提督「安心してくれ。私はホモだ」 (67)

提督「そうでなければ女ばかりの艦隊など任されない」

提督「万が一にも手を出して、軍艦を身重にさせるなど洒落にならないからな」

提督「出撃さえままならなくなってしまう――」

提督「上層部としては、極力、そういった危険を排除したいはずだ」

提督「その点、兵学校時代からガチホモで名を馳せた私は」

提督「まさに、この艦隊を率いるのに適任だったというわけだな」ハッハッハッ

艦娘「」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434891351

金剛「ノ、NOォォォ……!?」

吹雪「そんな、まさか……じょ、冗談ですよね?」

大和「嘘だと……嘘だと言ってください、提督!」

加賀「――」フリーズ

古鷹「え、えええ……!?」オロオロ

提督「なんだ、みんな知らなかったのか?」

提督「結構、有名な話だと思ったんだがな」

提督「そんなわけで、だ」

提督「仮に私が裸の艦娘と遭遇しようとも」

提督「微塵も性欲を感じることはない。ましてや襲ったりなど絶対にしない」

提督「その点だけは保証する。安心してくれ」ニコッ

榛名「う~ん」バターン!

雷「そ、そんなぁ」ヘナヘナ

伊19「ウソなの……」ペタン

ワイワイ ガヤガヤ

………………

最上「ど、どうしよう」ガタガタ

最上「まさか、提督がホモだったなんて……!」

最上「それも骨の髄までガチホモだなんて、聞いてないよ~!」ブルブル

最上「ボクが男――艦息であることがバレたら」

最上「食 べ ら れ る」

最上「ボ、ボクにはそんな趣味はないよ~!」ウワー!

最上「か、隠し通さなくちゃ」

最上「絶対に、絶対に――!」

最上「男であることは隠し通すぞ!」オー!

