島村卯月「嫌・・・」渋谷凛「えぇ・・・」本田未央「しまむー・・・」【モバマスSS】 (64)



モバマスのSSです。


アニメ15話を見て浮かんだ話です。


凛はトライアドプリムス、未央はポジティブパッションを掛け持ちしてる設定で書いてます。


書き溜めした物をまとめて投稿しますが上手く出来ないかもしれません。


それでもよろしければお願い致します。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438499729




本田未央「・・・ちょっと行ってくる!」


渋谷凛「行くってどこに?今は待つように言われてるでしょ」


未央「・・・それは・・・そうだけど・・・」


未央「でも!!こんな酷い事ってないじゃん!!なのに待ってるだけなんて・・・」


未央「しぶりんだって言ってたじゃん!!」


凛「っ・・・・・・」


未央「しまむーはどうなの?」


島村卯月「え!?わ、私ですか!?」


卯月「えーと・・・えーと・・・あの、あの・・・頑張ります!!」


凛「・・・・・・」


未央「・・・・・・」


卯月「レッスンいっぱいして、ライブだってありますし、まずはそれを頑張って・・・」


卯月「えーと・・・それから・・・あれ?すみません・・・何か変な事言っちゃったかな・・・」


卯月「でも、ケンカは良くないって、あの・・・」


凛「卯月」


卯月「凛ちゃん?」







凛「卯月はそれしか言えないの?」


卯月「・・・え?」






未央「今頑張るか頑張らないかなんて聞いてないよね?」


卯月「あ・・・でも・・・私・・・」


凛「・・・もういいよ、未央、2人で考えよう」


未央「そうだね・・・じゃあね、しまむー」


卯月「ま、待って!凛ちゃん!未央ちゃん!」


卯月「私を・・・私を・・・」







卯月「置いて行かないで!!!」ガバッ


卯月「ハァ・・・ハァ・・・夢・・・?」


卯月「・・・凛ちゃん・・・未央ちゃん」ガタガタ







―――――――――――――――――――――――――――――






未央「あ!しぶりん!おはよう!」


凛「おはよう未央」


未央「いや~、346プロに行く間にしぶりんと会うなんて珍しいね」


凛「そうだね、千葉から通うの大変じゃない?」


未央「そうなんだよね~毎朝未央ちゃんはおねむで御座います」


凛「女子寮を使う気はないの?」


未央「ん~・・・一時考えたんだけどね~、お父さんとお母さんとお兄ちゃん、遅くまで帰ってこない時があってね」


未央「弟が家に一人ぼっちになっちゃうから帰るようにしてるんだ」


凛「へ~、良いお姉ちゃんだね」


未央「ちょ、ちょっと・・・照れるじゃん・・・」


凛「ふふふ」






~346プロ~


未央「さて、しまむーはもう事務所に着いてるのかな」


凛「どうかな?とりあえず入ろうよ」


未央「うん」ガチャッ


未央「おっはよー!!」


凛「おはよう」


前川みく「あ!未央ちゃん、凛ちゃん!遅いにゃ!!」


未央「え?」


凛「まだ結構時間あると思うけど・・・」


みく「そうじゃなくて、卯月ちゃんが・・・」


??「凛ちゃん!!未央ちゃん!!」ガバッ!!


未央「うわぁ!?」


凛「な、何!?」






卯月「うぅ・・・見捨てないで・・・見捨てないで下さい・・・」ギュー


未央「ちょ、ちょっとしまむー!?どうしたの!?」


凛「と、とりあえず離れてくれない?」


卯月「嫌・・・嫌です・・・」ギュー


凛「えぇ・・・」


未央「しまむー・・・」




―――――――――――――――――――――――――――――――





武内P「・・・これは、どういう状況なのでしょうか?」


未央「むしろ私が聞きたいです・・・」(ソファーの左側に座っている)


凛「みくは何か知らないの?」(ソファーの右側に座っている)


卯月「凛ちゃん・・・未央ちゃん・・・」ガシッ(ソファーの真ん中に座り、未央と凛の腕に自分の腕を絡ませる)





みく「今日はいつもより早く目が覚めちゃったから早めに事務所に来たんだにゃ」


みく「だから誰もいないと思って事務所に入ったら卯月ちゃんがソファーにうずくまっていたにゃ」


みく「慌てて卯月ちゃんに声をかけたんだけど、卯月ちゃんずっと「凛ちゃん・・・未央ちゃん・・・」って繰り返し呟いてて・・・」


未央「なにそれ怖い」


卯月「私、もっと頑張りますから・・・見捨てないで下さい・・・」


凛「卯月・・・本当にどうしたの?」


未央「そうだよ、昨日はあんなに元気だったのに・・・」





武内P「・・・島村さん、昨夜、何かありましたか?」


卯月「!」ビクッ


武内P「例えば、その、渋谷さんや本田さんに突き放される夢を見たとか・・・」


卯月「~~~~~~!!!」ギュウウウウウ!!!


