穂乃果「女神達は壁を壊す」(26)

※これはラブライブ!とジョジョの奇妙な冒険がよくわかんかい感じに混ざった作品です。

投稿ペースは出来次第、片方の作品しか知らなくても楽しめていただけるように創るよう努力しますので、是非ともご覧下さい
 
感想や指摘する箇所があったら是非とも書き込んで下さい

入学式…去年までの私達には縁のない行事だと思っていた。

予想を反して大勢来た入学生…自画自賛…だっけ?になっちゃうのかもしれないんだけど私達のおかげで今ここで入学式を始めることが出来ると思うんだ!!本当によく頑張ったと思うんだ。本当に、本当に…。廃校を救ったんだもん。これぐらい言っちゃってもいいよね?

あ、そういえば自己紹介がまだだったね?私の名前は… 

ヒデコ『生徒会長、挨拶。』

おっと…ごめんね、ちょっといってくるね?

『皆さんこんにちは!音ノ木坂学園で生徒会長を務めさせて頂いています!』

『わたくし!』

『高坂 穂乃果と申します!!』

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第一章 始まりの合図
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…生徒会室…

穂乃果「やっぱ慣れないもんだなぁ…穂乃果 緊張しちゃったよー…」

ことり「穂乃果ちゃん!お疲れ様です。」

海未「とくに目立ったミスはしていないようですし…穂乃果にしては上出来ですね」

穂乃果「『穂乃果にしては』ってなに!?海未ちゃんすごく失礼だよ!!」

海未「ふふ…冗談ですよ。よく頑張りましたね、穂乃果。」ナデナデ

穂乃果「はぅ…そうそう、それでいいんだよ海未ちゃん♪」

(^8^)

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ことり「じゃあ、もうここで着替えちゃって屋上いこっか?もうみんな練習始めちゃってるよ?」

海未「そうですね…穂乃果、早く行きますよ。」

穂乃果「うん!…あ、ごめん部室に練習着 置いてきちゃったみたい、先行ってていいよ!」

海未「まったく…ではまた後ほど。ことり、行きましょうか」

ことり「穂乃果ちゃん、待ってるからね♪」

穂乃果「うん、すぐそっちに行くね!」ガチャ

バタン…

…部室…

穂乃果「練習着、練習着っと…お?あったあった!さてと、じゃあ早く着替えて練習いかなくちゃ!」ゴソゴソ



…ふと、部室を見回し
隙間だらけになった棚をみると
もう卒業しちゃったんだな、と改めて実感してしまった。


『次はアンタ達でこの棚を埋めていきなさい。あ、ちゃんと私達のいた証拠も置いときなさいよ!なんてたってアイドル研究部。初代部長なんだからね!』


…と言ってにこちゃんはグッズを持ち帰った。一体家のどこにあの量のグッズを置くんだろ…
もしかして、部室を物置代わりにしてたのかな?


やっぱり…考えちゃうと…
…なんだかなぁ…うん…そうだよ


穂乃果「…寂しい、かな…。」




「あら、生徒会長がそんな弱音吐いちゃダメじゃない」

聞き覚えのある声だった


穂乃果「あ、絵里ちゃん。」

…え?