でも、もがみんの頑張りは全て裏目に出て――

あっさりと、男であることがバレてしまいました――

提督「いやあ、水臭いぞ、最上」

提督「男であるなら、早くそう言ってくれればよかったのに」

提督「そうすれば、私たちはもっと仲良くなれていた」

提督「そうは思わないか――?」ナデッ

最上「ひうっ!」ビクッ

草木も眠る丑三つ時――

夜戦を終えた艦娘たちも帰港して、

灯りも消えた、夜の鎮守府

最上は提督に連れられて――

彼の寝室で、並んでベッドに座っていた

提督「ああ、最上は可愛いな」

提督「男だと分かってからというもの、愛おしさが無限にこみ上げてくる」

提督「あ、いや、誤解しないで欲しい」

提督「私は艦娘を愛している。みんな大事な子たちだ」

提督「でも、それとこれとは別――」

提督「最上も男だから、分かるよな?」モコッ

最上「う、うぅ……!」カァァ

白いズボンのふくらみ

内側から布地を押し上げるそれがなんなのか

最上は当然、知っていた

いや、知らないはずがない

それは自分にもついているものなのだから――

だが、今、この瞬間だけは

どうか違いますようにと、願わずにはいられなかった

最上「ボ、ボクは嫌だ」

最上「ボクにそんな趣味はない。気色悪いよ」

最上「ここに来たのだって、来ないと男だとバラされると思って――」

提督「最上」グイッ

最上「んっ!? んむーっ!」

ベッドに押し倒されて、熱い口づけを唇に受けた

あまりにも突然な出来事に、最上の体は硬直し――

提督は、極上の蜜を味わうかのように、最上の口内を乱暴に貪った

最上「ぷはっ!」

最上「はあっ、はぁ、はっ、はっ」

呼吸をすることも忘れていたのか、

ディープキスから解放された最上は、あえぐように息をついた

混乱と恐怖と興奮で、顔を上気させている彼を、

提督は覆いかぶさったまま、にこやかに見つめている

最上「な、なんで……?」

今の最上にとっては、そうたずねるのが精一杯だった

――どうしてキスを

――男同士なのに

――やっぱりホモだ

――気持ち悪い

最上の胸中で渦巻く想い

それを見抜いてなお、提督は彼に手を伸ばした

提督「忘れたのか?」

提督「私は、ホモなんだよ?」ニコッ

最上「……!」ゾッ

提督「男を抱くためならなんだってするし」

提督「特にお前のような上玉は、手を出さない方が難しい」

提督「これがホモ。忌み嫌われる私の業」

提督「だが、今夜、ここには私とお前しかいない」

提督「この瞬間、それが全てだ」

提督「さあ、最上」

提督「可愛がってやるぞ――」

最上「あ、あああ……?」

最上「あああ……!」

その夜、最上は――

百戦錬磨のガチホモの手により、

何度も絶頂へと導かれ

また、何度も精を吐き出した

だが、提督の獣欲は収まることを知らず――

今なお、最上は彼の手によって玩ばれている――

三隈「まさか提督が男色家だとは思いもしませんでしたわ」

三隈「もがみんもそう思うでしょう?」

最上「う、うん、そうだね」アハハ

三隈「思い返せば、あの時も――あら、噂をすれば」

最上「えっ」ドキッ

提督「おお、演習帰りか?」

提督「お疲れ様」ニコッ

三隈「……」ジー

提督「なんだ? 私の顔に何かついているのか?」

三隈「いえ。見れば見るほど、好青年に見えるなあと思いまして」

三隈「――本当にホモですの?」

提督「失敬な。れっきとしたホモだぞ、私は」

提督「なあ、最上」チラッ

最上「っ!」ビクッ

三隈「?」

提督「そういえば、三隈。明石が呼んでいたぞ」

提督「装備に関して、相談したいことがあるそうだ」

三隈「あら、いけない! 約束していたのをすっかり忘れていました!」

三隈「失礼しますわ! 報告はもがみんにお任せしますー!」タタタッ

最上「あっ、待っ……!」ガシッ

提督「ふふっ」

提督「さて、部屋で報告を聞こうか?」

最上「……」ゴクッ

~空き部屋~

最上「んああっ!」ビクビク

最上「そ、そんなところ……なめちゃダメだよ!」

最上「き、汚い……!」

提督「何を言っているんだ、最上」チュポッ

提督「私が三隈と話をしている間――」

提督「股間をふくらませていたのはお前じゃないか」

提督「あのように私の口元をじっと見つめて――」

提督「私の唇と舌の感触を思い出していたのだな」

提督「ならば、期待には応えないといけまい」レロォ

最上「ひんっ!?」ビクッ

最上「あっ、あっ、や、止めて!」

最上「止め、あ、あああ……っ!?」

最上の男性器をなで、いじり、なめ回し

しゃぶるように吸いついては精をすする

また、提督は事あるごとに最上の菊門にも手を伸ばし

ほぐすように丹念に、彼の秘所を愛撫した

~夜 提督の寝室~

最上「あっ、あっ、あああ~!!」

最上「ひい、い……!」ビクビク

提督「これで四度目のドライオーガズムだな」

提督「可愛いぞ、最上。段々、私との行為にも馴染んできて――」

最上「それは提督が、無理やり……!」

提督「でも、お前の身体は悦んでいるじゃないか」ヌプッ

最上「ああっ!?」ビクッ

提督「素晴らしいよ、最上」

提督「まさか、これほどの逸材が近くにいるとは思わなかった」

提督「抱けば抱くほど輝いて、男として開花していく」

提督「私はもう、お前に夢中だ――」パンパン

最上「ボクは、ボクはぁ!」ビクビク

最上は薄々、感づいていた

始めは嫌悪感しかなかった提督との行為

それに馴染んでいる自分がいること

また、彼が与える快楽を、待ち望んでいる自分がいることを

今、提督の手を振りほどけば、あるいは抜け出せるのかもしれない

無間のホモ地獄から。常軌を逸した失楽園から

だが、最上は――提督のオンナとして、開花を見せる彼は――

最上「あ、ああああ~!」

今もまた、媚びるように嬌声を上げていた

おしまい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 11:07:14   ID: kW2QB-K9

勃ってしまった…(困惑)

2 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 15:25:38   ID: A2P855iu

↑ウッソだろお前!?(驚愕)

3 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 16:21:09   ID: BaDYMli-

ホモは純情

4 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 20:48:03   ID: aeErXyNP

まさか勃つとは思わなかった・・・

5 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 22:37:38   ID: wwZrHnxK

あっ(絶命)

6 :  SS好きの774さん   2016年05月08日 (日) 15:41:02   ID: GYzmiOqp

ここホモばっかりや・・・

7 :  SS好きの774さん   2016年10月03日 (月) 18:36:02   ID: TD3w1dKj

やったぜ。

8 :  SS好きの774さん   2017年12月10日 (日) 22:32:47   ID: sk91M8Nw

生やすな

9 :  SS好きの774さん   2019年12月14日 (土) 14:22:45   ID: CeUWFoEV

┌(┌^o^)┐

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom