玲音「君は一体何者だい?」覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオ…」 (128)

玲音「あれ、よくみたら君もオッドアイなのか」

玲音「なんか親近感が湧くよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオン!」

玲音「見たところエクシーズモンスターのようだけど…」

玲音「どうしてこんなところにいるんだい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルル…」

玲音「どうしたの?」


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覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルル…」グー

玲音「おなかが減っているのか…」

ガサゴソ

玲音「のど飴しかないけど食べるかい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「…」

パクッ

ガリッ!ゴリッ!バリッ!ゴリッ!

玲音「うまいかい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオン!」

玲音「それはよかった!気に入ってくれたんだね」

玲音「あらためて聞くけど君はどこから来たんだい?」

玲音「何でこんなところにいるのか教えて欲しいんだけど?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルォォォ…」

玲音「なるほど、突然どこかに飛ばされてここで前の持ち主と離れ離れになっていたわけか」

玲音「君も訳ありなんだね」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルオオオオオン!」

玲音「名前はなんだい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルル…」

玲音「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンか…厨二心をくすぐる名前だね」

玲音「でもとってもいい名前だよ!力強さを感じる!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオン」

玲音「うん、よろしく!オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

玲音「あ、そうだ…自己紹介を忘れてた」

玲音「アタシは玲音、ここでアイドルをやっているんだ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グル?」

玲音「ああ、アイドルというのは…」

玲音「歌って踊って、みんなを笑顔にする職業なんだ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「!?」

玲音「え、何だい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルオオオオオ!」

玲音「そうか…君も人々を笑顔にすることが好きなんだ」

玲音「前の持ち主と一緒にみんなに笑顔をさせようとしたんだね」

玲音「でも今までいろいろやっても笑顔にするどころかみんな怖がったり驚いたり…」

玲音「結局笑顔にできたのはノーソックスメガネくらいしかいないだって?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルル…」

玲音「君も苦労しているんだね」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「…」

玲音「…」

玲音「それそれそれ!」コショコショ!

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルォ!?」

玲音「ほらほらここかい?ここが気持ちいいのかい?」コショコショコショコショ!

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルル…グルルォ!?」

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルオオオオオオオオオン!」

玲音「あはは!いい笑顔じゃないか!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルォ!?」

玲音「笑顔笑顔言っているけど肝心の君が笑顔じゃないじゃないか」

玲音「そんな暗くて怖い顔をしていたらみんなに笑顔をすることなんてできないよ」

玲音「みんなを笑顔にしたいんなら笑顔をさせようとする本人が笑顔にならないと!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「…ギャオ」

玲音「そうだ!お願いがあるんだけど、アタシのパートナーになってくれないかな」

玲音「アタシと一緒にアイドルをやったらきっとみんなを笑顔にできるよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルル?」

玲音「アタシ、今ではオーバーランクといわれているけど…」

玲音「別にアタシは高い地位を目指すためにアイドルをしているわけじゃない」

玲音「アイドルでみんなに笑顔を…観客たちに最高のパフォーマンスを見せたいんだ」

玲音「だけど正直、最近自分でも限界を感じていてね…レッスンしてもあんまり伸びないんだ」

玲音「一人でやるには流石に限界が来ちゃって…」

玲音「他のアイドルたちもアタシをどんどん追い抜こうとして…いや、それは別にいいんだ」

玲音「だけどそのせいでファンが周りのほうに向いてアタシのことを見てくれなくなってきて…」

玲音「おっと…、ちょっと贅沢すぎる愚痴だったね…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「…」

ペロペロ!

玲音「うわっ!?な、何をするんだい!?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」

ペロペロ!

玲音「アハハ!くすぐったいじゃないか!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオン!」

玲音「…ハッ!?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオ!」

玲音「…そうだった、確かに君の言うとおりだ」

玲音「自分で笑顔笑顔言っておきながらアタシまで一瞬ナーバスになって笑顔を忘れちゃった…」

玲音「ありがとう、危うく大事なことを忘れるところだったよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオ!」

玲音「それで、返事はOKってことでいいんだよね」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオン!」

玲音「決まりだね、ダブルオットアイズコンビで頑張っていこうか」

玲音「アタシたち二人で、最高のパフォーマンスを見せてみんなに笑顔をさせるんだ!」

玲音「ついでにキミの持ち主も見つかるかもしれないからね」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオン!」

玲音「うん、よろしく頼むよ、オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン」

玲音「さて、早速だけど…どうしようか?」

玲音「どうやって家に連れて帰ろう?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルル…」

ズウウウウウン…

玲音「えっ、乗れって言っているのかい?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオ!」

玲音「よっと」ヒョイ!

ゴオオオオオオオオ

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオン!」

ギュイイイイイイイイイイイイイイイン!

玲音「うわっ!?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオン!」

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

玲音「君、飛べたのか!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルオオオオオオオオン!」

玲音「凄いよ!こんなことができるなんて!」

玲音「長い間アイドルやったけど、ドラゴンに乗って飛ぶなんて初めてだよ!」

玲音「アタシたち、疾風になってる!」

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

玲音「これならもっと高みへ目指せるかもしれない、よし!」

玲音「これから、アタシと一緒にみんなを笑顔にしよう!オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルオオオオオオオオオオン!」

数日後

P「さて、次は春香達の番だ」

春香「はい!行くよ、雪歩、響ちゃん!」

響「ああ!最高に高めた自分のパフォーマンスで最高のライブを見せてやるぞ!!」

P「雪歩、もう自信はついたみたいだな」

雪歩「はい!もうちんちくりんの私はいません!」

雪歩「しっかりした私を披露してみます!」

P「よし、頑張れよ、お前たち自身も満足いくような結果をたたき出せ」

三人「はい!」

P「さて、たしかフェスの初めは玲音がやる番だったが…」

ギュオオオオオオオオオオオン!!!

P「ん?」

春香「な、何この音?ジェット機みたい…」

響「おい、上!?」

雪歩「上?」ググッ…

玲音「みんなああああああ!おまたせええええええええええええ!!!」ゴオオオオオオオオオオ!!!

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」ゴオオオオオオオオオオ!!!

春香「えっ!?な、何あれ!?」

響「あのドラゴン…どこか見覚えが…?」

P「ほう…」

雪歩「」バタリ

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

ヒュウウウウウ…

玲音「ご苦労さん、そこらへんでいいよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

ストッ

玲音「Hi!Everybody!」

玲音「Thank you for coming today!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

玲音「早速だけど君たちに紹介したい仲間がいるんだ!」

玲音「もう気づいていると思うけど、そう…彼だ!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

ウワアアアアアアアアアアアアアアア!!!

