本田未央「サンセットノスタルジー」【モバマスSS】 (60)



モバマスのSSです。


アニメの設定で書いていますが、自分の想像で書いているので注意してください。


書き溜めした物をまとめて投稿しますが上手く出来ないかもしれません。


それでもよろしければお願い致します。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441124811




~未央の家~



本田未央「だからね、それ以来、私達がステージに立つ時には必ず食べ物の名前を掛け声にしてるんだー」


??「へー・・・すごいなー」


未央「えへへ、NGも仕事が少しずつ増えてきたし、これからもっともっと頑張らなきゃね!!」


??「・・・未央ちゃん、アイドル活動ってやっぱり楽しい?」


未央「え?・・・うん、いろいろあったけど、今すっごく楽しいよ!」


??「そっか・・・あ、そろそろ寝る時間だ」


未央「おっと、もうこんな時間だ・・・それじゃ、またお話しようねー」


??「うん・・・未央ちゃん、明日、楽しみにしててね」


未央「へ?明日何かあったっけ?」


??「えへへっ、それじゃ、お休みなさい」プツッ


未央「あ、ちょ、ちょっと・・・切れちゃった・・・」


未央「うーん・・・何だったんだろう・・・まあいいか、早く寝よ」





~翌日、CPルーム~




未央「しぶりん、しまむー、レッスンお疲れー」


島村卯月「お疲れ様です!」


渋谷凛「お疲れ、午後は特に予定も無いね」


未央「そうだねー、この後どうしようか?」


卯月「どうしましょう・・・」



コンコン


未央「ん?誰か来たみたいだよ?」


卯月「どちら様でしょうか?」


凛「私がいってくる・・・はい?」ガチャッ


??「わ、わわ・・・渋谷凛さん!?」


凛「?・・・そうだけど、誰?」


??「あ、あの・・・未央ちゃんはこ、こちらにいらっしゃいますか?」アセアセ


凛「未央?未央なら居るけど・・・」


未央「なになに?私がどうしたの?」


??「あ!」





矢口美羽「未央ちゃん!!」


未央「え!?みゅう!?」





美羽「よかったー、やっと未央ちゃんに会えたよー」


未央「ど、どうしたの!?何でみゅうが346プロに居るの!?」


美羽「えへへっ、矢口美羽!!本日付で346プロダクションにアイドル候補生として所属する事になりました!!」


未央「えーー!?何それ!?聞いてないよ!?」


美羽「うん、未央ちゃんを驚かせたくって、内緒にしてたんだ、驚いたでしょ?」


未央「驚くに決まってるじゃん!!みゅうがアイドル候補生になるなんて!!」


美羽「えへへっ、学校の友達と遊ぶ時間が減るのはちょっとさみしいけど、未央ちゃんの話聞いてたら私もアイドル活動してみたくなっちゃって・・・」


美羽「これからよろしくお願いします!未央先輩!!」


未央「ちょ、ちょっと!!みゅうに先輩って言われるとなんだかくすぐったいよー」


キャッキャウフフ




凛「・・・コホン」


未央美羽「「あ・・・」」


凛「とりあえず未央、この状況を説明してくれないかな?」


未央「そ、そうだね・・・」


未央「しぶりん、しまむー、この子は矢口美羽ちゃん、私の中学校からの友達なんだ」


美羽「は、初めまして!矢口美羽です!渋谷さん、島村さん、よろしくお願いします!!」


凛「凛で良いよ、未央の友達なんだ」


卯月「私も卯月って呼んでください、よろしくね、美羽ちゃん」


美羽「は、はい!凛さん!卯月さん!」


未央「みゅうとはよくメールしたり電話したりする仲でね、よく私のアイドル活動話とか聞いてもらってたんだ」


美羽「え、えっと・・・未央ちゃんはいつも凛さんや卯月さんの事とか話してくれてすごく楽しいですよ」


凛「へー・・・未央、変な事しゃべってないよね?」


未央「しゃ、喋ってないよ!ね、みゅう!?」


美羽「は、はい!凛さんのピカピカポップ写真とか見せてもらったりなんかしてないです!」


凛「未央ーー!!!」ギュー!!


