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モバP(以下P)「よし...これで今日の業務、やり残したものはないな」

ちひろ「お疲れ様です。ふふ、今日は美優さんと仁奈ちゃんと約束があるんですよね」

P「わかりますか?」

ちひろ「わかりますよ。だって...」

仁奈「...」ワクワク

ちひろ「美優さんと一緒に、仁奈ちゃんがあんなに楽しそうにして待ってるんですから」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446975693

P「はははっ、やっぱり分かっちゃいますか。仁奈お待たせ、仕事終わったよ」

仁奈「お疲れ様でごぜーますP。仁奈いい子にして待ってたですよ!」

P「ああ、いい子にしていたね。よしっ、そんなに仁奈にご褒美だ」

P「今日の晩御飯のメニュー、仁奈の好きなものでいいよ」

仁奈「いいんでごぜーますか!?」

ちひろ「ということは、今日は三人一緒に晩御飯を食べるんですね」

美優「ええ、そうです。ふふっ、でもPさん?三人で晩御飯を食べるときは、いつも仁奈ちゃんが食べたいものをメニューにしていますよ」

P「あ、そうですよね。いつもの事だから、あまりご褒美とは言えないですね」

P「うーん、それじゃあどうしようかな?仁奈は何かお願いしたいことはあるかな?」

仁奈「えーっと...えっと...特に思いつかねーでごぜーますよ...」

P「急に言われても困るよな...じゃあお願いしたいことが思いついたら言ってね。できることならなんでもするからさ」

仁奈「わかったでごぜーますよ!それよりも早く晩御飯のお買い物に行くでごぜーますですよ!」

仁奈「P、美優お姉さん!いつもみたいにお手手をつないでお買い物に行くですよ!」

美優「ええ。迷子にならないように...しっかり繋ごうね」

仁奈「Pも迷子にならないように、仁奈と手をしっかりつなぐでごぜーますよ!」

P「ははは、そうだね。迷子になったら大変だからね。それじゃあちひろさん、お先に失礼しますね」

ちひろ「はい、お疲れ様です。...ふふっ、ああして三人で手をつないでいる姿...すごく画になりますよね」

ちひろ「さ~て、私も残りの業務を早く終わらせますか!」

-並木道-

美優「もうすっかり秋ですね...赤みがかった並木と夕焼けが相まって、とっても綺麗です」

P「ええ、綺麗です。もう少しすっくりと進んでいきたいと思ってしまうくらい」

仁奈「でもあんまりゆっくりすると、晩御飯が遅くなってしまいやがりますよ?」

仁奈「夜遅くにご飯を食べるのは良くないって、学校で習ったでごぜーます!」

P「ははは、仁奈の言う通りだね。また今度、時間がある時はゆっくりと並木道を散歩したいですね」

美優「はい...都合が良いときには、是非私と仁奈ちゃんも誘ってくださいね?....そういえば、晩御飯のメニューを何にするのか、まだ決めてませんでしたね」

P「そうでしたね。仁奈は何が食べたいかな?」

仁奈「迷いやがりますねー。Pと美優お姉さんの料理はなんでもおいしいでごぜーますから」

仁奈「そうだ!今日は二人が食べたいものを食べてーです!」

美優「私たちが食べたいもの?仁奈ちゃんはそれでいいの?」

仁奈「いいでごぜーますよ!仁奈は二人の料理が大好きでごぜーますから!」

P「仁奈がそういうのなら...どうしましょうか、美優さん」

美優「そうですね...秋ですから、茸を使った料理なんてどうですか?」

美優「天ぷらに炊き込みごはん...サラダやお味噌汁の具にしてもいいですし、栄養もありますから」


P「いいですね。季節を感じられて、仁奈はそれでいいかな?」

仁奈「仁奈きのこは大好物でごぜーますよ♪そうと決まれば、スーパーでお買い物をするでごぜーますよ!!」

P「うん、行こうか。買い物は茸以外だと何が要りますか?」

美優「茸以外だとごぼうやニンジン、レンコン...秋の根菜を買おうと思ってます」

美優「せっかくですから、秋の味覚をたくさん使った料理にしようと思って....Pさんは、どうですか?」

P「俺は秋の味覚満載大歓迎ですよ。...あ、でも...」

仁奈「ふっふっふっ....心配はいらねーでごぜーますよ!!仁奈好き嫌いはほとんどなくなったでごぜーますですよ!!」

P「おっ!?そうなのか?」

仁奈「ごぼうもニンジンもレンコンも、仁奈おいしくいただきやがりますですよ!」

P「そうか、それはえらいぞ仁奈」ナデナデ

仁奈「えへへっ♪仁奈エライでごぜーますか?」

P「ああ、仁奈ぐらいの歳だと食べ物の好き嫌いがある子は多いからね。大人になっても好き嫌いが多い人がいるくらいだ」

P「だからとってもえらい事だよ、仁奈。うんうん、えらいぞー♪」

仁奈「Pに褒めてもらって、仁奈とっても嬉しいでござーますよ!!でも仁奈がエライなら、美優お姉さんはもっとエライでごぜーますよ!!」

仁奈「仁奈は美優お姉さんのおかげで、好き嫌いはなくなりやがりましたですよ!」

P「美優さんのおかげ?」

美優「そんな仁奈ちゃん、私のおかげだなんて...仁奈ちゃんが好き嫌いを克服できたのは、仁奈ちゃんが頑張ったからだよ?」

仁奈「そんなことはないでごぜーます!美優お姉さんが仁奈が苦手だったものを食べやすいように料理してくれやがりましたから」

仁奈「仁奈は苦手なもののおいしいところが分かって、好き嫌いが少なくなったでごぜーます!」

P「...だそうですよ、美優さん?もっと誇って、自信を持ってもいいと思いますよ?」

P「子供の好き嫌いを直せるなんて、なかなかできることじゃないですから」

美優「そう...ですか?ふふっ...じゃあ...少しだけ、自信を持っちゃいますね...?」

P「少しじゃなくて、もっと大きく自信を持ってください。美優さんは素敵な女性なんですから」

美優「ふふっ、ありがとうございます。Pさんにそう言ってもらえることが、私には何よりも自信になります...」

P「美優さんにそう言ってもらえることが、俺には何よりの励みになりますよ」

美優「そうですか?...ふふふっ、私の言葉が...Pさんの励みになれるなんて...」

P「はいっ、アイドル達からそう言ってもらえることは、俺にとっては何よりの励みになります」

美優「えっ...あ...そう、ですよね...私だけじゃない、ですよね....」

P「美優さん?」

仁奈「P...一言多いでごぜーますよ...」

P「えっ?仁奈?」

仁奈「何でもねーでごぜーます...それより早くスーパーにいくでごぜーますよ!!..あっ...」

P「ん?どうしたんだい仁奈?」

仁奈「仁奈...二人に好き嫌いがないって、ウソをついたでごぜーますよ...」

美優「えっ...?嘘だなんて...私も仁奈ちゃんの好き嫌いはなくなったって、思うよ?」

仁奈「でも早苗お姉さんがおつまみにしてたチーズ、仁奈どうしても食べらなくて...」

美優「あっ...そ、それは仕方ないと...仁奈ちゃんが悪いわけじゃ...」

P「美優さん、なにがあったんですか?」

美優「以前私と仁奈ちゃんの部屋で早苗さんと一緒に食事をして、軽くお酒も飲んでいたんです」

美優「その時早苗さんがブルーチーズをおつまみにしてて...それを仁奈ちゃんが興味を持って、少し食べたんですけど...」

P「ああ、なるほど....」

美優「仁奈ちゃん、どうしても呑み込めなくて...吐き出しちゃったんです...」

美優「私と早苗さんは止めたんですけど、仁奈ちゃん普通のチーズは大好きですから」

美優「どうしても食べてみたいって、お願いされて...断りきれなくて...」

P「うーん...仁奈?それは好き嫌いのうちの入らないと思うよ?」

仁奈「そうでごぜーますか?」

P「うん、ブルーチーズは癖の強い食べ物だからね。人によっては食べれなくても仕方がないんだよ」

P「例えばとっても辛い料理があるだろ?食べたら汗が止まらなくなるくらい辛い料理」

P「それを食べられない人がいたとして...仁奈はその人が好き嫌いをしていると思うかい?」

仁奈「思わねーですね。しょうがない事だと思うですよ」

P「そうだろう?それと一緒だよ。だから好き嫌いがある...嘘をついちゃったなんて気にしなくていいんだよ?」

美優「そうだよ、仁奈ちゃん。仁奈ちゃんが好き嫌いせずに、なんでも食べる良い子だってこと...一緒に暮らしている私が分かっているから...ね?」

仁奈「...二人がそう言ってくれやがりますから、仁奈気にしないことにしたですよ!!」