凛「卯月!!痛い!!痛いって!!」


未央「腕、腕の血が止まる~~!!」


みく「・・・Pちゃん、ビンゴみたいだからその話はストップにゃ」


武内P「・・・申し訳御座いません」





みく「でもこのままじゃ今日はNGの皆はレッスンできないんじゃないかにゃ?」


武内P「そうですね・・・」


未央「う~ん・・・そうだ!!ダンスレッスンは無理だけどボーカルレッスンなら出来るんじゃない?」


凛「いや・・・確かにボーカルレッスンなら離れずに出来るけど・・・」


みく「・・・このままくっつきあったままレッスンスタジオに行くのかにゃ?」


未央「あ・・・」


凛「・・・スタジオまで結構距離あるし、いろんな人に見つかると思うよ・・・」


未央「・・・トレーナーさんをこっちに呼ぶとかは・・・」


武内P「それは出来ません・・・」






みく「まあ、NGの三人はとっても仲良しだって事は皆知ってると思うし多少くっついて歩いても大丈夫じゃないかにゃ?」


凛「限度があるでしょ・・・」


未央「ねぇしまむー?せめてスタジオに着くまでは離れて歩こうよ?ね?」


卯月「嫌!私もっと頑張りますから!お願いです!見捨てないで!」ギュウウウウウ


未央「痛たたたたた!!」


凛「未央!今の卯月を刺激しないで!私にも被害が来るから!」


未央「ご、ごめん!」





凛「卯月、このままで良いから一緒にスタジオに行こ?」


卯月「凛ちゃん・・・未央ちゃん・・・一緒に居てくれますか?」


未央「おうよ!私達はいつでも一緒だよ!安心して」


凛「だからレッスン頑張ろ?」


卯月「・・・うん・・・」ギュッ




~346プロ通路~


ザワザワ ヒソヒソ



卯月「・・・・・・」ギュッ


未央「うう・・・見られてる・・・」


凛「未央・・・気にしたら駄目だよ・・・」


未央「でも・・・さすがに恥ずかしいよ・・・3人で腕組みながら歩くなんて・・・」


凛「だから言わないで・・・私も恥ずかしくなってくるじゃん・・・」






高森藍子「未央ちゃん?おはよう御座います」


日野茜「皆さん!!おはよう御座います!!」


未央「あ、あーちゃん!茜ちんもおはよう!」


藍子「凛ちゃんに卯月ちゃんもおはようございます」


凛「おはよう、藍子、茜」


卯月「おはよう御座います」


藍子「えっと・・・今日は三人ともすごく仲良しですね?」


茜「微笑ましいですね!!」


未央「えっと・・・実は」





~未央、事情を説明~






茜「それは・・・大変ですね!」


未央「うん、だから今日はしまむーのそばに居るつもりだよ」


藍子「・・・卯月ちゃん」


卯月「・・・はい?」


藍子「大丈夫ですよ、未央ちゃんは卯月ちゃんの事大好きですから」


未央「ちょ、あーちゃん!?」





藍子「未央ちゃんったら、私達と一緒に居る時でもよく卯月ちゃんや凛ちゃんの事を楽しそうに話しているんですよ」


茜「そうですね!!お二人の事を話している未央ちゃんはとてもうれしそうです!!」


未央「ちょ、ちょっと二人とも!?あんまりその事は言わないで!」


凛「未央・・・」


卯月「未央ちゃん・・・」ギュッ


藍子「だから・・・私は卯月ちゃんと凛ちゃんが・・・少し羨ましいなって・・・」


未央「・・・あーちゃん?」





藍子「ふふ、なんでもありません、それじゃ私と茜ちゃんもそろそろレッスンなので失礼しますね」


茜「それでは皆さん!!失礼します!!」


凛「うん、またね」


藍子「未央ちゃん、また落ち着いたらお話しましょうね」


未央「・・・うん、またね・・・」


未央「・・・・・・」





凛「私達ももうすぐレッスンだし、急ごうか」


未央「そうだね」スッスッスッ


凛「未央?スマホ弄って何してるの?」


未央「うん・・・ちょっとだけ・・・送信っと!」


未央「ごめん、それじゃ急ごうか、ね?しまむー?」


卯月「は、はい・・・」ギュッ






――――――――――――――――――――――――――――――――





茜「それにしてもNGの皆さんは本当に仲良しですね!!」


藍子「ふふ、そうだね」


茜「PPも負けないくらいに友情を深めていきたいですね!!」


