未央「奈緒っちが我が家に来た」 (61)


奈緒「おじゃましまーす」

未央「お、いらっしゃい! 待ってたよー」

奈緒「来る来る言って、やっとこれたなー!」


未央「そうだね~! もう、奈緒っちが来るの、首をなが~くして待ってたよ?」

奈緒「まぁ、次の日が休日で二人揃ってオフとか、なかなか無いだろ?」

奈緒「お互い学生だから、学校があるときは、そっちを気にしないといけないし」


未央「お!? さすがトライアドプリムスのお姉さん担当! 真面目ですな~」

奈緒「いや、事実だろ!?」

未央「アタシは、奈緒っちが来てくれるなら、次の日の学校は仮病も辞さないよ!?」アハハ


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奈緒「いや、ちゃんと学校も行けよ!?」

未央「わかってるって!ジョーダンだよ」アハハ


未央「学校に行けば、アタシの登校を今か今かと待ちわびてる友人が、沢山いるからね!」

奈緒「確かに、未央は男女関わらず、人気ありそうだよな~」


未央「うーん、どうかな~? 確かに、友達は少なくはないと思うけど」

未央「人気かどうかは、よくわかんないかな?」

奈緒「そうなのか? なんか学校行ったら、常に友達に囲まれてそうなイメージだけど」

未央「別に、普通だよ?」


未央「高校の上級生や下級生は、遠目から見るだけらしいけど」

未央「クラスメイトや、中学の同級生は変わらず話しかけてくるし」

未央「中学からの先輩や後輩は、付き合いも長いから、話したり話しかけたりするし」

未央「あんまり変わんないと思うけどね」

奈緒「ふーん……」

未央「奈緒っちは、学校に隠れファンがめっちゃ多そう!」

奈緒「な、なんだよ隠れファンって」


未央「だってさー、なんとなく無愛想じゃん?」

奈緒「わ、悪かったなぁっ!」


未央「そーゆーので、異性には近づきにくい雰囲気を持たれてると思うんだよね?」

奈緒「た、確かに、あんまり男子からは話しかけられないかも?」

奈緒「しかも、同じこと友達からも言われた」

未央「でしょ!? 笑うと可愛いのに!」

奈緒「さらに、おんなじこと言われた!」


未央「みんな思ってる事は一緒ってことよ」

未央「奈緒ちゃんと近づきたいけど、拒絶されたらどうしよう」

未央「男子はみんなそんな感じだと思うな~」

奈緒「そ、そうなのかな?」

未央「そうだよ! だってさー……」


未央「そんなに派手じゃないし」

未央「スタイルはいいし」

未央「ツンデレ気味だし」

未央「オタクだし」

奈緒「オタク関係あるの!?」

未央「ちょっと控えめな男性のストライクゾーンだと思うんだよね」


奈緒「それって、誉められてるのか?」

未央「うん、多分好まれる層が、美嘉ねーとは逆な感じ?」

奈緒「いや、あっちはカリスマギャルだし……」

未央「けど、去年の総選挙の結果だと、奈緒っちのほうが支持されてたよ?」

奈緒「そりゃそーだったけどさ……」

未央「あたしなんてさー、ただ古株なだけでさ……」ズーン

奈緒「だ、大丈夫だって! 今年はきっと入賞するって!!」


