DQN「どこやここ…」 (388)

DQN「さっきまで親方と一緒にキャンプしてたと思うんだけど…」

DQN「ここどこやねん!川辺ではないよね!?」

DQN「……とりあえず持ち物確認しよ」


持ち物
・ライター
・新聞紙
・鉈
・財布

DQN「…」

DQN「…これ」

DQN「つんだんじゃね?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439633043

DQN「とりあえず寝て起きれば元に戻れるやろ…」

DQN「もどれなかったらどうしよう」

DQN「……とりあえず寝床を探すか」

DQN「そんでいいでしょ」

次の日

DQN「…」

DQN「もとにもどってないやんけ」

DQN「これ、どうすんだよ!!」

DQN「こんなわけのわからん森っぽいところにほんだされていきていけるわけないやん!!」

DQN「あぁ!!こんなんなら大学なんか行かずにボーイスカウトでもやってればよかった!!」

DQN「あぁああっぁぁぁああっぁあぁ!!!」

DQN「…ともあれ生きてるだけでもありがたいと思って生きていこう」

DQN「とりあえず家でも造るか!!」

DQN「っと、その前に水を確保しなけりゃやばいな」

川辺

DQN「おっしゃ!!水発見や!!」

DQN「これで3・3・3の法則の前三つはおkだ!」

DQN「いつ雨が降ってくるかもわからんし家を建てて風雨は避けれんようにしないと」

DQN「ライターもやっすいやつだから湿気ったらアウトだからな」

DQN「…親方心配してるだろうか」

DQN「それにしてもきれいな川で助かったわ~」

DQN「…エキノコックスとか大丈夫だよね?」

DQN「石もいくつか拾ってこ」

DQN「水飲んでもと来たところに戻るで!!」

DQN「それにしても割と簡単に森からでられたし家は森と草原の間に建てるか」

DQN「川辺は雨とかで氾濫したらしたら大変やもんね」

DQN「それにしても腹が減ったな…」

DQN「体力のあるうち家を建てるか、食料をとるか迷うでぇ」

DQN「まぁ最悪草でも食って腹の足しにすればええやろ」

DQN「家も泥を使った簡単なやつでええから3日もあればできるやろ」

DQN「問題は水やな…泥を作るにも水が必要やし生きていくのにも必要」

DQN「ほんとに昔の人たちには頭が下がるで」

DQN「お!そろそろ草原も終わりや!!ここに家を建てるんやで!!!」

森と草原の間

DQN「しかし鉈があって本当に良かった。鉈がなかった打製石器で木の伐採とか考えただけでも鼻血がでるで」

DQN「はぁ、とりあえず長さをそろえた太さ3~4センチの木を8本かな」

DQN「…うんこしたい」

DQN「糞臭い家なんてヤダからトイレは少し離れたところに建てるか」

DQN「!!!尻ふくかみないやん!!!」

DQN「…」

DQN「川に戻るか…」

DQN「ふぅ、小便の度に川に行くとするとだいぶ面倒やな」

DQN「紙は木伐採してに煮詰めれば出きれけど」

DQN「!!!煮詰める鍋も、鍋作る鉄もないやんけ!!!」

DQN「…」

DQN「どないしよ」

DQN「……」

DQN「あぁ!!!考えんのやめや!頭使っても家も建たんし紙もできない」

DQN「今は家建てよ」

DQN「こんなもんか」ポイッ

8本の木「」

DQN「これを地面に刺して四角に木をかければ屋根の骨はができるやろ」

DQN「そんで刺した木と木の間にほっそい木を縫うように差し込んでそこに泥を塗れば壁ができる」

DQN「屋根は木で作るのが最高、次いで木の皮が最良、んで最悪の草を使うしかないけど」

DQN「まぁ、軽いし簡単に作れるからいいか…壊れる時も簡単やけど」

DQN「今日は石でちょうどな穴掘ってそこに木ぶっ刺して、石で木を上からひッぱ叩いて寝よ」

DQN「……こりゃマジで帰れんな」

DQN「はぁなんかようわからん草の茎でも食って働くか」

次の日

DQN「ふぁ~あぁあぁぁあっぁ!!!」

DQN「いい朝や!!!」

DQN「しかし!!建築にあたって一つ問題が出てきた!!!」

DQN「泥や!!!こればっからはどうしようもない!!!水が必要や!!」

DQN「そんなわけで崖にゴー!!」

DQN「っとその前に川に言って水飲んでこよ。崖がどこら辺にあんのかわからんし」

DQN「にしてもまともなもんが喰いたいな」

DQN「米は無理でも木の実か肉は食えんだろ!!きのこは…まだ早いな」



DQN「崖やで!!といっても段差は7メーターもないな」

DQN「たぶん地震かそれとも長い年月での風化かそこらへんだろ」

DQN「っとまぁここらへんで何とかして粘土を掘り当てないと1日無駄になる!!」

DQN「とっと見つけるで!!」

ホリホリ

DQN「お!ええ具合のが出てきたやんとりあえず5キロ位もって川辺に前進や」

ガサガサ

??「…」



DQN「よっしゃ!!ええ具合の平らな石があるやんけアレの上で石をこねくり回して土器を作るで!!」

DQN「ついでにここを千早川と命名するんや!!彼女なんとなしに川っぽいし平らな石装備してるからな」

DQN「では!葉っぱを一枚敷きましてその上を粘土でべちー!!!」ビタン!!

粘土「」

DQN「葉っぱを敷くことで形を崩さず石から粘土を離せるんじゃ」

DQN「出来たらもどって焼き入れや!!」

家組「」

DQN「あぁ、しかし帰る場所に帰ってもこんなもんしかないと気合入らんなぁ」

DQN「…穴掘って火焚いて今日は終わりやね」

DQN「はぁ…女でもいないとあかんなコレ」

DQN「ほんまにライターと新聞紙あってよかった」

DQN「はぁさっさとやって寝よ」

次の日

DQN「しゃぁーーーーー!!!こらぁーーー!!!」

DQN「土器の完成じゃーーーー!!!」

DQN「これで水の運搬ができるでぇ!!」

DQN「…まぁ量が少ないんですけどね」

持ち物
・ライター
・新聞紙
・鉈
・財布
・土器(中)

DQN「…水汲んできて大きい土器もつくろ」

DQN「さていい具合の土器もできたで!!」

DQN「焼き入れしてる間に柱と柱に細い木通して簡単な壁の完成や!!」

DQN「ほんで家(笑)の周りを掘ってそこに水かけて泥を作れば雨が降ってもその溝に流れるから排水の処理もできるんやで」

DQN「親方に勧められた建築の基礎・歴史の本読んどって正解やったな」

DQN「はぁ、本物家建てたいな…本業そっちやのに」

DQN「しかしそろそろ草だけじゃ限界やな」

DQN「崖に行ってる途中に木の実があったけど甘くもなんもない無味やったし」

DQN「ほんま日本の農家さんに頭が下がります」

DQN「おいしい野菜にお米そんで果物ぎょうさん作ってくれてんもんな」

DQN「そりゃお残ししたら頭引っ叩かれますわ」

DQN「はぁ…なんでこんなんなんなったんだろ」

DQN「おお!ええ感じやん!!!」

DQN「これに泥あてれば壁はおk!!さて屋根か…」

DQN「草っていっても草原の草っこ引っこ抜いても役に立たんし」

DQN「どうしたもんか…」

DQN「この大きさの小屋やったら梁もくそもないからなるべく軽い資材しか屋根に使えんしなぁ」

DQN「はぁどうしてくれようこの家。葉っぱ探すにも無駄な体力使う訳にはいかんし」

DQN「川さがしん時とは違うもんなー…食えるもんとそうでないもんやとこんなに優先どが違うやね」

DQN「はぁ…川…」

DQN「川!!!!!」

DQN「魚捕まえればいいやんけ!!!小枝使って罠くらいいくらでもできるわ!!」

DQN「おっしゃ!!明日は魚が食えんで!!」

DQN「ほなおっきい葉っぱちゃん見つけたるわーーーーー!!!!」



DQN「見つけたでぇーーーーー!!!!」

DQN「これで屋根が作れるんやん!!!」

DQN「うぉおおっぉぉおぉぉーーーーー!!川行って罠つくりやぁぁああっぁーーーー!!」

DQN「待ってろ魚ちゃん!!!」

ガサガサ

??「…」

千早川

DQN「さてさて!!皆さんよ~見てくださいね?」

DQN「ここにあるんわ小枝がいっぱいやこれをブスブス地面に刺すんや」

DQN「ナルトのピンクんところを二重に作るように刺してくんや!!」

DQN「そんで真ん中の部屋の入口を少しすぼめてるんや!!」

DQN「ほんでこのすぼめたおかげで真ん中の部屋の所から出られなくなるんです!!」

DQN「こんときナルトの入口と部屋を川上につくんのがミソやで!!」

DQN「しかしこの川千早ちゃんの性格みたいに流れがキツイな」

DQN「個人的には美希ちゃんみたいん流れが優しい川がええんやけどなぁ…」

DQN「ほな帰って寝よ!!明日は動物性タンパク質のお魚ちゃんや!!」

DQN「…屋根も作らなあかんなんなぁ」

DQN「ま!帰って寝よ寝よ!!」



ガサガサ

??「……」

次の日

??「…」ぺろぺろ

DQN「あぁ!あかんでぇ!ZzzZZzzzZzzz」

??「?」ぺろぺろ

DQN「あぁああぁっぁああっぁっぁっぁぁあああぁぁぁぁ!!ZZzzzZzzZZzz」ビクックン

??「?」

DQN「はぁっ!あかん無精子そうやったわぁ~」

DQN「毎日体動かしたしておいて正解やったな!アレはタンパクとして分解されるらしいからな」

??「?」

DQN「で、君なんなん?」

黒子犬「バウ!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ぺろぺろ

DQN「なんやこいつでっかいなぁ!!仔馬位あんねんな大きさ」

黒子犬「バウ!!」

DQN「いや、バウやあれへんから自分」

DQN「さて!屋根作ろ!!ほっそい棒にアホ位でかい葉っぱの元をぶっ刺して重ねるだけだけどな」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ぺろぺろ

DQN「君は早くおうちに帰り!!」

黒子犬「バウ!!」

DQN「おっしゃ!!こらぁーーーーーー!!!!!」

DQN「屋根完成や!!これであとは壁だけや!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」

DQN「君は見てただけでしょ!!たっくしゃぁない子だ」

黒子犬「グー!グー!!」

DQN「唸ってもしゃーないでしょ!今日はもうやめてお魚ちゃんの所に行くでぇーーー!!」

黒子犬「バウ!!」

DQN「…」




DQN「君も来るの?」

黒子犬「バウ!!」

千早川

黒子犬「バウ!!バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「めっちゃ尻尾振ってんじゃん!!」

黒子犬「バウ!!」

DQN「さてとお魚ちゃんどこですかぁ~?っと」

DQN「おぉ!!5匹もいるやんけ!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「お魚ゲットやで!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」

DQN「だから!君は何もしてんの!!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「君ね!!こっちは五日ぶりのご飯なの!!お腹すいてんの!!」

黒子犬「バウ!!」

DQN「なんなん君!!そんな声あげてもあげんからね!!」

黒子犬「…」ブンブン

DQN「なにその顔?自分が悪いみたいになるじゃんかよ!」

黒子犬「…」

DQN「…」

黒子犬「クー」

DQN「!?」

DQN「なにその声?今更そんな声出しても…」

黒子犬「…」ブンブン

DQN「はぁ、わかったよ!あげるよ!それでいいでしょ?」

黒子犬・灰子犬「バウ!!!」

DQN「増えた!!?」

黒子犬「バウ!!」

灰子犬「バウ!!」

DQN「一気に半分なくなるの確定やん」

DQN「はぁ、戻って焼いて食べよ…食べれるよね?このオニオコゼみたいな針生えたムツゴロウみたいな不細工」

家もどき

DQN「さっさと火焚こっと」

黒子犬・灰子犬「……」ブンブン

DQN「もちょっと待ってね、一応君たちにも焼いた魚食わせるから」

黒子犬・灰子犬「バウ!!」

DQN「はぁ、なんなんこの子たち」

DQN「あ、土器(大)掘り返すの忘れてたわ。掘りかえそ」

DQN「お!焼けた焼けた!!久しぶりの食いもんや!!」

DQN「ホレ!君たちも食べなさい」ポイッ

焼けた魚ちゃん×2

黒子犬・灰子犬「!!!!」

黒子犬「バウ!!」

灰子犬 ムシャバクバク

DQN「返事すんのは黒ちゃんだけか…僕もいただきますか」カプッ

DQN「…」ムシャムシャ

DQN「上手いけど塩気がないね…塩か…」

DQN「塩ばっかりはここいらじゃ無理だろ見たところ岩塩ができる感じではないもんね」

DQN「近いうちにどっかに移る可能性があるなぁ…」

DQN「まぁ今は家造りが一番やけどね!ホレ!!もっとお食べ!!」ポイッ

黒子犬「バウ!!」

灰子犬 ムシャバクムシャ

DQN「腹いっぱいやから今日はもう寝て明日で家が完成や」ノビー

黒子犬・灰子犬 ムシャバクバクムシャ

DQN「時間見つけてこの子たちの獣舎も造らんとね」

DQN「さ、寝よ寝よ」

持ち物
・ライター
・新聞紙
・鉈
・財布
・土器(中)×1(大)×1

ペット
・黒子犬 仔馬くらいの大きさ
・灰子犬 同じく仔馬くらい

次の日

DQN「さて!今日は家を完成させたら身体を洗うでよ!!」

DQN「さ、朝の水分補給と行きますか!!」

DQN「…ゆくゆくは川をひっぱて来たいなかなりの重労働だろうけどいつかは…」

DQN「そもそも川から5~600メーターくらいしか離れてないから井戸ほりゃわいて出てくるんじゃ…」

DQN「まぁどっちにしろ川はそのうちひっぱて来たい!!」

黒子犬「バウ!!」

DQN「お、起きたんか今から川行くで!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「水も飲んだしとりあえずは壁づくりや!!」

DQN「これができたら槍でも作るか…」

DQN「鉄がないから木を削っただけの簡単なやつになるけど」

DQN「肉を食えばある程度は塩分の足しにはなるでしょ気休め程度だけど…」

DQN「それに魚が取れるようにはなったけど草っこは定期的に食べよう、脚気になったら元も子もないし」

DQN「はぁあぁぁあぁぁあっぁあああぁあっぁ!!」

DQN「コンビニ、スーパーのありがたみがよぉ~わかったわ!!!」

DQN「親方確か96とか言っとったからコンビニ世代やないもんなぁ」

DQN「こりゃ最近の日本ちょっと人間に甘すぎるんとちゃう?って口酸っぱく言う気持ちがわかるわ」

DQN「まぁ、あの人未だにスーパーカブ乗り回してモンストやる化物やけど…」

DQN「さて、これで家の完成や…」

DQN「なんかここもでくると思うもんがあるなぁ~」

黒子犬「バウ!!バウ!!」

DQN「はぁ、なんかこんな作ってしまったからにはもう絶対戻れんっちゃう?逆に」

灰子犬「?」

DQN「まぁええは命あっての物種やし死ぬまで生きて、足掻いて生きて、笑って[ピーーー]るよう頑張りますか」

黒子犬・灰子犬「バウ!!」

DQN「せやね、水浴びに行きますか!!!」

DQN「さて、これで家の完成や…」

DQN「なんかここもでくると思うもんがあるなぁ~」

黒子犬「バウ!!バウ!!」

DQN「はぁ、なんかこんな作ってしまったからにはもう絶対戻れんっちゃう?逆に」

灰子犬「?」

DQN「まぁええは命あっての物種やし死ぬまで生きて、足掻いて生きて、笑って氏ねるよう頑張りますか」

黒子犬・灰子犬「バウ!!」

DQN「せやね、水浴びに行きますか!!!」

DQN「おっとその前に、服脱いで全部一回服燻すで」

DQN「服も洗いたかったしどうせなら徹底的にや!泥も全部洗い落として綺麗になりましょ」ヌギヌギ

黒子犬「バウ!!」

DQN「おう!待ってな!!」

DQN「しかしここどこなんやろ…一回も人に出会ってないんけど」

DQN「今んとここんなすみやすい土地で人間の足が入っとらんと場所ってないやろ…」

灰子犬「?」ブンブン

DQN「まぁ自分が知ってるモンが全てやないしな謙虚に行きましょ」

DQN「一生勉強ですよ!ほんとに」ナデナデ

灰子犬「…」ブンブンブンブンブン

黒子犬「!?バウバウバウ!!!!」

DQN「あぁ君もね…」ナデナデ

黒子犬「バウ~~♪」ブンブンブンブンブン

千早川

DQN「さてと今日もお魚ちゃんたち元気ですかぁ?っと」バシャバシャ

灰子犬「?」バシャバシャ

DQN「さっさと身体洗って今日はのんびりしますか」バシャバシャ

黒子犬「バウ!!バウ!!」バシャバシャ

DQN「はぁ、やっぱかなり汚れとんね」バシャバシャ

DQN「にしてやっぱ川の水は冷たいねぇ~。服もどうせまた汚れるんだし大体でいいでしょ」バシャバシャ

灰子犬「…」バシャバシャ

DQN「あんまり奥に行くんじゃないよ、結構速い色してるから」バシャバシャ

灰子犬「バウ」バシャバシャ

DQN「さて、魚も取れましたし服も洗ったから帰りましょ」

DQN「お~い!!帰るよぉー!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」バシャバシャ

灰子犬「…」バシャバシャ

DQN「…そういえば川の向こう側どうなってんねやろ」

DQN「まぁそのうち行くっということで」



DQN「ん~!!今日もお腹一杯で生きていけました」

DQN「あの子たちの獣舎もはよ作らないけんね…」

DQN「明日は獣舎の材料集めや!はよ寝よ」

DQN「…こっちに来てから誰とも会話をしてへんねや。結構これくるなぁ」

DQN「まぁええや寝よ」ゴロン

次の日 雨

DQN「しゃぁーーーーー!!こらぁーーーー!!」

黒子犬・灰子犬「!?」ビクッ

DQN「今日から君たちの家造りやでぇ!!!」

DQN「鉈しかないからこれまた簡単なやつやけどないよりええでしょ!!!!」

DQN「そして一週間目にしてやっと雨じゃぁあぁい!!」

DQN「全裸で働いたるでぇえぇぇっぇっぇぇぇぇえええぇ!!」

黒子犬・灰子犬「?」

草原

DQN「さぁ!!やってきました草原ですぅ!!ここでは皆さんに寝藁をとってもらいます!!」

DQN「雨が降ろうが槍が降ろうが関係ありません!!ある程度刈ったら刈った草っこで草をまとめて持ち運びやすくします!!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ブンブン

灰子犬「?」

DQN「そんで君たちの背から垂れ下がってるつた君にかけて家まで運ぶんよ!!!!」

DQN「これやったらそんなに往復しないで寝藁ちゃんゲットでしょ!!」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「さてさて!やりまっか!!!!」

DQN「自分の家の分もあるから5~6往復くらいかな?」

DQN「さぁ、じゃんじゃん刈って気持ちよく寝ましょ!!」

黒子犬「バウバウ!!バウ!!」

灰子犬「…バウ」

DQN「まぁこんくらいでしょ!!一回家戻ってとりあえず敷き詰めましょ」

DQN「君たちの家はどうせだから丈夫に作ったる!!ご主人の家より立派にしたるからね!!」

灰子犬「…」ブンブン



DQN「さて君たちのお家はまず自分の背丈くらいの木を20本くらいかな?切り倒すんよ」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「それの半分を地面に刺してもう半分は刺さってる木のすぐ近くに刺すんよ」

DQN「まぁ、君にも分かるように言うとコの字を二重に作るんよ」

黒子犬「バウ!!バウ!!」ブンブン

DQN「そんでその隙間に手ごろな大きさの木をはめるんよ!!これで壁が完成や!!」

DQN「あとは桁をかけてそれをつたでくくって屋根葺いておしまいや!!」

DQN「これは簡単な割にけっこういいやつができるんやよ!!!しかも屋根まで全部木やからね?」

黒子犬「バウ?」ブンブン

DQN「さぁどんどん地球温暖化させるでぇ!!!」

黒子犬「バウ!!」ブンブン

DQN「…ところで君のお友達はどうしたの?」

黒子犬「…バウ?」ブンブン

DQN「まぁ、もともと野生動物やしあんま当てにしないで行きましょ」

黒子犬「バウ!!バウ!!」



DQN「さぁってと、材料はこんなんでしょ…」

DQN「灰色君はどこ行ったんでしょか、見当たりません」

DQN「まぁいいけどね…それでね黒ちゃん、一つ言うことがあんねん」

黒子犬「バウ?」ブンブン

DQN「今日晩御飯ない」

黒子犬「…」ブンブンブン






黒子犬「バウッ!!!??」

黒子犬「バウバウバウバウバウ!!バウ!?バウバウ?」

DQN「いや、なに言ってんのかわかりませんが雨降ってる時の川なんて行ったら帰ってこれませんからね」

黒子犬「バウ~」

DQN「いっぱい働いてもらったけどごめんね?今日はもう寝よ」

灰子犬「…バウ」ドサッ

死んだ動物「」

DQN「!?どこ行ってたの?ってかこれなに?」

灰子犬「バウバウ」

DQN「なに?くれんの?なに君めっちゃええこやん」ナデナデ

灰子犬「…♪」ブンブンブン

黒子犬「バウ!?」

DQN「しゃぁこらぁーーー!!一気に晩御飯ができちゃいましたよ!!」

DQN「BBQよBBQ!!!いや~灰ちゃんさすがやね!!」

灰「バウ」

黒子犬「バ、バウ!?」

DQN「しかしこのブッサイクな馬みたいなの食べれんのか?」

黒子犬「バウバウバウ!!!」ブンブン

DQN「あ、ちょっと静かにしてくれます?今から解体するんで」

黒子犬「バ…クー」フンフン

DQN「皮剥ぎってどうすんやろ…そもそも鉈で行けんの?食う分には焼けばいけるでしょ」

黒子犬「…」

DQN「うわ~雨降ってても外でやって正解やね…」

DQN「血まみれやんけ……まぁ食べるんですけどね…」

黒子犬「…」

灰「バウ」

DQN「君たちは生で行けるでしょうけど僕は無理やからね…削った小枝に刺して焼いて食べますわ」

DQN「はい、お食べ」ズルズル

肉塊「」

黒子犬「…バウ」

灰「…」ムシャバク

DQN「さて、この馬っぽい奴の毛皮どうするか…」

DQN「たしかタンニンなめしとかいうやつがあったな」

DQN「タンニンか…たしか苦みのある成分やったな、今まで食った草っこにもエグイのがあったからあしたやってみっか」

DQN「そんなこんなでお肉が焼けましたぁ~~!!!」

DQN「いただきますぅ~~~!!!!!」パクッ

DQN「!?コレや!!この脂の旨み!!炭火の香り!!!そういえば自分キャンプしに来たんやった!!」

DQN「なにが悲しくてこんなところで一人ロビン=フットしてんの自分!!!」

DQN「こんなマジキャンプただの拷問やでホンマ!!現代っ子氏んじゃうで!!」

DQN「ったく、ホンマに氏んで神様にあったら革鞣してやるわ!!!!」

黒子犬「…ガフ」完食!!

