ほむら「リソウテキナセカイ」 (36)

ほむら「!」バッ

ほむら「……失敗したわ……」

ほむら「また一からやり直しね」

QB「やっと起きたかい」

ほむら「っ!?な、なんでお前がここへ……」

QB「全く。君に触れたと思ったらこの様だ。まあお陰で大体見当がついたけど」

ほむら「ああ……なんでこんな奴連れて戻ってきたのよ私」

QB「君が急いで過去へ戻ろうと焦って周りを見てなかったからじゃないか」

ほむら「いや逆に考えれば今の内に盾にしまえば……」

QB「やめて勘弁して」



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初日に全員しまったらええねん

ほむら「考えても仕方ないわ」

ガラッ

QB「?どこへ行くんだい?」

ほむら「決まっているでしょ。武器の調達よ」

QB「そっか。確か君は武器を作れなかったか」

ほむら「妙な真似していたら撃つわよ」チャキ

QB「や、やめて欲しいな出来れば」

ほむら「何?どうせ何体も居るんだからその内の一体や二体構わないでしょう?」

QB「なんでそれまで………い、いやというかその……」

ほむら「?」


QB「す、スペアが無いんだよ今……」

ほむら「へえ……いい事聞いたわ」

ほむら「あ、でも本部に連絡すれば幾らでも手に入るじゃない」

QB「……できないんだよ……」

ほむら「……は?」

QB「何故か分からないが連絡出来ないんだ。他の個体もいないらしいし……」

ほむら「訳が分からないわね。どういう事よ」

QB「だから困ってるんじゃないか!」

ほむら「ま、都合が良かったわ。これで余計な真似したら撃つという取り引きが出来るわ」

QB「……本部に連絡出来ない事に疑問は持たないのか……」

虚淵信者が「絶望のないまどかの世界なんてうんたらかんたら」とかいいながら乗り込んでくるぞー

>>4
ブーメランやぞ

ほむら「お、ロケラン発見。ワルプルギス用に幾つか……」


ほむら「石焼き芋だわ。久しぶりに買ってみましょう」

ほむら「」ホムホムホム

ほむら「美味」


ほむら「………」

QB「」

ほむら「まさか一日足らずで約束破るとは…」チャキ

QB「え、何もしてないよ僕!!!」

ほむら「じゃなんで魔女どころか使い魔すら現れないのよ。どう考えても貴方の仕業以外思い付かないでしょ」

QB「知らないよ!偶然じゃないの?」

ほむら「信用できないわね…」

QB「ちょ、ちょっと待って!!後数日待って!!!」

ほむら「………」

ほむら「確かにこの鬼畜兎の為に銃弾一つ使うのは勿体無いわね」

QB(死ぬかと思った)

ほむら「まあいいわ。平和な日だったって事にしとくわよ」

数日後

ほむら「言い残す事は?」

QB「待て待て待て待て待てーーーー!!」

QB「無実だよ!何にもしてないよ!!」

ほむら「もう登校当日じゃない。私がクリーフシードのストックなかったら今頃魔女化してるんじゃないかしら?」

QB「いや、魔翌力も使ってないし、濁るもクソもないじゃないか」

QB「というか出掛ける前に何か食料を」

ほむら「からくり人形が食べ物食べれる訳ないでしょ」

QB「ねえ僕の扱いひどくない!?」

ほむら「いや、インキュベーターでしょ」

ほむら「ほら、これでも咥えてなさい」ポイッ

QB「アン!アンアン!!」


QB「て僕は犬じゃないよ!!……居ないや」

魔翌翌翌力………?


