提督「俺自身が艦娘になることだ」(14)

とある鎮守府


提督「全員、起立!今から、朝礼を開始する!礼!」

吹雪「おはようございます!」
暁「おはようございます!」
五十鈴「おはようございます!」
千歳「おはようございます!」
千代田「おはようございます!」


提督「うむ.........いい返事だ.........」

提督「えー、我が鎮守府は、軍からの期待を背負って設立されたッ!」
提督「だがッ!!」
提督「先の戦いでは手も足も出ず、噂の新型艦さえ手に入らなかったッ!!」
提督「それは何故かッ!!」


吹雪「うう......(練度10)」

暁「私が一人前のレディーじゃ無いからね.........(練度10)」ガク

五十鈴「そもそも練度が違うじゃない.......(練度8)」

千歳「私が不甲斐ないばっかりに......(練度7)」

千代田「そんな、千歳おねえのせいじゃありません!(練度7)」

提督「ちがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうッ!!!!」ダァーンッ!

吹雪「ッ!?」ビクゥ
五十鈴「じゃ、じゃあなんだって言うのよ!」

提督「確かに練度は低かっただろう.........千歳は的当てかってくらい被弾するし千代田は艦載機を潰されまくるし、暁はまだお子様だしな」

千歳「ま、的当て.........」
暁「お、お子様言うな!」プンスカ

提督「だがッ!!それよりも重要な事があるッ!!」
提督「それはッ!!」

提督「艦娘がこの5人しか居ないという事だッ!!」

提督「装備開発に失敗ばかりする我が鎮守府は、資源、資材が底を尽きた.........もはや一日3回の出撃すら怪しいのだッ!!」

提督「どんなに強い艦隊であろうと、数が揃わなければ海の藻屑と消えるッ!!戦において数は絶対なのだッ!!」

吹雪「でも、資源が無ければ艦娘の開発など出来ません!」
暁「提督が無茶な開発ばっかりするからよ!」

提督「だまあああああああああああああああああああれええええええええええええええええええええええええええええいッ!!」ダァーンッ!

吹雪「ッ!」ビクゥ
暁「ひゃあっ!?」ビクゥ

提督「そこで私が、資源を減らすことなく艦を増やせるイカすアイデアを思い付いたのだ」

千代田(イカす.........)
千歳(言い方が古い.........)
五十鈴「そのアイデアって何なのよ」

提督「.........そう、それは」ゴゴゴゴゴ


提督「俺自身が艦娘になることだ」バァーン


五十鈴「.........ハ?」
吹雪「何を言ってるんですか」

提督「ん、確かにちとおかしいな.........男なら艦娘じゃなくて艦雄だ、か・ん・お・す!」

千代田「いえ、そう言うことじゃありません!提督は正気ですか!?頭が狂ってしまったんですか!?大体武装もないのに何をいっているんですか!」

提督「武装ならあるぞ、ほら!【18.5単装砲】だ」ボロン

千歳「な、何見せてるんですか!閉まってください!」

提督「既に登録は済ませたんだぞ。ほら、俺のステータスだ。見てみろ」

練度1
耐久:30  火力:25
装甲:1   雷装:1
回避:5   対空:5
搭載:1   対潜:1
速力:低速 策敵:1
射程:短  運 :60

提督「俺は天才だからな、何でもこなせるんだ!ハッハッハ!」

五十鈴「いや、これ色々と低すぎでしょ.........」

千歳「こんなんで戦えると思ってるんですか!?悪ふざけもいい加減にしてください!」


提督「うるさいぞッ!!この俺に逆らう気かッ!!」

提督「とにかく!今から第1艦隊はこの俺を旗艦とした艦隊に変更するッ!!さっそく、軍で出撃命令の出されている南西諸島の防衛戦に出撃するッ!!ついてこいッ!!」

__南西諸島防衛戦__

提督「ルートはこちらだ!各自、警戒を怠るなよッ!」


吹雪「はい!警戒体制に入ります!」

五十鈴「.........ったく、どうなっても知らないわよ!」

千歳「提督ってば、強引なんだから.........」

提督「このまま前進を続ける!千代田、敵影は!」

千代田「.........はい!敵影を察知! 重巡1体、軽巡1体、駆逐艦が3体!20秒後に射程距離に入ります!」

提督「よし!陣形は単縦陣だ!艦載機を飛ばして制空権をとれ!」

千歳・千代田「「はい!」」ブブゥーン

千歳「.........よし!制空権確保!」
千代田「これより、射程距離内に入ります!」

吹雪「砲撃開始!」ドンッ!
暁「いけ!」ドンッ!

駆イ1『ギャアアアア!』ドガァン!
駆イ2『ウワアアアアア!』ボォン!

五十鈴「五十鈴には丸見えよ!」ドォン!

軽ヘ『ッ!(中破』ドシュウウ

軽ヘ『ッ.........!』ドンッ!

五十鈴「は、反撃!......提督、危ない!」

提督「え?」ヒューン

ドガアアアアアアンッ!!

提督「ぐえっ.........(大破」

千歳「て、提督!大丈夫ですか!?」

_______
_____
__

結果.........【敗北】


五十鈴「.........」ジトー

暁「.........」ジトー


提督「.........」

提督「正直すまんかった、許してください何でもしますから!」ドゲザー

吹雪「ん?」
千代田「今何でもするって」
千歳「言ったよね?」

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