仁奈「やっぱりPと美優お姉さんは優しいですよ....いつもありがとうです...えへへ♪」

P「ははは、仁奈が元気を取り戻せたのなら何よりだよ。仁奈の元気がないと、俺たちも元気がなくなるからね」

仁奈「そうでごぜーますか?なら元気いっぱいにして、お買いもの行きやがりますですよ!!」

P「ああ、そうしようか」

-スーパー-

仁奈「茸は仁奈が取ってくるでごぜーますよ!!」

美優「え?でも離れたらいけないし...」

仁奈「仁奈、お手伝いがしてーですよ!!茸を売っているところが、お野菜を売っている場所が離れてますから」

仁奈「二人はお野菜を選んでる間に、仁奈が茸を取ってくるですよ!そしたお買い物も早く終わるでごぜーます!!」

美優「確かにそうかもしれないけど....やっぱり...」

仁奈「ん~....」

美優「...ふふっ♪それじゃあお願いしちゃうね?しめじと舞茸、シイタケを二つずつと...Pさんは何か食べたい茸はありますか?」

P「茸もいろいろ種類がありますからね...売り場に店員さんがいるから店員さんにおススメを聞いて、それを一個持ってきてくれるかな?大丈夫?」

仁奈「任せるでごぜーますよ!!それじゃあ仁奈行ってくるですよ!!」

美優「気を付けてね....これで、良かったですよね?」

P「良かったと思いますよ。仁奈が手伝うって、言ってくれるのを無碍にしたくありません」

美優「そうですよね...それに離れているとはいっても、目が届くところですし...あっ、早速店員さんに話しかけてますね」

P「きっとおススメを聞いているんでしょうね。...あれ?ちょっと考えてみたら...」

美優「こ、この時期店員さんに茸のおススメを聞いたら...」

P「と、とりあえず俺たちも野菜を選びましょう!まだそうなると決まったわけじゃないですし!」

美優「そ、そうですね!私たちが仁奈ちゃんを待たせちゃったら、悪いですしね!」

----

--

仁奈「P!美優お姉さん!取ってきたでごぜーますよ!!」

美優「お疲れ様仁奈ちゃん。お手伝いしてくれて、ありがとうね」ナデナデ

仁奈「えへへっ♪これくらいどうってことないでごぜーますよ!!」

仁奈「そうだ!店員さんにおススメを聞いたら、これを選んでくれやがりましたよ!!」

<松茸 4本入り ¥30,000

P「...うん、まあ....そうなるよね」

美優「あの...Pさん、今日は私が支払いを...」

P「いえいえ!?いつも交代で材料代を出していて、今日は俺の番ですから!」

P「それに今日は久々に三人で夕食を食べるんですから、奮発しちゃいましょう!」

美優「で、でもさすがに...」

仁奈「ひょっとして...仁奈、お手伝い失敗しやがりましたか?」

P「いや!?そんなことないぞ!?ねぇ、美優さん!?」

美優「え?え、ええ!秋の味覚の代表格ですからね。失敗なんてしてないから、落ち込まないで仁奈ちゃん」

仁奈「なら良かったでごぜーますよ!!早くお買いものを終わらせるですよ!」

仁奈「仁奈、お料理のお手伝いもしやがりますですよ!!」

P「頼もしいな。よしっ、仁奈が言うとおり早く買い物を終わらせましょう、美優さん」

美優「そ、そうですね。...その、Pさん...」

P「ははは、今日は久々に三人での夕食なんですから、細かいことは気にせずに楽しく過ごしましょう」

P「美優さんが言った通り松茸は秋の味覚の代表格ですし、俺も食べたいと思っていたんですよ」

P「今日みたいな日は奮発するいい機会ですし、丁度良かったですよ」

美優「でも...やっぱり私も...」

P「うーん...それじゃあ、松茸の調理は美優さんにお任せしてもいいですか?」

美優「え...?」

P「食べてみたいんですけど、松茸の調理にちょっと自信がなくて...だから美優さんにお願いしたいんです」

P「急なお願いで心苦しいんですけど...引き受けてもらえますか?」

美優「...わかりました。必ず美味しく調理しますから、楽しみにしていてくださいね?」

P「もちろんです。楽しみにしています」

-女子寮-

仁奈「寮に着いたでごぜーます。早速キッチンに行くでごぜーますよ!!」

美優「行きましょうか。今日はみんな、メニューを見て驚いちゃうかもしれませんね?」

P「ん?...ああ、そうでしょうね。メニューというか松茸を、松茸の値段を見たらびっくりするでしょうね」

美優「私たちだけズルいって...Pさん、みんなからまたおねだりをされちゃうかもしれませんね?」

仁奈「おねだりって、みんなの分の松茸をでごぜーますか?」

P「おうっ!?そ、それは流石に...二人と食事をするとき、なんだか見計らったようにみんな集まるからな~」

美優「ふふっ♪....はぁ...」

美優(前の女子寮で暮らしていた頃は、部屋で一緒に料理をして....三人で食事をしていたけど....)

美優(新しい女子寮では共用キッチンがあるから、そこで料理と食事をしてるのよね)

美優(アイドルの部屋でPさんと食事をする...過ごすのはあまり良くないって、ちひろさんに言われちゃって...)

美優(確かにちひろさんの言うとおりだし...Pさんと一緒に食事ができるのは、私も仁奈ちゃんもとっても嬉しいんだけど)

美優(以前が以前だったから...でも、現状を不満に思うことは...贅沢なことよね)

仁奈「あれっ?キッチンがなんだか賑やかでごぜーますね?」

P「そうだね?なんだろう?」

美優「何でしょうかね?とりあえず行ってみませんか」

-女子寮・共通キッチン-

智絵里「あっ...Pさん、美優さん、仁奈ちゃん、おかえりなさい」

仁奈「ただいまでごぜーますですよ!!智絵里お姉ちゃん!!みんなで何をしてるでごぜーますか?」

智絵里「えっとね、今日はお料理教室を開いて、みんなでお料理を勉強してるんだよ。響子ちゃんに、教えてもらいながら...みんな料理を覚えたくて」

P「そうなのか。ありがとうな、響子」

響子「いえいえ!私も寮の中でお料理仲間が増えるのは嬉しいですからっ♪」

響子「智絵里ちゃんにお願いしてもらったのは、渡りに船ですっ♪」

P「なるほど。結構参加者がいるな」

薫「せんせぇ!!薫もお勉強してるんだよ!今度薫のお料理を食べてね?絶対美味しく作るからねー♪」

こずえ「こずえも...つくるのぉー...ぷろでゅーさーに、たべてほしいのー...」

雪美「P...私も...お勉強してる...だから...」

P「ああ、勿論だよ。料理の勉強は上手くいっているのかい?」

ありす「順調ですね」

舞「響子さん、とっても丁寧に教えてくれるんです♪」

千枝「千枝、ブライダルチャレンジの時にお料理を教えてもらいましたけど、その時より分かりやすいですっ!」

響子「みんながお料理に興味を持ってくれてて、とっても教えがいがあるからだよ?」

凛「それでもすごく分かりやすいよ。私あんまり料理はしないけど、いろいろ料理のコツがつかめてる気がする」

加蓮「うんうん♪もっと早く響子に料理を教われば良かったと思った」

美嘉「でもやっぱり普段から練習しないとね★アタシも前に響子ちゃんに料理を教わって、少しはできるようになった気でいたけど」

美嘉「今日改めて教わってみると...いろいろ忘れてることがあって...あはは...」

凛「へぇ、美嘉は前にも教わってたんだ。ちょっと意外かな?」

加蓮「そうだね。ねぇ、何がきっかけで教わろうと思ったの?」

美嘉「えっ、それは...その...」

莉嘉「ヒミツだよっ☆ヒミツがある方が大人って感じだし☆ねっ、お姉ちゃん?」

美嘉「そ、そうヒミツ★」

凛「ふーん、まあ大体想像はできるけどね。ねっ、プロデューサー?美嘉の料理はどうだった?」

P「えっ?ああ...美味しかったよ」

智絵里「あっ...!Pさん、そう言っちゃうと...」

薫「美嘉お姉ちゃん、もうせんせぇにお料理食べてもらったんだ!!」

雪美「抜け駆け...ずるい...」

美嘉「プ、プロデューサー!?そう答えちゃったらヒミツにならないじゃん!」

P「えっ!?あ...ごめん」

加蓮「ふふふっ♪Pさんったら、分かりやすいんだから♪」

P「はははっ...乃々と幸子も参加してるんだな?幸子はともかく乃々がこういう催しに参加するなんて珍しいな?」

凛・加蓮((露骨に話題をそらした))

幸子「ボクは乃々さんに誘われたんです。カワイイボクですけど、料理ができるようになればさらにボクのカワイイところが引き立ちますから!」

幸子「それに...乃々さんにせっかく誘ってもらいましたし」

P(ふふふっ、この二人も一緒に部屋にして正解だったな...)