藍子「・・・うん、そうだね・・・あれ?メールだ・・・未央ちゃん?」


未央『あーちゃん、さっきはありがとう』


未央『おかげでしまむーも少し楽になったと思う』


未央『後、確かに私はしまむーとしぶりんの事を大切に思っているけど』


未央『あーちゃんや茜ちんの事も負けないくらい大切な友達だと思ってるから』


未央『だから、これからもよろしくね』






藍子「・・・未央ちゃん・・・」


茜「藍子ちゃん?どうしましたか!?」


藍子「ふふ、なんでもないよ、レッスン頑張ろう?」


茜「?・・・そうですね!!!燃えていきましょう!!!」






―――――――――――――――――――――――――――――――




~レッスンスタジオ~



NG「よろしくお願いします!」


ベテトレ「あ、ああ、事情は武内Pから聞いているが・・・島村、大丈夫か?」


卯月「は、はい・・・凛ちゃんと未央ちゃんが一緒なら大丈夫です・・・」ギュッ


ベテトレ「そうか・・・まあ今日は軽めのレッスンにして早めに切り上げよう」


卯月「・・・すみません」


ベテトレ「気にするな・・・渋谷、本田、しっかり島村を見ていてやれよ」


凛未央「はい!」


ベテトレ「それじゃ、発声練習から行くぞ」




――――――――――――――――――――――――




ベテトレ「以上でレッスンを終了する!!」


NG「ありがとう御座いました!」


ベテトレ「今日は事務所に戻って島村のそばに居てやれ」


凛「そうします」


未央「しまむー、行こ?」


卯月「はい」ギュッ


未央「もう、甘えん坊だなーしまむーは」


凛「未央、茶化さない」


未央「えへへ、ごめん」




―――――――――――――――――――――




~事務所~




未央「戻りました~」ガチャッ


凛「お疲れ様です」


北条加蓮「あ、お疲れ~、お邪魔してるよ」


神谷奈緒「お疲れ様」


凛「加蓮、奈緒?どうしたの?」


加蓮「いや、なんかNGの三人がすごい仲良しだって噂になってたから来たんだけど・・・」


奈緒「・・・ホントに腕組んでいるんだな・・・」


凛「あ~・・・実は・・・」





~凛、事情を説明中~



奈緒「そんな事が・・・卯月、大丈夫か?」


卯月「はい、大丈夫です・・・ごめんなさい」ギュッ


加蓮「レッスンも腕組んで受けてたの?」


未央「あはは・・・まあ、今日はレッスンだけだったからよかったよ」


加蓮「・・・へぇ~、良いな~」


凛「え?」


加蓮「凛ってば私が腕組もうって言ってもいつも無視するじゃん」


凛「いや、当たり前でしょ・・・」


加蓮「というか凛って私や奈緒には冷たいくせに卯月にはすっごく優しいよね~」


奈緒「・・・それはちょっとわかるな・・・」


凛「ちょっと二人とも!?」






加蓮「だって凛って卯月の話になるとすごく優しそうな表情で卯月の事語ってるじゃん」


奈緒「そうだよな、「卯月の笑顔にはいつも癒されてるよ」とか言ってるもんな」


卯月「凛ちゃん・・・」ギュッ


凛「いや・・・それは・・・」カオマッカ


未央「・・・あの~お二人さんや?私の事は何も無いんですかね?」


加蓮「ふふ、未央の事も話してるよ」


未央「お?しぶりんは私の事どう話してるのかな~?」


凛「ちょっと未央!何聞こうとしてるの!?」





加蓮「例えば・・・「未央はもうちょっとお淑やかになってほしい」とか」


奈緒「「いっつも私や卯月を振り回すから大変だよ」とか愚痴ってるな」


未央「あれ~!?想像してたのと違うんだけど!?」


加蓮「でも」


未央「でも?」


加蓮「その時の凛ってすごく楽しそうに話してるよね」


奈緒「そうだな、全然嫌そうじゃないもんな」


未央「お、おう・・・」カオマッカ


凛「加蓮、奈緒・・・もういいから止めて・・・」カオマッカ





加蓮「ホ~ント、凛ってばTPで居る時にも卯月や未央の事ばっかり・・・」


凛「・・・」


加蓮「私達の事なんてどうでも 凛「そんな事ないから」


加蓮「え?」


凛「確かに私は、卯月や未央に出会えてすごく良かったって思ってる」


凛「でも、加蓮と奈緒に出会えた事にもすごく感謝してるから」


奈緒「凛・・・」


凛「例え冗談でも、どうでもいいなんて言わないで」


加蓮「あ、うん・・・ありがとう」





奈緒「あ~・・・それじゃ私達は午後からレッスンだからそろそろ行くか」


加蓮「うん、そうだね・・・ねえ、凛」


凛「何?」


加蓮「これからも・・・よろしくね?」


凛「・・・そんな当たり前の事聞かないでよ」


加蓮「・・・うん!じゃあね!!」



――――――――――――――――――――――――――




未央「ふむ・・・しぶりんには女たらしの才能がありますな」


凛「は?」


未央「加蓮ちゃんや奈緒ちゃんを丸め込んじゃって・・・このこの~」


凛「未央、怒るよ?」


未央「あはは・・・でも、さっきの言葉はうれしかったよ、ね?しまむー?」


卯月「はい・・・凛ちゃん、ありがとう」ギュッ


凛「う、うん・・・」






――――――――――――――――――――――――――――――――



ガチャッ



武内P「お疲れ様です・・・島村さん、具合はいかがですか?」


卯月「朝よりは良くなってきました・・・でも、まだ少し・・・」ギュッ


武内P「そうですか、無理をなさらず」


武内P「皆さん、今日は家に帰らないといけない予定はありますか?」


未央「いや、今日はお兄ちゃんが家にいるはずだから帰る必要はないけど・・・」


凛「私も、特に予定はないよ」


卯月「えっと・・・ママに連絡をすれば問題ないです」


武内P「でしたら、今日はNGの皆さんは女子寮を使うのはいかがでしょうか?」


未央「女子寮?」





武内P「はい、寮の部屋には小さい子が使用する際に保護者が一緒に使える様、大きい部屋があります」


武内P「先程、確認をした結果、その大きい部屋がひとつ空いていました」


武内P「ですので、今日一日三人で共に居られる様にその部屋を使ってみてはどうでしょうか?」


武内P「そうすれば、島村さんも元気になれるかと思いましたが・・・」


凛「うん、良いんじゃない?明日は学校休みだし」


卯月「凛ちゃん、未央ちゃん・・・ごめんなさい」ギュッ


未央「もー、しまむー、謝らないの!むしろ三人でお泊りなんて楽しみだよー」


凛「ふふ・・・早くいつもの卯月に戻ってほしいしね」





武内P「それでは、今日は早めに寮に移動しておきますか?」


凛「そうだね、これ以上他の人に見られても困るし」


武内P「了解です、それでは千川さん、案内をお願いします」


千川ちひろ「はい、それでは私についてきてください」


未央「ちひろさん!?いつから居たんですか!?」


ちひろ「最初からですよ」


ちひろ「それではいきましょう」





~女子寮~



ちひろ「ここが今日皆さんが使用する部屋です」


未央「お~確かに広いね!」


凛「・・・大きいベットが一つだけ・・・」


ちひろ「パジャマや着替えはそこのタンスに入っていますので自由に使ってくださいね」


ちひろ「それでは皆さんごゆっくり」


未央「ちひろさん!ありがとう御座いました!」


凛「・・・さて、どうしようか?」


未央「ん~、まだ夜まで時間あるし、三人でTVでも見ながらのんびりしてようか」


凛「そうだね、ほら、卯月、そこに座ろ?」


卯月「はい・・・」





~数時間後~



未央「いや~やっぱり鈴帆ちゃんと笑美ちゃんのコンビは面白いね」


凛「・・・アイドルって何だろうね・・・」


未央「しぶりんもハリセン持ってツッコミいれるようにしたら面白くなるんじゃないかな?」


凛「やだよ・・・」


卯月「ふふふ・・・」


未央「お?しまむー元気になってきた?」


卯月「はい、だいぶ治ってきました」


未央「・・・よし、なら少し離れても大丈夫かな?」


卯月「・・・だ、大丈夫です」


凛「・・・ホントに?」


未央「それじゃしまむーちょっと離れるよ・・・」スッ


卯月「はい・・・」


凛「卯月、大丈夫?」


卯月「だ、大丈夫です」


未央「おお、良いぞしまむー!」


凛「・・・治ったのかな?」


未央「それじゃ、私ちょっと部屋から出るね」ガチャッ




卯月「ダメ!未央ちゃん!」ダダダッ ダキッ!


未央「ぐふっ!!」ドンッ!