玲音「アタシのパートナー、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンだ!」

玲音「これから二人で最高のパフォーマンスをしていくから!みんな、よろしく!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

春香「一体何があったの…?どこからあんなドラゴンを…」

響「あ、あれがオーバーランクの真の姿か…」

雪歩「」

春香「雪歩!?しっかりして雪歩!」

P「どうやら気を失ったようだな」

P「二人とも、介抱を手伝ってくれ」

春香「は、はい!」

響「わかった!」

P「それにしても…随分すげぇものを引き連れてるじゃねぇか…」

しばらくして

春香「結局負けちゃいました…」

響「足の震えがまだ止まらないぞ…」

雪歩「ごめんなさい…私の力不足で…」

P「いや、相手が強すぎただけだ」

雪歩「でも…」

P「なに、負けたならさらに上を目指せばいい」

春香「でもどうやって上を目指せばいいんですか!?」

春香「歌いながらドラゴンに乗って飛んだり飛び降りたりまた乗って今度は乗りながらストライクディスオベイしたんですよ!」

春香「あんなの真似できませんよ!」

P「まあそれもそうだな、とりあえずどうするか考えておくか」

響「そんなアバウトな…」

P「にしても…これはしばらく、玲音がトップを維持し続けることになるな…」

玲音「お疲れさま」

玲音「キミの初の公演、うまくいってよかったね!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「最初はみんな怖がっていたけど、アタシたちのパフォーマンスですぐに笑顔になった」

玲音「あれが君の見たかった笑顔だろ?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオン!」

玲音「ははっ、そうかのか!よかったじゃないか!みんなを笑顔にできて!」

「ここは関係者以外立ち入り禁止です!」

玲音「ん?」

「関係者だ、通らせろ」

玲音「この声…」

玲音「なんだ、キミか」

P「よお、随分クールなドラゴンを連れているじゃねぇか」

玲音「ああ、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンっていうんだ」

P「そいつがなんなのか知っているのか?」

玲音「アタシと同じファンを笑顔にさせたい気持ちがあること、後エクシーズモンスターというくらいかな?」

P「笑顔か…」

玲音「ところでキミは何をしに来たんだい?」

P「そのドラゴンが気になって来た、後はお祝いの言葉だな」

P「今日はおめでとう、あんなライブを見せられたら体の振るえがとまらねぇ」

玲音「それはよかった!どうだい?アタシたちの力は?」

P「見事なものだ、あんなの誰も真似できねぇ」

P「だが、俺たちも負けないぜ…、次は勝つ」

玲音「臨むところだ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

P「じゃあな…」

バタン

玲音「いつ見ても不思議な男だ、何を考えているのかまるでわからない」

玲音「ただこの勝負を楽しんでいることだけは伝わってくる」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「ああ、わかっている、共に頑張ろう」

玲音『みんな、ありがとう!』

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン『ギャオオオオオオオオオオオオオン!』

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!

???「フン…、玲音のやつ随分と立派なドラゴンを従えているじゃないか…」

???「にしても腹立たしい…、この私を差し置いてやりたい放題とは…」

???「しかもああいう美しいカラーリングのドラゴンは黒が似合う私が持つべきだ」

???「あいつは私の立場を奪ったのだ、こんどはあのドラゴンを私が奪うとしよう」

???「そして今度こそ765プロを潰してやる…」

???「フフフフフ…フハハハハハハハハハハハハ!!!」

今日はここまで

依頼だせやカス

一週間後

律子「凄いですね、玲音の最近の追い上げ」

律子「ほかのアイドルも寄せ付けないほどになりましたよ」

律子「一番惜しかったのはニュージェネレーションの渋谷凛が空中で互角の攻防をしたくらいです」

P「あっちもあっちで凄いからな、だが元々のスペックが違いすぎた」

律子「それでどうしますか?このままじゃ勝てませんよ」

P「さあな」

律子「さあなって…そんな無責任な!?」

P「ならどうやって対処する?ドラゴンを従わない限りあいつに勝つことなんてできないぞ」

律子「それはそうですけど…」

律子「…あれ、いつからライブバトルからドラゴンバトルになったの?」

P「まあバトルで勝てなくても、仕事が減らないわけじゃないしな」

P「今は普通に仕事を続けようぜ、俺たちは別に玲音を倒すためにアイドルをしているわけじゃないだろ」

律子「う~ん…」

>>37
勝手に依頼に出さないでください、迷惑です

玲音「みんな!ありがとう!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

ウオオオオオオオオオオオオオ!!!



玲音「やったね!今日の公演も大成功だ!」

玲音「やっぱりアタシたちの相性は抜群のようだね!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「さて、この後はしばらく予定がないから…どうしようか」

玲音「一緒にどこかに出かける?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「よし、それじゃあ行こうか」

玲音「あっ、でも周りの迷惑をかけないようにしよう」

玲音「流石にこの巨体だとみんな驚くからね」



???「ここにいるのは間違いない、堂々とテレビに映っていた」

???「だけどどうやって会おう…、相手はこの世界のトップアイドル…」

???「迂闊に近づけないし…近づけるタイミングは人が多い握手会とかだし…」

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

???「ん?」

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオン!

???「何だ!?」

ワイワイ ガヤガヤ

オイナンダアレ マサカレオンカ? アレガウワサノ…

???「間違いない…オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンだ!」

自然公園

玲音「ここなら広いし人も比較的少ないからのんびりできるよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」ヒュゴオオオオオオオ!!!

玲音「はしゃぐのはいいけどちょっと勢いが強いよ、吹き飛ばされる」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオ…」シュン…

玲音「別にいいって、嬉しかったんだろ?いろいろ動き回れたりして」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「ははっ!それにしても最近キミ、いい笑顔してるね」

玲音「初対面の時とは全然違うさわやかな笑顔をしているよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオ…グルル!?」

玲音「…えっ、誰か来たって?」クルッ

P「よお、玲音」

響「はいさい!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「キミたちか、どうしてここがわかったの?」

響「空で高速にドラゴンが公園めがけて飛んでいたらいやでも気づくぞ」

P「もうすぐほかの野次馬も来るんじゃないか?」

玲音「それはまずいね、今日は静かにいたいのに…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「どうしたんだい?」

ハァ…ハァ…

P「どうやら一人目の野次馬が来たみたいだ」

???「やっと…見つけた…」ハァ…ハァ…

玲音「キミは?」

P「変わった頭をしているな」

???「オッドアイズ・リベリオン……ドラゴン…」ハァ…ハァ…

玲音「えっ、彼を知っているのかい?」

???「ハァ…ハァ…」

P「とりあえず疲れただろ、落ち着くんだ」

P「ほら、水やるから」

???「ど、どうも…」ハァ…ハァ…

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

響「そうか…あいつとは親戚のようなものなんだな」

???「プハッ!どうもありがとうございます」

P「礼はいい、そんなことよりお前は誰だ?」

玲音「リベリオンを知っているのかい?」

???「はい、あのカードは元々俺のものなんです」

玲音「なんだって…?」

遊矢「はい、俺は榊遊矢14歳、デュエリストです」

玲音「アタシは玲音、アイドルだよ」

P「俺はあそこにいる少女のアイドルのプロデューサーだ」

響「プロデューサー!自分少女といわれるほど小さくないぞ!」

玲音「それでどうして遊矢はここに?」

遊矢「ある日、この次元に来た途端、突然トラブルに巻き込まれて…」

P(次元?)

