかったのかー。じゃあいったいだれが黒幕なんだろう」

ちひろ「普通にみんなが寄ってたかってベタベタするからプロデューサーさん変に断れなくなっただけじゃないですかね?」

「…でも、なんか腑に落ちないというか…なにか作為的なものを感じる気がする」

ちひろ「作為的って…みんながベタベタする状態がですか?」

「うん。だれかが仕組んだんじゃないかって」

ちひろ「…そのこころは?」

「なんか大人組の間でいまならプロデューサーに好き放題できるって噂がここ最近くらいから出回ってるらしいよ」

ちひろ「」

「その噂をあえて広めた人がいる気がして」

ちひろ(いつのまにそんな噂が…)

事務所

ちひろ(非常にまずい事態になってしまったわ…)

ちひろ(杏ちゃんは、大人組アイドルの間に『プロデューサーさんに好き放題できる』っていう噂が流れてるといっていた)

ちひろ(それが本当なら非常に非常に非常にまずい…)

ちひろ(かわいいJKだとかJCだとかJSだとかの皆様はまだまだお子ちゃまだからどーせキスとかでとろけちゃうんでしょうけど…大人組はきっとキスどころかプロデューサーさんが食われる可能性も…)

ちひろ「…私も頑張らないとまずいですね」

武内P「なにを…頑張るんですか?」

ちひろ「あ、おはようございます。ちょっと色々ありまして…」

武内P「おはようございます…なにか手伝えることがあれば、教えてください」

ちひろ(これは…チャンス!)

ちひろ「…その、相談したいことがあって…誰にも知られたくないことなので、今夜私の家に来てくれませんか?」

武内P「…千川さんのお家ですか?」

ちひろ「…ええ…すみません…本当に知られたくないので…」

ちひろ(ここでため息とかついて深刻さをアピールすればプロデューサーさんなら…)

武内P「…わかりました」

ちひろ(だめだ…まだ笑うな…堪えるんだ)

ちひろ「…ありがとうございます」

ちひろ(ここまで深刻そうな雰囲気を醸し出せば大丈夫ね)

武内P(なにかあったのでしょうか…心配ですね)



ちひろ「ここが私のお家です」

武内P「お邪魔します」

武内P「綺麗に整頓されていますね」

ちひろ「ふふ、そうですか?」

武内P「ええ、素敵なお部屋ですね」

ちひろ「ありがとうございます♪」

ちひろ「お茶持ってきますね」

武内P「私も手伝います」

ちひろ「プロデューサーさんはお客さんですから、休んでいてくださいっ」

武内P「…ありがとうございます」

ちひろ「いえいえ♪」

武内P(…元気そうではありますね)

ちひろ「お待たせしましたー」スタスタ

ちひろ「…きゃあー(棒読み)」ガッ

武内P「千川さっ…」ビチャァ

武内P「お、お茶が…」ビチャビチャ

ちひろ「す、すみません~大丈夫ですか?冷たいお茶でよかった…」

武内P「い、いえ…大丈夫です」

ちひろ「その、風邪引いたら大変ですし、お風呂はいりますか?」

武内P「いえ、そこまでしていただくわけには…」

ちひろ「大丈夫です、すぐに用意してきますね!」

ちひろ「あ、あと濡れたスーツは脱いで乾かしましょう。タオルと洋服持ってきますね」

武内P「あ、ありがとうございます…」

武内P(洋服…きれるものあるのだろうか)

ちひろ「はい、タオルとジャージです」

武内P「ありがとうございます」ヌギヌギ

ちひろ「…///」

武内P「…千川さん?」

ちひろ「あっ、お風呂用意してきます~」

武内P「え、ええ」

武内P「…」

武内P(やはり、ジャージはかなり小さいですね…)

武内P(…とても、いい匂いがします)クンクン

ちひろ「変な匂いしますか?」

武内P「!?い、いえとんでもないです。とてもいい香りです」アセアセ

ちひろ「な、なんだか恥ずかしいですね///」

武内P「…///」

武内P(私はなにをしているんだ…)

ちひろ「うーんやっぱり小さすぎますね。うちにあるので一番大きい服を選んだんですけど…」

武内P「そう、ですね…」

ちひろ(7部丈どころか5部丈くらい…?)

「ピーー、お湯はりが終わりました」

ちひろ「あ、お風呂入っちゃってください」

武内P「ありがとうございます」

武内P(着た意味なかったような)


武内P「ふう…」チャポン

武内P(あったかいです)

武内P(…そういえば千川さんの相談をまだ聴けてないですね)

武内P(先ほどは元気そうでしたし、そこまで深刻な話でもないのかもしれません)

武内P(…)

ガチャ

ちひろ「お、おじゃましまーす…///」

武内P「せ、千川さん!?」

ちひろ「わ、私もちょっと濡れちゃったから…///」

武内P「す、すみません、出ます!」ジャバン

武内PのP「いい笑顔です」

ちひろ「わっ…///」

武内P「」

ちひろ「と、とりあえず座ってください」

武内P「」チャポン

ちひろ「し、失礼します~//」チャポン

武内P「!?」

武内P(千川さんが私と面会する形で入ってきました)

ちひろ「…///」

武内P(タオルで隠してはいますが、肌が見える面積が広すぎて…)

ちひろ「う、うーん…この向きだと狭いですね//」

武内P「え、ええ…」

ちひろ「じゃあ、こうしましょう」チャポン

武内P「!」

武内P(千川さんが身体を向き直して、背中を私に預けてきました…!)

