【パワポケ風】提督「野球大会にでることになった……」【行動安価】 (139)

提督「暇だなー」ダラー

北方「ヒマー」グデー

長門「だったら少しは運動しろ。最近だらけすぎているぞ」

提督「いいじゃないか。平和だからこうやってだらけられる」

長門「確かにそうだが……いや、こういう時こそ上官が規範を示して有事に備えるのだ!」

提督「大げさだなぁ。大丈夫だよ、深海棲艦との戦争は終わったんだから」

長門「いいや。なにも深海棲艦に限った話ではない。はぐれ部隊や反政府ゲリラに――」クドクドクドクド

長門「終戦後もいくつかの鎮守府の維持が決定されたのは、これらの脅威に対抗するためだろう?」

提督「終戦たってまだ一年そこらだよ。まだどこの鎮守府も解体されちゃいないんだから、うちぐらいはだらけても平気だよ」

長門「減らず口をたたくなっ!とにかくそうやってだらけるのを今すぐ――」

ジリリリリリリンッ ジリリリリリンッ

提督「おおっと電話だ」チンッ

提督「はいこちら大安鎮守府――」

長門「これ幸いと逃げたな……」ジトー

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431370905

北方「ナア『キハン』ッテナンダ?」グイグイッ

長門「規範とはお手本のことだ。今の提督は怠け者でとてもお手本とは言えんな」

北方「ニートノオテホンニハナルカ?」

長門「ニートの……?ふふふっ、確かにニート寸前だな」

北方「ニートカ!ニートッ!ニートッ!」ピョンピョン

提督「おい、むこうに聞こえるからやめてくれ。……いえっ!こちらのことです」

長門「いや、すまない。電話の邪魔だからむこうにいこうか」

北方「ワカッタ!」ダダダダダダ

長門「こら走るなっ」ガチャッ

提督「すいません、騒がしくって。いえ、恐れ入ります」


提督「ええ、無邪気なもので。当方が深海の出向組と仲良くやれてるのは、彼女のおかげみたいなものです」


提督「え?当方に出向している深海棲艦の数?ええっと非人間型が20と、人間型が北方棲姫含めて5人ですが」


提督「ちょうどいい?おあつらえ向き?あのいったいどういう意味で……?」


提督「は、はあ!?な、なんでうちが……い、いえっ、喜んでやらせていただきます!」


提督「で、なんで当方が……え?深海棲艦の数が多いから?」


提督「いや、うちより横須賀のほうがよっぽど……いえっ、なんでもございません」


提督「はい、了解しました。失礼いたします」チンッ


提督「……なんでこんな目にあうんだ」ズゥーーン




――――――

コッコッ

長門「提督。長門だ」

提督「ああ。はいってくれ」

長門「夜間哨戒部隊の報告書を持ってきた。確認してくれ」ピラッ

提督「ありがとう。今回も異常なしね、いやぁ今日もお尻と椅子がくっつきそうな一日だったよ」

長門「そういうなら少しは動け。最近北方が提督のマネをしているようでタ級が困っていた」

提督「え、もしかして俺が怠けてる真似?」

長門「そうだ。今から将来が心配だといってたよ」

提督「あー……あとで謝っておくよ」

長門「すでに私が謝っておいた」

提督「ごめん。でも大丈夫だよ。明日から運動するから」

長門「ほぅ。本当だろうな。最近のだらけ具合から、いまいち信用ならん」

提督「……信用、ね。厄介事押し付けられたのは、上には一応信用されてるからかな」

長門「ん?どういうことだ」

提督「ああ、実は昼間の電話なんだけど、ちょっと大変なことになった」

長門「なんだと。まさか本当に深海のはぐれ部隊や反政府ゲリラが発見されたのか」

提督「いや、そんな血生臭い話じゃないよ。争い事には変わらないけどもっと平和的な話」

長門「では大変なこととはいったい……」

提督「それがね、我々、大安鎮守府は野球大会に出場することになったんだ」

長門「……聞き間違いをしたかもしれん、もう一度言ってくれないか」

提督「野球大会さ。なんとお国が主催のドデカい大会だってさ」

長門「我々が出場するのか……?」

提督「うん」

長門「我々艦娘が?」

提督「あ、艦娘だけじゃなくて、うちにいる深海棲艦にも出てほしいんだってさ」

提督「とりあえずみんなには明日知らせるよ。じゃあ今日はお疲れ」

長門「あ、ああ。おやすみ」

長門(翌日、鎮守府全体に野球大会参加が伝えられた)

長門(参加は自由。艦娘・深海棲艦の区別なく参加できることも伝えられた)

長門(しかし自由立候補性にしたのがまずかった。野球をしようというやつは一人も現れなかった)

長門(ある意味当然だ。鎮守府は女所帯。野球をしたいというやつは少ない)

