凛「あんたが私のサーヴァント?」八幡「…らしいな」 (145)

俺ガイル×fateクロスSSです。
八幡がどーやってあの世界で英霊になったのかは謎ですけど、聖杯戦争しらないと話作るのめんどくさいんで末端の英霊みたいな設定にしときました!
まさかアヴェンジャーより弱いってことはないよな…。
SS投稿するの初めてなので至らないことがあったら是非是非!教えてください!




凛(なんか全く英霊って感じがしないんだけど…。)

凛「…外れ引いたかなぁ」ボソッ

八幡「…おい、聞こえてんぞ。お前は中学の時の席替えン時の隣になった女子か。恨むならこんな三流サーヴァント呼び出した自分を恨め」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432391104

凛「じ、自分が外れサーヴァントな事は否定しないのね。」

八幡「当たり前だ、俺を呼び出した時点でもう負け確定すらある。」

凛(な、なにこの負けることに関して絶対な自信を持ったサーヴァント。
…ステータスは?)

筋力E
敏捷E
耐久EX
魔力E
幸運E
宝具??

凛「うわぁ、全部見事にEばっかね。
こりゃホントに外れサーヴァ……耐久EX!?」

八幡「なにしろ生前はぼっちだったからな、リア充共と関わらないように身を護っていたらそうなった。後、多分主にウチの部長の毒舌を耐え続けたのもデカイ」

凛「な、なにそれ。あんたどこの英霊なのよ…」

八幡「日本。だが俺に知名度補正とか期待すんな。なぜなら…」

八幡「ぼっちだったからな!」

凛「頭痛くなってきた」

八幡(あぁ、あの頭を抑える動作、雪の下に似てるな…)

凛「あぁ、これも時間間違えたせいかしら。それとも私がまだ未熟なせい?」

八幡「お前が未熟ってことはないんじゃないか?並のマスターなら魔力供給を受けても現世に留まっていられないクソサーヴァントの俺を、現世にとどまらせているだけで充分だと思うが」

あぁ、「」内の文末に。いれるのクセなんですよね笑
指摘ありがとうがざいます!

凛「魔力供給を受けても、現世に留まれないサーヴァントってなに!?」

八幡「いや、ホラ、俺って存在感薄いし」

凛「存在感だけで、聖杯にも認知されなくなるサーヴァントっていったい…」

八幡「ふっ、俺の存在感の無さをなめてもらっちゃ困るな」

凛「自慢できることじゃないでしょ…。
まぁいいわ…、私もう疲れたから寝るから、ここの片付けよろしく」

八幡「結局この世界でも雑用やらされんのか…」

翌朝。

凛「さて、今日から気合入れていかなきゃ。サーヴァントが如何にアレとはいえ、結局はマスターの腕次第よ!」

八幡「…ん。おせぇぞ。こちとらサーヴァントだからつって、したくもねぇ早起きしてんだ。お前ももう少し早く起きてこい」

凛「うわぁこれあんたが作ったの?」

八幡「まぁな、生前は専業主婦目指してくらいだからな。後高校入ってる時に色々教え込まれたし。
まぁ、とりあえず早く食えよお前。学校に遅刻すんぞ」

凛「お前お前って…、あっ」

八幡「…気づいたか」

凛「ごめん、名前言い忘れてた。
私の名前は遠坂、遠坂 凛よ」

八幡「俺は八幡、比企谷 八幡だ」

凛「ヒキガエル 八幡?」

八幡「ナチュラルに人のトラウマえぐってくんな。比企谷だ」

凛「ヒキタニ?」

八幡「比企谷つってんだろ…だいたい喋ってんのに、どうやってそんな間違いするんですかね……」

学校

八幡「おい、遠坂」

凛「えぇ、気づいたわ。結界が貼られてる。もう既に始まってるってことね
ていうかあんた、そういうのは感知できるの?あんだけ自分を下げてたのに」

八幡「スキル見てねぇのか?
ぼっち故の保有スキル色々あんぞ」

凛「異常な耐久力にしか目がいってなかったわ」

八幡「まぁ、結界の起点探しは放課後だな」

凛「えぇ」

放課後

八幡「どんな感じだ?」

凛「うーん、私には完全に阻止するのは無理かな。妨害は一応してみるけど」

ランサー「なんだ、消しちまうのかよ。もったいねぇ」

八幡「お?」

凛「サーヴァント!?
まずっ、アーチャー!着地よろしく!」オクジョウカラトビオリッ

八幡「は?おい、ちょっ、俺もやしっ子ォ!」



凛「…フゥ」

八幡「おーサーヴァントってすげぇな。
屋上から飛び降りる女子を受け止めるとは。生前からは想像もつかん」

凛「なんで自分自身の肉体強度に驚いてんのよ…
!追ってきたわよ!」


あ、八幡のクラスはfate原作どおりアーチャーです!書き忘れた…

ランサー「おいおい、逃げんなよ。
英霊同士やり、あおう、ぜ…?」

八幡「…」

凛「…」

ランサー「えーっと…、どっちが英霊だ?そっちの嬢ちゃんか?」

八幡「そうだぞ。俺がマスターだ」

凛「マスターを躊躇なく売るなぁ!!」

ランサー「なんとなくいけすかん奴だな。アーチャーか?」

八幡「お前、アーチャーのクラスに恨みでもあんの?」

凛「そういうあんたはランサーのサーヴァント」

ランサー「如何にも」

ランサー「そら、弓を出せよ。そんくらいは待ってやる」

八幡「生憎だが俺が飛ばすのは弓じゃない」

ランサー「ふん、余裕のつもりか?」

八幡「余裕かどうか、試してみるか?」


八幡「発動」

ランサー「む…?」

凛「……?宝具を、発動した?」

八幡「…随分とダサい青タイツだな、お前」

ランサー「あ?いきなりなんだテメェ」

八幡(ちっ、効果無しか。まぁ闘いに着てくるくらいだもんな。やっぱ真名がわかんねぇことには俺の宝具はゴミ同然だな)

ランサー「なんのつもりかは知らんが、俺が共に戦場を駆け抜けたこの鎧をコケにするとはな…」

ランサー「生きて返すと思うな!
その心臓、貰い受けるーーーーー!!」

凛「!!あの魔力量!アーチャー!相手は宝具を使ってくるつもりよ!行ったん距離をーーー」

ランサー「もう、遅ェ!」
ゲイ ボルグ
ランサー「刺し穿つ!死棘の槍!!」

凛「アーチャー!!」


八幡「あいたっ」

ランサー 凛「「…は?」」

八幡「いってー…、平塚先生の拳骨を超えるものがこの世にあるとは」

ランサー「イヤイヤイヤイヤ!ふざけんなテメェ!因果逆転の槍だぞ!心臓に当たんだぞ!拳骨程度と一緒にすんな!」

八幡「いやお前、結婚できない独身アラサーパンチなめんなよ。本気だせば多分お前の槍と張るぞ」

ランサー「んな馬鹿な話があるか!」

八幡「あるんだよそれが。今のでお前の真名はバレバレだ。なぁ、ケルトの大英雄。クーフーリン」

ランサー「はっ、こんな序盤でばれちまったか。まぁこいつが有名すぎるからな、しょーがねーわな。まぁ、だからなんだっつー話だが」

八幡「いいや、これでやっと俺も本当に宝具を使うことができる」

ランサー「なにぃ?」

今日のところはここまで。眠いのでまた明日(^ ^)ノシ

ジャリッ

ランサー「!誰だ!!」

士郎「っ!やべっ!!」ダッ

凛「目撃者!?」

八幡「そいつは災難だな」

凛「なに呑気のしてんのよ、アーチャー!追うわよ!!」

八幡「あのな、遠坂」

凛「?なによ」

八幡「あいつの敏捷ステ見えたか?」

凛「えぇ…確かAだったけど」

八幡「俺の敏捷は?」

凛「E………………」

八幡「間に合うと思うか?」

凛「…」

八幡「…」

凛(百パー無理ね…)