武内P(綺麗な首筋がとても近くに…)

ちひろ「ぷ、プロデューサーさんの背中…大きくて安心しますね…///」

武内P(顔だけ軽くこちらに向けて言ってきました)

武内P(その顔はかなり真っ赤になっています)

ちひろ(うう…恥ずかしいけど、頑張らなきゃっ…)

ちひろ(…なんかおしりに当たってる…?これ、なんだろう)ギュ

武内P「!?!?」ビクッ

武内P「せ、千川さんっ…」

ちひろ(こ、これって…)

ちひろ「きゃっ、す、すいませんっ…///」パッ

ちひろ「…///」

武内P「」

武内P(もうお婿にいけません…)

ちひろ「えと…と、とりあえず身体洗いますか?」

武内P「え、ええ…千川さん、先にどうぞ」

ちひろ「い、いえ、プロデューサーさんが先に湯船に使ったわけですし…お先にどうぞ」

武内P「で、では私が先に…」チャポン

ちひろ(プロデューサーさん、手で隠してる…//)

武内P「ボディソープはこれですか?」

ちひろ「あ、ちょっと待ってくださいっ」チャポン

武内P「?」

武内P(千川さんも湯船から出てきました)

ちひろ「その、私がお身体、洗いますねっ」

武内P「」

武内P(背中を洗われています)

ちひろ「よいしょ…んしょ…///」ゴシゴシ

武内P「その…せ、千川さんは素手で洗うのですね」

ちひろ「ええ、その方がお肌にいいかな、と思いまして…///」ゴジゴシ

武内P「そうですか…」

ちひろ「よし…ま、まえも洗いますね///」ギュ

武内P(う、後ろから腕を回して私の胸あたりを洗い始めました)

武内P(腕を回すために身体を密着させているので…その、柔らかいものが…)

ちひろ「ど、どう…ですか?」

武内P「い、いいと思います…?」

ちひろ「その…下も…洗いますっ///」ギュッ

武内P「!?」

ちひろ「~~っ///」

ちひろ(は、恥ずかしい~///でも、ここで頑張らなきゃきっとみんなに…)

ちひろ「…///」ゴシゴシ

武内P(こ、これはっ…)

武内P「じ、自分で洗いますから!!」ガバッ

ちひろ「キャッ」ズルリ

武内P「危ない!」ガシッ

ちひろ「あ、ありがとうございます…」ギュッ

ちひろ(ぷ、プロデューサーさんに抱きかかえられちゃった…裸だから、肌の感触が…///)

武内P「その…すいません、慌ててしまいました…//」

ちひろ「い、いえ…大丈夫ですから…///」

風呂上がり

ちひろ(結局あやふやになってアレからなにもできなかったわ…)

ちひろ(…やっぱり私、どこかでびびってるのかな…)

武内P「そういえば夜ご飯がまだでしたね」

ちひろ「あ、私作りますよ」

武内P「私もお手伝いします」

今日はここまでです
センター中々良い感じでした
デレステのイベントで千枝ちゃん取れませんでした絶望です

あと、実はもう一つ別のSSをウサミンメインで書いていまして、もしよかったらでいいので読んでみてください

菜々「永遠の17歳」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449337183/)

遅くなってすみません
再開します

翌日CP事務所

武内P「…」

ちひろ「…//」

ちひろ(どうしよう…昨日あんなことしたせいかなんだか恥ずかしい…)

ちひろ(誰もいないしチャンスなのに…)

幸子「フフーン、プロデューサーさん!おはようございます!」ガチャ

武内P「おや、輿水さん。おはようございます」

ちひろ「おはようございます。幸子ちゃんがくるなんて珍しいですね」

ちひろ(二人きりだったのに…)

幸子「少し用がありまして…」ジー

武内P(…私のことを見つめていますが)

武内P「私になにか用でしょうか?」

幸子「…今日は言ってくれないんですか?」

武内P「…!輿水さんは今日もまた一段と可愛らしくて素敵です」

幸子「フフーン!お二人とも、朝からボクという天使を目にできるなんて今日は幸せな1日ですね!」ニコニコ

ちひろ(幸子ちゃん嬉しそう…ていうか『今日は』っていつもプロデューサーさんはこんなこと言ってるのかしら?)

武内P「それで、なにかご用ですか?」

幸子「卯月さんに聞きましたが、何やらプロデューサーさんを好きにできるらしいですね!」

武内P「えっ」

ちひろ「…!」

ちひろ(…卯月ちゃん?…まさか)

幸子「まあカワイイボクからお願いされたら何でも聞いてしまうのは当然だとは思いますけど」

武内P「…」クビサワリ

武内P「それで…なにかしてほしいことがある、ということですか?」

幸子「そうです!」

武内P「そのお願いというのは…」

幸子「…えっと、その…ボクとデートに行きましょう!」

武内P「デート…ですか?」

ちひろ「デート…!」

幸子「ええ、今週の土曜日とかでもいいですから!」

ちひろ「だだ、だめですよプロデューサーさん!幸子ちゃんはアイドルですから!」

武内P「し、しかし…」

武内P「今までのことを考えると輿水さんだけ断るわけにも…」

ちひろ「…た、たしかに…で、でも」

幸子「…だったらちひろさんも今度行ったらどうですか?」

ちひろ「え、い、いいの?」

幸子「まあプロデューサーさん次第ですが」

ちひろ「い、いいですか…?」

武内P「…私はかまいませんが」

ちひろ「…プロデューサーさんとデート」

ちひろ(やった!)

幸子「ではプロデューサーさん、今日の夜はよろしくおねがいしますね!」

武内P「ええ…」

幸子「失礼します」ガチャ

ちひろ「…」

ちひろ(さっきの話…卯月ちゃんが例の噂を流したってことなのかな…?)

蘭子「煩わしい太陽ね(おはようございます)」ガチャ

武内P「神崎さん、おはようございます」

ちひろ「おはようございます」

蘭子「むっ、我が友。契りの期限切れは近い…今こそ改める時ではない…?(…プロデューサーさん、その…また、キスしたいな…)」

ちひろ「契り?改める?なんの話ですか?」

武内P「い、いえその…」

蘭子「偉大なる天使も翼を休める時…バベルの上から辺りを眺めようではないか(…だから、休憩しましょう。屋上で一緒に)」

武内P「…」

蘭子「…だめ?」ウルウル

武内P「…わ、わかりました」

ちひろ(蚊帳の外だわ…)

屋上

蘭子「…プロデューサー……」ギュッ

武内P「…」ギュッ

蘭子「えへへ…///」

蘭子「…ん」

武内P(私の身体を抱きしめながら支えにして背伸びをし、目を閉じながらこちらに唇を差し出してきました)

武内P「…」

蘭子「…んー」

武内P(私が見惚れていると右眼だけすこし開けてこちらを確認して、もう一度唇を差し出しました)

武内P「…」チュ

蘭子「…んっ」

武内P「…」サッ

蘭子「…まだっ」ガシッ

武内P「!?」

武内P(両頬を抑えられました)