卯月「私の前から居なくならないで・・・グスッ・・・」ギュゥ


凛「・・・同じ部屋に居れば大丈夫なくらいには治ってきたのかな?」


未央「しぶりん・・・私の心配もしてほしいな・・・」





未央「でも少し離れても大丈夫みたいだね」


凛「そうみたい、これならご飯も食べにいけるかな」


未央「おお、そういえば朝から何も食べてなかった」


凛「色々あって食べるのも忘れてたね・・・」


未央「よし、食堂に行こっか」


凛「卯月、行こう」


卯月「はい・・・」



~食堂~



みく「あっ、三人ともおつかれにゃ」


未央「みくにゃんおつかれー、ここでご飯食べられるのかな?」


みく「そっちに食器とかおかずがあるから自由に取ってくるといいにゃ」


未央「了解、ありがとね」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




みく「もうくっついていないけど卯月ちゃんは大丈夫なのかにゃ?」


凛「よくはなってきたけど、まだ卯月に見える所に居たほうが良いかな」


みく「にゃるほど、明日にはいつもの卯月ちゃんに戻ると良いにゃあ」


卯月「頑張ります・・・」


未央「しまむー、ゆっくりでいいんだよ」


みく「・・・なんだか未央ちゃんが優しいにゃ」


未央「みくにゃーん?どういう意味かな?」


みく「なんでもなーいにゃ」


未央「まったく、私はしまむーやしぶりんには優しいんだぞ!ね、しぶりん!」


凛「・・・そうだね」


未央「その間は何かな!?」





凛「所で李衣菜は今日はお泊りじゃないの?」


みく「え?いや・・・別に李衣菜ちゃんはいつも来るわけじゃにゃいけど・・・」


未央「そうなの?てっきり毎日来てるのかと思ったよ」


みく「むしろ何故そう思ったのにゃ・・・」


未央「えー?みくにゃんとリーナっていつも一緒に居るイメージだけどなー」


みく「にゃいにゃい、一緒にいると李衣菜ちゃんのワケわかんないロック話で頭痛くなってくるにゃ」


凛「そうなんだ」





みく「さて、そろそろいい時間だし、三人とも今日はお風呂入って早く寝るにゃ」


未央「オッケー、それじゃしまむー、しぶりん、お風呂に行こうか」


凛「うん」


卯月「はい」


凛「それじゃみく、また明日」


みく「うん、また明日」


みく「・・・・・・」


みく「三人一緒にお風呂入るのに抵抗は無いのかにゃあ・・・」




~女子寮部屋~



未央「ふ~、いいお湯だったね~」


卯月「そうですね・・・未央ちゃん、髪まで洗ってもらってすみません」


未央「いやいや、しまむーの髪って綺麗だからさわって見たかったし」


未央「うーん・・・私も二人みたいに髪伸ばしたほうが良いのかな・・・」


卯月「そんな事ないです!未央ちゃんは今のままが一番です!」


未央「えへへ、ありがとしまむー」


未央「・・・所でしぶりんはさっきから難しい顔してどうしたの?」


凛「いや・・・二人ともスタイルいいよね・・・」


未央「あ・・・あはは、そんな気にする事じゃないと思うよ・・・」


卯月「そうですよ!私は凛ちゃんのシュッとしたスタイルが羨ましいです!」


凛「うん・・・ありがとう」





未央「さて、今日はもう寝よっか」


凛「・・・やっぱりこのベットに三人で寝るんだよね・・・」


卯月「うう・・・すみません凛ちゃん・・・」


凛「あ、いや、別に嫌ってワケじゃ・・・」アセアセ


未央「はいはい、もう電気消すよー」カチッ





未央「いやー私達三人で川の字になって寝る日が来るとはね・・・」


凛「卯月、調子はどう?大丈夫になってきた?」


卯月「はい、もう大丈夫だと思います」


未央「まあ、今日はこのまま安静にして、明日しまむーが完全復活することを願おうよ」


卯月「・・・今日は本当にすみません・・・私・・・」


凛「卯月?」





卯月「・・・私が養成所に通っていた頃、同期の子達が皆、辞めちゃった事がありました」


卯月「その時は確かにすごく悲しかったけど、あきらめずに頑張ってこれました」


卯月「・・・今日の事はそれと違ってただの夢だったはずなのに・・・」


卯月「すごく怖くて・・・頭が真っ白になっちゃって・・・」


未央「しまむー・・・」