未央「いふぁい!!ほっへをひっはらないでー!!」ジタバタ


卯月「あ、あはは・・・」





凛「まったく・・・えっと、美羽、これからアイドル活動大変だと思うけど頑張ってね」


卯月「もしお悩みとかありましたらいつでも相談に来て下さいね」


美羽「あ、ありがとうございます!・・・あ!」


未央「・・・あ・・・」


美羽「凛さんと卯月さんに応援してもらえて勇気凛々で、心の疼きが止まりません!!」


卯月「え?」


凛「・・・は?」


未央「・・・と、いう風にスベリ芸が得意な子なんです、暖かく見守ってあげて下さい・・・」


美羽「未央ちゃん!!スベリ芸って何ですかー!?」


卯月「えっと・・・楽しい子ですね・・・」


凛「そ、そうだね・・・」





未央「そうだ!みゅうはこの後は予定あるの?」


美羽「今日は午前中に少しだけレッスンと宣材写真撮るだけだったから午後はあいてるよ」


未央「よーし!なら先輩である私が346プロダクションの案内をしてあげよう!!」


美羽「ホント!?346プロダクションって大きすぎて迷子になりそうで不安だったんだー」


未央「そうと決まればさっそく行こー!!というわけだからしぶりん、しまむー、今日はごめんね」


凛「良いよ、また明日ね」


卯月「未央ちゃん、また明日頑張りましょう!」


未央「うん!・・・それじゃ、みゅう、行くよ」


美羽「うん、凛さん、卯月さん、ありがとうございました!」ガチャッ





凛「ふー・・・未央の友達なだけあって元気な子だね」


卯月「未央ちゃんもすごく嬉しそうでした」


凛「そうだね」


卯月「・・・やっぱり、友達と一緒に頑張れるのは幸せな事だと思います・・・」


凛「・・・卯月?」


卯月「あ、な、何でもありません!・・・えへへ、ごめんなさい」


凛「・・・卯月」


卯月「凛ちゃん?」


凛「これからも、卯月と私と未央、そしてCPメンバーの皆で一緒に頑張っていこうね」


卯月「あ・・・はい!」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――





~346プロ内~




未央「よし!これで一通り案内出来たかな!みゅう隊員!なにか聞きたい事はあるかね?」


美羽「未央隊長!一つお聞きしたい事があります!!」


未央「何かね!?」


美羽「ここは何処ですか!?」


未央「・・・何処だろうね?」


美羽「ちょっと未央ちゃん!?迷子になってるよ!!」


未央「いやーついつい張り切っちゃって普段行かない上の階まで来ちゃったね」


美羽「もー、どうするの?」


未央「大丈夫だよ、とりあえずエレベーターさえ見つければすぐ戻れ・・・」


~♪~♪~


未央「ん・・・?ピアノの音がする・・・」


美羽「・・・あそこの部屋かな?」


未央「ふむ・・・ちょっと覗いてみようかな~」


美羽「あ、未央ちゃん待ってよ~」





~ピアノ部屋~



??「・・・」~♪~♪


美羽「うわ~・・・すごく綺麗な人だね~」ドアノゾキ


未央「あ・・・あの人って・・・もしかして」ドアノゾキ


美羽「未央ちゃん?」


??「・・・そんな所で覗いてないで入ってきたら?」


美羽「え!?」


未央「あ、ご、ごめんなさい!!綺麗な音が聴こえてきたからつい・・・」


??「別に気にしてないわよ、ここに誰か来る事が珍しかっただけだから」


未央「あ、あの!もしかして・・・」





未央「松山久美子さんですよね!?」


松山久美子「あら?私の事知ってるの?」





未央「はい!この前のピアノの弾き語りステージ見ました!!すごかったです!!」


久美子「ありがとう、そういうあなたは確かNGの本田未央ちゃんだったかしら?」


未央「私の事知ってるんですか!?」