P「だとしたらますます珍しい事だな?てっきり俺は幸子が乃々を誘ったんだって思ったよ」

乃々「もりくぼは...智絵里さんにたの...誘われて...」

加蓮「そうなんだ。私と凛も智絵里ちゃんに誘われて参加したんだ」

美嘉「アタシは莉嘉に誘われてね★莉嘉は智絵里ちゃんに誘われたんだっけ?」

莉嘉「そうだよー☆智絵里ちゃんにきょ...一緒に料理を勉強しようって☆」

ありす「私たちも智絵里さんに誘われたんです。ところで...どうして今日は美優さんと仁奈さんと一緒に寮に来たんですか?」

仁奈「今日は三人で晩御飯を食べる日でごぜーますよ!!」

加蓮「あ、そうだったんだ....えっ!?」

美嘉「きょ、今日がその日なの!?」

幸子「な、なんで!?それは来週の話じゃないんですか!?」

P「ん?いや、今日だけど?なんで来週だって思ったんだ?」

幸子「それはっ...来週だって情報が回って....」

美優「え?」

凛「ちょっと幸子、しー!...こほん、でもだったら丁度いいかな?三人も一緒に...」

智絵里「そうだったんですか...今日がその日だって知らなくて...私たちで共用キッチンがもう一杯なんです...」

智絵里「ですから...今日は美優さんのお部屋でお料理するのは...どうですか?」

加蓮・千枝・美嘉・凛「「「「なっ!?」」」」

ありす「智絵里さん!?何を言っているんですか?」

響子「実はまだ私たちのお料理がまだ途中で、キッチンが空くのにまだ時間が掛かりそうなんです」

響子「それで三人を待たせてしまうのも心ぐるしいですし...どうでしょうか?」

幸子「響子さんまで!?」

美優「心遣いはありがたいけど...Pさんを部屋に入れるのはあまり褒められたことではないし...ちひろさんとも約束してるから...」

莉嘉「いいじゃん☆前の寮だとそうしてたんだよね?だったら問題ないよ☆」

美嘉「莉嘉!?」

乃々「ち、ちひろさんには、内緒にしますから...もりくぼ、絶対にしゃべりませんから....」

幸子「え、乃々さん?え...まさか...」

ありす・加蓮・幸子・千枝・美嘉・凛((((((は、はめられたーっ!!?))))))

美優(え、え、え、えっ、ひょっとしてみんな....気を遣って、くれているの...?)

美優「Pさん...どうしましょうか?」

P「じゃあ、みんなのお言葉に甘えましょうか?みんな、悪いけどちひろさんには内緒にね?」

薫「はーい♪」

こずえ「こずえー...おくちチャック...するのぉ...」

雪美「だいじょうぶ...安心して...」

舞「私も約束します♪」

P「ありがとうみんな。それじゃあ行きましょうか?」

美優「...そう、ですね。みんな...ありがとう」

仁奈「今度は仁奈もお料理教室に誘いやがりますですよ!!」

智絵里「ふふっ♪わかってるよ?その時は美優さんもご一緒に、どうですか?」

美優「是非、参加させて下さいね」

響子「はいっ♪必ず誘いますっ。ごゆっくり過ごしてください!」

智絵里「...Pさんたち行きましたね。それじゃあお料理の続きを...」

凛「ちょっと待った智絵里?」

加蓮「説明してほしいんだけど?私たち智絵里ちゃんから来週Pさんと美優さんが寮で食事をするって、聞いたよね?」

幸子「響子さんと乃々さんもですよ?どういうことなのか説明してもらいますからね?」

智絵里「だ、だって三人が晩御飯を食べている時...必ず誰かが割り込んで...美優さんが気の毒だったから...」

乃々「それに他の人も注目をして...うぅ...あんな視線の中で食事をするなんて、むーりぃー....」

響子「寮に住んでいない人まで、事前に三人が一緒に食事をする日を調べて寮に来たりしてますしね?」ジトー

美嘉「ぐぅ!?そ、それは...プロデューサーを部屋に連れ込むなんて、やっぱりダメだよ!」

ありす「そうです!美嘉さんの言うとおりです!」

莉嘉「もう、お姉ちゃんだってP君を自分の部屋に連れ込んだでしょ?」

ありす「...美嘉さん?言ってることと、していることが違いませんか?」

美嘉「あ、ありすちゃん!?いや、アタシの時は...時は...何も、なかったし....」

加蓮「まあ、美嘉については後でゆっくり聞かせてもらうから」

美嘉「うぅ...」

凛「莉嘉も協力者なんだよね?どうして協力しようと思ったの?」

莉嘉「智絵里ちゃんから協力してってお願いされたときに聞いたこと、アタシもそうだなって思ったし」

莉嘉「それにみんな、もっと余裕を持とうよ?常に余裕を持ってるのが、いい女の条件でしょ☆」

千枝「で、でも...」

雪美「私は...智絵里と一緒...美優...それに仁奈が可哀想...それに食事をしている時...うるさいのはイヤ...」

凛「うっ!」

薫「そうだよー?ごはんを食べる時は、お行儀よくしていないとダメなんだよー?」

加蓮「くっ!」

舞「プロデューサーが美優さんのお部屋にお邪魔をすることより、みなさんがしていることの方がいけないと思います」

幸子「そ、それは...」

こずえ「こずえ...ごはんを静かに...食べれないひと...きらい、なのぉ...」

ありす「そ、その...」

ありす(!?みなさんも智絵里さん側なんですか!?)

千枝「....そうですね。千枝もそう思いますっ」

ありす「千枝さんっ!?」

千枝「Pさんと美優さんのお二人なら何も問題になるようなことはないって、千枝信じてますからっ」

ありす「ち、千枝さんの言うとおりですっ!さっ、響子さん料理の続きをしましょう」

響子「はーい♪それじゃあお料理教室再開ですっ♪加蓮ちゃん、幸子ちゃん、美嘉さん、凛ちゃん」

響子「それにありすちゃんと千枝ちゃん。お料理を勉強すれば、Pさんに手料理を食べてもらえる機会はいくらでも作れますから」

智絵里「男の人を掴むなら、胃袋を掴めって言葉もあるし...私たちもお料理を勉強して、上手にならないと...ほら、美優さんや響子ちゃんに..負けちゃうよ?」

凛「...そうだね。強みは多いに越したことはないからね」

幸子「気を取り直して、続きをしましょうか」

加蓮「うん...ん?美嘉、しゃがみこんで...どうしたの?具合が悪くなったの?大丈夫?」

美嘉「...言われた...」

加蓮「美嘉?言われたって、何を?」

美嘉「雪美ちゃんにイヤって...薫ちゃんにダメって...舞ちゃんにイケナイって...こずえちゃんに、き、き、きらいって...ど、どうしよう...!!」

莉嘉「お姉ちゃん!?大丈夫だよ!?みんなお姉ちゃんのこと、嫌ったりしていないから!?」

------

---

美優「気を遣わせちゃったみたいですね...響子ちゃんに智絵里ちゃん、それに乃々ちゃんに...」

P「そうみたいですね。何か今度お礼をしないと」

美優「主に気を遣ってもらったのが私ですけど、お願いしますね...みんなもPさんと触合えることは、嬉しいですから」

P「響子と智絵里はわかるんですけど...乃々もそう思ってくれてますかね?」

美優「乃々ちゃんも一緒ですよ...間違いありません。大丈夫ですから」

美優(そうでなければ、膝の上に座らされるのを受け入れるわけありませんから...)

