千鶴「はぁ……」【ミリオン放送局第五十四回】 (76)

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P「なんだ、めずらしいな、溜息なんてつくと幸せが逃げるぞ?何か困ってるなら聞くけど」

千鶴「実は」

P「俺にできることだったら手伝うぞ?」

千鶴「いえ……そろそろ期末試験が近づいてきて」

P「ごめん、頑張れ」

千鶴「……自分で何とかしようと思っていましたけど、そう簡単に断られるとは思いませんでしたわ……」

まつり「はいほー♪徳川まつりなのです」

千鶴「二階堂千鶴ですわ」

まつり「暑いのです」

千鶴「最近急に暑くなりましたわね……そろそろ梅雨明けも近いのではなくて?」

まつり「暑くなると姫のぱわーはだるだるになっちゃうのです」

千鶴「あら、まつりは暑いのが苦手なんですの?」

まつり「まつりは家の中で大事に育てられてきたので暑いのは好きではないのです……姫として大事に育てられてきて」

千鶴「どうして二回言うんですの」

千鶴「それで、まつりは期末試験の勉強は進んでいるんですの?」

まつり「ほ?姫はそんなあくせくすることなんてしないのです」

千鶴「……本当にそれでいいんですの?」

まつり「姫ぱわーを侮ってはいけないのです

千鶴「姫ぱわーって何なんですの……」

まつり「選ばれた姫だけが使える伝説のぱわーなのです」

千鶴「は、はぁ……」

千鶴「いいですの?きちんと勉強しなければ」

まつり「そろそろ時間なのです!まつり」

千鶴「まだ話は……千鶴の」

「「ミリオン放送局!」」

千鶴「この番組は」

千鶴「765プロダクションと」

千鶴「プロジェクト『フェアリー』の提供でお送りいたしますわ」

千鶴「……というわけですの」

まつり「千鶴ちゃんはうるさいのです」

千鶴「わたくしは、貴方のことを心配して」

まつり「とりあえず開けるのです」

千鶴「はぁ……馬の耳に念仏ですわね……」

ガチャ

亜利沙「あっ、その表情いいですね!一枚、撮らせてください!」

ジュリア「ちょっ、やめ、やめろって、やめろーっ!」

千鶴「……何をやってるんですの?」

亜利沙「写真を撮ってます!」

千鶴「それは見ればわかりますわ」

まつり「ということで、今回のゲストは松田亜利沙ちゃんとジュリアちゃんなのです」

亜利沙「よろしくお願いします!」

ジュリア「……よろしく」

千鶴「それで、今日はどうして写真を撮ってたんですの?」

亜利沙「ジュリアさんの、ラジオの前で少し緊張している様子を見ていたら、つい体が動いてしまって」

ジュリア「どうしてこんなところまでカメラ持ってきてんだよ……」

亜利沙「ありさはカメラが手元にないと力が出ないんです」

千鶴「そのカメラは何なんですの?」

まつり「ふむ、それじゃあ今日もメールに行くのです」

亜利沙「はいっ、ありさ読みます!」

千鶴「写真くらい笑って撮られればいいですのに」

ジュリア「不意打ちは辛いんだよ……」

亜利沙「あ、じゃあ次からはきちんと宣言してから撮りますね!」

ジュリア「そういうことじゃなくて」



メール一通目
>>11

最近あった不思議なこと、驚いたこと