蘭子「んーっ」チュゥー

武内P「…むっ」

蘭子「…んー」スッ

武内P「…ふぅ」

蘭子「えへへ、またしようね」

武内P「…」クビサワリ

後日


幸子「…」

幸子「まったく遅いですねえ…カワイイボクを待たせるなんて…」

幸子「…」

10分後

幸子「…まだ来ないんですか…?」

15分後

幸子「…うう」

幸子「まさか…忘れてませんよね、ボクのこと…」

武内P「…」ダダダダダ

武内P「輿水さん!遅くなってすみません!」

幸子「…プロデューサーさん!」パァァ

幸子「…ま、まったくもう、カワイイボクをこんな寒いところで一人待たせるなんてとんでもなく罪な人ですね!」

武内P「す、すみません…仕事が長引いてしまいまして」

幸子「しかたないですねぇ!でもボクは優しいので許してあげます!」

武内P「ありがとうございます」

幸子「さあ早くデートに行きましょう!」

武内P「え、ええ」

幸子「…なにしてるんですか?」

武内P「?」

幸子「もう、デートなんですから手くらいプロデューサーさんから繋いでください」

武内P「は、はい」ギュッ

幸子「フフーン、ボクがいないとダメですねぇプロデューサーさんは!」

武内P「…おっしゃる通りです」

幸子「ところでプロデューサーさん!どこに行くか決めてるんですか?」

武内P「ええ、買い物に行きましょう」

幸子「お買い物ですか?いいですね!じゃあ早速行きましょう!」グイグイ

武内P「え、ええ」

ショッピングモール

幸子「ここは初めて来ました!大きなところですね」

武内P「ええ、私もあまり来たことはありませんが今日のために調べておきました」

幸子「ボクのためにそこまでしてくれるなんて…ボクの魅力によっぽどメロメロなんですね!」

武内P「そう…ですね」

幸子「フフーン!プロデューサーさんさえも魅了してしまうなんてボクはなんてカワイイんでしょう!」

武内P「ええ、とても可愛いですね」

幸子「ボクの可愛さでこのショッピングモールが崩れてしまうんじゃないかと心配です!」

武内P「そ、それはさすがにないかと…」クビサワリ

武内P「とりあえず…あちらの洋服屋に行きましょう」

幸子「ええ!」

幸子「どうですかこの服?似合いますか?」

武内P「そうですね…こちらを合わせて着るともっといいのではないでしょうか?」

幸子「たしかにそうですねぇ。さすがプロデューサーさんです!」

武内P「い、いえ」

幸子「ではどちらも買ってきますね」

武内P「いえ、私が買ってきます」ガシッ

幸子「あっ…あ、ありがとうございます」

武内P「どうぞ」

幸子「わざわざありがとうございます。この服もボクに着てもらえると喜んでるに違いありません!」

武内P「そうですね」

幸子「あ、あそこにソフトクリーム屋さんがありますよ!今度はボクが買ってあげます!」

武内P「い、いえ。そんな…私が買います」

幸子「いいんですよ!そっきのお礼です!」

武内P「も、申し訳ないので…」

幸子「もう、カワイイボクが買ってあげるって言ってるんだから黙って買って貰えばいいんです!」

武内P「…あ、ありがとうございます」

幸子「さあ、向こうまで早く行きましょう!」

武内P(14歳の女の子におごってもらうなんて…情けないのでは)

幸子「はい、どうぞ!」

武内P「ありがとう…ございます」

幸子「プロデューサーさんはチョコ味です。ボクのはバニラですけど」

武内P「とても美味しいです」

幸子「バニラも美味しいですよ?」

武内P「それはよかったです」

幸子「…バニラも、美味しいですよ」ジー

武内P「…?」

幸子「…食べたいですか?」

武内P「い、いえそれは…」

幸子「…むー…じゃあ、プロデューサーさんのを一口ください!」ペロッ

武内P「あっ」

幸子「…ち、チョコ味もなかなか美味しいですね///」

武内P「え、ええ…そうですね…」

幸子「ほら、プロデューサーさんも!」

武内P「…わ、私は大丈夫ですので…」

幸子「いいから食べてください!ほら!」

武内P「…し、失礼します」ペロ

武内P「こ、輿水さんのもおいしい…ですね」

幸子「…フフーン、そうでしょう?///」

武内P「今日はありがとうございました」

幸子「カワイイボクとデートできて幸せでしたでしょう?」

武内P「ええ、そうですね」

幸子「でも、デートで一番大事なことをできてないんですよ!」

武内P「…と、いうと?」

幸子「とりあえず目を瞑ってください!」

武内P「?瞑りました」

幸子「…ん~…ちょ、ちょっとしゃがんでください!」

武内P「こ、こうですか?」

幸子「…ん」チュッ

武内P「!」

武内P(こ、この感触は…)