未央「そうかなー? しぶりんはあれだけど……」

未央「ニュージェネ組は撃沈な気がするよ~」ハァ

奈緒「そんなことないって! 2周年はニュージェネメインだっただろ!?」

未央「いやいや、あの時だけだって……」

未央「それに比べて、トライアド組は……」

奈緒「いや、もうどうすりゃいーんだよ!?」アセアセ


未央「あはは、奈緒っちのうろたえる姿は面白いね~」アハハ

奈緒「もう、返しにくい話題は止めてくれよ」アセリ


未央「まぁ、アタシもしまむーも、去年からがんばってきたからね!」

未央「今年の総選挙は、上位入賞目指して頑張るよ!」

未央「あ、けどしまむーは今年も29位だったほうがオイシイよね」アハハ

奈緒「3年連続29位とか、もう神懸かってるとしか言えないよな」アハハ



未央「今年もベスト50なのかな~?」

奈緒「まぁ、人数的にも50って丁度よさそうだけどな」

未央「人数的にもだいたい4分の1だしね」

奈緒「去年からそんなに人数増えてないから、きっとそうじゃないか?」

未央「今年のシンデレラガールは、Cuから出てくるかな~?」

奈緒「なんで?」


奈緒「なんで?」

未央「だってさ、一昨年はPaのとときん、去年はCoのらんらん」


奈緒「なるほど…… 流れってヤツ?」

奈緒「けど、そんな流れで決まったら、ちょっと頑張りがいが無いよな」



未央「まぁね! けど、ファンのみんなも意識してると思うな」

未央「特にCuのファンの人たちは」

未央「今年は自分のアイドルがシンデレラガールになるって」

未央「鼻息荒く、総選挙の開会を待ちわびてるんじゃないかな?」

奈緒「いや、鼻息荒くはならないだろ?」

未央「いやいや、去年の総選挙上位の特典が今年もあるとすれば」

未央「鼻息荒くなると思うよ~!」

奈緒「CD発表か。 確かにそうかも……」

未央「今年はCuの流れと信じて、1人で大量投票する人がいるかもしれないね」


未央「確か去年は……」

奈緒「未央…それ以上は言ってはいけない」


未央「すごいね」

奈緒「ああ、すごいよ。」


<ミオ~ ゴハンヨ~


未央「だってさ! 言った通り食べてないでしょ?」

奈緒「う、うん。なんか悪いな」

未央「いいよ、お母さんも喜ぶし!」

奈緒「そっか。じゃ、お言葉に甘えて」

未央「それじゃ、下にいこっ!」

奈緒「ああ」

見てる人がいるかはしりませんが
すんませんが、おやすみです。

飲みすぎた。

斬新な組み合わせだな
しかし美嘉は美嘉ねーなのに奈緒は奈緒っち呼びの未央ェ…


>>1だけど

全くこのスレ立てした記憶になかった件。
続きちょっと行きます

飲みすぎ注意だな、まじで。


~~~~ リビング ~~~~


奈緒「はじめまして! 夕飯までいただいてすいません」

奈緒「今日はお世話になります」ペコリ

未央母「あら、遠慮なくゆっくりしていってね」

奈緒「はい、よろしくお願いします」



未央「お、おぉ。奈緒っちが敬語って、なんか新鮮……」

奈緒「あ、アタシだって、それぐらいはしっかりするって」