灰「…」完食!!

DQN「お、完食ですか!では寝ましょ!!今日は灰ちゃんに感謝だね!!」

灰「…」ブンブン

黒子犬「…バウ」

DQN「明日は黒も頑張ってね!?」

黒「!?」ガバッ

黒「バウ!!!」ブンブン

DQN「おっしゃ!!寝るでもう!!」

DQN「さて寝るか…」

DQN「明日は皮を鞣す方法をみつけないとな…あと、獣舎や」

DQN「これが先やね…あとあの骨も焼いてなんかに使えるかも…」

DQN「それにしても一週間でここまで行ったのは奇跡だな」

DQN「これから悪いこと起っても踏ん張らないとな…と、にかく、あしたは…」

DQN「…」

DQN「ZZZzzZZzzZZzzzZZzz」

持ち物
・ライター
・新聞紙
・鉈
・財布
・土器(中)×1(大)×1
・動物の皮
・動物の骨


ペット
・黒子犬 仔馬くらいの大きさ
・灰子犬 同じく仔馬くらい



・土壁の家

半年後

DQN「はぁ、今日はもうこれでええわ、明日にでもこの冷暗所は完成でしょ」

DQN「…」

DQN「こっちに来てから半年…未だに人に出会っていない…」

DQN「もしかしたらここは地球じゃないのかもしれん…でも、せめて人に会わせてよ」

黒犬「ガウ!!ガウ!!」ブンブン

DQN「はいはい、今日はお肉やで感謝して食べ、とはいっても君たちが取ってきてくれたやつなんやけど」

DQN「自分は燻製したやつ食べよ」

DQN「帰りたい…なにがいけなかったやろ…大学途中でほっぽったから?髪染めたから?」

灰犬「…ガウ?」

DQN「…この子たちがいて本当に良かった、いなかったら多分自殺してたよ」

DQN「はぁ、孤独や…簡素ながら大きい家も建てたし、獣舎もあるし明日には冷暗所ができる…」

DQN「寝床も鞣した革を何重にも敷いてるから硬くもない…」

DQN「…魚も肉も燻製して日保ちがいいから食うもんに困らん…料理だって土と石でかまどを作って…」

DQN「ホンマにもうどうでもええねん…」

DQN「食って寝て、朝一うんこして水浴びして…なんで生きてん?自分…」

黒「ガウ?」ブンブン

DQN「ん、ご飯やね」ナデナデ

次の日

DQN「ん~~、朝や…」

黒「ガウ!!ガウ!!」ブンブン

灰「…ガウ」

DQN「おはようさん、今日も一日お願いね?」ナデナデ

黒「ガウ!!ガウ!!ガウ!!」ブンブンブンブン

灰「…~♪」ブンブン

DQN「ん?君たち角みたいなんあるんね…気づかんかったわ、さ、千早川に行きましょ」

千早川

DQN「はぁ、今日は魚とらんでいいや…」バシャバシャ

DQN「ここ、地球やないんね。どこやろ?犬の国」バシャバシャ

灰「ガウ」バシャバシャ

DQN「ん、遊んできてええで」ナデナデ

灰「…」バジャバジャバジャ…

DQN「はぁあの子たち頭いいからな…呼べば飛んでくるし」バシャバシャ

黒「ガウ!!ガウ!!」バシャバシャ

DQN「あのこはバカそうやけど…」

DQN「さて、これこの後どうすっかなぁ…」

DQN「しかも最近どんどん暑くなる、たぶん夏になってくんやろ?水とか平気か…」

DQN「畑とか作るか、石のクワくらいはつくれっけど、種がなぁ…」

DQN「芋っこであればなぁ…ツタでもたぐって地面についてればとれっかの~」

DQN「180日か…もうこれは人に自慢できる経験させてもらいましたね、ありがとうございます」

DQN「さて、お帰りますか…おい~~い!!」

「…ごぉおっぉぉおおっぉぉぉおおおっぉぉぉ!!!!!」

DQN「…なんか捕まえったポイね、ほら行くよ!!」

黒「ガウ!!」バッ

灰「……」ハムハム

黒「ガウ!?」

灰「…ガウ」ハムハム

黒「ガウ!!ガウ!!ガウガウガウ!!」ブンブン

DQN「お~い!!ちょっと待ってよ~~…?」

DQN「灰ちゃん何してんの?おっこてるもん口にすると晩飯食べれ…」

??「…」

DQN「……」





DQN「人やん!!!!???」

DQN「おい、マジでかこらぁ!!!」

灰「?」ハムハム

黒「ガウ!!」ブンブン

DQN「これ、ハムハムやめぇ!!人や!!ホンマに人や!!!」

DQN「きみ大丈夫か?」ペチぺチ

??「…」

DQN「意識ないやんけ!!低体温症か?待っとれや!!すぐよくなるで!!」

黒・灰「?」



DQN「悪いけどぜんぶ脱がすで…」

??「…」

DQN「大丈夫かいな…身体が氷みたいに冷たいよ…」

??「…」

DQN「今日は冷暗所どころじゃないな…納屋にから薪もってこよ」

??「…」

DQN「ホンマ、ホンマによかった!!自分だけじゃなかった…一人ぼっちじゃなかった」

DQN「ありがとな」ポロポロ

黒・灰「ガウ?」

DQN「にしても美希ちゃんみたいな顔やな…一部千早ちゃんやけど…」

DQN「…」

DQN「なんでや!名前か!?あんな名前つけたからか!?クッソ!!」

DQN「半年前の自分をド突きまわしたい!!!」

??「…」

DQN「っと、まぁ今日はあの子たちに餌やってしまいでええわ」

??「…」

持ち物
・ライター
・新聞紙
・鉈
・財布
・土器(中)×8(大)×4
・動物の皮→なめした革×12
・動物の骨→骨塊×12
・水瓶

ペット
・黒犬 馬くらいの大きさ
・灰犬 同じく馬くらい

建物
・土壁の家→納屋
・木の家 木を敷き詰め段差がある扉がないため犬たちは土の床でよく寝る
・獣舎 木でできている。構造はほぼ木の家と同じ
・冷暗所もどき


・DQN 男。何故かいろいろできる。本職は建築関係?
・??  女。貧乳美希

次の日

DQN「はぁ~~~!!っと朝やけど…糞みそ暑いな!!!!!」

??「…」

DQN「顔色もいいしあとは起きればおkでしょ!!!」

DQN「ほんと!!一人じゃなくてよかったぁ~~!!生きててよかったよ!!」

DQN「さて、冷暗所はあと少しやから終わったら森ん中に行きますか!!」

DQN「黒くん!!」

黒「ガウ?」ブンブン

DQN「きみ残ってあの子のそばいてね?」

黒「ガウガウ!!」

DQN「さて!!灰!!とっとと終わらさて森行くよ!!」

灰「…」ブンブン

DQN「…君、だいぶ大きいもんな…鞍と鐙作って乗れればいいんだけど」

灰「?」

DQN「ま、いい具合の木でも落ちてれば拾うか…」

灰「ガウ」

DQN「あと、クツワも必要やね!!…君たち歯槽間縁ないけど手綱ないと危ないし」

灰「?」

DQN「まぁ、行ってからのお楽しみですよ!!」

灰「…」

DQN「さて、やったろ!!」



DQN「で、冷暗所ができたから来たんやけど…」ナデナデ

灰「…」ブンブン

DQN「なんもないね…粘土でもとってくかな」ナデナデ

灰「…」ブンブン

DQN「はぁ、キノコが食べれるようになるだけでも違うんだけどなぁ…」

DQN「ああぁ、次は井戸でも掘るか、できればあの子にも手伝ってもらえないか言わん…」

DQN「あ、言葉通じんかったらどうしよう!!」

DQN「ま、どうにかするか」

DQN「さて、帰りますか!!いやぁ!!誰かがいるっていいねぇ!!」

DQN「なにしてんの!?帰るよ!!灰ちゃん」

灰「ガウ」ホリホリ

DQN「だからなにしてんの?」

灰「…」ホリホリ

DQN「?…帰らんの?」

灰「…」ホリホリ

DQN「…さき帰るかんね?」

灰「ガウ」ホリホリ

DQN「?」



DQN「どうしたんでしょあの子?家に帰りたくないって…」

「ガウ?」

「△◆▼、○●◇▽…▽▽◎?」

DQN「お!起きたみたいやな!!」

DQN「ただいまやで!!」

??「」ビクッ

??「▽▽〇◎!!▽◆■●!!」

黒「ガウ?」

DQN「あぁ、やっぱし言葉が通じないんじゃ…」

DQN「はぁ、しかも自分が知らん言葉とか…しかも、聞いたことない発音やし」

??「▲▽△、○○●×◇◆!!!●××…」

DQN「はぁ、マジでなんやのこの言葉…」

??「△××●〇!!?」

DQN「まぁ、服はがされて起きたらすっぽんぽんやったらこうなるか…」

DQN「さて、言葉やけどどうするかね…」

DQN「!」

??「〇×△▽×●!!!▽▽●◆◇!!●×!!!」

DQN「せや、いいこと考えた!!!」

DQN「ちょっと待ってね!!」ガタッ

??「!?……●●〇×▽!!!▽▽▽▽!!!!」

黒「ガウ?ガウ?」ブンブン

??「▽××…」

黒「ガウ?」ブンブン

「こんなんでいいか、あんまり大きいと怖いやろうし」

DQN「おまっとさん!っとこれでなんか言ってくれればいいんだけどね」グチャカキ

??「▽〇●!!●●▽!!」

DQN「これでええや、ま、この地面に書いたグッチャグッチャなもん見れば出る言葉は宇宙共通でしょ」

??「▽×!!××■!!■◇!!!」

DQN「ちょい、これ見て!!」

??「××!!●◇!!」

DQN「いや、なに言ってるのかわからんし…こっち来てって」チョイチョイ

??「▽◇!!××!!」

DQN「…興奮して落書き見るどころじゃないね…」

??「●◇!!■◇!!」

DQN「はぁ、最後の初段やね…」フゥ

??「××■!!▽×!!」

DQN「お願いやから話聞いて!!」アタマサゲー

??「……」

DQN「ちょっとは落ち着いたでしょ…で、こっち来てくれる?」チョイチョイ

??「…■●◇〇」ノソノソ

DQN「ん、でこれ見てくれる?」ユビサシ

??「?」

DQN(さぁ言え!あとはこっちの質問パーティーや!!)

??「チーチャンノハチイサイ?」

DQN「……やはりちーちゃんのが小さいのは宇宙共通やったか…いや、疑問で使うからまだ可能性が…」

??「▲◎?」

DQN「ま、これでWHATが手に入ったから質問しまくれば行けるでしょ…たぶん、WHATであってれば」

??「…〇〇、×◎〇〇▼□」ペコッ

DQN「おぉ、頭を下げんのも同じかこりゃ仲良くできそうでっせ!!」

??「〇◆…◇◆」

DQN「で、さっそくですが…チーチャンノハチイサイ?」ユビサシ

??「…チーチャンノハチイサイ?▼〇◎…エルフ▼」

DQN「ん、なんかいろんな単語が入ってたからわからんけど名前はエルフでいいのか?」

エルフ「…▼…◎×」

DQN「…こりゃかなり先が長いなんね」

エルフ「◎××△◎?」

DQN「…やばい、めんどくさなって来た…無視して寝よ」

エルフ「◎◎△◆?//」

DQN「ほな、おやすみ」ゴロン

エルフ「!?◎×◆△▼◆!!!?」

エルフ「××!!◆▼△△◆●〇!!!」

DQN(うるさいけど無視や無視!!)

黒「ガウ?」ブンブン

次の日

DQN「あぁぁん!!よく寝たで!!っと」チラッ

エルフ「…zzZz」

DQN「ん、よく寝てんね!昨日途中からポコポコ身体揺すってきたけど無視しどまて正解やね」

黒「zzZzzZzzzZzz」

DQN「…この子また土間で寝たんの…獣舎建てた意味がないんけど」

DQN「黒、起きて」ユサユサ

黒「…ガ?」

DQN「ちょっと来てくれん?」

黒「?」ブンブン

次の日

DQN「あぁぁん!!よく寝たで!!っと」チラッ

エルフ「…zzZz」

DQN「ん、よく寝てんね!昨日途中からポコポコ身体揺すってきたけど無視して寝て正解やね」

黒「zzZzzZzzzZzz」

DQN「…この子また土間で寝たんの…獣舎建てた意味がないんけど」

DQN「黒、起きて」ユサユサ

黒「…ガ?」

DQN「ちょっと来てくれん?」

黒「?」ブンブン

千早川

DQN「さすがに朝から肉は女にはきついでしょ…しっかし眠いねぇ」ファ~

黒「?」キョロキョロ

DQN「と、そんなわけで今日の朝ごはんはお魚ちゃんよ」

黒「ガウガウガウ!?」キョロキョロ

DQN「?あぁ灰ちゃんか?なんか森で穴掘るから帰らんて」バシャバシャ

黒「ホ、ホンマ?」

DQN「あぁホンマ、ホンm…?」

黒「ガフ!!…ガホン!!」

DQN「嘘でしょ…君喋れんの?」

黒「グフ!!ガウ!!」ブンブン

DQN「なぁ?喋れんの君…」

黒「ガフ!!ガウ!!ガウガウ!!」ブンブン

DQN「……ま、喋れようが喋れなかろうが関係ないか」

黒「ホンマ?」ブンブン

DQN「…ホンマやで!!九官鳥みたいなもんでしょ」

黒「…クーカンチョウ」ブンブン

DQN「……ホンマにしゃべってるし…灰ちゃんはどうなってんだろ」

黒「イエ、カエラン?」ブンブン

DQN「ん!帰りますか」バシャバシャ



エルフ「…△××」

エルフ「△△〇〇…○○××■」

DQN「帰ったよ~」

エルフ「!」

黒「ガフ!!カエ!!カエ!!…?」ブンブン

DQN「…なんかどんどん喋るしこの子。やっぱここ地球やないんやね……」

エルフ「!!◎××□〇!!」

DQN「お、エルフ起きたんやね?朝飯にしよか」

エルフ「?」

DQN「そやそや、自分はDQNやで!!」

エルフ「?…△●」

DQN「…昨日無視したから流れが一からパーや。ま、今日もよろしくな!!」

黒「ゴウ!!…エエデ!!」ブンブン

DQN「君じゃないんけど…おもっくそなんちゃって関西弁やね」ナデナデ

黒「ガウ!!」ブンブンブンブン

DQN「…で、エルフちゃん!きみはお魚食べれる?」

魚ちゃん「」

エルフ「…●〇×△?」

黒「ジブンノハニクカ?」ブンブン

DQN「君は雑草でも食べなさい」

黒「ナンデヤ!?ガフ!!…カフ?」

DQN「君めっちゃ喋んのね…いいか、そんなに毎日にくばっから食ってたら脚気になるよ!!」

DQN(ま、肉食動物とかは体内でビタミン作るはずやけどね)

黒「……マジデカ?」

DQN「そ、それに今日君は一日寝てていいで。ま、今日は一日単語を埋めましょうか」

エルフ「×□◆×?」

DQN「待っといて!食べれんかったら自分が喰うから」バッ

エルフ「…?」

なんやかんやで夜

DQN「ではネマショウ…これであってんねやろ?」

エルフ「ワカッタ」ゴロン

DQN「ふぅ、ま!名詞は結構覚えたからそのうち簡単な会話ができるでしょ」

エルフ「?」

DQN「あぁ、こっちの話!」

DQN(とりあえず今後の方針は井戸掘りやね…どんくらいで水湧くんやろ?50メーターぐらいか)ゴロン

DQN(それにいても誰かがいるっていいな!!しかもかわいい女の子や!!ちょい残念な感じの所があるけど)

DQN(そんにしても灰ちゃん今日も帰ってこんかったけど、どうしたんやろ)

DQN(まぁ、あんまり遅かったらこっちから迎えに行くか)

DQN(今日も一日お疲れさんした)

一カ月後

エルフ「おい、今日は千早川の罠を〇〇▲いいの?」

DQN「…あぁ!罠を直すね!!ん、それでいいよ昨日はキノコと採ってきたんやよね?」

エルフ「そうよ。あとどのくらいで井戸を◎×◆□できるの?」

DQN「カンセイはもう少しかかるね。もう地面から水がワイテるから少し掘ってフチに石を積んでカンセイや」

エルフ「…」

DQN「なに?」

エルフ「だいぶ言葉喋れるようになったね」

DQN「ま、毎日会話して質問シマクレバすぐできるわね」

エルフ「そ、そうか」

DQN「にしてキノコが食えるようになったんはでかいな!!これで塩が手に入ればね…」

DQN「じゃ、またあとでね」

エルフ「ん」ノシ

DQN(にしてもエルフにこの世界を聞いてみると魔法があったり魔獣がいたりで大変やね)

DQN(しかも川を挟んだ向こう側は結構ポロポロと村や町があるみたいや)

DQN(でも性格、流れ、服のサイズと三拍子がキツイ千早川は渡れんからこっちには人があんまりいないらしい)

DQN(それに、川のこちら側は魔獣が結構出るらしい)

DQN「ま、君らも魔獣なんやけどね」

灰「キョウハナニスン?…ガフ!カ?カシカ?」

黒「ガウ?ジブン、エルフノホウカ?」

DQN「狩りね、狩り。今日は井戸掘ったら石運んで井戸の縁造りよ」ナデナデ

灰「カシ、シタイ…」ブンブン

黒「ジブンハ?」ブンブン

DQN「ん、エルフちゃんと千早川行ってきて」ナデナデ

黒「ガウ?ワカッタ」ダッ

千早川

DQN「っとまぁ、掘り終ったからこっちに来たんやけど。ホンマに魔法って便利やね」

灰「?」

DQN「自分は使えんけどあんなに簡単に穴掘ってくんだもん。こりゃたまりません、普通のスコップもないの1カ月で井戸完成って…」

灰「…ツイタゾ」

DQN「ん、ご苦労さんっと」ヒョイ

DQN「やっぱ灰ちゃんの上は楽やね。最近の移動は君の上でなまけてるだけやもん」ナデナデ

灰「イシ、ハコブカ?」ブンブン

DQN「ん!お願いすんで!!!」

エルフ「あら、井戸は掘り終り?」

DQN「せや、だから石を取りに来たんよ」

エルフ「…」

DQN「おっしゃ!!今日は何回か往復するだけでいいや!!」

DQN「エルフちゃん!!それあとどのくらいで終わんの?」

エルフ「…もう終わる」

DQN「そか、そんならこのあとは綱よってもらっていい?エルフちゃんもうできるっしょ」

エルフ「…その、チャンとはどんな意味なの?」

DQN「え?あぁ、女の子って意味や!!灰ちゃんもメスやしね」

エルフ「…◎□と同じ…」

DQN「ん?なんて」

エルフ「何でもない…」

DQN「?」

灰「ガウ?ソッチドウ…」

黒「サカナ、ウマ、ウマ…グフ」ブンブン

灰「…」

DQN「っとまぁ、これで今日五回目の千早川に来たんけど」

DQN「効率悪すぎでしょ!!おっきい石もって五回往復もして運べた数30いかないって…」

DQN「こりゃあかんわ!!車輪が作れればええんやけど、さすがに鉈一本じゃねぇ…」

DQN「あほ臭くなってきたわ!!」

エルフ「ねぇ、あれ見て…」

DQN「あ?」

川の向こう岸

「お~い!!そこの◎◎▲◆×!!」

DQN「?なにいってんのよ…」

エルフ「…◎◎▲◆×//」

DQN「ちょっとあんたらなにしてんの~!!」

「Θ¢仝§=§!!×●〇~!!来たんだけど§£ΔΞ!!」

エルフ「…」

DQN「…なに言ってんのかわかる?」

エルフ「わかんない…」

DQN「…またか!!」

エルフ「で、でも全部がわからないわけじゃないからまだ…」

DQN「あぁね、でもなんか来たって言ってたことしかわからんかった」

エルフ「…川を渡りたいとも言ってたわね」

DQN「あぁ、そうなん…」

「Ξ仝仝§!!§ΠΓΨΨ!!」

DQN「あぁ、なんかまた言ってるよ!!!どうする!!?」

エルフ「川を渡りたいって言ってるからこっちに来たいんじゃない?」

DQN「でしょうね!!」

DQN「どうする?」

エルフ「…とりあえずここは川〇◆×も大きいし流れも速いから無理だよね……」

DQN「…」

エルフ「な、なに?」

DQN「なんでもないよ」

DQN(まだ完璧にこの子の言葉も分からんのに新しい言葉って…)

DQN「はぁ…」

エルフ「?」

「お~い!!Ξ仝仝§!!§ΠΓΨΨ!!」

DQN「また同じこと言ってるよ…」

エルフ「とりあえず返事だけでも返さないと」

エルフ「この川は流れが速すぎてここじゃ渡れませ~ん!!!」

「…」

「Ψ§§!!ΞΓ¥!!」ノシ

DQN「あ、引き返して行った…」

エルフ「…なんだったのかな?」

DQN「知らん。でも…」

エルフ「でも?」

DQN「彼ら荷馬車を牽いてた!!車輪の概念がここにもあるんや!!」

エルフ「シャリン?なにそれ…」

DQN「分らんでもええの!!そのうちあっちから来るでしょ!!」

エルフ「…ねぇ、あの人たち私たちを〇〇◆×▲に来たんじゃない?」

DQN「ごめん、〇〇◆×▲ってなに?」

エルフ「はぁ…帰ったら説明する」

DQN「ん!そうして!!」



DQN「…」

エルフ「zzZzZz」

DQN(あのあと〇〇◆×▲の意味を聞いたらコロスとかそんな感じのけったいな意味やった…)

DQN(考えもせんかった…エルフちゃんは一応命の恩人やから敵意がないけど)

DQN(あの人たちはそんなん関係ないもんね…まぁ、始めの方のアメリカみたいにならんとも限らんし…)

DQN(最悪土地を捨てるってのもあるけど、思い入れも出てきたし)

DQN「どうすればいいんやろ…」ボソッ

DQN「ま、今日は寝よ」


??「…」

次の日

エルフ「ん!」ノビー

灰「……」

エルフ「あれ?DQNたちはどこいったのかしら」

灰「チハヤガワニイッタ…ガウ」

エルフ「ごめんね、私はあいつみたいに君たちの言葉わからないの」ナデナデ

灰「?」ブンブン

エルフ「…どこ行ったのかしら」ナデナデ

灰「…」ブンブン

千早川

DQN「で、千早川なんやけど。黒くん他の人ここらにいる?」

黒「イナイ!!」ブンブン

DQN「そ、昨日の今日で来るわけないか…」

黒「…タベタホウガイイ?」ブンブン

DQN「…いざとなったらね!」ナデナデ

黒「イ、イザト…ガウ?」ブンブン

DQN「さ、帰りましょ!!」

黒「ガウ!!ガウ!!」



DQN「戻ったでぇ!!」

エルフ「あ、もしかして千早川から?」

DQN「せやで!なんかあったの?」

エルフ「ないもないわ。やっぱりチハヤは千早川のことね…」

DQN「?」

エルフ「今日私は自由でいい?」

DQN「あぁ、ええよ。なにすんの?」

エルフ「ちょっとね~♪」

DQN「ま、気いつけてね」

エルフ「ん♪」



エルフ「クロ!こっち来て」チョイチョイ

黒「?ナニヨンダ…ガウガウ!!」ブンブン

エルフ「今日は木の実をとるわよ!!」

黒「…スマンガナンテ?」ブンブン

エルフ「…本当になんでDQNはこれが分るのかしら?」ナデナデ

黒「?」ブンブンブンブン

エルフ「ま、べつに木の実をこのつたで編んだ袋に入れるだけだから会話がなくても平気だけどね…」

エルフ「食べられるようになるにはどれくらいかかるかな…お母さん、どうやって作ってたっけ?」

エルフ「DQN喜んでくれるかな?」

黒「ガウ?」

エルフ「それにしてもここの森なんだか静かすぎるのよね…魔獣も出てこないし」

エルフ「それにしても君たち二匹はなんでこんなになついているの?」

エルフ「もう二匹と一人で生きていけるのに…しかもオニオオカミなんて普通は人を食べちゃうでしょ?」

黒「ガウ?」ブンブン

エルフ「…なんて、今はどうでもいっか!!」

黒「ガウガウ!!」

エルフ「今はDQNのために木の実取ろっと!!」




??「…」

千早川

DQN「あぁ!!ホンマにわりにあわん!!」

灰「…」

DQN「ちょっと灰ちゃん聞いてる?聞いてるよね?あれ、聞いてない?」

灰「…」

DQN「何往復するんですかって話や!!!袋を使って自分が4つ!!灰ちゃんの背にのせて8つ!!口に1つくわえて9個!!」

DQN「一回13個をいま七回目や!!でも石で縁取りせんと崩れて…」

DQN「アホか!!!」

DQN「別に木でもいいじゃボケェェェエェエエェエエェェェ!!!」

灰「…アホ」

DQN「…あぁ、ホンマやるきなくなった!!」

灰「イシ、ドウスル?ガフ…」

DQN「せっかくやから持ってくか…」

灰「…アホ」



DQN「あぁん、もうイヤや!!働きたくない!!」

灰「…ニート?」

DQN「…そんな言葉教えましたっけ?自分」

灰「…」

DQN「働きますけどね、イヤイヤながら働きますよそりゃ。だって楽をしたいから!!!」

DQN「この一見するとただの矛盾が重要なんよ」

灰「…ハヨ、ウゴケ」

DQN「……君中におばちゃんとか入ってへん?」

灰「?」

エルフ「それで、木を切ってたの?」

DQN「せやで…明日には完成するでしょ、多分」

エルフ「本当に?」

DQN「…やっぱ、二~三日かかります」

エルフ「そ、気を付けなさいよ」

DQN「あい!で、今日は何してたの?袋なかったからキノコ採り?」

エルフ「フフン!いい物見してあげる」ガバッ

DQN「いや、そんなに勢いよく開けんでも…あ、コレ」

エルフ「あれ?もしかして知ってる?」

DQN「ゴミクソ不味いヤツやん」

エルフ「」

エルフ「…今、なんて?」

DQN「いや、だから不味いヤツでしょこれ?違うの」

エルフ「…しばらくしたらあなたは私を×〇□◆」

DQN「×〇□◆ってどんな意味?」

エルフ「っ~!!すごいと思うって意味!!!」

DQN「そんな、怒鳴らんでも…ほめたたえるとかそんな感じか?」

エルフ「今に見てろよ!!」

DQN「女の子がそんな口きいちゃいけません」



エルフ「見てろよ~zzZZzz」

DQN「どんな夢見てんのよこの子…自分も寝よ」ゴロン

(…お、おい…ち……こ……)

DQN「…」

(こ、い……こ………ち…)

DQN「なんなんこれ、こわいから寝よ」

(お………こ…………も……りに……)

DQN「あぁ~聞こえん聞こえん、寝る寝る」

(こい……)

DQN「…わかった、行くよ」



(こっち……こっち…こ……い………)

DQN「あぁどんどん聞こえてくる…しかもこれ頭に響くんじゃ…」

(そ…こ…でいい……)

DQN「はいはい、ここね…しかし夜の森って気味悪いね、月明かりも届かんし」

(右を向け…)

DQN「ん、右ね」クルッ

??「…」

DQN「誰?」

??(私は………山の神だ………)

DQN「…ちょっと痛い子かな……で、神様何の用?」

山神(………お前は…………)

DQN「なに?それとなんで君日本語喋れるん?…いや、喋ってるとかではなくなんか脳に響く感じが…?何なんこれ」

山神(直接……脳に……感情を伝えて…いる…)

DQN「ほ~ん、でなに用?」

山神(…なるべく……山を…傷つけない……で…ほしい)

DQN「あぁ、なるほど!最近ぎょうさん木を切ってるからか」

山神(今は…まだ……そんなに…人が……いないから…いいが…)

DQN(そっか、この前みたいに人が来てここに住み着く可能性もあるのか)

山神(……そうだ…)

DQN「あれ?もしかしてなに考えてるか分かる系?」

山神(そうだ…)

DQN「ん~、ちなみにそのお願い断ったら自分は氏んじゃうん?」

山神(そんなことは…ない……ただ…)

DQN「ただ?」

山神(山の…恵みや…豊作は……望めなくなる……あと…誘導……なしに帰るのか…?)

DQN「あぁね、まぁ帰れても言うこと聞いちゃうんだけどね」

山神(本当か…?)

DQN「ま、自分この世界にとったら異物みたいなもんやもんね。そんなに好き勝手はしないって」

山神(そう……か…ふふっ)

DQN「なに?そんなに面白い」

山神(普通の…人間は……なにかに…怯えるか……見返り……を…求める……のどちらか…お前は……違うが…)

DQN「なるほど、つまりは珍しいってことね」

山神(そうだ…)

DQN「んじゃ、帰りますね!!」

山神(では、送ろう……)

DQN「ん!お願い!!」

山神(一つ…礼をしよう…どこでも…いいから……耕してみろ…)

DQN「あ!それなんか食べ物出てくるやつ!?」

山神(…)

次の日

DQN「んあぁぁっぁあっぁああぁぁぁああ!!いい朝!!」

エルフ「……うるさい」ムクリ

DQN「ん!おはよう!!」

エルフ「おはよう。今日はどうするの?」

DQN「ちょと畑でも作るよ!!」

エルフ「…種もなにもないのに?」

DQN「まぁちょっとね!!」

エルフ「?」

エルフ「私は木の実をちょっと×××してくるわね」

DQN「…調理ってことか?まぁ気い付けてね!!!」

エルフ「はいはい」

DQN「さて、今日は木を切って!そんで畑や!!こりゃ!!忙しくなったよ!!!」

DQN「ふぅ!とりあえずこんなもんか!!」

DQN「しかし!一日二食は結構きついな…つっても昔はこれが普通なんやもんね!!」

DQN「こりゃますます昔の人には頭が上がらなくなりますよ!!ホンマ」

DQN「さて、エルフちゃんはどうしてんねんやろ?あのわけのわからん気になる殻付きジャガイモみたいなのが食えるんかいな?」

DQN「ま、水分補給もかねて川に前進しよ!!」

灰「ジブンモイク…ガウ」

DQN「あいよ!!」

千早川

DQN「さて、着いたわけですが…」

「♪~」パシャパシャ

DQN「なんとエルフちゃんが水浴びしてます…鼻歌歌って」

「♪~~~~♪~」

DQN「…これ、見つかったらアカンと違う?」

DQN「…」

DQN「灰ちゃん、自分帰るわ」

灰「?ワカッタ…」

千早川

エルフ「♪~~♪♪~」パシャパシャ

黒「アツイ!!ガフ!!ガウ!!」バシャバシャ

エルフ「水浴び気持ちいねぇ~」パシャパシャ

灰「…ガウ」ジャボン

エルフ「!!?灰!?なんでここに!?」

黒「トビコムナヤ!!ガウ!!」バシャバシャ

エルフ「え?じゃぁDQNもここに?」キョロキョロ

灰「ガウ」

エルフ「い、いないの?//」キョロキョロ

黒「ガウ!!ガフ…ダンナハ?」バシャバシャ

灰「シラン」バシャバシャ

エルフ「い、いないんだ…//」

灰「トコロデキミクサイヨ…」バシャバシャ

黒「ガ、ガウ!!?」バシャバシャ



DQN「…ふぅ」

DQN「なぜこんなことになってしまったんでしょ?世界に平和は訪れないのでしょうか…」

DQN「ま、とりあえず土器でも作りますか」

DQN「それにしてもあの子…やっぱり小っちゃかったな」

DQN「…ごめんね、あの川で拾って。やっぱり千早の呪いかな?」

DQN「にしてもだいぶ土器作りも上手くなったな!!自分」



エルフ「…//」

DQN「…」

DQN(えぇ、なにこの空気?晩飯食べた後に会話が塵ほどもないんけど…)

エルフ「きょ、今日さ…//」

DQN「お、おう!!なに?」

エルフ「水浴びしたんだよね~//」

DQN「…」

DQN(これは無視して寝た方がええね!!)ゴロン

エルフ「そしたら灰がこっちに飛び込んできて…//」

DQN(無視無視無視無視無視無視無視)

エルフ「も、もしかしてDQNもいたのかなぁ~って…//」チラッ

DQN(自分は今寝てます!寝てます!!寝てます!!!)

エルフ「ね、寝たふりなんてひどくない?//」テレッ

DQN(…アカンわ!!!これ一度でも反応したらアウトや!!)

エルフ「…本当に寝ちゃったのかな?//」

DQN「……zZZZzzz」

エルフ「そ、そっか//」

エルフ「じゃいいよね…//」チュッ

DQN「……」

エルフ「ふふ、おやすみ」ゴロン

DQN「…」

エルフ「……zzZZzzzZzz」

DQN「…」ムクリ

DQN(紅い豚の気分や…)

一週間後

DQN「しゃぁぁあぁーーーーー!!こらぁぁぁぁああぁあぁーー!!!」

DQN「なんかようわからんけど森では見かけない芽が出てきたでぇ!!」

DQN「自分の時代や!!!これぇーー!!!」

エルフ「ふっふっふぅ!!」

DQN「?どうしたの…ラマーズ呼吸法なんてして」

エルフ「ラマ?なに?」

DQN「いいからなんで笑ってたの?」

エルフ「ついにできたのよ!!コレがね!!」

DQN「?」

DQN「なにこれ?なんの粉?」

エルフ「これはなんとDQNが言っていたゴミクソ不味いヤツよ!!」

DQN「へぇ、で?」

エルフ「…今日の夜あなたは私を×〇□◆!!」

DQN「え?なんて」

エルフ「だから!!すごいと思うってこと!!」

DQN「知ってるって」

エルフ「っ~~~!!!」



DQN「そんなわけで今日は森に来ました!!理由はお礼を言いにね!!」

DQN「ちなみに黒くん灰ちゃんはエルフちゃんと一緒です!!」

DQN「ま、来てみたけど全然見つからんけど…これ昼間はいない系?」

山神(いるぞ…)

DQN「おおぉ!!おった!!」

山神(なにしに……来た?)

DQN「も~!!知ってるくせに!!」

山神(…)

DQN「そんなわけで!ありがとうね!!」

山神(…あぁ、どういたしまして)

DQN「ん~」ジロジロ

山神(…性別は…特にないぞ……)

DQN「…ホンマにわかるんやね」

山神(まぁな、性別はないが今の姿は女性だぞ)

DQN「あ、やっぱり?でもちょ~っとふくらみにかけるね…山の神様なのに」

山神(…大きい方がいいのか?)

DQN「ん、そんなことはないね!好きになった人がタイプやし!!!自分」

DQN「じゃ、帰りますか!!」

山神(そ、そのお前は…拝樹教なのか?)

DQN「拝樹教?拝火教の木バージョンってこと?」

山神(そ、そうだ…)

DQN「いや、特に信仰はないし自分…氏ねば仏教って感じかな?」

山神(そうか)

DQN「ん!そうだ!!!」

山神(…)

DQN「さて、帰ったらどうしましょ…粘土は井戸造りの時にアホほど手に入ったし」

山神(…また一つ……頼まれてくれるか?)

DQN「えぇ~?今度はなに」

山神(暇なときは…遊びに来てくれ…)

DQN「おう!いいよ」

山神(そうか、ありがとう…)

DQN(にしても、だんだん言葉が流暢になってきたな…)

山神(それはDQNと…私との意識……の間が埋まってきた…からだ)

DQN「!!?…せやの」

山神(そのうち……どこに居ても会話が…出来るぞ)

DQN「…」



DQN「…どこに居ても考えてることがわかるって……」






DQN「オ〇ニーどうすんだよ!!オナニ〇!!」

エルフ「あれ、帰ったの?」

DQN「!?…う、うん」

エルフ「どうしたの叫んじゃって?」

DQN「ちょっとね…ハハ八ッ」

エルフ「?」

夜!!

DQN「で!!これは!!!パンやん!!!!」

エルフ「パ、パン?」

DQN「そっか!!アレは粉挽いて練って焼いて食う食べもんやったんね!!」

エルフ「え?ちょ、ちょっと!!私にわからない言葉使わないでよ!!」

DQN「あぁ!!これ食っていいの??」

エルフ「う、うん//」

DQN「では!!実食!!」ガブッ

エルフ「……//」

DQN「……」モグモグ

エルフ「…ど、どう?//」

DQN「かっったい!!」

エルフ「!?」

エルフ「そ、そっか……」シュン

DQN「でもうまい!!スゲーうまい!!」

エルフ「ほ、本当に?//」ピクンッ

DQN「おう!!あっちの世界のぶらり世界旅を思い出すで!!」

エルフ「セ、セカタビ?え?え?」

DQN「ようは!!おいしいってこと!!」

エルフ「そ、そっか!!//」

DQN「ん!」ハグハグ

DQN(にしても、メッチャ耳ぴくぴくしてるよ…)

エルフ「♪~~♪~」ピクピクピクピク

DQN「あの子たちは?」

エルフ「今日は魚食べてるよ」ピクピクピクピク

DQN「ふ~ん」ハグハグ

エルフ「あ、そうだ…」ピクッ

DQN「?」

DQN「なに?」

エルフ「たまに灰色の子がいなくなるのよ」

DQN「へ~…そんで?」

エルフ「それだけだけど…私が来る前から結構あったの?」

DQN「いや?でも大丈夫でしょ!!たぶん」

エルフ「…そうかな?」

DQN「ん!そんなことより肉も上手いね!!」

エルフ「それは森で見つけ葉を…」

次の日

黒「グア!!ガウ!!オキロ!!オキロ!!」

DQN「…んぁあぁ?なによ、黒くん」ノビー

黒「ナンカ!!イル!!ガウガウ!!ギョウサン!!」

エルフ「えぇ?なに~…」ノビー

DQN「!?ホンマか?灰ちゃんは?」バッ

黒「ソト!!ソトデ!!ガウ!!」

DQN「…エルフ、木の槍持っとけ。黒!エルフとここ居ろ」

黒「ガウ!!ガウ!!」

エルフ「え?え?なに?」

DQN「黒、最悪はエルフ連れて逃げろや」

エルフ「え?ちょっと?なに?なに言ってんのか分んない!!分る言葉を使って!!」

黒「ガウ!!ガフ?ダンナハ!?ガウ!!?」

DQN「地元じゃダチョウのDの称号もっとるから安心せぇ」

エルフ「ちょっと!私に説明してよ!!」

DQN「…エルフ、もしかしたらここでバイバイかもな」

エルフ「…嘘」

DQN「黒!どんだけいる?」

黒「ワカラン!!6ガイッパイダ!!ガウ!!」

DQN「帰ったら算数教えたるさかい!!」

「ガウ!!ガウガウガウガウ!!!ドケ!!」

DQN「!」

黒「ダンナ!?イクン?」

エルフ「やだ、こんなのやだよ…」

DQN「黒…エルフを頼むで…ホンマに」

エルフ「嘘、嘘!!いや!!こんなの!」

DQN「エルフ、帰ったらまた昨日のお願いするわ」バッ

エルフ「いや!!待って」

黒「アカン!!」グイッ

エルフ「ちょっと!離してよ!!」

黒「アカン!!アカン!!」グイグイ

草原

灰「ガウ!!ガウ!!ガウ!!ドケ!!ドケ!!グゥ"--!!」

?1「Γ!ΞΓ§!!」

?2「仝Ξ§!!」

?3「§仝ΓΞ!!ΔΨΠΓ!!¥Π!!」

??「¥§、ΓΠ」

DQN「ちくしょう…アホほどいんな…」ソ~

DQN「どいつかアホ面下げたボケ捕まえればいいんだけ…」ソ~

DQN「暗くてようわからん…お客さんは神様やけど、神様だったら何やってもいいわけちゃぞ」ソ~

「¥§、ΓΠ」

DQN「ん、なんか命令っぽいのしてるヤツおんな…あいつが頭か」ソロソロ

灰「ダンナ?ガウ!!ガウ!!ガウ!!ドケ!!!」

?1「ΓΨΠΠ!!¥Ξ!!」

?2「ΞΠΨ¥Ξ?」

?3「Θ=§!!ΠΣ\!!」

DQN「そこまでや!!」

?1「!」
?2「!」
?3「!」

DQN「このアホが大事んならさがれ!!」

??「……Θ\」

DQN「喋んなボケ!!!」

?1「……」スッ

?2「…Γ\」スッ

?3「…ΓΞΨ」スッ

DQN「そや!それでええ!!」

??「…仝Σ\」

DQN「喋んな言っとるやろ」グイッ

???「…離して…もらえないでしょうか」

DQN「誰や!!?」

???「私は宣教師と申します」

DQN(うわぁ~…アメリカ大陸の二の前やんかこれ…最悪のフラグ建ててしまったねこれ……)

宣教師「少し話がしたいのですが…」

DQN「……なんや」

宣教師「そんな無粋なものはお下げください」

DQN「話の内容による…」

宣教師「…あなたにお話があります」

DQN「こっちには無いで!!」

宣教師「…私たちの都に来てほしいのです」

DQN「…なんでy」
?4「!!」ガツッ

DQN「っが!!」バタッ

ーーーーーーーーーーーー

「……起き……お……!」

DQN「んぁ…」

「…おい………」

DQN「あぁ………」

DQN「…お…」

「……お………!」

DQN「える、ふ……」

DQN「!」

DQN「エルフ!!」ガバッ

「お、起きたか…」

DQN「…誰やあんた?」

??「私の名前は隊長だ。君の名前は?」

DQN「DQNや…ここ、どこや」

隊長「一番新しい記憶は?」

DQN「…クソイケメンが目の前におった…」

隊長「はは、君は私の後ろをとり、私を人質にしたんだよ」

DQN「で、自分は死刑か?」

隊長「まさか、私の後ろをとったんだ、軍に入ってもらいたいくらいだよ」

DQN「御託はええから本題に入りい」

隊長「君、山か森の中で神にお目見えしなかったか?」

DQN「あ?したで」

隊長「そうか、君が…」

DQN「で、なに?神様にあったらいかんの?」

隊長「いや、〇×〇■□▽をしても殺されしないよ」

DQN「悪いが簡単な言葉を使ってもらえる?自分ここにきてまだ日が浅いんよ」

隊長「やはりそうか…」

DQM「やはりって…」

隊長「神にあったところで殺されはしないよ。羨ましく思う人はいるけどね」

DQN「あんたもそうなん?」

隊長「まぁね」

DQN「で?エルフはどうしたんや?」

隊長「あぁ彼女か、彼女なら心配しなくていい。君を連れてくるとき塩を渡しといた」

DQN「…おい、隊長さん」

隊長「なんd」グイッ
DQN「どの口開いてんのか知らんけど人攫っておいて心配すんなはないやろ?」ニコッ

隊長「…す、すまない」

DQN「っち、で?これから自分はどうなんの?」

隊長「服を変えて、法王に会いに行く」

DQN「…は?」

DQN「な、なんで?」

隊長「それは君が我らが拝樹教の神にあったからさ…」

DQN(うわぁ、これホンマにめんどくっさいパータンや)

隊長「ではまた」

DQN「あ、最初の質問に答えて!!」

隊長「…なに?」

DQN「ここどこ?」

隊長「…法都だ」

DQN「法都…」

持ち物
なし

場所
・法都

DQN「で、状況を確認すると自分が気を失ったんわ七日前の草原でや」

DQN「移動はちっこい竜に乗ってしたらしい。その間ずっと意識を魔法ですっ飛ばしてたらしい」

DQN「陸路では一カ月以上かかるらしい。それとこの世界では一年が24カ月、いまは暑期ってやつらしい」

DQN「らしい、らしいでホンマイヤになるわ!!」

DQN「で、こっからが重要なやけどこのボケどもがやっとる拝樹教の教会で最近神様がこの世に降りってかもみたいな反応があった」

DQN「そんで、調べてみたら自分の家に反応があってそんで朝になるんをまってたらアホがてけてけやってきて」

DQN「そんで殴ったらちょうど神様にあった“愛子”やったってわけ」

DQN「付け加えるとあんとき隊長につきつけた鉈は今ボッシュウトンやって」

DQN「…エルフちゃん、ちゃんと飯食ってかな?」

DQN「はぁもうアホくっさてかなわん…」

DQN「もう寝よ」ゴロン

DQN「…しかし、この服着心地はいいけどひらひらしすぎや」ゴロ

DQN「それにこのベット!!自分は布団が好きなんよ!!こんなんで寝たら腰痛くなるわ!!」ゴロ

DQN「こちとら生まれて岩の上を床にしとったくらいやぞ!!痛いくらいのかたい床でいいのに」ゴロ

DQN「でもこっち、靴を脱ぐって習慣ないみたいやし床で寝たらこの借りもんドロドロになるし」ゴロ

DQN「!!」

DQN「せや!!裸で寝ればいいんよ!!自分冴えてますねぇ!!」ヌギヌギ

DQN「あれ?パンツも無いやん!!……ま、暑いし腹も壊れんでしょ」ゴロン

DQN「ではおやすみ!!」

DQN「zzZZzzzzZz!!!」

次の日

??「い!や!で!す!」

隊長「そんなこと言わずに頼むよ」

??「そんなのお兄様が行けばいいじゃないですか!!なんで私がそんな侍女見習いみたいなことを…」

隊長「私はこれから私は教城へ行かなければならないんだよ。それに彼の話す言葉は侍女たちは使えないからね」

??「だからって!!ドアを叩いて殿方の部屋に入るなど猿でもできます!!私のすることではありません!!」

隊長「いや、ドアを叩くだけでいいんだよ。部屋に入って支度を手伝えとは言ってない」

??「叩くだけならなおさら私じゃなくても!!」

隊長「なにか言われるかもしれないだろ?……それに」

??「それに?」

隊長「客人は“愛子”様だ…だから失礼があるt」
??「いきます!!」

隊長「…」

ーーーーーーーーーー

エルフ「ねぇ…DQN?私ね……あなたのことが好きよ//」

DQN「え?いきなり何なん………また魔法?」

エルフ「魔法じゃないの…私ねあなたと過ごした日がたまらなく愛おしいの//」

DQN「いや……え?」

エルフ「ね、DQN…抱いてくれるわよね?//」ズイズイ

DQN「いや!ちょっと待って!!近い!!自分は違うところから来たから!!もしかしたらいきなりいなくなるかもしれんから!!」

エルフ「いいのよ……今だけどもいいから//」グイッ

DQN「え?いや、近いって!!」




「あ、あぁあああぁぁあぁぁっぁぁぁっぁっぁぁぁぁあああぁあぁぁぁ!!!//」

エルフ「ん…見て//」

DQN「いや、ちょっとホンマにアカンて!自分いなくなるkングッ」
エルフ「ん、ん"ぁあん~//」チュッチュ

DQN「ん"ん、ん"ん~~~~!!!」バタバタ

エルフ「んぁん"!そんなに暴れないでよ//」チュポン

DQN「いや!ホンマにアカンのこれ!!自分経験ないし!!!」

エルフ「大丈夫私もだから//」チュチュ

DQN「なんも大丈夫じゃないぃ!!首筋やめてぇ!!!」

エルフ「んふ、可愛いねDQN//」

ーーーーーーーーーー

??「ま、さ、か!!お客様が“愛子”様でしたなんて!!この家始まって以来の栄誉ですわ!!」

??「お兄様がどっかの浪人を連れてきたと思っていたけれど!!まさかまさか!!“愛子”様なんて!!!」

??「この貴娘!!謹んでお目見えさせていただきますわ!!」

貴娘「けれど、簡単な言葉で話すように言われましたからどのように接すれば良いのでしょう?」

貴娘「……ふむどうすれば」

「あ、あぁあああぁぁあぁぁっぁぁぁっぁっぁぁぁぁあああぁあぁぁぁ!!!//」

貴娘「!?な、何の声でしょう…とりあえず客間から聞こえました」

貴娘「もしかして!!“愛子”様が!!!!こうしてはおれません!!」バビューン

「あぁ!!ちょっと!!エルフちゃん……そんなとこ舐めちゃ…………」

「あ!手ぇ気持ちいいぃぃ!………え?………そんなとこ触るんですか?……」

「んごっ!!ちょっtあぁっぁあぁぁぁ!!……で…………」

貴娘「“愛子”様!!“愛子”様!!“愛子”様!!どうされましたか?」ドンドン

「ちょ、マジで……え?そこも触るんですかぁああぁぁああっぁぁぁぁあぁっぁ!!!」

貴娘「っく!!“愛子”様!!御無礼をします!!」ドアバンッ

「はぁ!ああぁっ!!でるぅぅぅっぅううぅっぅぅぅううっぅ!!!」

ーーーーーーーーーーーー

「っく!!“愛子”様!!御無礼をします!!」ドアバンッ

DQN「はぁ!ああぁっ!!でるぅぅぅっぅううぅっぅぅぅううっぅ!!!」

貴娘「大丈夫でございまs……え?//」

DQN「ごめん!!エルフちゃん出るぅっ!!」ビュルビュルドッピュン

貴娘「……」ベトー

DQN「あ、はぁ、はぁ……ごめ、エルフちゃん…zzZZZzzzz」

貴娘「……い」プルプル



貴娘「いいいいいいぃっぃぃぃぃぃいいぃいぃいぃぃやあぁあぁっぁああぁぁぁああぁっぁあぁ!!!!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

DQN「最っっっっっっ低の目覚めやった…………」

DQN「あれからお嬢ちゃんの悲鳴を聞きつけて飛んできたメイドさんにセクハラ親父を見る目で見られ」

DQN「ほんで、自分は6歳半、つまりは13歳の少女に顔射……」

DQN「ぶらり引回しにされるかと思ったけど“愛子”様やからセーフらしい」

DQN「お嬢ちゃんの親御さんの顔……変態をはち廻したい気持ちと“愛子”様への気持ちが入り混じった顔やった」

DQN「……まぁ、あんな可愛い娘に変態プレイしたらそうなりますよね」

DQN「長い話は終わりで今自分は教城に居ます」

DQN「なんでも自分、今この法都では一番偉いらしい…どうでもいいから家に帰せや」

DQN「ちなみに偉いことになるんわ法王にあってかららしい」

DQN「法王に神様にあったことを認められて自分は正式な“愛子”さんになるんやと」

DQN「ま、元の世界でも聖人とかは偉い人たちが勝手に決めるのと同じ感じやね」

DQN「ちなみにちなみに、本来ならばご尊顔すら見られんもんらしいで自分」

DQN「ホンマにめんどくさくなったわコレ…今これ鬼ごっこ始めたらえらいことになるんでしょね…」

DQN「これまた長い話でしたね。終わり」

ーーーーーーーーーーーーーー

DQN「なぁ、これ脱いじゃあかんの?」

「いけません」

DQN「…さっきも聞いたけどなんでこの部屋にいないけないの?」

「先ほども申しましたがあなた様はほぼ“愛子”様で間違いないのです」

DQN「ほんで?」

「……ですから“愛子”様のお顔を見ることは大変な無礼なのです」

DQN「さっきいきなり謝ってきたもんね。隊長さん」

「部下共許していただきありがとうございました」

DQN「そりゃ、ダメって言ったら四肢もがれて氏ぬって言われたらねぇ…なに時代よホンマに」

「……」

「…来ました!」

DQN「はいはいここでじっと目を閉じて声かけられたらこの鬱陶しい布っきれ手で持ち上げるだけでしょ」

「………“愛子”様」

DQN「はいはい!戸を開けてもいいよ」

「では………次はお顔を見せていただけないでしょうか」

DQN「はぁ、なんでこんなにめんどいのよ好き見れば?もう」スッ

「……これはこれは………お下げください」

DQN「はいよぉ~」スッ

「確かに“愛子”様である」

「本当ですか?」

「あぁ、確かに□□◆×を受けている…そこの者はもう下がってよろしい」

「はっ!」

「どうされますか?」

DQN「なんやめっちゃ話してるよ…しかも隊長さんどっか行ったみたいやし」

「うむ、“愛子”様はもと居た▲▲◆へお帰りなるはずだ」

DQN「お帰りって、きさんらが攫ってきたんやん」

「では、そのように」

ーーーーーーーーーーーーー

DQN「もう帰っていいの?」

隊長「はい」

DQN「まさか歩いて帰れってことないよね?」

隊長「まさか!!どんなに急いでも一月かかります!!我らの竜を使いください」

DQN「も一つ聞くけど今すぐ帰れってことはないよね?」

隊長「もちろんです!!できればここに留まってほしいくらいです!!」

DQN「あっそ、じゃぁ少し遊ばせてもらいますわ」

隊長「はい!!存分に!!」

DQN「……土産くらい持ってかないとね」

DQN「……きみも来るの?」

隊長「もちろんです!!」

DQN「マジかよ……」

隊長「“愛子”様に何かあったらことです!!それに言葉の不自由があります」

DQN「確かに…通訳さんと思って歩きますか」

隊長「どちらへ行かれますか?」

DQN「じゃ、市場で!!」

隊長「はい!!!」

市場

DQN「さっき言ったこと覚えてる?」

隊長「はい!畏れ多くも真名であるDQN様と呼べと言われました」

DQN「ん!おkや、わけのわからんことになったら大変やからね」

隊長「しかしこのようなところでよかったのでしょうか?」

DQN「なにが?」

隊長「どうせなら教会や偉い者の家を回った方が…」

DQN「ええの、こっちの方が土産ができるし」

DQN「お!なんやこれ!!リンゴがあるやん!!」

店主「おう!そこの人!!買ってくかい?」

DQN「ええの?あ、でもお金ないやん」

隊長「…私がその分を出しますよ」

DQN「マジ!?じゃひとついただきます!!」

店主「おいおい!ひとつでなんて売れねぇよ!!袋で買ってってくれよ!」

DQN「…いや、そんなに食えんし今」

隊長「この分を明日家の者が取りに来る。一つ先にもらう」スッ

店主「おう!それならいいぞ!!」

DQN「いただくでぇ!!」ノシ

DQN「…コレ、どうやって食べんの?買ったはいいけどそもそも食い物よね?」

隊長「……上のヘタを取ってください。あとは指で皮を剥いて食べれます」

DQN「お?おぉぉおぉっぉ!!なにこれ!!バナナみたいに剥けるやん!!」

隊長「……」

DQN「ではいただきます!!」ガブッ

DQN「!!」

隊長「ど、どうされましたか?まさか毒が!!」

DQN「……トマトの味がする」

隊長「と、とめと?」

DQN「いや、おいしんだけどね…」モグモグ

隊長「?」

DQN「やっぱりこっちは異世界なんやね。こんなん見たことないもん」モグモグ

隊長「く、口に合いませんでしたか?」

DQN「ん、ごちそうさまや。しかしこれホンマにどうなんのやろ」

隊長「DQN様はたまに不思議な言葉を使いますね?」

DQN「これは本来の言葉。そもそも自分ここのもんちゃうし」

隊長「どうゆう意味ですか?」

DQN(…そんな真顔でチーチャンノハチイサイ言ってもね)

DQN「あの、森のものでもないちょっと変なとこから来たんよ」

隊長「!!」

隊長「それは!▲□◎◎×のことですか!!!?」

DQN「え?なんて言ったの?」

隊長「神が住む世界からですか?」

DQN「い、いやちg」
隊長「すごい!やっぱり本当に教えは間違っていなかったんだ!!!」ヒャッホー

DQN「…話聞けや!はしゃぎすぎでしょ」

隊長「やはり良きことをすれば愛子様にも出会えるし!世界はこんなにもすばらしいのか!!!」ヒャッホー

DQN「…落ち着くまで無視しよ」

DQN「落ち着いたか?」

隊長「は、はい。申し訳ありませんでした」

DQN「いや、いいんよ……それより聞きたいとこあるんねん」

隊長「は!なんなりと!!」

DQN「さっきおっさんに渡してたの見してもらえる?」

隊長「は、はぁ…召し上がるのですか?」スッ

DQN「……召し上がるってまさか」






DQN「やっぱり!!塩やんけ!!!!」

DQN「ちょっと待って!!もしかしてこれで食べ物と交換すんの?」

隊長「そ、そうですが……まれに皮革や鉄、布とも交換しますが、持ち運びやすいので袋に詰めた塩を使いますね」

DQN「こ、この世界に石とか鉄の……こう!何て言うの!!塩の代わりに石とか使わんの!!!??」

隊長「?…石なんかそこら辺にありますよ?」

DQN「違う!!!!……冷静になれ自分」

隊長「大丈夫ですか?」

DQN「平気や!…一つ聞くがこの法都…人は何人すんでんの?」

隊長「……詳しくはありませんが大体▲§Γ人くらいです」

DQN「……はぁ、ここで言葉の壁か」

隊長「?」

DQN(おそらくあの城から眺めた大きさを考えたら10万人くらいか?)

DQN(いやまて、この世界たぶんアパートとかないからもっともっと少ないかも)

DQN「なぁ、ここらでこの法都全体の人の数が分るところってどこ?」

隊長「そ、それなら教城に行くのがいいかと」

DQN「…それってまたあのひらひら着るってこと?」

隊長「さすがに市場とは違いますからね、ふさわしい服を着ていただかないと」

DQN「……エルフちゃんごめん!!ちょっとばかし遅れるで!!!!」

隊長「では今日はもうおやすみになりますか?」

DQN「いや!今から教城に行く!!」

隊長「い、今からですか?ですがもう陽も落ち始めてますし」

DQN「知るか!!人のこと勝手に攫っといて!!ごめんなさいで済むと思うな!!ボケェ」

隊長「え?え?けれど許していただけると…」

DQN「許す!せやから付き合え!!今から教城にカチコミじゃぁ!!」ダッ

隊長「かち?な、なんです?許してくれるんですか?」ダッ

教城 夜

隊長「愛子様まだ読むんですか?」

DQN「おい!あんまり愚痴こぼすと不敬罪で引き回すぞ!!!」

隊長「そ、そんな!愚痴だなんて」

DQN「しかし、めんどくさい“愛子”さんもこんときだけは感謝や」

DQN「こんな本たぶん一般ピーポーじゃ読ませてくれへんだろうし」

隊長「愛子様、もうおやすみになられた方が」

DQN「…きみ先に寝ていいよ」

隊長「し、しかし…」

DQN「いいから休み」

隊長「で、では失礼してさk」
DQN「おい!これチーチャンノハチイサイや!!」

隊長「………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

DQN「結局その日は徹夜で本を読み散らしたわけで、朝になったらなんか結構偉い人が片付け始めた」

DQN「“愛子”さんが読んだ本はとても重要なものになるらしいから下っ端には任せられんそうだ」

DQN「偉い人の去り際に隊長さんに向けた眼差しが嫉妬とも怒りとも何とも言えん感じやった」

DQN「ま、自分の頭引っ叩いちゃったもんね部下の子。許したからええ気がするけど」

DQN「そんで、本題に入ります!!」

DQN「この法都の人口はわかるだけでも2万5千ちょっと。基本は物々交換」

DQN「こんなに大きい都なのに物々交換て…人も階級があるらしく上民、中民、下民、隷民の四民制らしい」

DQN「ちなみに隊長さんの家はほぼ上民扱いの中民貴族らしい」

DQN「……自分は貴族の未成年に顔射をしました、はい」

DQN「そして隷民は奴隷のことやね。ホンマはこれどうにかしたいんけど、あんまり首を突っ込むのはちょっとね」

DQN「でも隷民は税の免除とかもあるらしい。ちなみに人口には数えないからホンマは3万人以上はいるはずなんよ」

DQN「あと、宗教も調べたらおっきいのが拝樹教、拝火教、拝水教この三つ!!!!!あんま仲が良くないみたい」

DQN「そんで、他にも風習とかの本を読んで自分はそろそろお暇しようかなってときに宣教師がこっちに自分を訪ねてきた」

DQN「なんでも自分たちの家の所に教会を建てたいらしい。ちなみに石で」

DQN「ある程度条件を出したけどなかなか折れずに結局はこっちに来るらしい」

DQN「迷惑な話ですよ」

DQN「で、出発の朝です」

宣教師「やはり乗せてってくれませんか?」

DQN「ん!だめ」

宣教師「オー…愛子様私は布教するのがお仕事です」

DQN「知ってる、メタい話すると名前が宣教師やもんね」

宣教師「ですからなるべく早くにそちらで構えたいのですが?」

DQN「だからダメ!きみら竜に乗ってきたでしょ?そんでまた竜にのって来るってわけは」

DQN「前と同じみたいになりそうだからダメ!!!」

宣教師「あそこまで歩いて行かないとダメですか?」

DQN「そ、絶対ダメよ!!!途中でインチキしたらおこっかんね!!」

宣教師「…はい」

DQN「じゃ、行きますか!」

法王「何時でもこちらに見えてください」

DQN「おう!そのうちね」

法王「隊長よ、愛子様をよろしく頼む」

隊長「はい!」

DQN「……隊長さんやっぱり貴娘は来てないの?」

隊長「え、えぇ何か用ですか?家に帰っても一言も口をきいてくれませんでしたし」

DQN「…いや、特にないんけどね………一言謝りたかったの」

貴父「愛子様、先日は息子共々失礼を」

DQN「いや、自分の娘にアレやられたらそりゃ気も悪くなりますよ。気にせんでください」

貴父「ありがとうございます」

DQN「いやいや!こちらこそ!いっぱいもらっちゃって!!」

隊長「そろそろ行きましょう」

DQN「あいよ!!」

DQN「ほな!!ありがとねぇ~~~!!!」

隊長「では行ってきます!!」

「待って!!」

DQN「……お嬢ちゃん」

貴娘「……そ、その」

DQN「お嬢ちゃんすまんね…時間がないんよ」

貴娘「あ、あの私もいつか……」

DQN「ん!いつでも歓迎したる!!」ナデナデ

貴娘「!!!!」

「ま、愛子様が…頭を」

「こ、これは……なんとも……」

「オー、マジかよ」

「しゃー!!!これで家も安泰じゃぁあっぁぁ!!!」

DQN「?」ナデナデ

貴娘「そ、そんな困りますぅぅううぅうぅっううっぅぅ~~~~!!!//」バビューン

DQN「……あれ?またやっちんちん?」

隊長「…行きましょう」



隊長「…………」

DQN「………………」

隊長「……」

DQN(か、会話がない…)

DQN「いや、会話しようとしてもうるさすぎて聞こえんと思うけどね」

隊長「……」

DQN「結局何日いたんやろ?6日?いや、最初の日は寝ただけやから5日か?」

隊長「………………」

DQN「はよ着かんかね」

DQN「……ねぇ!!隊長さ~~ん!!」

隊長「……?……なんですかぁ!!?」

DQN「これ!!今日は!!どこまで飛ぶん!!」

隊長「………陽が暮れる前に!!村に着くと思います!!そこに泊まります!!」

DQN「はいよぉ~~~!!!」

隊長「それ以降は!!野宿になります~!!」

DQN「まじでぇぇぇっぇっぇええぇええぇぇぇえ!!?」

隊長「はい!!!」

DQN「野宿か…最初のころ以来やね………エルフちゃん大丈夫かいな?」

村 日暮れ

隊長「ここで民家に泊まらせてもらいます」

DQN「えぇ、そんなとつげき隣のお宿な感じなん?そんな都合よく泊めてくれんの?」

隊長「はい、一応私たちは国から身分を認められていますからね」

DQN「……それってほぼ無理やりやん…ホンマけったいなご時世やね」

隊長「…」

DQN「ま、頭下げて泊まらせてもらいますか」

隊長「……DQN様は………」

DQN「?……なにか?」

隊長「いえ、では村長の所に行きましょう」

ーーーー

村長「これはこれは……また来られたとなるとその方は“愛子”様ではなかったのですかな?」

隊長「あ、あぁ……今からもとの場所まで送り届ける………すまないが」

村長「わかっております…こちらへどうぞ」

DQN「……なんかつまらんね………隊長さん、ちょっと遊んできていい?」

隊長「ダメです」

DQN「えぇ~、いけずぅ~!別にいいじゃんかよ」

隊長「……ダメです」

村長「?」

DQN「ところで村長さん!村長さん!」

村長「なんでしょうか?」

DQN「ここの税金ってどんなもんなの?」

隊長「……」

村長「…普通ですね」

DQN「ほぉ~ん、普通ね…」

村長「はい、多すぎもせず暮らすにも困ることは滅多にありません」

DQN「……そ」

村長「はい……着きました」

DQN「ほぉ~ん……やっぱ田舎でも普通の扉があるんね………蝶番とかもらえんかな?」

隊長「…では、こちらを使わせてもらいます」

村長「はい」

隊長「明日の早朝には出ますので」

村長「わかりました…何かあればすぐにお呼びください。では」

DQN「あ、おかまいなくぅ~」

隊長「…DQN様……一ついいでしょうか?」

DQN「えぇけど、先に言っとくけどヤダからね」

隊長「……なぜですか?」

DQN「そんなん決まってるでしょ!きみに言ってもしょうがないけど、税を徴収するからにはちゃんとその人たちに返さなきゃ」

隊長「返してしまったら税を徴収する意味がありません」

DQN「あぁ、それ言いたいいんじゃないんよ!それにそもそも返す意味が違う」

隊長「では、ご教授願いたい」

DQN「……こりゃ本当にわかってない感じやね」

隊長「…」

DQN「いい?お金…がないから塩や皮革、鉄、石とかを収めるでしょ?」

隊長「はい…」

DQN「でも収めた分なにか見返りがないと収める側も気分上がったりでしょ?

隊長「…しかしそれは」

DQN「まぁ、確かに下民もしくは中民をやめれば税を納める義務もなくなる」

隊長「そうです」

DQN「けど、考えてみ?とりあず法都の下民、中民の皆が隷民になったら一部のあほ臭い連中はどうなる?」

隊長「…」

DQN「な?特権階級だからってなにやってもいいわけじゃないんよ」

隊長「…で、ですが……」

DQN「それに、座ってる椅子が偉い椅子なだけでその人自身はそんなに偉いもんじゃないし」

隊長「そ、それは私たちの法王陛下が間違ってると!?」

DQN「……ま、それより先はきみで考え。さっ寝よ寝よ」

隊長「…」

次の日

DQN「……ホンマに起こさんで行ってしまっていいの?」

隊長「はい、基本的には起こさないのが常識です」

DQN「ほぉ~ん……あ、忘れもん!ちょっと先行ってて!!」

隊長「……待ってます」

DQN「ま、そうなるよね」

DQN「で、忘れモンなんかしてないんやけどね」

DQN「ま、食料庫を探しに来たんやけど……それらしいのはすぐ見つかるね!!」

DQN「どれどれ、どのくらいに備蓄してるんでs」

DQN「……こりゃホンマにどうかせんとね」

DQN「ここでなんか置いてった方がいいのかもしれんけど村の人が盗賊扱いされるとまずいしね」

DQN「はぁ、あたまりまえやけど役人さんも地方に来るんやね」

DQN「……さ、帰りますか……こりゃ本格的考え始めんとね」

DQN「おまたぁ~!!そんじゃ行きましょ!!!」

隊長「はい」

DQN「……」

DQN(心なしか隊長さんのテンション低いで…そりゃぁ“愛子”さんに自分の考えとゆうかなんとゆうか…否定されちゃったらね)

DQN(でも、こればっかりはねぇ……)

隊長「では!!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

エルフ「……」

黒「……ゴハン…タベン?」

エルフ「……」

黒「…」

灰「…ゴハンハ?」

黒「…タベテナイ」

エルフ「……なんで…こうなっちゃたのかな………」

黒「……」

灰「クロモタベェ」

黒「ガウ」

エルフ「…」ナデナデ

灰「ゴメンナ…ナンモデキンデ」

黒「……」

エルフ「もう一カ月くらいかな……こんなのもらったって…」

塩「」

エルフ「…もう……やだ…」

黒「…」

灰「…」

黒・灰「!」

黒「ダンナ!!!ダンナ!!!」ブンブン

灰「…ホカニモイル」

エルフ「…?どうしたの」

黒「ハイ!!ノコリナ!!」ガッ

ハイ「オイ!!…」

エルフ「もしかして!!」バッ

灰「マッテ!!」バッ

千早川

隊長「本当にここでよろしいのですか?」

DQN「いいの、あんまり近いとまた面倒になるかもしれんし」

隊長「そうですか……DQN様」

DQN「なに?」

隊長「申し訳ありませんでした」

DQN「またそれか、いいよ!こうして生きてられるし」

隊長「ありがとうございます。それと…もし妹が、貴娘が来たらよろしくお願いします」

DQN「ん?あぁそんなこと言ったなぁ…もちろん任されました!!!」

隊長「本当に!本当にお願いします!!!」

DQN「わかった!わかった!」

隊長「本当に!本当に!!本当に!!!お願いします!!!!」

DQN「わかったって!!!」

「ガウ!!ガウガウガウガウ!!!」

「DQ~~~~~~~N!!!」

「ガウ!マッテ!!」

DQN「ほら!来たから帰んな!!」

隊長「では、失礼します!!」バッ

DQN「お土産ごちそうさま~~~~!!!」ノシ

DQN「いやぁ~~~!下から見るとやっぱえらい速さだねぇ~~~!!!」

黒「ダンナダ!!」ブンブン

DQN「お!ひっさしぶりぃ~~!!黒くん元気やった?」ナデナデ

灰「ダンナ」ブンブン

DQN「おう!灰ちゃんもお迎えしてくれたん!!」ナデナデ

黒「ダンナ!!ダンナ!!」ペロペロ

DQN「はっはははっは!!くっさ!!」ナデナデ

灰「ダンナ…クークークー」ブンブン

DQN「お土産あるからあとで食べよ!!」

「DQN…」

DQN「……エルフちゃん」

エルフ「…DQNだよね?嘘じゃないよね?」ポロポロ

DQN「ん!ただいま!!いや~~~ご心配をかけましt」
エルフ「DQN!!」ダキッ

DQN「お!おぉ~…」

エルフ「DQN!!DQN!!DQN!!」ギュー

DQN(エルフちゃん痩せたってよりかやつれたな…)

DQN「ごめんね…家もどろ?」ナデナデ

エルフ「DQN!!DQN!!DQN!!」ギュー



DQN「で、家に着く途中エルフちゃんは倒れちゃったわけで」

エルフ「……」

DQN「…ホンマに心配かけましたね」ナデナデ

DQN「一応お土産も持ってきました。持ってくれたんは黒くん灰ちゃんやけど」

エルフ「…」

DQN「昼に着くよう計算してとんだけど今日はもう寝ますか」ゴロン

DQN「はぁ、本当に疲れましたよ」

持って帰ったもの
・鉈
・服
・工具
・塩
・種

次の日

DQN「ん、朝やね~」ノビー

エルフ「……zZzz」

DQN「…なぜかメチャメチャエルフちゃんが近いんやけど……ま、火でも起こして飯の準備でもしないt」グッ
エルフ「…zZZzz」ニギニギ

DQN「……はぁ、こりゃ起きるまで待ちますか」

エルフ「zzZz」

DQN「…」ナデナデ

ーーーーーー

エルフ「は?もう一回言ってくれる?」

DQN「ですからお土産があったほうがいいかなぁって」

エルフ「そんないらないわよ!!!」

DQN「えぇ…食べるくせにぃ」

エルフ「」ブチィッ

DQN「それに無事帰ってきまs」
エルフ「どんだけ心配したと思ってんだバカーーーー!!」

DQN「…あんまり大声出すと身体に障りますよ」

エルフ「うるさい!!!!こっちはわけもわからず一人になって!!!」

DQN「あぁ、それは自分がエルフちゃんのことを監禁してたと思われてて。そんでポコッと殴ったら自分g」

エルフ「そんなこと聞いてるんじゃない!!!」

エルフ「本当に心配で心配で心配で……」ポロポロ

DQN「……」

エルフ「ハイの子が一匹で戻って来たとき外に出たら空に影がたくさんあって」ポロポロ

DQN「…」

エルフ「それで家に変な男が来て」ポロポロ

DQN「」ピクッ

エルフ「DQNを連れてくって言って袋を置いてって…」ポロポロ

DQN「…エルフちゃん」

エルフ「なによぉ~~私の気持ちも知らないで…」グスッ

DQN「エルフちゃん…今日はよくしゃべりますね」

エルフ「」

DQN「いや~!思いのほか元気で良かった良かった!!!」

エルフ「……け」

DQN「え?なに」





エルフ「出てけバカァァアァッァァッァッァアァアアァァァァ!!」

DQN「……」

エルフ「ボケェ!!変態!!!根無し草!!!!向こう見ず!!!!!」

エルフ「こっちの気も知らないで!!!そんなことしか言えないの!?」

エルフ「そんなクズだとは思わなかったわよ!!あった時からわけわかんないこと言って!!!」

エルフ「男のくせに乱暴もしてこないし!!!なんでも自分より私を優先して!!!」

エルフ「一人で残された気持ちを考えろ!!!なんで一緒に逃げようとしてくれなかったのよ!!!」

DQN「ごめんなさい」

エルフ「……もう知らない」フラフラ

DQN「あ!どこ行くの!!!」

エルフ「森!!木の実取って来るの!!!」

DQN(…返事はしてくれんのね)

DQN「ん!これは怒らせて元気づけよう作戦失敗やね!!!」

DQN「…あとでちゃんと謝りましょ」

DQN「はぁあぁあぁぁぁあ、漫画やアニメのようにはいかんよね。そりゃ」

DQN「…なにしようかな?」

DQN「瓶の水でも交換しよ。いない間なんにもたべてないって言ってたもんね」

DQN「井戸の水も多分腐ってるから全部汲まないと!!!」

DQN「畑も見ないとね!!!あともらった種籾冷暗所に入れますか!!!」

DQN「……心配かけたねエルフちゃん………心から謝ろう」



エルフ「ふざけんなあのバカ!!」

エルフ「なにが今日はよくしゃべりますねだ!!!いつも喋っとるわ!!!!!」

エルフ「……本当に良かった」グスッ

エルフ「!」

エルフ「いけないいけない!!!あのバカには今後厳しく接しないと!!!!」

エルフ「…よかった無事で」



DQN「嘘でしょ?雑草一つ生えとらん…お礼に言っとくか」

DQN「……」

黒「ダンナ?ナンカアッタ?」ブンブン

DQN「いや、この世界も大変やねぇって」

黒「?」ブンブン

DQN「にしても角が目立つようになりましたなぁ」ナデナデ

黒「ガウ!!」ブンブン

井戸

DQN「うわぁ、やっぱ水が濁ってるよ…てかそもそも仕上げてなかったわ井戸」

DQN「…今木とりに言ったらエルフちゃんに会いそうやね」

DQN「明日やろ!!」

DQN「……やぁこれはさっさと仲直りせんと仕事になりませんね」

DQN「…今エルフちゃん何してんやろ?」

DQN「黒くん」

黒「ガウ?」ブンブン

DQN「灰ちゃんはエルフちゃんの所に居んの?」

黒「シラン!!」ブンブン

DQN「そんな力強く言わんでも…」

家 夜

DQN「お!灰ちゃんどこいたの?」ナデナデ

灰「……」ブンブン

DQN「あれ?だんまり……ま、帰ってきたならいいか」

エルフ「……」イジイジ

DQN(まだ機嫌治ってないのかい……どう謝ろう)

DQN「灰ちゃんちょっと獣舎の方へ行ってて」

灰「ガウ」

エルフ「……」ブスー

DQN「うわぁあからさまにブスくれてるよ…」

エルフ「…ちょっと!また変な言葉使わないで!!!」ブスー

DQN「はいはい」

エルフ「…チッ」

DQN「えぇ、舌打ち?」

エルフ「なによ」イジイジ

DQN「なんでもないですぅ……お!これか隊長さんの言ってた置いてきた塩って」

エルフ「………」ブスー

DQN「ほむほむ……」ベリベリ

エルフ「……」ブスー

DQN「…?ねぇエルフちゃん」

エルフ「あ?」ギロッ

DQN「あ?って……これ一回もあけてないの?」

エルフ「わ、悪い?」

DQN「いやべつに……そっか、なんにも食べてないって言ってたもんね」

エルフ「心配で喉も通らなかったの!!!」

DQN「そ、そう」

エルフ「それに、使ったらもう帰ってこないような気がして……」

DQN「……」

エルフ「//」

DQN(えぇ!?なにこれなんでいきなりデレてんの?いや!そんな感じはあったけどね!!!?)

DQN(……あれ?これどうすればいいの…)

エルフ「……//」チラッ

DQN(おk!!状況をクールに把握しようか!!拉致→帰還→デレ!!どないしよう……)

DQN「…あ、あのごめんね…心配かけて」

エルフ「…で?」

DQN「え、えぇっと次から気を付けます」

エルフ「そんだけ?」

エルフ「他に言うことがあるでしょ!!」

DQN「あ…」

エルフ「あ?」

DQN「ありがとうございました……?」

エルフ「…はぁ、それが限界か……」

DQN「ゆ、許してくれる?」

エルフ「ん、許す!特別に」

DQN「ん!ありがと!!」ナデナデ

エルフ「……」




エルフ「はぁああぁぁぁああっぁぁぁぁ~~~~~!!!//」

エルフ「あ、あぁあぁぁんた!!なにしてくれんじゃぁぁあぁ!!//」ドスッ

DQN「がっ!!」

エルフ「あた、頭を……触られた………//」

DQN「え…いかんの?」

エルフ「自分で考えろ~~~!!//」

DQN「ん!!!わかんない!!!!!」

エルフ「……本当に言ってるの?」

DQN「うん!!!」

エルフ「………」ポロポロ

DQN「!?」

エルフ「信じらんない」ポロポロ

DQN「え?そ、そんなに!?」

エルフ「…頭はねぇ家族以外には触らせないの!!!触らせちゃいけないの!!!」グスッ

DQN「ほ、ほぉ~ん……そりゃごめんなさい」

エルフ「…責任!責任とれ!!!//」

DQN「なんでやね!!!!!」

エルフ「家族以外には触らせちゃいけないの!!!だから頭を撫でたんだから責任取って家族になれ!!!//」

DQN「……えぇ…」

エルフ「な!なによぅ…嫌、なの?」ウワメ

DQN「…それよりご飯食べよぜぇ!!!!」

エルフ「ふ、ふざけんなぁあぁぁっぁぁああぁぁっぁっぁぁぁぁっぁあああ!!//」

DQN「ちょっとキャラが崩れすぎやで」

次の日

DQN「ふわぁぁあぁ!!朝やぁ!!!」ノビー

エルフ「おはやよう!節操なし!!」ニコッ

DQN「……お、おはようございます」

エルフ「今日は私川にって罠を直してくるね!!スケコマシ!!」ニコニコ

DQN「そ、そう…気を付けてね」

エルフ「うん!!あなたも夜道に気を付けてね!!!じゃっ!またね手長猿!!」ニコニコ

DQN「いや、夜の前には戻るし…」

DQN「結局昨日はエルフちゃんに一日中責任、結婚の二言を言い続けられました」

DQN「風習には気を付けなきゃね!!」

DQN「……ホンマこれどうしよう………あ、貴娘ちゃんもか?」

DQN「しばらく黙っとこ……氏にとうないし」



DQN「しかしこの山神さんがくれたやつ収穫のタイミングがようわからんね」

DQN「……一つとってみっかっと」ズボッ

DQN「…なんこれ?セロリみたいやねなんか?これもう食べれんのか?」

DQN「家行って茹でてみるか灰ちゃんにも食わせてあげる!!」ナデナデ

灰「ガウ」ブンブン

DQN「そういえばエルフちゃん罠直したらどうすんだろ?直すってもほぼ作りなおすやからなぁ」

DQN「そんでもかかって2~3時間やから午後はなにすんやろ?」

灰「クワンノ?」

DQN「あぁそうね!家に帰りましょ!!」



DQN「一応皮剥いてみてみたけど切ったら蓮根みたいやね……」

DQN「で、茹でたのがこちらなんですけど」

茹で野菜「」

DQN「ちょっと食ってみっか!!では」ハムッ

DQN「ん~~!!これは!!!」ハムハム

DQN「ジャガイモやね!!!」カッ

灰「ジャガイモ?」

DQN「あ、灰ちゃんにもあげるでぇ」スッ

灰「ガウ」ハムッ

DQN「どう?」

灰「ガウ…ウマイデ」ブンブン

DQN「よかった!!……でもこれ油で揚げたいね」

DQN「植物油か……」



エルフ「ないなぁ……嘘ついてまで来ちゃったからすぐに見つけないと」

エルフ「だいぶまえにここらへんで見つけたんだよねぇ~」

エルフ「……おかし見つからない…」

エルフ「あのバカに責任取ってもらわないといけないのに」

エルフ「!」

エルフ「へへへっへへへへ…これで私はDQNと//」

エルフ「……さて!罠を直すついでに身体を清めよ!!///」



DQN「ん~、やっぱり油で揚げたらうまそうやねぇコレ」モグモグ

灰「ウマウマ」ハムハム

DQN「ところで今日黒くん見てないけど、どうしたの?」

灰「カリイッタ」ハムハム

DQN「あ、なるほどね…それにしても灰ちゃんにも心配かけたね」ナデナデ

灰「エエンヤデ」ブンブン

「さて!DQNはどっかで何かやってるだろうしキノコ置いて川に行こ~っと!!」ヒョコッ

DQN「…あれ?エルフちゃん川に行ったんとちゃうの?」

エルフ「!!」

エルフ「うぇっ!?な、なんでここにいいいいいいんの?////」

DQN「なにをそんなに動揺してんねん……今から川に行くの?」

エルフ「そ、そうだけど悪い!!!!!?//」

DQN「いや、悪いも何もないけど今から水浴び行こうと思ってたから」

エルフ「!!」

DQN「ところでなんのキノコ採ってきたの?」

エルフ「あぁあぁっぁ!!木の実採ってきたのよ!!!木の実!!!!」

DQN「え?でもキノコ置いて川に行くんでしょ?」

エルフ「そ!そうだけど…!ほら帰ってきたら木の実焼いたやつ食べたいって言ってたでしょ?」

DQN「あ!あれね!」

エルフ「そ!だから今日は私が料理するから!!」

DQN「なるほど!じゃぁ終わったらこっち戻ってきて!!」

エルフ「う、うん!!じゃっ!!」バビューン

DQN「……エルフちゃん機嫌直してくれたんや」ジーン

DQN「…あれ?でもあのパンとってから一週間くらいつくんのに時間かっかたような?」

DQN「ま!いいか!!エルフちゃんがもどってきたら水浴び!!!!そんで家に戻ったら飯!!いやぁこりゃいいねぇ!!」

DQN「ところでなんなんこのキノコ?えらい変な色やけどホンマに食えんのか?」



DQN「そんで家に戻ってみたんやけど……エルフちゃんが料理作ってます」

DQN「いやぁ!!女の子の料理姿はいいねぇ!!!」

エルフ「なに言ってんのよホラ!運ぶの手伝って!!」

DQN「はぁい……なんかすごい量やね?肉に魚がオンパレードやそれにキノコのスープまで…なんかあったん?」

エルフ「え?ええぇぇ…ほ、ほら!そのパン?作れなかったし今朝なんかいいたこと言っちゃったから…ね?」

DQN「……仲直りみたいな?」

エルフ「そう!仲直り!仲直り!!!」

DQN「エルフちゃん」ジーン

エルフ「さ!食べよ!!!」

大変長らくさぼってしまいましたが再開したいと思います

本当にお待たせしました

DQN「ではいただきます」ガブッ

エルフ「…」

DQN「ん~!この肉の旨み!!やっぱ最高やね!!!」ガブガブ

エルフ「そ、そう…?」モジモジ

DQN「いやぁ、しかしやっぱり塩があると全然違う!こうなんて言うか!違う!」ムシャムシャ

エルフ「あ、あのさ…このスープも飲んでみてよ」モジモジ

DQN「え?あぁちょっと待ってこの魚も食べて…うまい!!!」モグモグ

エルフ「…キノコのスープ」

DQN「はいはい、これが自信作なのね」ズズズッ

エルフ「…」ニヤ

DQN「…なんやろ……不思議な味ねこれ」ゴクゴク

エルフ「さ、DQN!今日は長くなるからたくさん食べてね!」ニコッ

DQN「長くって…もう夜なんですけど」

エルフ「さあさあ!もっと!もっと食べて!!!DQN!」グイグイ

DQN「食べるからそんなに押し付けないでよ…」

エルフ「いいから早く食べないと後がつらいわよ」グイグイ

DQN「…ねぇ?エルフちゃん…」

エルフ「なに?」グイグイ

DQN「なにか隠してる?」

エルフ「」ビクッ

DQN「やっぱりか…」

エルフ「…大丈夫……DQNにとって悪くないことだと思う」

DQN「…」

エルフ「…たぶん」

DQN(たぶんかよ…)

エルフ「…」

DQN「……はぁ、まあいいや食べますか」

エルフ「!?うん!!!」

DQN「ごちそうさま!」

エルフ「ごちそうさま/」

DQN「…」

エルフ「//」

DQN(やばい…)

エルフ「ハァ……ハァ…//」

DQN(エルフちゃんがメッチャ息荒い…)

エルフ「ンッ…ハァ……ン//」

DQN「…な、なぁエルフちゃん?」

エルフ「ごめんDQN!」ガバッ

DQん「!?」



ガタンッ

待ってたぞ

エルフ「えへへへへへぇ~//」スリスリ

DQN「ちょちょちょちょちょちょっと待って!!!!!」

エルフ「んへぇ~?んやぁ~」スリスリ

DQN「ま、マジで!マジで待って!!!」

エルフ「いやぉ~だってまたいきなりいなくなるかもじゃない//」コスコス

DQN「ホント、腰が…」

エルフ「私がいやなの?//」ウワメ

DQN「ち、違うから!そうじゃないけど!」

エルフ「ならいいわよね//」ヌギヌギ

DQN「!?」

>>254

本当にお待たせしました

エルフ「ここね…ここがねすごいの//」チラッ

DQN「」ゴクリ

エルフ「ね?だからお願い…//」スッ

DQN「…」クチュ

エルフ「~~~~っ!!//」ビクッ

DQN「あ、ごめん!」

エルフ「す、すごすぎて…いっちゃ…//」

DQN「…え?」

エルフ「……ZZz」

DQN「…うそぉ……」

DQN「…こんなのって……あります?」

エルフ「zzZZzzz」

DQN「…」ムラッ

DQN「!?」

DQN「や!アカン!いくらあっちが大丈夫な感じでも寝てるところに手を出したら!!!」

DQN「し、しかしこれは…」ギンギン

DQN「…」

DQN「森に行こ…」



DQN「あぁ^~これやばいんじゃぁ^~」ギンギン

DQN「どうしよう本当に…」

DQN「こんなときに山の神さんに見られたらもうあれやね…」

DQN「……誰も見てないよね?」

DQN「…」コスコス

DQN「…」コスコス

DQN「…」コスコス







山神「…」ジー

DQN「…」コスコス

DQN「…うっ……」ドピュッ

DQN「……」

DQN「…」

DQN「なにしてんでしょ……自分…」

DQN「…」

DQN「戻ろう…」

山神「…」

ぶっかけ地面「…」

山神「…」ヌチャァ

山神「…」ペロッ

山神「…」

山神「…」ペロペロ

山神「…」

次の日

DQN「んがぁあぁぁぁぁあぁぁっぁぁぁあ!」ノビー

エルフ「…ZZz」

DQN「…いい朝だ…」

エルフ「…zzZ」

DQN「…起こさないでさっさと森に行こう」

エルフ「…んへぇ~ZZz」

DQN「…」

DQN「結局昨日のあれは何だったんでしょうね?」

DQN「お~い灰ちゃんちょっと…」

灰「アグ…ナニ?」

DQN「ちょっと今日はやることいっぱいだから手伝ってもらうよ」

灰「…ワカッタ」

DQN「では、行きますか」

黒「ガウ!ガウ!」ブンブン

DQN「あ、黒くんはうるさいから留守番で」

黒「」



    コーン    コーン
コーン
      コーン

DQN「おらぁ!」ガッ

メキャ  メキャ  

  メキャ

DQN「おぉ~やっぱ文明の利器は違いますね」

DQN「簡単にアホみたいにふっといのが伐採出来んだもん…」

DQN「…いや、簡単て言ってもそれなりに疲れるけどね」

DQN「この森結構密集してるからなぁ…あんまりつまってるとよくないから」

DQN「ブツブツと伐っていきますか」

灰「…」

DQN「ふぅ~いっぱい伐ったからに疲れたよ」

灰「コレ…ドウスル?」

DQN「これは家まで持って行って乾燥せるんよ」

灰「カンソウ…」

DQN「そ、このまま家建てると歪んじゃうからね」ナデナデ

灰「…ヨクワカラン」ブンブン

DQN「ま、さすがにこのままじゃ思いから半分くらいに切っていくけどね」

灰「フタリデハコブ?」

DQN「そうやよ」

DQN「よっこいしょっと!これで半分!!!」ドサッ

大木「」

DQN「それにしても寒期に入る前にもう一軒家建てるか…」

DQN「住んでみてわかったけどやっぱり土壁の家の方があったかいんよね」

DQN「けど問題がまだある」

DQN「蝶番もなしにどうやって扉を…」

DQN「ボケか!!!!!」

DQN「べつにそんなにちゃんとしたのじゃなくても扉作るとこにちょこっとほじって」

DQN「そこに扉の端っことんがらせたヤツはめれば扉になるじゃん!!!」

DQN「んがぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあっぁっぁあ!!!」

DQN「…初歩的なミスやね……」

DQN「…さて、とりあえず木を持ってきてからやね」

DQN「んで、全部持って来たんだけど…」

DQN「…」キョロキョロ

DQN「エルフちゃんは居ないみたいやね…」

DQN「まぁ、夜になったら会うんですけどね…」

DQN「さてと、灰ちゃんお腹減った?」

灰「ビミョウ…」

DQN「あ、そう…どうするかなぁ…」

灰「…」

DQN「!」

DQN「粘土いっぱい必要になるから崖に行くで!!!」

灰「ワカッタ」

DQN「いやぁ~籠があると粘土もいっぱいとれるねぇ~」ホリホリ

灰「…」ホリホリ

DQN「しかし粘土もいいけど火山灰とかほしいんよな~」

DQN「法都も基本は木造建築やったし…いや、自分木造の方が好きなんですけどね」

DQN「でも、早く安く簡単の牛丼三原則建築バージョンはコンクリートなんよね」

DQN「…」

灰「テ…ウゴカス…」ホリホリ

DQN「あぁごめんね」ホリホリ

DQN「…焼煉瓦作るにもいっぱい木材使うし」ホリホリ

DQN「でも、神さんに山は荒らさないって約束してるもんな…」

DQN「…となるとやはりコンクリか…」

灰「…テ」

DQN「…」ホリホリ

DQN「そろそろ頃合いやね」

灰「…オモイ……」

DQN「頑張ってもらいますよ灰ちゃん」

灰「…」

(久しぶり…だな……)

DQN「…」

(無視…?)

DQN「…灰ちゃん」

灰「…」

DQN「悪いけど先に行っててもらえる?」

灰「…ワカッタ」

山神(何故…帰らした?)スー

DQN「いやぁ、この前自分攫われましてね。それでしばらくはあの子たちには知った顔以外は会わせたくないのよ」

山神(攫われた?)

DQN「話せば長いこともないんでけどちょっとね」

山神(いつか話してくれればよい)

DQN(どんどん流暢になってるよ…)

山神(嫌か?)

DQN「嫌…ではないような…そうなような……人間は複雑なもんでね」

山神(そうか…)

DQN「あぁあと畑どうもね!!!」

山神(?)

DQN「ほら、雑草一つも生えなかったから」

山神(そんなことか)

DQN「そのうちなんかお礼するで!!!」

山神(礼ならすでにもらっている)サスサス

DQN「?まぁ、そういうならいいけど」

山神(…暇なときはいつでも来てくれ)

DQN「モチ!んじゃね!!!」ノシ

山神(…ふふふっ)サスサス



DQN「おまた~」

灰「ツカレタ…」

DQN「ごめんね、重いだろうから今とるよ」

灰「コレ…ドウスル?」

DQN「冷暗所に放っておこうかな…」

DQN「ああぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」

灰「…」

DQN「種籾まいてないじゃん!」

DQN「こんな時間じゃなんもできないし明日やるしかないじゃん…」

灰「…ウルサイ」

DQN「…ごめん……ま、今日はここまでにして粘土放ったらしまいにしよ」

灰「…」

そして夜

エルフ「…//」

DQN「…」

エルフ「//」チラッ

DQN(さっき飯食終ってから何も会話がない…というかこんな空気しかない)

エルフ「…//」

DQN(あの子の記憶がどこまであるかもわからんし下手に口を開くのはやめよ)

エルフ「…あの……さ//」

DQN「…」

エルフ「…聞いてる?//」

DQN「…ん」

エルフ「昨日は…どうだった?//」

DQN(…これはなんて答えりゃいいのよ)

エルフ「…//」

DQN「…」

エルフ「//」

DQN「…エルフちゃん」

エルフ「な、なに…?//」

DQN「もう寝よっか…」

エルフ「ほぇえぇ!?きょ、今日もするの!?//」

DQN(昨日もしてねぇよ)

エルフ「私はいいけど…そっちは……あれが…ね?//」

DQN「…んじゃお先に」ゴロン

エルフ「…こ、こっちから来いってこと?//」

DQN「…」

エルフ「…では……し、失礼しまぁす//」ゴロン

DQN(世の非童貞諸君はこんないい思いしてきたのかよ…元の世界戻れたら一発誰か殴ろう)

エルフ「//」スリスリ

DQN(…ここで手を出したらあかん)

エルフ「…ね、ねぇ?……昨日どうだったの?//」スンスン

DQN(はぁい今僕は寝てるんで何もしゃべれませんで)

エルフ「…いじわるするのね?//」スリスリ

DQN(これはホントにアカン奴や…寝逃げするしかしかないな)

エルフ「んっ…いいにおい//」スリスリ

DQN(…それにしても神さんお腹撫でてたけどなにかあったんかね?なにもあげた記憶ないんだけどね)

エルフ「ん!んん!んふ~っ!!!//」ビクッ

DQN(…寝るか)

エルフ「…そ、そろそろ……ね?//」

DQん「………Zz」

エルフ「寝たふりなんてしないでよ//」

DQN(無視してシラ通そ)



DQN「…」

エルフ「…」ブスー

DQN(うわぁ…前にも見た顔だよ)

エルフ「……チッ」

DQN「そ、そんなわけで自分は今日畑耕した後は家の基礎作るから」

エルフ「…あっそ」

DQN「…で、では」

エルフ「…チッ」

DQN「…ガラ悪いよちょっと」

エルフ「誰のせいだと思ってんのよ」

DQN「…行ってきまぁす」

エルフ「…また逃げて」



DQN「…いやそりゃ逃げますよ」

DQN「ま、今日は畑仕事やから顔合わすことはほどほどでしょうけど…」

DQN「あ、水かえといてって言うの忘れた…」

DQN「…エルフちゃん水替えといてねぇ!!!」

「…」

DQN「…返事はないけどしてくれるでしょ」

DQN「そもそも昨日なにしてたんか聞いてないしね」

DQN「ま、働きますか」

DQN「…黒くん」

黒「ガウ!」ブンブン

DQN「今日は灰ちゃんと一緒に居てもらっていい?」

黒「ワカッタ!ガウ!」ブンブン

DQN「今日は一人寂しく畑を耕しますか!」

DQN「といってもせいぜい2人分しか耕さないからすぐ終わるんだよな」

DQN「…あ」

DQN「井戸仕上げてなかった……」

DQN「はぁ…そっち先にするか…今日だけでおわっかな」

DQN「終わんなかったんですけど…」

DQN「…」

DQN「…これはまずい…人間一人の限界を知ったよ」

DQN「…エルフちゃん手伝ってくれるかな……くれますよね?」

DQN「とりあえずお願いしてみるか」

DQN「…はぁ…畑に木の乾燥に建築これはもう喧嘩してる場合じゃないね」

DQN「…でもなぁ…もしかしたらいつかいなくなる可能性も考えると…」

DQN「……エルフちんと仲良くなるのも億劫になるんだよなぁ…」

DQN「…説得だけするか」



エルフ「…」

DQN「…あの」

エルフ「……なに?」

DQN「晩御飯今日もおいしかったです」

エルフ「そ、そう//」

DQN「…」

エルフ「…ほ、他にも言いたいことがあるんじゃないんの?」

DQN「お願いがあるんですけども…」

エルフ「…いいよ、やったげる」

DQN「え!?ホンマに!?」

エルフ「その代わりに私の言うことも一つ聞くこと」

DQN「」

DQN「ちなみに言うことってのは…」

エルフ「そ、それは…//」

DQN「…」

エルフ「…えっち//」

DQN「なんでよ…」

エルフ「うるさい!とにかく言うこと聞くのと交換!!!いい!?」

DQN「…」

エルフ「…」

DQN「…はぁ、いいよ」

エルフ「!」

DQN「その代わり、出来ないこともあるからね?」

エルフ「うん!そこは大丈夫!!絶対してもらうから!!!」

DQN(いざとなったら五体投地でもするか)

エルフ「…じゃあ今日も一緒に寝よ//」

DQN「…」

エルフ「いいでしょ?//」

DQN「寝るだけね」

エルフ「…」

DQN「…なにか?」

エルフ「絶対その気にさせてやる…」

DQN(…聞かなかったことにしよ)

エルフ「じゃ、お先にどうぞ」

DQN「お先にって…」ゴロン

エルフ「そんな風にそっち向いたってダメだからね」ヌギヌギ

DQN「…」

DQN(衣擦れの音が…)

エルフ「んっしょっ//」ポイッ

DQN「…」

エルフ「え、えへへへぇ~//」ゴロン

DQN(見たら!見たら負け!!!)

エルフ「…//」

DQN「…」

エルフ「…//」ギュッ

DQN「」

エルフ「おやすみなさい…//」

DQN「…」








DQN「寝れるか!」

エルフ「zzZ」



DQN「…」

エルフ「んん~~!」ノビー

DQN「…」

エルフ「…見ないの?//」

DQN「…さぁて!朝飯!朝飯!!!」

エルフ「…チッ!まだ甘いか…」

DQN(甘いも何も…君自分より先に寝てたじゃん…)

エルフ「ふ、服着ちゃおっかなぁ~//」

DQN「おやおやぁ?お腹が痛いな~ちょっと千早川に行ってきますねぇ~」

エルフ「え?あ!ちょっと!!!」



DQN「ま、川になんていかないんですけどね…」

DQN「…これどうするかね」ギンギン

DQN「皆さん勘違いしてるかもですけど自分これでも20代前半よ?」

DQN「そりゃこうなりますよ」

DQN「…」コスコス








DQN「…うっ!」ドピュッ

DQN「…はぁ…戻りますか」





山神「…」クチャ~

山神「…」ペロペロ

家周辺

エルフ「ふぅ~…こんなものでどう?」

DQN「…」

エルフ「ちょっと?聞いてるの?」

DQN「え!?聞いとるけど」

エルフ「で、どう?」

DQN「やけに早いなぁ~って…」

エルフ「そりゃ魔法使えばねぇ~」

DQN「井戸側がこんな簡単にねぇ…」

エルフ「ま、風と土と水は私の分野だから」

DQN「…これって自分は使えないの?」

エルフ「魔法のこと?」

DQN「ん!」

エルフ「前にも言ったけどそれは無理よ」

DQN「…いわれたっけなぁ…そんなこと」

エルフ「私がまだここに来てあなたがいなくなる前よ」

DQN「あぁね、納得」

エルフ「それで、一応もう一回言う?」

DQN「お願い申す!!!」

エルフ「…あのね、魔法ってのは魔翌力でこの世の物体を強制的に支配するの」

DQN「んでんで」

エルフ「だから相当な魔翌力が必要になるからあなた達人種には基本的には無理」

DQN「…基本的には?」

エルフ「それなりに魔翌力があれば補助する道具を使えば使えるの」

DQN「ほむほむ」

DQN「…あれ?」

エルフ「どうかした?」

DQN「エルフちゃん水の魔法も使えるんでしょ?」

エルフ「まぁね」

DQN「毎日水汲みに行く必要無くね?」

エルフ「あのね、なにもないところから水が出るわけないでしょ?」

DQN「あぁ…そういう系」

エルフ「とは言っても、雨が降った次の日なんかは何故か出せるのよねぇ」

DQN(なるほど、水を出すにもある程度の水蒸気が必要ってことか)

エルフ「あとは何かある?」

DQN「特にないから好きにしてもいいよ」

エルフ「す、好きにしてもいいの!?」ゴクリ

DQN「…あ、水の汲み替えを」

エルフ「してある!」

DQN「…か、川の罠を」

エルフ「してある!!!」

DQN「…」

エルフ「…」ジリ

DQN「え、なんで近づくの?」

エルフ「い、いいじゃない!気にしない気にしない!!!」ジリジリ

DQN「…あ!あぁ…きょ、今日はあと家の土台を仕上げないとなぁぁ(棒)」

エルフ「大丈夫よ!私がなんでも手伝うから!!!」ジリジリ

DQN「…ん?今なんでもって言った?」

エルフ「え?い、言ったけど…」

DQN「ではエルフちゃんには焼煉瓦を作っていただきます!!!」

エルフ「へ?焼煉瓦?」

DQN「そ!あとちゃんと規格化してもらうからね!!!」

エルフ「は?きかくか…?」

DQN「だいたい千個くらいかな!!!」

エルフ「せ!千個!?」

DQN「それ全部同じ形と大きさでね!!!」

エルフ「む!無理に決まってるじゃない!!!そんなこと!!!!!」

DQN「あれれぇ~?なんでも手伝うって言わなかったけぇ?」

エルフ「い、言ったけど…」

DQN「じゃ!よろしくね!!!粘土はある程度冷暗所にあるから!!!」ノシ

エルフ「え…そんなぁ~……」



DQN「ふぅ~これでおkでしょ~」

DQN「さてと!とっとと耕してエルフちゃんの所に…」

DQN「……手伝いはどうしようかな」

DQN「…」

DQN「とりあえず耕してから家の土台を…あ」

DQN「木乾燥するのに製材しなきゃ……あれ人力でやるの?」

DQN「生木だからt単位であるんだけど…」

DQN「口動かしてる場合じゃない!はよ動こ!!!」ガッガッ

家周辺

エルフ「千個なんて無理じゃなぁ~い」

エルフ「…はぁ、私DQNに嫌われてるのかな……」

エルフ「あぁ…こんなの遠回しで嫌いって言ってるもんじゃない」

エルフ「………はぁ」

DQN「んごーーー!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨

エルフ「へ?なんでDQNがここに?」

エルフ「ま、まさか私のこと我慢できな」

DQN「どけーーーーー!!!!!」

エルフ「」

DQN「クソがぁ!!!こんなのどんだけかかるんじゃボゲェ!!!!!」ガシッ

DQN「んがぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁっぁあぁああ!!!」ギコギコ

DQN「んほぉおおおぉぉおおぉぉぉおおぉぉおっぉおぉ!!!」シャッシャッ

DQN「んぎぃいいいいぃぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃいっぃ!!!!!」ガリガリ

DQN「んげぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえええぇぇぇっぇっぇええぇ!!!」ガッガッ

DQN「んぶうぅぅぅうううぅぅぅぅううっぅぅぅぅううぅぅうううぅぅぅう!!!」ゴリゴリ

DQN「乾燥に何カ月かかると思ってんのやぁぁああああぁ!!!」ポイッ

木材×いっぱい「」

DQN「今日中に終わらせたるかんなぁぁああ!!!」ギコギコ

DQN「うおぉおおおぉぉおおぉおぉおぉおおぉおぉっぉおおお!!!!!」シャッシャッ

DQN「で、終わらんかったわけですがね…」

DQN「…どうしましょうこれ」

生木「」

DQN「こればっかりは魔法で……出来るのかな…」

DQN「…いや!これで頼ると限がなくなる!そんなにポイポイ楽はしないぞ!!自分は!!!」

DQN「…とは言ったものの……聞くだけ聞くのは…ねぇ?」

DQN「…」

DQN「き、聞くだけ!聞くだけ!!で!!!」



エルフ「…」ブスー

DQN「…あの飯不味かった?」

エルフ「……おいしかった」

DQN「あ、さいで…」

エルフ「…」

DQN(なんか知らんけど絡んで来ないんならちょっと内職しますか)ゴソゴソ

エルフ「……はぁ~!!!」

DQN「!?」

エルフ「…」

DQN(…構って欲しいんですかね?)

エルフ「あぁ~あぁっ…」

DQN「…」ガサゴソ

エルフ「…チッ」

DQN「…」シャッシャッ

エルフ「…」ジー

DQN「…」シャッシャッ

エルフ「…」ジー

DQN「…なにか?」シャッシャッ

エルフ「……なにしてんのかなぁって」

DQN「枝削ってます」シャッシャッ

エルフ「見ればわかるわよ…なに作ってるか聞いてるの」

DQN「これは投槍器ってやつ」シャッシャッ

エルフ「とうそうき…?」

DQN「そ、これで練習すれば100メートル以上槍投げれるからね」シャッシャッ

エルフ「めーとれ?」

DQN「ま、その内わかるよ」シャッシャッ

エルフ「ところでそんなの持ってたっけ?」

DQN「あ、あぁこれはその…」

エルフ「もしかしなくても例のお土産?」

DQN「その通りです…はい」

エルフ「…ふ~ん」

DQN「いや、ほらナイフくらいでも結構その…ね?」

エルフ「…なんでそれ作ってるの?」

DQN「これは、その…」

エルフ「…」

DQN「……いつかまたあんなことがあったときは大切なものを守るため」

エルフ「…ものか…」

DQN「もちろんエルフちゃんも守るけどね!!!」

エルフ「へえっ!?あ、そう…//」

DQN「っと、今日はこんなものかね」

エルフ「火落とす?」

DQN「せやね、お願いするわ」

エルフ「そう…」

DQN「…」

エルフ「…」

DQN「お、お先に~」ゴロン

エルフ「…」ゴロン

DQN(あれ?今日はよって来ないんだ…)

DQN「…なぁエルフちゃん?」

エルフ「なに?」

DQN「どんな家欲しい?」

エルフ「ほえっ!!!」ガバッ

DQN「いや、新しい家建てるんだけどどんなのがいいかなぁって」

エルフ「そ!そそそっそそれってまさか!!!//」

DQN「ほらエルフちゃんも一緒に暮らすじゃない?そんだったらなぁって思って」

エルフ「ほ、ほ~ん…//」ゴロン

DQN「いや、ほ~んじゃなくて」

エルフ「そ、そうね…この家の靴を脱ぐ感じ結構好きよ私//」

DQN「ほんほん」

エルフ「あと、この真ん中の火を焚く所も好きね//」

DQN「ん~」

エルフ「あ、あと調理するところは中にあった方がいいわね//」

DQN「そんなもん?」

エルフ「お、お願いできるかしら?二人の…あ、愛の巣を//」

DQN(あ、寝たふりしよ)

エルフ「ちょ、ちょっと?聞いてる?//」ムクリ

DQN(ん~どうするかなぁ…今までは調理なんて言っても煮る焼くくらいだったけど)

DQN(植物油手に入れたら揚げるでしょ?それに野菜も種籾まいてゲットだからまな板が必要やね)

エルフ「ねぇ?無視?//」チョンチョン

DQN(君のまな板は使えへんのよ…あ、種まくの忘れた)

エルフ「お~い…襲っちゃうぞ~//」チョンチョン

DQN「…ZZz」

エルフ「へぇ…それなら//」ゴロン

DQN(石石石石石石石石石石石石石)

エルフ「えへへぇ~//」ギュッ

DQN(ふっ…昨日からなんの進歩もないじゃないですか)

エルフ「んっ//」コスコス

DQN「」





DQN(寝れるか)



DQN「で、川行って戻って来たわけですが…」

DQN「昨日と同じでおもっくそ抱き付かれて安眠されてましたよ彼女」

DQN「…しかも途中で御股こすり付けてきましたからね自分の足に…」

DQN「はぁ…あ、魔法で木製材できるか聞くの忘れてた」

DQN「聞きますか…」

DQN「…はぁ」

DQN「…」

エルフ「おはよう、どこ行ってたの?」

DQN「ちょっと川に鉄砲をね…」

エルフ「テッポウ?」

DQN「あ、この世界に鉄砲はないのか…」

エルフ「?」

DQN「そんなことよりエルフちゃん…魔法で製材できたりする?」

エルフ「せいざい?」

DQN「木を加工すること」

エルフ「あぁできるけど?」

DQN「」

DQN「ほ、ほ~ん…」

エルフ「!」

DQN「まぁ、で?っていうアレやけどね…」

エルフ「あれ、もしかして手伝ってほしいの?」

DQN「…」

エルフ「べつに手伝うけど」

DQN「え!?ホンマに!?」

エルフ「いや、そんなに驚かなくても…ただし条件が」

DQN「あ、やっぱいいわ。一人で何とかするよ…」

エルフ「ちょっと!変なこと言わないって!!!」

DQN(でもこの子にあんま貸作って変なこと命令されたらなぁ…)

エルフ「煉瓦の仕事手伝って…」

DQN「…」

DQN(そうだよ…エルフちゃんが変なこと言う訳ないもんな)

エルフ「聞いてる?」

DQN「ごめん…エルフちゃん、自分ちょっとひどいこと考えてた…」

エルフ「ひどいこと?」

DQN「エルフちゃん!」ガシッ

エルフ「へあっ!?て、手を…//」

DQN「一緒にお仕事しよ!!!(手って昨日もっとすごいことしてたでしょ…)」

エルフ「う、うん…//」

DQN「じゃ、行きますか!!!」

DQN「…やっぱすごいのね、魔法って……」

エルフ「さ、今度は私の番ね!」

DQN「え、うん…そうなんだけど…なんだろうこの自分が半日以上かけたものが1時間足らずしまいっていう…」

エルフ「?」

DQN「で、煉瓦つくりやったけ?」

エルフ「うん!」

DQN「…やばいほどテンション上がらん……」

エルフ「さ!行こ!!!」

DQN「ちょい待ち、種籾まいてからね」

エルフ「はいはい!」ニコニコ

DQN(…笑顔がまぶしい)

DQN「んで、規格化した煉瓦の作り方だけど…」

エルフ「うん!教えて教えて!」ピタッ

DQN(…近い)

エルフ「?どうしたの…?」

DQN「いや、さっそく教えるで!」

エルフ「うん!」

DQN「まず、さっき製材した木材のうちの木っ端があるでしょ?」

エルフ「木っ端って言うにはちょっと大きい気が…」

DQN「これの真ん中をくりぬいて使うからね」ゴソガサ

エルフ「…またお土産?」

DQN「使うの嫌?」

エルフ「…べつに」

DQN(あと1カ月以内に連中くるって知ったらどうなるんやろ…それとなく教える機会も見つけるか)

DQN「で、削ったのがこちらです!」

エルフ「ほぇ~…前から思ってたけど器用だね」

DQN「まぁ本職やし…本職か?」

エルフ「?」

DQN「そしてこちらが同じく削ったものです!!」

エルフ「いつのまに!?」

DQN「でこれを縦横と切ってちょちょっと加工してっと」

エルフ「す、すごい…」

DQN「こんな風に粘土を詰めて形を取れたら木枠が取れちゃうようになるわけですよ!!!」

エルフ「これで完成?」

DQN「これに千個詰めて完了」

エルフ「」

エルフ「…」コネコネ

DQN「…」コネコネ

エルフ「これいつ終わるの?」コネコネ

DQN「千個煉瓦作ったら」コネコネ

エルフ「…」コネコネ

DQN「…今日はここまでにする?」

エルフ「……うん」

DQN「あと半分以上のこっとるけど…まぁ明日からやるっていうことで」

エルフ「今日のご飯どうする?」

DQN「…そういえば夜になると灯りが欲しくなるもんねぇ」

エルフ「ちょっと?聞いてる」

DQN「エルフちゃんのご飯おいしいからなんでもいいよ」

エルフ「ば、ばかぁ//」



DQN「ふ~、ごちそうさん!!!」

エルフ「はいはい」

DQN(でもやっぱり灯りが欲しいよね…ぶっちゃけ真ん中の囲炉裏の明るさくらいしかないもんな)

エルフ「…」

DQN「…松脂とかとれるんかな」

エルフ「?」

DQN「…こっちから呼ぶのは初めてだけどなんとかなるかな?」スッ

エルフ「え、どっか行くの?」

DQN「ん!ちょっとね!!!」

エルフ「外暗いのに?」

DQN「大丈夫!すぐ帰ってくるから!!!」ノシ



DQN「…」

山神(呼んだか?)ヌッ

DQN「…急に出てきますね君」

山神(それで用件はなんだ)

DQN「いやね、この森の中でこうなんて言うか燃えやすい木とかある?」

山神(…あるがどうするのだ?)

DQN「いやちょっとね!脂でも貰うかな~って思って」

山神(なるほどな…)

DQN「あ!あと今のところは森の調子おkでしょ?」

山神(あぁ、大丈夫だ)

DQN「そ、よかった!」

DQN「それと!ここらに火山ってあんの?」

山神(山の崖を超えてさらに奥に行くとあるはずだ)

DQN「ほ~ん…どのくらい?」

山神(片道で2カ月と言ったところかな)

DQN「…そりゃ難儀な場所にありますね」

山神(…行くのか?)

DQN「ま、そのうちね」

山神(そうか)

DQN「そ!んじゃね!!!」ノシ

山神(…あっ)





山神(今日は貰えないのか…)

次の日

DQN(昨日もおもっくそ引っ付いて寝てきおったよ…)

エルフ「さ!今日も煉瓦作りね!!!」

DQN「あ、悪いけど今日は手伝えんよ」

エルフ「はあっ!?」

DQN「いや、昨日の感じをするだけなんだから一人でできるでしょ!!!」

エルフ「…二人でするからいいのに」

DQN「…」スッ

エルフ「…!」

DQN「!」ピタッ

エルフ「い!今!頭触ろうとした!!!また触ろうとした!!!!!//」

DQN「触ってないけどね…」

エルフ「ほら!さ、触ってもいいけど!!!//」ズイ

DQN「さ、ちょっと森に行こうかな!!!!!」ノシ

エルフ「あ!…また逃げる……」



DQN「…はぁ、とりあえず土器持って入ったんですけど…」

DQN「…黒くんあたり連れてくればよかった」

DQN「ま、神さんに聞いて回るからちょうどいいか」

DQN「お~い!神さん!!!」

山神(…これでも暇ではないんだぞ)ヌッ

DQN「えぇ~それならいいや。んじゃね!」

山神(やっぱり暇だから手伝おう)

DQN「も~素直じゃないんだから!」キャピッ

山神()

DQN「…」

山神(…行くか)

DQN「すいません…」

山神(あ、これもだぞ)

DQN「ほいほい!」ガッガッ

山神(…さっきからなぜ木を傷つけるのだ?)

DQN「こうやって切りこみつけて樹液が下に垂れるようにしてそこに土器を巻き付けとけば」ガッガッ

DQN「木を伐らずに松脂ゲットできるからね!ま、これ広葉樹だから絶対松じゃないけどね!!!」ガッガッ

山神(…随分と造詣があるのな)

DQN「ま、いろいろとね!」ギュッギュッ

DQN「はい!これでおk!お、塊であるじゃん!!!持って帰ろ!」

山神(…)

DQN「いや~しかしこんな奥深くにあるのね…こりゃ今まで見ないわけだ」

山神(それで何をするのだ?)

DQN「これをとかして型に流して灯りにするの!」

山神(それはすごいな)

DQN「ま、これも普通なんだけどね自分の世界じゃ」

山神(そうなのか…)

DQN「そ!んじゃありがとね!!!また暇になったら来るよ!!!!」

山神(暇じゃなくても来てくれると嬉しい)

DQN「そりゃ嬉しいこと言ってくれますね!!!でも、しばらく忙しくなるから来れんくなりそう」

山神(そんなに気負うことはない)

DQN「そんじゃ!」ノシ



DQN「いやはや大量大量!!!」

DQN「長いこと囲炉裏の灯りだけだったけどこれで少しは部屋も明るくなるでしょう!!!」

DQN「…そう言えば黒くん灰ちゃんに昨日今日と構ってないな…」

DQN「…餌は出してるけど一緒にいないときってなにしてんでしょ?」

DQN「…」

DQN「ま、そんなことより土器に松脂…じゃないけど脂ぶち込んで溶かそ!!!」

DQN「しかしちゃんと燃えんのかな…?」

DQN「ベトベトしてっからまぁ燃えてもおかしくはないけどね!」

DQN「さ!脂を土器にぽーーーい!!!」ボトボトボト

DQN「…こう見るとホントに結構とったな」

DQN「お次は火にかけて溶かす!!!」

DQN「さ、これで溶けたら土にでもとった型に流してしまいやね!!!」

「DQ~~~N!手伝ってよ~~~」

DQN「…なんであの子は外でやってるんだろ?べつに中入ればいいのに」

DQN「ま、ちょっと黒たちの様子見るついでに外出ますか!!!」



エルフ「終わんないよ~~」コネコネ

DQN「べつに家ん中でやってもいいのに…」

エルフ「そしたら家の中汚れるじゃない」

DQN「あぁね…それより犬っころたちは?」

エルフ「…犬っころってあれ狼なんだけどね」

DQN「ほ~ん道理で頭がいいわけね!!!」

エルフ「クロは寝てるけどハイは居ないわよ」

DQN「ありゃ、また遊びに居てるのかね内の娘は」

エルフ「娘って…」

DQN「ま、煉瓦作るのちょこちょこ手伝うから頑張りましょ!!!」

DQN「それにしてもどんな家建てるてるかね」コネコネ

エルフ「わ、私は狭くてもその…構ってくれれば//」コネコネ

DQN(はい、聞こえません)コネコネ

エルフ「あと、かたいベッドはイヤね//コネコネ」

DQN(ベッド…ベッドかぁ……床暖とかうまくすれば作れるんじゃね?)コネコネ

エルフ「あと広い方がいいわ…あ、でも狭ければいっぱいくっ付ける///」コネコネ

DQN(あと寒期にどのくらいでなるんだろ?流石にまだ暖かいっていうか熱いからまだ平気だろうけど)コネコネ

エルフ「それとこども…子供部屋も作らないと//」

DQN(…部屋分けよ……あと手止まってる)コネコネ

>>292
見返したら魔翌翌翌力ってなんやねん…魔翌力量ね

あと上の熱いも暑いやね

魔翌力量

>>332
メ欄にsagaっていれると普通に表示されるよ

1週間後

DQN「で、さすがに煉瓦は全部出来たわけなんだけどね」

DQN「どうするかね…屋根」

DQN「屋根を煉瓦でこしらえると薪が創造以上に必要やしね」

DQN「…こけら葺きとかどうやるんだろ」

DQN「そもそも薄い木板なんてもらった工具じゃ…魔法があるやん」

DQN「…でも自分魔力なんて当たり前にないしエルフちゃんに頼むしかないやん」

DQN「…冬の寒さには敵えん!頼むしかない!!!」

DQN「…憂鬱やね」

>>333
ありがとうございます

エルフ「あ、今日の分の水汲んどいたわよ」

DQN「そ、そう…どうもね」

エルフ「?」

DQN「あの、エルフちゃん…お願いがありましてね」

エルフ「…」

DQN「ちょっとまた魔法を使っていただきたいんですよ」

エルフ「…」

DQN「だめですかね?」

エルフ「……はぁ…」

DQN「…」

エルフ「ダメなわけないでしょ」

DQN「…なにも言うこと聞きませんけど……」

エルフ「今更いらないよそんなの」

DQN「…」

エルフ「いい加減にたまによそよそしくなるのやめてよ」

DQN「エルフちゃん…」

エルフ「あとそのちゃんってやつもやめて」

DQN「…」

エルフ「わかった?」

DQN「わかった!!!せやから井戸掘りのやつも無効っていうわけでいいんで」

エルフ「それはまた別の話」

DQN「」

エルフ「こ、これからその…一緒に暮らしていくんだから遠慮はなし…ね?//」

DQN(…ええ子すぎて申し訳なさがマッハやで)

DQN「じゃ、これにやっといてもらえる?」

エルフ「ん、わかった」

DQN「それにして念のためにまた伐ってきてよかったよ」

DQN「ちなみに屋根は方形屋根で壁は泥だけど中は焼煉瓦で触っても崩れないようにする」

DQN「あと壁にでっぱりをつけて脂を焚きつけ出来るところを作る」

DQN「…2LDKでいきますか…もちろん自分とエルフの部屋は分けるで」

エルフ「また変な言葉使ってる」

DQN「あ、邪魔やった?」

エルフ「もう終わったからどうってことない」

DQN「」

DQN「ではさっそく屋根を葺きますかね!!!」

エルフ「私はなにすればいいの?」

DQN「エルフは…煉瓦焼いとって!!!」

エルフ「それだけ?」

DQN「あと焼いてる間に黒くんか灰ちゃん連れて粘土いっぱい持ってきて!!!」

エルフ「わかった。行くよハイ」ナデナデ

灰「…ヒサシブリヤネ」ブンブン

黒「ダンナ!ジブンハ!!!?」ブンブン

DQN「君にもちゃんと手伝ってもらうからね!!!」

DQN「では屋根を葺くんですけど家がけっこうでかいのよね…」

黒「デカイ!」ブンブン

DQN「…君達もだいぶ成長しましたよね?もうただのでかい牛みたいな体格よ」

黒「ガウ?」ブンブン

DQN「…しばらくいたら君たちの獣舎も大きくしますかね」

黒「ガウ!!!」ブンブンブン

DQN「さ、やってきますか!!!」

DQN「…これでいいのかな?」

DQN「そもそも屋根なんて葺いたことないし自分」

DQN「ま、雨露さえしのげればなんとかなるでしょ!」

DQN「黒く~ん!そろそろ降りるからこっち来て~!」

DQN「さてと、残りはまた今度やね」

DQN「煉瓦はどう固定するかね…泥使ったら本末転倒やし」

DQN「あぁ…ホンマにセメントがほしい」

DQN「木の灰で出来ないのかな?」

DQN「いや、普通に考えてできないか…できたら雨降った時にそこらへんガッチガチになるもんね」

DQN「…降りて考えよ」

エルフ「それで、今日はここまででいいの?」

DQN「ん…ここまでで」

エルフ「じゃ早くご飯食べて寝ましょう」

DQN「そうやね…」

DQN(最近よく動くからぶっちゃけ2食じゃたらん…でも夜は早いからきついってわけでもないんだけど)

DQN(脂の灯りができるようになってからは内職もよくやるようになったし…これはその内3食にしますかね)

DQN「それにしても目地材がねぇ~…どうしますかね」

エルフ「ご飯は?」

DQN「あ、作ります作ります!!!」

そして1カ月後

DQN「ほんで家の完成じゃあぁっぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁぁっぁあ!!!」

エルフ「…」

DQN「…あれ?どうかした?」

エルフ「いや、結構立派な家立てたな~って」

DQN「そりゃねぇ、これまでのじゃだいぶきついからね…冷えが」

エルフ「…そうね」

DQN「ちなみにちなみに頑張って2LDKになってます!ベットはどう頑張っても動物の皮革を敷く程度やね…」

DQN「さらに部屋の屋根は平べったく作ってるから屋根上収納が可能!!!土間に作った台所の袖から登れるで!!!」

DQN「外は土壁むき出しやけど中は焼煉瓦で壁を覆ってるから多少は触ってもおk!!!もちろん窓もあるで!!!!!」

DQN「そして各部屋やけどちゃんと扉もこしらえてます!さらに床暖作っちゃいました!!!」

DQN「床暖は使い終わった窯の火を横に移動させると外の排気口に上昇気流が抜けるように作りました!!!」

DQN「っとまぁこんな感じな内装です…ホント魔法便利過ぎでしょ」

DQN「ちなみに目地材は今回作れませんでしたので壁の煉瓦は触れるといっても気休め程度です」

DQN「床はこれまたうっすく拵えた木材を敷いてます…その下は土なんですけどね」

DQN「あ、さすがに床暖のところは煉瓦使ってますよ!でも、しばらくしたらこの家も建て直しますかね」

DQN「はぁ、親方の言ってた段取り8割勢い2割の意味が分かったで…」

エルフ「で、今日はどうするの?」

DQN「ん~…ま、いつも通りにエルフは動いてもらっていいんじゃない?」

エルフ「いつも通りって…しかも疑問形だし」

DQN「ま、今日からこの家で寝泊まりやからね!今までの家は…どうしますかね」

エルフ「…残さないの?」

DQN「残してもなぁ~…ぶっちゃけ薪の料にした方がいいような気もするんですよねぇ」

エルフ「…」

DQN「しばらくしたら考え出しますか!」

エルフ「うん…」

DQN「黒く~ん!ちょっと来てもらえる?」

黒「ガウ!」ブンブン

DQN「今日からは土木工事するからね」

エルフ「どぼくこうじ?」

DQN「そ!ちょっとここに水引きたいなって思っててね」

エルフ「井戸があるのに?」

DQN「井戸もいいけどやっぱりこんだけ川が近いんだったら引っ張りたいじゃん!」

エルフ「…そういうもの?」

DQN「そういうもの!!!」

DQN「と、いうことで!今日はエルフたちは自由に動いてもらえればいいよ!」

エルフ「よくわからないけどわかった」

DQN「そんなわけでよろしくね灰ちゃん!」

灰「…ガウ」

DQN(水が引けるようになれば水車が作れる!あれさえあればかなり仕事が減るで!!!)

DQN(そういえばまだ宣教師たち来ないなぁ…来たら来たでめんどくさいから来なくていいんだけどね)

DQN「・・・」

DQN「エルフにいつ言おうかね…来てから言ったらまた喧嘩になるんじゃ……」

エルフ「…なんのこと?」

DQN「……なんでもないんやで!」ニッコリ

エルフ「?」

草原

DQN「で、ここら辺に引っ張ってきたいんやけどね…草原っていってもほぼ家の前だし」

DQN「さてと!いきなり水を引っ張ってきちゃうと大変だから最初は内から攻めてくで!!!」

DQN「よっ!ほっ!やっ!」ザッザッガッ

DQN「せっ!おっ!んっ!」ザッザッガッ

DQN「…はぁ~これは当たり前ですけど時間かかりますね」

DQN「ホントにブルドーザーとか油圧シャベルとか考えた人なに考えてたんですかね」

DQN「はぁ~!!!」

黒「ガウ!ガウ!ガウ!」ホリホリホリ

DQN「はぁ…こりゃ一体いつ終わりますかね」



エルフ「あ、あった!ちょっとこっち来てハイちゃん!」

灰「…」

エルフ「よっと!」ブチッ

灰「…」

エルフ「そのまま動かないでね~」ポイッ

灰「…タベモノナゲチャイケマセンヨ」ポスッ

エルフ「またなんか言ってるよ…でもま、うまくカゴに入ったからどうでもいっか」

灰「…ねぇなげちゃ…だめでしょ」

エルフ「」

灰「…」

エルフ「…喋った」

草原

DQN「ふぅ~…全く進んでないよ

DQN「…ま、今日はここまででいいか」

黒「ガウ!ゴハン!!!」ブンブン

DQN「ん!たまには君たちと一緒に食べますか!」

黒「オッシャ!!!」ブンブン

DQN「にしてもなんかもっと楽な方法があったような気がするんだけどなぁ~……」

DQN「ま、ご飯食べて考えますかね!!!」

黒「ガウ!!!」ブンブン



エルフ「だから!!!ハイが喋ったの!!!!!」

DQN「今更なに言ってるんですか?そんなの前からでしょ」

エルフ「違うの!私たちの言葉でしゃべったの!!!」

DQN「はいはいそうね」

エルフ「こら!人の話をちゃんと聞け!!!」

DQN「ところで今日の晩御飯なに?」

エルフ「昨日の魚と野菜の煮物とぱん?だけど」

DQN「お!美味そうじゃん!この煮物にパンつけて食べると美味いんだよねぇ~」

エルフ「ちゃんと聞いてよ!!!」

DQN「聞いてる聞いてるってぇ~…あ、今日はあの子らと一緒に食べますから」

エルフ「え、そんな…」

DQN「んじゃ」スッ

エルフ「せっかく家が新しくなったのに…」

エルフ「一緒に食べてくれないの……?」

エルフ「…これは……もうアレをするしか」

エルフ「ないわね」



黒「…」ムシャムシャ

灰「…」モグモグ

DQN「いやしかし君たちよく食べるよね」

黒「…セイチョウキ!」ムシャムシャ

DQN「…しかし君たちなんで喋れんの?知能は関係ないから声帯があるのか、それとも口の形かな?」

灰「タベンノ?」

DQN「あぁ、いただきます!!!」

灰「…」ムシャムシャ



DQN「ごちそうさまでした~」ヌッ

エルフ「…ん」

DQN「…?」

エルフ「もう寝るの?」

DQN「ん、そうね…もう寝ますか」

エルフ「わかった」

DQN「あ、そうだまた魔法の相談なんですけど」

エルフ「またぁ?」

DQN「いや、そんな嫌な顔しないでよ」

エルフ「で、なに?」

DQN「実は川を引っ張るのをやってほしんだけど」

エルフ「無理」

DQN「そ、そこをなんとか」

エルフ「無理」

エルフ「あのね、言っておくけど魔法もただじゃないんだよ?」

DQN(いや、ただでしょ)

エルフ「魔法を使えば当たり前だけどかなり疲れるんだよ?それを川を引くくらいって…」

DQN「…なるほどMPか」

エルフ「ねむぺー?」

DQN「いや、なんでもないで!よく考えたらそりゃそうなりますよね!!!ごめんね無理言って!」

DQN(それにそろそろ寒期やから本腰入れるは備蓄にするべきか)

エルフ「べ、べつにそこまで気にしてないけどね…」

DQN「では寝ますか!!!」

エルフ「うん」

DQN「あ、部屋はそっちね!」

エルフ「先に入って待ってるね!!!」ノシ

DQN「…」







DQN「待ってるって…部屋別だけどね」

エルフ部屋

エルフ「ふふっ//」

エルフ「今日こそしっぽりとDQNと……DQNとしっぽり//」

エルフ「…//」

エルフ「ま、まぁ!DQNには責任とってもらいませんとね//」

エルフ「それにしてもこの床暖かいわね…」

エルフ「窯の残り火を使ってるみたいだけどそれでもかなり暖かい」

エルフ「よくもまあこんなの思いつくわよね」

エルフ「…」

エルフ「……」

エルフ「………それにしても遅いわね?」

次の日

DQN「んぐっ!!!」ノビー

DQN「今日も今日とてたくさん働きますかね!!!」

DQN「それにしてもエルフちゃんこっちの部屋に突入してくると思ってたけど杞憂だったみたいね」

DQN「おっと、ちゃん付けするなって言われてんでした」

DQN「…」

DQN「川行って鉄砲撃ってく来ますかね」

DQN「そろそろ寒期か…」

DQN「食べ物足りますかね?」

DQN「それより畑やね…今日中に刈り入れますかね」

千早川

DQN「いやしかしここくるの久しぶりな気がしますね!!!いや!来てるんですよ!?でもほら!ね!!!」

黒「ガウ!セヤネ!!!」ブンブン

DQN「思えば君とはここで会いましたね」ナデナデ

黒「セヤデ!!」ブンブンブンブン

DQN「エルフちゃん…おっとエルフもここやったな」

DQN「君も灰大きくなってまぁほぼ図体のいい牛みたいな体高やもんね」

DQN「これから寒期、つまりは冬ですから君たちのご飯が一番心配よ」

DQN「最悪は君たちに殺されてしまう可能性があるんよね」

黒「ソンナコトセンデ!」ブンブン

DQN「…そうやね!さて!!今日も越冬に備えて魚や穀物を蓄えますかね!!!」

黒「ガウ!」ブンブン

??「あの、少しいいでしょうか?」ヌッ

DQN・黒「」

DQN「ちょっ!びっくりさすなや!!!ボゲェッ!!!!!」

??「す、すいません」

DQN「おっと…ど、どうしたんですか?」

??「えっと、あそこに見える建物は貴方の家でしょうか?」

DQN「そうですが何か?」

??「いえ、私共はこの川のずっと向こうからやってまいったんですが」

DQN「ほんほん」

??「そろそろ寒期に入りますので根をこの辺りに下したいのですが?」

DQN「んでんで?」

??「い、いえ…その、根を下ろしたいのですが」

DQN「下せばいいんじゃないですかね?勝手に」

??「…はぁ、それはこの辺りに定住してもいいということでしょうか?」

DQN「まぁねぇ別にいいんじゃない?」

??「な、なにか禁忌等はありますか?」

DQN「ん~…殺人、放火、思想の否定、暴力くくらいじゃないですかね?」

??「…」

DQN「ま、今自分たちは2人と2匹で暮らしてますんでそんなもんですかね!」

??「え!そ、それだけの人しかいないのですか!?」

DQN「えぇまぁ…あ、あとなるべく森は切り払わないでね?」

??「そ、そうですか…」

DQN「はい!そうです!!!」

??「…」

DQN「…」

DQN(あれ?またこっち特有の風習とか作法とかか?)

??「あの、人を呼んで来ても」

DQN「(エルフちゃんのことかな?)あぁ今呼んできますね」

??「な、なぜ貴方が?」

DQN「なぜって今アンタが…」

??「…?」

DQN「…」

??「…」

DQN「すこしゆっくり話ししますか」

??「はぁ…」

DQN「とりあえずえぇ~っと名前は?」

??「旅人と申します」

DQN「んじゃ旅人さん!とりあえず2人で話しますかね!!!熱いスープでも飲みながら!!!」



エルフ「…」

エルフ「どこに行ったのかしら…」

エルフ「ま、まさかまた…!」

エルフ「うそ!」バッ

DQN「あ、おぃ~っす!どっか行くの?」

エルフ「…あのねぇ!どっか行くなら!!」

DQN「あ、ちょっと今まで住んでた小屋で大事な話するから!」

エルフ「ふぇっ!!?」

DQN「そんだから後で熱いスープでも持ってきてくれる?」

エルフ「だ、大事な!?//」

DQN「そ、んじゃお先に」ノシ



DQN「おまた」

旅人「あ、あの他の者は?」

DQN(あぁそういえば“私共”って言ってたね)

「いやったぁぁあぁぁぁっぁぁぁあぁぁぁあぁあぁっぁああ!!!」

旅人「!?」ビクッ

DQN「他の人はまた後でって感じでいきますかね!!」

旅人「あの、今のは?」

DQN「あ、ちょっと胸と頭がアレなアレなんでお気になさらず」ニッコリ

旅人「でも」

DQN「それにとりあえずは2人で話した方が早いし、こっちに態々1人で来たんだからあっちの代表みたいなもんでしょ?」

旅人「いえ、そうなんですけど…それではなく」

DQN「んじゃこちらに」

木の家

DQN「ま、腰かけてくださいな」スッ

旅人「どうも」スッ

DQN「そんじゃなんでこっちに来たのか、人数と経路を教えてください。そしたらできる限りお助けします」

旅人「そ、それだけで?」

DQN「情報はかなりの価値なので」

旅人「そ、そうですか……では…」

旅人「ここより人の足とカブに荷を引かせてだいたい1年半ほどの距離のところに住んでいまして」

DQN「まった!そのカブってなに?」

旅人「なにって…カブはカブですよ」

DQN(ま、後で見してもらうほかないねこりゃ)

旅人「続けますね」

DQN「あぁどうぞ」

旅人「そこは1人の王が大小様々な町や村を束ねていたのですが税がどんどん重くなって行き遂には私の村は夜逃げをすることになりました」

DQN(村単位で夜逃げって…現代社会ならありえんね)

旅人「だいたい人数は30人程度です。村を出たときは3倍はいたのですが追手や野盗、崖から落ちたものもいまして…」

旅人「食べ物もそこを尽きてきて先日カブを殺して腹の足しにしたくらいです」

旅人「ですが今からだいたい3カ月くらいでしょうか、川の対岸に私たちのような流浪している者たちがいまして」

旅人「その人たちにこの辺りに人が住んでいると聞きまして」

DQN(いたなそんなやつ……バリクソ前やけど)

旅人「それでここを目指したのです」

DQN「なるほどね…」

「D、DQN~?//」

DQN「あ、紹介しますね?ここに住む2人目です」

「入ってもいいかぁ~い?//」

DQN「ん!ええよ!!!」

エルフ「つ、ついに覚悟を決めてくれたわけね//」スッ

DQN「名前はエルフです!あ、そういえば年齢は?」

エルフ「ね、年齢って…でも、夫婦になるなら隠し事はダメよね//」モジモジ

旅人「あ、28歳です」

エルフ「にじゅ…はぁ?!」バッ

DQN「てことは56か…この文明レベルならかなり長生きしてる方なのかね?」

エルフ「…」

DQN「あ、スープどうもね」

エルフ「!」クワッ

草原

DQN「はぁんも~う、また怒っちゃたよ」

DQN「今回はなんで怒ったのかわからんし…あの子耳元で怒鳴るなっての~」

DQN「そろそろ宣教師たちも来てしまうしこりゃいつ言いますかねぇ………」

DQN「それに王国から逃げてきたって…法都ちゃうよね?」

DQN「あぁ!もう!!!気が凝ってしょうがないよこりゃぁ!!!!!」

DQN「…ま、楽に行きますかね」

DQN「…」

DQN「お、アレっぽいな!」

DQN「お~~~い!!!」

DQN「どうもDQN!!!どぅえぇ~~~す!!!!!」タッタタタ

旅人「どうやらいい場所と人に恵まれたようだ」

「大丈夫なの?」       「子供たちの代になって夜逃げになりますじゃ話にならねえぞ!」

        「そもそも信用していいものかどうか」
                                  「ここに根を下ろすしかないのか」
「けどもう食べ物がない!残ってるのは種籾くらいだぞ!?」 

旅人「まぁまぁよく聞け、ここの方は暖かい食事を以て歓迎してくれたし出来る限りの手助をしてくれると言ってくれたのだ」

旅人「これを信じなかったらなにを信じればいいのかと思わんか?」

旅人「それに食べ物もいらないと言っていた」

 「そんなの嘘でしょ」     「イカレテやがる」

     「ちょっwwwwwwいい人すぎwwwwwwwwww」

旅人「話はまた後で聞く。それよりも今はここに家を建てねばいけないぞ」

旅人「男女の別なく手が必要になる」

旅人「それにそろそろDQNさんがこっちに来るから質問はその人にしてくれ」

   「丸投げかよ」
                        「話きかないんかぁ~いwwwwwwww」
 「そもそもDQNてだれですか~?」

「どうもDQN!!!どぅえぇ~~~す!!!!!」タッタタタ

旅人「お、来たみたいだな」

DQN「ほえ~…馬車も結構がっちりしてるしいい感じやねぇ」

      「あの人がそうなのか?」
                       「馬車のごときで驚いてるぜ」
「あんらぁ~、いい男じゃなぁい」

DQN(…こっちにもそっちの気がある人はいんのね)

DQN「お!これがカブか!!!原付みたいな名前だけど思いっきり馬やね!角生えてるけど!!!」

DQN「なんか牛っぽい角と山羊っぽいのがありますねぇ」

旅人「それは雄雌で角が違うのです」ヌッ

DQN「へぇ、そうなんや」

旅人「さっそくですがこれからのことを」

DQN「あぁはいはい」

DQN「んで、もちろん最初は家と食料ですよね」

旅人「はい」

DQN「まぁ家のことは手を貸せますけど食べ物はぶっちゃけこっちの分もあるんで…」

旅人「…いえ、食料の方は正直そんなにはいりません。川もありますので魚がとれますし、ここに住み始めればカブも仔を産みますので」

DQN「仔を産むったってそんな今日明日で産むもんじゃないでしょ?」

旅人「はい、その通りです」

DQN「見たところ狩りなんかしたことなさそうですに…食べ物も足に使ってる家畜を食べるくらいですから余裕ないでしょ?」

旅人「…はい」

DQN「…」

旅人「…」

DQN「ま、なんにせよまずはその2つですね!そろそろ寒期が来ますし」

DQN「家についてはまとめて大きい家を1つ建てた後にそれぞれの家を建てましょう。そっちの方がいろんなことに使えますから」

DQN「それに寒期はもうそこまで来てるかもしれませんので1つの家をちゃっちゃと建てて精神的にもゆっくりしたいでしょう」

旅人「は、はい」

DQN「あと、畑はここら辺勝手に耕してもらって構いませんので」

DQN(とは言え川から5~600メーターしか離れてないから大雨ふったらそれでおしまいや。落ち着いたら治水工事せにゃならんね)

DQN「ほんでまた話し戻しますけど食料はどうすんですか?」

旅人「…」

DQN「…」

旅人「…」

DQN「いや、喋ってもらわないとわかりませんよ?」

DQN「あの、自分たまたまこの辺りに先に住んでるだけで別に領主でもなんでもないんで税なんてとりませんよ?」

旅人「ほ、本当ですか?」

DQN「ホントもなにもよっぽどここが栄えて都にでもならない限りはそんなことしても意味がないですし、そもそも優先すべきは地盤固めでしょ」

旅人「じ、地盤固め…」

DQN「ま、後で人数の内訳と持ってるもんの確認だけさせてもらいますね!!!」

旅人「なぜそんなことを?」

DQN「なぜってやること分担した方が早いからねえ。これでも元文化祭の実行委員長なんよ」

旅人「ブンカセイ?」

DQN「とにもかくにも今日はゆっくり休んでくださいね?おすそ分けくらいなら持ってきますから」

旅人「は、はぁ…オスワケ?」

DQN「御祝儀みたいなもんよ!んじゃ、明日までに正確な人数とその内訳把握しといてね~」ノシ

旅人「あ!ちょ!……行ってしまわれた」

       「そんなことより早く旅人に聞かないと!」        「せめて暖期になるまでここにおかせてもらえないと…」


「お!出てきたぞ!!!」

旅人「安心して聞いてくれ。私たちはここに住めれるようだし、しかも家を建てるのを手伝ってくれるみたいだ」

    「ちょwwwwww聖人wwwwwwwwwwかよwwwwww」

 「あんらぁ~、たぁ~っぷりお返ししなくちゃねぇ?」      「きょ、今日はどうすればいいのですか?」

          「動きたくないです~」

旅人「それに関しても今日はゆっくり休んでくれ、お祝いの食べ物もだしてくれるそうだ」

 「ちょwwwwwwwwまwwwwww」

   「おいおい、どうすんだよ?さっきのやつもう出てっちまったぜ」

「まさか交渉失敗?」                  「あんらぁ~、いい男だったのにもう会えないのぉ~?」

旅人「それでだ、今日は今から清めの炎を焚こうと思う」

     「うぇwwwwwwwwwwーーーいwwwwwwwwww」

「はぁ、やっと安心してお祈りが出来る」 
                                  「あんらぁ~、今日はおめかししなくちゃぁん」
   「それよりあんなボロ小屋で俺らを祝えるのかよ?」

旅人「わからん…が、なぜかあの人はなにかこう凄い物を持っているような気がしてならんのだ」

      「あんらぁ~、スンゴイものって気になるわねぇん……可愛がってやろうかしら」

旅人「……ま、とりあえず火を起こそう」



エルフ「で、結局のところあの人たちはなんの?」

DQN「なんかこの辺りに住みたいらしいよ」

エルフ「へ~」

DQN「それにしても大したもんないな~…あ、ここらの魚もらうね」

エルフ「え?な、なんでよ!?」

DQN「ご近所さんが出来たんだからお祝いしなくちゃいけないでしょ?」

エルフ「あっちが勝手に来たんじゃない!」

DQN「…」

エルフ「ダメだからね!そんなの…ダメ」

DQN(思わぬところで宣教師たちの爪痕が出たなぁ…)

エルフ「べつに住むのは構わない…本当は構わなくないけど……でも!」

エルフ「物を上げるのはダメ!絶対!!!」

DQN「………」

エルフ「…」

DQN「あ」

エルフ「ダメ!」

DQN「いや、ちょっとくらい分けても」

エルフ「ダメったらダメ!!!」

DQN「え~…」

エルフ「…」ツーン

DQN「なんでもいいからさぁ?こう、ほら?ちょびっとだけ!」

エルフ「そんなに言うならあの塩持ってけばいいじゃない」

DQN「え?塩はいいの?」

エルフ「ちょびっとと言わず全部あげちゃいなさよ!!!」

DQN「」

DQN「いや、流石に全部は…」

エルフ「そ、じゃなにもなしね」

DQN「…」

エルフ「全部かなしかのどっちかよ」

DQN「…」

エルフ「…」ツーン

DQN「わかったよ、全部あげてくるよ」

エルフ「ふぇっ!?あ、あげちゃうの!?」

DQN「はぁ…んじゃ行ってきます」スッ

エルフ「ほ、本当にあげちゃうんだ……」

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