小鳥「王様ゲームよ!」 (90)

小鳥「ごめんなさい……仕事の時間を間違えて伝えてしまったみたい……」

小鳥「予定では12時だったけど本当は15時からなの……」

小鳥(Pさんが居ないこんなときに限って……ダメな私……)


伊織「いや……ごめんなさいって言われても……」

亜美「もう皆集合しちゃってるよ?」

小鳥「うっ……そうよね、このまま三時間も暇にしてるわけにはいかないわよね……」

響「とは言っても仕事だしゲームとか持ってきてないしなー」

美希「別に美希は昼寝するからいいけど」

伊織「ダメよ!誰がアンタを起こすと思ってんの!」

美希「デコちゃんでしょ?

伊織「なんでよ!」



小鳥(どうしましょ……何かないかしら……)

小鳥(モノがなくても時間が潰せて、多人数参加式の何か……)

小鳥「!」ピコーン


小鳥「そうだわ!」

一同「?」

小鳥「王様ゲーム、王様ゲームよ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442848433

春香「あー、皆参加できるし良いかもしれませんね」

小鳥「でしょう?」

小鳥「クジは私のメモ帳で作るし、他に必要なものもないわ!」

小鳥「適度に時間も潰せると思うし……どう?」


千早「私は良いと思います」

真「お、意外……こういうの好きじゃないかと思ってたよ」

千早「そう?」


美希「ミキはなんでもいーよー」

伊織「後でどーなっても知らないわよ?」


真美「真美はやったことないしサンセー」

亜美「右に同じくー」


雪歩「他にすることもないので……」

やよい「皆さんと遊べるの楽しみです!」


小鳥「……決まりね!」

小鳥「じゃあ私はクジを作ってるから、じゃんけんで最初の王様を決めておいて!」

一同「はーい」




↓+1 最初の王様

あれ、よく考えなくてもどうせ皆の番号決めるのにクジ引くよね
何をやってるんだろうか……


まあ、とりあえず最初のクジであずささんが王様だった体で進めます

あずさ「あら~、私が王様ね」

一同「……」


律子(正直最初だから大した命令は来ないと思ったけど……あずささんか……)

伊織(あずさは時々ぶっ飛んだこというから読めないわね……)




あずさ「それじゃあ、(↓+1)番の人は(↓+2)の人と(↓+3)をしてください♪」

すまん
キャラ名でお願いします って一文をつけ忘れてた

次レスからお願いします!

ごめんなさい!
ミリデレ抜きでお願いします!

これも最初に書いとけばよかったですね

あずさ「3番の人は8番の人に"壁ドン"してください♪」


律子(結構まともだ……)

伊織(……これくらいなら予想の範囲内ね)



真美「はい!8番は真美だよ!」

真美「誰かな→?このぷりちーな真美ちゃんに壁ドン出来ちゃうラッキーな人は!」



真「あ、ボクだ」

真美「!」

真美「え、えぇ~……まこちんかぁ……」

真「……嫌だった?」

真美「いやそ→じゃないけどさ」

真美「なんかまこちんだとフツーっていうか……」

真美「ぶっちゃけゆきぴょんとかに陰でやってるんでしょ?」

真「やってないよ!!ボクは女だよ!?」


雪歩(されたい……!)

真美「まぁいいや、取り合えずやっちゃってyo」

真「なんかちょっと複雑だな……」





真「じゃあいくよ?」

真美「ばっちこい!」

真「真美……(キメ顔)」 壁ドンッ!!

真美「っ!」



真美(ま…まぁ、まこちんなら様になるのは分かってたし?)

