友「俺、女…駄目なんだ」男「」(109)

男「……」

男「ホモ?…ってこと?」

友「わかんない…ただ」

友「男も女みたいにされたい…」モフモフ

男「」

友「ごめん、引くよな」

友「だって、お前がこんなもん持ってくるから」
つav

友「おすすめー、とかって」

男「…」

「男も女みたいにされたい…」

がよく分からないんだが

>>2
友「僕も女みたいにされたい…」モフモフ

にしといて…ミスった

友「…どーしたって反応しないもん」

男(事の発端は)

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー


~昼休み~

同級生「なぁ、友って、あの暗くて、女みたいな奴?」モグモグ

同級生「最近仲いいよな」モグモグ

男「…あぁ」モグモグ

同級生「2人でなに話すんだ?クラス違うのに接点なくない?」

男「……趣味の話と、えーと…」

男「趣味の話と、趣味の話と…」

同級生「もういいよ…」

男「…俺がずっと喋って…る?な…そういや」

同級生「ふーん」

男「でもいい奴だぜ、部屋の鍵無くした時、一度も喋った事ないのに止めてくれてさー…助かった」

男「朝追い出されたけど」

同級生「それお前が無理矢理だったんだよ」

男「カツカツの時は金かしてくれたり、飯は分けてくれたり…カップ麺だけど」

同級生「それ強奪じゃ」

男「あ、一回も講義出てないハゲの試験範囲教えて貰ってさ、ノートも貸して貰った」

同級生「まじ?あれ出てんだ…すげぇな…俺もう二回目で諦めたわ」

同級生「でも、頭の勉強できても下の勉強できなさそーだよなー」

ーーーーーーー
ーーーー


男(下世話なことだか)

男(どんな顔をするのか、と興味が湧いた)

男「…いや」

男(だが、予想外だった…)

男「そうか…驚いたけど…女駄目なのか?」

友「んー…まぁ」

友「一回女の子と付き合ったことあったけど…」

友「直前でやっぱ無理だった」

男「…」

男「でも別にホモかどうかわかんねーじゃん」

男「男好きになったわけでもないだろ?ちょっと今はキョーミないとか…」

友「……まぁ、ないけど……僕な」

友「昔、学校の先輩に襲われたことがあって、男の」

男「」

男「おぃ、もぅ俺の容量ハンパないんですけどっ!超えてますよっ」

友「…いや、もうこの際と思って」

友「未遂だったからまだ良かったけどさ」

友「喧嘩もしたことないのに、生まれて初めて人殴って」

友「走って逃げて帰って来たけど殴った手は痛いし…怖かったし」

友「どうしたらいいのか分かんなくて」

友「それから男も苦手、恐いし」

友「でも、女も駄目……でも、女みたいにされたいこの矛盾」

男「……」(うーん…)

男「…なんで俺には言うんだ?…ヘビー過ぎっすよ」(なんでav鑑賞がこんな展開に)

友(……)

友「…お前は…」

友「こわくない」

友「から…」

男「……」(…………っ!?///)

そのときの顔を

『じゃあ…やってやろうか…』

『女みたいに』

今でも忘れない

ーーーーーーー
ーーーー
ーー


~12月~

~マンション 階段~

彼女「男君って、年末実家に帰る?」

男「うーん…卒論終わってないからなぁ…帰ってもする事ないし」

彼女「え、それ年明け提出じゃない?やばくない?」

男「うん、やばい真っ白」

女「うそー、あ」

女「初詣行きたかったのに無理かなー…それじゃ」

男(あー…めんどくせ…)

女「じゃ卒業試験終わったらさー」

ガチャ

イケ面「じゃあ、また電話するね」

友「ん、仕事頑張って」

チュ

友「あ」

イケ面「こんばんは」

男「ども」

男(あれから三年が経った)

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー


~ベッド~

友「やっぱ、僕ホモかも」

男「うーん、うん」ガバっ

男「ってさ、そうなると俺もか?」

友「お前は女の方がいいんだろ?」

男「まぁー、な」

友「じゃ、バイってやつだよ。俺は女じゃ勃たないもん」

友「…うん、お前のおかげではっきりした…ありがと」

男(……あんま、嬉しくないな)