P「それにしても、前の女子寮だと美優さんと仁奈の部屋で食事をしてて慣れているはずなのに」

P「久しぶりに二人の部屋にお邪魔をすると思うと、なんだか緊張します」

美優「ふふっ、そんなに緊張しないで、ゆっくりとして下さいね?...でも本当は私も、少し緊張しているんです」

仁奈「二人ともそんな気持ちになってやがりますか?仁奈は違うでごぜーますよ?」

P「おっ、じゃあ仁奈はいまどんな気持ちなのかな?」

仁奈「仁奈楽しみで仕方ねーですよ!!食堂でみんなとワイワイご飯を食べるのも好きですけど」

仁奈「お部屋で仁奈と美優お姉さんとPの三人でご飯を食べると、なんだかパパとママと一緒にご飯を食べているみてーで」

仁奈「えへへへっ、とにかく楽しくて嬉しい気分でごぜーますよ!!」

P「はははっ、そうか」

美優「パパとママ...それはPさんがパパで、私がママってことだよね?」

仁奈「?もちろんそうでごぜーますよ?美優お姉さんは何を言ってやがりますか?」

美優「いや...えっと、私もそう思っていたけど...Pさんがパパだと思うと、なんだかますます緊張して...」

P「えっ!?あっ...そんな風に考えたら、俺もますます緊張してきた」

美優「ご、ごめんなさい!」

P「いやいや!?美優さんが謝るようなことじゃないですよ!」

P・美優「「ははは....」」

仁奈「二人とも何してやがりますか?お部屋に着いたでごぜーますよ!!」

美優「あっ、今鍵を開けますから...さあ、どうぞ入って下さい」

P「はい、御邪魔します」

仁奈「違うでごぜーますよ、P」

P・美優「「え?」」

仁奈「ここは”ただいま”っていうところでごぜーますよ!!」

P「...じゃあ、ただいま...美優さん、仁奈」

美優「...はい、おかえりなさい」

仁奈「おかえりなさい、P!!」

>>1です

書き溜めが終了したので今回の投下を終了いたします。
お付き合いいただきましてありがとうございます。

アドバイスや誤字脱字等の指摘がございましたら、レスを頂ければ幸いです。
またリクエストがございましたら、可能な限りお応えします。

それでは失礼いたします。
またお付き合い頂ければ幸いです。

>>1です。訂正がございます。

>>30

×響子「実はまだ私たちのお料理がまだ途中で、キッチンが空くのにまだ時間が掛かりそうなんです」

○響子「実は私たちのお料理が途中で、キッチンが空くのにまだ時間が掛かりそうなんです」

>>36

×雪美「私は...智絵里と一緒...美優...それに仁奈が可哀想...それに食事をしている時...うるさいのはイヤ...」

○雪美「私は...智絵里と一緒...美優と仁奈が可哀想...それに食事をしている時...うるさいのはイヤ...」

>>41

×美優「いや...えっと、私もそう思っていたけど...Pさんがパパだと思うと、なんだかますます緊張して...」

○美優「いや...えっと、私もそう思ったんだけど...Pさんがパパだと思うと、なんだかますます緊張して...」


書き溜めができたので、投下させて頂きます。
お付き合い頂ければ幸いです。

-美優と仁奈の部屋・キッチン-

仁奈「手洗いうがいも終わりやがりましたし、お料理を始めるでごぜーますよ!」

P「美優さん、今日は秋の味覚を沢山買ってきましたけど、どういう献立にしますか?」

美優「献立はシメジと舞茸、それに人参を入れた炊き込みご飯に、茸と牛蒡とレンコンの天ぷら...」

美優「サラダは網で焼いた茸と根菜を加えようと思っています...二人は他に食べたい料理は、ありますか」

P「いや~、美優さんが考えてくれた献立で十分ですよ!美味しそうですし、身体にもいいですね」

仁奈「松茸はどう料理するでごぜーますか?」

美優「松茸は四本あるから、3本は網で焼いて...1本はお吸い物にするつもりです」

P「分かりました。それじゃあ早速料理を始めましょう」

美優「じゃあ、Pさんは仁奈ちゃんと茸の下ごしらえをしていただけますか?私は根菜の下ごしらえをしますから」

美優「仁奈ちゃん、今日はPさんと久しぶりに料理をするから、上達したところを見てほしいって張り切ってたんですよ」

P「おお、そんなに上達したのか~。なら一緒に料理をして、仁奈の成長を見せてもらおうかな」

仁奈「待ってましたですよ!!仁奈の上達ぶりを見せて、Pをビックリさせてやがりますよ!!」

美優「仁奈ちゃん普段から料理のお手伝いをしてくれて、料理がとっても上達したんです...きっと驚いちゃいますよ?」

P「ますます楽しみだな、お手並み拝見といこうかな?」

仁奈「ふっふっふっ...Pのおどろく顔が今から目に浮かぶでごぜーますよ!!」

---------

------

---

P「よーし、土鍋の炊き込みご飯は炊き上がるのを待つだけ...美優さんの方はどうですか?」

美優「根菜の下ごしらえが終わって、サラダに加える根菜の調理が終わりました」

P「じゃあ俺と仁奈で天ぷらを揚げますよ。美優さんは今日のとっておきの料理をお願いします」

美優「分かりました。天ぷらはお任せしますね」

P「はい...それにしても吃驚したよ。仁奈、本当に上達したね」

仁奈「これも美優お姉さんの教えのたまものでごぜーますよ!!料理を美味しく作るコツを、たくさん教えてもらったですよ!!」

P「へぇ~、コツか...その中で仁奈が一番大切だと思うコツは何かな?」

仁奈「そうでごぜーますね...食材の切り方や調味料を入れる順番に火加減、いろいろなことを教えてもらって、どれも大切だと思いやがりますが」

仁奈「仁奈が一番大切だと思うコツは、食べてくれる人に美味しい料理を食べてもらいたいって思いながら料理することでごぜーますよ!!」

P「ははは、なるほど。俺も仁奈と、美優さんと同じだよ。食べてくれる人に美味しく、喜んで食べてもらえたら嬉しいもんな」

仁奈「そうでごぜーますよ!!だから料理のお手伝いをするときは、いつもPと美優お姉さんが美味しく食べれるようにって思いながらお手伝いしてるですよ!!」

P「ははは、そっか。ありがとう、仁奈。おかげで今日の食事がますます楽しみになったよ」

仁奈「どういたしましてですよ!!Pと美優お姉さんも美味しく食べてもらいたいって思いながら、料理をしてるんでごぜーますよね?」

P「ああ、そうだよ。ねっ、美優さん?」

美優「ええ、そうですね。大好きな仁奈ちゃんに美味しい料理を食べてもらいたいから...」

仁奈「仁奈も美優お姉さんが大好きでごぜーますよ!!えへへ♪」

P(ははは、本当の親子みたいだ。見ていて微笑ましいな...)

仁奈「ということはPと美優お姉さんも、お互いが大好きってことでごぜーますね!!」

P「ぶっ!!?」

美優「仁奈ちゃん!?ど、どうしてそうなるの!?」

仁奈「え?だって仁奈は美優お姉さんとPが大好きだから、二人に美味しい料理を食べてもらいたいって思うですよ」

仁奈「つまり!!美味しい料理を食べてもらいたいって思うということは、その人が大好きってことでごぜーますよ!!」

仁奈「仁奈そう思いやがりましたけど、違うですか?」

P「えっと...その...なんというか...ねぇ?美優さん?」

美優「そ、そうですね...その...えーっと......うん、そうだよ。私もPさんのが、大好きだよ」

美優「だから、美味しい料理を食べてもらいたいって思うの。....仁奈ちゃんと、同じだよ」

P「あっ...そうだな。俺も美優さんと仁奈が大好きだから、俺も仁奈と一緒だよ」

仁奈「そうでごぜーますよね!!みんなお互いが大好きで、仲良しでごぜーますよね!!」

P「ああ、そうだね。はははっ♪」

美優「ふふふっ♪」

仁奈「えヘヘへ♪...ところで二人は、どうしてそんなにお顔を赤くしてるでごぜーますか?」

P・美優「「え?」」

仁奈「どうかしたでごぜーますか?」

P「いや...あ、ああ...あーっと...」

<プシュー!!