真美(このくらいなら――)




真「なぁ……こっち向けよ(イケボ)」アゴクイッ

真美「!?///」

真美(まままままこちん!?////)

真美(ちょっ……か、顔近……////)ドキドキ


真「……(キメ顔)」ジッ

真美「あ……ぅ……///」ドキドキ

真美(まこちん……カッコいいっていうか……綺麗……///)


真「ねぇ、そろそろ返事考えたくれた?」

真美「えっ…?///」

真「とぼけなくていいよ……分かってるでしょ?」


真「――ボクと付き合ってくれるか、その返事をさ……」

真美「あ……///」ドキッ




美希「ストーーーーーップ、なの!!!」

真「えっ?もうちょっとで終わりなんだけど」パッ

真美(あっ……)


美希「終わりもクソもないの!真クンやりすぎ!」

真「そう?雪歩から借りた漫画はこんなんだったけど……」

美希「そういう問題じゃなくて、周りをよく見て!」

真「えっ?」


一同「……///(目を逸らす)」



真「あ、あはは……///」

伊織「アンタ……ちょっとは加減をしなさいよね」

伊織「その無駄に男前なツラは使い方を間違えれば凶器よ?」

真「凶器って………っていうか男前はないだろ!!」

春香「あはは……でも本当、堂に入ってたよ?」

春香「他人事でしかも女の子同士なのに……ちょっとドキドキしちゃった」

雪歩「うんうん、本当カッコ良かったよ!」

小鳥「(鼻血を垂れ流して死んでいる)」


真「まあ、褒め言葉として受け取っておくよ………」

千早「ねぇ……そろそろ次の王様を決めましょう?」

貴音「ふふ、待ちきれませんか?」

千早「……実を言うと、少し」ワクワク




亜美「お→い、真美隊員」ヒラヒラ

真美「……///」

亜美「ダメだこりゃ……まあちかたないね」

亜美「あのキョリでまこちんのイケメンビームを食らっちゃったんだし」




次の王様↓

一同「王様だーれだっ!」シュバッ





小鳥「……あっ!私だ!!」

一同「!」



律子(くっ……一番王様になってはいけない人が……)

雪歩(さっきのより凄い命令になったりするのかな……///)

響(うぅ……恥ずかしい命令は当たりたくないぞ……)

小鳥「んーと……どんなのがいいかしらねぇ……」

小鳥「あれでもいいし……あんなのもアリねぇ……」フヒヒ


春香(小鳥さんの命令は当たりたくないなぁ)

千早(流石に最初の命令で音無さんはキツいわね……)



小鳥「――よし、決めました!」

小鳥「(↓+1)番の人は(↓+2)番の人と(↓+3)してください!」


※765asのキャラ名でお願いします



小鳥「9番の人と6番の人でレズセックスよ!」




シーン




小鳥「あれ?」

一同「……」

小鳥「おかしいわね、聞こえなかったのかしら?」

小鳥「ならもう一回……」

小鳥「9番の人と6番の人とでレズセ――」


律子「セイッッ!!」ゴシャッ

小鳥「ウワラバッ!!」

律子「何考えてんですかあなたは!!」

小鳥「だ、たってぇ……」

律子「だってじゃありません!皆ドン引きですよ!!」


響「流石に常識を疑うぞ……」ドンビキ

貴音「無礼講の場とはいえ、心の礼節を欠くのは淑女として良くありませんね……」ドンビキ

雪歩「そういうのはもっと段階を踏んでからじゃないと……」ドンビキ


小鳥「も、申し訳ありません……」

律子「当然この命令は無効ですよ!」

小鳥「はい……」

律子「それから王位も剥奪!」

小鳥「はいぃ……」

律子「一番の年長じゃなんだからしっかりしてくださいよ、本当に!!」

小鳥「はいぃぃぃ……」

律子「全くもう……」ブツブツ

律子「それじゃ、早く次の王様を決めるわよ!」


亜美「……ねぇ」

律子「何?まだ何かあるの?」


亜美「いやさ、そういえばピヨちゃんの命令に当たったのは誰だったのかな→って」

律子「……別に良いでしょ。どうせ無効なんだから」

亜美「ん→……まあそうだね」



響(……もしかして、9番って律子だったのか?)

一同「王様だーれだっ!」シュバッ



↓次の王様

響「おっ、やったぞ!自分が王様だ!」

貴音「ほう、響ですか」




伊織(響ならそんなに外した命令は無いかしら?)