友とのsexはそれなりに良かった
もちろんそれきりで

またいつも通りの日常と
それから
あいつは暫くして彼氏ができた
ーーーーー
ーーー


彼女「何?お隣ホモ?」

男「うん」

彼女「まじで?うわ生ホモ初めて見たっ…よく隣に住めるね…男くん…」

男(………)


ーーーーー
ーーー


彼女「はぁ、あっ///」
ギッ
彼女「あ///」
ギシ
男「っ…」

ずっと前、声がうるさいと
言われたことがある
このマンションは壁か薄い

彼女「ん、あっ」

彼女「あっ///」

男(こんな声でもあいつは興奮しないんだろうか)「は」

彼女「あぁ、男くぅん…」

友『……○○○○っ…』

瞼の裏に友を見て

イった

ーーーー
ーー


友「………」

ーーーーー
ーーー

~朝~

男「なぁ、彼女」

彼女「……なぁに?」ウトウト

男「さっき、電話から知らない男から電話があったぞ」

彼女「…………………ぁ」

男「別れよっか」

ーーーーー
ーーー

ガチャ

友「ぁ」

友「おはよー」

男「おー…」

友「朝から凄い怒鳴ってたねー、怖い女」

友「しまいに、逆ギレなんてされたらたまんないね」

男「…はぁ」

男「…さっき、ケータイ買いに行ったぜ、ポッキリ真っ二つに折っといた」

友「真っ二つねぇ……、やり過ぎだと思うけど、浮気されたんだし、ちょうどいいんじゃない?」

友「二兎を追うもの一兎をも得ず」うんうん

男「…友、お前だって見る度相手違うじゃねーかよ…」

友「…僕は、割り切ってるから…」

男「…あーあ、一年の頃はあんなにピュアだったのにー」

男「お酒なんかも飲んじゃってさー」

友「男に無理矢理付き合わされたからね…」

友「吐くまで飲まされるし池に落とされたり2人で一週間寝込んだり、学祭後の食べ物もったいないとかいってさ2人で食べて食中毒起こしかけたり、間違って大人数で僕の部屋に入って来てそのまま飲み始めるし…色々」

男「……」

友「色々あったね、四年間」

男「……帰えんの?年末」

友「…まぁ、顔出す程度に…お祝いするってうるさいからさ…去年帰ってないし」

男「…あー…院だっけ?友はやることやるって思ってたけど…本当にやる男だな」

友「…でも院だよ?司法試験受かってからからかって下さい」

男「う、うわー、言うこと違うわー…俺なんかギリギリ就職決まったのに…しかも知り合いだし」

友「てか、その前に男、卒業できるの?」

男「………」

男「まぁ卒論は何とか!!ハハッ」

友「まだだったのか……単位確認しときなよ…」

友「年末の前にクリスマスでしょ?」ガチャ

友「せめてイブ終わってから彼女さんと別れたら良かったのにねー」

男「あー、もーいいわ…クリスマスっていちいちめんどくさい…女ってのは……冬休みはバイトに卒論って決めてたし1人で十分だもんっ」

友「……ふーん」

友「僕も1人だよ?飲む?」

男「………へ?」

男「昨日のは?イケ面の」

友「仕事あるって」

男「………」

友「な、なに?」

男「…浮気になんねーの?俺は…」

友「…っ」

友「浮気っ!?お前とー?ないないっ」(………っ)

男(ムカッ)

男(一瞬浮いて落ちたぜ……本当気持ちのいいぐらいサッパリした奴になりやがって)バタン

俺の長所の陽気さは
年ごとぐるぐる渦巻いて

陰気に変わる

やめよかな…
見てる人居ないだろうし…

ーーーー
ーー


「わぁ」

男「雪、だよ…」

バイト女「えーっ、わぁほんとだぁ」

バイト女「わぁ~」窓カラスベタぁ

男「……嬉しそうだな…」

バイト女「えーー、嬉しくないですかぁ?わくわくしちゃうますよー?わーわー」

男(女はみんなそう言う……女…)

『やってやろっか、女みたいに』

バイト女「ほらー店長ぉーゆきぃー」

店長「おっ、本当だ」

男(………なんであんなこと言ったんだろ)

バイト女「これがイブの日だったらよかったのにー惜しー」

男(…イブ…?あれ?明日…入ってたっけ…)「店長ー、あのー明日は…」

店長「あ?お前冬休み入ったらいつでもいいっつってたぞ?」

男「…そうだっけ?…でも店長、明日って人は」

店長「男、お前は仕事より女を取るのか」

男(……)

店長「愚痴愚痴愚痴…」

まっ、別にっ
イブとか女とかそんな恋人
みたいなデートとかじゃないしっ

ーーーーー
ーーー


男(あー、そういや四年上がるくらいから忙しくて(友が)あんま部屋に行ってないんだよな…玄関先で会うくらいで…)

男(前はよく行ったのになー…2人きりだよどうしよう…)

男「………」

男(やべ、俺、今浮いてた……どうしようってなにが…)

男(……くっそ……別に一緒に飲むくらいが何だって…)

ーーーーー
ーーー

~そして24日~

~友部屋 玄関~

友「遅いよ、男もう今日終わるよ?」

男「おぅ……ハァ…ハァ」ゼーハゼーハー

ーーー


ガサっ
友「あ、ケーキだ」

友「ホールって、男」

男「…………ワリカンな?」

友「男に貸したお金まだ返金されてないんですけど?」

男「あっ、ピザ取ろうぜピッザアッ!!」

ーーー


友「…あんまお酒ないんだけど」
ガチャ…パタン

男「ましがよ…俺ん家あったっけな…?」チラッ

友「足りなきゃ男が買いに行ってよ」

男「……」ジィーー…

友「……?なに見て…あぁ」

男「引っ越すんだな…」

友「…うん…試験終わったらだけど、先に要らない物を実家に送る」

男「…あぁ、そっか」

男「俺も、そろそろ…探さないと…」

男(…部屋)

隣に…居なくなるのか…

男「…さみしくなるな」

友「……」

男「………」

男「………や」

男「やかましいのが居なくなって清々するだろ?ははっ…」

男「…あ、あっという間だよな~…四年間…」

友「……ふ…」

男(やめてくれよ…)

いつもみたいに…

友「何やってんの?座りなよ」

軽口叩けよ

ピンポーン

友「…こんな夜中に…誰…」スタスタ

ガシッ

友「えっ、何」

男「………」

友(…………)

ピンボーン

…コンコン

友「……お、男?」

男「…あ…」

?『…友?居ないのか?』

男(……!)

友「あ…イケ面さん」フラっ

男「出るなよ」ぐっ

男「俺が先だったろ?行くなよ」

友「何…言って…」

友「男っ…はなして」

男「友」

男「好きなんだ」

友「」

男「友が好きだ」

バシッ

男「…て」

友「今更なこと言わないでよ」

ガチャ…キィ

イケ面「どうした?大声出して、近所迷惑だな」

友「イケ面さん…仕事は」

イケ面「ははっ、嘘」

イケ面「サプライズのつもりだったけど仕事でちょっと遅れちゃったなぁ」

イケ面「君」バサ

イケ面「出てってくれる?」

イケ面「別に」

イケ面「見ててもいいけど」ガタ

友「わ」

イケ面「なぁ」バサ

友「ちょ、やめてよ」

友「イケ面さ…」ガタ

ちゅ

友「ん…っ」

友「あ…」びくっ

友「…ッ」

男「…」

友「お、男…」

男「は」

友「ごめん…今日は…もう帰って」

男「……」

イケ面「だってさ」

バンッ

ーーーーー
ーーー


男「はぁ」

男「は……」

ーーー


イケ面「あーあ…三人でやってみたかったなぁ…」

友「……」

友「………も、はなして」

イケ面「あの子と会うなんて聞いてなかったな…やっぱあの子と」

友「違うよ…ごめん…わざわざ言うことでもなかったし」

友「それに前から言ってるでしょ…あいつはそんなんじゃないって…」

イケ面「そう?」ぐっ

ガタ

友「イケ面さん」

友「今日はもうやる気出ないって」

イケ面「嘘ー」首筋ペロッ

友「ん」ビクッ

友「や、やぁ…」

イケ面「声、聞かせてやれよ」

友「あ…」

イケ面「知らないとでも思ってるのかい?」

イケ面「あの子が隣にいた方が興奮するんだろ、君は」

ーーーーー
ーーー


~男 自室~

友『あ、ちゅ』

友『待って、ま』

男『…待ってって』

友『だって…』

男『…名前…呼べよ…雰囲気でるし』

友『名前…』

男『男』

友『……お』

友『男…』

友『あ…男』

ーーーーー
ーーー


『あ、ンっ』

『ん…ッ…はっ』

『ほら、駄目だろ?声だせよ』

『あ、やだ、あっ!』

男「………」

男(あぁ、この声…知ってる)