遊矢「その衝撃でエクストラデッキからリベリオン・ドラゴンが消えてて…」

遊矢「それで仲間とはしばらくカードを探すために単独行動をすることにしたんです」

遊矢「そしたらテレビであなたがオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンと一緒にアイドル活動をしていたのを見て、コンタクトを取ろうとしたんですけど…」

遊矢「近づこうにもガードが固くてとても近寄れなくて…そんな時、空であなたとオッドアイズが飛んでいるところを見て…」

P「今に至るわけか」

遊矢「はい!あなたがオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの面倒を見てくれたんですね、ありがとうございます!」

玲音「いや、礼には及ばないさ」

遊矢「それにしても…なんで実体化しているんだろう…?」

玲音「まあだけど…持ち主が見つかったのならきちんと返してあげないとね」

玲音「短い時間だったけど…、もうお別れかな…」

遊矢「…すいません」

玲音「ん?何で謝るんだい?」

遊矢「いや、俺が来たせいでせっかく友達になったのにすぐに離れ離れになって…」

玲音「別に関係ないよ、出会いがあれば別れもある、それに彼は元々キミのだ」

玲音「アタシは一時的に預けただけに過ぎないよ、元の持ち主に返してあげないと困るのは君だよ?」

遊矢「…」

玲音「というわけで、その…もう君と別れることになっちゃった…」

玲音「自分でも早すぎると思っているよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオ…」

玲音「まさかこんな急な展開になるとは思わなかったけど…うん、正直アタシ自身も驚いている」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ!」

玲音「…本当は、もっと一緒にいたかった…一緒にみんなに笑顔をもっとさせたかった」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「…え?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

P「なんだ?」

響「なんか訴えているな、みんなを笑顔にするためのトレーニングをもっと続けたいから玲音と一緒にいたいだって」

遊矢「そうなのか、オッドアイズ?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

響「今度は遊矢と一緒にだって」

遊矢「ええ!?」

玲音「なるほど、大体わかった」

とりあえずここまで

IDを変えてまで荒らしに来るなんてなかなかできることじゃないよ

触んなきゃいいのに

>>56
ごめん、さっき勝手にHTML化スレに書きこまれて怒ってた

玲音「遊矢、リベリオンから聞いたけどキミはみんなを笑顔にしたいらしいじゃないか」

遊矢「えっと…はい」

玲音「でも現実ではリベリオンを出したらみんなを笑顔にすることはできていない」

遊矢「はい…、笑顔にするどころか、怯えたり驚いたりして…」

遊矢「自分でもわかっているんですけど…、理性というか…冷静を保てなくて…」

玲音「なるほど…ならアタシの下でみんなを笑顔にするレッスンでもしないかい?」

遊矢「レッスンって?」

玲音「ああ!」

P「なるほど…、確かにトップオブトップの玲音の下で指導を受けたらお前の言う笑顔をみんなに与えることができるかもしれないな」

P「あの見た目が凄いドラゴンを見て震え上がった観客たちでさえ、玲音の手にかかればすぐに笑顔になった」

P「どうだ、ここはレッスンを受けてみたらどうだ?」

遊矢「えっ、でも俺には仲間が…」

P「今このタイミングを逃したら、みんなを笑顔にするチャンスが手に入らないかもしれねぇぞ」

P「自分自身の成長のためだと思え」

遊矢「…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

P「お前の相棒も一緒にやりたいらしいぜ」

響「笑顔じゃない遊矢を自分が笑顔にさせたいと言っているぞ」

P「そういえばお前笑顔じゃないな、もっと笑っておかないと後で色々満足できねぇぜ」

遊矢「…わかりました、なら俺、みんなを笑顔にするために頑張ります!」

玲音「その意気だ!アタシたち二人と一体で、みんなに笑顔をさせようじゃないか!」

遊矢「はい!」

P「よし、それじゃあ俺たちは帰るから…」

響「また会おうな、3人とも!」

響「次会うときは負けないからな!」

玲音「臨むところだよ!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

P「またな」

玲音「ああ」

玲音「よし、それじゃあアタシたちも帰るか」

玲音「あ、そうそう…お仲間が心配すると悪いから連絡をちゃんとしてね」

遊矢「はい!」

玲音「それと、アタシのレッスンは結構厳しいからそこのところを覚悟してね!」

遊矢「はい!先生!」

玲音「せ、先生!?アタシが?」

遊矢「はい!」

玲音「う~ん先生か…、うん、悪くないな」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「それじゃあ一緒に帰ろうか、榊…」

玲音「いや、なんか違和感あるな…遊矢でいいか」

遊矢「はい!」

P「…ということがあったんだ」

律子「まるで意味がわかりません、ていうか次元って何ですか」

P「俺が思うにそれは平行世界ってやつだ…」

律子「平行世界?そんなのが本当にあるわけがないでしょう…」

P「果たしてそうかな…案外結構あるかもしれないぜ」

P「奇妙な生物がわんさかいたりロボットに乗ったりとか…」

律子「馬鹿馬鹿しい…妄想も大概にしてください!」

P「まあ、次元はいまはどうでもいい」

P「とりあえずこの状況を楽しもうじゃないか、何か面白いことが起こるかもしれないしな」

律子「まったく…本当に気楽な人ですね…」

律子「そんなんでよく私たち13人を束ねることができましたね」

P「今思えば不思議だな、まあ俺は頑丈だから平気だったが…」

P「普通なら逃げ出しているところだな、少し厳しすぎるぞ…」

律子「はぁ…それもそうですね、よく考えたら一人で13人のアイドルを受け持つなんて無茶ですからね」

律子「仕事軽減のために、新しくプロデューサーを雇うよう社長に言おうかしら…」

ここまで
次の投下はデュエル構成が決まってから

ドゥローレン裁定変わって自身をバウンスできなくなったの!?なんで!?
これじゃループできないじゃん!

玲音「ところでどうしてキミはアタシのことをそんなに敬っているんだい?」

玲音「先生とか柄にもない」

遊矢「先生は、俺にはできなかったオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンでみんなに笑顔をさせてくれた」

遊矢「それで気づいたんだ、俺はこうやってみんなに笑顔をさせてあげたいって!」

遊矢「俺は、あなたのようなエンタメでデュエルでしたいんだ!」

玲音「なるほど…、よしわかった、キミの思いに答えられるかどうかはわからないけど精一杯努力するよ」

玲音「見る感じ人を笑顔にさせるコツはもう知っているようだしね、後はもう一押しするだけだね」

遊矢「よろしくお願いします!」

765プロ

P「うそだろ…そんな…まさか…!」

律子「どうしたんですかプロデューサー?そんなこの世の終わりのような顔をして」

P「これを見てみろ」

律子「えっ?」

――――――――――――――――――

氷結界の虎王ドゥローレン

Q:戻す効果で自身を対象にとることはできますか?
A:いいえ、できません。(15/04/02)

――――――――――――――――――

律子「…これがどうかしたんですか?」

P「ドゥローレン自身がバウンスできなくなった…つまり自身を戻してループをすることができなくなったんだよ」

P「今までドゥローレン経由でやっていたループがめんどくせぇことになったんだよ!二枚出してバウンスしないとループできないんだよ!」

律子(そんなくだらないことで騒ぐなんて…子供ですか…?)