雪歩(ここは安牌……)

やよい(あんまり恥ずかしい命令は困るので……この辺りで当たっておきたいです……///)


響(――て皆思ってるんだろ?)

響(でも自分はそんなに甘くないぞ!)


響「(↓+1)番の人と(↓+2)番の人で(↓+3)をするさー!」

響「3番と9番でダンスをするさー!」


春香(やっぱり響ちゃんは健全だなぁ)

千早(……こういう所が危ない人を引き寄せるのかしら)




律子「うんうん……本来こういうゲームよね」

律子「3番は私よ!」

伊織「また律子なのね……はい、私が9番よ」

律子「へぇ……伊織ね。日頃のレッスンの成果を見せて貰おうじゃない?」

伊織「にひひっ♪律子こそちゃんとついてきなさいよ?」



律子「それで……ダンスってどんなのを踊るの?」

響「それはなー……(↓+1)ダンスだぞ!」


※ダンスの種類、またはどんなダンスかをお願いします


響「リンボーダンスだぞ!」


律子「リンボーダンス……」

伊織「また変なところを……っていうかそれ個人競技じゃない」

伊織「わざわざ王様ゲームでやるものでもないと思うんだけど」


響「ふふふ……誰が一人づつやるなんていったんだ?」

あずさ「あら、違うの?」

響「うん」

響「このリンボーダンスは協力リンボー……」

響「片方の足の間をもう片方がリンボーダンスで通るんだぞ!」


律子「へぇ……」

伊織「なるほど、考えなしじゃないのね」

響「当たり前だぞ!」プンスカ

伊織「じゃあアンタがポール役やんなさいよ」

律子「そうね、私のが身長高いし」

伊織「それに日頃から柔軟してないアンタじゃリンボーキツいでしょ」

律子「……確かに」






律子「さあ来なさい」アシヒラキッ

伊織「ええ!」リンボッ

伊織「…………」

伊織「……」プルプル

伊織(あれ……意外とこれキツい……)

伊織(ていうか全然体が低くならない……)



響「どうしたー?そんなんじゃくぐれないぞ~?」ニヤニヤ

伊織「うる……さいわね……!」プルプル

真「もうちょっと低く出来るでしょ」

伊織「うっさいわね……アンタみたいに筋肉マシーンじゃないのよ……!」プルプル


伊織(と、とにかくいかないと……今にでも崩れそう……!)プルプル

伊織「行くわよ!」プルプル

律子「えっ……いやその高さじゃ無理でしょ」

伊織「いいから!」プルプル

律子「ちょっ!」

伊織(よし……体は通った……!)プルプル

伊織(後は顔だけ通れば――)プルプル


律子「……」

伊織「これ顔が引っ掛かるわ」プルプル

律子「……だから言ったじゃない」

伊織(困ったわね……体の感覚ばかり意識してて顔の分を忘れてたわ)

伊織(ちょっと通りそうに無いけど……)


響「ふふん、日頃の鍛練が足りないんだぞ」ニヤニヤ

真(筋肉マシーン……)ズーン



伊織(……アイツらを喜ばせるのも癪ね)