幸子「…次はプロデューサーさんからするんですよ?」

武内P「えっ」

幸子「…ほら、どうぞ」

武内P「い、いえ…その…」

幸子「…ボクがかわいすぎて緊張しちゃいますか?」

武内P「え、ええ…そうですね…」

幸子「もう、そういうのは勢いですよ!」チュッ

武内P「っ!」

幸子「フフーン、さあ帰りましょう!」

武内P「え、ええ…」

今日はここまでです
話のゴールが見えなくて辛いです
幸子カワイイ

再開

ちひろ「…」

杏「ちひろさん…?杏を呼び出すなんて珍しいねえ」

ちひろ「ええ…そうね」

杏「…なにかあったの?」

ちひろ「…この前の話ですけど…あの噂を広めた人の正体、わかったかもしれません」

杏「…ほんと?」

ちひろ「ええ…」

杏「誰だったの?」

ちひろ「それは…卯月ちゃん」

杏「卯月ちゃん…」

卯月「…へ…へっ…へごちん!」クシュン

武内P「」ビチャ

卯月「うわわわすみませんプロデューサーさん!くしゃみがプロデューサーさんのお顔にっ!」

武内P「い、いえ…大丈夫です」

卯月「い、今ふきますね」フキフキ

武内P「あ、ありがとうございます…風邪ですか?」

卯月「い、いえ…風邪じゃないと思いますけど…なんでしょう、誰が噂してたかな?なんて」

武内P「ところで、島村さん。相談というのはいったい…」

卯月「あ、はい。その、今日のお仕事で仁奈ちゃんと一緒になったんですけど…仁奈ちゃんのご両親が2日くらいお仕事でお家に帰れないみたいで」

卯月「それで、誰か預かってほしいって言ってて…私、勢いで預かりますって言ったんですけどお母さんに言ったら急には無理だって言われて」

卯月「それでそのー…プロデューサーさんにお願いできますか?」

武内P「わ、私がですか」

卯月「だめ、ですか?」

武内P「…市原さんが構わないのなら、大丈夫です」

卯月「じゃあ、確認してみますね!」

武内P「しかし…私で大丈夫なのでしょうか」

卯月「うーん…仁奈ちゃんも懐いてると思いますし、大丈夫だと思います!」

卯月「仁奈ちゃんに電話してきましたー!もう少ししたらここに来てくれるみたいですよっ」

武内P「わかりました。ありがとうございます」

卯月「いえいえ、こちらこそです!あ、それと一応助っ人も呼んでおきましたから、なにか困ったことがあったら頼ってみてください!」

武内P「助っ人…ですか」

仁奈「プロデューサー!お待たせです!」

武内P「市原さん、お疲れ様です」

菜々「ナナもいますよー!」

武内P「安部さん…?どうなさいましたか?」

菜々「卯月ちゃんが、プロデューサーさん1人だと大変かもって言ってたので、助っ人に来ちゃいました!」

武内P「あ、ありがとうございます」

仁奈「さあさあ早く出発しやがりましょー!」

菜々「はーい♪」

武内P「…私の家で預かるという話なのですが…安部さんは構わないのですか?」

菜々「ナナのことはお気になさらず!」

武内P「そ、そうですか…」

武内P宅

武内P「では、どうぞ」ガチャ

菜々「お、おじゃまします…」

仁奈「菜々おねーさん、緊張してやがりますか?」

菜々「い、いえそんなことないですよ!」

武内P「その…とくに面白いものはない部屋ですが」

菜々「わぁ…結構片付いてますねぇー。男の人って意外と皆こんな感じの部屋なんですかね?」

武内P「さ、さあ」

仁奈「わー、怖えDVDがいっぱい置いてやがりますよ!」

武内P「ああ、それは…」

武内P(白坂さんが置いていったやつです)

菜々「仁奈ちゃんはホラーとか平気なんですか?」

仁奈「うーん…あんまり見ねーからわかんねーです」

菜々「ナナもあんまりみないんですよねー。どうせですし見てみますか?」

武内P「その前に…夕飯を食べませんか?」

仁奈「プロデューサー、お腹すいたでごぜーますか?」

武内P「ええ…」

菜々「あ、じゃあナナが作っちゃいますねー!」

武内P「いえ、私も手伝います」

菜々「プロデューサーさんは仁奈ちゃんの相手してあげてください!」

武内P「…それもそうですね」

仁奈「プロデューサーは着ぐるみとか着ねーですか?」

武内P「私が着れるサイズの着ぐるみは…あまり無いかと」

仁奈「でもこの前きらりおねーさんが着ぐるみ着てたですよ!」

武内P「ああ…あの怪獣の…」

仁奈「怪獣の気持ちになるですよー!」

武内P「怪獣の気持ち…ですか」

仁奈「着ぐるみはねーですけど…がおーって言ってみるです!」

仁奈「がおー!」

武内P「…が、がおー」

菜々(あ、あのプロデューサーさんが…き、貴重なものを見ました…)

菜々「よーし、完成でーす!」

武内P「早いですね」

菜々「まあ、簡単なものですから!」

仁奈「いい匂いです!」

菜々「じゃあ冷めないうちにパパッと食べましょう!」

武内P「ええ」

食後

武内P「ごちそうさまでした」

仁奈「ごちそうさまでごぜーましたー」

菜々「お粗末様でしたー」

武内P「では、食器は私が洗いますね」

菜々「いえいえナナがやりますから!」

武内P「し、しかし…」

仁奈「じゃー仁奈がやります!」

菜々「え、ええっ危ないですよ!」

仁奈「大丈夫です!家でたまにやりやがりますから!」

菜々「う、うーん…大丈夫ですかね?」

武内P「私たちでしっかり見守っておきましょう。ケガのないように」

菜々「そうですね!」

仁奈「がんばりまーす」ジャーゴシゴシ

菜々「あっ、仁奈ちゃん。水出しっぱだともったい無いですよ~。全部洗ってから一気に流しましょうね」

仁奈「す、すみませんでごぜーます」

菜々「いえいえ!さーやっちゃいましょー」

武内P(…大丈夫そうですね)

仁奈「終わりでごぜーます!」

菜々「よく頑張りました!」

武内P「とても、偉いです」

仁奈「えへへ」

菜々「じゃあ3人でお話でもしましょう!お茶いれてきますねー」

武内P「ありがとうございます」

菜々「お待たせしましたー」

武内P「安部さんは17歳なのに、いろんなことができて素晴らしいですね」

菜々「グフッ…い、いやーそんなことないですよー!!ぜんっぜんできないこととかたくさんあります!JKですから!」

武内P「そ、そうですか…?」

仁奈「うう…眠くなってきやがりました…」

菜々「あー…もう8時ですからねー」

仁奈「うーん…」ウトウト

菜々「じゃあ寝る前にお風呂入りますか!」

仁奈「はーい」

菜々「プロデューサーさん、お風呂借りますねー」

武内P「ええ、そちらにありますので」

菜々「はーい!」

武内P「…お二人はパジャマを持ってきてないようですが…ジャージを貸せば大丈夫ですかね」

「プロデューサーさーん」

武内P「は、はい」

「タオルどこですかー」

武内P「洗面台の近くの棚にあります」

「はーい」

武内P「安部さん、市原さん。一応パジャマとしてジャージを置いておきますね」

「ありがとうございまーす」

菜々「ふーさっぱりしましたー」

仁奈「プロデューサーのジャージ、着ぐるみみてーにぶかぶかでごぜーます!」

菜々「ですねー!」

菜々(プロデューサーさんに包まれてる気分ですー)

菜々「プロデューサーさんの気分になるですよー!」

仁奈「ですよー!」

武内P「わ、私も風呂に入ってきますね」

武内P「ふう…」

菜々「あ、おかえりなさーい。仁奈ちゃんはもう寝ちゃいましたよー」

仁奈「すぅ…すぅ…」

武内P「そうですか」

菜々「プロデューサーさんのベッドに寝かせておきましたー」

武内P「ありがとうございます」

菜々「…ナナたちも寝る前に、ちょっとお話しません?」

武内P「構いませんよ」

菜々「ふと、舞踏会とか常務のこととかについてのお礼をまだ言えてなかったなと思いまして」

武内P「…」

菜々「その、ありがとうございました。あなたのお陰でナナは自分のアイドル像を見失わずにここまでやってこれました」

武内P「いえ…私はそんな大それたことはしていません」

菜々「ふふ、ナナにとっては大きなことでしたよ!」

武内P「…それに、お礼なら前川さんに」

菜々「みくちゃんには前にちゃんとお礼しておきましたから!」

菜々「ということで、プロデューサーさんにお礼という形で、何かご奉仕しましょう!」

武内P「ご奉仕…ですか?」

菜々「ええ!こう見えて元メイドですから!」

武内P「と、言いましても…」

菜々「命令があればなんでも聞きますよ?ご主人様!」

武内P「いえ、命令なんてないのですが…」

菜々「えー、ナナにしてほしいこととかないんですか!?」

武内P「ええ、まあ…」

菜々「よーし、じゃあナナから勝手にご奉仕しちゃいます!」

武内P「は、はぁ…」

菜々「んー…じゃあまずはマッサージからですかね!」

武内P「…」

菜々「じゃあ肩揉みまーす」モミモミ

武内P「…むっ…」

菜々「どーですか?」モミモミ

武内P「…大変っ…気持ちいいですね…」

菜々「ふふ、プロデューサーさん、顔がとろけてます!」

武内P「…//」

菜々「ご主人様っ///」ギュッ

武内P「こ、これは…」

武内P(あすなろ抱き、というやつでは)

菜々「…///」ギュー

武内P「あ、あの…」

菜々(な、なな、ナナは勢いでなんてことを…!で、でももうこうなったら後には退けません!)

菜々「え、えいっ」チュー

武内P「」

武内P(首筋にキスを…)

菜々「べろべろべろ」

武内P「ぐわーっ!」ドタッ

菜々「きゃっ…」

武内P「はっ!」

武内P(驚きのあまり押し倒してしまった!)

菜々「大胆ですね…プ、プロデューサーさん…いいよ…?///」ギュッ

武内P「」

武内P「」

武内P「」

武内P(わわわわたしは…)

武内P「安部さん…」

菜々「…///」

菜々「…まって…先にキス、してください///」

武内P「…」チュ

菜々「…ん///」

仁奈「むにゃむにゃ…なにしてるですか…?」

武内P「いいいい市原さん!?」ガバッ

菜々「に、仁奈ちゃん!!起きちゃったんですね~~~!?」

武内P(私はなんてことをしていたんだ!)

仁奈「うーん…二人とも一緒に寝やがりましょー…」

菜々「そ、そうですねー!3人で寝ましょう!」

武内P「え、ええ!私のベッドは大きいので!」

きょうはここまでです
おやすみプンプン読破したら凄い気分が落ち込みました
風邪ひきました
痔になりました

>菜々「べろべろべろ」
>武内P「ぐわーっ!」ドタッ

落ち込んでるのがよくわかる投げやり感

すみません、来週まで更新できません
申し訳ないです

イきます

翌日

武内P(昨日は安部さんに襲われかけて大変でした…)

菜々「いやーしかしたまたま3人とも今日は休みって凄い奇跡ですね!」

武内P「ええ、そうですね」

菜々「ということで3人でショッピングに来てます!」

仁奈「ごぜーます!」

武内P「お二人は何か買いたいものがあるんですか?」

仁奈「仁奈は着ぐるみを見てーです!」

武内P(着ぐるみ売ってる店なんてあるのだろうか)

菜々「ナナは特にないですね」

武内P「では着ぐるみを売ってる店を探しましょう」

武内P(一応お店は見つけたのですが…)

菜々「なんかピンクピンクしていて男の人はちょっと入りにくそうですね…」

武内P「そ、そうですね」

菜々「うーん、一旦別れてあとで合流しましょうか?」

武内P「よろしいのですか?」

菜々「大丈夫です!仁奈ちゃんはナナに任せてください!」

仁奈「あとでたっぷりかまってくだせー!」

武内P「はい」ニコ

武内P「安部さん、これで市原さんに何か買ってあげてください」コソコソ

菜々「いえいえ、ナナが買いますから!」

武内P「いえ…私は皆さんのプロデューサーですから、あとお釣りで安部さんの好きなものを買ってください」

菜々「…あ、ありがとうございますっ」

武内P「それと、あとで合流するなら連絡が取れるように電話番号を交換しましょう」

菜々「!」

菜々(こんな形で電話番号をゲットできるなんて…ラッキーですね!)

武内P(安部さん達と別れたはいいが…どこへ行きましょうか)

「…新作グッズ、お一人様ひとつまでって…せっかく来たのに全然買えないじゃないか」

武内P(あれは…)

武内P「早坂さん」

美玲「あっオマエは!…相変わらずでっかいやつだな」

武内P「ええ…まあ…」

美玲「ウチになにか用か?」

武内P「いえ、なにか悩んでいる様子でしたので…なにかあったのかと」

美玲「…ここのブランドの新作買いにきたんだけど、一人一つしか買えないんだってさ。これじゃせっかく来たのに全然買えないぞ」

武内P「…よかったら私も一緒に並びましょうか?」

美玲「…いいのか!」

武内P「ええ」

美玲「オマエやっぱりいい奴だな!」

美玲「ていうかこの店おかしいだろ…カラーが三色あるのに一人ひとつまでって、絶対おかしい!」

武内P「…まあ、そうですが…お店の中であまりそういうことは言わないほうがよろしいかと…」

美玲「だっておかしいんだモン!」

武内P「…」クビサワリ

美玲「…ん?…あれ、カップルにオススメのペアルックだってさ」

武内P「ペアルック、ですか」

美玲「うーん…デザインはいいけどカップル用か…」

武内P(カップル以外も買っていいものだと思いますが)

美玲「うーん…うーん…あ、今だけはウチとオマエでカップルのフリをするんだ!」

武内P「…え?」

美玲「だ、だって!そうしないと買えないじゃん!」

武内P「い、いえ…たぶん買えると思いますが」

美玲「わ、わかんないだろ、なんか言われるかもしれないじゃん!」

武内P「…そう、でしょうか?」

美玲「う、ウチだってやだしっ!でもあの服のために我慢するの!」

武内P「嫌なんですか…」

美玲「あっ…べ、別にめちゃくちゃイヤってわけじゃ…その…///」

武内P「…」クビサワリ

美玲「…もうっ、全然嫌じゃないっ…///」

武内P「…///」クビサワリ

美玲「なんか言えよっ///恥ずかしいだろ!」

武内P「す、すみません」

美玲「…逆にオマエは…嫌じゃないの?」

武内P「私は…早坂さんのような素敵な方となら、むしろ喜ばしいことだと…思います」

美玲「…///」

武内P「…何か…言ってください…恥ずかしいので」

美玲「う、うるさいっ///」

美玲「ふー…やっと買えたなー」

武内P「ええ」

美玲「そ、その…買ってくれて、ありがと」

武内P「いえ、構いません」

美玲「…///」

武内P「おや…」

武内P(早坂さんのフードに埃がついてますね)

武内P「すこし動かないでください」ナデッ

美玲「ふぁっ…い、いきなり撫でるなっ//」

武内P「い、いえ…その、埃がついてましたので」

美玲「な、なんだよっ…でも…も、いきなりじゃなかったら…いいぞっ」

武内P「?」

美玲「だ、だから!ほら、撫でていいからもう一回撫でろっ///」

武内P「…」クビサワリ

美玲「首じゃなくてウチの頭だよ」

武内P「すこし動かないでください」ナデッ

美玲「ふぁっ…い、いきなり撫でるなっ//」

武内P「い、いえ…その、埃がついてましたので」

美玲「な、なんだよっ…でも…も、いきなりじゃなかったら…いいぞっ」

武内P「?」

美玲「だ、だから!ほら、撫でていいからもう一回撫でろっ///」

武内P「…」クビサワリ

美玲「首じゃなくてウチの頭だよ」

まちがえた

武内P「…では」ナデナデ

美玲「んんっ…へへっ…」ニコニコ

武内P(…嬉しそう、ですね)

美玲「その…今後も撫でたくなったら、撫でていいからなっ」

武内P「あ、ありがとうございます」ナデナデ

美玲「んっ…」

美玲「そうだ、ほらっこれ…」

武内P「これは先ほどのペアルックの服ですか」

美玲「ウン。オマエのサイズでバカでかいからウチが持ってても仕方ないからな」

武内P(このデザイン…私が着たらおかしいのでは?)

武内P「あ、ありがとうございます」

美玲「じ、事務所にきてくるなよ?被ったら恥ずかしいから」

武内P「い、いえ…」

プルルルルル

武内P(安部さんから電話ですね)

武内P「…でてもよろしいですか?」

美玲「うん、いいぞ」

武内P「もしもし」

菜々『もしもーし、今買い終わりましたよー』

武内P「わかりました、では店の入り口で待っていてください」

菜々『あー…もう店をでてしまっているので、カフェの前で集合しましょう』

武内P「わかりました、では今から向かいますね」

菜々『はーい!』プチ

武内P「…今安部さんと市原さんとお買いものをしているのですが、早坂さんも一緒に行きますか?」

美玲「んー…今日はもう帰るよ」

武内P「そう、ですか?」

美玲「うん、じゃーなー。服、ありがと!」タタタッ

武内P「…」

菜々「あ、プロデューサーさーん!」

武内P「お待たせしました。市原さんの服は買えましたか?」

仁奈「買えたでごぜーます!プロデューサー、ありがとうごぜーます!」

菜々「プロデューサーさんにお金出してもらったってちゃんと言っておきましたから!」

武内P「は、はい」

仁奈「早く着てーです!」

武内P「安部さんは何か買われたのですか?」

菜々「ナナは、これです!」

武内P「ネクタイ…ですか?珍しいですね」

菜々「これは、プロデューサーさんにです!」

武内P「え?」

菜々「仁奈ちゃんと一緒に選んだんです!ナナたち2人からのプレゼント!」

仁奈「貰ってくだせー!」

武内P「よ、よろしいのですか?」

菜々「ええ、もちろんです!」

武内P「ありがとうございます」

武内P「そろそろ帰りましょうか」

菜々「そうですね!」

仁奈「うう…疲れてねみーです…プロデューサー、抱っこしてくだせー…」

武内P「わ、私ですか…」

菜々「ふふ、してあげてください♪」

武内P「…わかりました、では失礼します」ギュッ

仁奈「うわぁ、たけーですっ」

菜々「おー、さすがプロデューサーさん、軽々と抱き上げましたね!」

武内P「ええ」

仁奈「…あったけー…安心します」ギュッ

武内P「眠かったら寝ても構いませんよ」

仁奈「…うん…」ムニャムニャ

菜々「もし疲れたら変わりますからねー」

武内P「いえ、このくらい大丈夫です」

仁奈「プロデューサー、つええです」ギュー

武内P「プロデューサーですから」

菜々「ナナもこのままおんぶできるんじゃないですか?」

武内P「できると思いますが…してみますか?」

菜々「う、うーん…え、遠慮しときますね!周りの目があるのでちょっと…」

武内P「それもそうですね」

仁奈「…すや…すや」ギュ

菜々「…ふふ、寝ちゃいましたね」

武内P「そう、ですね」

菜々「よっぽどプロデューサーさんの抱っこが気持ちよかったんでしょうね」

武内P「プロデューサーとして、光栄です」

菜々「今度ナナもしてください…なんちゃって♪」

武内P「…こ、困ります」

菜々(セクハラされた女部下みたいなリアクションですね)

今日はここまでです
美玲ちゃんはSSR化でフードつけば今より大分輝けると思う

事務所

武内P(この前は楽しかったです…お二人にとってもいいリフレッシュになっていたなら良いのですが)

凛「おはよう、プロデューサー」

未央「おっはよー!」

武内P「おはようございます」

凛「…あ、ネクタイ新しいの買ったんだ」

武内P「えっ…はい、よく気づきましたね」

未央「おーさっすがしぶりん!プロデューサーをよく見てるね!」

凛「もう、そんなんじゃないから」


凛「ていうか、もしかしてそれプレゼント?」

武内P「えっ」

武内P「ええ、まあ」

凛「ふーん」

未央「しぶりんの目が変わった!」

凛「誰に貰ったの?」

武内P「安部さんと、市原さんから…」

未央「プロデューサー、そういうのしぶりんに教えちゃだめだよ」

凛「ふーん、あの二人か」

未央「し、しぶりんの正妻モードが制裁モードになった!」

凛「いやモードとかないから」

卯月「おはようございます!」ガチャ

武内P「おはようございます」

凛「おはよ」

未央「おっはよー!いいタイミングだねしまむー!」

卯月「なにか話してたんですか?」

未央「しまむーはプロデューサーの変化に気付くかな~?」

卯月「あ、ネクタイ変えたんですね、似合ってます!」

武内P「ありがとうございます」

未央「二人ともなんでそんなすぐにわかるのか」

凛「ていうかさ、ネクタイ貰ったってことはその2人とどっか行ったわけ?」

武内P「…まあ…一応」

未央「プロデューサー!あんまり曖昧な反応するとしぶりんの伝家の宝刀がでちゃうよ!」

凛「伝家の宝刀って…」

卯月「せーのっ!」

卯月・未央「誤魔化さないでよ!」

未央「イエイッ!」

卯月「えへへ、やりました~」

凛「バカにしてる?」

武内P「…本題に入ってもよろしいですか」

卯月「あっはい!」

武内P「その、今日はニュージェネレーションズでラジオですので…もうすぐスタジオへ向かいますので準備をお願いします」

凛「まあ、準備っていっても特にすることないよね」

未央「いやいや、気持ちの準備だよ!」

凛「それこそもうできてるから」

未央「さすがしぶりんかっこいい!」

卯月「わ、私はまだできてないです」

未央「しまむー結構緊張しいだもんね!」

卯月「は、はいっ…えへへ」

凛「まあ、でも本番になるとしっかりやるよね」

卯月「そうですか?」

収録後

未央「いやーラジオでたのも久々な気がするけど、楽しかったなー」

卯月「はい!いっぱい話せました!」

凛「ツッコミとしては大変だったけどね」

未央「おっ!しぶりんにもとうとうツッコミ担当の自覚が!」

凛「い、今のは言葉の綾っていうか…」

未央「あ、プロデューサー!」

武内P「お疲れ様です」

未央「お疲れ様♪」ガシッ

凛(未央、自然にプロデューサーの腰に手を回した…)

凛「…お疲れ様」

卯月「お疲れ様です!」

凛(卯月もなんだか顔の距離が近い…)

凛「二人とも、ベタベタしすぎじゃない?」

未央「おやおや~しぶりん、嫉妬かね?」

凛「…」

卯月「やきもちやいてる凛ちゃんもかわいいです!」

未央「さあしぶりんもこっちへおいで…」

武内P「あの…」

凛「…///」キュッ

卯月「袖をつかみましたね!凛ちゃんかわいいです!」

未央「しぶりんが素直にそんなことするなんて珍しいじゃん?」

凛「…今日はそういう気分なだけ」

武内P「…」

卯月「プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

武内P「え、ええ…」

武内P(3人にこんなに密着されるとは…)

武内P「次は事務所へ戻ってインタビューのお仕事です。移動するので準備をお願いします」

卯月「はい!」

未央「はいはーい」

凛「ま、準備っていってもすることないけどね」

卯月「凛ちゃん、事務所出るときも同じようなこと言ってましたよ」

凛「そうだっけ?」

事務所

武内P「では、しばらくしたら記者の方がいらっしゃると思うので、それまでは体を休めておいてください」

凛「わかった」

未央「プロデューサーはなにするのー?」

武内P「私は皆さんのスケジュール調整などを」

未央「そっかー頑張ってねー」

武内P「ありがとうございます」ガチャ

未央「ちぇー。プロデューサーともうちょっと喋ってたかったなー」

凛「ふーん」

卯月「最近忙しくなっちゃって、喋る機会もちょっと減っちゃいましたからね」

凛「なんかこんな話、いっつもしてる気がする」

卯月「そうでしょうか?」

未央「まあそれだけ忙しさを感じるってことじゃない?」

ちひろ「…プロデューサーさん、おつかれさまです」

杏「…おつかれ、よくそんなに働くね」

武内P「おつかれさまです。プロデューサーですから」

きらり「おっつおっつ!」

武内P「…3人で何か話されていたんですか?」

ちひろ「ええ、ちょっと…」

武内P「……何かありましたら、聞きますが」

きらり「んーん、大丈夫だにぃ☆だからPちゃんは仕事がんばるにぃ!」ガチャ

杏「杏の分まで頑張ってねー」ガチャ

武内P「…」

ちひろ「…」

未央「あれ?二人ともいたんだ」

きらり「オッスオーッス!」

杏「おはよー」

卯月「おはようございます!」

凛「おはよう」

杏「…卯月ちゃん、ちょっといい?」

卯月「私ですか?いいですけど…」

凛「?」

未央「なんかあったの?」

杏「まあちょっとねー。2人は気にしなくていいから」

きらり「ごめんね?すぐ終わるから待っててにぃ」

卯月「…なにかあったんですか?」

杏「まあ…」

きらり「…うーんとね、卯月ちゃんにちょこーっとだけ聞きたいことがあゆの」

卯月「聞きたいこと、ですか?」

杏「…卯月ちゃんさ、プロデューサーに好き放題できるって噂流した?」

卯月「…」ドキ

卯月「…私…噂、流しました」

杏「…そっか」

きらり「でも、なんでそんなことしたの?」

卯月「…それは、プロデューサーさんを好きな人がたくさんいるから…です」

杏「…?」

卯月「…もし仮に誰かがプロデューサーさんと結ばれたとしたら…きっと、それ以外の色んな関係が崩れちゃうんじゃないかって思って…」

杏「…まあ、確かに嫉妬に狂いそうな人はたくさんいるけど」

卯月「…だから、私はプロデューサーさんの壁をむりやり壊そうと思ったんです。過剰なスキンシップを色んな人から同時に行うことで」

卯月「そうしていつかはプロデューサーさんもみんなに心を開いて、みんなで結ばれて…みんなで幸せになれるんじゃないかなって…」

卯月「私も…プロデューサーさんを好きな人の、1人ですし」

杏「…でもさ、本当に好きなんだったら独り占めしたいんじゃないの?」

卯月「…独り占めしたいっていう気持ちはあります」

卯月「でも、楓さんとか、凛ちゃんも、菜々ちゃんも、みんなみんな素敵で可愛くて…私じゃきっと…私なんかじゃみんなの輝きに、霞んじゃって…プロデューサーさんに届かないきがするんです」