長門「どうするんだ提督。メンバーが集まらなくては野球はできんぞ」

提督「うーん。どうしよっか」グデー

長門「どうしよっかじゃなくて考えろ。怠けるのをやめてな」

提督「えー?じゃあ集まらないなら一人ひとり声をかけて集めよっか」

長門「それだ。行くぞ提督」ガシッ

提督「あ、引っ張らないで。自分で歩くから。―――あ~~~れ~~~……」ズルズル

提督「さてどこに行こうか」

本棟

艦娘寮

憲兵詰所

工廠

船渠

訓練場

遠征船


下1

長門「訓練場についたぞ」パッ

提督「やっと離してくれた……。あーあ、襟が伸びちゃったよ。これもう着れないぞ」

長門「替えがあるだろう?さあ勧誘を始めよう。提督の口八丁の見せ所だぞ」

提督「口八丁って……」

長門「どんな奴に声をかける?簡単に思いつくのはスラッガー狙いで戦艦か、瞬足狙いで駆逐艦かってところだが」

提督「ん~。いまは選り好みできないからなー。あおったらすぐに反応してくれる子にしようか」

長門「心当たりは?」

提督「あるよ。ここにはトラックがあるから、たぶん元気に走り回ってると思うよ」

長門「……島風か」



移動中……


島風「ほっほっほっ」ダッダッダッ

神通「最後一周ですよ。気を抜かないで」

島風「はーいっ」ダッダッダッ


長門「本当に元気に走ってたな」

提督「神通と一緒にトレーニング中か」

長門「どうする?出直すか」

提督「選り好みできないからなあ。おーい、神通ー」スタスタ

長門「……ためらいがないな」

神通「提督、なにかご用ですか?」

提督「ああ。君じゃなくて島風のほうにね。今いいかな」

神通「いいですよ。トラック走の後は休憩にする予定でしたから」

提督「そっか。……さあなんて言ったもんか」

神通「差し障りなければどんな用事か教えていただいてよろしいですか」

提督「ああ。勧誘だよ」

神通「勧誘?」

提督「野球のだよ。誰一人やりたがらないから自分で勧誘してるんだ」

神通「野球ですか。今の島風さんにはちょうどいいかもしれませんね」

提督「そうだね。足が速いから優秀な一番になるよ。それに自分に自信があるから勝負時には強いだろうからね」

提督(そこまで考えてなかったけど)

神通「いえ。そういう意味ではなくて」

提督「え?じゃあどういう意味で……」


ダッダッダッ

島風「終わりー」ザザァーッ

島風「神通さん次は~?」

神通「休憩ですよ。それと提督がお話があるそうです」

提督「や、やあ島風」

島風「あっ、ひっさしぶりー」

提督「……久しぶりってほどあってないっけ」

島風「うん。提督ずっと執務室にこもってたもん。お仕事忙しかったんだよね」

提督(暇だ暇だってだらけてたとは言えないな……)

島風「それでなんの用?」

提督「島風はうちが野球大会に出るって知ってるよね」

島風「うん。ちゃんと放送聞いたよ」

提督「それで選手が必要なんだけど集まらなくて……それで島風に協力してほしいんだ」

島風「それって私に選手になってほしいってこと?」

提督「話しが早くて助かるよ。どうだい、野球の練習をすればもっと速くなれるかもしれないよ」

島風「……本当?ウソじゃない?」

提督「本当だよ」

提督(速くなるっていえばいいと思ったけど思ったより食いつきが悪いな)

島風「うーん、どうしようかなー……」

提督「まあ無理にとは言わないし……」

神通「島風さん。野球で大事なものを知ってますか?」

提督(えっ、助け舟出してくれるの?)

島風「え?えーと……あきらめないこと!」

神通「それが役にたつのは最後の最後です」

島風「じゃあボール!」

神通「それは必要なもの。野球で常に問われるのは瞬発力です」

神通「よりボールを遠くに投げる・飛ばすこと。より早く塁間を走ること。より遠くのボールをとること」

神通「そのすべてに瞬発力が大きな役割を果たします」

島風「そ、そうなの……?」ドンヨリ

提督(簡単な野球講座始まったと思ったら島風のテンションが落ちてるんだけど)

島風「じゃあ私が野球しちゃダメなの?」

神通「いえ。私は参加すべきだと考えています。瞬発力が大事、ということはそれを鍛えるトレーニングをよくするということです」

島風「え!?そうなの、提督っ!」

提督「う、うん。そうだね。ていうか瞬発力に嫌に食いつくね」

島風「私野球やるよっ!もっと速くなりたいもん!」

提督「え、あ、ありがたいけど。さっきから瞬発力って……」

神通「気になりますよね?」

提督「え?気になるよ」

長門「私も気になるな」

提督「えっ、いつからいたの」

長門「はじめからだ」

神通「ではお教えしましょう。気にならないとおっしゃっても教えましたが」

神通「みなさん横一列に並んでください。塁間はおよそ30メートルなので……ゴールはあのあたりで」

神通「それでは位置について……」

提督「走るの!?」

神通「走ります。位置について、3……2……1……」ピーッ

提督「なんで走るのぉー!?」

ダダダダダダダダダダッ


(そして……)


神通「お待たせしました」

提督「ずいぶん長かったけどなにしてたんだい」

神通「提督と島風さんがコンマの差でしたので写真判定使いました」

提督「どうやって撮ったんだ……」

神通「では今の30メートル走の結果を発表します」

3人「はーい」

神通「まず一位、長門さん。おめでとうございます」

長門「うむ。提督には負けん」

神通「第二位、提督。だらけ虫の運動不足にしては大健闘ですね。昔の自分に感謝してください」

提督「ほっとけ」

神通「最後に三位、島風さん。残念でした」

島風「提督に負けるなんて~……」

提督「つまり島風は瞬発力がないのか」

神通「ええ。陸ではひどいスロースターターでして。トップスピードは海同様、目を見張るものがあるのですが」

提督「じゃあ島風は瞬発力の強化が課題か」

島風「一緒に頑張ろうね、提督!」


※島風がメンバーに加わった!


島風(登録名:島風) 外野/一塁

弾道:→

パワー:F 走力:B

守力:C 肩力:E

特殊能力

走力× 盗塁× ムードメーカー 積極守備 積極盗塁

提督「まずは一人目か。一日目で幸先がいいな」

長門「うむ。あと7人すぐに集められればいいのだが」←自分を勘定に入れてない

提督「うん。あと7人頑張ろう。じゃあまた明日!」←自分を勘定に入れてない


(翌日……)

長門「よぉーし今日も勧誘だ!」ガシッ

島風「さあ勧誘勧誘!」ガシッ

提督「あっ、ちょっと、自分で歩くから引っ張らないで―――あ~れ~……」ズルズル

北方「アレヤッテ!」

タ級「服ガ伸びるからだめ」

提督「どこに行こう」

鎮守府本棟

艦娘寮

憲兵詰所

工廠

船渠

訓練場

遠征船


下1


長門「よし今日はここだ」

提督「えーと、ここは……憲兵さんの詰所か。鎮守府は海軍の施設だけど、この中は陸軍ということになってるんだよな」

島風「なんでここに来たの?」

長門「うむ。この先、陸軍の艦娘……要するにあきつ丸やまるゆを勧誘するかもしれんだろう」

提督「なるほど。彼女たちは海軍の艦娘同様、鎮守府内で暮らしてるけど、正確にはこっちに派遣されてる憲兵隊の所属だからな」

提督「勧誘する前に所属する部隊の長に許可をもらおうってことか」

長門「うむ。我が鎮守府の憲兵隊長は融通がきかん性格だからな。先に話を通しておくに越したことはない」

島風「あー、あの人おっかないもんねー。事後承諾とか絶対怒りそう」

提督「じゃあそうと決まったらいこうか。失礼しまーす」


(そして……)