伊織「……ほっ!(顎を引く)」


春香「おっ……下がった」


伊織「イケる、イケるわ…………うっ!」プルプル

伊織(…っ……ひ、疲労が溜まってキツくなってきた……早く決めなきゃ……)プルプル


律子「……///」


伊織「?……どうしたのよ律子……せっかくクリアできそうなのにそんな顔して……!」プルプル

律子「……いや」

律子「ちょっとこの状況はどうなのかな、と……///」

伊織「はぁ……?」プルプル

律子「……」←足を大きく開いて赤面している

伊織「……」←律子の股間で息を荒げている



伊織「ちょっ!////」ビターンッ




伊織「ア、アンタこの状況で何言うのよ!///」

律子「いや、だから黙ってたんじゃない……///」


響「くっくっく……やっぱり伊織にはキツかったか?」ニヤニヤ


伊織「うっさいわね……この変態」

響「えっ……なんで自分がヘンタイになるんだ?」

伊織「黙りなさい変態!」

響「!?」

伊織「この変態!ド変態!!der変態!!!」

響「!!??」



響「た、貴音!」クルッ

貴音「……(目を逸らす)」


響「雪歩!」

雪歩「……(ニッコリ)」


響「春香!!」

春香「あ、あはは……///」





響「なんでさーーっ!?」


伊織「本当アンタ覚えときなさいよ?」

伊織「私が王様の時にはドギツいの命令してやるんだから」

響「な、なんでさぁ………」




一同「せーのっ!」

一同「王様だーれだっ!」シュバッ



↓次の王様


伊織「きたっ!きたわ!!私が王様よ!!」

やよい「わぁ、伊織ちゃん凄い……本当に引いちゃった」

美希「執念で引き寄せたって感じなの」


伊織「ふふ、神も誅罰を望んでるのよ!」

響「うぅ……」


響(で、でも命令が自分に当たるとも限らないよな?)

響(それに伊織はなんだかんだ優しいし、そんなに酷いのは来ないハズだぞっ)



伊織「ふふふ……」

伊織「――(↓+1)番は(↓+2)番と(↓+3)としなさい!!」


伊織「――6番と10番は"自分がエロいと思う単語でしりとり"しなさい!」



響「!!」

響(ほ、本当に自分に当たった……)

響(しかも……エ、エロい単語って……////)


伊織「にひひっ、その様子は当たったみたいね……響♪」

響「……う、うん」

美希「デコちゃんの執念マジすげえの」

真「執念っていうか……一種の呪いだね」



伊織「それで?響の巻き添えを食らう可哀想な相棒は誰になるのかしら?」

伊織「これは相当恥ずかしいゲームになると思うし……そいつはご愁傷さまね♪」

春香「うわぁ……伊織良い笑顔してるね」



貴音「……10番は私です」


一同「!」



伊織「へぇ、面白いとこ引いたわね」

貴音「そうですか?」

伊織「ええ。普段アンタは食べ物以外の何考えてんだか分かんないし」

伊織「正直言って……どんなワードが飛び出るのか楽しみだわ」ニヤリ

貴音「むぅ……」



春香(確かに……貴音さんがどんなことを言うかは興味がある……)

千早(我那覇さんがモジモジしながらエロい単語を言う……アリね)

雪歩(し、四条さんが……///)




伊織「響からしりとりの"り"でスタート」

伊織「回数は…………そうね、10回で許してあげるわ」

伊織「にひひっ♪精々引かれないように頑張りなさい?」

響「え、えっと……"り"だよね……」

響(り、り……)

響(駄目だ……全然出てこないぞ……)



春香「うーん……エロい単語を言うために必死に悩む響ちゃんか」

春香「これはこれでエロいね」

千早(否定はしないわ)



響(り……り……)

響(――あっ、そうだ!)