凛「いやいや!そんなこと関係ないわ、追うわよ!!」



校舎内

凛「遅かった、か…」

凛「ゴメンね、看取るぐらいはしてあげるから……」

凛「ッ!?」

凛「なんで、なんであんたが!?
嘘、やだ、勘弁してよ。明日からあの娘にどうやって顔合わせればいいのよ」

凛「…いや、まだ手はある」ホウセキ ジュンビ

八幡(なんだ?なにしてんだ?全くついてけねぇ)

遠坂邸

八幡「なぁ、遠坂」

凛「なに?アーチャー」

八幡「いや、治したのはいいんだけどよ、ランサーのマスターがあいつが生きてるってことを知ったら、またあいつ殺しにくんじゃねぇの?」

凛「まっず!アーチャー、急いで私を衛宮君の家まで連れてって!!」

八幡「二人乗りは法律で禁じられてるぞ?」

凛「あんたが!私を担いで行くのよ!!
サーヴァントなんだから屋根伝いに飛ぶくらい余裕でしょ!!」

八幡「マジか、サーヴァントすげぇ」

凛「あんたのことでしょーが…」

八幡「はい」

凛「はいじゃないが」

凛「…行くわよ!!」

衛宮邸

セイバー「ぐぅっ!?呪槍…、いや今のは因果逆転か」

ランサー「ちっ、躱したなセイバー我が必殺の槍を」

ランサー(そうだよ、必殺にはならなかったが俺の槍を食らったらあのくらいの傷は負うはずなんだよ)

ランサー「さて…」

セイバー「逃げるのか、ランサー」

ランサー「勘違いすんな、こいつを外したら雇い主に帰ってこいと言われてんだ。ほんじゃーな」

凛「逃がさないわよ、ランサー。」

ランサー「またテメェらかよ!
……アレ、相棒はどうした」

八幡「ここだ」

ランサー セイバー「「!?」」

セイバー「な、なんという気配遮断!アサシンのそれを軽く越えている!!」

八幡「ぼっちだったからな」

※ステータス情報が更新されました

筋力E
敏捷E
耐久EX
魔力E
幸運E
宝具??

保有スキル 気配遮断 A

あれ、Aにプラスつけたんですけど、消えてますね。プラス2個付きです

八幡「さっきは俺の宝具を見ずにどっか行っちまったろ」

ランサー「……」

八幡「まぁ、逃げんのはいいけど、せめて俺の宝具を受けてからにしたらどうだ?それとも怖ぇのか?」

ランサー「ホゥ…、そこまで言うなら見せてみろ。貴様の宝具」

八幡「……」ニヤリ

八幡「ーーー英霊ヒキガヤの名において発言する」

八幡『クーフーリン。お前は知らなかったとはいえ、息子を殺した最低の父親だ』

ランサー「テメェ……どうやら本気で殺され……がはっ!?」

士郎「ランサーが急に血を吐いた!?」

凛「この人でなし!」

八幡「否定はしない。が、お前はどっちの味方なんだよ…」

ランサー「てめぇ、一体なにを…」

八幡「だから言ったろーが。俺がとばすのは弓じゃねえって、俺が飛ばすのは悪口だ」

八幡「この宝具は、トラウマを事あるごとに掘り返された俺が、逆に人のトラウマを掘り起こし、そのトラウマの大小に応じて相手にダメージを与える。俺が二つもつ内の一つの宝具」

八幡「黒史呼び起こす孤高」

凛「反英霊確定の、英霊の風上にも置けないゴミみたいな宝具ね」

八幡「まぁな、真名解ってないと何の役にもたたねぇ宝具だしな」

ランサー(ちっ、この傷で三騎士の二人を同時に相手すんのはマジぃな)

ランサー「……クソが」ダッ

凛「!逃げたわよ、チャンス!追いなさい、アーチャー!!」

八幡「いや、だからほら、敏捷」

凛「……」

八幡「……」

凛「…衛宮君、聖杯戦争について話しましょうか」

士郎「え?あっ、おう。頼む遠坂」


ルビは誰かに任せます。

士郎「なるほど…コレが令呪でそこの女の子が俺のサーヴァントってわけか」

凛「そ、だいたい理解できたみたいね。それじゃ行くわよ」

士郎「行くって、どこにさ?」

凛「…似非神父のいる所よ」

協会

琴峰「…理解したか?聖杯戦争の本質を」

士郎「あぁ、絶対に俺は悪い奴に聖杯を渡さないっ!」

琴峰「そうか、喜べ衛宮 士郎。君の願いはようやく叶う」

帰り道

凛「こっからは私達は敵同士よ」

士郎「なんでさ?俺、遠坂好きだけど」

凛「んなっ……///」


イリヤ「こんばんはお兄ちゃん、凛もこんばんは」

凛 士郎「「!?」」

イリヤ「はじめまして。私はイリヤスフィールフォンアインツベルン」

凛「アインツベルン!?」

士郎「始まりの御三家ってヤツか?」

凛「えぇ、そうよ。それにあの隣にいるの、恐らくはバーサーカーだと思うけど、なんて威圧感……」

八幡(あぁ、あのサーヴァントの威圧感。俺の卒業式に平塚先生が、卒業おめでと比企谷。って言ったから、冗談で、先生もご卒業はお早めに。って返した時の威圧感に似てんな)



イリヤ「やっちゃえ、バーサーカー!」

バーサーカー「■■■■■■ーーーーーーーーー!!」

セイバー「士郎、凛!下がって!」

士郎「セイバー!俺は…」

凛「あぁもう下がるつったら下がるのよ!あんな化け物の近くにいたら私達まで巻き込まれて、逆にセイバーが闘いにくくなんのよ。私達はあっちのマスターよ」

士郎「……くっ、セイバー任せた」

凛「任せたわセイバー」

八幡「任せたぜセイバー」

凛「あんたはあっちぃ!」ケリ!

八幡「あだっ」

凛「さっさとさっきの宝具でセイバーを援護してきなさい!」

八幡「ちょっと待て遠坂!あの宝具には発動条件以外にも弱点があんだよ!」

凛「なにそれ、どーせ真名が解んないと使えないとかそんなんでしょ。あのくらいの巨体なら英霊の中でも限られてくるわよ。そこらへんと思われる英霊の名前と逸話を言ってけばいつかは当たるじゃない」

八幡「だからそのいつかが駄目なんだっつーの。俺の宝具は発動した状態で、発動対象にむけて全く関係ないとされるトラウマを言うと、俺自身の全てのトラウマが呼び起こされるんだ。そうなったら…俺は……」

凛「どーなんのよ?」

八幡「ショックすぎてそのまま消えるまである」

凛「」

凛「…で、でもランサーの時は青タイツ云々で外してなかった?」

八幡「だから言ったろ。本人と全く関係ないとされるトラウマを言った場合に限りだって。アレの場合はトラウマではないが、一応本人には関係あんだからセーフ判定なんだよ」

凛「…………あぁもう解ったわよ!あんたもこっちに援護しにきてさっさとマスターの方を片付けるわよ!」

ガイン!ガイン!ガキィン

セイバー(くっ、このサーヴァント。凶化されてて尚この技量か!)

バーサーカー「■■■■■■ーーー!」

セイバー「くぅっ……!!」


イリヤ「…どうやらあっちは思ったよりも早く片が付きそうね。こっちもとっとと終わらそうかしら?」

凛(くっ、アインツベルンのホムンクルスは戦闘用じゃないんじゃなかったの!?)

士郎「遠坂、一人で攻めようとするな。俺もいる、二人でも左右から仕掛けるぞ」

八幡「そうだ、遠坂。自分の宝石使え。俺を盾にすんな」

ガイン!ガイン!ガキィン

セイバー(よし、打ち合ってるうちに少しは観えてきた。長引かせればこっちが不利)

セイバー「決めるっ!」ゴヒュウ!

セイバー「爆ぜよ、風王結界!」

ストライク エア
セイバー「風王ーーーー鉄槌!!」

セイバー(入った……!)

イリヤ「あーあー無駄なことしてるサーヴァントがいるな」

イリヤ「私のバーサーカーに、そんなもの効くわけないでしょ」

セイバー「馬鹿な…!風王鉄槌の直撃を受けて、まるで無傷だと……!?」

イリヤ「当たり前じゃない。私のバーサーカーには最高峰の攻撃しか効かないわ。そう、例えばその剣の本物の真名解放くらいじゃないとね」

セイバー「な、この英霊は一体…」

イリヤ「知りたいなら教えてあげるわよ。私のサーヴァントはギリシャ最強の大英雄、ヘラクレス」

凛「ヘラクレス、ですって…?
!!まさかそれが逸話通りなら!」

イリヤ「そう、私のヘラクレスは12の命を持っていて、一度殺された攻撃は二度と効かない」

イリヤ「戦力差が解ったかしら?」

凛「……」

セイバー「……」

士郎「……」

八幡「そうか、真名は、ヘラクレスか」

イリヤ「……ッ!?」ゾクッ

八幡「それさえ解れば充分だ」

イリヤ(なに、なんなの?あのサーヴァント!)

イリヤ「……」

イリヤ「…バーサーカー、引くわよ」

凛「!?…自分から闘いを挑んでおいて逃げるわけ?」

イリヤ「えぇ、ちょっとそこのサーヴァントに興味が湧いたもの。それに…」

イリヤ「このまま続けてたらどうなるか、解らない凛じゃないでしょ?」

凛「……」

イリヤ「それじゃあね、お兄ちゃん」

イリヤ「次会う時は」

イリヤ「殺すかもね♪」

八幡「フィー……去ってったか」

八幡「命拾いしたな………」

凛「…えぇ」

セイバー「……」

士郎「これが、聖杯戦争……」

今日のとこはここまでにしまーす。目がショボショボする…

衛宮邸

凛「それじゃあ衛宮君、私達はここで。
明日学校で結界について調べましょ」

士郎「あぁ、それはいいんだが、本当に送って行かなくていいのか?またサーヴァントが襲ってくるかもしれない」

凛「あー大丈夫大丈夫。丈夫い奴がこっちにいるから」

八幡「おい、俺を身代わりにする気はち満々だな」

八幡「八幡だけに」

士郎「それじゃまた明日」

セイバー「お気をつけて」

凛「えぇ、ほらアーチャー帰るわよ」

八幡「はい」

帰り道

八幡「しっかし、意外だな」テクテク

凛「ん?なにが?」テクテク

八幡「いや、お前は同盟とか組まずに独りで聖杯戦争を勝ち抜く!みたいな感じだと思ってたんだが」

凛「私としてもそれが一番いいんだけどね。あんな規格外を見せつけられちゃ、一人で勝つのは難しいじゃない?それに衛宮君なら裏切られる心配ないだろうし、セイバーもいるし、これ以上の同盟相手はいないわよ」

八幡「そうか」

凛「そういえばあんた自信満々にバーサーカー倒せるみたいな雰囲気出してたけど、もしかして独りで倒せるわけ?」

八幡「いや、無理だろうな。あいつのトラウマがあいつにとってどれほどのものか知らんし、それで12も削り切れる自信もねぇ」

凛「あれ、でも宝具は二つあるんじゃないの?」

八幡「あることにはあるが、攻撃用宝具じゃねぇし、その宝具は俺令呪のバックアップ無しじゃ使えねぇんだよ」


凛「な、なにその宝具」

八幡「まぁだから3回しか使えない限定宝具ってことだ」

凛「それだけの制限があるからには相当な宝具なのでしょうね」

八幡「………あぁ。誰にも破られる筈はない」

凛「…」パチハチ

八幡「?どうした」

凛「いや、あんたのことだからまた自虐でもするのかと思ったんだけど」

八幡「これは、俺が生前唯一と思える誇りだ。この宝具そのものが俺の、俺達の全てなんだよ」

凛「ふぅん、それだけ言うなら期待してるわよ」

八幡「まぁ、それでも過度な期待はすんなよ」

凛「はいはい」

八幡「明日からは何すんだ?」

凛「そうね、とりあえず私は学校の結界の起点探しかしら。貴方は単独行動して街の方でサーヴァントかマスターの陣地と思われる場所探してきてくれる?」

八幡「学校に俺も行かなくていいのか?」

凛「いいわよ、別に。どうせ衛宮くんなんてセイバー霊体化できないから連れてきてないぞ?とか言い出すんでしょうし、衛宮君と同じで、危なくなったら令呪で呼ぶわ」

八幡「わかった、けど油断はすんなよ。学校にもマスターがいるかもしれない」

凛「えぇ、解ってるわ。心配ありがと」

学校

士郎「よっ、遠坂」

凛「やっぱりセイバーは連れてきてないみたいね」

士郎「そりゃそうだら霊体化できないんだから。あんな金髪の娘、学校に連れてきたら大騒ぎになっちまう。危ない時は令呪を使えばいいんだろ?」

凛(思ってた通りの答えね…)

士郎「それで、今日の夜はどうするんだ?」

凛「今日は夜じゃなくて、昼間っから働いてもらうわよ」

士郎「?」

凛「……凄いわね、衛宮君。物体感知にしたらなかなかじゃない」

士郎「遠坂にそう言ってもらえると、嬉しいよ。それで?この起点を破壊しきったら結界は発動しなくなるのか?」

凛「いえ、それは難しいでしょうね。良くて少し遅らせるくらいかしら」

士郎「その前にこの結界の術者を見つけ出して始末しなくちゃいけないってことか」

凛「そういうこと。さ、今日はここらへんにして帰りましょ。アーチャーに市街探索を任せているからその成果も聞かないと」

士郎「……なんで自然に俺の家なんだ?」

凛「いいじゃない、衛宮くん家広いし。セイバー霊体化できないんだからウチまでくるの面倒でしょ?」

士郎「まぁ、そりゃそうだけどさ…」

凛「アーチャーにも終わったらここで待機するように言ってあったし。セイバーと仲良くやれてるかしら?」

セイバー「もう一回です!次は負けませんから!!」

八幡「いや、お前その台詞何回目だよ…」

セイバー「次は別です!」

凛「あら、なにしてるの?」

八幡「将棋。情報収集終わって暇だからずっとセイバーとやってんだが……」

八幡「これが弱くてなぁ…」ボソッ

セイバー「聞こえてますよアーチャー!ちょっと駒の操作に慣れてないだけですっ。それに凛、聞いてください!アーチャーは生前このゲームをやっていたそうですよ?不公平ではありませんか!」

凛「はいはい、不公平ねー。それじゃアーチャー、集めてきた情報を教えてくれる?」

八幡「あいよ」スッ

セイバー「あぁ、待ってください!最後にもう一度ーーーー」




八幡「んで、お前等の方はどうだったんだ?」

凛「結界の起点を潰したくらいね。あの結界にはそれくらいしかできないから。アーチャーは?」

八幡「あーこの街一番の霊脈地を探してたら、寺に行き着いてな、そこで侍と魔女にあった。多分、アサシンとキャスターだ」

凛「柳洞寺に二体のサーヴァント…。あっちも同盟関係かなにかかしら?ていうかあんたよく無事だったわね」

八幡「エンカウントした瞬間に逃走してきた。アサシンの方は全くおってくる気配無かったし、キャスターは魔力がたまりきってない云々言ってたな。多分あのガス漏れ事件はあいつの仕業じゃないのか?」

凛「なるほど…。どいつもこいつも人が管理してる土地で、よくも魂喰いを連発してくれるわね」

士郎「遠坂、それが本当なら今すぐキャスターを倒しに行こう。これ以上関係ない人が巻き込まれるのは耐えられない」

凛「落ち着きなさい、衛宮君。まだ完璧じゃないにしろ、キャスターがどれほどの魔力を溜め込んでいるか解ったものじゃないわ」

セイバー「ですが、凛。それ以上に魔力を溜め込まれたら、こちらが不利になるのでは?ここは士郎の言うとおり攻めるべきかと」

士郎「セイバー…!」

凛「んー……」

セイバー「それに私の対魔力があればキャスター等恐れるに足りません。アーチャーも対魔力は相当なものなのでは?」

八幡「だいたいお前と同じくらいだ」

セイバー「それなら尚のこと恐れることはない。アサシンは私が抑えますから、アーチャーはキャスターを。私もアサシンを仕留め切ったらそちらに向かいます」

八幡「……だってよ、どうすんだ?マスター」

凛「あぁ、もう解ったわよ!それじゃ今夜行くわよ!」

士郎「ありがとう、遠坂」




柳洞寺

アサシン「…ほう、昼間のサーヴァントと……」

セイバー「……」

アサシン「その気風、立ち振る舞い、セイバーと見受けるが?」

セイバー「その通り。この身はセイバーのサーヴァント」

アサシン「つまらん門番などやられ好敵手に巡り合う機会はないと思っていたが…どうやら運がいいようだ。来い、セイバー」

セイバー「士郎、凛、アーチャーは先に」


タッタッタッ…

セイバー「…追わないのか?」

アサシン「一人までは請け負うが、二人となれば知らん。後はあの女狐の仕事だ」

アサシン「それに…」

セイバー「?」

アサシン「どちらにしろ、貴様を相手にするのだ。そんな余裕はあるまい?」スッ

セイバー「…そうだな、来いアサシン」チャキ




八幡「おーすっげぇな。浮いてるよアレ」

キャスター「人の陣地にのこのこと入り込んできて、ただで済むとは思ってないわよね?」

凛「空中浮遊って、魔法一歩手前じゃない!なんなのあのキャスター」

八幡「遠坂、衛宮、闘いながらあいつの真名を探っていく。極力俺から離れるなよ」

ギャイン!ガィン!ギャイン!ズザァ…

セイバー(このアサシン、できる…。私との力の差を巧みな闘い方でゼロにしてくる)

アサシン「やはり楽しいものだなセイバー。死力を尽くせるというのは」

アサシン「そろそろその剣も本当の姿を現したらどうだ?」

セイバー「……」

アサシン「聞き入れぬか…」スッ

セイバー「…!わざわざ地の利を捨ててどういうつもりだ?」

アサシン「なに、無名とは言え剣に捧げたこの生涯。相手が本気で相対せぬというのならその信念」

アサシン「力づくでこじ開けようか」チャキ

アサシン「秘剣……」

セイバー(ッ!?マズい!!)

アサシン「燕返し!!」

キャスター「ほらほらほらほら!」ズドドドド

凛「アーチャーシールド!」

八幡「あいだだだだだだだだ」

凛「ちょっとアーチャー!話が違うじゃない!魔力がたまり切って無いから攻撃してこないんじゃなかったの!?」

八幡「知るか!昼間にも溜めてただろうし、夜に満タンになっ……いたい、いたいいたい」

凛「五月蝿いわよアーチャー!セイバーと同じくらいの対魔力なら一切効かないはずでしょ!?」

八幡「同じ【くらい】、つっただろ!あいつよりは低いから、その分のダメージが身体にいってんだよ、あ、いたいいたい。ていうかそう思うなら俺を盾にすんな!」

凛「離れんなつったのはあんたでしょ!責任持って護りきりなさい!」

凛「それで!?あいつの真名はわかりそうなの!?」ガガガガガ

八幡「全く解りそうにねぇ。流石に俺でもこのままくらい続けるとマジィな。セイバーも苦戦してるっぽいし、俺がお前等逃げるまで時間稼ぐから逃げとけ」

凛「くっ…。?衛宮君、行くわよ!」

士郎「遠坂は先に逃げろ!俺もここで一緒に食い止める!」

キャスター「ふっ」キュオン

凛「なにいって…。!!士郎!前!」

士郎「!しまっーー」

八幡「ぐっ」ドォ

士郎「アーチャー!」

八幡「早く、いけ…」

士郎「でも……ッ!」

凛「あぁもうホラ行くわよ!あんたがいると足手まといなのよ!」ガッ






アサシン「……かわされたか」

セイバー(くっ、今のは次元屈折現象。後少し避けるのが遅かったら死んでいた)

凛「セイバー!」ダッ

アサシン「おや」

セイバー「凛、士郎!?」

凛「アンタもダメージ負ってるし逃げるわよ!」

セイバー「アーチャーは!」

凛「もう少しであいつも降りてくるわよ!」

セイバー「くっ、わかりました」

セイバー「聞いた通りです、アサシン。私たちは撤退します。トドメを刺さないのですか?」

アサシン「いや、なに。私はここから動けないものでね。それに、奥の手を隠している者にトドメをさしてもしょうがあるまい。次はその奥の手、見てみたいものだ」

セイバー「アサシン、私は必ず再び貴方に闘いを挑みます。その時に決着をつけましょう」

アサシン「あぁ、ではな」

キャスター「……どうしてあの子達を逃がしたのかしら?」

アサシン「どうしてもなにもあるまい。私はここから動けないのだから」

キャスター「貴方、余り調子に乗ってると殺すわよ…」

アサシン「それは気をつけなくてはな」



衛宮邸

八幡「おーいってー…」

凛「治癒魔術かけたげるからこっちきて」

八幡「あぁ、すまん」

凛「しっかしあんたランサーの時でも身にしみてたけど、カッタいわねー。不死身かなんかなのかしら」フォォン

八幡「んなわけあるか。流石に俺でもあのランサーの宝具は後2回くらい喰らったら死ぬわ。今日のだって後ちょっと長引いたらヤバかった」

凛「そ、そう」(アレって必殺宝具よね…)

士郎「…アーチャー、すまなかった。俺のせいで傷が増えてしまって」

八幡「あー気にすんな」

凛「いえ、気にするわよ。士郎、なぜ貴方は最初逃げ出さなかったの?」

士郎「俺は嫌なんだ。俺の目の前で誰かが死んでしまうのが」

凛「ちょっ、士郎。このクズは曲がりなりにも英霊よ?貴方が助けるまでもない存在だわ」

八幡「おい、けなすのか褒めんのかどっちかにしろ」

士郎「英霊かどうかなんて、俺には関係ない。ただ目の前で死にそうな人がいたら助ける。それだけなんだ。それが自分の力が到底及ばないものでも」

凛「……」

セイバー「……」

八幡「……」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月29日 (金) 01:29:25   ID: _DRfbH1i

期待なのら

2 :  SS好きの774さん   2015年06月05日 (金) 01:17:01   ID: VTzGE0Yx

ツン女との相性抜群だな

3 :  SS好きの774さん   2015年06月17日 (水) 02:11:30   ID: MJB4fa3J

八幡って誰だ?

4 :  SS好きの774さん   2015年08月30日 (日) 00:15:54   ID: os1j7nuM

続けて!

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