真「ボク達、将来結婚するじゃないですか?」P「……あ、あぁ」 (161)


真「プロデューサーは、結婚式は和風がいいですか?それとも洋風ですか?」


P「……真が選んだ奴がいいな」


真「むっ……プロデューサー、適当に決めてません?」


P「い、いや、真が選んだやり方でするのが嬉しいんだよ」


真「そうですか?じゃあボク、洋風でやりたいです!」


真「やっぱり、ウェディングドレスを着てみたいんですよね……ボク」ホクホク


P「そ、そうか……わかったよ」


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真「ブーケを投げるの楽しみだなぁ〜……新記録を目指す気で投げますよ!」


P「ブーケってそういう物じゃないんじゃ……」


真「あ、でも……」


真「一番の楽しみは、プロデューサーと結婚することですからね!///」ニコッ


P「あ……あぁ……」








ガチャッ


春香「……あ、おはようございます!プロデューサーさん!」


P「あ……は、春香か、おはよう」


真「おはよう、春香!」


春香「うん、おはよう!」


真「じゃあボク、トレーニングに行って来ますね」


P「あぁ……無理するなよ」


真「はい!……あ、それと、プロデューサー」サッ


P「ん?」


真(ボクと婚約してる事、皆にバレないようにして下さいね!)ボソボソ


P(……あ、あぁ)ボソボソ


春香「どうしたの?」


真「い、いや、ちょっと小鳥さんにアラサー感が出て来たなーって……ですよね?」チラッ


P「そ、そうなんだ、滲み出てるから……」


春香「へぇー……」


真「じゃあね!春香!」タタタ…


春香「行ってらっしゃい!」







バタンッ


春香「……………」


P「……………」


春香「……2人っきり、ですよね?」


P「………あぁ」


春香「………あの、プロデューサーさん」


P「何だ?」












春香「私達、将来結婚するじゃないですか?」


P「…………」


P「あ、あぁ……」


春香「それで、考えたんですけど」


春香「私、今まで結構稼いで来たじゃないですか?」


P「トップアイドルになったからな……」


春香「それで、今まで貯めた貯金を使って私達の家を買おうかと思ってるんです!」


P「い、家をか……?」


春香「プロデューサーさんはマンションがいいですか?」


春香「あ、でも、2人だけの空間を味わうなら一軒家の方が……///」テレテレ


P「……ま、まぁ、物件を見て決めたらいいさ」


春香「あ、そうですよね、探すついでに軽くデートでもしましょっか!」ニコッ


P「あ……あぁ」










ガチャッ


美希「あふぅ……おはよー」ムニャムニャ


春香「あ、美希、おはよう」


美希「うん、おは……」


美希「!」ピクッ


美希「ハニー!おはよう!」ギュッ!


P「お、おぉ……急に抱きつて来たら倒れちゃうだろ?」


美希「はーい、次から気を付けるね!」アハッ


春香「あはは……」


春香「じゃあ、私ちょっと公園で歌の練習して来ますね」


P「あぁ、声枯らすなよ」


春香「はい!……あっ、それと……」スッ


P「ん?」


春香(私と婚約してるからって、あんまり他の子とイチャイチャしないで下さいね?)ボソボソ


春香(私だって、妬いちゃうんですからねっ)ボソボソ


P(あ……あぁ)ボソボソ


美希「二人とも、何の話してるの?」


春香「う、うん!ちょっと小鳥さんの将来の心配してただけ!」


P「そ、そう!親御さんからも心配されてるだろうな……って」


美希「ふーん」


春香「じゃっ、行ってくるね!」タタタ…


美希「うん、頑張ってね〜」







バタンッ


美希「…………………」


P「………………」


美希「……ハニー?」スススッ


P「ん?」


美希「やっと2人っきりになれたね!」スリスリ


P「………あぁ」


美希「……ねぇ、ハニー?」スリスリ


P「ん?」


美希「ミキ達、将来結婚するよね?」


P「……………」


P「………あ、あぁ」


美希「それでねそれでね!」


美希「結婚したら一つ約束して欲しい事があるの!」


P「なんだ?」


美希「あのね?お仕事に行く時と寝る前はね……」


美希「絶対に、チューして欲しいの!///」


P「え、えぇ?」


美希「昨日見た洋画でね、夫婦がやってたの!」


美希「ミキ達も見習ってラブラブしよっ?」チラッ


P「……あ、あぁ……ミキが望むならいいよ」


美希「ありがとうハニー!大好きなの!」チュッ


P「あはは……今はまだ頬っぺにキスまでだぞ?」


美希「わかってるの!唇は、結婚式の時までお預けでしょ?」


P「あ……あぁ」









ガチャッ


雪歩「おはようございますぅ」


美希「あっ、おはよう雪歩」


雪歩「あ、美希ちゃん、おは……」


雪歩「……す、凄くプロデューサーと密着してるね……」


美希「ハニーと打ち合わせしてたからなの、ね?」


P「あ……あぁ……」


P(その嘘は無理があるだろ……)