凛「卯月・・・」


卯月「ごめんなさい・・・私・・・いつも二人に迷惑掛けて・・・」





未央「しまむー、デビューイベントの時なんだけどさ・・・」


卯月「未央ちゃん?」


未央「私がバカやって、プロデューサーに説得されて、皆の前に謝りに行くときね」


未央「しまむーには失望されるんじゃないかなって思ってた」


卯月「え?」


未央「しまむーのこれまでの努力を踏みにじるような事しちゃったし、許してくれなくても仕方ないかなって思ってた」


未央「だからさ、覚悟してしぶりんと一緒に皆の前で謝った時、しまむーがあんなに泣きながら向かえてくれて、すごく嬉しかった」


未央「その時に私決めたんだ、これからもずっとしまむーとしぶりんと一緒にアイドル活動していこうって」


未央「今はPPの茜ちんやあーちゃんもCPの皆も大切な友達だけど」


未央「絶対にしまむーの事見捨てたりなんかしないから、信じてほしいな」


卯月「未央ちゃん・・・」





凛「卯月、覚えてる?私と卯月とプロデューサーが最初に出会った公園での事」


卯月「凛ちゃん?」


凛「あの時、卯月は楽しそうにアイドルになりたい理由を語ってくれたよね」


凛「そんな卯月の笑顔がすごく眩しくてさ・・・私も卯月みたいに夢中になれるのかなって思ってアイドルになったんだ」


凛「そして、未央とも出会ってNGとしてアイドルデビューして、いろいろ大変なこともあったけど」


凛「その時にはいつも卯月の笑顔を思い出してたんだよ」


卯月「凛ちゃん・・・」


凛「それからサマーフェスティバルを成功させたり、TPを結成したりいろんな変化があったけど」


凛「卯月の笑顔に出会ってなかったらこんな気持ちを感じる事も出来なかったんだろうなって思う」


凛「だから、卯月には本当に感謝してる」


凛「でも、今日は卯月の笑顔を見る事が出来なかったからさ」


凛「明日には笑顔になってほしいな」


卯月「・・・うん・・・」グスッ





未央「えへへ・・・私も、しまむーの笑顔みたいなー」


卯月「はい・・・明日から私、頑張ります!」


卯月「だから、今日だけはこのまま三人で・・・」ギュッ


凛「うん、お休み、卯月」


未央「お休み、しまむー」


卯月「凛ちゃん、未央ちゃん、お休みなさい・・・」






―――――――――――――――――――――――――――



チュンチュン





未央「ん・・・朝・・・?」


凛「未央、おはよう」


未央「しぶりん?おはよう・・・あ、そうか・・・女子寮に寝泊りしてたんだった・・・」


凛「寝惚けてないではやく顔洗ってきなよ」


未央「そうだね・・・あ!しまむーは!?」


卯月「あ!未央ちゃん!おはよう御座います!」


未央「しまむー!おはよう!もう大丈夫なの?」


卯月「はい!島村卯月、完全復活です!!」ニコッ


未央「おー!しまむーのスーパースマイルだー!」


凛「何それ・・・でも、ホントによかったよ」


卯月「凛ちゃん、未央ちゃん、本当にありがとう御座います!!私、これからもっともっと頑張ります!」


未央「よ!それでこそしまむーだ!!」


卯月「えへへ・・・」


凛「はいはい、早く準備して事務所に行くよ」


未央「おっと、そうだった」







――――――――――――――――――――――――――――――



~CP事務所~




未央「だれかもう来てるかな?」


卯月「どうでしょうか?まだ結構早い時間ですし・・・」


凛「とりあえず入ろうよ」




ガチャッ




未央「おはようございまーす!」


多田李衣菜「あ!み、未央ちゃん!助けて!!」


未央「リーナ?どうした・・・の・・・」


卯月「李衣菜ちゃ・・・ん・・・」


凛「・・・何これ?」






みく「李衣菜ちゃんはみくを見捨てないよね!?夏樹ちゃんの所に行ったりしないよね!?」ギュウウ


李衣菜「だから何の話かな!?というか腕!腕をそんなに締めないでよー!?」


未央「・・・もしかして、みくにゃんも何か嫌な夢見たのかな・・・?」


凛「嘘でしょ・・・」


李衣菜「ちょっと未央ちゃん!卯月ちゃん!凛ちゃん!見てないで助けてよ!」


未央「・・・よし、しまむー、しぶりん、今日はこのままレッスンスタジオに行こうか」