憲兵隊長大神
http://i.imgur.com/HLcx9Qo.png

大神「うちの艦娘を勧誘?いいぞ。ただし無理強いはするな」

提督「お、ずいぶんあっさり許可くれたな」

大神「大会参加は上から命じられたんだろう。これで邪魔したら僕はただの嫌な奴じゃないか」

提督「まあ確かに」

大神「あいつらは今ここにはいないが……うちのあきつ丸はいつも『鎮守府本棟』の資料室に籠っているはずだ。まるゆは……多分『遠征船』のところにいるだろうな」

提督「そっか。ありがとう」

大神「ついでに僕の副官が『鎮守府外』をうろついてるかもしれない。あいつもチームに参加させてもいいぞ」

提督「副官って……いいのかい?」

大神「アレには苦労かけ通しだからな。息抜きぐらいさせてやるさ」

提督「ふーん……。君も息抜きに参加してみるかい?」

大神「む。……いや、やめておこう。艦娘と深海棲艦を上が望んでいるのにチームに人間を増やし過ぎてもな」

提督「そっか。じゃあ艦娘と深海棲艦を充分に集めたら参加してくれるかい?」

大神「……考えておく」

提督「わかった。じゃあまた」



(そして日が暮れて……)

長門「今日は誰もチームに誘えなかったな」

提督「こんな日もあるさ。また明日頑張ろう!」

島風「おーっ!」


(翌日……)

長門「さあ今日も勧誘だ!」ガシッ

島風「ちゃっちゃと集めて練習しよー!」ガシッ

提督「君ら重くないの?」ズルズル

提督「どこに行こう」

1.鎮守府本棟

2.艦娘寮

3.憲兵詰所

4.工廠

5.船渠

6.訓練場

7.遠征船

8.鎮守府外

下1


島風「ね、今日は船渠行こうよ」

提督「船渠か。鎮守府のは世間一般で言う船渠とはずいぶん違うよな。英訳はドックのはずなのに中身はスーパー銭湯か健康ランドだし」

長門「艦娘が体を休める場だから誰が呼んだか、いつの間にか船渠という名になってたらしい。本来の船渠としての機能は工廠に押し付けてるな」

長門「あそこには平和な日常に退屈している連中がたむろしているだろう。声をかければあっさりついてくるかもしれん」

提督「とりあえずいってみようか」

島風「おー!」


(移動中……)



扶桑「あら提督。ふふっ、こちらにいらっしゃるのは珍しいですね」

提督「ああ、扶桑。なんか機嫌がよさそうだね」

扶桑「そうかしら。だとしたらそれは提督が私に会いに来てくれたからかもしれません」ナガシメ

提督「えっ!?」ドキッ

扶桑「ふふっ。冗談です。実は応募した懸賞に当選して、先日景品が届いたの」

提督「そりゃよかった。なんの懸賞があたったんだい」

扶桑「お酒よ。外国のちょっと高いお酒。口にした途端、芳醇な香りが鼻を抜けるの」ウットリ

提督「へえー。おいしそうだなあ」

扶桑「ふふっ。提督もお飲みになります?」

提督「いいの?やったー!」

扶桑「……でも、それだけでいいんですか?」


提督「え?」

扶桑「私、提督とならどんなことでもできるわ……」シナダレ

提督「え?え?」

扶桑「なんでもいいわ。提督が私としたいことって、なにかしら?」

提督「な、なんでも?」

扶桑「なんでも」

提督「じゃ、じゃあ……あんなことこんなこと―――」ポワワーン

山城「お姉さまー!どこに行ってしまったのですかー!」スタスタ

提督「じゃなくて!野球をしよう!」


扶桑「野球。はい、わかりました……」

山城「あー!お姉さま何してるんですかー!」

扶桑「あら山城。ちょうどいいわ提督と一緒に飲みなおしましょう」

山城「なに言ってるんですか。さっきさんざん飲んだじゃないですか」

扶桑「まだのめるわよぉー」

山城「そういって道行く人すべてに絡んでるじゃないですかー!」

扶桑「ふふふー」

提督「よ、酔ってたのか……危なかった」

山城「提督。お姉さまに不埒なことしてませんよね?」

提督「してないしてない」

山城「本当ですか?」ジトメ

提督「し、してないよ。こんな往来の真ん中なんだから」

提督(不埒な妄想はしたけど)

山城「ならいいんですけど。ほら行きますよお姉さま」

扶桑「提督ー。またお会いしましょう」

提督「う、うん。またね」

提督「……危なかった。理性の糸が切れそうだったぞ」フゥー…

長門「……」ジー

島風「……」ジー

提督「あっ」

※扶桑が(多分)メンバーに加わった!

※山城の好感度が2上がった!

※(どうでもいいけど)提督の弾道が1上がった!

扶桑(登録名:扶桑) 捕手

弾道:3

パワー:B 走力:E

守力:D 肩力:C

特殊能力

安定感 チャンス× ブロック○ 守備職人


島風「ふけつー」

長門「不潔だな」

北方「『フケツ』ッテナンダー?」

提督「ほっぽちゃんはみんなのところにおかえり」


(翌日……)

島風「提督はえんがちょ!」ガシッ

長門「今日も勧誘に行くぞ」ガシッ

提督(昨日『不潔』だったおかげで今日も引きずられるのは免れたぞ。……ちょっと悲しいけど)

扶桑「ああ。酔った勢いで私はなんてことを……」ズルズル


提督「どこに行こう」

1.鎮守府本棟

2.艦娘寮

3.憲兵詰所

4.工廠

5.船渠

6.訓練場

7.遠征船

8.鎮守府外

下1

提督「今日は外に行くのかい?」

長門「うむ。せっかく許可をもらったのだから、副官殿に声をかけようと思ってな」

提督「ああ、彼の居場所なら大体見当つくよ」

長門「ほう。どこなんだ」

提督「マニアショップだよ。近くに1店しかないからそこにいるはずだよ」

長門「よし、早速行ってみよう」


(移動中……)


――マニアショップ


長門「ここか。小さい店だな」

島風「ねえ。マニアショップって何?」

提督「え?アニメとか漫画が好きな大人のためのお店って感じかな」

島風「へぇー。副官さんアニメとか好きなんだ」

提督「ああ。だから酔ってる彼に近づいちゃだめだぞ。つぶれるまでその手の愚痴を延々きかされる」

扶桑「一度聞かされたことがあるけれど、自分のうかつさを呪ったわ……」ドンヨリ

長門「ああ、あれはな……。とりあえず入ろうか」


ウィーン

島風「ずいぶん狭いね」

提督「小さい店にフィギュアや模型ばかりだからな。余計狭いんだ」

島風「ねえ、ちょっと見てきていいかな」

提督「いいけど騒いだりべたべた触るなよ」

島風「はーいっ」

提督「確かあいつは店長と仲が良かったから……おーい、店長さーん」

<チョットマッテクレー

店長「よいしょっと……。なんの用だい」

店長磯田修一
http://i.imgur.com/bXzNhr9.gif



提督「すいません。ここにメガネの憲兵います?」

店長「メガネのならちょうど話をしてたところだよ。その格好、あんた上司か」

提督「そんなところです。彼に用があるんです」

店長「そうか」

<ドウシタデヤンスー

店長「おーい、あんたの上司が来てるぞ」

<エッ!?

ドタドタドタ

副官「な、なにか御用でやんすか大神大尉殿!」

メガネ
http://i.imgur.com/GYNh8Gn.png



提督「やあ」

副官「……って、なーんだアンタでやんすか。なんの用でやんす」

提督「いやあ、ちょっと野球のお誘い、って……大神とずいぶん扱いが違うんだな」

副官「そんなことないでやんす。それで野球のお誘いってどういうことでやんす」

提督「ああ、それは……」

(説明中……)

副官「なるほど。オイラの力を借りたいんでやんすね。だけど大神大尉がいいと言ってくれるか……」

提督「ああ、それは大丈夫だよ。大神にはもう話しはつけてある。君には苦労を掛けてるから息抜きしろってさ」

副官「おおっ!さすが大神大尉は話が分かるでやんす!それなら心置きなく協力できるでやんす」

提督「じゃあよろしく。副官くんも誘えたことだし……帰るぞ島風ーっ」

<エェー、チョットマッテー


タッタッタッ

島風「あのねちょっとお願いがあるんだけど」

提督「……その手に持ってるものか?」

島風「うんっ。ほら連装砲ちゃんちゃんそっくり!」

副官「『水に浮く1/5連装砲ちゃん』。数ある艦娘グッズの一つでやんすね」

島風「ねえ、提督。これ買ってもいい?」

提督「え、まあ値段もそこそこだし、いいけど……」

島風「やったー!いまお財布だすからねー」

提督「すいません領収書いただけますか」

店長「ああ、いいぞ。ところで艦娘ってのはあんたの許可がないと買物できないのか?」

提督「ええ、小さい子は許可制になってるんです」

店長「そうなのか。……うん、ちょうどだ。ほら領収書」

提督「よーし。今度こそ帰るぞ!」

※副官がメンバーに加わった!


副官(登録名:副官) 三

弾道:2

パワー:D 走力:B

守力:E 肩力:E

特殊能力

チャンス×


島風「連装砲ちゃんにお友達が増えたよ!」

扶桑「よかったわね」

長門「あと5人だな」

提督「この調子で集めよう」

(翌日……)

提督「副官くんは警らをしなくちゃいけないから練習が始まるまで別行動だ」

長門「その代り、彼からは警ら中に見かける艦娘を教えてもらったぞ。これである程度どこに誰がいるかわかるな」

扶桑「では今日も張り切って参りましょう」

島風「おーっ」

提督「どこに行こうか」


鎮守府本棟 加賀 あきつ丸

艦娘寮 龍驤

憲兵詰所 大神

工廠 明石 日向 レ級

船渠 大鳳 瑞鶴

訓練場 神通 タ級

遠征船 イ級 ヲ級 呂号 まるゆ

鎮守府外 那珂 

下1 目的地 + (希望があったら艦名)
※艦娘によっては一度に複数メンバー入りします

訂正

鎮守府本棟 加賀 あきつ丸

艦娘寮 龍驤

憲兵詰所 大神 川内

工廠 明石 日向 レ級

船渠 大鳳 瑞鶴

訓練場 神通 タ級

遠征船 イ級 ヲ級 呂号 まるゆ

鎮守府外 那珂 

下1 目的地 + (希望があったら艦名)
※艦娘によっては一度に複数メンバー入りします

いちおう>>49で選んでってことだったんだけど、まあ言葉足らずだったし、抜けてただけだしいいや

一応言っとくけどチームメンバーと彼女は別です。>>49にのってる彼女は一人だけです
なお抜こうとして秋月を抜いてしまった渾身のミス

そうです


(移動中……)

提督「あそこにいるのは秋月と瑞鶴か」ササッ

長門「うむ。瑞鶴は訓練後の昼時にはシャワーを浴びるため、本棟の食堂ではなく、こちらの休憩所で食事をとる。副官殿の言ったとおりだな」ササッ

島風「長10㎝砲ちゃんがいないなー」ササッ

扶桑(なんでみんな物陰に隠れるのかしら……)ササッ

山城(お姉さまたち隠れて何をしてるのかしら……)


秋月「瑞鶴さんのお弁当、いつもすごいですよね」

瑞鶴「え?そうかしら」

秋月「はい。今日のもいろいろお野菜やお肉が入って、色とりどりです。とっても食欲をそそられます」

瑞鶴「艦娘は体が資本だからね。いっぱい食べないと訓練も意味がないもの。で、秋月のお弁当は?」

秋月「私のですか?私のはですねー」ゴソゴソ

秋月「じゃーん。これが秋月のお昼ごはんですっ。いただきまーす」

瑞鶴「おむすび2つに沢庵……。ねえ、それで足りるの?」

秋月「ええ秋月はこれで十分です」モソモソ


瑞鶴「そういうけどあんたはもっと食べないとだめよ。いつ倒れるか心配よ」

秋月「んー、お気遣いはありがたいのですが、ちょっと心配性じゃありませんか」

瑞鶴「あんたが食べなさすぎるから心配してるのよ。さんざん運動してこれで足りるわけないじゃない……」

瑞鶴(ていうか目の前で粗食されるとすごく食べづらいんだけど…)

秋月「でもあんまり贅沢はいけないと思うんです」

瑞鶴「あんたの場合、少しは贅沢すべきよ……」


扶桑「……秋月ちゃんは確かにもう少し食べたほうがいいわね」コソコソ

長門「うむ。いつみてもぞっとするような腰の細さだしな。骨密度も心配だ」コソコソ

提督「でも、無理に食べさせようとしても遠慮するんだよなぁ……」コソコソ

島風「ふっふっふ……」

長門「どうした島風」

島風「思いついたよ。秋月ちゃんにご飯を食べさせ、かつメンバーを増やす方法」

提督「おおっ。それはどんなだい」

島風「ご飯の代わりに野球に誘えばいいんだよ!」


(その夜……)

――食堂

提督「さあ、遠慮せずに食べてくれ」

秋月「はっ、はいっ!こんな贅沢ひさしぶりですっ」モソッモソッ

提督「いや贅沢と言っても普通の定食なんだけど……」

秋月「それでも贅沢は贅沢なんですよぉっ!」モソッモソッモソッ!

瑞鶴「うっそ、なに言っても箸もつけない秋月が食べてる……。提督さん、どんな魔法を使ったの?」


提督「これは島風の発案なんだ。島風はいつだか、秋月は艦娘になって戦うことを当然だと思ってて、当然のことしてるのに贅沢をするのはおかしいって言ってたのを聞いたらしい」

提督「それで艦娘に加えて、さらに野球という『当然じゃないこと』をさせようとすれば、秋月は食べてくれるんじゃないかって思ったんだってさ」

瑞鶴「それで結果は見事成功ってわけね。島風ちゃんナイス!」

提督「ただこれには一つ問題があるんだ」

瑞鶴「問題?なによ」


提督「多分だけど秋月の中で野球が『当然のこと』になってしまうと、また粗食に戻っちゃう可能性があるんだ」

提督「生真面目な秋月のことだから野球をしつつ訓練も怠らないだろう。でも、それで粗食をしたら今度こそ倒れてしまう。だから秋月が粗食に戻らないように誰かが注意しなきゃいけないけど……」

瑞鶴「提督さんたちも野球の他にやることがあるからそれは難しいわけね」

提督「そうなんだ。だから瑞鶴にもお願いなんだけど……」

瑞鶴「私も野球チームに入ってほしいのね」

提督「ああ。秋月の監視みたいなことをさせるけど、やってくれるかい」

瑞鶴「ええ、いいわ。秋月に倒れられたらこっちまでご飯がのどを通らなくなるもの」

提督「よろしく頼むよ」


※秋月がメンバーに加わった!

※瑞鶴がメンバーに加わった!


秋月(登録名:秋月) 二/遊

弾道:1

パワー:F 走力:C

守力:C 肩力:D

特殊能力

ハイボールヒッター 広角打法 送球○


瑞鶴(登録名:瑞鶴) 遊/二

弾道:2

パワー:E 走力:D

守力:B 肩力:C

特殊能力

逆境○ 送球○ 代打○


長門「9人まで残りは3人だ」

提督「やっと2/3か。そろそろ深海側にも声をかけておきたいな」

長門「ああ。最初の9人には迎えておきたいところだな」

(翌日……)

提督「深海棲艦がいるのは『工廠』『訓練場』『遠征船』か」

長門「うむ。ただ今日は見送って明日行くということもできる。焦ることはないさ」

提督「そうだね。とりあえずあと3人の中に入れればいいんだから」

扶桑(あと3人……提督と長門と島風ちゃんと……あら?)

島風「あと二人じゃない……かな?」


提督「どこに行こうか」


鎮守府本棟 加賀 あきつ丸

艦娘寮 龍驤

憲兵詰所 大神 川内

工廠 明石 日向 レ級

船渠 大鳳

訓練場 神通 タ級

遠征船 イ級 ヲ級 呂号 まるゆ

鎮守府外 那珂 

下1 目的地

age忘れ

下1

安価は目的地だけです。あとせめて>>65の中から選んでください

もしかしてずっと前にパワポケやるって言ってた人?
待ってたんだぞおい

今回も言葉足らずだったとはいえ、流石にうちにいない武蔵は書けないので大鳳で

>>70
記憶にないんで違います

展開によっては死人出る?

(そのころ……)

――浴場――

カッポーン

瑞鶴「う゛あ゛あ゛ぁ~。今日も訓練お疲れ様ぁ私ぃ~」ノビーッ

大鳳「今日もお疲れみたいね」

瑞鶴「そーよー。もう慣れてるけどね~。あー、でも練習始まるともっときつくなるのか」

大鳳「あら、なんの練習?」

瑞鶴「野球よ。ほらこないだ提督がなんか言ってたじゃない?秋月がチームに入ったから私もすることにしたのよ」

大鳳「へぇー。いいわよね野球」

瑞鶴「大鳳ちゃん野球わかるの」

大鳳「小さいころは男の子に交じってよくやってたわ。今でも中継ぐらいは見るの」

瑞鶴「そうなの。でもなんで今回は参加しなかったの?提督さん誰も来なかったって言ってたよ」

大鳳「うーん、私もできればやりたかったけど、一緒にやってくれそうな子が思いつかなかったの。参加して誰も集まらずに終わるって悲しいじゃない」

瑞鶴「あー、確かにねぇ」

大鳳「だからはじめから寄らなかったの。杞憂だったみたいだけど」


瑞鶴「じゃあチームに入るの?」

大鳳「ええ。今日あたり提督さんに話しをしようと思ってたの」

瑞鶴「よぉーし、そうと決まれば。さっさと上がってさっさと提督さんとこいこっか」ザバァ

大鳳「ええ。そうしましょう」ザバァ


(その後……)


提督「おーい大鳳。一緒に野球しな――」

大鳳「はいっ。野球しましょう」

提督「……えっ、即決!?」

※大鳳がチームに加わった!

大鳳(登録名:大鳳) 投

弾道:2

パワー:E 走力:E

守力:D 肩力:B

球速:120~130km/h

制球:C 持久:D

変化球

SFF シンカー 

特殊能力

変化球中心 一発 リリース 重い球


提督「よぉーしこれであと二人だ!」

長門「うむ。あともう少しで練習が始められるな!」

扶桑「あの……そのことなのですが」

長門「なんだ?」

扶桑「島風ちゃんと私、副官さんと瑞鶴さん秋月ちゃん大鳳さん。そこに提督と長門を加えると8人で」

島風「だからあとひとりじゃないかな」

提督「ははっ。なにを言ってるんだ」

長門「それはだな」

提督・長門「私(俺)はチームに参加しないからな」

ハハハハハッ……

4人「えっ」


提督「長門は俺を勘定に入れてたの……?」

長門「むしろなぜ入れてなかった。そしてなぜ私を頭数に含めた」

提督「いや、メンバー集めに積極的だからてっきりするものだと」

長門「だからって自分を勘定に入れない理由にはならん。私は提督が野球をするなら、自分が書類を片付けるべきだと考えたから、頭数に入れなんだ」

提督「えー。俺も執務室で書類片づけてるほうがいい」

長門「ダメだ。そもそもお前はだらけすぎで―――」ガミガミ

提督「俺より長門の方がチームが強くなるに決まってる。長門がやるべきだ」

長門「いいや。提督だ」

提督「長門」

長門「提督」


扶桑「……どうしましょう」

島風「どーせ一人だけにやらせたら、ぶつぶつ言いながらプレイするから、二人にやらせちゃえば」

扶桑「それでいいわね……」

※嫌々ながら提督がメンバーに加わった!

※しぶしぶと長門がメンバーに加わった!


提督(登録名:提督) 外

弾道:3

パワー:C 走力:C

守力:C 肩力:C

特殊能力

なし

長門(登録名:長門) 一

弾道:4

パワー:A 走力:F

守力:E 肩力:C

特殊能力

逆境○ サヨナラ男 走塁×


(翌日……)

長門「とりあえず島風の提案通り、ふたりですることに落ち着いた」

提督「不満はないわけじゃないけどね……」

提督「あと1人ってことで今日は深海側に絞ろう」

長門「ああ。練習を始めたら勧誘してる暇もないかもしれんしな」


提督「どこに行こうか」

工廠 レ級

訓練場 タ級

遠征船 イ級 ヲ級

下1 目的地 + (複数隻いる場所は艦名)

>>72
死人は出ない(と思う)

能力を割とテキトーに設定したから島風勧誘と思いっきり矛盾する痛恨のミス(自己申告)
寝る

現状こんな感じかな。提督つえー
                    弾道 パ 走 守 肩        制球 持久 変化球 特殊能力
島風(登録名:島風)  外野/一塁   1 F B C E  走力× 盗塁× ムードメーカー 積極守備 積極盗塁
扶桑(登録名:扶桑) 捕手      .3 B E D C  安定感 チャンス× ブロック○ 守備職人

副官(登録名:副官)  三          .2 D B E E  チャンス×
秋月(登録名:秋月)  二/遊       1 F C C D  ハイボールヒッター 広角打法 送球○
瑞鶴(登録名:瑞鶴)  遊/二       2 E D B C  逆境○ 送球○ 代打○
大鳳(登録名:大鳳)  投          .2 E E D B 120~130 C D SFF シンカー 変化球中心 一発 リリース 重い球
提督(登録名:提督) 外          .3 C C C C  なし
長門(登録名:長門) 一          .4 A F E C  逆境○ サヨナラ男 走塁×

本家だとナンバリング次第じゃパワーFでも普通にホームラン打てたのが懐かしい
そういやぁミートはないの?

>>89
CじゃなくてDにしときゃよかったと思いました

>>90
忘れたんでそのまま


提督(遠征船は戦中は遠征に三隻がフル稼働していたが、今は哨戒船に仕立て上げた一隻以外は使われず、鎮守府はじの工廠のはずれに繋がれている)

提督(ここはかなり静かで、鎮守府の喧騒はもちろん、工廠の作業音でさえめったに届かない。そして誰も寄り付かないという場所だ)

提督(だがタ級に聞いた話だとここにレ級とヲ級が住み着いてるらしい)

提督(この二人の内、ヲ級が問題だ。レ級は一日中工廠にこもっているので、単に工廠に近い遠征船で寝泊まりしているが、ヲ級は鎮守府になじもうとせず、距離を置くために遠征船にいるという)

提督(長門はタ級にヲ級をなんとかならないかと相談されたのを思い出して、俺と一緒にヲ級を誘いに来たんだけど……)


ヲ級「キョーミがナイ」

提督「でもせっかくこっちに来てるんだから、一つ、やってみないかい?」

ヲ級「クドイ。ワタシはシナイ。カッテにヤッテロ」バンッ

提督「うわっ!閉められちゃった……」

長門「仕方がない。出直すか」


提督「それにしてもここから鎮守府まで遠いよな」

長門「ああ。ただで工廠が遠いというのにそのはずれだ。なじもうとしないヲ級が居つくのもわかる」

提督「こんなとこ誰も来ないよな」

長門「ああ、誰も……ん?」

イヤァァァァァァ……

マァルユゥー!