未央「プロデューサーにも使わないのにね~」アハハ

未央母「いいのよ、そんなに固くならなくても~」フフフ


未央母「なんなら、お母さんって呼んでもいいわよ?」

奈緒「え、いや、その……」


未央「ね、言ったでしょ?」

未央母「ええ、確かにいじりがいのありそうな……」

奈緒「み~お~!? 何を伝えてんだよ!!」

未央「いや、事前情報を伝えた方が、ご飯のときに盛り上がるかなぁと思って」

未央母「ふふふ、ごめんなさいね?」


奈緒「い、いえ……」

未央「まぁ、私の友達にもこんな感じだから」

未央「徐々に慣れていってよ」アハハ

奈緒「あ、ああ」

未央母「さぁ、ご飯も冷めないうちにいただきましょうか?」

奈緒「はい、いただきます!」


奈緒「ごちそうさまでした」

未央母「お口にあったかしら?」


奈緒「はい! とっても美味しかったです」

未央母「よかったわ~」


未央母「久しぶりに、初めてのコにご飯食べさせたから」

未央母「おばさん緊張しちゃったわ」


奈緒「なんか、気を使わせてしまってすいません」

未央母「あら、そんなこと気にしなくていいのよ?」


未央「そうそう、このご飯食べたら」

未央「奈緒っちも本田家の仲間入りだよ!」


未央母「そう。だから奈緒ちゃん?」

奈緒「はい?」


未央母「私のこと、お母さん……」

未央母「いえ、」







未央母「『ママ、美味しいご飯ありがとう』って言ってくれないかしら?」

奈緒「えっ!?」



未央「……」ジーッ

未央母「……」ジーッ



奈緒「……ま」



奈緒「ママ、美味しいご飯をありがとう……/////」ゴザイマス





未央母「奈緒ちゃんカワイイ~」ギューッ

奈緒「う、うぷっ!」

未央「奈緒っちの顔、真っ赤だね~」アハハ



奈緒「く、くるしぃ~」バタバタ


未央母「あら、ごめんなさいね~」

奈緒「ふ、ふーっ」ハァハァ


奈緒(あのボリューム)

奈緒(この母にして、このコありだな~)


奈緒(愛海が来たら、居座り続けそうだ)


未央母「ごめんなさいね~、ついついカワイくて」ドタプーン

未央「あはは、大丈夫~?」


奈緒「お、おう」アセアセ


未央母「あ、お風呂沸かしてるんだった」

未央母「ちょっと落ち着いたら、入ってきたら?」


未央「奈緒っち、一緒にはいろうよ」

奈緒「ああ、いいよ」


未央母「あら、私も一緒していいかしら?」

未央「もう、お母さん初日から飛ばしすぎ」アハハ


未央母「あら、じゃあ今日はお父さんと一緒に入ろうかしら」

奈緒「えっ」


未央「そうしてよ~」

奈緒「えっ?」


未央「じゃ、着替え取りにいこうよ」

奈緒「う、うん(本田家のノリがわからん……)」

続く?

そんなわけで、コメくれた人ありがとう。
多分、また1週間以内くらいに書く。

>>13
未央の年上の呼び方は、
年がそんなに離れてないと、フィーリングで呼ぶカンジな気がする。

茜→茜っちみたいな。

未央の中間発表4位には、正直びっくりした。

今回は、ランク入りはかたそうで何よりだわ~。