男「……くそ」

俺だって

知ってるんだよ

ーーーーー
ーーー

イケ面「あっれー?君まだいたのぉー?」コッコッ

イケ面「クリスマスにも仕事なんてやってらんないよなー…恋人に会いに来ても間男はいるし…とんだクリスマスだなー…」

男「殴ってでもやめさせりゃ良かった」

イケ面「ははっ痛いのは勘弁してくれよ」

イケ面「…友が帰れって言ったんだし」

イケ面「まぁでも、もう終わりにしてやったから君にあげるよ」

イケ面「ずっと引きずってるもんだからイライラしちゃって…僕の物にならないんだったらいらないや」

イケ面「知ってたか?」

イケ面「ここでだと声を抑えるんだよ…君に聞こえないようにって」

イケ面「はぁ…馬鹿馬鹿しい」

イケ面「子供だね」タッタッタ…

バコン!

イケ面「……~靴?!」

男「ハゲろ!!」

男「バーカ」

バタン

イケ面「…なっ」

~友 部屋~

男「友ー」

男「とーも」

男「とーもくーん」*

布団「……」

男「……」ぐっ

布団「っ…」ぐぐぐ

ぱっ

男「……あ、ケーキ食おうぜ」

男「暖房やばいかもな…酒も足んないし、買いにいくか…」

男「な、友(油断したところを)」ばっ↑

枕「バフっ→」男「わ…」

友「…見ないで」

友「もう…やだ…」

友「…なんで…今更あんなこと言うのさ」

友「…さっさと出てけば良かった…女とやってるのも我慢して…男が居ないとこに行けば良かった…」

男「……」

男「……お前、見る目無いぜ…あんなおっさん…」

友「うっさい」

男「……」

男「…好きって言えば良かったのに…」

男「ほーら、ともくーん…今言ったら両想いになんのにー」

友「からかうなよ…男」

友「僕は、男と一生付き合えていけるなら…友達のままで良かったんだ…」

友「男…分からないよ」

友「…男はただ、近くにあるもの…取られたくないだけじゃないの?」

男「…」


頼むよ

男「…本気だから…言ってんじゃねーか…」

顔をあげてくれ…

そしたら



~第一章 完~

ずっと好きだった隣人に
好きだと言われた

こんな、線の細い女顏で華奢な体つきで女装している僕なんかに…

ーーーーー
ーーー


キュ

チャリ

ガチャ…… * *チャリ…

ピンポーン

ーーー


友「はい」ガチャ

男「あ、起きてた」

友「起きてなかったらどうするの?夜中だよ…?(……///)」

男「わりー迷ったんだけどさぁ…明日帰んだろ?友」

友「明日っていうか…今日だけど」

男「うん、だからさ、顔だけ見てこうと思って」

友「……」(…っ)

友「…寒いから入りなよ」

男「お、いいの?」

ーーー


男「はぁ→」布団「バフっ」
モフモフ…

男「ていうかちょっと寝かせて…眠い…」

友「男、卒論大丈夫なの?バイトばっかで」

男「昼間にしてる」

友「…寝るなら自分ん家にもどんなよ……僕はどこで寝ればいいのさ」

男「一緒に寝ればいいじゃん」

男「四日ぶりだぞ」

ーーー


友(と、言って)

友(寝ちゃうのか……人の気も知らないで)

男「zzz」スー、スー

友(今でも頻繁に会ってた訳じゃ無いのに)

四日ぶりも何も…

ーーーーーーー
ーーー

ギシ
男「…とも…え」
ドッ
男「わぁ」

男「…と、とも?」(いきなりもたれかかってきて……あぶね…)