早乙女「ポテチはのり塩かうす塩か、はい!中沢君!!」

中沢「ど、どちらでもいいかと……」

早乙女「大正解!いいですか女子の皆さん!くれっぐれもそういうつまらない男と付き合わない事!」

早乙女「後男子の皆さん?そういう下らない事でキレる男にはならない様に!!」

まどか「あ、あはは。また振られたんだ」

さやか「ねえねえ、恭介はどっちがいいの?」

恭介「逆にさやかはどうなんだい?」

さやか「あたし?あたしは………コンソメかな?」

恭介「じゃ、断然僕もコンソメだな」

さやか「え、どういう理屈」

恭介「んー、なんとなく、カップルだし?」

さやか「なにさらっと変な事言ってるの」

恭介「事実じゃないか」

早乙女「ねえ、上条君?後で職員室へいらっしゃい?」ゴゴゴ

恭介「訳が分からないよ」

さやか「そらこんなイチャイチャしてたら先生も落ち込むでしょ」

早乙女「……やっぱり美樹さんも一緒の方がいいかしら」





ほむら「話長っ!!」

saga付けような

早乙女「あ、ついでに転校生を紹介しますね」

ほむら「ついで………」


ほむら「えー、暁美ほむらです。宜しくお願いしま……」

杏子「?」

恭介「?」


ほむら「……」

早乙女「?どうかした?暁美さん」

ほむら「ななななんでもありませんええええっとここの席ですよねはい」

早乙女「?」


モブ「暁美さんってどこから来たの?」

ほむら「あーうーんこうこうこういう学校だったわよ前は」

ほむら「えーと確か鹿目さんだったかしら保健係は」

まどか「え、あ、うんそうだk

ほむら「早急に保健室に案内してもらいたいわ。少し頭がクラクラするの」

まどか「わ、わかったよ」


ほむら「やっと昼ご飯の時間だわ」

ほむら「吐き気がするのは何故かしらねはは」

まどか「ほむらちゃーん!」

ほむら「?何かしら、まどか」

まどか「いや、皆でお話しながら食べようかって、自己紹介がてらに」

ほむら(確かに聞きたいのは山ほどあるわね。上条恭介とか佐倉杏子とかその他もろもろ)

まどか「じゃ、屋上行こ?」

ほむら「じゃあ、お言葉に甘えて」


ほむら「え、えーとそれじゃ貴方の友人紹介してもらいましょうか」

まどか「うん。まずはさやかちゃんね。さやかちゃんは…」ペラペラ

ほむら(あー人魚の事はどうでもいいのよ。そこの男女二名が気になるのよ)

まどか「次に上条君だね。多分見たら分かると思うけどさやかちゃんと付き合ってるよ」

ほむら「へえー。どこで告白したの?」

まどか「確か、先月退院した時だっけ?つい前まで交通事故の関係で入院してたんだよ」

ほむら(先月?)

まどか「次は杏子ちゃんだね。その男勝りな性格とツンデレからうちの学年で一番男子から人気あるんだよ」

杏子「他にPRなかったのかよ……」

ほむら(………意味が分からないわね)

ほむら(何故ごく一般な中学生として生活しているの?)

ほむら「これで全員なのかしら?」

まどか「ああ、後二人居るんだけど……」

さやか「まあ、うん、なんというか……」

ほむら「?」

ワイワイガヤガヤ

ほむら「何か騒がしいわね」

杏子「お、来たみたいだな」

ほむら「へ?」

モブ「マミ様!!」

モブ「マミマミ!」

仁美「無礼者!巴様をそんな下品な名前で……」

仁美「さあ、お姉様。こちらです」

マミ「ええ」

ほむら「」

杏子「まあ、普通の反応だよなあ」

ほむら「つまりどういう事なのかしら?」

まどか「ま、マミさんはね、成績トップで運動神経抜群で更に巨乳という三つのスキルを持ち合わせた凄い人だよ」

まどか「お陰でラブレターが一週間に1枚は下駄箱の中にある程愛されてる人物なんだよ」

ほむら「」

まどか「仁美ちゃんはマミさんの事をお姉様!!とか言ってなんか尊敬してるらしいね」

ほむら(言っていることが分からないのは私だけじゃないわよね?ね?)

マミ「貴方が噂の転校生ね」

仁美「し、しかも運動も学習もバッチリと聞きますわ!!お、お姉様にライバルが……」

仁美「うう……私燃えてきました!!」

ほむら「なにこの状況」

まどか「じゃあ役者も揃った事だし、後は皆で食べながらお話しよっか」

皆「異議なし」





ほむら「一つ分かった事があったわ」

ほむら「百合って怖いね」


ほむら「………」

QB「どうしたの?何か悩み事でもあるのかい?」

ほむら「ありまくりよ」

ほむら「でも、嫌な予感がしてきたっていう事は確かね」

QB「?今日、何かあったみたいだね。話してごらん」




QB「………なるほど。君のお陰で予想が確信に変わった」

ほむら「予想?」

QB「ここの世界は僕達のいた世界じゃないってことだよ」

ほむら「……やっぱり、魔女が現れないのもインキュベーターが貴方しかいなくなったのも…」

QB「うん。それら全ての状況を照らし合わせてみれば分かるよ」

QB「きっと、ここは僕達インキュベーターがいない、もしくはまだ地球をターゲットにしてない世界」


QB「すなわち、魔女、使い魔及び魔法少女が地球に存在しない筈の世界」

QB「まず、少なくともこれはほぼ確定だろうね」

ほむら「………」

ほむら「遺言は残したかしら?」

QB「ちょっと待ってよ!なんでそうなるの!!」

ほむら「当たり前でしょ貴方と一緒に来たからこのバグが起こったんじゃない」

QB「ぐぬぬ……否定はしないね。9.9割方その理由だろう」

ほむら「後の1%は?」

QB「これが夢か、はたまた偶然か」

ほむら「往生際が悪いわね」

まどか「ほむらちゃんかあ。なんかクールでかっこいいって感じだったなあ」

まどか「明日も楽しみだなっと♪」


まどか「あ、あれ?何ここ……」

まどか「確かにいつも通りの道で帰ってた筈だけど……」

イザベル「」

まどか「何あれ?あ、確かフランスにあった様な……なんだっけかなこの門」

イザベル「」ドドド…

まどか「へ?なんか人が出てきたよ!逃げなきゃ」

ドサッ

まどか「あふん。転んじゃった」

まどか「お、襲われるうう!!」

ドドドドッ

まどか「何この音、銃声?」

ほむら「間に合って良かったわ」

まどか「ほ、ほむらちゃん!なんで私の…」

ほむら「今はそんな場合じゃないわ!」

ほむら「まどかを汚した罪は重いわね。喰らえ化物」

ドオオッッ



まどか「ありがとほむらちゃん!」

ほむら「礼には及ばないわ」

まどか「にしてもほむらちゃん銃撃てるんだー」

QB「それよりさっきの魔女は怖くなかったのかい?」

まどか「?あれ建物じゃないの?」

ほむら「どうやら話す必要がある様ね」


ほむら「て事よ」

まどか「凄~い!!まるでアニメの主人公だよほむらちゃん!」

QB「これは一応アニm

ほむら「止めなさい。それ以上言うと円環の理に導かれるわよ」

まどか「あれ?でも魔法じゃなくて銃だったよね?」

ほむら「私は時間を自由に操れる。それが強力な分、色々な魔法は使えないの」

まどか「へえ~!クロッ○アッ○出来るの!?」

ほむら「まあ、他の人からすれば光速どころの話じゃないわね」

まどか「それでそれで!他にいるの?」

QB「今の所はこの町には居ないね」

まどか「うわ~!ほむらちゃん一人でこの町を!?」

ほむら「」


まどか「私でもなれるかな?」

QB「出来なくはないけど……」

ほむら「止めた方が身の為よ。ゾンビにされるわ魔女にされるわで」

まどか「うわ~でもそれも一つの願いと引き換えのリスクと考えれば…」

まどか「おお!逃れられない定め!なんとドラマチック!ほむらちゃんマジカッコいい!」

ほむら(逆効果…)

QB「墓穴を掘ったね」

ほむら「はあ。なんというかこれから疲れるわ」

ほむら「にしても、なんで魔女が現れたのかしら?」

QB「さあ?ただ、今日言ったことは多分間違いないからね」

QB「恐らく、そのバグの影響で次元の歪みが出来たとかそこらだろう」

ほむら「貴方一回死んで詫びれば?」

QB「酷いよ……」



ほむら「zzzz………」

QB「むむむ。もう我慢できない。こうなれば自力で解決してやる。そうすれば…」

回想

ほむら『す、凄い!私が寝てる間にこんな……』

QB『えっへん!』

ほむら『これからはキュウべえ様とお呼びさせていただきます!!』

QB『跪け!』

回想終

QB「よし!やる事は一つだ!」

1.まどかに契約させよう

2.地味に調べていくしかないじゃない

安価↓

2

1

QB「何か原因があった筈だけど……仕方ない。町を散策するか」


テクテク

QB「流石にこの時間帯だと誰もいないのかな……?」

QB「あの公園は……」

QB「」ジー……

マミ「はぁ……」

QB(やっぱり!マミがよく来ていた公園だ!)

QB(にしてもなんでこんな時間に?)

QB「…」テクテク

マミ「……?猫?兎?」

QB(この世界でも一応僕が見れるのか)

QB(どういう風に声を掛けようか……)

1.帰らないの?親の人達が心配するよ?

2.何をしているんだい?

安価↓

1

QB「帰らないの?」

マミ「!?」

マミ(確かにこの子、喋ったわよね?)

QB「君の両親が心配しちゃうよ?」

マミ「………親、ね」

マミ「大丈夫よ。私の家には居候の友達しかいないわ」

マミ「私のお母さんやお父さんは……」

マミ「はあ……」

QB(……恐らく、マミは奇跡的に一人残ったのだろうね)

QB(今の様子からしてきっと既に死亡したのだろう)

マミ「ここはね、よく子供の頃来てた場所よ。私の大切な家族との思い出が詰まった場所」

マミ「毎晩ここに来てるのよ。懐かしむ為に」

QB(………もし、マミと立場が逆転していたらどうなるのだろうか?)

QB(自分はどう思う?感情なんてないが……孤独に対して何も感じないどいうことは無いんじゃないかな)

マミ「……確かにもう遅い時間ね。ありがとう。妖精さん。少し目が覚めた気がしたわ」

QB「それは良かったね」

マミ「バイバイ」

QB「……マミは今幸せなのだろうか……ほむらによると皆に気に入られているようだが……」

QB「……少なくとも、前の世界のマミよりマシな生活しているのは確かだろうね」

QB「おっと。肝心な事を忘れる所だった!調べないと……」




ほむら「……暇ね……あれからまだ使い魔すら出やしない」

ほむら「パトロールの意味あるのかしら…」

まどか『ほむらちゃんほむらちゃん!!』

ほむら「この世界のまどかはやたらポジティブなのよね…」

ほむら「あー授業つまらないつまらない……」

ほむら「………」



さやか「恭介ー。またCD屋寄って帰ろー」

恭介「あ、ごめんね?さやか。実は志筑さんに呼びかけられて…」

さやか「お、お?二股なんてさやかちゃんは見過ごせませんなー」

恭介「いや、ない」



恭介「…」

仁美「あら、上条さん。約束通り来てくれましたのね」

恭介「……そういえば志筑さんってこの時間帯だとマミさんの下校の護衛をしていたんじゃなかったっけ?」

仁美「今日は外せない用事、と言っておきましたわ」

恭介「……おかしいね…いつもならそこに予定は決して入れないのに」

仁美「それ程、今日は特別な日なのです」

恭介「へえ……」


恭介「止めて!僕はまだ童貞なんだよらめえ!!」

仁美「……?」

恭介「…で僕を来させる程の重要な用事ってなんだい?」

仁美「まあ、立ち話もあれですから少し場所を変えましょう…」

仁美「あ、そうそう」

ビリビリ…

恭介「!?」

仁美「少しの間眠って貰いますわ」

恭介(やばいやばいこれやばいよ)

ピピッ

お掛けになった電話番号

ピッ

恭介「」

ビリッッ




さやか「はあ…はあ……どれだけランニングさせてくれんのよ…」

さやか「恭介くーん!おーい!君の愛しのさやかちゃんが迎えに来てやったぞーー!!」

さやか「こんな時間に何処ぶらついてんだか……?」

恭介「あ、さやかじゃないか」

さやか「ふ、ふう……まだ、帰ってなかったから、心配したんだぞ…」

さやか「こんな時間まで仁美と何してたのさ?」

恭介「ごめんさやか。これから行くところがあるから…」

さやか「待て待て待てーー!おい!何処行くの!?」

恭介「何処って……そうだな…言うなれば……楽園かな?」

さやか「は?え?言っていることがリカイできないヨ」

恭介「そうだ!さやかも一緒に行こう!」

さやか「ちょ、やめ……あんた、恭介じゃないな!?」

恭介「じゃないって……どこからどう見ても上条恭介じゃないか」

さやか「何を企んでいる!この変態!!」

恭介「仕方ないなあ…」

ドボッ

さやか「っ!!」

ガクッ…

恭介「まあまあ、大人しくしていてよ」





ほむら「今日もカップラーメンでいいか」

QB「毎日毎日インスタントは体に悪くないのかい?僕はいいけど」

ほむら「こんなの慣れっこよ。というよりなんで貴方が食べる前提なの」

QB「」

ホムホムホム…←着信音

ほむら「?まどかから…どうしたの?」ピッ

まどか「ほ、ほむらちゃん!事件の匂いがプンプンするよ!」

ほむら「はい!?」

まどか「か、上条君がまだ帰ってきてなくて…何処にいるか分かんないんだよー!」

ほむら「なっ!?」

ほむら「まさか……さやかは!?」

まどか「それが……探しに行った矢先に…電話しても応答しないんだよ!」

ほむら(ソウルジェムソウルジェム……)

ほむら「光ってる!」

まどか「えええーー!?」



着信音


とかくっせえ文章

さやか「ん、ん……ここは?」

さやか「何なの…この映像……」

恭介『手、治らないらしい……』

さやか『え……』

恭介『ごめん。今日は帰ってくれ』

さやか「な、何……」

まどか『さやかちゃん。上条君と話さないの?』

さやか『そんな気分じゃないわ…』

さやか「ち、違う!あたしは、恭介は確か、えーと」

恭介『次はどこ行こっか…』

仁美『あ、ここのお店行ってみたいですわ』

さやか『……』

さやか「夢、だよね?……いや今まで見てきたのが、長い夢だったのかな?」

ドッ

さやか『あ……』

恭介『す、すみません』

さやか『……』

さやか「もう一眠り、しよっか………」

エリー「ヒャヒャヒャヒャ…」



ドドドッ!

さやか「!?」

ほむら「この程度の幻覚に惑わされるなんて……貴方はどれだけお馬鹿さんなのかしら」

さやか「ほ、ほむら!?え?へ?」

ほむら「まあ、ただ、起こってもない悲惨な過去を見せて自殺に追い込むなんて卑劣な魔女じゃ無かったわよね?」

ほむら「前の奴の数倍タチ悪いわね」ジャキ…

ドオオッ

さやか「ひゃ、ひゃう!!」

エリー「!!!」







さやか「え、また変な場所に……」

さやか「仁美、恭介……なんで倒れてるの?」

ほむら「安心なさい。気絶しているだけ。もう少し経てば意識が戻る」

ほむら「貴方、何にも思い出せないの?」

さやか「思い出せないね!」

さやか「あ、恭介に腹パンされたのは覚えてる」

ほむら「それで気絶した訳ね…」

仁美「ん……」

ほむら「場所を変えましょう。厄介な事になる前に」

さやか「ちょ、ちょっと待って!」





さやか「うひゃー!何それ!?厨二病とかじゃなくて?」

ほむら「さっきの化物とこの糞兎を見てからもその台詞が吐けるかしら」

QB「クソウサギ……」

さやか「にしてもそんな化物と日々戦うたあすごいよそりゃ」

さやか「よく怖がらないな」

ほむら「まあ、サボる訳にはいかないしね」

さやか「まどかめ。最近転校生とつるんでいるかと思ったら……」

ほむら「いい?極力この事を言わない事」

ほむら「まあ言っても笑われるだけだけど……あ、でもいいわね面白そう」

さやか「このS野郎がー」

QB「それで、今言った条件で魔法少女になれるけど…」

さやか「そりゃ金銀財宝とか不老不死とか恭介のパンツ一生分とか」

ほむら(何言ってるのこの仔)

さやか「叶えたい事には叶えたいけど、そんな危険を冒してまではなあ」

さやか「ねえ、契約途中で解除ってのは?」

QB「前例はないね」

さやか「でも人間いつかは少女じゃなくなるじゃん」

QB「そこを突っ込んだらおしまいだよ」

ほむら「zzzz」

QB「クソウサギって何!?僕そんな悪い事した?」

QB「あーもう。全然成果出ないわほむらに侮辱されるわでストレスたまるよプンプン!」

ほむら「いやインキュベーターって感情ないでしょ」

QB「!?」

ほむら「まどか、駄目よ」

QB「全く。起きたかと思ったじゃないか。てどんな夢を?」

QB「ま、いいや。たまにはまどかと二人っきりで喋ってみるか」



QB「おっ熱心に勉強しているね。どこかの誰かさんとは違って」

まどか「♪~」

QB「?ち、違う!絵を描いてるのか!」

QB(というか下手!誰がどう見ても汚いよ!)

まどか「?あ、QBだ!」

QB「やあ、まどか。何をしてるかと思ったら……これは魔法少女の時の衣装かい?」

まどか「うん!ティヒヒ、上手いでしょ」

QB(ノーコメントじゃ駄目だよね…)

QB「うん!凄くかわい(くな)いね!」

まどか「え!?褒めても何も出ないぞー?」

QB「確かに元の世界よりやたら明るい人だな…」


まどか「QBは返事してばっかりだね」

QB「僕の場合、君に話す話題なんて早々ないよ」

まどか「何でもいいから話してよー」

QB(とは言ってもなー話す事かー)

1.ほむらの願いについて話してあげよう

2.クロッ○アッ○とはなんだい?

3.最近悩み事はないかい?


安価↓

2

1

まどか「おっ。良くぞ聞いてくれた!この特撮博士マドカチャンに任せなさい!」

まどか「説明しよう!クロッ○アッ○とは仮面ライダーカブトで登場した能r

QB「はい質問。仮面ライダーってなんだい?」



まどか「はあ……空気読めないねえ……QBは…」

QB「え、何か悪い事した僕!?」

まどか「仕方ないな、一から説明しよう」

まどか「まず初代仮面ライダーは一言で説明するとサイボーグになった主人公が悪の組織ショッカーと戦うっていう奴だよ」

QB「あれ、確か子供向け番組じゃ無かったのかい?」

まどか「いや、意外と最初はメルヘンみたいな感じじゃないよ」

まどか「特にamazonとかは敵を大切断!!ってズバッとね」

QB「なんか想像したら子供怖がるような感じだと思うけど」

まどか「最近なんかは虫がオマージュだった仮面ライダーをぶち壊して果物とか出てきたよ」

QB「へえ、虫がねえ」

まどか「これだけじゃあまりイメージがわかないだろうからもっと詳しくやるよ」



まどか「で、それでね次の平成ライダーは」

QB(かれこれ一時間話してるよ!?)


QB「や、やっと終わったー」

まどか「あ、そうだついでにスーパー戦隊やウルトラマンも解説しようか?」

QB「ひい!や、止めてくれえええ!!」





QB「も、もう日が昇ってきちゃった…疲れたよぎゅっぷい」

QB「人間は何故そんな二次元の世界なんかに溶け込めるんだい?大体あんな事現実に起きたら悲惨じゃないか」

QB「全く。訳がわからないよ」

QB「結局契約の話出来なかったなあ……」

QB「……今度から変身の呪文でも入れてみようかな?」


ほむら『魔法変身!ホームホムホムーラ!!』

QB「おええ。吐き気がしてきた。却下」


QB「案の定今日は休日で出掛けるらしい」

QB「暇だなー」


杏子「おい!ゴーカート乗ろうぜゴーカート!」

マミ「はいはい」

さやか「杏子ったらはしゃいでるなあ」

まどか「ほら、ほむらちゃん」

ほむら「行きましょうか」


さやか「ぎゃ~~~!!」

まどか「落ちるぅぅ!!」

ほむら「」ガタガタブルブル

マミ「ちょっと!暁美さん!?」

杏子「気持ちいいーー!!」


杏子「っらあ!」

グルグル…

さやか「きょ、杏子!回しすぎ!」

マミ「目が回る……」

まどか「あっちは賑やかだね」

ほむら「夢にまで見たまどかと二人っきりのコーヒーカップ///」


さやか「あ~!楽しかったー!」

マミ「そうね。でも佐倉さんのテンションにはついていけないわ……」

杏子「お、クッキーもらい!」

さやか「あ。あまり食い過ぎないでよ。恭介の分のお土産なくなるじゃん」

まどか「たまにはこういう息抜きもいいんじゃない?ほむらちゃん」

ほむら「………そうね」


ほむら(この五人で遊ぶなんて初めてだったけど…こんな楽しいものなのね)

ほむら(QBがいなければ、こんな仲良く出来たのかしらね…)

ほむら(これが私が、望んだ世界なのかもね……)