~~~~ バスルーム ~~~~



チャプン


奈緒「なんかさー、未央と未央のお母さんって」

奈緒「親子って言うより、年の離れた姉妹みたいだよな」

未央「それって、よく言われるよ~」アハハ


未央「この前なんか、家族3人で歩いてたらさ」

未央「たまたま、みうみうに会ったんだけど」

未央「みうみうも、『あれ、お姉さんですか? はじめまして!』って言ってたもん」アハハ

奈緒「お父さんには?」

未央「普通に、お父さんはじめましてって言ってた」アハハ

奈緒「お父さん切なすぎるな」ハハハ


未央「まぁ、見た目はちょっと年の差があるけど」

未央「実は同い年で二人とも仲良いし、自慢の両親だよ」


奈緒「今日見てても、仲の良さが良くわかるよ」

未央「奈緒っちの両親は?」

奈緒「うん? うちの両親は普通だと思うよ?」


奈緒「普通だけど、やっぱりいい両親だと思う」

奈緒「とりわけ苦労もさせられてないし」

奈緒「こーやって、好きなことやらせてもらってるしな」


未央「うん、こうやって身近で応援してくれてる両親の為にも」

未央「私はこれからもがんばるよ~」







未央「目指せ、千葉一の有名人!」

奈緒「範囲せまいから!!」


未央「さすが、ツッコミの反応もばっちりだね!」アハハ

未央「二人でユニット組むようにお願いしようよ」

未央「なんなら、優ちゃんとの3人で属性的にもバランス良く」


奈緒「まぁ、プロデューサーがOK出せばいいんじゃないかな?」

未央「ホントに? じゃあ、明日にでもさっそくお願いしてみよっと!」


奈緒「行動早いな!」

未央「うん、善は急げって言うしね」

奈緒「まぁ、確かにな」


未央「決まるかどうかはわからないけど」

未央「決まったらよろしくね?」

奈緒「あ、ああ」


未央「さて、そろそろ身体洗ってあがろっか?」

奈緒「ああ……」

未央「ふっふっふ……」

奈緒「どうしたんだ、未央?」


未央「いや、気にしなくていいよ?」

奈緒「あ、ああ……」

未央「とりあえず、奈緒っちは向こう向いてて?」


未央「先に私から洗ってあげるよ?」

奈緒「うん」


モミッ

奈緒「ヒャッ!」

未央「さすが、こっちの成長もバッチリですな」

奈緒「ちょっ、やめろって」


未央「いやいや、未央は自分を曲げないよ」


奈緒「そ、それはみく……っ」



未央「よいではないか、よいではないか」モミモミ

奈緒「や、めて……」



未央「あらあら、奈緒っちは胸が弱いのかな」

奈緒「力が、入ら……」



奈緒「!!!!!?????」

ガクンッ


未央「あれ、やりすぎた?」

奈緒「……」ピクンッピクンッ


未央「ご、ごめんっ」

奈緒「はぁっ、はぁっ」


奈緒「……みぃ~お~っ」

未央「奈緒っち、目が怖いよ?」タハハ


奈緒「おんなじ目に合ってもらうからな~っ」

未央「奈緒っち、入口塞いだら逃げれないよ?」


奈緒「逃がすつもりは、全く無いし」ワキワキ

未央「や、やばい……」




アッー

~~~~ 未央の部屋 ~~~~


奈緒「まったく、なに考えてるんだよ」

未央「ごめんごめん。奈緒っぱいが、あまりにもさわり心地が良くて」

奈緒「だからって、やりすぎは良くないだろ?」


未央「でも、奈緒っちも十分みおっぱいを堪能したでしょ?」

奈緒「あれは仕返しだろ?」

未央「確かに」アハハ


未央「けど、あつみんがおっぱい好きなのもわかる気がするわ~」

奈緒「なんでだ?」


未央「いやね、やっぱりさわり心地よかったし」

未央「1人触って心地よかったら、他の人はどうだろうって気になるのわかる気がする」


奈緒「愛海1人でも大変なのに、そこに未央まで加わったら……」

未央「木場さんと清良さんが大忙しだね」アハハ


奈緒「頼むから目覚めないでくれよ」

未央「大丈夫、だーいじょーぶ!」

奈緒「信じてるからな~」

未央「任せといて!」


奈緒「ふぅ……」

奈緒「けど、未央といるとにぎやかで元気になるな~」

未央「そうかな?そう言ってもらえると嬉しいよ」ニコッ


奈緒「こういうところが、未央を人気者にしてるんだろうな」

奈緒「あたしには無いものだから、正直羨ましいよ」


未央「ありゃ、けど、私から見たら奈緒っちはお姉さんって感じだよ」

奈緒「そうかな?」


未央「うん、周囲に気を使って、バランスを調整するカンジ」

未央「それは、私は持ってないから羨ましいけどな」


未央「どっちかっていうと、私はまとめられる側だし」アハハ

奈緒「結局は人の良いところが良く見えるって、無い物ねだりなのかもな」


未央「そうそう、自分は自分らしくが一番ってことだと思うよ」

奈緒「上手くまとめたな」アハハ


未央「でしょっ! いつかこの自分らしさが花開く日を待ってるよ」

奈緒「うん、がんばろうな!」

未央「うん……ふぁ~あっ」


奈緒「そろそろ寝るか~。明日もあるしな」

未央「うん! ちょっとはしゃぎすぎて、私も疲れちゃったよ」


奈緒「今日は呼んでくれてありがとな、未央」

未央「こちらこそ、来てくれてありがとう、奈緒っち」



 「おやすみなさい」