長門「今のは……」

提督「悲鳴か!?行ってみよう!!」


(そして……)

イ級「キュー♪」ベロベロ

まるゆ「やめてぇー!」

呂号「まるゆー大丈夫だよー。食べられないってー」

まるゆ「で、でも気持ち悪い……」

呂号「えー、くすぐったいけど平気だよー」

まるゆ「ううぅぅ……。わかってくれない……」


提督「まるゆがなめられている……」

長門「さっきの悲鳴はこれか……。が、それ以上に……」

提督「ろーちゃんはなにやってんの……」

呂号「えー?」

http://i.imgur.com/jEkYEhm.jpg

イ級「ヒュー」マグマグ


呂号「あれー。提督さん、珍しいですねー」

提督「うん。そうだね。俺にはろーちゃんの状態が一番珍しいけど」

まるゆ「助けてくださいー!」

呂号「これ楽しいんだ。このまま泳ぐと、なんだかお魚になった気分って!」

長門「まあ、だろうな」

呂号「提督もするー?」

提督「いやいや。俺たちはヲ級を野球に誘いに来たんだ」

呂号「ヤキュー。Baseballだねー」

提督「でも断られてちゃって、戻るところなんだ。遊ぶんなら気をつけなよ」

呂号「だいじょぶー。イッキュたちやさしいから」

提督「はは。なら大丈夫か。遅くならないうちに戻ってきてね」スタスタ

まるゆ「ああああぁぁぁ!隊長!たいちょー!」

イ級「キュー♪」ベロンベロン


呂号「イッキュ。ヤキューって知ってる?」

イ級「ヒュー?」マグマグ

呂号「ボールをビューンって投げて、それバットでバーンって打つって。楽しいよ」

イ級「ヒュ、ヒュ~?」マグマグ

呂号「わかんない?見てみたら早いけど……イッキュたち陸に上がれないもんね」

イ級「ヒュ~……」マグマグ

呂号「じゃあいつか、ろーちゃんがヤキューみせてあげるって!」

イ級「ヒュー!」マグマグ

呂号「楽しみしててね!」


(その夜……)

ザザーン……

イ級「……」

『ヤキューって知ってる?』

『ろーちゃんがヤキューみせてあげるって!』

イ級(……ミル)

イ級(ヤキュー、ウミ、キットムリ)

イ級(……オカヘ……)

ザザーン……

ベキッ!ガキョッ!バキバキバキッ!

イ級(オカ、アガラナイト、ヤキュー、ミレナイ)

イ級(オカヘ……)


(翌日……)


提督「さて今日こそ……」

キャァーッ!

提督「!! なんだ!」タタタタタタッ

(そして……)

呂号「すごーい!イッキュ、とってもすごいって!」

イ級「キュー!」

参考
http://i.imgur.com/vDLEgAr.png


提督「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ」ゴォォン

呂号「あ!提督!イッキュすごいよ!腕生えた!」

提督「腕どころから胴も生えてるから!イ級だってかろうじて頭でわかるレベルだよ!」

呂号「これで一緒にヤキューできるよ!提督、いいよね!」

提督「え、これに野球させるの!?」

呂号「うん!ろーちゃんも一緒にやるよ!」

提督「……これ表に出して大丈夫なのか……?」

提督(少なくとも上には報告しなきゃなぁ)

※イ級(?)がメンバーに加わった!

※呂号がメンバーに加わった!


イ級(登録名:イ級) 外

弾道:1

パワー:E 走力:C

守力:E 肩力:D

特殊能力
なし

呂500(登録名:呂号) 遊

弾道:1

パワー:F 走力:D

守力:C 肩力:D

特殊能力
ムードメーカー 人気者


長門「ついに9人のメンバーがそろったな」

提督「最終的に10人になっちゃったけどね」

長門「控えは多い方がいい。さあメンバーを招集し練習開始だ!」

提督「練習漬けの日々……きっと普段より時の流れが『速く』感じるだろうなぁ」

※休憩コマンドが使用できるようになった!

※練習コマンドが使用できるようになった!

※勧誘コマンドが使用できるようになった!

※グラウンドに行けるようになった!


副官「練習と今後の勧誘についてお話しするでやんす!」

副官「練習は『打撃』『走塁』『守備』『投力』『総合』の5つでやんす」

副官「練習をすると選手に経験値がたまり、能力がレベルアップするでやんす!」

副官「ガンガン練習するといいでやんす!」

副官「ただしやりすぎは禁物でやんす。練習をするとケガ率が上昇していくでやんす」

副官「練習選択時にコンマがケガ率を下回るとケガをしてしまうでやんす」

副官「ケガ率-コンマで数字が大きいほど大怪我でやんす。ケガをすると練習できず、大ケガだと行動不能でやんす!体を休めてケガ率を下げるでやんす!」

副官「次は勧誘でやんす。チームは結成されたでやんすがまともに戦うにはメンバーが少ないでやんす」

副官「今後も変わらず勧誘はできるでやんす。これからは勧誘コマンドでお願いするでやんす」

副官「ただしこれからは1ターンじゃ勧誘できない場合があるでやんす」

副官「例えば大神隊長は、チームは結成されたけど、まだチームの艦娘数は充分じゃないと考えてるでやんす。もっとメンバーを増やす必要があるでやんす」

副官「それにヲ級ちゃんは我々人間だけで説得できないでやんす。誰か彼女と仲がいいこと一緒じゃないと無理でやんす」

副官「もちろんこれまで通り1ターンでメンバー入りしてくれる子もいるでやんす。ガンガン勧誘してオッケーでやんす!」

副官「あ、そうそう。これからのうろつきは彼女イベントや仲間イベントを起こせるでやんす」

副官「一定数彼女イベントを起こせば、彼女コマンドが使えるでやんす」

副官「仲間イベントはイベントを進展させることでメンバーが超強化されるでやんす!ただし、メンバーはグラウンドと寮以外にはいないでやんす」

副官「あと仲間イベントを起こせるのは今いる十人だけでやんす!後から入ったメンバーは練習時にコンマぞろ目が出たときのみでやんす!」

副官「勧誘とうろつきは選択安価の次に目的安価をとる二段構えでやんす。「勧誘 金剛」とか言われてもスルーでやんす。注意するでやんす」

9月1週目

提督「なにをしようかな」

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

勧誘

うろつき

下1

提督「守備練習だ!」

島風1/40
扶桑1/30
秋月1/40
瑞鶴1/50
大鳳1/30
長門1/20
呂号1/40
イ級1/20
副官1/20
提督1/40

ケガ率+4
(現在4%)