ジュリア「不思議なこと、ねぇ」

まつり「まつり、一つあるのです」

千鶴「あら、話してごらんなさい」

まつり「まつり、夜にお城のベッドで寝ていたのです」

亜利沙「お城のベッド……興味深いです!」

まつり「それは本筋には関係ないのです」

千鶴「それで、寝ていてどうしたんですの?」

まつり「ふと、目が覚めたのです」

ジュリア「……なあ、何だか嫌な予感がしてきたんだが」

亜利沙「ありさもです……」

まつり「お水を飲もうとしたら、体が動かないのです」

千鶴「……不思議な話と怖い話は違いますわ」

まつり「なんだか重いものがのしかかってくるような感じがして」

ジュリア「その城、絶対曰くつきの城だろ……」

まつり「む、姫の居城を悪く言わないでほしいのです」

まつり「首だけは動かせたので、毛布の上を見てみることにしたのです」

亜利沙「ごくり……」

まつり「…………すると…………いたのです………………」

ジュリア「も、もったいぶらずにさっさと言えよ……」

まつり「……妹ちゃんが」

千鶴「……は?」

まつり「妹ちゃんが」

ジュリア「妹」

まつり「妹」

まつり「寝ぼけた妹ちゃんが姫のベッドに来ちゃったのです」

亜利沙「うぅ……完全に怖い話だと思ってましたぁ……」

千鶴「不思議でもなんでもありませんわね」

まつり「驚いた話なのです」

ジュリア「そ、そうか……」

まつり「ジュリアちゃんは怖い話は苦手なのです?」

ジュリア「そ、そんなこと……ねえよ?」

まつり「目をそらさないでほしいのです」

千鶴「ちなみに、まつりの妹はどんな子なんですの?」

まつり「とっても可愛い、姉思いのいい子なのです」

ジュリア「妹もマツリみたいなキャラなのか?」

まつり「ほ?姫はキャラなのではなく本物の姫なのです」

千鶴「はいはい、それで?」

まつり「真相はクローゼットの中にでもしまっておくのです」

亜利沙「ありさ、まつりちゃんの妹ちゃんのお姿をまだ拝見してないんです……」

まつり「ほ?亜利沙ちゃんはまだまだ修行が足りないのです」

亜利沙「はいっ、頑張ります!」

千鶴「盗撮対象に励まされてますけど、それでいいんですの?」

まつり「ちなみに、本当はまつりに妹なんて……」

千鶴「は?」

まつり「なんて冗談なのです」

千鶴「さすがにそこまで騙されるわけありませんわ、ねぇ亜利沙……」

亜利沙「ひぃっ!?」

千鶴「……まあ、怖がりさんは別として」

まつり「他にも、電車に乗っていたらいつのまにかまったく名前を知らない駅についてしまった話とか」

ジュリア「よし、この話はやめだ、次にいこう」

亜利沙「うぅぅ……次のメールお願いします……」

千鶴「全く……怪談の時期はもう少し後ですわ」



メール二通目
>>20

kskst
支援だよ

パーソナリティ
二階堂千鶴(21) Vi
http://i.imgur.com/N5vvNDe.jpg
http://i.imgur.com/xA0TLW5.jpg

徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/LeKoIRT.jpg
http://i.imgur.com/Uyn9LLO.jpg

ゲスト
松田亜利沙(16) Vo
http://i.imgur.com/XSCe3R5.jpg
http://i.imgur.com/nVbgUuS.jpg

ジュリア(16) Vo
http://i.imgur.com/AgSX2gq.jpg
http://i.imgur.com/zI6DqcB.jpg

生で自分の目で見てみたいもの、って何かありますか

亜利沙「舞ちゃんを……ぜひこの目で見たいですっ!」

千鶴「舞ちゃん?あぁ、舞ちゃん」

亜利沙「あっさり引退してからはや数百年……」

ジュリア「そんなに経ってないだろ」

亜利沙「もう一度……もう一度表舞台に……」

千鶴「出ても生写真は撮れませんわよ?」

亜利沙「分かってます!五感で伝説のライブをもう一度体験したいんです」

千鶴「まあ、そもそもわたくしたちはアイドルなんですから、もっと頑張ってトップアイドルになった暁には、何かの縁で共演することもあるかもしれませんわね」

亜利沙「ふぇ?あ、あああありさがっ!?そっそんなの恐れ多くて絶対ムリですっ!」

まつり「ほ?亜利沙ちゃんはしたくないのです?」

ジュリア「あー……確かに会ってみたいギタリストなんかアタシにもいるけど、実際会ってセッションしようなんて言われた日には、恐れ多くて出来ねえよな」

千鶴「まつりは、何かありませんの?」

まつり「まつりは、セレブさんに会いたいのです」

千鶴「あら、それならここにおりますから、穴が開くほど見つめてくださいな」

亜利沙「はいっ、穴が開くほど見つめます!」

千鶴「亜利沙には言ってませんわ」

まつり「いえ、まつりはもっとちゃんとしたセレブに会いたいのです」

千鶴「わたくしはちゃんとしたセレブですわ!」

ジュリア「っていうか、セレブならイオリがいるだろ……」

まつり「ふむ、気づかなかったのです」

千鶴「……今の答え、この場の思い付きでしょう?」

まつり「そんなことはないのです、ね?……ね?」

千鶴「念押ししなくても」

まつり「この番組では、次回からも皆さんからの自由なお便りを募集しているのです」

まつり「以上、ふつおたのコーナーでした」

千鶴「それでは、ここで一曲お聞きくださいませ」

亜利沙「松田亜利沙で、『Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!』」

千鶴「お送りしています、ミリオン放送局」

千鶴「最初のコーナーはこちらですわ」

『千鶴のアダルティ相談室』

千鶴「わたくし二階堂千鶴が、皆様の相談事を完璧に解決して差し上げるコーナーですわ」

まつり「亜利沙ちゃんとジュリアちゃんにお悩みはないのです?」

亜利沙「そうですねぇ……最近、杏奈ちゃんがありさに塩対応なんです……」

ジュリア「……まあ、だろうな」

亜利沙「写真を撮ろうとしたらどこかに行ってしまったり、ありさと目を合わせてくれなかったり、ありさが机の下に待っている時に限ってお部屋に来てくれなかったり……」

千鶴「待ちなさい」

亜利沙「あっ、決して杏奈ちゃんの部屋で待っているわけではなくてデスね、あくまでシアターや事務所の机の下で待ってます!」

ジュリア「いや、うん、アンナの部屋にいたら犯罪だろ」

まつり「ほ?愛の力の前では全てが許されちゃうのですよ?」

亜利沙「ですですっ!」

ジュリア「いや、おかしいだろ!?」

千鶴「……そもそも、机の下に潜る意味はあるんですの?」

亜利沙「ありさが気配を隠すことで、いつも通り自然体の、ナマのアイドルちゃんたちの姿を手に入れることができちゃうんです」

ジュリア「なんだそりゃ」

千鶴「とりあえず、机の下に潜るのはおやめなさい」

亜利沙「でも、そしたら、自然体アイドルちゃんのお姿が……」

千鶴「でも、そういったことを続けていても、杏奈からは冷たく接されるばかりですわよ?」

亜利沙「むむむ……それなんですけど、杏奈ちゃんがファンにはしないような塩対応をしているのを見ると、なんだかそれはそれでアリかもしれないと思えてきてしまって……」

まつり「亜利沙ちゃんは塩対応を続けてほしいのかやめてほしいのか、どっちなのです?」

亜利沙「え、あ……どっちでしょう?」

千鶴「……はい、次の相談に参りますわよ!」

亜利沙「へっ?ありさの相談は……」

ジュリア「いや、だって塩対応?とやらを楽しんでんじゃん……」

千鶴「それでは、リスナーの皆様から頂いた相談に移りますわ」

まつり「それじゃあ、ジュリアちゃんに読んでもらうのです」

ジュリア「あたし!?随分いきなりだな……まあいいよ、じゃあ一通目」


『レポートの締め切りが明日でした。来週だと勘違いしていたのでまだ一文字も書いていません。どうすればいいでしょう』


千鶴「……このラジオに投稿する暇があるならさっさと書き始めれば良いのではなくて?」

まつり「そんなアンラッキーなリスナーさんに、姫からミラクルアドバイス♪」

ジュリア「ミラクル?」

まつり「春学期がダメなら、秋学期に単位を取ればいいのです☆」

ジュリア「ダメだろ!」

亜利沙「ふむむ、深いお言葉です……」

ジュリア「いや、何も深くないからな!?」

まつり「単位なんて一度落としてからが本番なのです」

ジュリア「いや、そんなわけ……そうなのか?」

千鶴「違いますわ……とりあえず、書き上げる誠意は見せなさい、話はそれからですわよ」

まつり「むぅ、ジュリアちゃんも宿題はしないタイプだと思っていたのです」

ジュリア「いや、あたしは出された宿題はちゃんとやるから」

まつり「そんなのロックじゃないのです」

ジュリア「マツリはロックを何だと思ってるんだよ」

千鶴「亜利沙は……想像できますわ」

亜利沙「ありさだってちゃんと宿題はやります!……ただ、たまにアイドルちゃんのデータ整理に時間がかかり過ぎて宿題をする時間がなくなっちゃうだけで」

千鶴「……つまり、やってないんですわね?」

亜利沙「半分くらいはやってます!」

千鶴「全部やりなさい!」

千鶴「プロデューサーに言っておきましょうかしら……」

まつり「ジュリアちゃん、それじゃあ二通目もよろしくお願いするのです」

ジュリア「またあたしなのか……」


『夏祭りに行きたいのですが、一緒に行く彼女がいません』


ジュリア「……一人で行けば?」

まつり「ジュリアちゃんは一人で夏祭りに行きたいのです?」

ジュリア「あー……確かに何か嫌だな」

千鶴「そもそも、友達を誘えばいいのではなくて?」

まつり「お友達がいない可能性も考慮しないといけないのです」

ジュリア「そんな考慮したくないな……」

まつり「万が一ということもあるのです」

千鶴「その万が一は考慮してはいけないと思いますの」

亜利沙「お友達がいらっしゃらないんですか……ありさ、かわいそうで涙が」

千鶴「だから、どうして友達がいないことになってるんですの!?」

亜利沙「でも、一人で夏祭りに行ってもいいんじゃないですか?」

千鶴「あら、亜利沙は一人で夏祭りを楽しむ方法を知ってるんですの?」

亜利沙「ステージで新しいアイドルちゃんの卵を見つけるために夏祭りに行けばいいんです!」

千鶴「……は?」

亜利沙「そして、その子を応援するファン同士で繋がれば、みんな友達です!」

まつり「広がる友達の輪の完成なのです!これで寂しくないのです、ね♪」

ジュリア「……いや、だからなんで友達がいないことになってんだ?」

千鶴「……まあ、真面目に答えると、彼女がいないなら友達を誘えばいいと思いますわ」

まつり「友達もいないなら?」

千鶴「……お祭りの雰囲気だけでも味わって帰ってくればいいと思いますわ」

まつり「ちなみに、メールを送ってくれたリスナーさんの中から一名、抽選で『千鶴ちゃんと二人きりでお祭りに行く権利』をプレゼントするのです!」

千鶴「えっ!?そんなこと聞いてませんわよ」

まつり「冗談なのです」

千鶴「はぁ?……まったく」

千鶴「このコーナーでは、皆様のお悩みを募集しておりますわ」

千鶴「『千鶴のアダルティ相談室』のコーナーでしたわ」

まつり「それでは、ここで一曲聞いてもらうのです」

ジュリア「えー……ジュリアで、『プラリネ』」

千鶴「お送りしています、ミリオン放送局」

千鶴「続いてのコーナーはこちらですわ」

『誰が一番?アイドルがちんこバトル!』

まつり「パーソナリティとゲストの四人があるお題に挑戦。順位をつけて、一位にご褒美があったりビリに罰ゲームがあったりするチャレンジコーナーなのです」

ジュリア「あー、辛いコーナーか」

まつり「亜利沙ちゃんもこのコーナーは体験済みなのですね?」

亜利沙「はいっ、あの時は……あの時も、杏奈ちゃんに塩対応されちゃいました……」

まつり「それなら、今回こそ一位を取って杏奈ちゃんに見直してもらうのです」

亜利沙「はいっ!今回こそ春香ちゃんのケーキを手に入れます!」

千鶴「今回もケーキという確証はありませんわよ……」

千鶴「まぁ、とりあえず今回のお題を発表しませんと」

まつり「それでは発表するのです、今回のお題は……こちら♪」


『夏祭り×アイドル! 帰ってきたカタヌキ』


千鶴「一年に一度やらないとダメな病気にでもかかっているんですの?」

まつり「去年の在庫がまだ残っているのです」

ジュリア「カタヌキ?」

亜利沙「なんですか?それ」

まつり「……というものなのです」

亜利沙「うぅ……ありさ、そういうの苦手です……」

千鶴「はぁ……酷い話ですわね、まったく」

まつり「今回は、割れたら次のものをあげるので、完成するまでやってもらうのです」

ジュリア「うわぁ……頭が痛くなりそうだ」

まつり「料理を克服したジュリアちゃんならきっとこれだって楽々クリアなのです」

ジュリア「料理と全然違うだろこれ」

まつり「ということで、とにかくやっちゃうのです」

千鶴「はいはい、それではいきますわよ」


  ~~  

コンマ(高い方から一位→四位)
>>42 まつり
>>43 千鶴
>>44 ジュリア
>>45 亜利沙

a

わっほい

千鶴さんスゲー

千鶴「……」

まつり「……」

ジュリア「……」

亜利沙「……」

ジュリア「しゃべっ……あ」パキッ

まつり「集中力を抜くとおしまいなのです、ね?……このように、失敗してしまうのです」パキッ

亜利沙「……」

千鶴「……」

ジュリア「……いいのか?話さなくて」

亜利沙「むむむ……」

千鶴「ふぅ……こんな企画にしたスタッフが悪いのではなくて?」

まつり「……え?終わったのです?」

千鶴「ええ、終わりましたわ」

ジュリア「マジ!?ホントだ……」

亜利沙「ありさも終わりました!」

まつり「ほ?」

亜利沙「むふぅ……ほうほう……」パシャパシャ

千鶴「はぁ……久しぶりにここまで集中しましたわ」

まつり「…………」

ジュリア「…………」

亜利沙「まつりちゃん、視線ください!」

まつり「嫌なのです」

ジュリア「あぁー……終わった終わった」

まつり「それにしても、千鶴ちゃんは早かったのです」

千鶴「まあ、子供のころからやりなれ…………それは、そう、セレブは集中力と忍耐力を持ち合わせているものですもの!」

ジュリア「アリサも早かったな」

亜利沙「だって、ありさが早く終われば、終わっていない人の写真が撮り放題ですからっ」

まつり「亜利沙ちゃんはいつも通りだったのです」

まつり「それでは、今回は一位の千鶴ちゃんにご褒美なのです」

千鶴「あら、なんですの?」

まつり「一位の千鶴ちゃんには……ふむ、これは千鶴ちゃんには合わないかもしれないのです」

千鶴「合わない?……何ですの?」

まつり「暑い夏を乗り切るためのスイカバー」

千鶴「あら、スイカバー」

まつり「ですが、セレブな千鶴ちゃんには庶民の味は合わないかもしれないのです……そもそも、セレブな千鶴ちゃんがどうしてこれを知っているのです?」

千鶴「そっ、それはっ、その……そう、セレブは庶民のこともよく知っていないといけないのです」

ジュリア「……いや、別に知っててもいいだろ」

まつり「庶民の味はセレブな千鶴ちゃんには合わないかもしれないのです」

千鶴「まあ、このまま溶かすと琴葉に怒られそうですし、わたくしが頂きましょう……それでは、いただきます」

亜利沙「あぁっ、袋捨てちゃうんですか」

千鶴「捨てないんですの?」

亜利沙「いらないなら、ぜひありさに」

千鶴「?……まあ、いいですけれど」

亜利沙「むふふ、これでまたありさコレクションが」

千鶴「やっぱりあげませんわ」

亜利沙「そんな!?」

ジュリア「そもそもそんなもん集めてどうすんだ」

亜利沙「飾ります!」

ジュリア「違う、そういうことじゃなくて」

まつり「これからも、まつりたちにやって欲しい挑戦案をお待ちしているのです」

まつり「『アイドルがちんこバトル』のコーナーなのでした」

亜利沙「ここで、765プロダクションからのお知らせです」

亜利沙「南エリアで二ヶ月に渡って行われたキャラバンも間もなく終わりが近づいてきました」

亜利沙「そこで、二ヶ月を締めくくる最後のライブ、その名も『ブルーオーシャンライブ』を開催します!」

亜利沙「その名の通り、海をコンセプトとして作り上げる最高のステージを、ぜひご覧ください」

亜利沙「詳細は、キャラバン特設サイトにてご確認ください」

亜利沙「以上、765プロダクションからのお知らせでした」

ジュリア「アリサ、ひいていいぜ」

亜利沙「いえいえ、ここはありさよりもジュリアちゃんが」

ジュリア「いや、別にあたしは……はいはい、ひくよ」



次回パーソナリティ
コンマ>>58-60
01-17 エミリー
18-34 杏奈
35-51 百合子
52-67 まつり
68-83 千鶴
84-99 このみ
00-  全員