~~~~ 翌朝 ~~~~



未央「おはよう、奈緒っち」

奈緒「ああ、おはよう」


奈緒「って、Pさんからメールが来てるな……」

未央「あ、私にも来てる。アイドル向けの一斉送信メールだね」

奈緒「なになに……シンデレラガール……」

未央「総選挙開催しま……す?」



奈緒「ええっ、もう始まるの!?」

未央「……」

奈緒「…どうした? 未央??」

未央「……い、いや、なんでもないよ?」ハァ


奈緒「……」


奈緒「今回は、きっと大丈夫だよ」

奈緒「今年度は、いままでよりずっと濃い内容の仕事をこなしてきたろ?」

奈緒「ファンの人たちは、きっと見てくれてるって」

未央「う、うん……」

奈緒「自分らしく、花開くまで頑張るんだろ?」

未央「でも……」

奈緒「……」


ギュッ

未央「ふぁっ、な、奈緒っち……」


奈緒「不安になるのもわかるけどさ」


奈緒「イベントでファンの人たちが来なかったことはここ2年であったか?」

奈緒「意識しすぎたら、足を運んでまで応援してくれるファンの人たちの気持ちまでムダなるぞ」


未央「……」

未央「……うん、そうだね!」

未央「圏外だからって、ファンが0になるわけじゃないし!」

未央「今まで通りがんばらなきゃね」ニッ


奈緒「その通りだよ。全く、朝から心配させやがって」


未央「ありがとう、奈緒っち!」

未央「偶然だったけど、今日はいてくれてホントによかったよ」




ギューッ

奈緒「ああ、お役に立ててなによりだよ」



ガチャッ


未央母「二人とも、朝ご飯よ~って、お取り込み中だったかしら」


奈緒「い、いや、これは、その……」アタフタアタフタ


未央「もう、お母さんタイミング悪いよ~」アハハ

奈緒「な、何言ってんだよ、未央っ」アセリ


未央母「二人とも、元気そうでなによりだわ~」ウフフ


未央母「さぁ、朝ごはん冷めないうちに食べちゃいなさい」


奈緒「……」

奈緒「未央のお母さん、朝からネタフリって凄いな~」タラリ

未央「そりゃ~、私のお母さんだから」アハハ

奈緒「なんか、納得したよ」ハハ


未央「けど、この短い時間で奈緒っちの良さを改めて実感したよ~」

奈緒「ん? そうか??」


未央「うん、これはユニットの話をプロデューサーにお願いしなければ」

奈緒「ま、とりあえず、今は選挙の結果が良い方に転がるように仕事を頑張ろうか」


未央「うん! 今日は、ショッピングやランチで、ゆっくり英気を養おうね」


奈緒「ああ、明日からがんばろうな!」



終わり

そんなわけで、本編終わり。

風呂入って酒準備して後日談ちょこっと書いて、申請出しときます。

ネタではしまむーの話を書いたけど、
個人的にはニュージェネでTOP3を独占してほしいわ。


~~~~ 総選挙中間発表当日 事務所 ~~~~



未央「いやー、新ユニットのお願い、やっぱりダメだったね~」

奈緒「まぁ、お互いそこそこ人気のあるユニットだからな」

奈緒「日程的に難しいんだろ?」

未央「トリプルピーナッツ、人気出ると思ったのに」

奈緒(よかった、そんなユニット名が世に出ていかなくて)

奈緒「っていうか、今日はけっこう気分的に余裕そうだな」

未央「うん! この前の奈緒っちの話でだいぶ気楽になったし」

未央「あとは、どう転んでも、結果を受け入れるよ」


奈緒「うん、そうだな」


ガチャッ





モバP「そんじゃ、中間結果を発表するぞ~」


モバP「あくまで中間発表だからな、落胆したり浮かれすぎたりしないように」


モバP「50位~26位、25位~11位、10位~6位ベスト5の順にポスター貼っていくから」

モバP「まぁ、楽しみに見ていってくれ~」

ザワザワ


未央「来たね……」ドキドキ

奈緒「ああ……」ドキドキ


ペタッ(50位~26位)



未央「……」

未央(あれっ、名前が載ってない……)

未央(今回もダメ……だったのかな)


ギュッ

奈緒(ん……? 服の裾に未央の手? 大丈夫かな??)


ペタッ(25位~11位)


未央「あ、奈緒っちの名前、載ってるよっ」ギュッ

奈緒「あ、あぁ」

奈緒(服の裾握ってんの気づいてないのか?)


未央「わ、私は今回も、だ、ダメっぽいね」アハハ

奈緒「ま、まだ全部張り出されてないだろ!?」

未央「けど……」ガタガタ


ペタッ(10位~6位)


未央「うっ……」ジワッ


奈緒(あれ、凛はわかるけど、卯月も載ってない?)

奈緒(もしかして、もしかするのか!?)


未央「も、もう帰ろうかな……」グスッ

奈緒「どんな結果でも、受け入れるんだろ?」

奈緒「最後まで目をそらしちゃダメだ」


未央「けど、こんなのって、辛すぎるよ……」

奈緒「まだ…終わってないだろ!?」


未央「今回も、ダメ…だったんだよ」ハァ

未央「2回続けて圏外だったのに、いきなりベスト5なワケないよ」グスッ









未央「もう、ダメかも……」



ペタッ(ベスト5)



奈緒「!!」

奈緒「み、未央っ!!」


未央「えっ!?」




奈緒「ほら見ろ! やっぱりおかしいと思ったんだよ!!」

未央「えっ!? えっ!?」

未央「私……が?」


バタッ


奈緒「未央!? 大丈夫か!?」


奈緒「Pさん、大変だ、未央が倒れたっ!」