美優「あっ!Pさん、土鍋が!」

P「あー?...あっ!!吹きこぼれる!!火を弱火にしないと!!...危なかったぁ~」

美優「間一髪でしたね。ごはんももうすぐ炊き上がるから...他の料理も完成させようね?」

仁奈「はいですよ!!お料理は出来立てが美味しいでごぜーますからね!!」

P「うんうん!それじゃあ残りの料理もぱっと完成させようか!」

P(あんなことを言われるなんて...全然予想していなかったから動揺した)

P(仁奈のあの無邪気なところは可愛いけど、こんな怖さもあるんだな...)

美優(うぅ...Pさんに面と向かって、大好きだって言っちゃった...このあとPさんの直視できるかしら...?)

美優(仁奈ちゃん周りが良く見えるから、私がPさんから目を逸らしていたら...そのことに気付くわよね...)

美優(そしたら気まずくさせちゃうから...しっかりしないと!でも、言えた...)

美優(経緯や理由はともかく、Pさんに大好きだって...言えたのよね...ふふっ♪言えたんだ...♪)

仁奈(なんだか美優お姉さん、とっても嬉しそうでごぜーますよ♪)

------

---

仁奈「お料理並べ終わったでごぜーますよ!!みんなお箸はあるでごぜーますか?」

P「大丈夫だよ。それじゃあ食べようか」

P・仁奈・美優「「「いただきます」」」

仁奈「どのお料理も美味しそうな、いい匂いでごぜーます!!でもやっぱり一番いい匂いなのは...」

P「ああ、そうだよね。どの料理も食欲をそそる良い匂いだけど...」

美優「ふふっ、やっぱり秋の味覚の王様、松茸の香りには敵いませんね」

仁奈「じゃあ松茸を早速食べるですよ!!...あっ、せっかくですから、松茸で食べさせ合いっこするでごぜーますよ!!」

仁奈「今日は美優お姉さんとPも、食べさせ合いっこするでごぜーますよ」

P「今日、やるの?」

仁奈「やるでごぜーますよ!!食堂でごはんを食べる時は、どうしてか二人はやらねーでごぜーますから!!」

P(そりゃ周りにあれだけ人がいればね...元々恥ずかしかった上に、さっきみたいなことがあったから...非常にやりづら)