響「"リップ"だぞ!」

真「リップ?……あぁ、唇ってことか」

真「なんか最初にしては意外なところが来たね」

伊織「アイツ唇フェチなのね」

響「ち、違うぞ!!」


伊織「でも"エロい単語"って言われて"リップ"が出てきたんでしょ?」

響「うっ……そ、そうだけど……」

伊織「どこがそう思ったの?」

響「えっ……?そ、そういうのも言うのか?」

伊織「当たり前じゃない。それ言わなくて良かったら皆適当な単語言うもの」

響「それはそうだけどぉ……」

伊織「それで?どうなの?どこがエロいと思ったの?」

春香「うわぁ、グイグイいくね……伊織は敵に回したくないなぁ」



響「そ、そうだな……」

響「例えば……例えばな?」

響「口紅を引いてるときとか……え、えろいと思う……ぞ?」


伊織「へぇ」ニヤリ

響「な、なんだよ……」


伊織「いえ別に。そういえば美希がCMで口紅引いてたなぁと思っただけよ」ニヤニヤ

響・美希「!?」


美希「ちょっとデコちゃん!こっちまで巻き込まれるなんて聞いてないの!」

伊織「文句なら響に言うことね」

美希「むむむ……」



美希「……響」ジーッ

響「ちっ、違うぞ!?自分美希に対してそんなこと思って無いからな?」

響「全く、伊織のせいで変なところに飛び火したぞ……」

伊織「火元はアンタでしょ」




伊織「それじゃ次は貴音だけど……」

貴音「ええ、心得ております」

伊織「その様子だともう思い付いてるみたいね」

伊織「アンタのボギャブラの中に半濁音から始まる言葉はそんなに無いと思ったんだけど」

貴音「ええ、確かに思い付いたものは一つ」


貴音「――"ぷるぷる"、です」


春香「ぷるぷる……うん、まあ言いたいことは分かりますね」

千早「……少し発想が年配の方のようですけどね」

春香(オヤジギャグで笑う千早ちゃんには言われたくないんじゃないかな?)

雪歩(四条さんのぷるぷる……)



貴音「して、私がなぜこの言葉を選んだかと申しますと」

伊織「あ、自分でいくのね」

貴音「ええ。促されるよりは傷も浅く済みます」


貴音「――私がこの言葉を扇情的だと思った理由は、皆が察する通り『乳房』等を連想するからです」

貴音「乳房といえば女性的なものの象徴でも有りますから、このお題にも相応しいのではありませんか?」



伊織「……そ、そう」


伊織(こんな真顔で言われるとあんまり弄りようが無いわね……)

伊織(でも、このままってのも面白くないし)

伊織(何かアイツのガードを下げさせる手は……)

伊織「……!」ピコーン



伊織「ねぇ貴音」

貴音「なんでしょう」

伊織「アンタは"ぷるぷる"は胸を連想するからエロいといったわね?」

貴音「はい、確かに言いましたが……」

伊織「じゃあその"ぷるぷる"をどうしたいの?」

貴音「っ!……そう来ましたか」

伊織「ええ。だってアンタのじゃ辞書を読んでるみたいで面白味がないもの」

伊織「あくまでゲームの目的に則して貰わないと……ね?」

貴音「…………」

貴音「……ふむ、ここは逃げが通らないようですね」

伊織「観念なさい」ニヤリ

貴音「では……宜しいですか?」

伊織「ええ」ニッコリ


貴音「例えば……こう、目の前に豊満な女性がいるとします」

伊織「どこが?どこが豊満なの?」

貴音「……乳房が、豊満な女性がいるとします」

伊織「ええ、居るわね。うちの事務所にも」

貴音「例えばの話です」

貴音「……して、その女性が許すのであれば」

貴音「ふと、それに触れてみようかという気が起きる……ことも有り得なくはありません」

伊織「つまり巨乳の胸を揉みたいってことね?」

貴音「……」

伊織「そうよね?」



貴音「伊織……私が王になったときには相応の命を下しますよ」

伊織「にひひっ♪それは怖いわね」

貴音「はぁ……元は響への誅罰であった筈なのに、なぜ私がこのような仕打ちを受けねばならぬのでしょう……」

響「うん……なんかごめんな……」

雪歩(四条さんは巨乳派ってことだよね……)チンマリ



伊織「さ、次は響の番よ」

響「う……えーっと、"る"か……」

伊織「違う、そっちじゃないわ」

響「えっ?」

伊織「アンタのさっきの回答、リップをどうしたいかの発表が先よ」

響「……それは貴音があんまりにもあっさり言うから、じゃなかったのか?」

伊織「そうね。でもアンフェアなのは良くないわ」

伊織「貴音もそう思うでしょ?」


貴音「……」

貴音「ええ、そうですね」


響「貴音!?」

響「貴音……酷いぞ……」

貴音「」フイッ

響「こっち向くさ!!」


伊織「とにかく、後8回あるんだからちゃっちゃとやっちゃいなさいよ」

響「うぐぐ……」


響(でも、何て言えば良いんだろう)

響(キス……とか言ったらまた変なとこに飛び火しそうだし……)

響(ちょっと珍しいとこにした方がいいのか?でもそれも危ないよな?)