雪歩「………………」


美希「じゃあ、美希ちょっと買い物に行ってくるね」ピョンッ


雪歩「うん、車には気を付けてね」


美希「ありがとう、雪歩」


美希「……あ、その前に、ハニー?」スッ


P「ん?」


美希(ミキと婚約してる事は、まだ皆には内緒だからね?)ボソボソ


美希(結婚出来る年齢になったら、堂々と皆に言うから絶対だよ?)ボソボソ


P(あ……あぁ)ボソボソ


雪歩「……どうしたんですかぁ?」


美希「うん、ちょっと小鳥の変な本の処分方法を相談してたの」


P「そ、そう、ウチの本棚の3分の2がそれで埋まってるから……」


雪歩「そうなんですか……」


美希「じゃあ、行ってくるの!」タタタ…


雪歩「うん、行ってらっしゃい」









バタンッ


雪歩「…………………」


P「………………」


雪歩「……プロデューサー?」


P「……な、なんだ?」


雪歩「……私達、結婚するんですよね?」ジッ


P「……………」


P「……あ、あぁ」


雪歩「……じゃあ」


雪歩「どうして、美希ちゃんとあんなにくっついてたんですか?」グィッ


P「ゆ、雪歩、近いよ……」


雪歩「……やっぱり、私みたいなひんそーでちんちくりんな女の子なんて、飽きちゃいましたか……」グスッ


P「ちっ、違う!雪歩はちんちくりんじゃない!」


P「それに、雪歩を飽きたりする奴の方がどうかしてる!」


P「雪歩はこんなにも、素晴らしい子なんだから!」


雪歩「……プロデューサー///」


雪歩「私……とっても嬉しいですぅ///」ピトッ


雪歩「結婚してからも……同じような事、言ってくれますか?」


P「……も、もちろんさ」


雪歩「……嬉しいですぅ///」


雪歩「私も、プロデューサーが私望む事があったら何でもしますね///」ニコッ


P「あ……あぁ」








ガチャッ


千早「おはようございます」


雪歩「あっ……ち、千早ちゃん」バッ


千早「おはよう、萩原さん」


千早「プロデューサーも、おはようございます」


P「おぉ、おはよう千早」


雪歩(……く、くっついてるの、バレなかったよね……?///)