P「わかるか律子!?ループがやりずらくなって満足できねぇ俺の気持ちが!?」

律子「わかりません」

P「くそっ…ただでさえブリューナクが禁止、継承の印が制限のせいでワンハンドレッドアイドラゴンからのループがやりずらくなったというのに…」

P「さらに追い討ちをかけてこれか?急に裁定変わるんじゃねぇよ…グリーンバブーンかよ…」

律子「プロデューサー、しっかりしてください」

P「…いや、だが無傷のループがいくつかある」

P「ビックバンシュートとD・D・R経由のガンマンループが生き残っているな…」

P「このガンマンを別のカードにすれば…ひょっとしたら…」

律子「はぁ…また一人で始まった…こうなると言う事聞かないのよね…」

その頃

遊矢「…というのが俺が悩んでいることで…」

玲音「暴走、激高、悩みがリベリオンドラゴンと同じことを言っているね」

玲音「要は君はみんなに笑顔をしたいんだろ?簡単じゃないか」

遊矢「え?」

玲音「リベリオンドラゴンと一緒にライブでもやったらどうかな?」

遊矢「いや俺、アイドルじゃありませんし…」

玲音「う~ん、それもそうだね…」

玲音「見る感じ素質あるけどね、歌とかダンスとかうまそうだしねキミ…」

玲音「ねぇ、アイドルやってみない?きっとトップになれるよ」

遊矢「いや…今それどころじゃなくて…、それにアイドルじゃなくてデュエルで笑顔にしたいんです」

玲音「そう…残念だ…、素質あるのに…まあいいか」

玲音「それで、リベリオンと一緒に笑顔の件だけど」

遊矢「はい」

玲音「キミはアタシのライブを見て感動したんだよね」

遊矢「はい」

玲音「だったらアタシの真似をしてみたらどうかな?」

遊矢「え?」

玲音「つまり何が言いたいかというとね…」

玲音「アタシのように大空へ飛んだり降りたりストライク・ディスオベイしたらいいということだよ!」

遊矢「いや、それ…何度かやろうとしたんですけど…」

玲音「感情が高ぶっていざやろうとしたらできない…そうだね?」

遊矢「はい」

玲音「ならただひたすら練習するしかないね、とりあえずアタシとデュエルをしようよ」

遊矢「玲音さんと?」

玲音「ああ、でもまず外にでよう、ここじゃ狭すぎる」

遊矢「は、はい…」

遊矢「アクションフィールド発動!」

ヒュゴオオオオオオオオオオオオ!

玲音「面白いカードを使うね、モンスターを実体化できるなんて」

玲音「…ていうか、寒いね…リアルに体感できるなんて凄いカードだ」ブルブルブル

遊矢「俺たちの世界で流行っているものです」

玲音「うらやましいね、あれがあったらいろいろできそうだ」

玲音「まあ話はおいといて…それじゃあいくよ!」

遊矢「はい!」

玲音「先行はアタシがもらおう」

玲音「アタシは手札から伝説の黒石を召喚」

玲音「伝説の黒石をリリース、効果でデッキから真紅眼の黒竜を特殊召喚」

玲音「カードを一枚伏せてターンエンド」

玲音「さあ、キミのターンだ」

遊矢「俺のターン、ドロー!」

遊矢「俺は、スケール3の相生の魔術師と、スケール8の相克の魔術師でペンデュラムスケールにセッティング!」

遊矢「ペンデュラム召喚!現れよ、俺のモンスターたち!」

遊矢「レベル4のEMウィップ・バイパー、EMヘイタイガー、そしてレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」

遊矢「俺は、二体のレベル4のEMで、オーバーレイ!」

遊矢「二体のモンスターで、オーバーレイトワークを構築、エクシーズ召喚!」

遊矢「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!」

遊矢「現れろ!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「おお…」


響「ん?」ピクッ

P「どうかしたか?」

響「なんか胸騒ぎがする…」

P「そうか」

黒井「相生の魔術師のペンデュラム効果発動!自分フィールドのエクシーズモンスター1体を対象として発動できる」

遊矢「選択したモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる」

遊矢「そのエクシーズモンスターのランクはターン終了時まで、そのレベル5以上のモンスターのレベルの数値と同じになる」

遊矢「俺はダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと同じ7にする!」

遊矢「相克の魔術師のペンデュラム効果発動!このターンそのモンスターは、そのランクと同じ数値のレベルのモンスターとしてエクシーズ召喚の素材にできる」

遊矢「対象はダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」

玲音「エクシーズにレベルだって?そんな型破りなことができるというのか!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

遊矢「フー…フー…」

玲音「ああ…なるほどね」

遊矢「俺はレベル7のオッドアイズとダーク・リベリオンでオーバーレイ!」

遊矢「二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ!」

遊矢「エクシーズ召喚!いでよ、ランク7!怒りの眼輝けし龍!覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオオン!」

遊矢「オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの効果発ど…」

玲音「はいストップ」

遊矢「えっ?」

玲音「キミ、一瞬顔が凄く怖い顔だったよ、アタシを潰そうと必死になってたみたいにね」

遊矢「…すいません、自分でもわかっているんですけどこいつ出すとどうも高圧的になって…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ…」

玲音「まあでもこれで原因がわかったよ」

玲音「でもこれならすぐになんとかできそうだ、彼を出したまま普段のキミの調子を維持し続ければいいということか」

遊矢「はい」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ…」

玲音「じゃあまずデュエルしないで適当に触れ合ったらどうだい?アタシがやったように」

玲音「幸い実体化しているから自由にできるね、要は心を一つにするんだ」

遊矢「一つにですか?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオ?」

玲音「ああ…といっても簡単にいけるわけないか」

玲音「とりあえず乗って飛んだりしてよ、そのほうが手っ取り早いし効率がいい」

遊矢「はい、わかりました」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ…」

遊矢「いくぞ、リベリオンドラゴン」ピョン

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオ!!!」バサッ!

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

玲音「あ、落ちた」

ヒュン!

ドサッ…

玲音「あ、拾いなおした」

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

玲音「いきなりひやひやする展開だけど…助けたり助け合ったりしているね」

玲音「あれならすぐに心が一つになるね、うん!」

カードショップ

P「これください」

店員「4980円になります」

P「5000円で」

店員「20円のおつりです」

アリガトウゴザイマシター

P「さて…何が当たるかな?」

ビリッ ビリッ ビリッ ビリッ

P「…ん?」

P「相克の魔術師か…使えそうだがサーチできないから保留だ」

P「そもそも今回の目的はこれじゃなくて別のやつだ」ビリッ

P「…お、言っている間に当たったな」

そして怒涛の練習の末

遊矢「レディースエーンドジェントルメーン!」

遊矢「本日お見せしますのは、前代未聞のスペシャルサモン!」

玲音「うん、いい調子」

遊矢「ごらんあれ!ランク7、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

遊矢「オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの効果発動!フィールド上のレベル7以下のモンスターをすべて破壊します!」

遊矢「1、2、3!」パチッ

ポン!ポン!ポン!

玲音「おお!みんな光る粉となって散っていった」

遊矢「バトル!オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンで、ダイレクトアタック!」

玲音「見事だよ…合格だ」LP2000→0ピーッ

玲音「やったじゃないか!もう気持ちを抑えることができるようになったなんて!」

玲音「しかもモンスター効果も面白い感じに演出したり…最高だよ!」

遊矢「ええ、これも先生のおかげです!」

玲音「アタシはきっかけを与えただけだよ、できたのは君の意思が強いおかげさ」

遊矢「俺の…意思」

玲音「そうだ!今度私と一緒にライブデュエルでもしない?」

遊矢「ライブデュエル?」

玲音「ああ、次のライブの特別ゲストとしてキミを迎え入れるんだ」

玲音「初めて行うけれども相手が見つからなくて困っていたんだ、だけど君だったらうまくできそうだ」

遊矢「いいんですか?俺がやっても…」

玲音「このアタシが言うんだから遠慮しなくていいよ!」

玲音「それにキミはみんなを笑顔にしたいはずじゃないのかい?今機会を逃したらもったいないよ」

遊矢「…それじゃあお言葉に甘えて」

遊矢「これがこの世界の初のエンタメデュエルにしたいから」

玲音「決まりだね、それじゃあよろしく」

遊矢「よろしくお願いします」

玲音「それじゃあ3日後の午後1時、○×アリーナの控室で」

遊矢「わかりました」

そして怒涛の練習の末

遊矢「レディースエーンドジェントルメーン!」

遊矢「本日お見せしますのは、前代未聞のスペシャルサモン!」

玲音「うん、いい調子」

遊矢「ごらんあれ!ランク7、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

遊矢「オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの効果発動!フィールド上のレベル7以下のモンスターをすべて破壊します!」

遊矢「1、2、3!」パチッ

ポン!ポン!ポン!

玲音「おお!みんな光る粉となって散っていった」

遊矢「バトル!オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンで、ダイレクトアタック!」

玲音「見事だよ…合格だ」LP2000→0ピーッ

遊矢「俺がここで…初の…」

遊矢「こんな大役、俺がやってもいいのかな?」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオ…」

遊矢「…ああ、そうだな」

遊矢「せっかく玲音さんが俺にオファーしてくれたんだ」

遊矢「ここは玲音さんの期待に答えよう」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオ!」



???「何?ドラゴンが玲音から妙な小僧の手に渡されただと?」

???「ふむ…、玲音から直接奪う計画だったが…どうやら予定を変更する必要があるな」

???「しかし相手が小僧一人なら強奪もたやすい」

???「引き続きその小僧の様子を見張れ、状況によっては決行日を決める」

3日後 ホテル前

遊矢「悪い、今日が最後だから、本当だから」

遊矢「これが終わったら戻るから…頼む」

遊矢「…ありがとう、正直お前には何度も世話になっているよ」

遊矢「ああ、わかった…それじゃ」ピッ

遊矢「さて、それじゃあ早速…」

ブロロロロロロロロロ

遊矢「…ん?」

キイイイイイ!

ダダダダダダダ

黒服たち「…」

遊矢「…何だ?」

黒井「ご苦労」

遊矢「…あんたは?」

黒井「おっと失礼、私は黒井崇男、961プロダクション社長だ」

遊矢「961プロダクション?」

黒井「そう、私はそこでアイドルの育成を行っているのだ」

遊矢「アイドル?社長のあんたがここに何しに?」

黒井「無論、アイドルのスカウトをしにだ」

遊矢「え?」

黒井「そこの少年、見る限りアイドルとしての才能を匂わせているな」

黒井「どうだ、私のところでアイドルをしてみないか?ギャラは弾むぞ」

遊矢「またアイドルの誘い?」

黒井「返事を聞かせてもらおう、もっとも、私の期待通りの返事ではない場合は…」

遊矢「悪いけど、今はそれどころじゃないんだ」

遊矢「もうすぐこの世界での初公演が始まるんだ、話はまた後にしてくれませんか?」

黒井「…まだ話は途中だというのに…」

黒井「ならその黒くて目の色がそれぞれ違うモンスターを私にくれないか?」

遊矢「いきなり何を言っているんだ!?カードをよこせだって?初対面の相手に言うセリフじゃないぞ!?「

黒井「渡すのか?渡さないのか?」

遊矢「リベリオンドラゴンのことか?」

黒井「そうだ、もちろんタダでとは言わない…言い値で買おう、いくらだ?」

遊矢「悪いけど、俺の魂が宿っているカードを易々と売る訳には行かないし今は時間がないんだ」

遊矢「また後にしてくれ、今は急いでいるんだ」

黒井「ふん…それがお前の答えか」

ダダダダダダ

黒服たち「…」

遊矢「な、何だ?」

黒井「せっかくお前をアイドルにして同時に貴様のドラゴンを奪う計画をしていたというのに…これでは台無しだな」

遊矢「何!?」

黒井「まあいい、せめて貴様のそのドラゴンをいただくとしよう」

黒井「力ずくでな」スチャ

黒服たち「…」スチャ

遊矢(くっ…なんだかよくわからないけど、やばいってことだけ確かのようだ)スチャ

黒井「先行は私から貰うぞ」



玲音「…遅いな、まだ時間はあるけど、何があったんだろう?」

黒井「超魔導剣士ブラック・パラディンでオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンを攻撃だ!」

遊矢「うわあああああああああああ!!!」LP500→0ピーッ

黒服たち「」グッタリ

黒井「はぁ…はぁ…手ごわいやつだ…私以外が全滅しているではないか、一対一だと負けてたな」

黒井「まあいい、結果的に勝てばいいのだよ勝てば」

遊矢「うっ…うぅ…」

黒井「さて、このカードを貰うぞ」

遊矢「ふざけるな…!誰がお前なんかに!」

黒井「うるさい!」ゲシッ!