穂乃果「絵里ちゃんッ!?」

絵里「きゃ!びっくりした…もう、急に大声出さないでよ穂乃果。」

穂乃果「あ、ご、ごめんね?」

抜群のスタイルと煌びやかな金髪、聴いてると眠っちゃうようなハープのように澄んだ声
…間違いない。この人は絵里ちゃんだ

穂乃果「な、なんで絵里ちゃんがここにいるの?希ちゃん達は!?大学は!?最近元気?穂乃果は元気だよ!!」

絵里「質問は一つずつにして欲しいわね…最後なんか穂乃花果のことじゃない。大学はしばらく休むことにしたわ、希はここに来てる、私も元気よ?」

穂乃果「や、休む?何があったの?」

絵里「ごめんね穂乃果…次は私が質問してもいいかしら?」

穂乃果「あ、うん、いいよ!何でも聞いて!」

絵里「穂乃果は…μ'sのことをどう思ってる?」

穂乃果「μ'sのことを…?」


穂乃果「…μ'sは、私達が手にした希望で、青春。そして、穂乃果たち自身を救ってくれた居場所だよ。…とっても、大切な。」

絵里「…もしμ'sに危険が迫ってきたら、どんな壁だろうと乗り越えられる?」

穂乃果「…私は…」

穂乃果「…私は、誓うよ。なんでこんなこと急に聞くのかわからないけど、どんな困難にも立ち向かえるって。μ'sを守るって…」

絵里「…そう、それを聞いて安心したわ」

絵里「穂乃果、私はいまから穂乃果にあることをするわ…でも、安心して。そして私を信じて…これは、μ’sの為でも、穂乃果自身の為でもあるの…」ドドド

穂乃果「絵里ちゃん…?さっきから一体何言って…」ゴゴゴゴゴ


血が、飛び散った


穂乃果「ーーッ!え?絵里ちゃん…?」

絵里ちゃんが近づいてきた瞬間首もとに激痛が走った。 

穂乃果「な…なん…で……うぅ…絵里ちゃ…っ?」ゴゴゴゴゴ
 
絵里「少しの辛抱よ…穂乃果。」ドドドドド



穂乃果を突き刺したモノ、

絵里が掴んでいたモノは、

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『矢』の先端であった
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絵里「私も…痛かったから」

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『矢』の先端であった
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絵里「私も…痛かったから…。」