雪歩「え、えっと……私、ちょっと散歩してくるね」スクッ


千早「えぇ、行ってらっしゃい」


雪歩「うん……あっ、あの、プロデューサー……」スッ


P「ん?」


雪歩(結婚する事は、お父さんの了承を得た後に皆に言いましょうね?)ヒソヒソ


雪歩(それまでは、内緒にしましょう?)ヒソヒソ


P(……あぁ、それがいい)ボソボソ


千早「……どうかしたの?」


雪歩「う、ううん!小鳥さんの老後を心配してただけ!」


P「そ、そうそう!既に老後みたいな生活だよなって話で……」


千早「……そうですか」


雪歩「じゃあ、行ってくるね!」タタタ…


千早「えぇ…」


バタンッ



千早「……………」


P「……………」


千早「……さて、プロデューサー?」


千早「私という婚約者がいるにも関わらず……」


千早「何故、萩原さんとあんなに密着していたのか説明してもらえますか?」


P「……………」


P「……ぜ、全部聞いてたのか?話?」


千早「……今来たばかりなので、何が何やら分かりませんが……」


P「そ、そうか……じゃあ、話は聞かれて無かったか」ホッ


千早「話って何ですか?まさか、浮気ですか?」キッ


P「ち、違うんだ……これは、その……」


P「……雪歩の告白を断るのに仕方なかったんだ」


千早「告白を?」


P「雪歩はさっき、俺に交際を申し込んで来たんだが……」


P「俺には、まだ皆には言えない最愛の婚約者がいると言って断ったんだ」


千早「さ……最愛の……///」


P「そしたら雪歩は、せめて最後にギュッと抱き締めて欲しい……と」


P「そしたら、諦めがつく……と言われてな」


千早「……そう、だったんですか」


P「あぁ……だが、千早が怒るのは無理ないよな」


P「千早……悪かった……だからといっちゃ何だが」


P「お前が望むことなら、何でもするよ」


千早「……何でもいいんですか?」


P「あぁ」


千早「……じゃあ、私達が結婚した後……」


千早「……えっと、その……///」


P「?」


千早「……わ、私を、今よりもっと、あ、愛して欲……///」









ガチャッ


真美「ハロー!!」


亜美「突撃ぃ!隣の夕ごはん!」


千早「ッ!!」ビクッ


千早「あ……亜美、真美」


亜美「…おやおや〜?」ジー


真美「千早お姉ちゃん……顔真っ赤っかだよ?」ジー


千早「え……あ、これは……///」アタフタ


千早「こ、小鳥さんから受けたセクハラ被害を報告してて……それで」


P「そ、そうそう、女性男性問わずに言いたい放題何だよあの人」


亜美「ふーん……まぁ、ピヨちゃんだからねぇ…」


千早「ちょ、ちょっと涼しみに外に行ってきますね」


P「そ、そうか、あまり遠くに行くなよ」


亜美「行ってらっしゃーい!」


真美「知らない人にはついて行っちゃダメだよ〜?」


千早「……あ、プロデューサー?」スッ


P「ん?」


千早(……出来れば、もうさっきみたいに、浮気紛いな事しないでくださいね?)ボソボソ


千早(ワガママかも知れませんが、やっぱりプロデューサーが他の女性といるの、私……)