遊矢「ごふっ…!」

黒井「黙って倒れてろ!…さて、これだこれ」

黒井「ん?なんだこれは…恐ろしく型破りなテキストだな」

黒井「私のデッキではまず出せんな…止むを得ん、貴様のデッキもろとも貰うぞ!」

遊矢「カエ…セ……」

黒井「一生そこで寝そべっていろ、だが私にこのすばらしいカードを与えてくれたことだけは感謝しよう」

黒井「全く…素直にアイドルになればこんな事にならずにすんだものの…」テクテク

バタン

ブロロロロロロ…

遊矢「ウ…ウゥ……」

玲音「…」prrrrrr

玲音「妙だな…電話に出ない」

玲音「寝坊かな?それとも何か…」

ガチャ

玲音「あっ、やっと通じた」

玲音「遊矢、どうしたの?約束の時間が迫っているけど何かあったのかい?」

玲音「…え?」

玲音「そ、そうか…わかった、落ち着いてよく聞いて」

玲音「感情が高ぶる気持ちはわかる、だけど少し冷静になるんだ」

玲音「今から君のところに助っ人をよぶから、私は持ち場を放れるわけには行かないからね」

玲音「居場所を教えてくれ、そこに助っ人を送るから」

玲音「安心して、デッキを取り返して見せるから」

P『その助っ人というのが俺か…』

玲音「ダメかな?何度も黒井社長を倒した君ならできると思ったんだけど」

P『…デッキを奪われた、遊矢は確かにそういったんだな』

玲音「ああ」

P『デッキを奪われた…デッキ………』

P『………………………………』

P『あの野郎…!』

遊矢「…」

キイイイイイイイイイイイイイイン!

遊矢「!?」

P「またせたな」

遊矢「あんたは確か…それにそのバイク…」

P「乗れ、デッキを取り返しに行くぞ」

遊矢「あ、ああ…」

キイイイイイイイイイイイイイイン!

遊矢「場所はわかるのか?」

P「どうせ961プロに戻るつもりだろう、あそこしか帰る場所がないからな」

P「すぐに追いついてぶっ潰す!」

黒井「…しかし、どうしてせっかくの誘いを断ったのか」

黒井「私の誘いに乗ればトップを取れたというのに…実に愚かだ」

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

黒井「…ん?」

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

黒井「…この耳障りな音は…!」


遊矢「あれです!あの男が乗っている車です!」

P「あまり暴れるな、これは二人用じゃないんだ」

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン…!

黒井「…とまれ」

ブロロロロロロ…

黒井「また貴様か…、邪魔だぞ、私は今忙しいんだ」

P「黙れ、遊矢から奪ったものを返してもらおう」

遊矢「俺のデッキを返せ!」

黒井「せっかく奪ったのに何故返せばならんのだ?」

黒井「これでは奪った意味がないじゃないか?だから答えはNOだ」

P「もっともな言い方だ、なら奪われたら奪い返してやる」

黒井「面白い、やってみるがいい」

黒井「だが今度はそうはいかん、今までとは違って強力なモンスターがいるからな!」

黒井「貴様などいとも容易く倒してやる!今までの鬱憤を全て晴らさせてもらおう!」スチャ

P「そのデッキ…遊矢から奪ったものだな」

黒井「だったらどうした?」

P「貴様は…俺がもっとも毛嫌いしている行為をした」

P「デッキというのはな…デュエリストにとっては命より大事なものなんだよ!」

P「デッキは、魂そのものなんだ…誇りが、信念が、そして思いが詰まっている」

P「そんな貴様は命以上に価値のあるデッキを奪いやがった」

P「暴行、恐喝はまだしも…デッキの強奪だけは許さねぇ、魂を奪ったからな!」

黒井「許さなかったらどうするのだ?私を倒すのか?」

P「ああ、貴様に無限の地獄を味合わせてやる」

P「ついでにドゥローレンの裁定が変わった憂さ晴らしをしてやる!」

黒井「面白い、やってみるがいい」

黒井「貴様をこのカードの最初の餌食にしてやる!」

P・黒井「デュエル!」LP8000

遊矢「始まった…」

P「俺はモンスターを裏側守備で伏せてエンドだ」

黒井「なんだ?許さないと言った割には、たった一枚伏せただけか?」

黒井「手札事故か?それとも私を舐めているのか?」

P「貴様に1ターンだけチャンスをやる」

P「この1ターンの間で俺を倒してみろ、倒せなければ、次の俺のターンで二度とデュエルができなくなるほど潰す」

黒井「チャンスだと?ここまで非道なことをした相手にチャンスを与えるとは…」

黒井「随分なあまちゃんだな~、油断大敵という言葉を知らんかね?」

P「しゃべる暇あったら手を動かせ」

黒井「…ふん、無愛想な男だ、ならそのチャンスをありがたくもらおう」

黒井「この私に1ターンチャンスを与えたことを後悔するがいい!」

黒井「私のターン、ドロー!」

黒井「私は二枚のスケール5の慧眼の魔術師でペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「慧眼の魔術師の効果発動!デッキから慧眼の魔術師以外の「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く」

黒井「私はデッキからスケール8の相生の魔術師をペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「さらにもう一体の慧眼の魔術師の効果発動!」

黒井「デッキから相克の魔術師をペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「私は、スケール3の相生の魔術師と、スケール8の相克の魔術師でペンデュラム召喚!」

黒井「エクストラデッキからレベル4の慧眼の魔術師二体と、手札からEMシルバークロウ、EMヘイタイガーを特殊召喚!」

遊矢「俺のモンスターたちが、あんな男に…!」

P「安心しろ、すぐに取り返してやる」

黒井「私は、レベル4の慧眼の魔術師二体でエクシーズ召喚!ラヴァルバル・チェイン!」

黒井「ラヴァルバル・チェインの効果発動、エクシーズ素材を墓地に送ることで、デッキからオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを墓地に送る」

黒井「さらにレベル4のEMシルバークロウ、EMヘイタイガーでエクシーズ召喚!」

黒井「現れよ!竜魔人クィーンドラグーン!」

黒井「クイーンドラグーンの効果発動、エクシーズ素材を取り除くことで、墓地からオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚する」

黒井「相生の魔術師のペンデュラム効果発動!エクシーズモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる」

黒井「そのエクシーズモンスターのランクはターン終了時まで、そのレベル5以上のモンスターのレベルの数値と同じになる」

黒井「私は竜魔人クィーンドラグーンを、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと同じ7にする!」

黒井「自分フィールドのエクシーズモンスター1体を対象として発動できる」

黒井「相克の魔術師のペンデュラム効果発動!このターンそのモンスターは、そのランクと同じ数値のレベルのモンスターとしてエクシーズ召喚の素材にできる」

黒井「対象は竜魔人クィーンドラグーン!」

P「あれを使えばチェインとデーモンでエクシーズできるんだが…」

P「如何せんサーチがな…場を空けるなら普通に未来皇を使ったほうがいいな」

黒井「私はレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと竜魔人クィーンドラグーンでエクシーズ召喚!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

黒井「いでよ、ランク7!覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」ATK3000

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

P「すげぇな…、背筋がゾワッと来たぜ」

遊矢「ああ…、オッドアイズ…」

黒井「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンはバトルフェイズ中3回攻撃ができる!」

黒井「バトルだ!ラヴァルバル・チェインで伏せカードを攻撃だ!」

P「貴様が攻撃したのは、インフェルニティ・ネクロマンサー…守備は2000だ」

黒井「うぐっ…無駄に高いな…」LP8000→7800

黒井「ならリベリオン・ドラゴンで攻撃だ!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」

黒井「喰らえ!反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ!!!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

P「っ…!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアア

P「…」

黒井「かなり堪えたらしいな、痛々しい姿を見ればわかるぞ」

P「お前も悔しいだろうな…あんな奴に道具のように扱われるなんて…」LP8000→2000

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルルルルル…」

黒井「私は永続魔法、補給部隊を発動」

黒井「カードを一枚伏せてターンエンドだ」

黒井「ん?」

P「所詮貴様はその程度の実力しかないということだ、この勝負貴様の負けだ」

黒井「ふん…何を勝ち誇ったような言い方をしている、どこからどう見ても貴様の劣勢だろ」

黒井「仕留められなかったのが何だ?次のターンで貴様を潰せばいい話だ」

P「残念だが、貴様に次はない、このターンで潰す」

黒井「何?」

P「かつての玲音は自分は楽しまず観客を楽しませるようにした」

P「俺のアイドルたちは自分も観客も楽しむようにした」

P「なら俺は周りがどうなろうと自分だけが楽しむようにする」

P「お前には俺が満足するためのおもちゃになってもらおう」

黒井「何だと…?」

P「俺のターン、ドロー」

P「増援を発動、レベル4のイグナイト・ドラグノフを手札に加える」

P「俺はスケール7のイグナイト・ドラグノフ二体でペンデュラムスケールにセッティング」

P「そしてイグナイトの共通効果発動、ペンデュラムスケールに貼られてあるイグナイトカードを破壊する」

P「効果でスケール2のイグナイト・マスケットを手札に加える」

P「さらに俺はスケール2のイグナイト・マスケットとイグナイト・イーグルでペンデュラムスケールにセッティング」

P「そしてイグナイトの共通効果発動、ペンデュラムスケールに貼られてあるイグナイトカードを破壊する」

P「効果でスケール2のイグナイト・ドラグノフを手札に加える」

P「俺は、スケール2のイグナイト・マスケットとスケール7のイグナイト・ドラグノフでペンデュラムスケールをセッティング」

P「ペンデュラム召喚!エクストラデッキと手札から…」

P「レベル3のイグナイト・イーグル、レベル4のイグナイト・マスケット、イグナイト・ドラグノフ二体、そして終末の騎士を特殊召喚」

P「終末の騎士の効果でデッキからインフェルニティ・ネクロマンサーを墓地に送る」

P「俺は二体のイグナイト・ドラグノフでエクシーズ召喚、ラヴァルバル・チェイン!」

P「チェインの効果発動、デッキからヘルウェイパトロールを墓地に送る」

P「さらに、イグナイト・マスケットと終末の騎士で、もう一体のラヴァルバル・チェインを特殊召喚」

P「二体目のチェインの効果発動、デッキからヘルウェイパトロールを墓地に送る」

P「そして俺はペンデュラムスケールに貼られてある二体のイグナイトモンスターを破壊し」

P「デッキからE・HEROブレイスマンを手札に加える」

P「そしてE・HEROブレイスマンを通常召喚」

P「ブレイスマンの効果で融合を手札に加える」

P「さらに二体のラヴァルバル・チェインで融合、旧神ノーデンを融合召喚」

P「旧神ノーデンの効果発動、墓地からインフェルニティ・ネクロマンサーを特殊召喚」

P「旧神ノーデンとE・HEROブレイスマンでエクシーズ召喚、現れよ!ラヴァルバル・チェイン!」

P「ラヴァルバル・チェインの効果発動、素材を一つ取り除きデッキからトリック・デーモンを墓地に送る」

P「トリック・デーモンの効果発動、デッキからインフェルニティ・デーモンを手札に加える」

P「墓地のヘルウェイ・パトロールを除外して、インフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

P「インフェルニティ・デーモンの効果発動、デッキからインフェルニティ・デーモンを手札に加える」

P「墓地のもう一体のヘルウェイ・パトロールを除外して、インフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

P「インフェルニティ・デーモンの光波発動、デッキからインフェルニティガンを手札に加える」

P「インフェルニティガンをセットし、俺はレベル3のイグナイト・マグナムとインフェルニティ・ネクロマンサーでエクシーズ召喚」

P「現れろ、M.X―セイバー・インヴォーカー」

P「インヴォーカーの効果発動、エクシーズ素材を取り除くことでデッキから戦士族地属性レベル4モンスターを守備表示で特殊召喚する」

P「俺はアマゾネスの射手を特殊召喚」

P「アマゾネスの射手の効果発動、二体のモンスターをリリースして1200のダメージを与える」

P「俺はM.X―セイバー・インヴォーカーとラヴァルバル・チェインをリリースして、貴様に1200ダメージを与える」LP7800→6600

P「さらに二体のインフェルニティ・デーモンをリリースして、貴様に1200ダメージを与える」LP6600→5400

P「俺はインフェルニティガンの効果発動、墓地から二体のインフェルニティ・ネクロマンサーを特殊召喚する」

P「一体目のインフェルニティ・ネクロマンサーの効果で、墓地からインフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

P「インフェルニティ・デーモンの効果発動、デッキからインフェルニティ・ビショップを手札に加える」

P「手札がこのカード一枚だけの場合、俺はインフェルニティ・ビショップを手札から特殊召喚」

P「アマゾネスの射手の効果発動、インフェルニティ・デーモンとインフェルニティ・ビショップをリリース」LP5400→4200

P「二体目のインフェルニティ・ネクロマンサーの効果で、墓地からインフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

P「インフェルニティ・デーモンの効果発動、デッキからインフェルニティ・ミラージュを手札に加える」

P「俺は二体のインフェルニティ・ネクロマンサーでエクシーズ召喚」

P「現れよ、虚空海竜リヴァイエール」

P「リヴァイエールの効果発動、除外されているヘルウェイ・パトロールを特殊召喚」

P「アマゾネスの射手の効果発動、リヴァイエールとヘルウェイ・パトロールをリリースする」LP4200→3000

P「墓地のヘルウェイ・パトロールを除外し、インフェルニティ・ミラージュを特殊召喚」

P「インフェルニティ・ミラージュの効果発動、墓地からインフェルニティ・ネクロマンサーを二体特殊召喚」

P「インフェルニティ・ネクロマンサーの効果で、墓地からインフェルニティ・デーモンを特殊召喚」

P「俺は二体のインフェルニティ・デーモンでガガガガンマンを守備表示でエクシーズ召喚」

P「ガガガガンマンの効果発動、エクシーズ素材を一つ取り除くことで、800ダメージを与える」LP3000→2200

P「アマゾネスの射手の効果発動、二体のインフェルニティ・ネクロマンサーをリリースする」LP2200→1000

P「最後だ、アマゾネスの射手の効果発動」

P「このカードとガガガガンマン自身をリリースし、貴様に1200ダメージを与える」

黒井「あ…あぁ…そんな…」

P「地獄に落ちろ」

黒井「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」LP1000→0ピー

P「まあ、こんなものか」

あっ…しまった…

黒井「私のターン、ドロー!」

黒井「私は二枚のスケール5の慧眼の魔術師でペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「慧眼の魔術師の効果発動!デッキから慧眼の魔術師以外の「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く」

黒井「私はデッキからスケール8の相生の魔術師をペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「さらにもう一体の慧眼の魔術師の効果発動!」

黒井「デッキから相克の魔術師をペンデュラムスケールにセッティング」

黒井「さらに手札から慧眼の魔術師を墓地に捨てることで、相生の魔術師のスケールを8にする!」

黒井「私は、スケール8の相生の魔術師と、スケール3の相克の魔術師でペンデュラム召喚!」

黒井「エクストラデッキからレベル4の慧眼の魔術師二体と、手札からEMシルバークロウ、EMヘイタイガーを特殊召喚!」

遊矢「俺のモンスターたちが、あんな男に…!」

P「安心しろ、すぐに取り返してやる」

黒井「喰らえ!反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ!!!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

P「っ…!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアア

P「…」

黒井「かなり堪えたらしいな、痛々しい姿を見ればわかるぞ」

P「お前も悔しいだろうな…あんな奴に道具のように扱われるなんて…」LP8000→2000

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルルルルル…」

黒井「カードを一枚伏せてターンエンドだ」

黒井「貴様…、本当ならあの先行、1ターンで仕留められたはずだ…」

P「まあな、あの初手ならインフィニティの他にデーモンにルーラーとかデーモンバリアとかできてたな」

P「それに、あれならわざわざノーデンを使わなくてもバーンで仕留めるのは可能だ、今より短い手順で倒せる」

黒井「ならどうしてあの時仕留めなかった…!?」

P「勝ちを誇った貴様に絶望を味合わせたかったからに決まっているだろ」

黒井「あ、悪魔め…」バタリ

P「お前に言われたくはねぇな」

P「ほら、お前のデッキだ、もう奪われるなよ」

遊矢「あ、ありがとうございます」

遊矢「…」

P「どうした?」

遊矢「こ、こんなのデュエルじゃない…」

P「何?」

遊矢「あんな一方的で相手に反撃も与えず、ただ自分が楽しむようなデュエル…間違ってる!」

遊矢「デュエルはみんなで楽しむものなのに…そんな…反撃もさせずにバーンでじわじわと甚振って仕留めるなんて…」

P「助けてやったのにその口か…、まあ確かに、俺が相手であんなデュエルされたら腹立つな」

黒井「喰らえ!反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ!!!」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオン!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

P「っ…!」

ズザアアアアアアアアアアアアアアアアアア

P「…」

黒井「かなり堪えたらしいな、痛々しい姿を見ればわかるぞ」

P「お前も悔しいだろうな…あんな奴に道具のように扱われるなんて…」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グルルルルルルルル…」

黒井「カードを一枚伏せてターンエンドだ」

遊矢「現れよ、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

グオオオオオオオオオオオオオオオン!

P(こうしてなんだかんだで無事公開エンタメデュエルは大喝采と嵐のような拍手を受け終了した)

P(遊矢と玲音と観客には万年の笑みが広がっていた)

P(しかしペンデュラム召喚は確かに強いがいきなりあんなに強くしすぎて大丈夫なのか?)

P(エクシーズでさえあんな化け物二体が暴れまくっているんだ、最終的にはどうなっているのか…想像もつかないな)

P(まあ俺のおもちゃになるのは確かだな)

遊矢「センキュウフォーカミング!シーユーアゲイン!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

P(にしてもさっきまでしょげてたあいつの顔が一瞬で笑顔になった、プロだな)

遊矢「現れよ、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!」

グオオオオオオオオオオオオオオオン!

P(こうしてなんだかんだで無事公開エンタメデュエルは大喝采と嵐のような拍手を受け終了した)

P(遊矢と玲音と観客には万年の笑みが広がっていた)

P(俺と俺のアイドルたちも見習うべきだな、別にドラゴンに乗るというわけじゃないが)

P(しかしペンデュラム召喚は確かに強いがいきなりあんなに強くしすぎて大丈夫なのか?)

P(エクシーズでさえあんな化け物二体が暴れまくっているんだ、最終的にはどうなっているのか…想像もつかないな)

P(まあ俺のおもちゃになるのは確かだな)

遊矢「センキュウフォーカミング!シーユーアゲイン!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

P(にしてもさっきまでしょげてたあいつの顔が一瞬で笑顔になった、プロだな)

>>117は間違い、なしで

遊矢「ご指導、ありがとうございました」

玲音「うん、こっちも君やドラゴンと一緒にいて、とても楽しかった」

玲音「でも、もうお別れか…」

遊矢「はい、実はさっき俺の仲間が今のデュエルを見て、用が済んだなら早く戻って来いと言ってきて」

玲音「確かに結構長い時間指導したからね、みんなも待っているし、待たせちゃいけないね」

遊矢「はい、だから…」

玲音「わかっているよ」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオ…」

玲音「…また、いつか会おうか」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

玲音「そう悲しい声ださないでよ」

玲音「アタシだって悲しくなるからさ」グスン

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオ…」

玲音「恋しくなったらまた遊矢と一緒に来てよ、待っているから」

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオオオオオオン!」

遊矢「それじゃあ俺はこれで」

P「ああ、またな」

ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

玲音「…はぁ」

P「お前も涙を流すんだな」

玲音「アタシをロボットかなんかだと思ってるの?人は誰だって涙を流すさ」

P「それもそうだな、にしても別れというものは悲しいものだな」

玲音「今までソロでやっていたけど、パートナーと別れるつらさがこんなに堪えるものだなんて思いもよらなかった…」

玲音「なんか、とても寂しいよ…」

P「確かにお前があのモンスターと一緒にいたときは、いつもの笑顔がさらにいい笑顔をしていたな」

玲音「そう?」

P「ああ、フェスで俺たちといい勝負をした時くらいの笑顔だった」

玲音「そう、自覚はなかったけど、そんなにいい笑顔だったんだ」

玲音「…ねぇ、君もみんなに笑顔をさせつもりはないのかい?」

P「さっき言っただろ、そんなこと、俺にはとても叶わないことだ」

P「それにこういうことはお前たちアイドルの仕事だろ?」

玲音「まあね」

P「デュエルは無理だがプロデュースならあいつらをきっと満足させられる」

P「だからプロデューサーを続ける、プロデュースで…あいつらに笑顔を…」

玲音「アタシも、これからもアイドルをし続けるよ」

玲音「アタシを待っているファンのためにもね」

玲音「アイドルで…みんなに笑顔を…」

終わり

魔術師の効果とオベリオンの効果を勘違いしていた非力な私を許してくれ…

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月23日 (木) 06:09:49   ID: qOwNUCK-

なんだこれwww

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