美優「はい、Pさん...口を開けてください」

P「え、え、えっ!?美優さん?」

美優「前は...以前の女子寮で食事をするときは、いつもやってたじゃないですか...?」

美優「こうして、三人で晩御飯を食べる時は...だから、別にそんな...恥ずかしがらなくても、いいじゃないですか?」

P「そうですけど、さっきのやり取りがあった後だと...なんだか意識をしてしまって...」

美優「ふふっ...そうですね。私も意識していますよ?でも実は私...好きなんです、こうすることが...」

美優「食べてもらう時は、受け入れられているって...気持ちになれて...食べさせてもらう時は、手を差し伸べてくれるって気持ちになるんです...」

美優「変ですよね?でも、その人とのつながりを感じられて、好きなんです...Pさんはどうですか?私にこうされるのは...どんな気持ちになりますか?」

P「それは...美優さんみたいな女性に、そうして...甘えさせてもらえて、嬉しいです」

美優「よかった...じゃあ、遠慮しないで下さいね?今は三人きりなんですから...」

P「う...そ、それじゃあ.....」

美優「どうですか?上手く焼けていますか?」

P「はいっ、とっても美味しいです。美優さんにお願いをして大正解でした」

美優「そうですか?...よかったぁ...失敗してたらどうしようって、ずっと不安だったんです」

美優「Pさんの美味しいが聞けて...ようやくほっとしました。...今度は、Pさんが食べさせてくれる番...ですよね?」

P「それじゃあ行きますよ?...美味しいでしょう?」

美優「口の中に松茸の香りが広がって...いつまでも噛んでいたくなります...♪」

P「美優さんの気持ち、よく分かります。噛む度に香りが出ますからね」

仁奈「次は仁奈、仁奈の番でごぜーますよ!!」

美優「ふふっ、じゃあまずは私が仁奈ちゃんに食べさせてあげるね」

P「ははは、みんなも今頃夕飯を食べているのかな?」

-女子寮・食堂-

薫「美嘉お姉ちゃん、かおるのお料理美味しい?」

美嘉「とっても美味しいよ★薫ちゃんは絶対いいお嫁さんになれるよっ★」

薫「ほんとー?えへへっ、ありがとう美嘉お姉ちゃん♪」

雪美「私も...美嘉に私の料理、食べてほしい...いい?」

舞「私も食べてもらいたいですっ」

美嘉「もちろんだよっ★みんなの料理だったら大歓迎♪...みんな、アタシの事キライになってない?」

薫「えー!?そんなことないよー!かおる、美嘉お姉ちゃんの事大好きだよー!」

雪美「私も好き...それに美嘉、かっこいい...憧れる...」

舞「美嘉さん優しいお姉さんですから、私も大好きですっ♪」

美嘉「そう?よかったよぉ...アタシもみんなの事、大好きだからねっ★ふふふふひっ♪」

莉嘉「ちょっと気持ち悪いモードになっちゃってるけど、お姉ちゃんが元気になって良かった☆」

加蓮「楽しそうだなぁ、美嘉。あっ、今度は薫ちゃんに食べさせてもらってる。なんかちょっと、羨ましいかも」

莉嘉「じゃあアタシが加蓮ちゃんに食べさせてあげるっ☆はい、あーん♪」

加蓮「わぁ♪ありがとう莉嘉ちゃん♪あーん...うんっ♪美味しい♪」

莉嘉「でしょー☆」

こずえ「こずえもぉ...凛...あーん...」

凛「え?私?」

こずえ「あーん...食べないのぉ...?」

響子「凛ちゃん、こずえちゃんが待ってますよ?」

凛「う、うんっ。あーん....」

こずえ「おいしい...?」

凛「うん...美味しいよ、こずえ」

こずえ「よかったぁ...こずえー、がんばったの...」

凛「頑張ったね...ふふっ、たまにはこういうのも悪くないかな?」

加蓮「”悪くないかな?”なんて言っちゃって、本当はすごくうれしいんでしょ?」

ありす「凛さん、デレデレしてますよ?」

凛「なっ!?デレデレなんてしていない!ねっ、乃々?」

乃々「あぅ...もりくぼも、凛さんがでれていると思います...」

凛「で、でれてないからっ!?照れているだけだから!」

千枝「いつもはかっこいい凛さんですけど、今はとっても可愛いですっ♪」

幸子「確かにカワイイですね。まあボクが一番カワイイですけどね」

凛「もうっ!みんなしてそんな...可愛いなんて...」

響子「ふふっ、Pさんたちも今頃こうしているんでしょうか?」

智絵里「そうだね。楽しくて、温かい...そんな雰囲気で、晩御飯を食べていると思うなぁ...」

-------

---

-美優と仁奈の部屋-

美優「すみません、Pさん。後片付けを手伝ってもらって」

P「いえいえ、当然のことですよ。今日は楽しかったです」

仁奈「仁奈も楽しかったですよ!!Pはこのあと、もう帰っちゃうでごぜーますか?」

P「ああ。さすがに長居するわけにはいかないからね」

仁奈「そうでごぜーますか...もうちょっとPと一緒に居たかったですよ」

美優「仁奈ちゃんの気持ちもわかるけど...またPさんと一緒に晩御飯を食べる機会はあるから...」

美優「それに仁奈ちゃんはそろそろお風呂に入らないと、だから今日は我慢して...ね?」

仁奈「そうでごぜーますね。...あっ、そうだ!P、今日は良い子にして待っていたから、一つお願いを聞いてくれるって約束してくれやがりましたよね?」

P「ああ、そうだね。何かお願いを思いついたのかい?でも今からだと難しいかな?」

仁奈「今だから大丈夫なお願いでごぜーますよ!!仁奈ですね」

仁奈「Pと一緒にお風呂に入りたいですよ!!」

>>1です 

書き溜めが終了したので今回の投下を終了いたします。
お付き合いいただきまして有難うございます。

アドバイスや誤字脱字等の指摘がございましたら、レスを頂ければ幸いです。
またリクエストがございましたら、可能な限りお応えします。

それでは失礼いたします。
またお付き合い頂ければ幸いです。

次回作は智絵里で書かせて頂きます。

>>1 です

書き溜めが出来たので投下いたします。
今回で完結致します。

お付き合い頂ければ幸いです。
それでは投下を開始いたします。

美優「え、ええぇぇ!!?仁奈ちゃん!?」

P「あ、あーさすがにそれは駄目だな」

仁奈「えー!?どうしてでごぜーますか!?」

P「だって俺は男で、仁奈は女の子だろ?例え俺と仁奈がどんなに仲良しだとしても、男女が一緒にお風呂ははいらないんだよ」

仁奈「でも仁奈知ってるでごぜーますよ!!東京だと9歳なら銭湯の男湯に入っても問題ねーって」

P・美優「「」」

仁奈「だからP!仁奈と一緒にお風呂に入っても、大丈夫でごぜーますよ!!」

P「いや...仁奈?そんなこと、どうして知ってるんだい?」

仁奈「千枝お姉ちゃんに教えてもらったですよ!!千枝お姉ちゃんが、”千枝も仁奈ちゃんと同じ9歳だったら、Pさんと一緒にお風呂に入れたのにって”言ってたですよ!!」

P(ち、千枝~!)

P「じ、自治体でそうなっているかもしれないけど、その道義的というか...職業倫理に基づいてというか...」

仁奈「もー!!Pは何がダメなんでごぜーますか!?仁奈お背中流すの上手でごぜーますよ!!」

仁奈「美優お姉さんのお背中流したら、上手だっていつも褒めてくれるですよ!!」

P「ダメ...ダメじゃないけど、ダメというか...ん?そう!それ!」

仁奈・美優「「?」」

P「仁奈と一緒にお風呂に入るのは美優さんの楽しみなんだから、それを俺がとっちゃ駄目だろ?ねっ、美優さん?」

美優「え?...はい!私、仁奈ちゃんと一緒にお風呂に入るの...とっても楽しいです」

仁奈「仁奈も美優お姉さんとお風呂に入るの、とっても楽しいでごぜーますよ!!」

P「そうだろそうだろ!だからお風呂は美優さんと一緒に入ったらどうだ?」

美優「私も仁奈ちゃんと一緒に、お風呂に入りたいな?」

仁奈「美優お姉さんとPは一緒に入れねーですよね...でも仁奈、Pとも一緒にお風呂入りてーですよ...」

P「うーん、じゃあ代わりにお風呂から上がったら、何かして遊ぼう?それでどうかな?」

仁奈「え!?P、仁奈と遊んでくれやがりますか!?まだ一緒に居てくれやがりますか!?」

P「ああ、いいよ...ごめんね?なんでもお願いを聞くって言ったのに」

仁奈「かまわねーですよ!一緒にお風呂に入るより、一緒に遊ぶ方が仁奈いいですよ!!」

P「そっか、仁奈が納得してくれているのなら、よかったよ」

仁奈「それじゃあ美優お姉さん、早くお風呂に入るですよ!!お風呂から上がったら、美優お姉さんも一緒に遊ぶですよ!!」

美優「そうね、仁奈ちゃん。ふふっ...何をして遊ぼうか?」

仁奈「それはお風呂に入ってる間に考えるですよ!!遊びたいことがたくさんあって、迷いやがりますね!!」

P「ははは....」

P(ようしっ!流れを変えることができた!)

仁奈「Pとは今度一緒にお風呂にはいるですよ!」

P「...」

仁奈「そうだ!混浴だったら、美優お姉さんも一緒で大丈夫でごぜーますよね!」

美優「え、ええ!?」

仁奈「前に早苗お姉さんが言ってたでごぜーますよ!!”混浴温泉でもしP君と一緒だったら、どんな反応をするのかしら?”」

仁奈「”きっと可愛い反応をしてくれるんだろうなぁ...ふふふっ♪”って、旅番組の温泉紹介をみながら!!」

仁奈「だから混浴だったら、三人で一緒にお風呂に入れるでごぜーますよね?」

P(早苗さーん!?あなた仁奈の前で何言ってるんですか!?)

P「あ、あーははは...仁奈、千枝と早苗さんのモノマネ上手だね?」

仁奈「仁奈、前にも上手だって褒めてもらったですよ!!で、混浴なら三人一緒にお風呂に入れますよね?」

P「えー...まあ、ルール的には...」

仁奈「じゃあいつか混浴できるところにお出かけするですよ!!三人一緒なら、お風呂がもっと楽しくなるですよ」

P「そ、そうかもね...いつか、いけると...いいね?」

仁奈「はいですよ!!じゃあ今から指切りをして、約束するですよ!!」

P「や、約束?ゆ、指切り?混浴する...美優さんと仁奈と一緒に風呂に入る...ことの?」

仁奈「...ダメでごぜーますか?仁奈、三人でお風呂に入ってみたいですよ...」シュン

P「あわわわ、そんな悲しそうな顔をしないで!?分かった!約束、指切りしよう!...ほら、仁奈?」

仁奈「うわぁ...ありがとーごぜーます!!指切りげんまん...」

P「嘘ついたら針千本呑ーます...」

P・仁奈「「指切った!!」」

P「...ははは、これでもう安心だろ仁奈?さっ、早くお風呂に入らないと、遊ぶ時間がなくなっちゃうぞ?」

仁奈「そうでごぜーますね!!美優お姉さん、早くお風呂にはいるですよ!!」

美優「...」

仁奈「美優お姉さん?」

美優(いきなり混浴、一緒にお風呂に入るなんて....そうなるまでに、色々な過程があるのに...)

美優(でも...でも...たまには近道をして、距離を縮めるのも...いいよ、ね?)

P「美優さん?美優さーん!?」

美優「ひゃい!?なんですか、Pさん!?」

P「いや、仁奈が話掛けても上の空だったんで...」

美優「だ、大丈夫ですよ?ちょっと話についていけなかったので...その...」

P「えーっと、その...」

美優「大丈夫です...ちゃんと分かってますから。ごめんね仁奈ちゃん、待たせちゃって?さっ、お風呂に行きましょう?」

仁奈「はーい♪P、待ってて下さいですよ。後でたくさん遊ぶですよ!!」

P「うんそうだね。...ははは、美優さんは分かってくれているよな。まあ、仁奈ももう少し大きくなれば、その気はなくなるだろう」

P「...でもなぜだろう...とんでもない時限爆弾を設置してしまった...そんな気が...ははは、気のせいだよな!」

-------

---

仁奈「P!お待たせしましたですよ!さぁ、仁奈を抱っこするでごぜーますよ!!」ダキッ!!