千鶴「お送りしてきましたミリオン放送局、そろそろ終わりの時間ですわ」

まつり「この番組では、みんなからのメールを募集しているのです」

まつり「各コーナーの詳細は番組サイトで確認してほしいのです、ね?」

千鶴「メールアドレスはmillio0n@xxxx.xxですわ」

ジュリア「ふぅ……ハードな時間だった」

亜利沙「ありさは楽しかったです!特にジュリアちゃんの写真がいっぱい」

ジュリア「ばっ……消せっ!」

千鶴「さて、それではプレゼントでも決めましょう」

まつり「なら、このアイスの棒にするのです」

亜利沙「えっ」

千鶴「あら、欲しいんですの?まあそんな」

亜利沙「欲しいです!」

ジュリア「えっ……」

千鶴「泥団子の時にも思ったのですけれど、亜利沙は集めてどうするんですの?」

亜利沙「何もしませんよ?大事に保管するだけです!」

ジュリア「それって、集める意味あるのか?」

亜利沙「ありさが保管することでアイドルちゃんたちのあんなものやこんなものが遺産として未来に受け継がれていくんです」

千鶴「そ、それは……その、大きな話ですわね」

ジュリア「で、どうすんだ?」

まつり「カタヌキを送るのは面白くないのです……ふむ、ここは亜利沙ちゃんの撮った今日のジュリアちゃんコレクションの中から一枚選んで送るのです」

千鶴「それならよさそうですわね」

ジュリア「いや、全然よくねえよ」

亜利沙「それなら、これをブロマイドにして送ります!」

ジュリア「やめろって!」

千鶴「さて、と、このあたりでそろそろ時間ですわね」

まつり「そろそろなのです」

千鶴「それでは、ミリオン放送局、お相手は二階堂千鶴」

まつり「徳川まつりと、ゲストは」

ジュリア「ジュリア」

亜利沙「松田亜里沙でした!」

せーのっ

「「「ばいばーいっ!」」」

千鶴「この番組は」

千鶴「765プロダクションと」

千鶴「ご覧のスポンサーの提供でお送りいたしました」

【番組終了後】

千鶴「最初はなぞって」

亜利沙「ふむふむ」

千鶴「それから割っていくことで、ある程度削る部分を減らすんですの」

ジュリア「へぇ」

千鶴「そこからは、針先を軽く濡らしておくとやりやすいですわ」

まつり「千鶴ちゃんは詳しいのです……まるで、やりなれているみたいに」

千鶴「…………と、ものの本に書いてありましたわ!」

ジュリア「いや、バレバレだぞ……」

【おしまい】

【おまけ】

杏奈「杏奈」

エミリー「エミリー」

百合子「百合子」

このみ「このみの」

「「「反省会!」」」

このみ「そろそろキャラバンも終わりなのよねぇ」

百合子「次のキャラバンの発表はいつでしょう」

杏奈「まだ……何も、聞いてない」

このみ「まあ、今回も前回もぎりぎりだったもの、次もぎりぎりに発表されるんじゃないかしら?」

杏奈「キャラバン、かぁ……」

百合子「次は誰かこの中から入ってるかな」

エミリー「どうなのでしょうか?」

このみ「パーソナリティ六人の中だと、百合子ちゃん、杏奈ちゃん、千鶴ちゃんの三人んね……三人同じキャラバンにかたまっちゃったら、大変なことになるわね」

百合子「そうなんですか?」

このみ「ただでさえ、こっちに戻ってきてラジオをするのにタイミング合わせるのが大変なのに、それが三人になっちゃうと、ね」

杏奈「……あえて、キャラバン先で、やる?」

このみ「あー、無いとは言い切れないわね」

エミリー「しかし、仕掛け人さまもその辺りは考慮してくれるのではないでしょうか」

このみ「どうなのかしらね……たまに、何も考えずに動いてるような時があるじゃない?」

百合子「えぇ……」

このみ「ところで、二人は次の出番までにチャレンジ達成をしないといけなかったはずだけど、進捗はどう?」

エミリー「はいっ、もう少しで覚えられそうです♪」

百合子「えっと、それは、その……あははは」

このみ「目をそらさない」

杏奈「…………やろ?」

百合子「だって……」

このみ「だってじゃないでしょ」

このみ「はぁ……この録音が終わったらちょっと試しにやってみましょ」

百合子「えっ」

杏奈「じゃあ……ちょうど、時間も……いいし、終わらせる?」

このみ「あら、それじゃあそうしましょ」

百合子「え、エミリーちゃんはどう思うっ?」

エミリー「そうですね、私も、自分の挑戦がどの程度進んだか試験してもらいたいです」

百合子「エミリーちゃん!?」

このみ「って、言ってるけど」

百合子「うぅ……」

このみ「それじゃあ、ミリオン放送局、お相手は馬場このみ」

杏奈「望月……杏奈」

エミリー「エミリー スチュアートと」

百合子「七尾百合子でお送りしました……はぁ」

せーの

「「「ばいばーいっ」」」

百合子「くっ……私が何をしたっていうんですか」

このみ「何もしてないからダメなのよ」

【おまけおしまい】

終わりだよー(o・∇・o)

求:時間
出:1マニー

乙でした

反省会
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/4E03IW7.jpg
http://i.imgur.com/Ha6JYjj.jpg

七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/tcdHEoe.jpg
http://i.imgur.com/qCDNR1Q.jpg

エミリー(13) Da
http://i.imgur.com/qwgjWrF.jpg
http://i.imgur.com/0LLIwbN.jpg

馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/ZYRcwog.jpg
http://i.imgur.com/O1jGN4V.jpg

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