楽園の管理者・メタトロン「夏だ! 海だ!」【パズドラ】(41)

水メタ「海に入る前に準備運動をしよう!」グッグッ

水メタ「日焼け止めも忘れずにな!」ペタペタ

水メタ「……ふふふ」


ワイワイ キャーキャー


水メタ「海には今年もリア充共がいっぱい! そして今年も私は一人!」

水メタ「よし! 行くぞーっ!!」


楽園の管理者・メタトロン
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~海の家~

夏色の旅行者・チェスター「仕事を忘れてたまの休暇を楽しむというのも良いものですねえ」

チェスター「海を見ていると心が洗われるようだ。しかしそれ以上に海で戯れる女性というのは麗しい……おや?」


休息の時女神・ウルド「スクルドとヴェルダンディ遅いな……。何やってんのよ、もう」


夏色の旅行者・チェスター
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休息の時女神・ウルド
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チェスター「フフ、お美しいお嬢さんだ。店員」指パチンッ

夏氷の名人・フロストデーモン「はーい。ご注文ですかー?」

チェスター「あそこのお嬢さんにトロピカルジュースを」

フロスト「うわ、マジでこういうコトするヤツいるん……もごっ!」

浜茶屋の娘・水の上忍「失礼しました。ただいまお持ちして参ります」

チェスター「フフッ、とびっきり甘いやつをお願いしますよ……」

フロスト「もごご……」


夏氷の名人・フロストデーモン
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浜茶屋の娘・水の上忍
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水の上忍「お客様。トロピカルジュースでございます」

ウルド「えっ? あの私、頼んでないんですが……」

水の上忍「あちらのお客様からです」

チェスター「」ニコッ

ウルド「え、はあ。じゃあどうも……」

水メタ「どうも、いただきます!」パシッ

ウルド「えっ?」

チェスター「!?」

水の上忍「あの、ジュースはこちらの方の……」

水メタ「」ゴクッゴクッゴクッ、グビグビグビ、ガブガブガブ

水メタ「ぷはー!」

チェスター「な、な……貴方なんなんですか! ジュースを横取りして!」

水メタ「とても美味しかったぞ、これはお礼だ!」

チェスター「は?」


水メタの攻撃!(43316)


チェスター「腹パンっ!?」ドゴッ

水メタ「よーし、ビーチバレーもやるぞ!」タタタッ……

チェスター「……な、なんなんですかあの人は……」

水の上忍「この海の管理者です」

フロスト「彼氏いないんだけど、カップルとかナンパ男とか見つけてはあーやって八つ当たりするのが趣味なんだ」

チェスター「誰か止めないのですか……」

フロスト「無理無理。ここで一番偉いんだもん。逆らったらバイトクビになっちゃうって」

チェスター「…………。ぐふっ……」ガクッ

ウルド「あの……。その人大丈夫ですか?」

フロスト「あー大丈夫大丈夫。毎年犠牲者出るし、もう慣れてるから」

ウルド「は、はあ……」

~海の家 キッチン~


フロスト「注文入りましたー、焼きそば2人前、焼きトウモロコシ9、ドリンク7でーす」

爆進の魔神卿・ベリアル「おう。……チッ、客多いな」

ベリアル「…………」テキパキ ジュウウウ

 「……かき氷をいただけるかしら」

ベリアル「あん? 注文はそこにいる店員を通せよ! ……って」


刻薄の凍冥魔・インディゴ「あら、客に刃向うとはいい度胸ね」


爆進の魔神卿・ベリアル
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刻薄の凍冥魔・インディゴ
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ベリアル「インディゴ!? なんでお前がここにいるんだよ!」