P「ははは、こらこら。そんなに勢いよく抱きついたら危ないぞ」

仁奈「えへへへ...ごめんなさいですよ。でもPと一緒に遊べると思うと嬉しくて、仁奈我慢できなかったですよ!!」

P「全く、しょうがないな。次は気を付けるんだよ?今着ているきぐるみ、前の仕事で着て、撮影が終わった後貰ったのだよね」

美優「仁奈ちゃんのお気に入りの一つなんです。このきぐるみを部屋着として、よく着ているんですよ」

P「へぇ、そうなんですか。よく似合ってるよ。さすがはきぐるみアイドル、完璧に着こなしてるね」

仁奈「ありがとうごぜーますよ!仁奈、お仕事できぐるみを沢山着れて嬉しいですよ!!」

仁奈「これもPが仁奈との約束を守ってくれているからですよ!だから仁奈、アイドルのお仕事楽しく頑張れるですよ!!」

P「約束?ごめん、どんな約束だったかな?」

仁奈「忘れちまいやがりましたか?仁奈をアイドルにしてくれた時にした約束」

仁奈「P、約束してくれたでごぜーますよ。仁奈のことを寂しくさせないって」

仁奈「仁奈はアイドルになってから、寂しい気持ちになったことねーですよ!」

仁奈「事務所のみんながお姉さんみてーで、仁奈とたくさん遊んでくれやがります♪」

仁奈「それにキグルミもたくさん着せてくれるって約束、この約束も守ってくれてますよ」

仁奈「約束を守ってくれやがりますのに、約束を忘れたって...Pもおかしなことを言うでごぜーますね?」

美優「...仁奈ちゃん...」

P「そっか...約束したね。ごめん、当たり前のこと過ぎて、約束だってこと忘れてたよ」

P「うん、思い出したよ。これからも約束を守っていくから安心してね」

仁奈「約束でごぜーますよ?今度は忘れたらダメですよ?じゃあ何をして....ふわぁ...」

P「仁奈?ひょっとして眠たいのかい?」

仁奈「そ、そんなことねーですよ!仁奈元気一杯で...」

美優「仁奈ちゃん?無理をしたらダメよ?今日は早起きをして、お部屋の掃除を手伝ってくれたでしょ?」

美優「それに今日はお仕事でたくさん歩いて、疲れてるんだから...無理をして体をこわしたらいけないから」

仁奈「で、でもせっかくPと...わかったでごぜーます...今日はもう、お休みするですよ...」

仁奈「もし風邪でもひいたら、Pに...みんなに迷惑がかかりやがりますし...」

P「それよりも仁奈が体調を崩しちゃうことが、一番辛いよ。...今度お休みを合わせて、たくさん遊ぼうね」

仁奈「ありがとうごぜーます...P、最後にお願い...ワガママを言っていいですか?」

P「なんだい?」

仁奈「仁奈が眠るまで、傍に居てほしいですよ...」

P「お安い御用さ。さっ、布団にいこうか」

-------

----

美優「あっ...仁奈ちゃん、眠りました?」

P「ええ、今はぐっすりと。本当はもっと前に眠ったんですけど、今まで仁奈の寝顔を眺めてました」

美優「ふふっ、なんとなくそうなんだろうなって...思ってました。お茶、いかがですか?」

P「頂きます...ふぅ、しかし約束か...仁奈とアイドルにスカウトした時にしたのをすっかり忘れてました」

P「でも...仁奈がアイドルになって良かったって、思ってくれていることが聞けて...安心しました」

美優「仁奈ちゃん、まだ9歳ですもんね...あんなに小さいのに親元を離れて...アイドルを頑張って」

P「ええ。だから今の生活を楽しんでもらえていたら...そう常々思っているんです」

P「聞けたきっかけは情けないですけど...仁奈の気持ちを聞けて良かったです」

美優「そうですか...Pさん、私も...私も仁奈ちゃんと、それに茄子ちゃんと同じです...」

美優「Pさんにスカウトしてもらって、アイドルにしてもらえて...毎日が充実しています」

P「茄子...ひょっとして、俺が酔ったときに吐いた弱音、茄子から聞いちゃいましたか...」

美優「ええ...でも茄子ちゃんを責めないでください。茄子ちゃんも酔って、つい喋っちゃったことですから」

P「いや、茄子を責めるつもりはありませんよ。ただ、少し恥ずかしいなと思いまして」

美優「恥ずかしいだなんて...Pさんが弱音と言ったことは、言い換えればPさんが私たちの事をいつも考えてくれている...そう言う事じゃないですか?」

美優「そんなPさんにプロデュースしてもらっているから、私たちは...素敵な日々を過ごせているんです...」

美優「アイドルとして、輝けているのも....」

P「確かにみんながアイドルを頑張れるようにサポートしていますが、輝けているのは美優さんたちに光るものがあるからですよ」

美優「それでも...たとえ私たちに光るものがあったとしても、Pさんが磨いてくれなければ、私は輝けませんでした...」

美優「私がアイドルとして自信を持てるのは、Pさんにプロデュースしてもらっているからです...」

美優「だから...ほんの些細なことだとしても、Pさんの負担が軽くなるのなら...私は、Pさんに何かできることをしたいんです」

美優「こう考えるのは、Pさんにとっては...ご迷惑でしょうか...?」

P「そんなことはありません。嬉しいですよ...美優さんからそう言ってもらえて、活力が湧きました」

P「明日もみんなが輝けるように頑張ろうって、そう思う活力が。その言葉だけで、充分です」

美優「そうですか...よかった...あ、それと最近気になっていたんですけど、Pさん最近食事を簡素に済ませていませんか?」

美優「コンビニのお弁当でお昼を済ましている姿ばかり見て...体調を崩してしまわないか、心配になります...」

P「自分でもよくはないと思っているんですが...」

美優「ますます忙しくなってますからね...あの、Pさん?もしご迷惑でなければ...私がPさんにお弁当を作っても、いいですか?」

P「それは...嬉しいし、ありがたいんですけど、美優さんに負担をかけるのは本末転倒になりますし」

美優「負担になんてなりません...自分用ともう一つ、Pさんの為のお弁当を作るだけなんですから...」

美優「それよりPさんが身体を壊してしまわないか...そう心配することの方が....」

P「ははは...それではお願いしても良いですか?できれば野菜多めでお願いします。コンビニ弁当だとどうも不足するので」

美優「ふふふっ、分かりました。それじゃあ、私たちの都合が合う日を...私がPさんにお弁当を作る日の予定を立てませんか?」

美優「いつもPさんが事務所でお昼を食べられるわけではないですし、私もいつもお昼に事務所にいるわけではありませんから...」

P「そうですね。できれば美優さんの都合を優先したいので...じゃあこうしませんか?」

P「美優さんにまず、俺の卓上カレンダーに都合がいい日の目印を書いてもらって」

P「それを見て今度は俺が昼事務所にいる日の目印を書く。それで二人の時間が合う日に」

美優「私がPさんにお弁当を渡す...いいですね、そうしましょう」

美優「それじゃあ私がマークを書きますから、Pさんは都合のいい日のマークを塗りつぶす...そういうルールでしていきませんか?」

P「俺はそのやり方で問題ないので、じゃあそうしていきましょう」

美優「はい...さしあたって、明日はいかがですか?私は明日、お仕事は午後からですから...大丈夫です」

P「俺も昼には事務所に戻りますから...じゃあ早速、お願いできますか?」

美優「任せてください。リクエストの野菜たっぷりのお弁当、作りますから」

P「はい、お願いします。おっと、もうこんな時間か...それじゃあ俺はそろそろ失礼しますね」

P「今日も楽しかったです。やっぱり部屋で食べるほうが、アットホームな雰囲気になりますね」

美優「そうですね。私もそう思いました」

P「前に巴とほたるの部屋で鍋を食べた時も、そう感じました」

美優「...巴ちゃんとほたるちゃんの部屋で?」

P「ええ。巴の実家から牡蠣が送られたから一緒に鍋をしないかって、悠貴と一緒に誘われて」

美優「それは...今の女子寮で、ですよね?巴ちゃんとほたるちゃんが同室になったのは、今の女子寮になってからですから...」

P「はい、そうですね」

美優「そのことを...ちひろさんは前もって知っていましたか?」

P「ん?まあ...当日にでしたけど、二人の部屋で鍋を囲むって話しましたから...前もってと言えば、そうですね」

美優「ちひろさん二人の部屋での食事を反対...そう言ったことはありませんでしたか...?」

P「特には。むしろ羨ましがられましたよ。みんなで鍋を囲んで、楽しそうですねって」

美優「....なるほど...へぇ...」

P「美優さん?」

美優「え?あ、なんでもないです。すみませんPさん、引きとめてしまって...今日は楽しかったです」

美優「”また”、今日みたいに過ごしましょうね」

P「そうですね。それじゃあまた明日」

美優「はい...また明日...」

-次の日の事務所 昼ごろ-

P「ただいま戻りましたー!」

薫「あっ、せんせぇ!!おかえりなさい!!」

雪美「P...お疲れ様...」

P「ああ、ありがとう。二人もお疲れ様」