P(……あぁ、出来る限り、他の異性とは極端に親しくしないようにする)ボソボソ


真美「……なに何?コショコショ話してどしたの?」


P「い、いや、小鳥さんがよくしてるアレって何だっけ〜って……」


千早「こ、小顔ローラーですよ、確か!」


P「あ、あぁ!それそれ!小じわもオマケに取るとか言ってコロコロしてたな!」


真美「ふ〜ん……」


千早「じゃ、じゃあ、行ってきます」タタタ…


亜美&真美「「行ってらっしゃーい!」」


バタンッ







亜美「……………」


真美「……………」


P「……………」


亜美「さて……と」ストンッ


真美「よいしょっ……と」ストンッ


P「……ど、どうした?両サイドに座り込んできて……」


亜美「……兄!」ギュッ


真美「……ちゅぁん!」ギュッ


P「……なんだ何だ?二人して抱きついて……」


亜美「んっふっふ〜……将来一緒に住む者だけになったからねぇ〜!」スリスリ


真美「今のうちに、兄ちゃん分を補充しようと思ってね〜!」スリスリ


P「そ、そうか……」


真美「あっ!そんでね、兄ちゃん!」ピコンッ


亜美「亜美達、相談して役割の曜日を決めたんだ〜!」


P「役割って……?」


亜美「お嫁さんと、愛人さんの役割!」


P「愛人って……どこでそんな言葉を」


真美「最近のJCは、ませてるからね〜」


亜美「月水金は亜美がお嫁さん!真美は愛人さん!」


真美「火木土が真美がお嫁さん!亜美は愛人さん!」


P「……日曜日は?」


亜美「その日はねぇ〜……」


真美「兄ちゃんの妹の日!」


P「い、妹ぉ?」


亜美「あっ、でも結婚してからも兄ちゃんって呼ぶからね!」ニコッ


真美「そこんとこ、YO・RO・SHI・KU!」ニコッ


P「あ、あぁ……」








ガチャッ


律子「おはようございま〜す」


亜美「あっ!律っちゃーん !」


真美「おっはよーん!」


律子「……まぁ、女子中学生を両サイドに座らせちゃって……」ジー


P「い、いや、これは勝手に……」


亜美「うん……兄ちゃんが勝手に亜美達の腕を無理矢理引っ張って……」グスッ


P「ち、違うだろ!」


真美「豪邸に薔薇気分を満喫してたんだよ〜!」ウルウル


P「両手に華気分、だろ!」


律子「はぁ……まぁ、あんた達が嘘言ってるのは分かったわ」


亜美「くっ!バレちゃあ仕方ない!」タタタ…


真美「ひとまず、コンビニに退散じゃあ!」タタタ…


律子「あっ、コラッ!」


バタンッ







律子「……行っちゃいましたね」


P「あ、あぁ……」


律子「全く……きっと、お菓子買いに行ったんだわ」


律子「もう……つまみ食いは辞めるように言ったのに……」ブツブツ


P「まぁ、少し位いいじゃないか」


律子「プロデューサーがそんな風に甘やかすから…」クルッ


律子「……それより、何であんなにくっついてたんです?」ジー


P「えっ……」


律子「いくら子供相手だからといって、あんなに密着していいとはいきませんよ!」


P「す、すまん……いつも年老いた人の隣でデスクワークしてるから、たまには若い子の隣に……と」


律子「はぁ〜……あのですね、私達婚約してるんですよ!?」


律子「他の異性と距離を取るのは、婚約者として快く思いませんっ」プイッ


P「わ、悪かった!次からは、ちゃんと断るからさ!」


律子「……本当、ですか?」ジー


P「本当、本当!信じ……」prrrr、prrrr


P「……メール?2通も?」カチャッ


『from:双海亜美

言い忘れてたけど、一緒に住む事は
絶対、ぜ→→→ったい!
他の皆には、内緒だかんね→!-_-b』


『from:双海真美

今度は、真美達を膝の上に
乗っけて相談してNE!
真美は右足に乗っけてNEーーー!(^з^)-☆』







P「……………」


律子「本当に、もうしないんですよね?」


P「……………」


P「……う、うん」


律子「……なんですか、その気の抜けた返事……」


律子「そういえば、携帯のメール何だったんですか?」


P「あ……あぁ、メルマガだよ」


律子「そうですか……あっ、携帯で思い出した」


律子「今朝、涼から電話が来てですね……」


P「えっ!?」ビクッ


P「な、何の用だったんだ!?」ガタッ


律子「え……あ、あの、一人暮らしの事を質問されて……」


P「そ……そうか……」ホッ


律子「……?」


律子「とにかく、それを相談されて思ったんですけど」


律子「あの……私達、そろそろ同棲しませんか?///」


P「えっ」



律子「結婚する前の下準備を……同居するのに慣れる為に……と」


P「あ、あぁ……」


律子「……何て、言っちゃいましたけど、本当は私が早く一緒に生活したいから何ですけどね……///」


P「え……えっと、だなぁ……」


P「も、もう少し先にしないか?」


律子「……何か不都合なことでも?」


P「その……ほ、ほら、アレだよ」


P「俺、楽しみとかが後にあればある程頑張れるからさ」


P「モチベーションを保つ為に、結婚してから一緒に住みたいなーなんて……」


律子「……そうなんですか?」


P「うんうん!だから、まだ同居は辞めとこう!な!」


律子「まぁ、プロデューサーがそう仰るなら……」


律子「……でも、私と一緒に住むのが楽しみなんて……ふふっ///」









ガチャッ


響「はいさーい!みんなー!」


律子「あら、響…おはよう」


響「うん、おはよう律子!今、律子とプロデューサーだけ?」


律子「え、えぇ…」


響「ふ〜ん……何の話してたの?」ジー


律子「えっと……そうね、もう時期分かる事だから言うけど、私達……」


P「……!!」


P「り、律子!」


律子「はい?」


P「じ、実は、ここに小鳥さんが大量にゲーム機やソフトを忍ばせてるんだ!」バサッ


律子「なっ……!!次持って来たら芝刈り機で全部壊すって忠告したのに……!」


律子「ちょっと、小鳥さん!どこですか!?」キョロキョロ


P「たるき亭で飯すすってる」


律子「ちょっと、説教して来ます!」ズンズンズン…


響「う、うん……行ってらっしゃい……」








バタンッ


P(……た、助かった)ホッ


P(律子には、周りに広めないようにちゃんと言っとかないとな……)


