リレーSS キース「私がハゲた理由か?それは、」(59)


エレン「ーーってとこで目が覚めたんだけども」

アルミン「よくそんな恐ろしい事聞いたね」

エレン「まぁ夢だし」

エレン「でもよ、実際のとこどう思う?」

アルミン「剃ったか、ストレスか…なんにせよデリケートな部分だから聞くのはやめときなよ?」

エレン「わーってるよ」


キース「…」スタスタ

エレン「あっ、ちょーどいいとこに」

アルミン「エレン?君は僕の話を聞いて、賛同してくれていたんじゃないの?」

エレン「いやでも俺の熱いパトスがさ」

アルミン「そんなに走ってきたいならどうぞ?」

エレン「俺はどうなってもいい。構わねぇ」

エレン「ただ、俺は知りたい。それだけなんだ…!」

アルミン「Oh…」

キース「む…? イェーガー訓練兵か。何か用か?」

エレン「教官!一つ、質問をしてもよろしいでしょうか…」ドキドキ

キース「…何だ?」

エレン「では…あ、あなたがたった2年で髪の毛を全て失ったのは…一体、何が原因なのでしょうかッ!?」ドキンドキン

キース「は?」

エレン「……」ドキドキ

アルミン(あー、聞いちゃった…)ドキドキ

キース「…私個人に関する質問に答えるつもりはない。…質問はそれだけか?」

エレン「ハッ!」

キース「そうか。じゃぁな」


エレン「走らされることはなかったな」

アルミン「よく考えたらこの程度のことで走らせたりするような人でもないよね」

エレン「あぁ、けど気になるなぁ…」

アルミン「やめときなよ。きっと次はないよ?」

キース「うわぁぁぁぁあ!!」ガバッ

キース「夢……か……。ブラウン……すまない……」

訓練中

キース「ブラウン訓練兵、あまり無理するなよ」ポンッ

ライナー「は?はぁ……??」

キース「……」

~~~~~~~~

ライナー「うわぁぁぁぁあ!!」ガバッ

ライナー「夢、か……」

ライナー「昨日の教官のあの妙に優しい目は何だったんだ……」

ライナー「教官、まさか俺の事を……」

数日後

エレン「えっ?教官がライナーのことを?」

アルミン「あくまでも噂だよ。ライナーの自意識過剰かもしれないし」

エレン「でもよ、実際のとこどう思う?」

アルミン「確かに兵士間の同性愛がテーマの本は多いけど…なんにせよデリケートな部分だから聞くのはやめときなよ?」

エレン「わーってるよ」

キース「…」スタスタ

エレン「あっ、ちょーどいいとこに」

アルミン「エレン?君は僕の話を聞いて、賛同してくれていたんじゃないの?」

エレン「いやでも俺の熱いパトスがさ」

キース「む…? イェーガー訓練兵か。何か用か?」

エレン「教官!一つ、質問をしてもよろしいでしょうか…」ドキドキ

キース「…何だ?」

エレン「では…あ、あなたがライナーのことを性的な見ているという噂があるのですが本当ですか!?」ドキンドキン

キース「は?」

エレン「……」ドキドキ

アルミン(あー、聞いちゃった…)ドキドキ

キース「…そんなくだらない質問をする口は私の口でふさいでやろう」ブチュ

エレン「!!?」

エレン「あっ…ふ、すごっ……」クチュ...

キース「そうだ、もっと舌を絡ませるんだ…」チュ...クチュ...

エレン「んっ…ふぅ…」チュパッ

キース「どうだ?私とのキスの味は…」

エレン「あ…すごく…良かったです…」トローン

キース「『良かった』だけじゃわからんな。もっと具体的に言ってみろ、何が良かったんだ?」

エレン「それは…何と言ったらよいのか…」ハァ...ハァ...

キース「そうか、上手く言えないか…。ならばもっとよく味わって答えを見つけるといい…」チュゥ...

エレン「んんっ…あぁ、教官…もっと…」チュプゥ...

~~~~~~~~

アルミン「うわぁぁぁぁあ!!」ガバッ

アルミン「夢……? あぁ、何て夢を見ているんだ、僕は……」

アルミン「あれ? 股間が濡れて……嘘だろ?」

エレン「女体化したと思ったか?」

エレン「残念ただの夢精でした」

エレン「なんとかばれないように精子まみれのパンツと布団を処理しないと」

アルミン「なくなってる!!」

エレン「どうしたんだアルミン!」

アルミン「なくなってるんだ!僕の八寸胴返しが!」

~~~~~~

アルミン「うわぁぁぁぁあ!!」

アルミン「夢か……ってアレ?パンツ履いてな……ハッ」クルッ

エレン「……」

アルミン「どうして僕のパンツを?」

エレン「バレたか……」

アルミン「あれ?女体化が夢で夢精は現実??」

>>8です

すみません、アルミンと書くところ間違ってエレンと書いてしまいました

エレン「嘘だと思うなら頬を抓ってみたらどうだ?」

アルミン「……」

エレン「どうした? 確かめるのが怖いのか?」

アルミン「……どうして、こんな事を?」

エレン「教官とのキスで俺の中の男が目覚めたのさ」

アルミン「」

エレン「お前も見ただろう?」

アルミン「あれは夢……じゃなかった?」

エレン「まぁなんでもいいだろ?さあ、ヤろうぜ金髪でちっこい奴が結構好みでさぁ」

アルミン「…悪いけど僕はそういう性癖は持ち合わせてないし、遠慮しておくよ」

アルミン「…エレン、君が同性愛者だとしても友達やめたりそれを偏見で見たりとか否定したりはしないけどさ」

アルミン「それをむやみやたらにさらけ出すのはやめときなよ。ホモは浸透してきてるけどまだ市民権得られてないんだからさ」

アルミン「というか、ぶっちゃけいきなりそんなカミングアウトされてもヒくよ」

アルミン「ねぇ、そもそも自分の特殊性を持つ好みをそうでない人に押しつけるのはモラルや倫理的にどうだろうか」

アルミン「それにもし劣情だけでならそれはもはや愛でもなんでもないよね?ただの独り善がりだ」

アルミン「だからね、」


エレン「今から性転換してくるからそれからヤろうぜって事だろ?わーってるよ」

アルミン「君が僕の気持ちと話を1ミクロンも理解してないのはわかった」

ミカサ「エレンが性転換するという事は私も性転換しなければならないという事」

エレン「ミカサ!?」

アルミン「……こんなところで何してるの?」

ミカサ「アルミン、女の子の前でそんなモノをブラブラさせて恥ずかしくないの?」

アルミン「……エレン、取り合えずパンツ返してくれる?」

エレン「いいけど、まだ洗ってないぞ?」

アルミン「……」

ミカサ「性転換するなら贅沢は言わないけれど、最低限アルミンのよりは大きくしてもらおう」

アルミン「君達、本当に自由だね。でももう少し僕のこと人間として扱ってよ」

ミカサ「冷静になって考えると私の男性化は本当に需要がある?」

エレン「なに!?」

ミカサ「エレンの女体化は素晴らしい。百合百合したい」

エレン「ミカサ気持ち悪いな」

ミカサ「…聞かなかったことにする。もし私が男性化したらカップリングはどうするべき?」

アルミン(本当にどうでもいい…)

ミカサ「ちなみに私はエレン以外とはしたくない」

エレン「俺は金髪でちっこいならアニでもクリスタでもアルミンでもいいよ」

アルミン(お前)

ミカサ「そう。なら私が金髪になれば」

エレン「いやお前ちっこくないからなぁ…ちっこかったらオーケーだったんだが」

アルミン「人の性癖は笑ったり非難すべきではないけど、僕はエレンの性癖ヤベェなって割と本気で思うよ」

エレン「よせよ…そんなに誉めんなって」

アルミン「アッハッハッ。君の言語理解能力にはカビでも群生しているのかな?」

ミカサ「何故…何故私はたくましく育ってしまったのか…エレンを守るには適切だが、愛されないのは、」

ミカリン脳内

悪ミカリンA(もはや力ずくで既成事実を作るしかない)

善ミカリン(駄目、エレンとは家族!)

悪ミカリンB(そう家族。 ※ それが夫婦で無いとは言っていない)

善ミカリン(でも、そこにエレンの意思は?)

悪ミカリンC(抱いてしまえば心なんてどうとでも変わる。体が気持ちよければ心も気持ち良くなってくるはず)

善ミカリン(でもアルミンも見てる!)

悪ミカリンD(何それ興奮する)

善ミカリン(あぁ、それは否定でき……とにかく、駄目絶対)

悪ミカリンキング(何を迷う必要がある? 今は悪魔が微笑む時代なんだ)

ミカサ「私はたくましく育ち過ぎた……抵抗するエレンの子をこの身に無理やり宿せるぐらいには」グワッ

アルミン「エレン! 逃げてぇええええ!!」

エレン「むぉおおおん」パリン

ミカサ「ぬぅ、窓から逃げたか……しかし追いつけぬとでも思ったか!」ダッ

エレン「ぁぁあああああアッーーーああああ!!!」ダダダダ!

ミカサ「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待ってエレン!!!」シュタタタタタタ


エレン「って速ッ?!何その速度キモチワルッ!?」



ミカサ「捕まえた」ガシッ

エレン「うぁあああ!!俺、捕まるのはえーー!」


ミカサ「ふん!」ビリビリ

エレン「うわぁああ!俺の服が!」



アルミン「…エレン、僕のパンツ持ってっちゃったな…」

アルミン「どうしよう、下半身を隠すモノが」

脳内アルミン爺(下半身を隠すモノが無い?アルミン、逆に考えるんだ。隠さなくてもいいさ と考えるんだ)

アルミン「大した問題でもないか。久し振りに歯でも磨こ」