インディゴ「私が海に来てはいけないのかしら? 貴方こそ何をやっているの」

ベリアル「見りゃ分かんだろ、バイトだよ! 忙しいからあっち行けよ」

インディゴ「お客様は神様という言葉を知らないのこの男は。今の私は神なのよ?」

ベリアル「お前は悪魔だろ! つーかマジで忙しいんだよこっちは」

インディゴ「…………。案内しなさい」

ベリアル「は?」

インディゴ「私が海に来てるんだから貴方には案内する義務があるわ。命令よ」

ベリアル「案内するも何もそこら辺で泳げばいいだろ! 海以外なんもねーよ!」

インディゴ「…………ふん」

ベリアル「……ああもう。オイ! この後少し抜けても余裕あるか?」

フロスト「人はいるんで構いませんよー?」

ベリアル「じゃあ今作ってる分終わったらちょっと頼む。てか何ニヤついてんだよ」

フロスト「いーえー?」

ベリアル「ったく。おいインディゴ。オラ!」

インディゴ「なっ、かき氷?」

ベリアル「それ食ってテキトーに待ってろ。案内だかなんだか知らねーが、とっとと終わらすからな!」

インディゴ「……私、味言ったかしら」

ベリアル「聞いてねえけど好みだろ。へっ、お前の事なんて大体分かんだよ」

インディゴ「っ!? ……ばか」

ベリアル「ああ!? 作ってやったのに何だその……」

水メタ「ビーチバレーだっ!」

ベリアル「あ?」

水メタ「アターック!!」バシッ


水メタの攻撃!(12995+2ターンバインド)


ベリアル「顔面レシーブッ!?」ドガッ

イースさんとマーキュリーの下りやって欲しい
あと修羅場も

水メタ「次はスイカ割りだっ!」タタタッ……

ベリアル「…………。オレ、何かしたか……」

フロスト「水メタさん、無自覚系リア充を親の仇より憎んでますからねー」

インディゴ「ふ、無様ねベリアル。終わったら来なさい」

インディゴ「……逃げたら承知しないんだから」

フロスト「とりま、注文つっかえてるんで早く調理終わらせてくださいよー」

ベリアル「……クソが、来年は一回も雇われてやらねえ……」

~砂浜~


ヤマサチ(緑の方)「わあ、海だ!」

夜刻武神・ツクヨミ「スゴイですね!」

ウミサチ(青の方)「はしゃぐなよ、みっともねえ……」

鎮撫の国造神・オオクニヌシ「ガキが何いってんだ。素直にはしゃげよ」

ウミサチ「ガキじゃねーよ!」


ウミサチヤマサチ
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夜刻武神・ツクヨミ
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鎮撫の国造神・オオクニヌシ
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オオクニ「連れてきてやったっつーのに。いいから海で遊んで来いよ。俺はここにいっから」

ヤマサチ「お兄ちゃんも早く来なよ!」

ツクヨミ「水が! しょっぱいですよ!」

ウミサチ「はあ、わーったよ……」

オオクニ「そういや、なんか海に不審者が出没してるらしいから気をつけろよ」

ウミサチ「ふん……。あっそ」

オオクニ「……行ったか。やれやれ、何が悲しくてガキ共のお守りやってんだか」

オオクニ「せっかくの海なんだ、目の覚めるような水着ギャルはいねーのか……」


 「あの、すみません……」

オオクニ「うん?」


雪白の美姫・ヴァルキリークレール「そこの隣、シート置いてもいいでしょうか?」


オオクニ(居たぜオイッ!)


雪白の美姫・ヴァルキリークレール
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オオクニ「どうぞどうぞ構いませんよ。なんなら俺の場所どかしますんで! お一人ですか?」

クレール「恥ずかしながら、そうです。実は海に来るのも初めてで……勝手がよく分からなくて」

クレール「スイカ割りとかも一度やってみたいなあと思って。一人なのに私、変ですよね」

オオクニ「そんな事ないっすよ! それに奇遇ですね、俺も一人なんですよ」

クレール「あれ? さっき男の子達と一緒にいませんでしたか?」

オオクニ「いやいや、あれはイタズラしにきた悪ガキ共です! 困ったもんですよまったく」

オオクニ「これも何かの縁ですし、一緒にお茶でもしませんか?」

クレール「えっ? でもせっかく来たんですし海の方に……」

オオクニ「そこのお店雰囲気いいんですよ、行きましょ!」

クレール「あ、あの……」

水メタ「スイカ割りだあああああああっ!!」

オオクニ「あっ? 誰だおま」

水メタ「てやっ!!」


水メタの攻撃!(16244ダメージ+盤面変化)


オオクニ「脳天割りっ!?」ガスッ!

水メタ「海は楽しいなあーっ! ざっぱーん!」タタタ……

オオクニ「……なんだよ、あれ……」

クレール「あの、大丈夫ですか? 頭から血が」

オオクニ「は、ははは、平気です……。なんなんですかねあの人……」

クレール「今のがスイカ割り……」

クレール「スイカ割りって楽しそうだわ……♪」

オオクニ「……え?」

クレール「では早速、私達もやってみましょうか! もちろんスイカは貴方で!」

オオクニ「何言ってんだアンタ!?」

クレール「確か目が見えなくなるまでぶっ叩くんでしたよね?」

オオクニ「叩く方が目を隠すんだよ! 後遺症重すぎんだろ!」

クレール「動かないでくださいっ! せいっ!!」

オオクニ「危ねえっ!? 殺す気か!」

オオクニ(この海ロクな女がいねえ! 助けてくれえ!)

~海の方~


ツクヨミ「あ! オオクニさんが知らない女の人にいじめられています!」

ヤマサチ「えっ? 戻った方がいいのかな」

ウミサチ「ダセェなオッサン……。ほっとこうぜ」

ツクヨミ「そうですね! 気にしないでビーチバレーをしましょう!」

ウミサチ「といっても三人じゃ試合できねーぞ」

ヤマサチ「でもオオクニさんは忙しいみたいだし……」

ツクヨミ「うーん……。あ! あそこに一人でいる子がいます! 誘いましょう!」


冥夜の令嬢・パンドラ「………………」


ヤマサチ「わあ、外国の女の子だ。一緒に遊んでくれるかな……」

ウミサチ(外人なんてそこら中にいるだろ、このゲーム)


冥夜の令嬢・パンドラ
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ツクヨミ「もし、そこの方! 一緒にビーチバレーをしませんか?」

パンドラ「…………。……?」

パンドラ「……私……?」

ツクヨミ「そうです! いいですよね?」

ヤマサチ「うん。きっと皆で遊んだ方が楽しいよ」

パンドラ「……ふ、へへ…………。は、初めて誘われた……」

パンドラ「……でも……私……運動、下手……」

ツクヨミ「そうですか? やってみればできますよ!」

パンドラ「……スポーツ、キライ……」

ヤマサチ「そ、そうなんだ。じゃあ海で一緒に泳いだり……」

パンドラ「水も怖い……」

ウミサチ「じゃあなんで海に来たんだよ!」

パンドラ「! …………コワイ……」

ツクヨミ「女の子を怖がらせちゃダメですよ!」

ウミサチ「お、オレが悪いのか?」

ヤマサチ「うーん……。でも謝った方がいいと思う」

パンドラ「………………」チラッ

ウミサチ(見てるしよ……)

ウミサチ「……悪かったよ。でもせっかく海に来たんだから挑戦してみようぜ」

パンドラ「……うん。ビーチバレー、やってみる……」

ツクヨミ「良かったです! やりましょう!」

ヤマサチ「うん!」

水メタ「楽しそうだねえ~!? お姉さんも交ぜてよ!」

ヤマサチ「わっ、誰ですか!?」

パンドラ「! この人……さっきからいろんなカップルを殴ったり襲ったりしてた……」

ウミサチ「何? このババア、噂の不審者か!」

水メタ「……ババア? お姉さんだよ~? 私はすごぉく優しいからいいけど、他人に言っちゃダメだぞ?」

ヤマサチ「で、でもカップルを襲ってるって……。お姉さんは一人なんですか?」

水メタ「一人じゃないよ~、王子様が現れないだけだよ」

ツクヨミ「結婚しててもおかしくない年齢なのに、あまつさえ嫉妬で人の恋路を邪魔するとは……」

ツクヨミ「心が虚しくならないのですか! みじめに思わないのですか! 恥を知りなさい!」

ウミサチ「お前一番辛辣だな……」

水メタ「み、みじめ……ぷっちーん。お姉さん怒っちゃったなー」

ヤマサチ「わああ、口でぷっちーんって言ってる!」


フロスト「あれ? あれは水メタさん! 子供相手に何やってんすか!」

水の上忍「まずいわね……完全にキレてる。しかも子供相手に」


水メタ「よい子の皆に社会の荒波ってものを体験させてあげる……!」

パンドラ「……っ、だ、だれか……!」


 「そこまでですよ」

 「何をやっている、愚妹」

水メタ「! この声は……」


神罰の審理者・メタトロン「子供相手に何をしているんだ、と聞いている」

覚醒サンダルフォン「さすがに見過ごす事はできません」


神罰の審理者・メタトロン
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覚醒サンダルフォン
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水メタ「お姉ちゃんにサンダルフォン(弟)!? なぜここに!」

闇メタ「なぜ、ではない。お前の問題行動の苦情が遂にこちらにまで来ただけだ」

闇メタ「聞きたくもないお前の悪行を聞かされる俺達の身にもなってみろ」

水メタ「くっ。サンダルフォン! どうしてお姉ちゃんに逆らうの?」

サンダルフォン「姉であろうと道を外れた者を導くのが私の務め。申し訳ありませんが拘束させてもらいますよ」

フロスト「要するに水メタさんを外道って言ってるよね。合ってるけど」

水メタ「い、嫌だ……。私には全世界の幸せなリア充を爆殺するという崇高な使命があるんだ!」

闇メタ「お前より地べたの黒アリの方がマシな使命を持っとるわ。いくぞサンダルフォン」

サンダルフォン「はい」

水メタ「ふ……ふははっ、残念だったな! 私は覚醒スキルでバインド無効な上にバインド回復スキルもある!」

水メタ「拘束なんて不可能よ!」

闇メタ「そうか。『滅魔の息吹』(覚醒スキル無効)」シュイン

サンダルフォン「では。『天使の讃美歌』(3ターンスキル封印)」ピシィッ

水メタ「え、ちょっ」

サンダルフォン「『幽閉の鳥籠』(神タイプ10ターンバインド)」

水メタ「うわあああああっ!!」バチィッ


※一部、ゲームとは効果が異なります

闇メタ「よし。連れて行け」

サンダルフォン「はい」

水メタ「嫌だああああぁぁぁ……」ズルズルズル

闇メタ「まったく。手間をかけさせる」

パンドラ「……助かっ、た……?」

ツクヨミ「…………。あ、あの!」

闇メタ「?」

ツクヨミ「あの、ありがとうございます!」

ヤマサチ「おかげでボク達助かりました。ね?」

ウミサチ「っ、まあ……。……どうも」

パンドラ「…………ました」ペコリ

闇メタ「………………」

闇メタ「…………」スタスタスタ

ツクヨミ「あっ……」


闇メタ「…………。少年達よ」

闇メタ「海を楽しめ。大いにな」フッ


ヤマサチ「……はい。本当にありがとうございました!」

ウミサチ(か……)

ツクヨミ(かっ……)

パンドラ(かっこいい……)



ワイワイ キャーキャー


水メタ「あああああ、あのカップル幸せそうだ……。邪魔したいなぁ、ぶち壊したいよぉ、ううう……」ズルズルズル

フロスト「マジ泣きっすねー。かっこよくねえー」

水の上忍「こら。一応管理者なんだから思っててもそういう事言わない」

サンダルフォン「……格好よくあれ、とは言いませんが。せめてもっとマシになってください……」


おわり

おまけ>>14



楽園のセレブ・ヘラ・イース「来てくれたんだね、嬉しいよ」

覚醒ゼウス・マーキュリー「……うむ。こういう所はあまり来た事は無いのだが」

マーキュリー「お前がいるなら、きっと気に入るだろう」

イース「……へへ。せっかくのバカンスだ、休むといい」

イース「ね、ねえ。ちょっと冷たいけどこれ、飲む?」



水メタ「ヘイッ、ダーリン! マイダーリンッ!」ガバッ

マーキュリー「!?」

イース「!?」

水メタ「会いたかったよー、ダーリン! オゥイェー、ダーリン!」

マーキュリー「だ、誰だお主は!」

イース「ねえ……」

マーキュリー「むっ!?」


マーキュリーを冷たい風が襲う!(12744ダメージ+水ドロップ生成)


イース「その女誰なの……」


激しく吹雪いている!(22302)


マーキュリー「」ピキーン



水メタ「……ふっ、私にかかればざっとこんなモンよ」

フロスト「水メタさんのやる事の生産性のなさ、マジパネぇっす」

水の上忍(どうしてそのバイタリティーを恋愛に活かさないのかしら……)


この後誤解は解け、イースにアブソリュートゼロされた。

おしまい

夏休みダンジョンのセリフなどが元ネタというかそんな感じです。
SS内に出てきたキャラが手に入る夏休み限定ガチャは23日まで!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月16日 (日) 17:47:28   ID: mFQni7IB

わら

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