響「……ねぇ、プロデューサー?」


P「ん、ん?何だ?」


響「今、律子が出かけたから、2人っきり……だよね?」


P「あ、あぁ、そうだぞ」


響「……じゃあ、ちょっと相談したいんだけどね…」


響「自分達、もうすぐ結婚するでしょ?」


P「……………」


P「あ……あぁ」


響「それでね、自分結婚した後はもう新しく動物達を飼わないようにしようと思うんだ」


P「え……いいのか?動物好きなのに…」


響「うん……だって」


響「プロデューサーと2人っきり時間、もっと大切にしたいし……///」


P「そ、そうか……」


響「でも、今いる自分の家族とは一緒に楽しく暮らそうね!」ニコッ


P「ははは……慣れるのに時間がかかりそうだな……」


響「……あっ」ピコンッ


響「そういえば、今日寄ったペットショップにいいシマウマが」


P「おいおい、また飼っちゃったらさっきの約束の意味が……」


響「あ……だ、だよね」


響「えへへ……ごめんね」シュン…


P「……………」


P「はぁ……これで最後だぞ?」


響「本当!?ありがとう、プロデューサー!大好きぃ!///」ギュッ









ガチャッ


やよい「おはようございまーす!」


響「おっ、やよい!おはよう!」


やよい「あっ、プロデューサーと仲良く引っ付いてお話中でしたか?」


響「えっ……あ!ち、違うぞ!これはプロデューサーが無理矢理!///」バッ


P「え、えぇ!?」


響「プロデューサーは、時々ピヨ子化するからやよいも気を付けるんだぞ!」


P「なっ……お、お前!」スッ


P(音無化現象は言い過ぎだ!それならまだ変態呼ばわりされた方がいい!)ヒソヒソ


響(プロデューサー!ごめん!まだ自分達が付き合ってる事は内緒にして欲しいぞ!)コショコショ


響(まだ、打ち明けるには心の準備が出来てなくって……自分の家族達にもまだ打ち明けてないんだ)コショコショ


P(はぁ……分かったよ)ヒソヒソ


やよい「プロデューサーが……小鳥さんになるんですか?」


響「あっ、ダメだぞやよい!小鳥さんになる何て貶し言葉、やよいが使っちゃダメだぞ!」


P「そうそう、やよいとは真逆な存在なんだ、あの人は!」


やよい「はぁ……」


響「それじゃあ自分、朝寄ったペットショップにもう一回行ってくるね」スクッ


やよい「あっ、はい!いってらっしゃい!」


響「うん!行ってくるぞー!」タタタ…


バタンッ










やよい「……………」


P「……………」


やよい「えっと……あの」


やよい「今、プロデューサーと私の2人だけですか?」


P「あ、あぁ、そうだよ」


やよい「……じゃ、じゃあ、ちょっと相談が……」


P「なんだ?」


やよい「あ、あの……」








やよい「前、プロデューサーとした結婚の約束の事……何ですけど……」


P「………………」



P「あ、あぁ……なんだ?」



やよい「……その、えっと……」







やよい「……あ、あの約束無かったことにして欲しいんです!」


P「…………え?」


やよい「うぅ……ワガママ言ってすみません……」


P「な、何でだ?他に好きな人が出来たのか?」


やよい「そ、そんなわけないです!」


やよい「私の大好きな人は、プロデューサーだけって……///」


P「じゃあ、何でなんだ?」


やよい「……私とプロデューサーが結婚しても」


やよい「多分まだ家庭に仕送りを送らないといけないと思うんです……」


P「えぇ……」



やよい「プロデューサーには、結婚した後も迷惑をかけなたくないんです……」


やよい「だから、私なんかと結婚するよりも、もっといい人と結婚して欲しいんです……」グスッ


P「…………」


P「……俺は、それでもやよいと結婚出来たら幸せだと思うな」


やよい「え……」


P「誰と結婚しても苦労はあるもんだよ、やよいだけじゃない」


P「それに、俺はやよいが大切なんだ」


P「お金の事くらいで別れる理由を作るのはおかしいよ」


やよい「プロデューサー……///」


やよい「じゃ、じゃあ……私、プロデューサーと結婚してもいいんですか?」


P「えっ……」



やよい「本当に……いいんですか?///」


P「…………」


P「う、うん……」


やよい「……えへへへっ///」


やよい「私今、すっごく嬉しい気持ちです!えへへっ!///」


P「そ、そうか……良かったよ……ははは」


やよい「プロデューサー!これからも、ずっと一緒にいましょうね!///」








ガチャッ


伊織「おはよう」


やよい「あっ、伊織ちゃん、おはよう!」


伊織「あら、穏やかな様子だけど、2人仲良く何の話してたの?」


やよい「うん、あのね、また約束し直したの!」


伊織「約束?」


やよい「うん、けっこ……」


P「!!」ビクッ


P「や、やよいぃ!」バッ


やよい「はい?何ですか?」


P「あのだな……その……え〜と、だな……」


P「こ、小鳥さんが!小鳥さんがフェイスパックを買って来て欲しいって言ってたぞ!」


やよい「フェイスパック……ですか?」


伊織「フェイスパックって……あぁ、小鳥が昼休みにいっつもしてる…」


やよい「でも私、美容品はあんまり詳しくなくて……」


P「あっ……じゃ、じゃあ、確か、きゅうりパックで試したいとか言ってたぞ!」


やよい「えぇっ!?きゅ、きゅうりでですか!?」


P「あの人は若さを保つ為なら悪魔にも魂を売る人なんだ!」


P「ここは武士の情けで買ってきてくれないか……やよい?」


伊織「武士の情けって……あんたねぇ」


やよい「……そ、そうですね、食べ物をそうやって使うのはちょっと勿体無いですけど……」


やよい「小鳥さんの為ですもんね、わかりました!」


P「あ、あぁ……伊織も一緒に行ったらどうだ?」


伊織「…………」


伊織「いいえ、ちょっと私はあんたに話したい事があるの」


P「え?」


やよい「じゃあ、私買ってきますね!値段がお得な所知ってるんです!」


伊織「あんまり遠くに行っちゃダメよ?」


やよい「うん、じゃあ行ってきまーす!」


バタンッ







伊織「…………」


伊織「やよいは行ったようね……」


伊織「他には誰もいないの?」


P「あ、あぁ……誰もいないが」


伊織「……そう」


P「……そ、それで伊織、話って……」


伊織「……………」


伊織「バレ、ちゃったの……」


P「え?」


伊織「あんたと婚約した事……私の親にバレちゃったの……」


P「…………」


P「………えぇっ!?」


P「ほ、本当にバレたのか!?何で!?いつ!?両親は何て!?」


伊織「お、落ち着いてよ……ゆっくり話すから」


P「そ、そうだな……すまない」ハァハァ


伊織「……前にペアルックで買って貰った婚約指輪が見つかっちゃって……」


P「……あぁ……俺と伊織の名前を刻んだやつか」


伊織「それを見て、お父様がとっても怒って……」


伊織「それで、連れて来る様に言われちゃって……」


P「そうか……じゃ、じゃあ、今週の日曜とかに挨拶を……」


伊織「逃げましょう!」


P「えっ」


伊織「お父様のあの怒った様子じゃ、間違いなく反対されて私達を二度と会わせない様に仕向けるわ!」


伊織「そんなの、私嫌!2人で遠くへ逃げるわよ!」


P「ま、まて待て!逃げるって何処に……」


伊織「……あんた、ケチュア語喋れる?」


P「何処だよそれ!そんな国があるのかも知らないよ!」


P「それに、事務所の皆とも会えなくなるんだぞ!いいのか!?」


伊織「それも凄く辛いけど……あんたと結婚出来ないのも嫌よ!」


P「だったら、逃げずに立ち向かおう!」


伊織「!!」


P「あいては言葉を理解出来る、会話が出来る人間なんだ」


P「こっちが一生懸命説得して、俺達がどれだけ本気かを伝えれば、大丈夫に決まってる!」


伊織「…………」


P「それに、両親だって意地悪で言ってるんじゃないんだよ…伊織が心配なだけなんだよ」


P「子を持つ人なら誰だって相手がどんなやつか見て判断したいんだよ……俺だってもし娘が男を……」クドクド


伊織「…………」


伊織「そう……よね」


P「え?」


伊織「目が覚めたわ……私、逃げ腰だったわ」


伊織「ちゃんとお父様と話し合って、ちゃんと許可を貰って……」


伊織「堂々とあんたと結婚してあげるわ!」


P「…………」


P「お、おぉ……その意気だ……」


伊織「でも、万が一反対されたら……」


伊織「その時は、エクアドルでもボリビアにでも私を連れて逃げなさいよ!いい!?」


P「は、ははは……善処します」


伊織「この伊織ちゃんと結婚するなら、それ相応の覚悟を持ちなさいよ!にひひっ!///」










ガチャッ


貴音「おはようごさいます」


伊織「あら、貴音おはよう」


貴音「今さっき、覚悟がどうなどと聞こえましたが……何に対しての覚悟なのでしょうか?」


伊織「えっ!……それはぁ……そのぉ……///」アタフタ


P「こ、小鳥さんが結婚出来ない理由を語ってたんだよ!」


伊織「そ、そう!勝負時に覚悟して挑まなかった成れの果てねって……」


貴音「はぁ……」


伊織「わ、私ちょっと家に電話しなきゃいけないから出るわよ」


P「お、おぉ……今週の日曜な」


伊織「ちょ、ちょっと!」バッ


伊織(私達が婚約してるのは内緒じゃない!///)コショコショ


伊織(休日に会う約束なんてしたら、バレちゃうじゃないのよ!馬鹿ァ!)コショコショ


P(あ……わ、悪い)コショコショ


貴音「今週の日曜……はて?」


P「いや、これは小鳥さんが………えっと……」


P(くそっ!何にも思いつかない!役に立たないなあの人は!)


伊織「に、日曜日に……さ、サザエさんを見る様に言ってるのよね!」


P「え?……あ、あぁ!そう!」


貴音「さざえさん……ですか?」


伊織「あ、あんたも観てみたらどう!?面白いわよ!」


貴音「そうですね……海鮮料理も嗜好品の一つですし、私も観てみると致します」


伊織「そ、そう……よかったわ」ホッ


P「ふぅ……」ホッ


伊織「じゃあ、家に……えーっと……ろ、録画するように新堂に電話しに行くわ」タタタ…


貴音「えぇ、翌週に語り合うと致しましょう」


伊織「え、えぇ……じゃあ、行ってくるわ」


バタンッ








貴音「……行きましたね」


P「あ、あぁ……」


貴音「他の方は、いらっしゃいますか?」


P「い、いや、俺と貴音だけだ……」


貴音「そうですか……それで、あなた様」










貴音「今週末の土曜日に、私の実家に結婚報告しに行く話ですが……」


P「…………」


P「あ、あぁ……」


貴音「あなた様は、乗り物酔いなど大丈夫でしょうか?」


P「え?特にそんなのはないが……」


貴音「そうですか……では、問題はないようですね」


貴音「無重力になる瞬間が多いので、乗り物に弱い方は乗機は控えるように言われましたので……」


P「…………」


貴音「聞いた話によると、機内食に『ちゅうぶ食』というのがあるらしく……」


P「た、貴音……」


貴音「はい?」


P「それって……何の会社の乗り物だ?」


貴音「運営会社は確か……異国の言葉で書いてあったので読めなかったですが」


貴音「他の方々から呼ばれているのを耳にしたことが……たしか、『なs』」


ガチャッ





あずさ「おはようございます〜」


貴音「おや、あずさ……おはようごさいます」


あずさ「あら、貴音ちゃんおはよう〜…何の話してたの?」


貴音「えぇ、プロデューサーと乗る事について相談を…」


P「!!」


あずさ「乗る?相談?何かに乗るの?」


貴音「えぇ、『すぺぇすしゃt』」


P「わ、わーーーーーー!!!」バッ


貴音「はて?」


P(た、貴音!土曜の事は秘密なんだ!)ボソボソ


貴音(……それは何故ですか?)ごにょごにょ


P(その……ひ、秘密で2人だけのデートってワクワクしないか!?)ボソボソ


貴音(秘密で……2人だけの……『でぇと』)


貴音(………ふふふ///)