美希「響、早くしてほしいの」

響「あ、ごめん……えーっと……」



響「な、舐める……とか?」



伊織「……」

やよい(ワンちゃんみたいです!)

美希「……」

春香「……」

貴音「……」

雪歩「……///」

真「……」

あずさ「あ、あらあら~……」



亜美「おーい、真美隊員?」

真美(まこちんに唇を……///)



響「……もう良いさ、どうせ自分はヘンタイなんさー」

伊織「そうね、それは否定しないけど元気だしなさい」

伊織「次はしりとりの続きで"る"よ」

響「鬼か!!」

それから色々あって最後の一回に……



伊織「さ、最後の一回よ」

貴音「長い道程でした……」

伊織「にひひ♪大変だったみたいね」

伊織「まあとにかく、"ひ"から始まるエロい思う単語を言えば、アンタもこのゲームから解放されるってワケ」

伊織「見なさい?響はもうすっかり安心した顔をしてるわよ」


響「どうせ自分は……」ブツブツ


貴音「響……」ホロリ

貴音「最後の単語はもう思い付いております」

伊織「へぇ、本当にもうフィナーレね」

貴音「はい。最後の単語……それは――」

伊織「あ、卑猥とかはダメよ?」

貴音「っ…」ピタッ

貴音「ダメ、ですか?」

伊織「当たり前じゃない」

伊織「そんなの美味しいと思うものを聞かれて"美味しいもの!"って答えてるようなものじゃない」

貴音「まあ、それはそうですが……」

貴音「となると、他を当たらねばなりませんね……」


貴音「ひ………」

貴音「ひ……ひ……ひですか……」

貴音「ふむ…ひ………ひ……」


伊織「全然出てこないみたいね」

伊織「……これは絞り出した変な回答が期待できるわよ」ニヤリ

美希「デコちゃんマジゲスいの」


貴音「ひ……ひ………」

貴音「もう本当に出てきませんね……」

貴音「ひ……ひ……えー……」



貴音「……響」


一同「!?」

響「貴音……今自分のこと」

貴音「……いえ、違うのですよこれは」

貴音「ひのつく言葉を探していたら偶然……そう、偶然出てきたのです」


伊織「でも言ったのよね?」

貴音「言葉を探す内に溢れたものに過ぎませんから、これはのうかうんとですよ」

伊織「数ある言葉の中で、しかもエロい単語を探しててそれが溢れたのよね?」

貴音「ぐ……」

伊織「第一、ノーカンがどうかを決めるのは王様の私じゃない?」



貴音「……御慈悲を」

伊織「ダメよ」

伊織「さぁ言いなさい!!響のどこがエロいの!?」

貴音「あぁ……私はなんてことを……」

響「……///」



春香(これ、貴音さんもそうだけど伊織も相当マズいことになってるよね?)ヒソヒソ

千早(……言わないであげるのが優しさよ)ヒソヒソ

雪歩(狼狽えてる四条さんも可愛いなぁ……)

貴音「進退極まるとはこの事ですね……」

伊織「アンタの自責点よ」

伊織「さっさと腹かっさばいて死ぬか、斬首されるか選びなさい」

貴音「そうですね……最早、死ぬる道にあることは同じ」

貴音「ならば、己が手で逝くのがせめてもの幸……」


貴音「――参りましょう」クワッ

貴音「まず、響の特徴と言えばなんですか?」

伊織「やっぱり最初に思い浮かぶのはダンスとかしら?」

響「おお、自分はダンス頑張ってるからそこを認めてもらえるのは嬉しいぞ!」

貴音「ええ、そうですね」

貴音「響はだんさぶる、そしてすぽーてぃです」

貴音「こういったところは響の明るい側面が出ています」

伊織「で、そのダンサブルでスポーティなのがアンタの煩悩にどう繋がるわけ?」

貴音「今暫くお待ち下さい。行く行くそちらにも繋がる話ですので」

響「繋がっちゃうのか……」



貴音「先程お話したのは響の明るい部分……いえ、動の部分と言った方が良いでしょうか」

貴音「続いては、静の部分です」

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