QB『ほむら!ほむら!!』

ほむら「?」

QB『大至急に戻って来るんだ!!』


QB『マミのマンションの近くにグリーフシードが、しかも孵化しかかってる!!』

ほむら「な、なんですって!?」


ほむら「て、マミはマンションのままなんだ。仁美に豪邸でも作ってもらったのかと…」

QB『呑気な事を言ってる場合じゃない!』



ほむら「皆、先帰ってていいかしら?」

マミ「え?ま、まあいいけど……」

まどか「 どうしたの?ほむらちゃん!」

ほむら『魔女が生まれそうなの!しかもマミのマンションの近く!』

まどか「え……」

ほむら「それじゃ!」



ほむら「はあ、はあ……あまりこいつにいい思い出なんか無いのだけど……」

シャルロッテ「」

ほむら「ちゃっちゃっとケリを付けさせて貰うわよ!」

ドドドッ

シャルロッテ「!!」ゴオオ……


シャルロッテ「」アーン

ほむら「出たわね!恵方巻き!!」

ドドオオッッ

シャルロッテ「」ゴオオ……


シャルロッテ「」アーン

ほむら「今までとパターンは同じ!だったら……」ダッ…

シャルロッテ「」モグモグ……

シャルロッテ「?」

ドオオンッッ

ほむら「っ。弾消費させてくれるわね」

まどか『ほむらちゃん!』

ほむら「なに?」

まどか『つ、使い魔がいるよう……」

ほむら「なっ!?」

QB「少しここから離れてるね……」

ほむら(別々の場所に同時に……)

ほむら「誤算だったわ……!くそ、待ってて!まどか!!」




さやか「に、逃げるだあ~!!」ダダッ…

まどか「こんなのってないよーー!!」

マミ「な、何なのよ!あれ!!」

杏子「知るかよんなことーー!!前の二人に続け!!」

使い魔「!!」

マミ「あっ!」ドサッ

杏子「ま、マミィ!」

マミ「痛たた……い、いやあ!」


ドドドッッ

ドオオンッ

マミ「な、何今の……」

まどか「ほむらちゃん!!」


ほむら「待たせたわね」ファサ……

さやか「なにカッコよく登場してんの!ちくしょー!」

ほむら「貴方達は下がってなさい!」

ドンッドンッ



ほむら「ふう。やっと片付いたわね」

マミ「何が起こったと言うの……」

杏子「な、何なんだよアンタ……」

ほむら「通りすがりの魔法少女とでも言うべきかしら?」

QB「あちゃー。結局二人にもばれちゃったね」

まどか「QB!死ぬかと思ったよお~!!」

さやか「ま、ほむらなら余裕だと思ってたけどね!」

ほむら「とりあえず戻りましょ。貴方達二人には知る権利があるわ」



ほむら「という訳よ」

マミ「へえ~。この子猫さんがねえ…」ナデナデ

杏子「願い一つ、か。なんか信憑性湧かないね」

QB「だったら今すぐにでも魔法少女にする事は可n

QB「ぎゅっぷい」ゴチン

ほむら「いい加減勧誘するのはやめなさい」


まどか「……ねえ、ほむらちゃん。なんでここの場所が分かったの?」

ほむら「え、それは勿論QBに……」

まどか「でも、QBはほむらちゃんが何処にいるか分からないよね?」

ほむら「それはテレパシーで伝えれば…」

まどか「でもそんな時間ないよね?そしたらあんな早く着かないよ」

まどか「ねえ、ほむらちゃんは何を願ったの?」

ほむら「………」

さやか「やだなあ、分からないのかい?まどかちゃん」

まどか「?」

さやか「ほむらは時間停止を使えるのだぞ?ルートを教えてもらった後、それを駆使すればある程度時間短縮できるじゃないか」

まどか「あ、ナルホドね」

ほむら(美樹さやか…恩に着るわ)


さやか「んじゃこの辺で」ガチャ…

まどか「私も」

バタン……


マミ「……ねえ、QB」

QB「?」

マミ「人を生き返らせる事って可能かし

ほむら「止めるのね。巴さん」

マミ「っ!」

杏子「なんでそうアンタは否定的なんだ?」

ほむら「……後悔したからよ」

ほむら「貴方達みたいに困っている人達の為に願いを叶えてあげたって人はいるわ」

ほむら「それが必ずしもいい結果を実らせるとは限らないという事よ」

杏子「……」

杏子「あんたも、その一人、なのか?」

ほむら「………」

杏子「言いたくなきゃ言わなきゃいいさ」

ガチャ…

QB「ま、待ってよ!ほむら!!」

バタン……

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