貴音(それも、一興ですね……では、この事は内密に致しましょう///)ごにょごにょ


あずさ「貴音ちゃん、乗るって何の話?」


貴音「いえ、小鳥嬢が『ろでおぼぉい』という乗り物に乗りながら仕事をしている事について相談していて……」


P「そ、そうそう、機械音と、脂肪と脂肪がぶつかり合う音がうるさくってさぁ…」


あずさ「あらあら〜……」


貴音「では、私は昼食を摂りに少々出掛けて来ます」


あずさ「えぇ、食べ過ぎちゃダメだよ〜?」


貴音「えぇ、腹八分目、丼八杯迄と言いますからね」


貴音「では、失礼致します」


バタンッ








あずさ「……………」


あずさ「あの……今他に誰かいますか?」


P「……いえ」


あずさ「……じゃ、じゃあ、あの……///」


あずさ「前から相談してた、もしも子供が出来た時の話なんですけど……今、時間大丈夫ですか?///」


P「……………」


P「………あ、あぁ」


あずさ「プロデューサーさん、何か考えてきましたか?」


あずさ「私は、もし女の子なら『あずき』がいいと思ってるんです〜」ニコニコ


P「自分と似てる名前っていいですもんね」


あずさ「それで、もし男の子が出来たら何ですけど……」


あずさ「できれば、名前に『P』が付くような子がいいな〜……なんて、思っちゃいまして///」


P「む、難しいんじゃないんですか……どっかの銀戦車じゃないんですから……」


あずさ「やっぱり、もし子供を作るとしたら……」


あずさ「私とプロデューサーさんの子供ってわかるような子がよくって……///」









ガチャッ


真「ただいま〜」


あずさ「あ、あらあら、おかえりなさい、真ちゃん」


真「あれっ?あずささん……顔赤いですけど、どうしました?」


あずさ「えっ、あっ、えっと、これはその……///」


P「……小鳥さんの机の中を覗いちゃったんだよ」


あずさ「え?」


真「あぁ〜、確かに、あれを見たら誰だって赤面しちゃいますね……」


あずさ「そ、そうなのよ〜、うふふ」


あずさ「じゃあ、私ちょっと飲み物買ってきますね」スタスタ


真「あ、はい……って、あずささん、玄関こっちですよ!」


あずさ「あ、あらあら、いけない……あ、それと、プロデューサーさん」サッ


P「はい?」


あずさ(あの……結婚する事は、もうちょっとしてから報告にしませんか?)ヒソヒソ



あずさ(ちゃんと準備が出来てから皆に言いましょうね)ヒソヒソ


P(えっ……準備って?)コショコショ


あずさ(経済面の話とか、親族の方に報告してからとか……)ヒソヒソ


あずさ(あ、あと、子供の名前も……///)


P(……あずささん、本当に妊娠してませんよね?)コショコショ


あずさ(し、してません!してないじゃないですか!///)ヒッソヒソ


真「どうしました?」


P「じゃあ、俺はスタドリで」


あずさ「あっ……は、はい〜、真ちゃんは何か飲みたい?」


真「あっ、ボクは大丈夫ですよ」


あずさ「じゃあ、ちょっと買いに行ってきますね〜」


真「あずささん、隣に!事務所の隣にコンビニがありますからね!」


あずさ「は〜い」


ガチャッ










真「…………」


P「…………」


真「……今、2人っきりですか?」


P「……あ、あぁ」


真「じゃあじゃあ、さっきの話の続きなんですけど!式場によってブーケの種類が……」キャピキャピ


P「…………はぁ」






ーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーー



ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー





P「はぁ……やっと帰路につけた……疲れた……」スタスタ


P「まさか3回も巡回するとは思わなかった……」スタスタ


P「今日は早めに寝よう……」スタスタ









ガチャッ



P「ただいま〜」


愛「あっ、パパ!」


愛「おかえり〜!!!遅かったね!!!」


P「うおぉ……あ、愛、ちょっとボリュームダウンして……」


舞「あら、おかえりなさい」


P「ただいま……愛、そろそろ寝た方がいいぞ?」


愛「うん、おやすみなさ〜い!」


舞「おやすみ、寝言のボリューム控え目にね」


舞「……ご飯食べる?」


P「うん……じゃあ、お風呂の前に……」













舞「それで、どうなったの?」


P「えっ……何が?」モグモグ


舞「事務所の子達に攻め寄せられてる事よ」


P「あ、あぁ……その」ゴクンッ


P「なんか、皆と婚約してる事になってて……」


舞「…………はぁ〜…」


舞「あんたねぇ、断りにくい性格だからって超えちゃいけないラインってのがあるでしょ」


P「う、うん……あ、明日、明日頑張って誤解を解くようにするから……」


P「ちゃんと自分が既婚者って言って、断ってくるから……」


舞「……その言葉、あんたの常套句みたいになってるんだけど」


P「…………」モグモグ


P「……い、いやだってさ、彼女達の押しが強くてさ」


P「話そうとしたら相手の方からデートはどうするかとか、結婚したらどうするだの攻め寄って来てさ……」


舞「…………」


P「最近じゃ皆引っ付いて来たり抱きついて来たりと実際の距離が近くて、しかもだなぁ……」


舞「……はい、ストップ」ギュウウウ


P「いだだだだだだ!!ほ、ホッペ千切れるって!!つままないでくれ!!」バタバタ


P「な、何するんだよう!」


舞「嫁が夫の浮気話聞いて、いい気分になると思う?」


P「あ……ご、ごめん」


舞「はぁ……」


舞「……もしかして、私と結婚したのも私の告白を断りきれなかったからかしら?」ムスッ


P「なっ……ち、違う!」ガタッ


P「舞は出会った時から本気で愛してる!今の愛と舞との家族生活は、俺の望んだ生活だ!」


舞「……じゃあ、どうしてあんたから告白して来なかったのかしら?」


P「それは……へ、ヘタレだったから、俺から告白が出来なかっただけで……」


舞「ふーん……」ジー


P「ほ、本当だってば!」


舞「……まぁ、惚れた私も悪いのよね」スクッ


舞「お風呂上がったら、真っ直ぐ寝室に来なさい」


P「え?」


舞「今夜は朝まで付き合いなさい」


P「え……あ、明日も出勤なんだけど」


舞「付き合ってくれる……でしょ?」ギロッ


P「…………はい」














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