吸血鬼「吸血って痛いのか?」女「うん」(8)


吸血鬼「き、昨日テレビでな、吸血動物の特集をやってたんだが、あれ凄い痛いってテレビの人が…」アワアワ

女「(慌ててる吸血鬼可愛いなぁ)」

吸血鬼「俺、それ知らなくて…今まで…!うわあああああごめんなぁあああ!!」

女「」ニヤニヤ


女「よーしよし」

吸血鬼「ごめんなぁ女…ひっくひっく、もう血なんか吸わないからぁああ…ぐす」

女「別に大丈夫よ、血を吸っても。痛いっていってもがまんできない訳じゃないし。それにお腹空くんでしょ?ならしょうがないじゃない」

吸血鬼「でも、俺、ずびびっ…女が痛いのは嫌だ……」

女「」キュンッ


吸血鬼「ひっくひっく」

女「そろそろお腹空いたでしょ?いいよ、吸っても」

吸血鬼「嫌だ!」

女「(困ったなぁ…このままじゃ吸血鬼がお腹を空かせて大変な事になっちゃう)」

女「うーん……あ!閃いた!」

吸血鬼「?」

女「魔女さんに何かいい方法がないか聞いてみましょう」


━━━魔女の家


魔女「痛みを快感にしちまえばいいじゃねーか」

女「」
吸血鬼「」

魔女「食事もできて気持ちよくなれるんだぜ、まさに一石二鳥だろ」


魔女「吸血行為を痛みの代わりに快感を与える仕組みにして…そんで」

女「ちょっ、ちょーと待ってください」

吸血鬼「そっそうだ!待ってくれよ魔女!お、俺達にはまだそういうのは早いっていうかその」

魔女「開けゴマ!」ピカー

女「眩しいっ」

吸血鬼「呪文のチョイス!」


魔女「はい、術式完了。料金は1万ね」

女「安いんだか高いんだかよくわかんない…!」

吸血鬼「払った方がいいのかな…」バリバリ

女「やめて!」

魔女「さっさと払わねーと吸血するたびに老ける呪いを追加すんぞ」

女「分かりました払います払うから払わせて!」

魔女「毎度ありー」

━━吸血鬼の家


吸血鬼「腹へった……」グウウ

女「うーん。取り敢えず痛いのは解決した(らしい)し、一回試してみる?吸血」

吸血鬼「………うー」

女「ほら来なさい」

吸血鬼「……うん」

女「よしよし」ナデナデ

吸血鬼「何かおかしかったらすぐ言えよ?…じゃ、じゃあ……いただきます」カプッ

女「んっ」

しえん

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