薫「せんせぇ!!せんせぇ!!今度は薫とあいさんのお部屋でごはんたべようねっ!!」

雪美「私も...料理、上達したところ...見てほしい...Pがきてくれたら、レナも喜ぶ...」

P「んーそう言ってもらえるのは嬉しいんだけど...ちひろさんから許可が下りればいいかな」

雪美「許可...下りてる...だから、大丈夫...」

P「えっ?」

薫「そうなんだよー!!見て見てせんせぇ!!」

P「お知らせの掲示板?どれどれ?」

『Pさんと女子寮各部屋で食事をする際のルール!!』

『1.必ずPさんを含む最低三人以上で食事をすること!!』

『2.アルコール類は禁止!!』

『3.Pさんは21時までには部屋を退出すること!!』

『以上の3点を守るのならPさんを各部屋に招いて食事をすることを可とする!!』

P「千川ちひろ...へぇ、こんなルールができたん...」

ちひろ「P~さぁ~ん......!」

P「ぬわっ!!?驚かさないでくださいよ!?それにしても意外でしたよ。まあ多少制限があるとはいえ、部屋での食事を許可するなんて」

ちひろ「それはPさんのおかげですよ!Pさんが余計なことを言うから!」

P「ええっ!?なんの話ですか?」

ちひろ「美優さんに巴ちゃんとほたるちゃんの部屋で鍋を食べた話をしたことですよ!!」

ちひろ「二人の部屋はいいのに、どうして美優さんと仁奈ちゃんの部屋ではだめなのかって話になって」

ちひろ「何も弁明ができなくて...その結果があの貼り紙です!!」

P「あ、ああ...なるほど。まあ、心配しないでください。ルールは守りますし」

P「ちひろさんが一番不安に思っている...プロデューサーとしてあるまじきことは、絶対にしません!」

ちひろ「いえ、それは全然心配してません。もしPさんがそんなことを考える人だったら、とっくに何か大問題が起きていると思いますし」

P「へ?はぁ、そう言ってもらえるのは嬉しいんですけど...じゃあ今までなんで禁止にしていたんですか?」

ちひろ「それはですね...」

加蓮「あっ!ちひろさんいた!まださっきの話、終わってないよっ!」

ちひろ「げっ、加蓮ちゃん...」

凛「ねぇちひろさん?プロデューサーが寮の部屋にお邪魔して食事をするのがOKなら、家に招待して食事をするのもOKだよね?」

ちひろ「凛ちゃんまで...そ、それは駄目です!NGです!」

美嘉「なんでっ!?寮と同じルールを守ればいいでしょ!?」

ちひろ「Pさんが事務所が運営する女子寮を訪れるのと、アイドルの家を訪れるのとでは話が違います!」

加蓮・凛「「そんなっ!?」」

美嘉「う~、プロデューサーもちひろさんを説得してよぉ...」

P「いや、俺もちひろさんの言う事は筋が通ってると思うよ?とにかく三人とも、少し落ち着こう?なっ?」

加蓮・美嘉・凛「「「落ち着いてなんかいられないよっ!不公平だよ!!」」」

ちひろ(まいったな~、迂闊だった...鍋の件は巴ちゃんとほたるちゃん、それに悠貴ちゃんだから大丈夫だと思ってスルーをしたけど)

ちひろ(それが美優さんの耳に入るなんて...自分だけ我慢させられていたなんて知ったら、怒るわよね...)

ちひろ(かといって寮をOKにすると、こんな風に今度は実家組が...)

幸子「ふふふ...なるほど、こういうことだったんですね?やりますね、乃々さん?」

乃々「いや...もりくぼ、そんなつもり全然なかったんですけど....?」

千枝「美波さんにも教えないと!ふふっ、美波さんも大喜びしますっ♪」

智絵里「あはは...なんだか、大変なことになっちゃったね...?」

響子「でもこれは私たちにとっても、大歓迎のルールですっ♪」

ほたる「巴ちゃん、悠貴ちゃん、私たちがPさんと鍋をして起こったこと...みんなには内緒にしておこうね...?」

悠貴「そ、そうですねっ!私たち、ルールの2,3を破ってますもんね...」

巴「もしあの時のことが姐さん方に知れたら、しばかれかねん...」

悠貴「しばっ!?さ、さすがにそんなことはないんじゃないですか?」

ほたる「でも、凛さんたちの剣幕を見ると...あながち間違ってないような...」

巴・ほたる・悠貴「「「.....」」」

悠貴「だ、黙っていましょうね?」

ほたる「そ、そうだよね?」

巴「あとでPにも喋らんよう、釘を刺しとかんとのう」

美嘉「アタシの家なら莉嘉もいるし!プロデューサーに何度か来たことあるから、ちひろさん、大丈夫だよね?」

加蓮「私だって、奈緒や凛を呼べばルール1は大丈夫だから!ねっ、凛!?」

凛「そうだよ。だからちひろさん!」

ちひろ「だから...何度も説明しているけど、家と女子寮じゃあ世間からの目が大分違うので...Pさんも説得を手伝ってくだ...あれっ!?」

凛「いない!?」

加蓮「いつの間に!?どこにいったの!?」

-カフェテラス-

美優「無事にあの場から抜けられましたね。Pさんのリクエストに応えられていると思うんですけど...どうですか?」

P「おおっ!これは色とりどりで、美味しそうです♪ありがとうございます!」

P「んーでもあの場をちひろさんに任せっきりにして、良かったんでしょうか?」

美優「あのルールを決めたのは、ちひろさんですから...みんなに説明をするのはちひろさんにお任せしても、問題ないと思いますよ?」

P「そうですかね?」

美優「そうですよ。このお弁当、仁奈ちゃんが作った料理もあるんですよ?」

P「仁奈の料理ですか!?どれですか?」

美優「このアスパラベーコン巻です。仁奈ちゃん昨日早く寝ちゃった分、今日は早起きしたんです」

美優「起きた時は、丁度私がお弁当の用意をしていた時で...そしたら仁奈ちゃんもお弁当のおかずを作って、Pさんに食べてもらいたいって...」

美優「一人で作ったんですよ?この料理を仁奈ちゃんが...」

P「仁奈が一人でですか?凄いなぁ...いつの間に...」

美優「私も見ていて、驚いちゃいました。いつも傍で見ているはずなんですけど...気づかないうちに、大きく成長してるものですね...」

美優「食べたら感想を聞かせてくださいね?仁奈ちゃん、Pさんに喜んでもらいたいって...頑張っていましたから」

P「ははは、もちろんですよ。じゃあ早速仁奈の料理から頂きます」

-カフェテラス入口-

ちひろ「Pさんめぇ...私に面倒事を押しつけて、美優さんと楽しそうにお弁当を食べてるとは...!」

凛「プロデューサー、美優さんと新婚みたいにして...!」

薫「いまは二人の邪魔をしちゃ、ダメだよー?」

幸子「さ、さすがに分かってますよ!?やだなー...そもそもあれじゃあ、近づこうとも思いませんよ」

加蓮「なんだろう...あの空間から感じる...」

美嘉「近づくなオーラとは違う...近づけないオーラは...!」

乃々「私、空気が読める方だと思いますけど...これは読める読めない、関係ないですね」

千枝「やっぱり美優さん...すごいなぁ...」

雪美「美優...嬉しそう...ちょっと羨ましいけど、よかった...♪」

響子「やっぱり、強敵...それと同時に、憧れるなぁ...」

智絵里「私も...あんな大人の女性に、なりたいなぁ...」

-カフェテラス-

P「いやー、ごちそうさまでした。美味しかったです。仁奈にも美味しかったって、伝えてください」

美優「はい...そうだPさん、Pさんのカレンダーに私がお弁当を作れる日をマークしたんですけど...Pさん、確認していただけますか?」

P「分かりました。えーっと...殆どの日にマークがついてますけど、良いんですか?」

P「この日なんか、美優さんはオフの日なんですけど...」

美優「大丈夫です...それにこれは、私がしたい事なんです...私は今、Pさんにこれくらいの事しかできませんけど...」

美優「いつかもっと、大きな恩返しをしたいんです...今の私があるのは、Pさんのおかげなんですから...」

美優「そしていつか、いつかトップアイドルになります。それが私ができる、一番の恩返しであり...私の夢です」

美優「けれどトップアイドルになるためにはPさんが一緒じゃないと、たどり着けないんです...」

美優「だからこれからも、私と一緒に...傍に居てくれますか?」

P「勿論ですよ。美優さんの夢は、俺の夢でもあるんですから。傍に居る...それは俺からもお願いしたいことです」

美優「Pさん...ありがとうございます...!ふふっ、その言葉が聞けて...嬉しいです...!」

美優「必ず私と、Pさんの夢を叶えます...これからもずっと傍に...私の隣に居てくださいね、Pさん...」

おわり

>>1です。

これで完結です。お付き合いいただきまして、ありがとうございます。

アドバイスや誤字脱字等の指摘がございましたら、レスを頂ければ幸いです。
またリクエストがございましたら、可能な限りお応えします。

前回記載した通り、次回作は智絵里をメインにしたものを投下予定です。
その次は短いですが夏樹を予定しております。

それでは失礼いたします。

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