杏「そんなことないでしょ」

きらり「…っ」

杏「きらり?」

きらり「…んーん、なんでもないにぃ」

杏「卯月ちゃんは、もっと自信もっていいんじゃない?十分かわいいと思うよ。だってそうじゃなきゃここまで人気だってでないだろうしさー」

卯月「…でも、仮に私が一番だったとしても…私1人がプロデューサーさんと結ばれると…みんなの関係を壊しちゃうと思うし…だったらやっぱりこれが一番なんじゃないかなって…」

杏「…それは…まあ仕方ないことじゃん?それに時間がたてばなんとかなると思うよー」

卯月「私は…それでも怖いです、みんなと一時的にでも関係が壊れるんじゃないかって思うと」

杏「…そっか…きらりはどう思う?」

きらり「きらりはね…卯月ちゃんの気持ち、わかるにぃ」

杏「…まあ、そうだろうと思ったよ」

きらり「きらりは、みんなよりちょーっとだけおっきーから…Pちゃんがきらりのこと、好きになってくれないかもって…思ゆの」

きらり「…だから、その…卯月ちゃんの、不安な気持ちすっごくわかるよ?」

杏「…」

卯月「きらりちゃん…」

きらり「そのね、だからね?…きらりとか、卯月ちゃんとかがどうこうするんじゃなくて、これからのこと、Pちゃんに決めて貰お?」

杏「えっ…?」

きらり「…卯月ちゃんの考えをPちゃんがいいよーって言ったらそうすゆ!だめーって言ったらそうすゆ!それが一番だと、きらりは思うにぃ」

杏「…まあ、一概に卯月ちゃんが間違ってるとは言えない…かな?それに、普段間違った生活した杏が言えた口じゃないしね~。プロデューサーに決めてもらうのが楽でいいかもね」

卯月「ふたりとも…」

杏「…いい?それで」

卯月「…私の計画は最終的にはプロデューサーさんから歩み寄って貰わなきゃならないものですし…それでいいですよ」

きらり「…きらりも、頑張らないと!」

杏「えー、なにを?」

きらり「んー…わかんない☆」

杏「なんだよそれー」

杏(…まあ、プロデューサー次第ってことか…ちひろさんもいるし平気かな?)


武内P「…千川さん、先ほどから様子が変に見えますが…どうかしましたか?」

ちひろ「…ええ、その…プロデューサーさん、少しだけ話、してもいいですか?」

武内P「…構いませんが」

ちひろ「その…最近、アイドルとの距離が近すぎるんじゃないかなって」

ちひろ(私が言えたことではないのですか…すみません)

武内P「…」

ちひろ「も、もちろん、色々あって後に引けないとか、私とかにも原因はあるとは思うんですけど…やっぱりスキャンダルとかも怖いわけですから…その…」

武内P「…そう、ですね」

ちひろ「だからその…」

ちひろ(もしここで、『私が彼女になればアイドルたちのアプローチを避けれます』なんて言えば…私がプロデューサーさんを独り占めできる…)

ちひろ「…私は…」

ちひろ(────私は)

ちひろ「もし…プロデューサーさんが、今の状況…アイドルのみんなとの超密着関係から脱却したいなら…一つ、考えがあります」

武内P「と、いいますと?」

ちひろ「その…」

ちひろ(私と…)

ちひろ「いえ…誰か一人、お付き合いする方を決めるのです」

武内P「…それはつまり」

ちひろ「そう、だれか一人と恋人関係になればいいのです。それで他の方からは干渉を受けないようにすればいいのです」

武内P「な、なるほど…」

ちひろ(…一部それでも干渉してきそうな蒼い気配はありますが)

ちひろ「どう…ですか?」

武内P「し、しかし…仮にもアイドルとそういう関係になるのは…良くないのでは?」

ちひろ「今更なにを言っているのか」

武内P「…すみません」

ちひろ「これ以上悪化しないためにも、そして彼女たちを納得させるためにも、誰か一人と結ばれるのがいいと思うんです!」

武内P「…」

ちひろ「…大丈夫です、彼女たちならきっと、受け入れてくれます」

武内P「…そう、ですね」

ちひろ(私に…独り占めする勇気があったらな…)

コンコンガチャ

杏「入るよ?」

武内P「ええ…」

ちひろ「あ、杏ちゃん…卯月ちゃんのほうは…」

卯月「…」

きらり「こっちは終わったにぃ」

ちひろ「…どうなったんですか?」

きらり「Pちゃんに任せるって」

ちひろ「…なるほど」

武内P「…一体何を話されているんですか?」

卯月「その…私がアイドルのみんながプロデューサーさんにアピールできるように…色々してたんです」

武内P「…!」

卯月「…だから、そのことについて話してました」

杏「それでプロデューサーには決めてもらいたいんだ。これから先、色んなアイドルと結ばれるのか、1人と結ばれてこの状況を変えるのか」

武内P「…」

武内P(先ほど千川さんがおっしゃっていたことと同じ…)

武内P「私は…」

武内P「…今の状況は、やはり良くないかと。ですから、一人と結ばれて…終わらせなくてはならないと思います」

ちひろ「じゃあ、奪い合いになりますね!」

きらり「Pちゃんを振り向かせた者の勝利!」

杏「敗者はプロデューサーを諦める…」

かな子「もしかしたら…喧嘩になったり、仲が悪くなっちゃうかもしれない」

卯月「でも、大丈夫です」

凛「だって」

未央「私たち!」

卯月「仲間だもんげ!」

もんげエンドです
申し訳ないの一言に尽きる
いずれはスレタイ詐欺にならないようタイトルを変えて続きを書くかもしれない
そのときはまたよろしくお願いします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月04日 (金) 20:20:32   ID: bDJrLSST

さて、正妻戦争を勝ち抜くのは誰かな?

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