~~~~~~~~~~~~~~~

エレン「うわぁああ!俺のパンツが! 助けて教官ーーー!!」

ミカサ「無駄よエレン。諦めて勃起させなさい」

キース「待てぃ!!」

エレン「キース教官!あっ、駄目。こんな俺を見ないで」パッ

ミカサ「さっき無駄だと言った。それは来た所で私の方が強いと言う意味で言ったの」ゴゴゴゴゴ

キース「強さとは肉体的なものだけを差す言葉ではない」ブチュ

ミカサ「!!?」

エレン「」

ミカサ「あっ…ふ、すごっ……」クチュ...

キース「そうだ、もっと舌を絡ませるんだ…」チュ...クチュ...

ミカサ「んっ…ふぅ…」チュパッ

キース「どうだ?私とのキスは…」

ミカサ「あ…すごく…良かったです…」トローン

キース「『良かった』だけじゃわからんな。どれくらい良かったんだ? 言ってみろ」

ミカサ「エレンの寝込みを襲った時より…ずっと良い…」ハァ...ハァ...

エレン「は? いつの間にそんなこと…」

キース「まさかそんなことをしていたとは…、貴様には罰を与えなくてはならんな…」チュゥ...

ミカサ「んんっ…」チュプゥ...

ミカサ(息が出来ない、苦しい……けど、それ以上に……気持ちいい……!!)チュプッ...レロォ...

キース「どうした…罰を受けているというのに何故興奮している?」

ミカサ「ん…はぁ…はぁ……申し訳、ありません……」ハァ...ハァ...

エレン(なにこれ…)

アルミン(なにこれ…)

ライナー「キース教官!俺を騙していたんですか!」

エレン「うわっライナーいつの間に!?」

キース「騙すだと…どういう意味だ?」

ライナー「今、ミカサとキスしていたじゃないですか!あなたは女に興味はない人だと思っていたのに!」

キース「…」ブチュ

ライナー(やだ…優しいキス…)クチュ...

アルミン(本当になにこれ…)

キース「私はミカサ・アッカーマンにキスをした。が、アルミン・アルレルトにはしなかった」

キース「これが答えだ」

エレン「?」

ライナー「……ハッ」

ミカサ「アルミンに負けた(女として)」ガクゥ

アルミン「ミカサに負けた(男として)」ガクゥ

アニ(何これ?変な場面に出くわしてしまったみたい)

アニ(見て見ぬふりをしたいところだけど…ライナー何やってんの? 何で教官に抱き竦められてるの?)

アニ(どうしてライナーは抵抗しないの? 何で少し上気した顔で教官を見つめてるの?)

アニ(それにエレンはどうして服を着てないの? アルミンはどうして下半身裸なの?)

アニ(ミカサとアルミンは何で互いを恨めしげに見つめてるの?)

アニ(待って、何で教官はライナーの股間に手を伸ばしてるの? あれ思いっきりパンツの中に手入れてるよね?)

アニ(ライナー嫌がってるよね? 止めなきゃ。でもどうしよう、ここで私が出て行ったらそれはそれで面倒なことになりそうだし…)

アニ(え? 教官がコートの中にライナーを引っ張り込んだ? 何してんの? あ、そのままコートを閉じて…窮屈そうだね。ていうか何するつもりなの?)

アニ(何でライナーは抵抗するのを止めたの? ライナーも教官も何気持ちよさそうな顔してるの? コートの中で一体何が行われているの?)

アニ(ちょっと待ってエレン、ミカサ、何ライナーと教官を見ながら自慰してるの? アルミンも何困惑しながらも勃起してんの?)

アニ(あんた達本当に何してるの? ここ屋外でしょ? 青空の下でしょ? この状況を見て見ぬふりとか流石にできないよ)

アニ(いや、それよりも…)



アニ(ドウシテ私ノ股間ハ濡レテイルノ……?)

アニ(まさか!)

~~~~~~~~

アニ「……っ!!」ガバッ

アニ(良かった……漏らしてない)

食堂

アルミン「……」

ライナー「……」

エレン「……」

ミカサ「……」

アニ「……何か今日は静かだね」

サシャ「皆さん悪夢で目覚めたらしいですよ。内容は話してくれませんが……」

 ガチャ

キース「少し良いか?」

エレン、ミカサ、ライナー、アルミン、アニ「!?」ゴフッ

キース「今日は食堂にいる全員に大事な話がある。よく聞け」

エレン、ミカサ、ライナー、アルミン、アニ「…」ドキドキ

キース「実は私は…」

エレン、ミカサ、ライナー、アルミン、アニ(やっぱりホモ?ホモなのか?)

キース「ハゲをヅラをつけていたんだ!今まで騙してすまなかった」

エレン、ミカサ、ライナー、アルミン、アニ「!?」ゴフッ

アルミン「どうして今このメンバーにそれを?」

キース「悪い夢を……悪い夢を見たのだ」

ミカサ「……」

ライナー「教官は何故、わざわざカツラを?」

キース「私が調査兵団に所属していた頃、実は部下が死んでも、それほどショックを受けなかった」

キース「しかし周りは言った『あれだけ部下が死んだんだ……気にしない方がおかしい』『気にしないように振舞ってるだけだ』と」

キース「私は段々と怖くなっていった。え、あれ?実は部下が死にまくるって結構ヤバイ事なのか?」

キース「ブラウンという部下が死んだ話もいつか鉄板の滑らない話になると思ってたのに、もしかして笑ったら駄目な感じなのか?と」

エレン「……」

キース「そこで私は見えやすい形で『キースは反省しているぞ』『ストレス感じてるぞ』とアピールすることにした」

アルミン「……」

キース「最初は白髪に染めた。しかし根元が黒くなると、こいつ立ち直ってきてね?と思われてそうでまた怖くなった」

キース「私は弱い人間なのだ」

エレン「俺も……」

アルミン「!?」

エレン「駆逐だとか巨人なんて怖くないだとか言ってるけど、本当はメッチャ怖いです……」

キース「……」

エレン「ぶっちゃけモテる為にキャラ作ってました」

ミカサ「」

エレン「志望兵団も適当なタイミングで、ミカサに説得されたふりして憲兵団に変えるつもりでした」

エレン「俺も弱い人間です」

アルミン「だったら僕も!」

アニ「!?」

アルミン「会話中にブツブツと『はっ、という事はアレがこうなって……そういう事か!』みたいに何か閃いたアピールしてたでしょ?」

ライナー「あぁ、いつもの頭良いアピールか」

アニ「特に何も思い付いてないんだろ」

ミカサ「知ってた」

エレン「あまりに腹立つから何度かガチで殴りそうになった」

アルミン「」

ライナー「結局のところ、なぜ教官は俺達に秘密を明かそうと思ったんですか?」

ミカサ「教官の言う悪い夢とは何ですか?カツラの秘密を話す事と何の関係が?」

キース「そうだな。少し長い話になるが全て話そう」

~キースの夢の中~

キース「最近暑いな。ヅラの中が蒸れて仕方がない」

キース「……」キョロキョロ

キース「誰もいないな…」カパッ

キース「ふぅーもっと通気性のいいヅラを買うかな?」

ガシャーン

キース「!?」

サシャ「あ、あっ…」

キース(しまった…見られてしまった)

サシャ「え? えぇ?! 教官、何で……えっ? あれ??」

キース「…そんなくだらない質問をする口は私の口でふさいでやろう」ブチュ

サシャ「!!?」

サシャ「あっ…ふ、すごっ……」クチュ...

キース「そうだ、もっと舌を絡ませるんだ…」チュ...クチュ...

サシャ「んっ…ふぅ…」チュパッ

キース「どうだ?私とのキスの味は…」

ライナー「あ…すごく…良かったです…」トローン

キース「」

ライナー「まさか、ここで終わりじゃないですよね? 誘ってきたのは教官ですよ?」

キース「え? えぇ?! ブラウン、何で……えっ? あれ??」

ライナー「…そんなくだらない質問をする口は私の口でふさいでやろう」ブチュ

キース「!!?」

キース「あっ…ふ、すごっ……」クチュ...

ライナー「そうだ、もっと舌を絡ませるんだ…」チュ...クチュ...

キース「んっ…ふぅ…」チュパッ

ライナー「どうですか?俺とのキスの味は…」

キース「ブラウン…貴様にんにくを食った後、歯を磨かなかったな」

ライナー「あっ…」

キース「ぐ、うぼ、」

ライナー「ちょ、待っ」

キース「うぼぉろろろろろろろろろ」エレエレエレエレ

ライナー「」

キース「ぐ、しかもピータン、キムチ、納豆、ドリアンまで…」

ライナー「ごっつあんでした…」

キース「ぐ、ォォォオオオおぅおぼろろろろ!」

クリスタ「大丈夫ですか!教官!」サスサス

キース「む?ブラウンがレンズに」

クリスタ「大丈夫ですか?教官!」

キース「あ、ああ…」


クリスタ「部下が沢山死んだ時は涙一つ流さなかったクセにね」

キース「」

エレン「ん?くせぇぞ。」

キース「?」プゥーン

その正体は臭腐剤だ。

臭腐剤とは、体全体臭くなるのだ。

キース「バカな…育毛剤だぞ。」

勘違いをするキース

>>33は誤爆かな?とりあえずとばすよ

クリスタ「それと教官はホモなんですよね?気持ち悪い…」

キース「うっ…」

キース(こうなったらいつも通りキスで口をふさぐしかない!!)

キース「…そんなくだらない事を言う口は私の口でふさいでd」

クリスタ「キャー変態!」バチーン

キース「あべし!!」

ベルトルト「……」

キース「また別のやつに変わったか」

ベルトルト「好きな女の子に攻撃されるのって、気持ち良いですよね」

キース「……お前気持ち悪いな」

ベルトルト「……」フッ

キース「またか……」

アニ「いつまで……いつまで被ってるつもりなんだい?」

キース「……」

アニ「あんたはさ…そうやって、自分の醜い部分をひたすら必死に隠してさ…みっともないって思わないの?」

キース「それは、」

エレン「教官はベルトルトのマゾヒスト、ライナーへのホモセクシャルを気持ち悪いって思ったでしょうけど」

アルミン「僕たちから見た教官も立派に気持ち悪いですよ」

キース「お前たち」

ミカサ「非難されるのを恐れ、剃る勇気も本心で生きる事も出来ず」

コニー「ただカツラで取り繕う。見た目だけの弁明」

キース「黙れ小僧!!お前たち若僧に職場で居場所を失う辛さがわかるか!?」

サシャ「確かに経験してませんから私達にはわかりません」

マルコ「でもね、だからと言って悲しむ心も無いあなたの最低さがわからないわけじゃないですよ」

ジャン「小物だな。キース」

キース「う、ぐ、…うぁああ…」

ユミル「あんたはさ、誰かの上に立つ器じゃないんだよ。結局な」

サシャ「そっちも被ってるんんですね」

キース「うぁああぁぁぁぁ!!!」