~~~~ 仮眠室 ~~~~


未央「ん……ここは?」

奈緒「全く、心配させやがって」


未央「あれ、私、中間発表で……夢、だったのかな?」ハァ

奈緒「いつもの元気はどうしたんだ?」アハハ


奈緒「夢じゃない、中間発表の結果には4位に本田未央の名前が載ってたよ」

未央「奈緒っち……」

奈緒「よかったな、まだ結果は出たわけじゃないけど」

奈緒「普通に行けば圏外は無いと思うぞ」


未央「……う…」




未央「うわぁ~~~~ん」

未央「やっぱり、こわかった、怖かったけど」

未央「頑張ってきて、ヒック、よかったぁ~~~」グスッ



奈緒「よしよし、もうちょっと落ち着いたら改めて結果見て帰ろう」

未央「うん」グスッ

~~~~ 事務所 ~~~~


モバP「お、目が覚めたか、未央」

未央「心配掛けてごめんね、プロデューサー」


モバP「親御さんに聞いたけど、あんまり眠れてなかったらしいな」

未央「やっぱり、ちょっと心配でさ」


未央「今回がダメなら、ちょっと進退も考えようと思ったけど」

未央「頑張ってきてよかった」

モバP「一昨年、去年の結果を受けてだと思うけど」

モバP「ホントによく頑張ったよ」


モバP「奈緒にもお礼ちゃんと言っとけよ」

モバP「目が覚めるまで帰らないって、聞かなかったんだから」

奈緒「そ、それは言わなくてもいいだろっ」

未央「ありがとう、奈緒っち」


奈緒「ま、色々と話しもしたし」

奈緒「同じ千葉県民だし、年下だしな」


モバP「そこは、素直に心配だったでいいじゃないか」アハハ

奈緒「う、うるさいっ///」


モバP「ま、例年の結果を考えると、ベスト5はそこまで大きく崩れることは無いけど」

モバP「油断はするなよ」

未央「うん、大丈夫!」

未央「これからも、精一杯ファンのみんなの為にアイドル活動がんばるよ」

モバP「おう、がんばろうな!」


奈緒「さて、そろそろ帰るか~」

未央「うん、我が家へ帰ろう」


~~~~ 電車内 ~~~~



奈緒「途中でもしかしてって思ったけど、やっぱり入ってたな~!」

未央「どういうこと?」


奈緒「いやさ、卯月の名前が載ってなかったから」

奈緒「もしかしたら、上位にニュージェネが固まってんのかなって思ったんだよ」


奈緒「予想通り、未央も卯月も凛もベスト5に入ってたからさ」

奈緒「単純によかったなぁと思って」


未央「言ってくれたらよかったのに……」


奈緒「自信がなかったんだよ」

奈緒「やっぱり、予想外のできごとなんて、いつでも起こるからな」

奈緒「けど、結果として、いい方向に転んで良かった」

未央「ありがと、奈緒っち」

奈緒「Pさんも言ってたけど、あと数日残ってるからな」

奈緒「お互い、さらに上を目指してがんばろーぜ」

未央「うん、がんばろうねっ!」




運命の結果発表まで あと12日!!


今度こそ終わり

書き始めたのが総選挙前だったので
結局こんな形になってしまった。

けど、未央がまさかのベスト5入りで単純に嬉しい

未央と奈緒に投票よろしく頼んます。

あと、運命の結果発表まで13日です。
(4月22日)

ほんとすんません。

ゆず酒が全部悪いんです。

美味いけど。

神谷奈緒(17)
http://i.imgur.com/EqiKXDx.jpg
http://i.imgur.com/I1W1jvW.jpg

本田未央(15)
http://i.imgur.com/h6RlWPR.jpg
http://i.imgur.com/dQhUJZt.jpg

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