友「男…」

チュ

友「おとこぉ…」

男「と、とも」スッ

友「」…すー
ズル

友「zzz」

男「………………え?」

どうやらそのまま
眠ってしまったらしく

目を覚ますと
既に夜

友「うわ、何時…(暗…)」チラ

男「」スー、スー

友「…お…男…」

友「起きて男…」

男「…ん?うーん…ふぁああ…」

男「お、れーー、もー夜?」

友「…、…あ///」

ぐるるー

男「あー、腹減ったな……ふぁー…」

男「飯食いに行こうぜ?どうせ友料理作れないだろー」

友「っ!う、うっさい///」

ムクッ

男「ふぁぁ…」トテトテ

友(あ)

友(れ……何もないの?)

ピンポーン

男「お、お隣?俺ん家かな?」

ピンポーン

ガチャ

同級生a「あ、なんだー友ちゃん家かー」ぞろぞろ

同級生b「うひゃー友ちゃんのパジャマ姿萌えー///」ぞろぞろ

男「は」

同級生c「2人きりで飲んでたのー?私たちも混ぜろーメリクリ→うぃ~」

同級生d「もうすぐ終わっちゃうけどねー」アハハハ

男「てぇ!お前らもう飲んでるだろ!」

同級生b「いーじゃんいーじゃん」わやわや

友(…うるさい…)


そのまま飲み会が始まり

ーーーーー
ーーー


友(あれからなにもないし…)

友(明日から帰るのにさ!寝る?!)


『好きなんだ』

友(………)

友「…本当に本当なのかよ…」

ーーーーーーー
ーーーー



男(……)
ごそごそ
男「ん…、んん…」ぼー
ごそ
友「あ、起きた」
ガサぁっ
男「な、なにやってんの友ぉ?!」フルチーン

友「男こそ、どーいうつもりなの?」ギシッ…

男「ちょ…え?何が…」
ぎゅっ
男「っあ///?!」

友「なかったことにしようとしてない?」ぎゅー

男「っ…ふぁっ///」ビクッ

友「だ、だれのせいでイケ面さんに振られたと思ってるのさ」

男「してないしてないっ!だ、だって…まだ友から直に返事貰ってないっていうか…」

友(………)

男「メールもそっけないし…あんま嬉しそうじゃないし…」

友「……」

友「……う、嬉しいけど…」

友「腹が立つ……複雑…」

友「…僕の…この三年間は何だったんだろ…」

男「………すいません…」

男「………」

男「本気で好きだって、友のこと」ナデナデ

友「………」

男「………」*

チュ…

友「ん…」

男「…………」

男「…………と、とも」ドキドキ

友「……は、はやくしてよっ」ぎゅ

男「うっ」

男「だってっ…初めてのえっちは大切にしたいじゃん…」

友「…どこの童貞さん?…はじめてもなにもないでしょ?……一回やったくせに…」

男「うっ…ぁ…///あ、あんな昔っ」

男「ま、まだ友のこと好きってわけじゃなかったしっ…」

男「あ」

男「…いや、ぁの」

枕→男「うへっ」ボフッ

友「……」スタスタ

男「ともっ」

友「もぅいい…帰って………どうせ、またなかったことにするんでしょ?」

友(興味本位って……ぐらい…分かってたけど…)

男「っ……だから、なかったことなんかしてないだろっ」

男「本気だって言ったじゃん!…好きって分かってするのとそうでないのとじゃあ違うだろっ」ガシッ*

男「友っ!」

友「…やっちゃえば…みんな同じでしょ?」

友「やりたいなら……やってもいいよ…」

友「最悪の気分でも…sexはできるもんねっ……」

友「………」

男「……なんで……そうなるんだよ……悪かった…謝るからさ…」

男「…でも、やりたいなら…やってもって…」

男「…結局俺も…前の男らと一緒なのかよ…」

男「……もぅいい…」スタスタ

バタんっ

友「……………」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー


男「……くっそ」

男「全然寝れなかった…」

男「なんでこうなるんだよっ……バカ友っ……年末会えなくなるのに…」

ーーーーーー
ーーーー


そして年は明け…

姉「明けましておめでとー」

妹「かんぱーい」

友「おめでとうございます…」

母「友ちゃん、お雑煮食べる?いっぱいお餅あるから~」

妹「お父さん、それで腰痛めちゃってね~張り切りすぎでしょー」

友「うん…(何もメール来てない…当たり前か…)」カチカチ

姉「ほらーケータイばっか見ない~」

妹「あっ、彼氏~?」

友(……彼氏…?)

友(分かんないよ……付き合う前から呆れられてるよな……こんなことイケ面さんの時にはなかったのに……そもそもが重い…)

友(付き合えるって思ってるのかな?付き合ってるのかな?)

三年想い続けて
男取っ替えて忘れようとしても

男『あ、ともくんー』

見つけられて
見つけて

ブブ…

友「っ…」パカッ

『あけましておめでとう、今年もよろしくな( ̄^ ̄)ゞby男』

姉「友ちゃんはいつ戻るの?」


もう

帰りたい

ーーーーーー
ーーー

男「お前ら帰れよ」

同級生a「えー、まだ2日だぜー?俺卒論終わったしヒマなんだぉー 」ダラぁ

同級生b「男ー、酒ー酒が足りんぞ~」うだうだ

男「悪かったなぁ暇じゃなくて…、酒は今買い出し隊が買いに行ってる…」

男「あー、新年早々なんでお前らの顔見なきゃいけねーんだよー…最悪な年明けだよー……友は起こったまんまだしよー」

男「うわーん、メールは返ってこないしっ」

同級生a「へぇー、お前が怒らせて気にしてるなんて珍しー…よく怒らせてるのに」

男「い、いや(ギクっ)」

ーーー
ーー


~あれから~

男(こういうことは…早めに謝るのがいいよな…俺が悪いんだし…)ピンポーン
ピンポーン
ピンポーンピンポーン
男「あ、あれ?」
シーン
男「……」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

男「もういねぇよ!」

ーーーーーー
ーーーー
ーー


男「もうすでに遅かった……(朝7時ですよ?)」

同級生b「いやぁ、にしてもお前ら隣だからって付き合い続いてるよなー…初めはすげーとっつきにくいっつーか、ガード堅いっつーか」

同級生a「お前は最初から嫌われてたよな、友ちゃん可愛いって言って下心丸見えでよー」

同級生b「な、なんとっ」

男(とっつきにくい…?別に初めて会った時から普通だったよな…?)

男(暗いやつとは思ったけど…)

ピンポーン

男「お、買い出し隊帰って来たか?」とてとて

同級生a「酒ー」同級生b「ブツブツ…」

男「はーい、はい…」ガチャ

?「ちょっ…や、押さないでよ」

男「あっ…」

友「……」

男「……と」

同級生c「たっだいまー」ぐいっ

同級生c「ちょうどそこで見つけたんだーついでにー」グイグイ

友「いや……いいって、帰る…」フッ

男「と、とも」ぐっ

友「……」

男「え……っと」

同級生c「さーむーいー!はやく中入れー」同級生d「はよしろー」

やめよかな…
レス少ないし見てる人居ないだろうし…

(<●><●>)見ているぞ

っか男は卒論書けたのか?

ほら、見てるから書いた書いた
rom専にレス書かせるなよ
完結するまで見てるからな

<●> <●> ジィー

支援

>>79>>80 ありがとー!やる気でた
男「と、とも」

同級生c「ともちん外でうろうろしてないで早く入って来れば良かったのに…」

男「えっ」

同級生a「ともちゃんなんか飲む?」同級生b「あれ?喧嘩してたんじゃなかった…?」「そうなん?」

友「のむっ」ぐー

<仕切り直しー
<のもー!
<ほら、男もー

男(友…)

ーーーーー
ーーー


男「うっー…」うつらうつら

カララ…

男(ん…?ベランダに…)

