GE1「レイジバースト反省会~」 (49)

GE2「……」

ジュリウス「……」

シエル「……」

ギルバート「……」

ナナ「……」

ロミオ「……」

GE1「おい」

GE1「何とか言えよ」

GE1「おい」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433769946

GE1「いやあ、しかし驚いたよな」

GE1「バーストは出さない、アップデートで対応するって言ってたのに……」

GE1「拡張前提の2のストーリーw」

GE1「やるとは思ってたけど、まさか本当にやるとは思ってなかったよ」

GE2「1のストーリーもバースト前提……」

GE1「あ゛?」

GE2「スミマセン……」

GE1「1はまだいいよ。バースト込みで名作扱いだったもん」

GE1「でも2はどうよ? 2のストーリーはどうだった?」

シエル「えっと……」

ギルバート「その……」

GE1「君、なんでいきなり死んだの?」

ロミオ「スミマセン……」

GE1「あのタイミングで死なれても、プレイヤーは涙も浮かんでこないよ?」

ロミオ「デスヨネ……」

GE1「とにかく2はストーリー展開が速くて……」

GE1「正直、感情移入できないままエンディングを迎えてしまった」

GE1「ジュリウス君には悪いけど、君の自己犠牲シーン、流し見したわ」

ジュリウス「スミマセン……」

GE1「で、問題はレイジバーストですよ」

GE1「君たち、結局生き返っちゃうんだ?」

GE1「で、生き返ったロミオ君がたまたま地球を救える能力を持ってたわけだ」

GE1「ちょっと都合よすぎません?」

ロミオ「俺もちょっとそう思いました……」

GE1「1もご都合主義、ご都合主義だと叩かれたけれど」

GE1「2、レイジバーストが出て、そんな意見も吹き飛んだわ」

GE1「その時、不思議なことが起こった」

GE1「これで万事解決が許されるのは、特撮だけなんだよなぁ……」

GE2「……」

???「この子たちを責めないで!」

GE1「あ?」

ラケル「悪いのはみんな私なの!」

ラケル「私があんなことをしたから……」

GE1「ですよね」

ラケル「!?」

GE1「あれだけのことをしでかしておいて、」

GE1「なんで最後の最後で聖母面してるんですか?」

ラケル「終末捕食はアラガミの意思で……」

GE1「半分だけね、半分。あんた最初から問題児でしたやん」

GE1「しかもあんた、最初から最後までノリノリでしたやん」

ラケル「……」

GE1「ヨハネスのおっさんも理想主義をこじらせて、人様に迷惑をかけてたけど――」

GE1「あんたほどじゃなかったな」

GE1「止めてくださいよ、人類を追い詰める方面に話を進めるのは」

GE1「榊さん、この前、過労で倒れてましたよ?」

ラケル「ゴメンナサイ……」

GE1「ったく、そもそもなんだよ、血の力って」

GE1「あれのおかげでGE世界観がおかしなことに――」

???「ちょっと! いい加減にしなさいよ!」

GE1「あ?」

エリナ「さっきから聞いてれば、好き勝手――」

GE1「ああ、君か」

GE1「気にしていた少年とは、その後、どうなのかな?」

エリナ「っ!?」

エリナ「そ、それは……」

GE1「せめてフォローぐらいはしようよ」

GE1「彼、存在自体がなかったことになってるよ?」

GE1「1からのプレイヤーは戸惑っちゃうよ」

エリナ「……」

シオ「シオも一言言いたい」ヒョコッ

GE1「おお、言ってやれ言ってやれ」

シオ「1であれだけみんな頑張ったのに……」

シオ「シオもめちゃくちゃ頑張ったのに……」

シオ「五年もしないうちにまた終末捕食が起きる」

シオ「なんじゃそりゃ!」ビシッ!

ラケル「スミマセン……スミマセン……」

シオ「月に行き損だったよ、もー」

GE1「だよなぁ……」

GE1「そもそもGE2主人公君はどう思ってるの?」

GE1「俺に似てる、俺にそっくりって言われたGE2君」

GE1「そこまで言われるぐらいなら、適当な理由をつけて」

GE1「1と2の主人公は同一人物にすればよかったんじゃ?」

GE2「……正直」

GE2「俺もそう思いました」

GE2「面倒見のいいコウタさんやリンドウさんなら分かるんですけど」

GE2「アリサさんやソーマさん、あらゆる1のキャラクターが……」

GE2「まるで旧知の人間であるかのように、親しげに接してくるんですよ!」

GE2「あれ? いつフラグ立てたっけ?」

GE2「あれ? この人とはいつ仲良くなったっけ?」

GE2「考えれば考えるほど、頭がおかしくなりそうでした……」

GE1「まあ、そうなるよね」

GE1「逆に1からのプレイヤーにしてみれば」

GE1「アリサを2の主人公に寝取られたようでもやもやする」

GE2「スミマセン……」

GE2「で、でも! 俺には……」

GE2「俺には……あれ?」

GE1「シエルちゃん。シエルちゃん」

GE1「もっと目立たないと――ほら、一応ヒロイン枠なんだから」

GE1「こういう時に名前を出してもらえないよ?」

シエル「……」

シエル「……」

シエル「……私、思ったのですが」

GE1「はい」

シエル「GE2って全体的にホモホモしいんですよね」

シエル「や、GE1からしてその傾向はあったのですが――」

シエル「2は隊長とジュリウスとロミオがいちゃいちゃしている」

シエル「そんなイメージしかありませんでした」

GE1「はいw」

シエル「そんなゲームでどうあがいたって」

シエル「プレイヤーの印象に残るわけないじゃないですか」

GE1「まあねw」

シエル「でも、私はまだいいですよ」

シエル「おでんパンと槍帽子なんて、作中ずっと空気だったじゃないですか」

ナナ「……」

ギルバート「……」

GE1「ファーwwwww」

GE2「でも、そんな中でリヴィは善戦した方ですよ」

GE2「物語の中心となって、2からの流れを上手くまとめてくれたんですから」

リヴィ「この程度のこと、苦ではない。後始末は慣れているからな」

GE1「うーん、まあ、そこまでは無理に否定すまい」

GE1「ただ、やっぱり予定調和的なジュリウスとロミオの死ぬ死ぬ詐欺&復活がなぁ……」

GE2「ぶっちゃけてしまうと、2当時から、俺もあの急すぎる展開はどうかと思っていました」

GE2「ぽかーんとしてたでしょ、俺? 実際、あんな気分でした」

ジュリウス「スマナイ……」

ロミオ「ゴメン……」

リヴィ「まあ、でも、終わり良ければ全てよしだ」

リヴィ「終末捕食も緩やかなものとなった」

リヴィ「オラクル不活性化地域――真の聖域も生まれた」

リヴィ「これでもう大きな騒動は起きないな」

GE1「……」

GE2「……」

シオ「……」

GE1「いや、でも地球さんはなあ……」

GE2「あの手この手で終末捕食を起こそうとするから……」

シオ「月に逃げたら、代わりの特異点を作っちゃうし」

GE1「材料さえ揃えれば、科学者が意図的に起こせるものだからな……」

ラケル「スミマセン……」

GE1「まあ、3までは出るんじゃないか? 多分だけど」

GE2「俺たちもブラッドを再結成してますしね。戦いは続くんでしょう」

GE1「……俺、また風来坊と行方不明者を足して2で割ったような扱いになるのかな?」

GE2「怖いこと言わないでくださいよ。先輩がそうなら、俺も多分、そうなりますって」

GE1「まあ、いずれにせよ――」

GE2「ええ」

二人「レイジバーストの反省会も終わったし、3に備えよう――」



~END~

おまけ

GE1「ねえ、なんでジュリウス君が教導した神機兵って、ゴリラみたいな動きをしてるの?」

GE1「ジュリウス君って実はゴリラなの?」

ジュリウス「」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom