シンジ「ねえ何読んでるの?」アスカ「ゼクシイ」(67)

シンジ「なにそれ?」

アスカ「バカシンジには関係ないわよ!女性向けの雑誌だもの」パラ


シンジ「それ分厚いね・・・」


アスカ「ふんふーん♪」

シンジ「ほらアスカー。晩御飯できたよー?」

アスカ「ん~ここはイマイチね~。おっこことか結構お得かも。まああまり関係無いわね」

シンジ「いつまで読んでるんだよ」ヌッ

アスカ「きゃあ!!変態!!」ドカ

シンジ「いたあ!!なにするんだよ!!」

アスカ「用があるんなら呼びなさいよ!!」

シンジ「呼んだよ!!」

アスカ「ふん!」

シンジ「なんなんだよ…少し覗いただけなのに…」

NERVにて

シンジ「ふぅ…シンクロテストも終わったし晩御飯何にしようかなー」


シンジ「あっ綾波!…?」

レイ「…」 ジーッ

シンジ「綾波?」

レイ「!!!?」ビクゥ

シンジ「なっなに読んでたの?」

レイ「…ゼクシィ」

シンジ「ああ、アスカも読んでたよそれ。流行ってるんだね。」

レイ「ええ…」

シンジ「じゃあね!」

シンジ「綾波とアスカが夢中になって読むなんてよっぽど面白いのかなー」

シンジ「あっマリさん…?」


マリ「しぃあわっせはー歩いて来ない♪だぁから歩いていくんだねぇ♪どこがいっかなー!」

シンジ「マリさん」

マリ「おーっすワンコくーん!」

シンジ「それ」

マリ「これー?ゼクシィって言うんだにゃー」

シンジ「アスカも綾波も読んでたよ。面白いの?」

マリ「ふっふっふ、色々とねー」

シンジ「少し見せてよ!」

マリ「ダメーっ!男の子にはダメーっ!」

シンジ「ええー」

マリ(ワンコくんとの結婚計画なんて見せられるわけないじゃーん!)

シンジ「女の人向けってのは分かるけど内容が気になるなぁ」

葛城邸にて

葛城宅にて

ミサト「ぷっはー!仕事のあとの一杯きっくぅー!!」

シンジ「ミサトさん!飲み過ぎですよ!7本目じゃないですか!!洗濯するんで食器は台所に入れて置いてくださいね!!」ドタドタ


ミサト「わかったわよーん」グビグビ

アスカ「…」


ミサト「ん?どーかしたのアスカ?神妙な顔しちゃって」グビグビ

アスカ「既成事実ってどういう意味?」

ミサト「ブッー!!!!」

ミサト「ゴホッゴホッ!あなたそれどういう意味かわかってるの!!?」

アスカ「しーっ!わからないから聞いてんじゃないの!どういう意味!?」


ミサト「それはそのー…耳かして」

ゴニョゴニョ

アスカ「…へー」 ニヤリ



ミサト(なんなの…)

NERVにて

レイ「ふぅ」

リツコ「こんな遅くまで実験に付き合ってもらって悪いわね」

レイ「いえ」

リツコ「上がっていいわ。お疲れ様。」

レイ「はい…」

リツコ「コーヒーコーヒーと…」

レイ「赤木博士」

リツコ「どうしたの?」 ゴク



レイ「既成事実とはなんですか」

リツコ「 ブッー!!!!」

リツコ「エフッオフッ!!あなたどこでそんなことを!…」

レイ「教えてください」

リツコ「そんな真剣に聞かれても…」

レイ「都合の悪いことですか」ズイ

リツコ「そういう訳じゃないけど…」

リツコ「…耳を貸しなさい」


ゴニョゴニョ

レイ「…!」カァァァ

リツコ(どうしたのよ…)

真希波宅にて

マリ「き…せいじ…じつ…と」 カタカタ カタカタ

マリ「よっしゃあああああ!!行けえええ!!yahoo!!」 ッターン!!!!


マリ「えっとなになに?」

マリ「既に成立した事実。事実関係を模索するまでも無く、多くに認知された事実。
当事者が認めたくなくとも認めざるを得ない事実。 」

マリ「まだまだあるにゃ」



マリ「赤ちゃん・・・」

マリ「子作りってことかにゃ?///」

マリ「…」モンモン


マリ「にゃああああああ!!!!」バタバタバタ

マリ「ワンコくんの欲しがりいいいいいいー!!!!」 ドタバタ

ガン!!!!!

マリ「痛って・・・」

シンジ「なんだか最近」


シンジ「みんなからのボディタッチがすごいんですけど…」


ミサト「何かしら・・・」

リツコ「何かしらね・・・」

ミサト「心当たりある?」 (既成事実がどうとかゼクシィとか色々あるのよね・・・アスカ)

リツコ( そういえばレイが既成事実の意味聞いてきたりとかゼクシィ見てたりとか色々あるわ・・・)

ミサト&リツコ( マリも同様・・・)

ミサト&リツコ「まさかね・・・」

ミサト「うーん…ちょっちアスカたちの監視してみる?」

リツコ「まぁそこまで神経質にならなくてもいいと思うわ」

ミサト「一応よ」

葛城宅

葛城宅

シンジ「~♪」 カチャカチャ



ミサト(・・・いつも通り家事をするシンちゃん) カシュッ グビ

シンジ「ミサトさんビールは程々にしてくださいね?」カチャカチャ

ミサト「知ってるわよーん♪」グビグビ


アスカ「なーにしてんのよぉ♪」 ギュッ

シンジ「!!?アスカ!?」



ミサト「 ブッー!!!!」

訂正

ミサト「うーん…ちょっちアスカたちの監視してみる?」

リツコ「まぁそこまで神経質にならなくてもいいと思うわ」

ミサト「一応よ」

葛城宅

シンジ「~♪」 カチャカチャ



ミサト(・・・いつも通り家事をするシンちゃん) カシュッ グビ

シンジ「ミサトさんビールは程々にしてくださいね?」カチャカチャ

ミサト「知ってるわよーん♪」グビグビ


アスカ「なーにしてんのよぉ♪」 ギュッ

シンジ「!!?アスカ!?」



ミサト「 ブッー!!!!」

ミサト( せっ、積極的すぎない!!?) ゴホッゴホッ!!

シンジ「どっどっ、どうしたの!?」

アスカ「なによー嫌なの?」 キッ

シンジ「いやっ、そう言うわけじゃないけど・・・」

アスカ「じゃあいいじゃない」 ギュー

シンジ「アスカ最近ご機嫌だよね…」


ミサト「あ、あんた達そんな仲良かったっけ?」

アスカ「!!誰が夫婦みたいですって!!?///」

シンジ「えっ」

ミサト(さりげないアピール!!)

ミサト( お、面白そうじゃない…)

シンジ「アスカ?今なんて」

アスカ「なんでもないわよバカ!!!!」バキッ

シンジ「痛っ!!」



ミサト(ずっと見ていたい…)

ミサト(思春期同士の不純行為をオカズにお酒がすすむわねー!!夜も監視監視!!)




ミサト「ぐがーごー…zzz…もー飲めなーい…」

シンジ「もう…また飲みすぎてる…僕たちも寝ようか」

アスカ「そうね」

シンジの部屋

シンジ「スースー…zzz…」

アスカ「…一つ屋根の下で暮らしてる時点でほとんど夫婦と同じじゃない」

アスカ「でもあんたは全く私に手を出さない…根性なし…まあでも」

アスカ「あんたと私との間に子供が出来ちゃえば…」

アスカ「既成事実…本当の夫婦よねー」スッ

シンジ「うーん…zzz」クルッ

アスカ「!…チャーンス///」



ミサト「うー…頭痛い…」ヨロヨロ

…!!!!! …! …!

ミサト「シンちゃんの部屋?…騒がしいわね…」ヨロヨロ

ガチャ

アスカ「まあいいじゃなぁい」ベタベタ

シンジ「どうしたんだよアスカ…」




ミサト「!!??」

シンジ「アスカあんまり近いと危ないよ」

アスカ「私も手伝ってあげるわ!」ベタベタ

シンジ「いいよ絶対危ないから」

アスカ「何よ!」


ワーワー


ミサト「 ヤッたわね? 」

アスカ「早く行きましょっ!早く!」

シンジ「ミサトさんここにお弁当置いておきますね!いってきまーす!」ドタドタ



ミサト「いってっらしゃーい…」


アスカ(ふふふ…昨日あれだけすれば…)

学校にて


トウジ「おっ今日も夫婦仲良く登校かいな!」

ケンスケ「いいなー碇!うらやましいぞ!」

ヒカリ「ちょっと二人とも」

シンジ「ちょ、ちょっと」




アスカ「やーねー何いってんのよ!」


全員「!!!!?」

ケンスケ「嘘…」 トウジ「やろ…」

シンジ「??、????」

トウジ「センセぇ!!!!」ガシッ

ケンスケ「とうとう!!!!」ガシッ

シンジ「し、知らないよ!!僕は何も知らない!!」

トウジ「ほんなら式波のあの態度はなんやぁ!!??」

ケンスケ「うらやましいぞ!!!!」

シンジ(僕…殺されるのかな…何かしたのかな?…)


ヒカリ「アスカ碇君と何かあったの?」

アスカ「べっつにー♪」

昼休み

シンジ「あ、アスカ?」

アスカ「なぁにシンジ?」

シンジ(バカがついてない!!?)「お、お弁当」

アスカ「ああ、いつもありがとね!」ニコ

シンジ「うっ///」ドキッ

アスカ「なにぼさっとしてんのよ!ほら!お昼一緒に食べましょ!」グッ

シンジ「あっ、あっ」


トウジ「…ありゃほんまもんやで」

ヒカリ「碇夫婦…」

ケンスケ「くそっ!くそっ!」

シンジ「ちょ、ちょっと待って!」

アスカ「なによぉ、私とじゃ嫌だってのー?」

シンジ「違うよ…これを」タッタッタ


シンジ「はいお弁当」

レイ「碇君」


アスカ「なっ!」



トウジ「平然と浮気しよった…」

ケンスケ「碇ぃ!!!」ワナワナ

レイ「いつもありがとう」

シンジ「いつもサプリメントだけじゃ身体に悪いからね」

レイ「あの…」

シンジ「?」

レイ「もしよければ今日」

バキッ

シンジ「ぐはっ!!」

アスカ「…」 ギロッ

レイ「…」 ジッ

アスカ「いくわよ」グイグイ

シンジ「」ズサー

放課後 下駄箱


アスカ「ようやく掃除係終わったわ。待っててくれてもいいじゃないバカシンジ…」トテトテ





レイ「今日、よければご飯の作り方教えて欲しい…」

シンジ「いいよ!」

アスカ「ちょっとあんた達!!」

アスカ「何を話してたのよ!!!」

シンジ「あっアスカ。綾波がご飯の作り方を教えてほしいっていうからいいよって」

レイ「…」

アスカ「べっ別にわざわざシンジに頼まなくたっていいじゃない!!本でいいじゃないの本で!!!」

レイ「本だと細かい所までわからないから」

アスカ「今日あんたの家に行ったら私たちのご飯はどうなるのよ!!?」

レイ「碇くんはあなたの家政婦じゃない。それに食事は日本では妻が作る伝統がある。私はつくって上げたい。だから邪魔しないで。」

シンジ(あれ?いま妻って言った?)

シンジ「ご、ごめんねアスカ・・・なるべくすぐ帰ってくるから」

アスカ「ちっ…」

アスカ「わかったわよ…」( ふん!いいわよ! シンジと私との間には『既成事実』があるんだから…いくらエコヒイキが誑かしたって)

アスカ(どさくさにまぎれて妻ですって!?ふん!…シンジは私のものだから…)

シンジ「じゃ、行こうか?まず材料を買わなきゃね」

レイ「ええ」

アスカ「…!!」

アスカ「ちょ、ちょっとバカシンジ!」グッ

シンジ「!?な、なんだよ」

アスカ「こっち!!」グイグイ

シンジ「あ、アスカ!?」

アスカ「少しだけよ!!」グイグイ




レイ「…」ポツン

シンジ「なんだよこんな物陰に連れ出して…」

アスカ「…誰も居ないわね」 キョロキョロ

グッ チュウウウウ

シンジ「んぐ!!???!!??」

アスカ「ぷはぁ…///」

シンジ「あ、あ、あ、あ///」

アスカ「ほら行きなさいよあの人形女のとこに」

シンジ「あ、アスカ?その…」

アスカ「あいつと変なことするんじゃないわよ」

シンジ「う、うん!!」タッタッタッタ



アスカ(これだけすれば…昨日もアレだけしたんだものね…)

シンジ「ごめん綾波お待たせ…」

レイ「ええ…」

シンジ「い、行こうか」

レイ「…」



レイ(他の人になんか渡さない)

スーパー

シンジ「ご飯なに作ろうか?」

レイ「碇君の好きなものでいい」

シンジ「ええ僕の好きなものって言われると困るな…」

レイ「ご飯の作り方教えて欲しいって言ったのも…碇君に作ってあげたいから…」

シンジ「えっ?」ドキッ

シンジ「とととととりあえず!なんか買おう!!」ドギマギ

シンジ「じゃ和食にしようか!」

レイ「ええ」

シンジ「えっとあれ買って、これ買って…」

レイ「…」

シンジ「これで十分かな」

シンジ「えっと…綾波?」

レイ「なに」

シンジ「その…近くない?」

レイ「そう」

シンジ「うんそんなに近いと…」

レイ「だめ?」

シンジ「う、ううん!なんていうかその」ドキドキ

レイ「なら」ウデグミ

シンジ「なっ///」

レイ「碇君」

シンジ「えっはっはい!」

レイ「はやく行きましょう」グイ

シンジ「う、うん!!」

レイ(夫婦)

レイ(婚姻をした男性と女性)

レイ(お互いに愛し合うもの同士がするもの)

レイ(碇君は私を愛してる?わからない)

レイ(私は碇君と一緒にいるとポカポカする。これは碇君を愛してるという感情)

レイ(これは一方的な愛情。それで碇君と結婚できる?)


レイ(赤木博士の話を聞くと既成事実さえあれば)

レイ(できる)

シンジ「結構買ったね」 ガサッ

レイ「…」ウデグミ

シンジ「///な、なんか積極的だね」

レイ宅

シンジ「お邪魔しまーす!」

レイ(既成事実既成事実既成事実既成事実既成事実)

シンジ「さて、用意はいい?」

レイ(既成事実結婚既成事実結婚既成事実結婚既成事実結婚)「ええ」

シンジ「んじゃまずはエプロン掛けようか」

レイ(エプロン)「既成事実」

シンジ「えっ?」

レイ「エプロンね」

シンジ「まずは煮物から作るよ」

レイ「わかったわ」

シンジ「最初に具材を切ろう。包丁には気をつけてね。指を切っちゃうと危ないから」

レイ「気をつけるわ」

シンジ「手は猫みたいに丸めて…そうそう…そしてこうして」スッ

レイ(後ろから手を握って…///)

シンジ「大丈夫?じゃ一緒に切っていこう」

レイ「ええ」

ザクッ ザクッ

シンジ「…」

シンジ(さっきのアスカのキス…なんでしたんだろう…僕のことが好きなのかな?///)

シンジ(いやいやいや!アスカはああやって僕をからかってるだけだよ!)

シンジ(でもからかうだけでそこまでするかな?それに…)

レイ「…」ザクッ ザクッ

シンジ(綾波も腕を組んできたり、それにマリさんも…やたらさわってくるんだよな…)

サクッ

シンジ「いたっ!!」

レイ「! 大丈夫?」

シンジ「あはは…注意したのに僕が指切っちゃった。絆創膏ある?」

レイ「見せて。血が」

シンジ「たいした事無いよ」

レイ「ん」ペロォ

シンジ「え?///」

レイ(碇君の味がする)「絆創膏もってくるわ」

シンジ「う、うん///」(綾波が僕の指を…みんなどうしちゃったんだろ…)

シンジ「よしっ…なんとかできたね!食べようか!」

レイ「ええ。今お茶を持ってくるわ」

シンジ「いいよ座ってて!僕が持って」

レイ「いいから。碇君は座って待ってて」

シンジ「そ、そう?じゃお願いします…」(な、なんかすごい迫力だ…)

リツコ『眠れないですって?』

レイ『はい』

リツコ『どこか体調でも悪いの』

レイ『特にありません』

リツコ『ふーん…睡眠薬処方しておくけど体調管理はしっかりしなさい。あなたはエヴァのパイロットなんだから』


コト コポコポコポコポ

レイ「碇君…ごめんなさい」スッ

サラサラサラ

レイ「はい」 コト

シンジ「ありがとう。じゃ、いただきます」

レイ「いただきます」

カチャカチャ パク 

シンジ「うん!おいしいよ綾波!」

レイ「!…///よかった」

レイ「うん…おいしい…」

カチャカチャ

フキフキ

シンジ「…」ボーッ

レイ「大丈夫?」

シンジ「うん?ああ…なんだかご飯食べたら眠くなっちゃった…」

シンジ「片付けさせちゃって…ご…めん…」コテン

シンジ「zzzz…」スー スー


レイ「この睡眠薬…すごい効き目…」

レイ「碇君…あなたは」スッ

レイ「私のもの」

一方 マリ宅

ン アアン!! ンン イヤァ

マリ「…」

マリ「キスだけじゃないってのはわかってたけど…」

マリ「すげー///」

マリ「これをわんこくんとするんだよねぇ・・・」

マリ「既成事実を得るのは難しいねぇ///」

マリ「わんこくううううううん!!」バタバタ

マリ「いにゃああああああ///」バッタバッタ

ガン!!!!

マリ「っぐ・・・!!いったい・・・!!」

レイ宅

シンジ「あえっ?…」

レイ「起きたのね」 ギュッ

シンジ「あ、綾波?」

レイ「いきなり寝てしまったから心配だった」 ギュッ

シンジ「そ、そうなんだ!・・・」

レイ「大丈夫?」

シンジ「う、うん…」(む、胸が…)

レイ(これだけキスをすれば…)

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