ことり「いきなりですがクイズですっ!」 (76)

微キャラ崩壊あり
一応ことうみ
のんびり更新していきます

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ーー部室 放課後

ことり「小鳥さんが海に落ちるとどうなるか知ってる?」

海未「ことりが?」

ことり「そう!小鳥さん」

海未「急いで助けに参りますが……」

ことり「もうっ違うよ海未ちゃん!」

ことり「ことりじゃなくて、小鳥さんだよぉ」

海未「いえ、ですから……」

海未「ん?」ピクッ

海未「ことり、もしやそれは鳥類の小鳥のことですか?」

ことり「そうですっ」


海未「それなら最初からそう言ってください」

ことり「言ったんだけどなぁ」

ことり「まあ、気を取り直してクイズに戻ります!」

海未「小鳥が海に落ちるとどうなるかでしたっけ」

海未(そんなの、普通に考えたら一つしか答えはないと思いますけど……)

海未(しかしそれではあまりにも簡単すぎてクイズとして成立しないような気が)

海未「」ウ-ン

ことり「全然難しく考える必要なんてないよ?」

海未(……難しく考えなくていいなら答えは一つですね)

海未「なら当然、溺れますよ」



ことり「うーん……半分せいかいで~す!」パチパチ

海未「半分……?」ナンデ?

ことり「どうかしたの?」

海未「いえ、なぜ正解が半分なのかよくわからなかったので」

ことり「え~、今のでわかってくれないの?」プク-

海未「わかるわけないでしょう」

ことり「うーん、じゃあ宿題ね!」ネッ

海未「……宿題ですか?」

ことり「答えはまた今度聞かせてね」


ことり「じゃあことりは衣装作りがあるから今日は帰ります!」



バイバ-イ



海未「……一体なんだったんでしょうか」ポツ-ン



海未「まあいいです、今はさっきのクイズの事を考えましょう」

海未「小鳥が海に落ちると……溺れる」

海未「当たり前ですよね」

海未「しかし、この解答だと半分だけ正解とのことですが……」ウ-ン

海未「どういうことなんでし……」

バ-ンッ!!






にこ「今日も元気ににっこにっこにー♪」
ニッコニッコニ-

にこ「笑顔届ける矢澤にこに……」ピタ

にこ「って海未しかいないじゃないのよ!」


希「こらこらにこっち、急に開けたら中におる人がびっくりするやろ」コラ

希「……ん?今日は海未ちゃんだけなん?」キョロキョロ


海未「にこと希でしたか……」フウ-

海未「一瞬、どこのおかしな人が入って来たかと思いましたよ」マッタク

にこ「だぁれがおかしな人よ!」

希「にこっちに決まってるやん。で、海未ちゃんはそんなに難しい顔してどうしたん?」

にこ「さらりと言うのやめてくれない……?」グサリ


海未「……少し、宿題がわからなくて」


希「宿題が?海未ちゃんがわからんとは珍しいなー」

希「ウチでよかったら教えよーか?」

海未「いえ、お気持ちは嬉しいのですが……学院の宿題ではないので」

にこ「じゃあ何処の宿題よ。あんた塾とか行ってないでしょ」

海未「ことりです」

にこ「ことり?ことりってあのことり?」ハア

海未「はい、μ'sで衣装を担当してくれていることりです」

希「ほおー、なんでまたことりちゃんから宿題なんかもろうたん?」

海未「ことりにある問題を出されたんです」

にこ「内容は?」

海未「小鳥が海に落ちるとどうなるか、という内容のものでした」


希「……」フム

にこ「なにそれ、簡単すぎじゃない」

希「じゃあにこっち答えてみて」

にこ「溺れるに決まってるでしょ、それ以外ないわ」

希「溺れる……」

希(なるほどなー……)

海未「ええ、正解です」

にこ「それで、これのどこが宿題なのよ」

海未「……ただし、半分だけですが」

にこ「半分?他に何か付け足せっていうの?」

海未「それがわからないからこうして悩んでいるんですよ……」ハア…

にこ「ヒントとかはないの?」

海未「全然です…ことりは衣装作りがあると言って帰ってしまいましたし」


にこ「……わっかんないわね。希、アンタなら何かわかるんじゃないの?」チラッ

にこ「こういうの得意そうじゃない」

希「ウチは別にこういうの得意なわけではないんやけどね」ハハ

希「まあ、大体の予想は出来たかなー」

にこ「はやっ!」スゴッ

海未「流石希ですね……」オ-

希「合っとるかどうかはわからんよ?あくまでも予想やし」

海未「それで、もう半分の答えとは一体……?」

にこ「そうよ!わかったんなら教えなさいよ!」

希「……」


希(もしこの答えが正解だったとしたらウチが言うべきではないかなー)

希「うーん……秘密♪」


海未「はっ?」エッ

にこ「いやいやいや!なんでそうなるのよ!?」

にこ「今のは流れ的に言うところでしょ!」

希「だってこれ宿題なんやろ?じゃあ海未ちゃんが自分でやらんとダメやん?」

海未「ああ……それは確かに」

にこ「だったらアタシは聞いても大丈夫ね」

にこ「さ、耳打ちでいいから教えなさい希」ホラ


希「もーにこっちは仕方ないなー」

にこ「はやくはやく!」ワクワク

希「じゃあいくで?」

にこ「いつでも!」ワクワク









希「ふぅ~」イキフキカケ

にこ「ひゃあああぁ///」ゾクゾク


ペタリ…


希「やーい、にこっち引っ掛かったー!」

にこ「な、なななっ!何すんのよ希っ!」


希「んー海未ちゃんにだけ秘密にするのも悪いから、にこっちもってことで」

にこ「えっ私巻き添え?」

希「まー簡単に言うとそういうことやね」

希「それじゃ、ウチは何時まで経ってもやってこないエリチを探してくるから」

希「また、後でな~」

バイバ-イ……



にこ「ちょっと、希まで行っちゃったんだけど」

海未「どうしましょう……私たちでは何もわかりませんよ」


にこ「いえ、こうなったら私たちで考えるしかないわ。ていうか考えるわよ!」

海未「何故にこがそこまで熱くなってるんですか……」

にこ「だってなんかムカツクじゃない!希はすぐわかったのに私達は全然だなんて」ムキ-

にこ「それに、完全に弄ばれたしね……」フフフ

海未「ここまで来るとただの私怨ですね」

にこ「なんでもいいから、とにかく考えるわよ」

海未「わかりました。では、もう一度問題を思い出してみましょうか…」


にこ「えーと確か『小鳥が海に落ちるとどうなるか』だったっけ?」

海未「ええ、そうです」

海未「そして解答は、溺れる…の場合半分だけ正解だそうです」

にこ「何が足りないのかしら……」ウ-ン


海未「……小鳥という部分が鍵になりそうな気はするんですが」ウ-ン

にこ「そうね、それは私も思ったわ」

海未「!」ハッ

にこ「なにかわかったの?」


海未「もしや……小鳥という部分には鳥の名前が入るのではないですか?」

にこ「ふんふん、例えば?」

海未「例えば……」








海未「……オオルリとか」

にこ「ちょっとストップ、なにそれ?」

海未「え?オオルリ知りませんか?」


にこ「いやいや、普通に知らないわよ!」

にこ「ここって普通は雀とかウグイスとかその辺引っ張ってくるもんじゃないの!?」

海未「……あ、すいません。オオルリが好きなものでつい」

海未「あの、オオルリってすごく綺麗なんですよ。特に雄の配色がですね……」ペラペラ

海未「……それで鳴き声もすごく美しくて……」ペラペラ

にこ「お、オッケーわかったわかった!」

海未「え、もういいんですか?」

にこ「うん大丈夫。オオルリ綺麗よね、うん」


海未「でも……」

にこ「海未、私達はオオルリの生態について話し合ってるわけじゃないのよ」

海未「……え?そうでしたっけ?」キョトン

にこ「そうよっ!私達はことりの宿題について話し合ってたんでしょーが!!」

海未「……ああ」

にこ「アンタ完全に忘れてたのね……」

海未「ん、んんっ!……たまにはそんなこともあります」

にこ「まあいいわ。じゃあ話を戻わよ」

にこ「……」

海未「にこ?」






にこ「どこまで話したっけ?」

今日はここまでで

支援有り難うございます


海未「しっかりしてくださいよ……」ハア-

にこ「今のアンタにだけは本気で言われたくない言葉ね」

海未「確か小鳥という部分には何かしらの鳥の名前が入るのではないか、という話ではなかったですか?」

にこ「ああ、そういえばそうだったわ……」

にこ「それじゃ小鳥という部分に、アンタが言ってたオオルリとやらを当てはめてみましょ……読むわよ?」

海未「はい」








にこ「『オオルリが海に落ちるとどうなるか』」

海未「そりゃ当然溺れますよ」キッパリ


にこ「……」

海未「……」

にこ「……」

海未「……」





にこ「ダメじゃん!!」

海未「いや、だってオオルリは本来山間に生息する鳥ですから……」

にこ「そう言う事を言ってるわけじゃないわよっ!!」バンッ


海未「じゃあどうしてですか?」

にこ「溺れるだけじゃダメなんでしょーが……」

海未「そうですね、それだと五十点です」

にこ「だからよ……」

海未「なら他の鳥にします?」

にこ「あんたねえぇ……」ゴゴゴゴゴ





ガチャ…



真姫「ごめんなさい、遅れ……」

にこ「なんでそうなるのよ!?」バンッ

真姫「?何やってんの?」


海未「あ、真姫ちょうどいい所に」

にこ「……はあ、やっとまともに考えられそうな人が来たわね」

真姫「……だからなんなのよ」

海未「えーとですね……」

カクカクシカジカ…

フンフン…

ヴェエエ…


海未「……ということなんです」フウ

真姫「……」

にこ「どうしたのよ?黙り込んじゃって」

真姫「馬鹿じゃないの?」ハア-


にこ「……否定できないだけに余計腹立つわね」クッ

海未「まあまあにこ、そう気を落とさないでください」ヨシヨシ

にこ「アンタが一番馬鹿なんだからね!?」

海未「え?」マジデ?

にこ「なに自分は関係ないみたいにしてんのよ」

海未「私はにこと違って自分の案も出してますし……ですよね真姫?」

真姫「いや両方よ」バッサリ






海未「」チ-ン

にこ「海未、認めなさい。私達は馬鹿なのよ……」カタポン…


海未「にこと同レベル……」ズ-ン

にこ「殴るわよ?」ニコッ

海未「でも、にこと同レベルですよ……」ズ-ン

にこ「マジで殴ろうかしら……」

真姫「はいはい、茶番はいいからさっさと考えるわよ」

にこ「茶番って何よ!……って考える?」

真姫「そ、にこちゃんと海未じゃいつまで経っても正解にたどり着きそうにないからね」

真姫「この真姫ちゃんが力を貸してあげるわ」フフン


海未「おお、それは有難いです」

にこ「ま、今は少しでも人手が欲しいから借りてあげるわ」

海未「素直ではありませんね、にこ」フフッ

にこ「……うるさいわよ」フン




真姫「じゃあまずは何から手をつけるの?」

海未「そうですね、とりあえず小鳥の部分を鳥の名前に変える案は失敗しましたから……」


真姫「次は海の部分?」

にこ「まあ、順番でいけばそうなるわね」

海未「呼びました?」

にこ「アンタの事じゃないわよ……」

真姫「もはやお約束ね」

海未「いやー何て言いますか、反射的に反応してしまうんですよね。昔から穂乃果にからかわれていたというのもありますが」

にこ「ああー分かる分かる」

にこ「私も物の数とか数える時、よくからかわれたわ」

にこ「『一個、二個……おーいにこだってよ!』って感じでね」

海未「わざわざ具体例を……ありがとうございます」


真姫「それだったら私もあるわね」

海未「あら、真姫もですか?」

真姫「ええ、恵方巻とかカッパ巻きとかそんな風にね」

真姫「しかも今でも、たまに凛にからかわれるわ」

海未「そこは私と同じですね。私もいつも穂乃果と海に行くと言われますから」

にこ「ふーん、私は流石になくなったわね」

真姫「希とか結構言ってきそうな感じじゃない?」

海未「ああ、分かります。希ってああ見えて悪ノリするんですよね……」ハア-

にこ「なんかあったの?」

海未「いつもいつもユニット練習の度に凛と希には手を焼かされていますから」ハハ…

にこまき(リリホワじゃなくてよかった……)


