桃「プカプカ」婆「あら」(5)

婆「大きくてかわいい桃が流れてきたわ」

桃「プカプカ」

婆「爺、この子を桃太郎と命名しましょう」

爺「桃に名前を付けるやつがあるか、しかも生ものだから食われるか腐るかしてすぐになくなるぞ」

婆「そうね、冷蔵庫に入れて金庫の中にしまっておきましょう」

爺「しかし旨そうな桃だな」

婆「そうね、一口だけ切り出して食べましょう」

爺・婆「フゥ~食った食った!勢い余って皮を剥くのを忘れてたわい!ハッハッハッ」

爺「しかし、デブになってしまったな」

婆「食べ過ぎてビチャビチャうんちが止まらないわ」

爺「体が重くて立ち上がれない」

婆「ゲボゲボッ・・・爺、私いまゲロを吐きました」

爺「むっ・・・ゴブッ!バベベッ!儂もじゃ!」

婆「桃のたたりじゃ・・・」

爺「そうだな・・・」

こうして2人が死んだことにより、村は住民がいなくなり、廃村に追い込まれましたとさ。めでたしめでたし。

犬・猿・雉・鬼はどこに行ったんだとか聞くな。
桃が出てくれば桃太郎だろうが。

その強引な定義付け嫌いじゃないぜ…

そ、そうだな…すまん…

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