久美子「ええ、今話題のCPだもの、それくらい知ってるわ」


久美子「それと・・・ごめんなさい、あなたは?」


美羽「あ!え、えっと・・・本日付でアイドル候補生として所属する事になりました矢口美羽です!よろしくお願いします!」


久美子「本日付・・・もしかして××部署かしら?」


美羽「え?そ、そうですけど・・・」


久美子「ふふ、なら私と同じ部署って事ね、これからよろしくね」


美羽「え!?ホントですか!?こ、こちらこそよろしくお願いします!!」


久美子「あらあら、元気な後輩ね」ナデナデ


美羽「えへへ・・・」





未央「うわ~・・・」マジマジ


久美子「・・・そんなに見つめられるとさすがに恥ずかしいわね」


未央「あ!ご、ごめんなさい!」


未央「そ、その・・・やっぱりすごく綺麗な人だなーって思っちゃって・・・」


久美子「あら、ありがとう、綺麗って言われるのは好きよ」ナデナデ


未央「え、えへへ・・・」





美羽「久美子さんはここでよくピアノを弾いているのですか?」


久美子「ここのピアノは自由に使っていいみたいだからよく来てるわ」


未央「ピアノは小さい頃からやっていたんですか?」


久美子「ええ、お母さんがピアノ教室の先生なの、前は私も手伝って子供に教えたりしていたわ」


未央「久美子さんみたいな綺麗な人に教えてもらえるなんて羨ましいなー」


久美子「あらあら、随分持ち上げてくれるわね、何か企んでるのかしら?」


未央「いやいや!私はいつでも素直ですよー」


久美子「ふふ、そうだ、美羽ちゃんの音感チェックでもしようかしら?」


美羽「え!?私ですか!?」


久美子「ええ、これから一緒の部署で頑張るんだから、後輩の実力を見ておかないとね」


久美子「せっかくだし、未央ちゃんもする?」


未央「はい!喜んでさせていただきます!!」


美羽「ちょ、ちょっと恥ずかしいかも・・・」





久美子「ふふふ、じゃ、いくわよ、ピアノの音に合わせて・・・ドー!」


未央「ドー!!」


美羽「ド、ドー・・・」


久美子「美羽ちゃん、恥ずかしがらない、ドー!」


美羽「ドー!!」


久美子「良い感じよ、それじゃ・・・レー!」


未央美羽「「レー!!」」






――――――――――――――――――――――――――――――――――――




久美子「まあ、こんな感じかしら」


未央「えへへ、小学校の音楽の授業思い出したなー」


美羽「そうだね」


久美子「さて、もういい時間だし、そろそろお開きにしましょうか」


未央「あ、あの!また、お邪魔してもいいですか!?」


久美子「え?」




未央「久美子さんのアイドル話とか、私、もっと聞きたいです!」


久美子「あらあら・・・良いわよ、346プロに居るときは大体ここでピアノ弾いてるからいつでも来なさい」


未央「はい!」


美羽「あ・・・わ、私も良いですか?」


久美子「ふふ、あなたは私の後輩なんだから良いに決まってるでしょ」


美羽「はい!」


未央「えっと、今日はありがとうございました!」


美羽「ありがとうございました!」


久美子「はい、また今度ね」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




未央(こうして私は、みゅうと久美子さんに346プロで出会いました)


未央(あの日以来、よくピアノ部屋に3人で集まる事が多くなりました)


未央(そして久美子さんに美の秘訣を聞いたり、ピアノの演奏をしてもらったり、アイドル活動の話をしてもらったりしています)


未央(そんな久美子さんの事を尊敬の意味を込めて私は、「くみねぇ」って呼んでるんだ)


未央(そんな日が続いていたある日の事なんだけど・・・)