ーーー

カララ…

男「寒くないのか?とも…」

男「そんな薄着で…」

友「………」

男「とも、酒強くなったよな…(前はベロンベロンになっていきなり体が暑いって服脱ぎはじめて……大変だったのに…)」

友「そりゃあ…まぁ、君たちに付き合ってたらね…」

男「まったく、急に押しかけて来やがってよー…毎度毎度やかましいー」

友「ふふっ…男でしょ?」

男「ははっ…そうかもな…皆とこうするのも、もうないかもな…」

友「………」

友「……こうしてる方がいいもね…」

男「何が?」

友「…友達でいた方がいいってこと」

男「い……今更なに言ってんだよ…」

男「あのなぁ…」「僕は前の方が良かった」

男「は、はぁ?!」

友「前よりなんで(ぎくしゃくしなきゃいけないの?……なんで)」

なんで苦しいんだろう…

男「………」

男「………しよう」

友「え?」

男「今すぐしよう」

友「何…言ってるの?皆いるんだよ?」

男「お前の部屋に行こ」

友「ば、ばかぁ…ここ壁薄いじゃん…」

男「何だよお前」

男「友は、俺のこと好きじゃないのかよ」

男「メールしたって、返事ないしっ……俺に会いたくなかったのかよ…」

友「…」ムッ

友「だから早く帰ってきたんでしょ!!」

友(ぁ!?///)あわわわ

ガタン

友「わ」

ガラララ * ドタ

友「ひゃ、ちょっ…」ドタドタ

友「男っ、あぶないっ」

同級生b「んにゃんにゃ………どっか行くのかー?」うつらうつら

男「コンビニっ!!!」バタんっ

同級生b「……いってらー」うつらうつら

同級生b「………あいつらって仲いいよな…(すきってきこえたよーな)」うつらうつら

同級生a「ん~…(プロデューサー!幻聴ですよ!幻聴っ!)」うつらうつら

ーーーーー
ーーー


ガチャガチャ

友「…って、え?」

友「か、鍵っ…?!いつのまに…」

男「ふふふ、お前ん家のスペアは頂いたぜっ」

友「どろぼーだよ?!ちょ、返してっ」

バタんっ

チュッ

友「んっ」

友「ん…」チュッ…

友「……ふ * あっ…///」

友「お、おとこっ…」

友「は、はっ…」

友「き、聞こえちゃう…」

友「僕はいいけど……男が…変に思われちゃうよっ…」

男「いいよ別に」

男「友とだったら」

友「おっ…」ちゅっ


僕でいいの?
後悔しないの?

信じてもいいの?

怖くて…聞けない…

~第二章 完~

友「はっ…ん…男っ…」

友「あ、男っ…ベットに…」

ーーーーー
ーーー


友「や、やり方覚えてるの?」

男「え、た、多分…余裕ない」

友「え、どっち」

男「痛かったら言って…」

友「………初めてした時とおんなじこと言ってる…」

男「…そうだっけ…」

友「ん…そ……ぅ///」

友「あ、ば…馬鹿ぁ…いきなり…」びくっ

男「……」ぐっ

友「う、あっ///」

男「友、声」

友「!」ばっ

男「出していいよ?」へら

友「……ばか…人がせっかく…(隣気にして…)」

男「……後ろむいて…友」

ギッ…

友「ん、あっ……男ぉ…」

友「あっ……、は……ぁ」

欲しくて

友「あ///」

欲しくて手に入れた



って誰の曲だったっけ…

ーーーーー
ーーー


~○○法律事務所~

三十路「友くん、何かいいことあった?」

友「………え?」

三十路「めずらしー鼻歌歌ってたよー。あっ休憩行っていいよ、お昼まだでしょ?」

友「あ、はい…これが終わらしてから…」三十路「でー?でー?休み明けてから浮かれてるし携帯気にしてるしーあっ彼氏?彼氏?彼氏できたか、あれ?いたっけ?いなかったっけ?できたかどっち?いいなー同じ学コの子?もうすぐ卒業なのに大変じゃないの?私なんて仕事仕事で恋してる暇もないっつーのー…男つったらうちの所長か年老いた糞爺かもっとイキのいいピチピチの子落ちてないかなー?で、どんな子?」ぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺらぺら

友「……どんな子?って…彼氏?って…」

三十路「うん」ワクワク

友「図々しくて、調子が良い……」

友「アホでお気楽でうるさくて空気読まなくて無神経で……それから…」

三十路「(お気楽?アホ?)へ~イメージじゃなーい…それ本当に彼氏ー?」

友「」ぐさっ

友「………」ガーン…

三十路「あっ、うそうそごめーんごめんっ…もっと清楚系イメージしてたからっ…」


付き合ってる…だよね

多分…

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