大神「どうだ調子は」

提督「うーん……」


副官「外野!打ち上げるでやんす!」カキンッ

島風「おーらーいおーらっ、あっ」
テーンテーン……

副官「もっと速く動くでやんす!」

副官「次!ショートゴロでやんす」キンッ

瑞鶴「余裕っ!……って、あら」
コロコロコロ……

副官「もっと腰下げるでやんす!」


大鳳「いきますっ」

扶桑「ええ」

大鳳「それっ!」ビュッ

扶桑「キャッ!」バシッ
ポテッ


提督「始めたばかりだから、こんなもんじゃないかな」

大神「そうか。頑張れよ」スタスタ

提督「……気になるなら手伝えばいいのに……」

9月2週目

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合
ケガ率4

休憩

勧誘

うろつき
長門 大鳳

下1

提督「総合練習だ!」

島風 1/50
扶桑 1/50
秋月 1/50
瑞鶴 1/50
大鳳 1/50
長門 1/50
呂号 1/50
イ級 1/50
副官 1/50
提督 1/50

9月3週目

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

休憩
ケガ率8

勧誘

うろつき
扶桑 イ級

鎮守府本棟 

艦娘寮 扶桑

憲兵詰所

グラウンド イ級

工廠 

船渠 

訓練場 

遠征船 

鎮守府外 

下1


提督「練習まで暇だから詰所まで来てみたけど……」

ザワザワザワ……

提督「なんだか今日は忙しそうだな」

副官「今日は門の前にお客さんが来てるんでやんす」

提督「お客さん?」

副官「デモ隊ともいうでやんす。大神大尉は隊員たちと鎮守府内に入らないように取り締まってるでやんす」

提督「ずいぶん久しぶりだな。そのデモ、ちゃんと警察に届けられてるよね?」

副官「あたりまえでやんす。届けられてないデモだったらとっくに鎮圧してるでやんす」

提督「だろうね。で、今日の主張は?」

副官「『艦娘即廃止!改造人間は即刻処分せよ!』でやんす」

提督「……過激派だねぇ。最後に来たのは婦人会だっけ。『私たちの子を兵器にしないで!』っていう」

副官「そうでやんす。当時は戦中でだったでやんす。……最近は過激派デモが増えてるらしいでやんす」

提督「困ったもんだ。過激派なのは結構だけど行動まで過激にならなきゃいいけど」

副官「まったくでやんす!」

提督「なにをしようか」

9月3週目

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

休憩
ケガ率8

勧誘

うろつき
呂号 瑞鶴

下1

訂正 9月4週目

提督「今日の練習は休みだ。みんなも休んでくれ」

ハーイ!

ケガ率

8-30=0

提督「なにをしようか」

10月1週目

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

休憩
ケガ率0

勧誘

うろつき
島風 イ級

下1

提督「打撃翌練習だ!」


島風 1/10
扶桑 1/50
秋月 1/10
瑞鶴 1/20
大鳳 1/20
長門 1/60
呂号 1/10
イ級 1/20
副官 1/30
提督 1/40


カキーン

タタタタタタッ
イ級「キュッ」ポスッ

副官「セカンド、次!速いゴロ!」

秋月「は、はいーっ!」パシッ


大鳳「次シンカーいきます!」

扶桑「ええ」

大鳳「それっ!」ビシュッ!

扶桑(ここね)バシッ


提督「みんな慣れてきたみたいだ」

大神「ひと月前とは動きが見違えるな」

提督「ここらでみんなに自信をつけるために試合してみたいところだけど……」

大神「それならいちおうアテはあるぞ」

提督「本当かい?」

大神「ああ。先方次第だが、申し込んでみるか?」

提督「よろしく頼むよ」

提督「なにをしようか」

10月1週目

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

休憩
ケガ率4

勧誘

うろつき
副官 秋月

下1

鎮守府本棟 

艦娘寮 秋月

憲兵詰所

グラウンド 副官

工廠 

船渠 

訓練場 

遠征船 

鎮守府外 

下1


龍驤「秋月ちゃ~ん?」

秋月「は、はいっ。なんですか」

龍驤「いや模擬用の艦戦どこしまったん……ってなにそのチュートハンパなカッコ」

秋月「はい。訓練の片づけしてたら遅れそうで……」

龍驤「そらあかん。自分で探すから急ぎ」スタスタ

秋月「すみませ~ん……」


龍驤(……なんや秋月ちゃん、最近ふっくらしてきたな)


(その後……)

秋月「ごめんなさい。片付けが長引いてしまって……」シュン

提督「謝らなくていいよ。まだ練習始まってないし。みんなのところへ行きな」

秋月「は、はい。ありがとうございます……」

提督「さてと……みんな、全員そろったけど練習の前に話がある」

長門「ん、なんだ」

提督「実は来週、練習試合をすることになったんだ」

提督「相手は当日まで秘密だけど、試合に勝つよう、練習に励んでくれ。以上、練習開始!」

副官「まずはバッティングからでやんす!身長順にならぶでやんす!」

ハーイ!


長門(練習試合か。初戦に勝てるかが、この寄せ集めチームの明暗を分けるな)

副官「まずは長門ちゃんでやんす。マシーンスイッチオンでやんす!」

ビシュッ!

長門(とはいえ私も素人。できることといえばただ全力を尽くすのみだ)ググッ・・・…

長門(……こうやって!)ブルンッ!

ガキンッ!

副官「おおっ!すごいでやんす!ホームラン級でやんす!」

長門「ふっ……。誰が相手でもこれを浴びせれば問題ないな」

10月2週目

提督「なにをしようか」

練習  打撃 走塁 守備 投力 総合

休憩
ケガ率4

勧誘

うろつき

下1

島風 1/50
扶桑 1/20
秋月 1/50
瑞鶴 1/30
大鳳 1/20
長門 1/10
イ級 1/40 
副官 1/50
提督 1/40

ケガ率+4

寝る

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