魔王「人間界に引っ越さない?」側近「マジすか」(24)

魔王「だって最近クロスライムが沸いてるじゃない」

側近「魔法でどうとでもなるやん?」

魔王「この私にやれと」

側近「あっマジサーセンそういや魔力なかったね」

魔王「殺すよ?」

側近「ウィッス……しかし、城をほっぽり出すのはまずくね?」

魔王「大丈夫、『魔王城跡地』とか書いておけば」

側近「なるほど!」

魔王「私が勇者に倒されてからもう結構経つわけだし」

側近「1年、だったっけ?」

魔王「そうそう。きっと私は死んでると思われてるでしょ」

側近「目が?」

魔王「死んでないわよ」

側近「サーセン」

魔王「私魔力無いし、人間として振る舞えば問題無いんじゃない?」

側近「一理ある」

魔王「というわけで側近、荷物を纏めなさい」

側近「とっくに終わってますぜ」

魔王「あらま」

側近「自分、無駄に仕事が早いのだけが取り柄なんで」

魔王「言うほど早くない」

側近「言わないで」

魔王「ま、取り敢えず魔王しゅっぱーつ!」

側近「ヒャッホウ!」

魔王「魔界を出るのも久しぶりねー」

側近「そういや人間界の何処へ住むんで?」

魔王「取り敢えずは王城近くの村とか」

側近「それリスキーじゃね?」

魔王「もう魔王伝説括弧笑いは終わったから良いの」

側近「へえ」

魔王「あ、側近。そっちは魔力あるわけだから魔法使いとして振る舞え」

側近「りょーかい」

魔王「なんやかんやで村に着いたわ」

側近「誰に話しかけてるんですかい」

魔王「気にするな!」

側近「ウィッス……あ、村長っぽい人間」

魔王「え、何処?」

側近「あの白髭ッス」

魔王「え、何、あんなのが村修めてるの?まあいい、入村手続きとかするわ」

側近「先代魔王様も髭親父だったしょ」

魔王「終わったわ」

側近「ご苦労」

魔王「……あそこの家が新たな住処みたい」

側近「うわ、小さ」

魔王「メイド室より狭そう」

側近「魔王様の部屋よりは広くね」

魔王「あれは逃げ場を無くすためだからいいの」

側近「アッハイ」

魔王「ふぅ……」

側近「なんだかんだ中は綺麗じゃん」

魔王「クロスライムが湧かないといいけど」

側近「湧いたら湧いたでおもろいやん」

魔王「退治するのは側近だから」

側近「えーだるー」

魔王「死にたいのか」

側近「サーセン」

魔王「魔界の食糧は危ないから木の実を拾ってきたわ」

側近「獣かな?」

魔王「仕方ない、美味しいものもあるんだから」

側近「ふむふむ」

魔王「いただきまーす」

側近「タダッキャス」

魔王「……なかなかいけるじゃない」

側近「うわ、すっぺえ」

魔王「今日から私は村娘!」

側近「今日から自分は魔法使い!」

魔王「ただし怪力!」

側近「ただし魔界製!」

魔王「元々は魔王!」

側近「元々は側近!」

魔王「ただし魔力は皆無!」

側近「ただし事務的能力は皆無!」

魔王「よし、もう夜だし寝ましょう」

側近「……今の何?」

魔王「気にするな!」

側近「ウィッス……て、なんか外が騒がしいね」

魔王「祭か何かでしょう」

側近「収穫祭とか」

魔王「なるほど!じゃあ作物もらってきましょう」

側近「えっ」

今日はおやすみ

ウッスの人やん、メタ系で行くのかと思ったけど脱力系ほのぼのも良いな
クロスライムってゴキブリ的な?

魔王「若者のバカ騒ぎだったわ」

側近「なんと」

魔王「あー期待した私の方がバカよー」

側近「してその若者とやらは?」

魔王「無視よ」

側近「へえ」

魔王「なんか反応薄くない?」

側近「気のせいッス」

魔王「色々と疲れたわ……」

側近「じゃあ寝よう」

魔王「そうね」

側近「おふとんいん!」

魔王「おやすみ、側近」

側近「オヤスヤァ」

魔王「……」

側近「……」

魔王「ふう、人間界の朝は気持ちがいいわね」

側近「薄暗い魔界とは大違いだね」

魔王「もっと早く引っ越せば良かった!」

側近「今さらもうおせえです」

魔王「取り敢えず村娘になるはいいけど何をすればいいのか」

側近「村で過ごせばもう村娘っしょ」

魔王「じゃあ魔法使いは?」

側近「魔法を使えばもう魔法使いっしょ」

魔王「朝御飯はがっつり豚カツです」

側近「わあがっつりー」

魔王「朝はごはん派なの」

側近「魔界にごはんなんて……ゲフンゲフン。それより豚は何処から?」

魔王「ソンチョがくれた」

側近「フトッパラー!」

魔王「ソンチョの豚は?」

側近「フトッパラー!」

魔王「いただきます」

側近「イタダッキャスッ」

魔王「……くぅ~、この豚を噛み締めると染み出る脂!」

側近「アブラッコー!」

魔王「さらにこの特徴的な肉厚さ!」

側近「ウマイ!」

魔王「ごちそうさまでした」

側近「ごっつぁんです」

自分は何を書いているんだ……
方向性が危ういので間開けます
あと書き溜めはありません

>>12
仰る通りッス

魔王「今日も元気に農作業」

側近「村娘が農作業してるの初めて見た」

魔王「私は力があるからね」

側近「怪しまれそう」

魔王「お前こそ、魔法使いが農作業って」

側近「男だし怪しくないっしょ」

魔王「いや関係ないでしょう」

側近「そうだね」

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