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



~ピアノ部屋~



久美子「・・・ねえ、未央」


未央「ん?何?くみねぇ」


久美子「私、前から思ってたんだけど・・・未央の私服っていつもショートパンツよね」


未央「え?」


美羽「あ、私も思ってた、未央ちゃんって中学生の時から制服以外でスカートとか履かないよね」


未央「あ、あはは・・・ほら、アイドル活動中はともかく、基本、私にはスカートとか似合わないじゃん?」


久美子「あら?そういう決め付けは美しくなる為には邪魔なものよ?」


美羽「そうだよ!未央ちゃんはもっとそういう格好するべきだよ!」


未央「い、いや・・・なんか、恥ずかしいし・・・」


久美子「何言ってるの、他人に見られる意識を常に持つ事も美しくなるために必要な事よ」


久美子「そうね・・・2人共、今度の日曜は空いてるかしら?」


美羽「私は空いています!」


未央「わ、私も空いてるけど・・・」





久美子「それなら私達3人でショッピングとか遊びに出かけましょう、未央に合う私服を探す事も含めてね」


美羽「あ!良いですね!未央ちゃん!!行こう!」


未央「あ、遊びに行くのは大賛成だけど・・・私の服まで見る必要は・・・」


久美子「ダメよ、これは決定事項」


美羽「未央ちゃん!観念しちゃいましょう!!」


未央「うう・・・分かりました・・・」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




~日曜日、駅前~



久美子「よし、皆集まったわね」


美羽「はい!」


未央「は・・・はい」


久美子「もう、未央、いつまで恥ずかしがってるのかしら?」


未央「だ、だって・・・」


久美子「私や美羽だって私服買ったりする予定なんだから、気にする事じゃないでしょ?」


美羽「そうだよ未央ちゃん!」


未央「・・・そうだね、よし!本田未央!!ファッションも頑張ります!!」


久美子「その意気よ未央」


未央「でもその前に、遊びに行こうよ!ほら、あそこでボウリングとかしようよ!ね!」


美羽「あはは・・・」


久美子「まったく・・・まあ、まだ時間はあるしそれでも良いかしらね」


未央「そうと決まればさっそく行こー!!」タッタッタ


美羽「あ!未央ちゃん!待ってー」タッタッタ


久美子「ホント元気な子達ね・・・」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




未央「へー、ボウリングだけじゃなくていろんなスポーツ出来そうだね!」


美羽「ホントだねー、何するの?」


久美子「・・・ねえ、二人とも、ちょっと付き合ってもらっていいかしら?」


未央美羽「「?」」





~ダーツ部屋~



未央「へー、くみねぇダーツ得意なの?」


久美子「最近始めたばかりだから得意とは言えないかしら」


久美子「2人はやった事あるかしら?」


美羽「初めてです・・・」


未央「私もー、ルールもあんまりわからないかなー」


久美子「そうね、軽く説明しておこうかしら」





~くみねぇ説明中~



美羽「へー、中心が一番高い点数ってわけでもないんですね」


久美子「まあ最初の内はダブルブル(一番中心)を狙って投げる方がいいと思うわよ」


久美子「試しに一人3本ずつ投げてみましょうか」


未央「くみねぇ!お手本見せて下さい!!」


久美子「はいはい、まあ見てなさい」


久美子「・・・」シュッ

1投目 14点


美羽「すごーい!中心に近いね!」


未央「うん・・・いやーくみねぇ、投げる姿勢もすごく綺麗でかっこいいなー」


久美子「ふふ、いついかなる時も綺麗にあれ!よ♪」シュッ

2投目 12点


美羽「あー・・・さっきよりも中心なのに下がっちゃった・・・」


未央「なるほど・・・奥が深そうですな・・・」





久美子「・・・ラスト!」シュッ

3投目 シングルブル=25点

合計 51点


美羽「わーすごいです!」


未央「えーと・・・51点は高い方なの?」


久美子「全然、初心者卒業するには3投で65点くらいは超えないと駄目なんじゃないかしら?」


美羽「えー!?そうなんですか・・・難しそうだなー」


久美子「まあ、そんなのは気にせずに気軽に楽しみましょう」





未央「そうだね、じゃあ次は、みゅう投げてみる?」


美羽「う、うん・・・よーし・・・えい!」ブンッ

1投目 ハズレ


未央「あらら・・・」


久美子「美羽、力みすぎよ、もっと肩の力を抜いて」


美羽「は、はい!・・・えい」ヒュッ

2投目 9点


未央「おお、外側だけど当たったね!」


久美子「そうそう、そうやって少しずつ調整していくのよ」


美羽「むむむ・・・えい」ヒュッ

3投目 11点

合計  20点


美羽「うわーん!すごく低いよー!」


久美子「落ち込まない、私も最初はそれくらいだったわよ」


未央「なるほど・・・経験が大事と言う訳ですな・・・」






未央「よーし!本田未央!投げまーす!」


美羽「未央ちゃんファイト!」


未央「・・・」シュッ

1投目 3点


久美子「あら、内側に投げられてるわね」


美羽「でも3点です・・・」


未央「・・・よし、大体わかった」


久美子「え?」


未央「・・・」シュッ

2投目 シングルブル=25点


美羽「未央ちゃんすごい!!」


久美子「うそ・・・」


未央「ラスト・・・」シュッ

3投目 シングルブル=25点

合計 53点





未央「よーし!私が1番だね!」


久美子「驚いたわね・・・ホントに初めて?」


未央「ふふーん!スポーツには自信があるからねー」


美羽「未央ちゃんなんでもすぐ上手くなるもんね、羨ましい・・・」


久美子「このまま負けるのは悔しいわね・・・もう1回やりましょ」


未央「うん!やろやろー!」


美羽「私も上手くなるんだから!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――




久美子「ふー結構投げたわね・・・そろそろ出ましょうか?」


未央「そうだねー・・・それにしても・・・」


久美子「何よ?」ジロッ


未央「いやー、くみねぇが本気で投げるときのフォームがなんというか・・・かわいいなーって」


美羽「み、未央ちゃん!」


未央「ちょっとへっぴり腰になってるくみねぇすごく可愛かったよ!!」


久美子「忘れなさい、今すぐ忘れなさい」グニー


未央「は、はひ、わすれまふから、ほっへをつねらないでくだはい・・・」


美羽「あはは・・・」





久美子「それじゃ、そろそろ服を買いに行きましょうか」


未央「う・・・そ、そうだね・・・」


美羽「よーし!今日はいっぱい買うよー」



―――――――――――――――――――――――――――――――――




~服屋さん~


久美子「ここは私がよく来てる店よ、品揃えの良さは保証するわ」


久美子「とりあえず、私と美羽は好きに選んで試着してみましょうか」


美羽「はい!」


未央「え?私は?」


久美子「あなたの服は私達が選ぶに決まってるでしょ」


美羽「未央ちゃん!覚悟しててねー」


未央「マジっすか・・・」


――――――――――――――――――――――――――――――――




~試着室~


久美子「ふふ、どうかしら?」シャッ


未央「わーお!くみねぇ大胆だねぇ!」


美羽「かっこいい・・・」


久美子「ありがとう、でもちょっと肌出しすぎかしら?」


未央「いやいや、くみねぇは肌も綺麗だから似合うと思うなー」


久美子「そ、そう?ありがとう」


―――――――――――――――――――――――――――――




美羽「じゃーん!!どう!?ちょっと大人の女性っぽさ出てない!?」シャッ


未央「・・・いやー、ちょっと違うかなー・・・」


久美子「うーん・・・そうね」


美羽「えー!?なんでー!?」


未央「みゅうには寒色系似合わないと思うなー」


久美子「そうね、というか私達全員似合わない気がするわ」


未央「お?そういう意味では私達って相性良いね!」


久美子「どういう意味よ・・・」


美羽「むー・・・また選んでくる!」


未央「頑張れーみゅうー」


―――――――――――――――――――――――――――――




久美子「さて、それじゃ未央の番ね」


美羽「よーし!可愛いの持って来たよ!」


未央「お、お手柔らかにお願いします・・・」


美羽「それじゃ未央ちゃん!これ着てみて!」


未央「わーお・・・ひらひらスカート・・・」


久美子「何スカートに驚いてるのよ、早く試着しなさい」


未央「はーい・・・」



―――――――――――――――――――――――――――――




未央「ど、どうかな・・・」シャラーン


美羽「良いよ未央ちゃん!可愛い!」


久美子「何よ、普通にスカート似合ってるじゃない」


未央「ちょ、ちょっとこのスカートひらひらしすぎじゃない?」


美羽「えー、普通のスカートだよ」


久美子「まあ、15歳の女の子ならこんな感じが一番似合うと思うわよ」


未央「うう・・・なんか落ち着かない・・・」


久美子「それじゃ、次は私が選んだ服よ」


未央「はい・・・」


―――――――――――――――――――――――――――――




久美子「未央?いつまで着替えてるのかしら?」


未央「あ、あの・・・くみねぇ・・・この服は・・・」


久美子「いいから早く見せなさい」シャッ


未央「あ!ま、まだ心の準備が!」


美羽「おー・・・綺麗だよ未央ちゃん」


久美子「良い感じね」


未央「こ、この服・・・胸の谷間が見えちゃってるんですけど!!」


久美子「何言ってるのよ、私よりスタイル良いんだから活かさないと」


美羽「あ!久美子さん!この服にさっき私が持ってきたスカート合わせたらもっと良くなると思います!」


久美子「なるほど・・・良いかもしれないわね」


未央「まだやるのー!?」


久美子「当たり前よ、今日は未央がメインなんだから」


美羽「未央ちゃん!次はこれだよ!」


未央「ひ、ひえー!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




久美子「良い買い物が出来たわね」


美羽「はい!久美子さんに選んでもらえてよかったです!」


久美子「ふふ、ありがとう」


未央「うう・・・着せ替え人形の気持ちがわかったよ・・・」


久美子「あら失礼ね、本気で選んであげたのに」


未央「いや、それはうれしいけど・・・」


美羽「未央ちゃんその服すごく似合ってるから大丈夫だよ!」


未央「あ、ありがとう・・・」


久美子「未央、明日346プロにはその服で来る事、いいわね?」


未央「え!?」


久美子「CPの人にも見てもらって感想を聞いてきなさい、女の子はそうやって美しくなっていくものなのよ」


美羽「そうだよ!凛さんや卯月さんも驚くよ!」


未央「そ、そうかなー・・・」


久美子「決定事項よ、大丈夫、未央の魅力をしっかり引き出してくれる服だから」


未央「くみねぇ・・・よし!わかりました!」


久美子「その意気よ」





久美子「それじゃ、今日はこれでお開きにしましょう」


美羽「久美子さん!今日はありがとうございました!」


久美子「こちらこそ、楽しかったわ」


未央「くみねぇ、今日はありがとう!また今度遊びに行こうね!」


久美子「ええ、また遊びましょう」


未央「それじゃ、みゅう、帰ろっか、くみねえ!また明日!」タッタッタ


美羽「うん!久美子さん!また明日!」タッタッタ


久美子「気を付けて帰りなさーい」


久美子「・・・・・・」


久美子「ふふ・・・」


―――――――――――――――――――――――――――――




~翌日、CPルーム~




前川みく「今日も一日頑張るにゃ!」


多田李衣菜「そうだね!ロックに行くぜ!」


卯月「未央ちゃん、今日は遅いですね・・・」


凛「そうだね、いつもならもう来てるはずだけど・・・」


みく「確かに遅いにゃ」






ガチャッ



未央「お、おはようございまーす・・・」


卯月「未央ちゃん!おはようござ・・・」


凛「・・・未央?」


みく「え?」


李衣菜「・・・」





未央「あ、あははー・・・今日はちょっとオシャレしてみちゃったりなんかしてー・・・」


卯月「未央ちゃん!」


未央「な、何かなしまむー?」


卯月「今日の未央ちゃんすごく綺麗です!」


凛「うん、似合ってると思うよ」


未央「そ、そう?」


みく「へー、いつもの未央ちゃんと雰囲気が全然ちがうにゃ」


李衣菜「うん、かなりロックだね」


未央「ロックじゃないから」





卯月「今日はどうしたんですか?」


未央「いや・・・私にもこういう服って似合うのかなーって思ってね」


凛「ふーん・・・ふふ、やっぱり未央も女の子だね」


未央「ちょっとしぶりん!それはどういう意味だい!?」


凛「ごめんごめん」





ガチャッ



武内P「おはようございます」


未央「え?」


卯月「おはようございます!プロデューサーさん、見てください!今日の未央ちゃんすごく綺麗です!」


未央「ちょ、ちょっとしまむー!?」


武内P「・・・・・・」


未央「あ、いや、その・・・ど、どうかな?・・・」


武内P「・・・ええ、とても素敵だと思います」


未央「あ、あう・・・・・・」カァー


武内P「本田さん?」


未央「きょ、今日は早めにレッスンスタジオに行ってきまーす」ダダダッ


武内P「本田さん!?」


卯月「未央ちゃん!?」


武内P「・・・なにか悪い事をしてしまったのでしょうか?」


凛「・・・プロデューサーは悪くないよ」ハァ


みく「相変わらず押しには弱いにゃ」


李衣菜「なかなかロックだね」


みく「李衣菜ちゃんは黙っとくにゃ」




~午後、ピアノ部屋~



久美子「それで、その服を見たCPの皆はどうだったの?」


未央「うん、皆褒めてくれたよー・・・ちょっとハプニングはあったけど」


美羽「よかったね未央ちゃん!」


未央「ありがとう、みゅう」


久美子「ふふ、美羽にも今日は嬉しい事あったわよね」


未央「え?」


美羽「未央ちゃん!私ね!CDデビューが決まったよ!!」


未央「ホント!?やったじゃんみゅう!」


久美子「ちなみに、私のライブイベントの時に前座として出てもらうわ」


未央「おおー!すごいねー!」


美羽「うん!今から緊張しちゃうよー!」


未央「・・・大丈夫、きっとお客さん皆、笑顔で迎えてくれるよ」


美羽「未央ちゃん・・・うん!私頑張るね!」





未央「みゅうがデビューしたら、いつかくみねぇと私とみゅうで共演したいなー」


久美子「ふふ、良いわね、うちのプロデューサーに相談してみましょうか?」


美羽「うわー、楽しみだなー」


未央「えへへ・・・くみねぇ、みゅう」


久美子「何かしら?」


未央「私もみゅうもくみねぇも忙しくなっていくと思うけど」


未央「それでも、2人とはこれからも仲良くしていきたいな」


美羽「未央ちゃん・・・うん!これからもよろしくね」


久美子「ええ、よろしく」


未央「うん!」



――――――――――――――――――――――――――――――――




未央(みゅうのCDデビュー、くみねぇのライブイベント、そして私も仕事が少しずつ増えていって)


未央(もっともっとアイドル活動が楽しくなっていくと思ったんだ・・・だけど・・・)


未央(それから少し経ったある日、美城常務が346プロに戻ってきて、アイドル部門を白紙にしちゃったんだ)


―――――――――――――――――――――――――――――――――




~さらに数日後、××部署~



久美子「・・・ねえ、プロデューサー」


××P「・・・何だ?」


久美子「いつまでこの状況は続くのかしら?」


××P「・・・すまん、久美子のライブイベントはその内・・・」


久美子「私の事はどうでもいいわよ!!美羽のCDデビューはいつまで延期するつもり!?」


××P「・・・それは・・・」


久美子「美羽がデビューイベントの為にどれだけレッスン頑張っていたのかわかっ・・・」


美羽「久美子さん!やめてください!」


久美子「美羽・・・でも・・・」


美羽「CDデビューが延期になったのは・・・私だけじゃないですから・・・」


久美子「っ・・・」


××P「・・・美羽、本当に申し訳ない・・・」


美羽「大丈夫です!私もっとレッスン頑張りますから!!」


××P「・・・・・・」





久美子「はぁ・・・どこの部署も暗い空気で嫌になるわね」


××P「そうだな・・・そういえば・・・」


××P「二人とも、NGの本田さんと仲良かったよな」


美羽「あ、はい・・・」


××P「CPもいろいろ大変みたいでな・・・彼女、ソロ活動始めるらしい」


久美子「え・・・」


美羽「未央ちゃん・・・」


××P「おそらく、美城常務がプロデュースするProject KroneにNGの渋谷さんが参加する事に関係があると思うが・・・」


久美子「・・・ねえ、プロデューサー」


××P「何だ?」





久美子「CPって確か、他の部署に協力を呼び掛けていたわよね」


××P「ああ、そうだったな・・・」


久美子「その話、私達も受けましょう」


××P「え・・・だ、だが、あまり美城常務を刺激するような真似は・・・」


久美子「このままじっとしていても何も変わらない」


久美子「だったら、私はCPに掛けてみたい」


久美子「それに、未央が困っているなら私は力になりたいわ」


美羽「あ・・・わ、私も!未央ちゃんの力になりたいです!」





××P「・・・そうだな、実際、CPに他の部署のアイドルが多く協力しているみたいだしな」


××P「俺達も掛けてみるか!これから忙しくなるぞー」


久美子「ふふ・・・美羽、覚悟はいいかしら?」


美羽「はい!久美子さん!」


久美子「それじゃ・・・未央に会いに行きましょう!」





以上で終わりです。ここまで見てくれた方ありがとうございました。


とりあえず1回は書きたかったサンセットノスタルジーのお話です。


相変わらず長くなってしまう事は多めに見て下さい。


後、ダーツもそんなに詳しくないので細かい事は気にしないでいただけると助かります。


ゲームの未央はスカートをはいているカードとかあるのですが、アニメの未央は基本ショートパンツなのがちょっと残念です。


いつか【ニュージェネレーション】本田未央のカードの様な服をアニメで着てくれるんでしょうか・・・


アニメが始まった時はもしかしたら、もしかしたら、久美子さんと美羽に声がついてサンセットノスタルジーが見れるかもしれないと思っていましたが、そんなことはなかったですね(落胆)


それどころかポジパもまだ分からない状況・・・泣きそうです。


こうなったらスターライトステージで久美子さんと美羽のモデルが出来るのを待って、サンセットノスタルジーとポジティブパッションを合体させた5人組ユニットを作るしかないですね


・・・それも難しいですね(白目)


過去に書いたSSも置いておきますのでよければご覧下さい。




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