鈴「なによ？あんたのこと直したげようって話なのよ？」


一夏「余計なお世話だ」


一夏「つかしょうもないことで呼び出すなよ、俺は忙しいんだよ」


鈴「あんたまた競艇行く気でしょ！」


箒「競艇？お、お前まさかギャンブルしてるのか！？」


一夏「千冬姉には言うなよ？」


シャル「あれ？日本の公益ギャンブルは高校生でもできるの？」


一夏「シャルは本当テンプレ馬鹿だな。知り合いがいりゃ余裕だよ」


シャル「馬鹿って言うな！」


一夏「つーかバイバイ。また明日な」


セシリア「あっ、いちかさ」


鈴「……はぁ、なんであんな奴好きになったんだろ？」


箒「全くだ」

一夏「ヒヒッ！昨日は儲かったぜ」


鈴「ねぇ一夏…」


一夏「あ？」


鈴「ちょっと話あんだけどさ」


一夏「んだよ」

一夏「……そうか、おやじさんが亡くなったのか」


鈴「……うん」


一夏「まぁ、なんだ。俺も世話になったしな」


ガサゴソ


一夏「ほらよ。香典」つ 一万


鈴「……え？」


一夏「え？ってなんだよ？香典だよ。中国にいるんだろ？親父さん。俺は行けないからさ」


鈴「あ……うん……ありがと…」


一夏「じゃあな。御愁傷様」

鈴「………」


一夏「あ？まだなんかあんのかよ？」


鈴「……その」


鈴「……い、一夏も一緒に」


一夏「は？中国まで？冗談だろ？日本なら行くけどさ」


鈴「そう…だね。ごめん」

シャル「あ、一夏〜」


一夏「おせーよ」


鈴「……」

シャル「あれ？鈴…」


一夏「あぁいいから、行こうぜ」


シャル「え？うん」


鈴「……」


シャル「……」