魔界の勇者「さぁ、これより冒険を始めよう」(5)

勇者「この日に備え装備も整えた、道具もきちんと用意できている」

勇者「第一の目標は金だな、とりあえず冒険者登録をしてこよう」


受付「冒険者登録ですね、こちらに必要事項ご記入ください」

受付「ありがとうございます、冒険者登録が完了しました、あちらに依頼などが貼ってますのでどうぞ」

勇者「親切にありがとう」


勇者「ふむ、順調だな、金も溜まったしそろそろ町にとどまらずちゃんとした冒険をしよう」

勇者「森が見えて来たな、今日はあそこで一晩明かすとしようか」

勇者「おっと、魔物の群れか」

魔物達「グルルルル...」

勇者「数が多いな、まぁ魔法で充分かな」


ボウッ




勇者「ふぅ、多かったな」

勇者「しかしこの森かなり綺麗だな、泉の水も透き通っている、こんな森あったっけな」

勇者「もうじき日も沈むし寝るとするか」

???「よくあの魔物の群れを一瞬で...」

???「興味深いわね...」




勇者「ん、朝か...にしてもこんな綺麗な森が近所にあったなんて聞いたことないんだけどなぁ」

???「おはよう、冒険者君あの魔物の群れを倒しちゃうなんてすごいね?」

勇者「えっと、君は...」

???「えっ、私?私はダークエルフ、よろしくね」

ダークエルフ「そんなことより一緒に冒険しない?君も当てのない旅をしてるんでしょ?」

勇者「よろしく、僕は勇者、ちなみに武器は?」

ダークエルフ「基本レイピアかな、回復魔法も少しだけ使えるんだ」

勇者「すごいな、回復魔法は魔界ではあまり使える人がいないんだよね」

ダークエルフ「そうね、確か使えるのは大抵大会の上位者とパーティ組んでるものね」

ダークエルフ「さらに、私はエルフ族に伝わる回復術や秘術も使えるんだ~、どう?パーティに入れたくなった?」

勇者「うん、それはいいんだけどなんでずっと樹に座ってるの?様になってるけども」

ダークエルフ「おっと、そうだったわね」トンッ

ダークエルフ「よろしくね、勇者君」

勇者「やっと村についたね、ダークエルフさんって結構強いんですね」

ダークエルフ「そう?ありがと、勇者君もなかなか強かったわよ、魔法だけじゃなくて剣も使えるのね」

勇者「ん?まぁな、これでも村周辺だと敵なしだったんだぜ」

ダークエルフ「ふーん、なら今度この次の街で開かれる大会に出てみる?」

勇者「そんなのがあるのか、面白そうだね」

ダークエルフ「タッグマッチもあるし一緒に出る?」

勇者「ふーん、そんなのもあるのか、それも良さそうだね」

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