~~~~~~~~~~~

キース「私は、もう隠す事に疲れたのだ」

エレン「……」

クリスタ「教官は包k

アニ「いろいろ気になる事はありますが一つだけ」

アニ「そっちも被ってるというのは、どういう意味でしょうか?」

ベルトルト「っ!?」ガタン

ライナー「あー…アニ、それは今は特に重要なことじゃないんだ。気にするな」

アニ「…そう?」

ベルトルト「……」

クリスタ(え?あ、私今失言しかけたの?)

ユミル(バッチリ聞こえてたぞ)

ミカサ「…? 夢に象が出てきたの?」

アルミン「……クリスタは何か言いかけてたよね?もしかして今ので理解したの?僕には分からなかったから詳しく教えて欲しいなぁ(´Д`)」ハァハァ

アルミン「ねぇ?ゾウって何の事?包なんとかって言いかけてたよね?どういう事?」ハァハァ

クリスタ「……」

ベルトルト「そうだね、知ってるなら意地悪しないでアニに教えて上げて欲しいなぁ」ハァハァ

アニ「……ベルトルトがおかしい」

ミカサ「私も知りたい!どうして突然ゾウが出て来たの?」

クリスタ「分かった教えてあげる……」

クリスタ「でも実物がないと教えづらいから教官、下脱いでください」

キース「えっ!?いやそれはちょっと……」

クリスタ「いいからさっさと下を脱げよ!」ズルッ

キース「きゃーエッチー!」パオーン


クリスタ「見てください。ペニスの皮が亀頭を覆うくらいに余っていますよね」

アニ「はい」

クリスタ「このような状態の事を揶揄して『被っている』というのです」

アニ「何故揶揄されるのでしょうか」

クリスタ「男性にとってペニスは雄としての象徴。男性はそのペニスが平均的な長さや太さ、健康かつ立派でなければ恥ずかしいと感じる生き物だからです」

クリスタ「補足しますと、皮を被っているのは基本的に子供の間だけであるために『まだお前は子供』と揶揄するのです」

クリスタ「尚、真性包茎(皮が完全に亀頭を覆い、剥けない)仮性包茎(皮が亀頭を覆っているが剥けている)はゴミ、尿や陰毛等が残りやすく不潔になりがちであったりするため」

クリスタ「小学生ギャグでよくあるウンコやチンチンのネタと性質は同一であるとも言えます」

クリスタ「しかし、剥けてないからと恥じる、揶揄するのは頭が悪い証拠」

クリスタ「日本人という人種の殆どは仮性包茎が多いですし、性行為や子作り等を行う時にもほぼ影響はありません」

クリスタ「むしろ皮を使った自慰行為ができない分剥けているのはデメリットですし」

クリスタ「というかそもそも誰かの身体的な部分を指差して笑う、発言する時点でその人間の精神年齢は中学生で止まっています」

クリスタ「むしろそれを恥じてください。では、これにて講義を終了致します」

アニ「ありがとうございました」ペコ

(((((なんだこれ))))))

アルミン「違うよクリスタ!そこはもっと恥じらいを持って誤魔化すべき所だ!そんなんじゃ全然興奮出来ないよ!ガッカリだ!」

クリスタ「……」

ベルトルト「アニもだ!何を平気で凝視して納得してるの!もっとこう……えっ、やだ!オチ○チンの事だったの!みたいにさぁ……」

アニ「……教官のは可愛いからセーフなんだよ」

ジャン「ミカサは……まぁ良いや。最新から期待してなかった」

ミカサ「(´・ω・`)」

エレン「そんな事よりお前ら!教官に何て事をしてんだよ!俺達の教k……日本人って何だよ!!」

クリスタ「そういう人種もいるんだよ」

キース「他人事のように言ってるが、アルレルトのはもっと小さいんだからな」ニタァ

アルミン「ちょっと待ってください何で知っているんですか」

ミカサ「え? 教官の言ったことは本当なのアルミン? 大丈夫? あまりに小さいと性交の妨げに…」

アルミン「そ、そこまで小さくなんかないよ! というかそんなことまで心配しないで!」


ベルトルト「待って、可愛いってどういう意味? 教官のチンコが可愛いの? 一体あれのどこが可愛いって言うの?」

アニ「いや、別に…あんたさっきからどうしたの? 何かおかしいよ…」

ライナー(ベルトルトがここまで積極的になるとは……動機は不純極まるが。しかし折角だ、今は口を出さないでおこう)


エレン「なぁ、日本人ってのは一体どういう人種なんだ? チンコのことまで知ってるってことは当然詳しいんだよな?」

クリスタ「え、いや…さっきのは何か口が勝手に…」

ユミル「オイてめぇ、何クリスタにセクハラしてんだ」

アルミン「ねぇ、聞いてる? 僕のはむしろ大きい方に分類されるよ!」

ベルトルト「アルミンのは小さいでしょ、みんな風呂で見て知ってるよ」

コニー「確かに教官より小さいな」

アルミン(くそぅ……何で僕がこんな目に……誰か、誰か助けてよ……)

ライナー「アルミンのは膨張率が高いから勃起したら俺よりデカいぞ」
(アルミン……気の毒で見てられない。俺に任せとけ)ニカッ

エレン「えっ、何でライナーが知ってるんだ?」

ライナー「見た事があるからだ。堅くて黒くてデカいぞ」

コニー「ライナーよりか、それは凄いな」

アルミン「ちょっと待ってよ……見て触ったの……? いつ?」

クリスタ「……」

アニ「……」

ライナー「ん?ああ…まぁ、その、な?」

アルミン「ハッキリ言ってよ」

ライナー「深夜、トイレ。見た。…これで察してくれるか?」

アルミン「」

エレン(ああ、オナるとこ見られてたのか)

ライナー「まぁ、そういう事だ。それより話を戻そう。このままじゃ埒があかん」

コニー「えっと、なんだったっけ?教官がヅラで変な夢見てバラす事にした…」

サシャ「だからなんなんでしょうね?ヅラだろうがなんだろうが、教官は教官ですのに」

ライナー「ああ。つまり俺が言いたいのはだな、」

ライナー「ヅラだろうがなんだろうが、教官は教官だってことだよ」

サシャ「!?」

エレン「さすがライナーいいこと言うな。抱いてくれ」

アルミン「さすがだね。エレン抜け駆けはずるいよ」

コニー「俺ライナーになら掘られてもいいぜ!」

ジャン「俺はタチだったんだがネコになっちまいそうだ」

ベルトルト「何言ってるんだい。ライナーは渡さないよ」

サシャ「みなさんちょっと待って下さい!」

サシャ「ホモなんですか?」

ジャン「は?」

エレン「はぁ?」

コニー「はぁぁぁ?!」

ベルトルト「君は性別なんて小さな枠組みでしか人を判断できないのかい?」

サシャ「えっ、あれ?あの……」オロオロ

クリスタ「サシャ……」

ユミル「とんだ芋女だな」ペッ

アニ「えっ?サシャは間違ってないでしょ」

ベルトルト「アニが言うならサシャが正しいね。ライナーの糞ホモ野郎がっ!!」ペッ

サシャ「うわ、そういう差別とかしちゃう人なんですか?ベルトルトって…」

クリスタ「え? だってサシャさっき…」

サシャ「私はただ身近にこんなに多く居るものなのかと思ってびっくりしただけですけど…」

ユミル「あぁそういう事か、勘違いして悪かったなサシャ」

サシャ「いいですよ別に。ところでアニ、さっきのはどういう…」

アニ「私はベルトルトの言い分がおかしいと言っただけなんだけど…」

ベルトルト「え」

エレン「しかも唾吐くとかさぁ…ありえねぇだろ、常識的に考えて」

ライナー「すまん、俺の監督不足だ。ベルトルトを責めないでやってくれ」

アルミン「ライナーは悪くないよ。悪いとすればベルトルトに甘すぎるところだ」

ジャン「お前のそういう所がベルトルトをこんな奴にしちまった所もあるんじゃねぇのか?」

ベルトルト「うるさいうるさい!さっきから!」

アニ「いやもうホントあんたは黙っときなって。あんたロクな事言わないし」

アニ「ちょっとは頭を冷やし」

ベルトルト「大体、ホモなんてキッショいんだよ!!!」

実はこの場にいたトーマス(こいつ、この空気と場の流れの中よく言ったなオイ)

ベルトルト「差別差別言うけどさぁ!お前らだってヘテロセクシャルやバイ、レズに対してどう思うんだよ!」

ライナー「おいベルトルト、俺が悪かった。だからそのへんにだな、」

ベルトルト「うるさい!お前らだってそういうのに対して『気持ち悪い』って感じるんじゃないの?!」

ベルトルト「生理的に無理なんだよ!オエーッ!だ!」

ベルトルト「確かに差別するのは悪いことさ!でもそれを受け入れろとか、無理だよ!」

ベルトルト「自分達が特殊だからってそうではない人間の方が多い社会に対して『理解しろ』とかウザいよ!」


アルミン(バカだなぁ…この後間違いなく孤立するし、たまたまだけどこの場にいる人間は同性愛者多いんだからその理屈と立場が逆転してるっていうのに)

ベルトルト「あーーーホモとかホントキモチワルッ!!!」

ジャン (なんかもう、逆にすごいな)

エレン「自己否定もいい加減にしろよ……お前がいつもライナーに熱い視線を送ってるのは皆知ってるんだ」

ベルトルト「はぁぁ?!違うし!僕は女の子が好きだし!」

アルミン「じゃあ何故、君は泣いてるの?」

ベルトルト「!?」

コニー「もう良いんだ……俺もアルミンも、時々お前に尻を撫でられる事に対して怒ってないぞ」

ベルトルト「……」

アルミン「さ、ライナーにゴメンナサイしようか」

ベルトルト「う、うん……ごめん、ライナー…」

ライナー「……」フイッ

アルミン「えっ…何で目をそらすの」

ライナー「いや、俺はお前らが俺をからかってるだけだと思ってたんだがな……マジだったのか?」

ジャン「お…おい…ライナー…お前……」

エレン「ヘテロ…なのか…嘘だろ…?」

ライナー「冗談にしてはおかしいと思ってたんだよ…毎晩俺の股間まさぐってきたり…出会い頭にケツや胸揉んできたり…」

コニー「待ってくれよ!ライナー!お前だってそういう事されてもいつも笑ってたじゃねぇかよ!」

ライナー「そりゃ冗談だと思いたかったからな…とやかく言うのも野暮だろうと……けどよ、俺からそういう事した時なんかないだろ?」

ライナー「お前らのセクハラは、俺には苦痛でしかなかったんだよ…」

ライナー「俺だって同性愛が悪いとは言わねぇさ。けどな、相手の気持ちを考えないのはどう考えたって悪い事だろ」

ライナー「正直言ってお前らは…性的指向とか関係なく、気色悪い」

ベルトルト「うわああああぁぁぁ!!!」

ベルトルト「うわああああぁぁぁ!!!」 ガシャーン
        \  さいごのガラスをぶち破れ~   /

          \ 乱れた景色を蹴散らして~  /
     ( \/ /_∧   <./|   /|       /\___
     ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / .| / /     /    //
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アニ「ベルトルト待って!」

ライナー「やめろアニ。今は一人にしてやれ」

アニ(…ヘテロって何だ?てへぺろ? )

エレン「結局、教官はハゲていなかった。Q.なぜハゲたのか?A.ハゲてません」

ミカサ「エレン?急にどうしたの」

エレン「もういい良いんだ……もう疲れた。俺達のアニキ、ライナーはアニキじゃなかったんだ」ポロポロ

アルミン「間違ってる!教官がフサフサでライナーがホモじゃない世界なんて間違ってる!」

皆「「「そうだ壁外に行こう!」」」


エレン「ーーってとこで目が覚めたんだけども」

アルミン「よくそんな恐ろしい事聞いたね」

エレン「まぁ夢だし」

エレン「でもよ、実際のとこどう思う?」

アルミン「剃ったか、ストレスか…なんにせよデリケートな部分だから聞くのはやめときなよ?」

エレン「わーってるよ」

キース「…」スタスタ

エレン「あっ、ちょーどいいとこに」

アルミン「エレン?君は僕の話を聞いて、賛同してくれていたんじゃないの?」

エレン「いやでも俺の熱いパトスがさ」

アルミン「そんなに走ってきたいならどうぞ?」

エレン「俺はどうなってもいい。構わねぇ」

エレン「ただ、俺は知りたい。それだけなんだ…!」

アルミン「Oh…」


エレン「教官!!」

キース「ん?なんだ」

エレン「教官は何故ハゲたんですか!?」

キース「私がハゲた理由か?それは、」



キース「長い間、お前らみたいな問題児どもと付き合ってきたからだな」ハフゥ-

エレン(すんまっせん)

キース「む…? イェーガー訓練兵か。何か用か?」

エレン「教官!一つ、質問をしてもよろしいでしょうか…」ドキドキ

キース「…何だ?」

エレン「では…あ、あなたがたった2年で髪の毛を全て失ったのは…一体、何が原因なのでしょうかッ!?」ドキンドキン

キース「は?」

エレン「……」ドキドキ

アルミン(あー、聞いちゃった…)ドキドキ

キース「…私個人に関する質問に答えるつもりはない。…質問はそれだけか?」

エレン「ハッ!」

キース「そうか。じゃぁ走って来い。死ぬまでだぞ」

エレン「死ぬまで?ばかじゃねーの?」

キース「なんだと!」

エレン「やってやる!」カリッ

エレン、巨人化

キース「え?」

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