雪歩「夢って怖いですよね?」 (11)

書き貯め無し


私は、長くて暗い階段を歩いていきます。
上っているかも下っているかも分かりません。
だけど、歩いてるのは分かるんです。
どうして歩いてるのかも、分かりません。
その理由は考えもしなかったし、理由を考える、なんて発想も浮かんできませんでした。

途中、急に進むのが怖くなりました。
先が暗くて見えなくて、私は動けなくなりました。
それでも、その先の暗闇に目を奪われていました。
今は怖いけど、先へ進んだら怖くなくなる、安心する。そんな気がしてました。

「…ねぇ……それで………を……」

どこからか声が聞こえてきました。
聞こえたというより、私の脳内で直接響いてる、ような。

「でも…早く………に………もう少し…」

誰の声か思い出せそうだった時に。
突然目の前が真っ白になって、背中には虫がいっぱい這っている様な、いやな、かんじ。

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指の先しか動かなくて、汗なのか涙なのか分からないものが顔をくしゃくしゃにして。
すごく、こわい

「待って………!……………あ…」

脳内に響く声も、気持ち悪く感じて、目をきつく瞑ります。
頭が痛くて、足も震えて、こわい

「…!………お…………!…」

お腹の中の何かが弾けて、体が軽くなりました。
その場に座り込んで、自分の体を温めるように抱き締めました。
一度瞑った目は中々開けられなくて、でも開けないと安心出来なくて。

「大丈夫…大丈夫、大丈夫、大丈夫」

自分でも何を言っているのか分からない様な声で、ゆっくり立ち上がり、目を開けてみました。

さっきと変わらない、暗い階段。
安堵と共に、再び恐怖を感じます。
逃げなきゃ。下に、どこか落ち着けるところに。

指の先しか動かなくて、汗なのか涙なのか分からないものが顔をくしゃくしゃにして。
すごく、こわい

「待って………!……………あ…」

脳内に響く声も、気持ち悪く感じて、目をきつく瞑ります。
頭が痛くて、足も震えて、こわい

「…!………お…………!…」

お腹の中の何かが弾けて、体が軽くなりました。
その場に座り込んで、自分の体を温めるように抱き締めました。
一度瞑った目は中々開けられなくて、でも開けないと安心出来なくて。

「大丈夫…大丈夫、大丈夫、大丈夫」

自分でも何を言っているのか分からない様な声で、ゆっくり立ち上がり、目を開けてみました。

さっきと変わらない、暗い階段。
安堵と共に、再び恐怖を感じます。
逃げなきゃ。下に、どこか落ち着けるところに。

ちょっと接続が悪いので時間を空けてからまた来ます

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