凛「・・・そうだね」


卯月「え?で、でも・・・」


未央「しまむー、私達は何もみなかった、いいね?」


卯月「あ・・・はい・・・」


李衣菜「ちょっと!?何スルーしてるのかな!?ねえ三人とも!?」






みく「何ほかの女と話してるにゃ!今はみくの顔を見て話すにゃ!」ギュウウウウ


李衣菜「だれか、だれか助けてー!!」




以上で終わりです。ここまで見てくれて方ありがとうございました。

にゃんみお可愛い

アニメ15話で凛と未央がケンカして卯月が「頑張ります」発言をした時に、一瞬このSS冒頭の展開が浮かんでしまい思わず書いてみました。


なんか無駄に長くなっちゃったけどご了承下さい。


これは本格的に卯月のシリアスきそうですねぇ・・・にゃんみお可愛い

個人的には奈緒と加蓮はやっぱりタメ口が良いかなと思い、その設定で書きました。


アニメ16話は良いみくななが見れてよかったです。もしかすると「397cherry」が見れるかもとちょっと期待したいです。後、にゃんみお可愛い


それとNO_MAKEで蘭子が「NGも等しく輝く三つの星」って言ってましたけど・・・これはNGでのミツボシフラグなんでしょうか?


ますますアニメから目が離せないです。それとにゃんみお可愛い


次回はそろそろポジティブパッションのSS書けたらいいなーと思っています。後、できればサンセットノスタルジーも書きたい・・・


過去に書いたSSも置いておきますのでよければご覧下さい。やっぱりにゃんみお可愛い


高森藍子「一緒にレッスンしませんか?」 本田未央「え?」【モバマスSS】

高森藍子「一緒にレッスンしませんか?」 本田未央「え?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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渋谷凛「卯月の家に」本田未央「遊びに行こー」【モバマスSS】


渋谷凛「卯月の家に」本田未央「遊びに行こー」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
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渋谷凛「ちょっといいかな?」 高森藍子「はい?」【モバマスSS】


渋谷凛「ちょっといいかな?」 高森藍子「はい?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430696409/)


本田未央「トーク練習を始めまーす」渋谷凛「え?」【モバマスSS】


本田未央「トーク練習を始めまーす」渋谷凛「え?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432977695/)


にゃんみお可愛い


一ノ瀬志希「ハスハス~♪」多田李衣菜「うわぁ・・・」【モバマスSS】


一ノ瀬志希「ハスハス~♪」多田李衣菜「うわぁ・・・」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435850278/)


神谷奈緒「あ、あの・・・」本田未央「え?」【モバマスSS】


神谷奈緒「あ、あの・・・」本田未央「え?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436016520/)


本田未央「えっと・・・これって・・・」安部菜々「うわーーー!!」【モバマスSS】


本田未央「えっと・・・これって・・・」安部菜々「うわーーー!!」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436872704/)


新田美波「ミツボシ☆☆★・・・」本田未央「え?」【モバマスSS】


新田美波「ミツボシ☆☆★・・・」本田未央「え?」【モバマスSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437898979/)

それでは依頼を出してきます。

にゃんみお可愛い

にゃんみお可愛い

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