P「千早が左手でみんなのバストを殺ぎ落としているだと!?」 (71)

※元ネタはぬ~べ~
※なんだこれ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435846492

小鳥「やっぱりドラマ版はイマイチだったわねぇ」

真「あはは。アニメの実写化は色々と難しいですからね」

雪歩「真ちゃん…?もう終わった…?」ブルブル

真「終わったよ。だから、いつまでもボクにくっつかなくても…」

雪歩「鬼の手なんて…なんでそんな怖いものを左手に……」ブルブル

真「大丈夫だってば。そんなもの現実にはあるわけないんだから…ね、小鳥さん?」

小鳥「そうねぇ。でも妖怪とか幽霊はいるんじゃないかしら?」ニヤリ

雪歩「ひぃっ!?」

真「小鳥さん…」

ガチャ

雪歩「ひゃぅぅ!?」

千早「おはようございます」

小鳥「おはよう、千早ちゃん」

真「おはよう!千早」

千早「? 萩原さんは一体どうしたのかしら?」

真「ちょっとね。ほら雪歩、千早だよ」

雪歩「……」プルプル

千早「ふふ、変な萩原さん。一体何の話をしてたの?」

小鳥「地獄先生ぬ~べ~の話よ。知ってるかしら?」

真「鬼の手ってカッコいいですよね!ボクもズバーっと敵をやっつけたいです!」

小鳥「真ちゃんは適役よね…。あら、千早ちゃん。その手袋おしゃれね。でも、左手だけ?」

千早「……のね」

小鳥「え?」

千早「………気づいてしまったのね」

真「千早…一体何を…?」

雪歩「……」ビクビク

千早「……速やかに目的を遂げさせてもらうわ」

小鳥「え?…え?」

─────

ガチャ

伊織「おはよう」

千早「あら、水瀬さん。おはよう」

伊織「相変わらず早いわね。千早だけ?」

千早「そうね。今日は私が一番よ」

伊織「ふぅん」ジー

千早「………どうかしたの?」

伊織「千早、アンタ何か隠してない?」

千早「いいえ、何も」

伊織「…今まで一緒に過ごしてきた仲間のことが分からないとでも思ってるの?」

千早「……」

千早「水瀬さん……あなたも……」ボソッ

<ンー!!ンー!!

バタン!!

真「伊織!!逃げて!!!」

伊織「真!?なんでロッカーの中から…」

雪歩「ふみゅぅ…」

小鳥「あう…」

伊織「雪歩と小鳥も!?千早、あんた一体…!」

ズバッ

伊織「…っ!!」

千早「流石ね水瀬さん。間一髪で避けるだなんて」

伊織「なっ!?床が切れた!?」

千早「これこそ私に秘められし力」

伊織「!?」

千早「見るがいいわ!新たに目覚めた、私の左手を………!!」スッ










千早「72の手!!!!!!!!!!!!!!」ドヤァァァァ

伊織「……は?」

千早「……」

千早「72の」

伊織「2回も言わなくていいから」

千早「…//」ポッ

伊織「っていうか普通の左手じゃない!!」

真「伊織!!油断しちゃ駄目だ!!72の手は恐ろしいことにボク達の…!」

伊織「黙ってなさい!要は当たらなきゃいい話でしょ!?」タタタ

千早「あっ!極小ビキニを着た高槻さんがスマイル体操を踊ってるわ!!」

伊織「えっ!?//」チラッ















千早「強制成仏!!!!!!!!!!!!!!!!」ズバァ

伊織「きゃああああああああああああああ!!??」

伊織「……?」

伊織「って、何もないじゃない!!」

真「違う!!よく見るんだ伊織!!」

伊織「何だっていうのよ一体」ツルペターン

伊織「……」

伊織「いやあああああああああああああああああああああああああ!!何よこれええええええええええええ!!!」

千早「ふふん。驚いたかしら?72の手は全ての悪霊………72cm以上のバストを殺ぎ落とす!!」

千早「さらに!!!!!落としたサイズの分だけ、牛乳に変換される……!!ふむ、500mlね」

伊織「ふっっっざけるんじゃないわよ!!何が悪霊よ!元に戻しなさい!!」ポカポカ

千早「無理よ。余分なバストは全て私に吸収されるの」ゴキュゴキュ

伊織「きーーっ!!飲むなぁーーーーーーー!!!!」

千早「はぁぁぁぁぁぁ。なんだか少しだけ成長した気がするわ…」ジーン

伊織「うぅ……取り敢えず測ってみようかしら」クルクル

伊織「……はぁああああああ!?71cm!!!???」

伊織「きゅぅ」バタン

千早「これで4人……!」

真「千早……今すぐ縄を解くんだ!!」ジタバタ

千早「それはできないわ、真。今はあなただけしか起きてないけれど…。萩原さん、音無さんと共に私の伝説の語り部になってもらうの」

千早「……バスト72cm以上の人類を、72の手で静粛する伝説の…ね……!!」ニヤリ

真「ほぼ全人類じゃない?それ」

千早「水瀬さんを含め、あなたたち4人分のバスト……占めて2000mlもの牛乳を私は摂取した」

千早「嗚呼…期待で胸が躍るわっ!………あら、いいフレーズね」メモメモ

ガチャ

春香「おっはようございまー」ドンガラガッシャーン

春香「えへへ、転んじゃった…って!これは…!?」

千早「来たわね、春香……そして、さよなら」スッ

春香「えっ…千早ちゃ…」




ズバァ


ガギィン

千早「!?」

春香「よく分からないけど…!落ち着いて、千早ちゃん」スッ

千早「春香…!やはり、あなたも封じられし何かを左手に秘めていたのね…!!」

春香「いでよ……!!」

春香「繪里の手!!!!!!!!」ドォォォォン

千早「繪里の手…」ゴクリ

春香「この手は某芸人声優の霊を封じ込めてあるの」

春香「故にこの手で切り裂いた人は………ワキ汗が止まらなくなるんだよ!!」

千早「…くっ。ワキ汗パッドがない以上、不利にしかならない……!」

春香「でもね、この手は戦うためにあるんじゃない…、千早ちゃんを止めるためにあるの!!」

春香「いくよ!千早ちゃん!!」タッ

千早「今の私を止められると思って!?」タッ

小鳥「親友でありながら戦わねばならない葛藤……次の題材はこれね!」フンスフンス

真「起きてたんですか小鳥さん」

タタタタタタ……

春香「あっ」ツルッ

小鳥「えっ」

ドンガラガッシャーン

ズバァ!!

小鳥「ピヨォォォォオォォォ!?」

真「小鳥さーーーーん!?」

小鳥「わ、ワキ汗が止まらない!?いやぁぁぁぁぁぁ!身だしなみには気をつけて生活してるのにぃぃぃぃ!!」ダラダラ

春香「ご、ごめんなさい、小鳥さん…」アセアセ

千早「…」

春香「あ」

ズバァ

春香「きゃあああああああああああああ!!!」

春香「っ……!」

春香「……?何も…ない?」

千早「ふふっ、そう。72も、無いのよ。私の左手は触れたもの全ての…」

春香「……」ツルペターン

春香「!!!!????」

千早「悪霊(バスト)を殺ぎ落とす!!!!!」ドヤァァァ

春香「えええええっ!?」

千早「さらに!切り裂いたバストの分だけ牛乳に変換する!!……ふむ、1000mlね」

春香「ええええええええええええええええええ!!??」

千早「さ、春香も測ってみて。はい、メジャー」スッ

春香「あ、ありがと」クルクル

千早「どうだった?」ゴキュゴキュ

春香「………ななじゅう…いち…」

春香「71っ!!??この私がっ!?」

春香「765プロでは中間に位置する83が!!ファンの間では美乳と言われた私の83がっ!!??」

千早「ふっ。醜いわね春香、あざとさの欠片もないわ。……それがあなたの真実なのよ!!思い知りなさいッ!!!」ドォォォォン

春香「ふにゅぅ」バタン

ガチャ

真美「おっはよ~!!」

亜美「はろはろ~!!」

千早「来たわね、亜美…真美…」

真「あー、また犠牲者が」

真美「あ!千早お姉ちゃ……って、えぇぇ!?」

亜美「まこちんとゆきぴょんは縄で結ばれて、いおりんとはるるんは何か横になってる……」

真美「ピヨちゃんは……なんかこう、すごいことに…」

小鳥「うぅぅぅ……胸が…ワキ汗がぁぁ…」シクシクダラダラ

千早「二人とも、この現状を見れば全てを理解できるわね?」

亜美「えー…。真美、わかる?」

真美「真美にはサッパリだよ…」

千早「そう。それならそれでいいわ、知らぬままに私に除霊されなさい」タッ

真美「よくわからないけど、千早お姉ちゃんが遊んでくれるなんて…」

亜美「激レア中の激レアっしょ…!」

亜美真美「迎え撃つ!!!!」

亜美真美「いでよ……!!」スッ

亜美「……」

真美「……」

亜美(ねぇ、真美。何かいいなよー)ヒソヒソ

真美(えぇ!?真美に振らないでYO)ヒソヒソ

亜美(だって亜美、何も考えてないし…)ヒソヒソ

真美(真美もー)ヒソヒソ

千早「……」タタタタタタタタタタタ

真美「ひぃ!?千早お姉ちゃんが凄いスピードでこっちに向かってくるー!!」

亜美「こうなったらヤケじゃー!いくぞー!真美隊員!」

真美「りょーかい!」

亜美「亜美の手!!!!!!!!」ドォォォォン

真美「真美の手!!!!!!!!」ドォォォォン

亜美真美「いっくよーー!!」タッ

亜美「んっふっふー。この手に触れたものは……!」

真美「真美たちのイタズラのエジキとなるのだーー!!」

亜美真美「くらえーーい!!!」タタタタタ

春香「えへへ…プロデューサーさん…私のミルクはまだ出ませんよぅ……」ムニャムニャ

真美「え!?はるるん!?」ガッ

亜美「なんて寝相が悪いんだYO!」ガッ

亜美真美「ぐあああああああああああああああああ」ズシャアアアア

ポン

小鳥「ふぇぇぇぇぇん………えっ?」

亜美「……」

真美「……」

小鳥「いやあああぁぁぁぁっ!!もももももうやめてぇぇぇ…!」

真美「ごめんねぇ、ピヨちゃん」コチョコチョ

亜美「ルールは守らないと…」コチョコチョ

小鳥「お願いだからぁぁぁぁ!!足の裏と脇腹はだみゃっはっはっはっはあぁぁぁぁぁっ!!!////」ビクンビクン

真美「ふぅ…」

亜美「まっとうしましたなぁ…」

千早「そう。それじゃあ私の番ね」

亜美真美「えっ」

ズバァ

真美「えええぇぇぇぇぇ!!??真美のせくちーばすとがーーー!!」ツルペターン

亜美「なくなったーーーーーーー!!??」ツルペターン

千早「言い忘れてたけど…私の72の手は、余分な悪霊(バスト)を殺ぎ落とす!!」

千早「そして、その分を牛乳に変換する!!ふむ、500ml×2ね」ゴキュゴキュ

真美「あー、ずるーい」

亜美「千早お姉ちゃん、亜美にもちょーだい?」

千早「さ、2人ともまずは測ってみて頂戴。これメジャーよ」スッ

真美「ありがと、千早お姉ちゃん!」クルクル

亜美「どれどれ~?」クルクル

真美「71cm!?!?!?!?!?!?!?!?」

亜美「亜美たちが小学生の時よりちっちゃいYO!!!!!!!!!」

亜美真美「ふみゅうぅ~」バタン

千早「これで7人………」

千早「まだよ…まだ悪霊はたくさんいるわ……!!ふふふ…ふふふっ…」

千早「それはそうと、真。私の活躍、しかと目に焼き付けているかしら?」チラッ

雪歩「えへへ…真ちゃん…赤ちゃんができないとミルクはでないよぅ…//」ムニャムニャ

小鳥「……っ!……!」ビクンビクン

千早「…逃げたわね」

千早「まぁ、いいわ。恐らく765プロの誰かを引き連れてくるはず」

千早「早く来なさい…私が全て除霊してあげるわ……!ふふっ…」

亜美「結構おいちいね、この牛乳」ゴクゴク

真美「ね」ゴクゴク

バタン!!!

真「千早!!!!」

千早「来たわね、真。次の相手は誰かしら?」

貴音「私です」

千早「…っ!四条さん…。いきなりのボスキャラとは……」

貴音「事情は真から聞きました。千早、今からでも遅くはありません。目を覚ますのです」

千早「…私は後戻りできないんです。今日というこの日を逃すことはできません」

亜美「千早お姉ちゃーん、牛乳おかわりー!」

真美「真美もー!」

貴音「いけませんね。『絶壁受死日』の影響がこれほどとは…」

真「絶壁受死日?」

貴音「ええ。先程調べた結果、今日、7月2日は千早の感情が一生のうちで最も高ぶる日なのです。原因までは分かりませんが」

貴音「故に私も油断できません。早期に決着をつけさせてもらいます!!」

貴音「いでよ……!!」

貴音「由実の手!!!!!!!!」ドォォォォン

貴音(私の由実の手に触れた者は『はやぁ~』な状態になり、戦意を喪失する……!)

貴音(真や響ほどではありませんが、私も速さには自信が……)

貴音「千早、あなたの暴挙もこれで終わりです!!」タッ

千早「!?」

貴音「とった!」

ザシュ

千早「残像よ」

貴音「なっ」

ズバァ

貴音「そんな…私の速さは千早と変わらないはず…!!」

千早「そう…。それは間違っていないわ。私と四条さんはほぼ互角の実力」

千早「……唯一間違えてる点、それは…」

千早「胸という脂肪の重さ!!!!!!!!!!!!!!!!」ドォォォォォォン

貴音「くっ……してやられました…」

千早「『くっ…』は私の専売特許です!!!!!」ズバァ

貴音「あぁっ!」

千早「それになんですか!この豊満なむちむちボディは!!!!!」モミモミモミモミ

貴音「あぁぁぁん//」

千早「ついでにお尻も除霊してやるんだからぁぁ!!!!!!!」ズバババ

貴音「はぁぁぁぁぁぁぁん!!」

千早「ふぅ、胸とお尻から2000ml×2の牛乳がとれたわ」ホクホク

千早「さ、四条さん。是非測ってみて頂戴。これメジャーよ」スッ

貴音「あ、ありがとうございます」クルクル

貴音「なっ!?!?!?!?ななじゅういっせんち……!!??」

貴音「ひっぷは……ななじゅうにせんち!?」

貴音「面妖な…」バタン

千早「これが正義!!!ジャスティス!!!!!!!!!!!!!」ゴキュゴキュ


──────

雪歩「……ふわぁ~」ムニャムニャ

響「あっ、雪歩。起きたのか」

雪歩「あれぇ?響ちゃん…?」

やよい「雪歩さん……」

雪歩「やよいちゃんも…?私……」

雪歩「!!」

雪歩「大変だよぅ!二人とも!千早ちゃんが何だか変になっちゃって……」

響「あー…知ってるぞ。っていうか、ほら」

雪歩「え?」

あずさ「はぁ…はぁ……」

律子「……っ!」

千早「ふふん、2対1でもそんなものなのかしら?」

雪歩「えええぇぇぇぇぇ!?どういうこと…?」

─数時間前─

響「…そしたら、春香がハム蔵の代わりになる!とか言い出して」アハハ

やよい「わぁー、春香さんはすごいですねー!」

ガチャ

響「はいさーい!」

やよい「ただいま帰りましたー!」

千早「我那覇さん…!高槻さん…!!」

響「はいさい!千早!って、えぇぇぇぇぇぇえぇぇ!!??」

亜美「おいちーね!」ゴクゴク

真美「おつまみもっとー!」モグモグ

やよい「どうしたんですか?響さん」

響(雪歩だけ普通に縛られて、亜美と真美は牛乳飲みながらうまい棒食べて、他の皆は亀甲縛りされてる…)

響(てか何でやたら胸だけ強く縛ってるんだ)

響(ぴよ子は何かもう……)

小鳥「ぴへへへぇ……//」ビクンビクン

響(いつもと変わらないな、うん)

千早「安心して。二人だけは手を出さないから……//」

響「ひぃぃぃ…!」

やよい「う~…」


─────

響「…って感じだぞ」

雪歩「それで二人は檻の中にいるんだね」

やよい「ちょっと狭いかなーって」

亜美「亜美ちょっと眠いかも……」スヤァ

真美「おなかいっぱいだかんね……」スヤァ

律子「くっ、私の神の手が効かないなんて……!」

あずさ「私の乳の手も……」

千早「無駄よ。さ、二人とも諦めて。この72の手で除霊してあげるわっ!」

ズバァ

律子「!?!?!?!? ほ、本当に無くなるなんて……」ガーン

あずさ「あら~」ツルペターン

千早「事実は小説よりも奇なりよ。さぁ、実際に測ってみて。はい、これメジャー」スッ

律子「わ、分かったわ…」クルクル

あずさ「千早ちゃん、準備がいいわねぇ~」クルクル

律子・あずさ「……」

律子「ええええええぇぇぇぇ!!??ななななな71cm!?!?!?!?!?」

あずさ「あ、あらららららあらららああららあらら」ガタガタガタガタガタガタ

律子・あずさ「ふみゅぅ~」バタン

千早「さぁ、次の相手は誰かしら」

バタン

P「…俺だ」

雪歩「ぷ、プロデューサー!!」

P「お前たち…大変だったな…」

響「どうしてプロデューサーがここに…?」

P「ああ、真が教えてくれたんだ」

雪歩「真ちゃんは…真ちゃんは大丈夫なんですかぁ!?」

P「真はっ…!真は今……!!」

P「飽きたからトレーニングに行ってるよ」

やよい「私も買い物に行きたいかなーって」

響「自分も、そろそろみんなのごはん作らないと」

千早「……例えプロデューサーでも、今の私は止められませんよ?」

P「あぁ、俺一人では千早を止めることは不可能だろうな」

P「だが」

P「二人なら話は別だ!!出てこい!美希!」

美希「はいなの!」ピョコッ

千早「………美希…」

P「ふふふ、驚いたか?仕事帰りの途中、おにぎり86個で買収してここまで来てもらったんだ!!」

響「普通に連れて来れば良かったじゃん」

P「『眠いの』『ヤなの』の繰り返しだった…。だが、おにぎりをチラつかせたらこの通りよ…!」

やよい「でも、お金かかっちゃいますよね?」

P「ただでさえ少ない俺の給料が更に減りました…」シクシク

千早「関係ありませんね。美希がどんな力を持っていようと今の私には敵いませんよ?」クス

P「残念だが、美希はお前のに左手のように特別な力があるわけじゃない」

千早「ならば…!」

P「だが!美希の正体はアイドルに非ず!!来い!美希!!」

美希「リョーカイなのっ!」バッ

P「宇宙天地 與我力量 降伏群魔 迎来曙光…!!」

小鳥「アニメ準拠なのね」フムフム

響「起きたのかピヨ子」

P「うおおおおぉぉぉ!!」

バリバリバリバリバリバリバリ

千早「っ!?これは…!」

やよい「プロデューサーの服が破れましたー!」

小鳥「ピヨォォォ!!ハダカ!!ハダカ!!」ジタバタ

響「こらっ!発情しちゃダメでしょ!」

美希「…ハニー、もういいよ」

P「ふぅ…驚いたか?千早」

P「これこそ、美希の鎧…!」

やよい「プロデューサーがおにぎりみたいなヨロイを着てます!」

雪歩「っていうより、あれ…ただのおにぎりじゃ…?」

響「おにぎ…鎧になった美希はどこから声出してるんだ?」

千早「プロデューサー!そして、美希…あなたの正体は…!」

美希「そうだよ、千早さん。ミキは本当は美希じゃないの」

美希「ミキは美鬼なの」

P「悪いな、千早。美希の正体はおにぎり地獄からやってきた鬼…美鬼だったのさ」

やよい「えー!?」

響「おにぎり地獄ってなんだ?」

美希「前世でバン派だった人が落ちちゃうトコなの。具の入ってない素のおにぎりをひたすら食べさせられる地獄だよ」

雪歩「どうしてアイドルになろうとしたの?」

美希「んー、地獄じゃ良い米が育たないからかな。アイドルになって田んぼを買うつもりだったの」

P「…千早。今からでも遅くはない。もう止めるんだ」

美希「そうだよ千早さん、今日の千早さんは千早さんらしくないの…」

千早「……」

千早「……プロデューサー…美希…」グスッ

千早「私…私っ…!本当はっ…!」タタタ

P「千早…!」

美希「千早さんっ!」









ザシュッ!!



P「なっ…!?」ビチャッ

美希「ハ…ハニー!!」

P「大丈夫だ!美希が俺を守ってくれたおかげでな…!」

響「パソコンに米粒ついたぞ」

P「千早…お前…!」

千早「……ふふ、ふふふふ」

千早「もう…限界なんです」

千早「毎日牛乳を飲むことも…」

千早「鶏肉を食べることも…!!」

千早「バストアップ体操を続けることもっ!!」

千早「毎日毎日努力はしているのに成長する気配も感じられない!!」

ガギン

千早「果ては中学生組にもバストサイズの差をつけられ!!!」

ガギャン

千早「アイマス2になっても72は72のままだった!!!」

ガギンッ

P(くっ…!思った以上に強い…!!)

美希「ハニー!おにぎりの鎧の再生が間に合わないの!」

小鳥「ぢょっ、私に米粒飛ばさないぶへっ」

やよい「おいしいですよ」パクパク

雪歩「いいお米使ってるね」パクパク

P(このままでは全員やられる…!)

響「米粒にやられたくなぶへっ」

P「…俺がうって出る。そのスキにお前たちはみんなを連れて逃げてくれ。行くぞ、美希!」ダッ

美希「はいなの!」

やよい「プロデューサー!」

雪歩「無茶ですぅ!ハダカに纏ったおにぎりだけじゃあ…!!」

P「千早!お前にはバストを大切に思う気持ちがある!」

美希「ミキ達アイドルが、お互いの体型に気を配る気持ちもわかるはずだって思うな!!」

千早「くっ!!違いますっ!!!」

ガギャアァン

千早「あなた達の恵まれた豊満なバストと成長の兆しが見えない私のバストを一緒にしないで!!」

P「この72め!そうやって、バストを蔑み理解しようとしないなら俺は死ぬまで戦う!!」

ガッ ビシッ ドガッ バキッ

千早「くぅぅぅうぅぅっ!!」

千早「あなたに…!あなた達に何が分かるって言うのよ!!」

千早「『large size party』なんて皮肉めいた楽曲をあずささんと四条さんと歌わされて…!」

千早「アニマスと劇場版はしつこいほどの72ネタで埋め尽くされ…!!」

千早「地震が起きようものならTwitterで私の画像が蔓延り、揺れただの揺れないだの!!」

千早「まな板といったら無条件で私が連想されてコラ画像までも作られるこんな世の中ッッッッ!!!!!」

千早「全て…消えてなくなってしまえばいい!!!!!」

千早「はぁぁぁあああああああ!!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

美希「左手に力を溜めこんでるよ!!多分、あれが最後の攻撃なの!!」

P「くっ!このままでは俺も…いや、美希が……!!」

美希「……っ」

美希「ねぇ、ハニー」

P「なんだ!?」

美希「ミキね、765プロでアイドルやってすっごく楽しかった」

美希「もちろん、楽しいだけじゃなかったけど。辛いことも、イヤになることもたくさんあったの」

P「あ…あぁ、そうさ。これからも一緒に…!そして田んぼを…!!」

美希「でもね、そんなミキがアイドルを続けられたのは千早さんがいたから」

美希「ミキはやらなくても出来るコだから、努力なんて知らなかった」

美希「でも、千早さんは違ったの。歌が上手なのに、それで満足しないでずーっと頑張ってた」

美希「ミキは…そんな千早さんが好き。努力して、夢を叶える千早さんが好き」

美希「ずっと、ずーっと千早さんを見ていたいの」

P「美希っ!!お前まさか…!!」

美希「ハニー、ミキをプロデュースしてくれてありがとう。……今度会う時はもっとキラキラしたミキを見せてあげるね!」

P「やめろぉ!美希!その技を使ったらお前は地獄に戻って……!」

美希「バイバイ、ハニー」ニコッ

─────

響「ふぅ、檻が牛乳パック製で助かったぞ…」

雪歩「全員、運び出せましたぁ」

やよい「たるき亭の皆さんも避難しました!」

ガチャーーーン!!!!

響「!? 窓ガラスが割れたぞ!」

P「うおおおおおおおぉぉぉ!!」ヒュゥゥゥウゥ

やよい「プロデューサー!?」

真「危ない!!」ガシッ

雪歩「ま、真ちゃんっ!!」ギュッ

P「真!!今、美希が俺を逃がして…!二人はまだ事務所の中にっ…!!うぅっ…」グスッ

真「ボクがいない間にどんな展開になったんですか!?」

─────

千早「……まだよ!!もっともっと!!」

千早「美希を超える力を……!!」ズォォォォォォ

美希「……」

美希(千早さん…ミキね、千早さんみたいになりたかった)

美希(歌が上手で、マジメで、頑張り屋さんで)

美希(ミキにないものばっかり持ってて)

千早「はぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁあぁ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ

美希(すっごく羨ましかった)

美希「……はぁぁぁぁぁ!」ズォオォォォォォ

千早「…くっ! 何なの、この力は!?」

千早(それに、空に浮かぶおにぎりの様な紋章は一体……!?)

美希(でもね? ミキ、気付いちゃったの)

美希「はぁぁぁぁぁあああああぁぁあああっ!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美希(ミキはどんなにガンバっても千早さんにはなれない)

美希(だって……)

千早「くっ!!私に敵うアイドルなんているはずがないのよっっ!!!!!」ダダダダダ
















美希(ムネは大きくなることはあっても、小さくなることはないんだもん……)

千早「はぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!強制成仏っっっ!!!」バッ

美希(でも、こんなことになったのも千早さんのせいじゃない。悪いのはムネのコトで千早さんをイジメる人たち…!)

美希(そんな……そんな人達なんてっ……!!)キュィィィイイィィィイイィィン

美希「みんな消えちゃえばいいって思うな!!!!」

千早「!!」





カッ───────

──────
────


迸る緑の閃光と共に、事務所は崩れ落ちました。

ガレキの下には、無傷の千早ちゃんと、彼女を包み込む仄かな磯の香りだけが残っていました。



…あれから数か月。事務所も新しく建て直され、みんなは元のアイドル生活に戻ろうとしています。

ただ、二人を除いては───

美希はあの日から行方が分かりません。

プロデューサーさんは仕事の合間にお米づくりを始めました。余った分は持ち帰って良いとのことなので、少しでも多くのお米が収穫できるよう、やよいは早くも品種改良に取り組んでいます。


そして、千早ちゃんは────

『………』

あの日からずっと眠り姫です。私がどれだけ話しかけても、胸を撫ででも、目を覚ますことはありませんでした。

でも、悲しくはありません。

みなさんに千早ちゃんを思う気持ちがあるのなら。

みなさんが本当の優しさを知っているのなら。

みなさんがこの日を境に72ネタの在り方について考えてくれるのなら。

いつか千早ちゃんも美希も帰ってきてくれるはずです。

美希の最後の願い…。あなたの胸に届きましたか?

千早ちゃんが目覚めた時……そこに72があるかは私にも分かりません。

でも、彼女が目覚めた時…それは千早ちゃんが72者にも意地悪されず、72ネタを抜きにアイドルとして輝ける時であると私は信じています!

……だから、その時が来るまで、ちょっとだけお別れだね。

さようなら 貧乳の日々


さようなら 千早ちゃん


そして 一番輝いた 72ネタたち…


























コンコン

「千早さん…ただいま!」

「ふふっ。お帰りなさい、美希」


END

くぅ~~疲wwww
反省しかないし何で書いたのかもわからない

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