ピアノの音が聞こえる

音が連なってメロディになる

そのメロディにつられて扉にある小さな硝子から覗いた者がどれほどいただろうか

覗いた者が見るのはピアノを演奏するたった一人の赤髪の少女

彼女の名は、西木野 真姫


真姫「…ふぅ。こんな所かしら?新チームのデビュー曲…どんな路線で行けばいいのかすらもわからない…まだメンバーが増えるのかもわからないのに、気が早いのかしら?」

真姫「…」ポロロン♪ポロロロロン♪

~~~~~~~~~~~~~~~

真姫「…ダメね。これ以上やっても時間の無駄だわ。今日はもう練習に行きましょう」


音が止んだ

コツコツと乾いた音をたてながら真姫は階段を登っていく

少し薄暗い場所にある扉を開けると綺麗な青空と練習をする仲間達が私を迎えてくれる。
ドアノブを回し、少し気合いをいれる


真姫「…え?」


しかし、
扉を開けた真姫が見たのは
いつも通りの青空と地面に倒れた4人の仲間達であった

否、正確には仲間は5人いる
しかし残りの1人は血の垂れたナニカを持って両足で立っている



ここにはいないはずの1人

真姫「…皆に何したのよ」ドドド

「…久し振りやね、真姫ちゃん」ドドドドド

真姫「何をしたのかって聞いてるのよッ!!」




真姫「希ッ!!!」



希「とりあえず落ち着いたらどうやん?」ドドドドド

希「真姫ちゃんは笑顔の方がうちは好きなんやけどなぁ♪」

真姫「茶化さないでよ…!これは貴方がしたの!?答えなさい希ッ!!」

希「もぉ~真姫ちゃんこっわーい♪先輩にそんな態度とったら目ぇ付けられるで?」

真姫「先輩禁止…のはずよ忘れたの?少しボケたんじゃないの?」

希「おっ?いうねぇ~さっすが二年生!大人の階段登ってるぅう~♪」

真姫「ッ!いい加減にしーー」


希の顔色が変わった

真姫の脳が危険信号を全神経に送る

真姫「な、なによ…私にもそれをブッ刺そうってわけ?」

希「…場合によってはね」

海未「…ぅ…。」

真姫「!?海未ッ!大丈夫!?」

海未「ゴホッ…き、傷は浅いようです…しかし、真姫…私達では希にかないません」フラフラ

真姫「え?」

海未「逃げて下さい…真姫…ッ!希はあの矢のような物を操れることができるようです…」

真姫「操る?それってどういうーー」ヒュン

海未「っっぶない!」

真姫「きゃ!!」ドサ

真姫「…え?なんなのよ…今の…」

海未「一体どういうつもりですか希ッ!」

希「海未ちゃんには言ったやろ?μ’sのみんなを守る為やって」

真姫「イミワカンナイわよ!行動と言動が真逆じゃない!」

希「それは深あぁぁーーい事情があってなぁ、話すと長くなるねん……やけんな」





希「ちょっとだけ我慢してくれへん?」ズォン

真姫「!?なによアレ!」

海未「言ったじゃないですか!希は矢を操れるのです!矢が浮いてる原理なんて聞かないでくださいねッ!こっちが聞きたいくらいなんです!」

真姫「え?浮いてなんかないじゃない…それより、あの人…人なの?とにかくアレはなんなの!?アイツが…」




真姫「矢を『持ってる』んじゃない!」



希「え?」ゴゴゴゴ

海未「…アイツ?一体何いってるんですか?この状況で頭がイカレてしまったんですか!?」ゴゴゴゴ

希「…もしかして」ゴゴゴゴ

真姫「!?なによアレ!」

海未「言ったじゃないですか!希は矢を操れるのです!矢が浮いてる原理なんて聞かないでくださいねッ!こっちが聞きたいくらいなんです!」

真姫「え?浮いてなんかないじゃない…それより、あの人…人なの?とにかくアレはなんなの!?いきなり現れたアイツが…」




真姫「矢を『持ってる』んじゃない!」



希「え?」ゴゴゴゴ

海未「…アイツ?一体何いってるんですか?この状況で頭がイカレてしまったんですか!?」ゴゴゴゴ

希「…もしかして」ゴゴゴゴ

海未「!?…矢がこっちに来ます!真姫!!逃げーーー」

真姫「…ぁ」

謎の生物が凄い速度でこちらに拳を飛ばして来ている
それを見た真姫は目を閉じ死を覚悟した

なにかがぶつかり合う音が聞こえた
しかし拳は真姫の顔の前で止まった、同時に真姫の顔には風が流れる

いや、正確には止まったのではない…『止めた』のだ

希「…スピリチュアルやね」ドドドドド

真姫「……え?」ゴゴゴゴ

涙でぼやける目を開いて真姫が見たものは
 


手首



明らかに人間の手首ではない。
この手首はどこから来て、誰のものなのか

だが真姫は理解した「この手首が守ってくれた」という事実を

真姫「こ、この手首は一体…?」ドドド

海未「手首…?何を話しているのですか…真姫」ゴゴゴ

真姫「海未、貴方…見えてないの?」

希「…これで真姫ちゃんに矢を刺す必要はなくなったようやね。」フォン

真姫「あ、アイツが消えた!」

希「驚かせてゴメンね堪忍や!」

海未「謝って済むとでも思っていたの、で…す、…か…。」バタン

真姫「海未ッ!?ちょっと大丈…ッ!?熱があるじゃない!しかもかなりの高熱!!」

希「みんな熱がでるけど命に支障はないから安心してええよ。」

真姫「みんなに何が起きてるの!?今度こそ教えて貰おうかしら!!」

希「…そうやね、真姫ちゃんには説明してもええかもな」

真姫「勿論それは私の納得する理由なんでしょうね?」

希「納得するしないなんてどうでもええんよ、せざるをえなくなるんやけんな」

希「説明はする、約束する。やけど皆が揃ってかやね。…それよりみんなこんな所置いといてええん?」

真姫「あ…そ、そうよ!怪我してるし熱まである!希!貴方のせいなんだから手伝いなさい!」

希「勿論やん」

真姫(…取り敢えず希はこれ以上危害は加えて来ないはず。みんなをうちに連れてきて入院させましょう…。)

真姫「…あれ?」ドドド

海未は傷が浅いと言っていたが希の持っていた矢には垂れて落ちる程の血が付着していた、海未が心配させない為についた嘘だと思っていた、が

真姫「どういうこと…?」ドドド

傷はあまりにも小さすぎた、針でうっかり刺してしまった程の少量の傷

だが現に仲間は苦しんで高熱をだしている

真姫は疑問と不安を抱えながらも番号をタップし、親の営む病院に迎えにきてもらった








「…厄介なことになったな…。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ


ーーTo Be continuedー→

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