にこ「まあ、希はそういうのは特に言ってこないわね」

にこ「その分わしわしはされまくるけど……」トオイメ

真姫「あれは辛いわよね……」ウンウン

海未「私はされた事ないのでよくわかりませんが…」

海未「しかし、こうして考えると案外μ'sには身近な物に関する名前のメンバーが多いですね」

にこ「確かに、私たちの他にも希とかことりがいるわね」

海未「ことりもよくからかわれていましたよ、そういえば」

真姫「一番身近にいる物だものね、小鳥って」

にこ「いつもニコニコしてるけど案外苦労してるのかしら……」


海未「そうですね、小学生の頃はことりの事を好きな男子によくからかわれていました」

にこ「好きな女の子にはちょっかい出したくなるってのでしょ。聞いたことあるわ」

真姫「思春期男子のあるあるって奴?」

海未「ことりは可愛いですからね、ことりの事を好きな男子も多かったです」

にこ「なるほど、その分だけからかわれることも多かったと」

真姫「でも、そんなに言われてことりは大丈夫だったの?」

にこ「ことりってそういうの結構弱そうなイメージだけど」

海未「それはご心配なく」

海未「からかわれる度に私と穂乃果が守っていましたから」

にこ「やるじゃない、さすが幼馴染み」


海未「ふふっ褒めてもなにも出ませんよ」

真姫「まんざらでもないのね」

海未「///」テレッ

にこ「なーに照れてんのよ!」バシッ


ウフフ……

アハハ…

フフフ…








希「あの二人全然進んでないやん……」ノゾキ


希「いつの間にか真姫ちゃんも混ざっとるし」ノゾキ

絵里「どうしたの、入らないの?」ガチャ

希「あっ」




ガチャ


にこ「それでね……あっ希!」

海未「やっと戻ってきましたか、待ちくたびれましたよ」

真姫「絵里も一緒なのね」

絵里「ごめんなさい、ちょっと用事があって遅れちゃったわ」

真姫「構わないわよ、私も少し遅れたし」


絵里「まだ全員揃ってないのね」

海未「ええ、ちなみにことりは今日は衣装作り、穂乃果は店番の為に参加できないとのことです」

絵里「あら、そうなの?」

真姫「あ、それだったら花陽と凛も」

希「なんか用事あるん?」

真姫「明日英語の小テストがあるから、今日は花陽が付きっきりで凛に教えるって」

にこ「真姫は教えてあげなくていいの?」

真姫「花陽がせめて真姫ちゃんだけでも参加してくれって言うから」シブシブ

希「ということは今日はこれで全員?」ミワタシ

絵里「になるわね」


海未「五人ですか……」

真姫「ちょっと少ないわね」

にこ「練習できないことはないけど……どうする?」


皆『……』ウ-ン









希「はいはーい!」パッ

絵里「ん?どうしたの、希」

希「今日は練習お休みにして海未ちゃんの宿題を手伝ってあげない?」

にこ「あんた、ちょっと前は自分でやれって言ってなかったっけ?」

希「まあまあ、細かいことは気にせんと♪」


絵里「宿題?海未なら私達が手伝うまでもないでしょ」

にこ「違うわよ、実はね……」

カクカクシカジカ…

フンフン…

チカ-…

絵里「OK理解したわ。ならこのKKEに任せなさい!」ドンッ

にこ「ていうか説明してて思い出したんだけど、私達いつの間にか話ズレてたわね」

海未「言われてみれば…」アア

真姫「全然気付かなかったわ」タシカニ


希「このメンバーで大丈夫やろか……」

今日はここまでです

支援ありがたいです


絵里「というわけでこれからことりから海未に提出された宿題『小鳥が海に落ちるとどうなるか』をみんなで解いていくわよ!」

希「ちなみにウチは自分で解いたから、アドバイザーとして参加させてもらうよ」

真姫「だったら答え教えてくれたらいいじゃない」

海未「それが教えてくれないんですよ」

真姫「なんでよ?」

希「それはウチが説明するよ」

希「この問題には恐らくやけどことりちゃんからのメッセージが隠されてる筈なんよ」

希「だから、それをウチが勝手に言うのは違うかなって思って」


絵里「ことりからのメッセージ……」フム

にこ「……さっぱり見当もつかないわね」

希「まあウチから出来るアドバイスは今はこれくらいかな。後は皆で頑張ってみて」

絵里「わかったわ、ありがとう希」

絵里「じゃあ、さっそくいくわよ。何か案がある人いる?」

にこ「……」

海未「……」

真姫「……」

絵里「……」エ-ト

絵里「……無いの?」


希「これは前途多難やなー」


海未「まあ、無いことはないと言いますか……」

にこ「あるにはあるんだけどね」

希「おお、あるんやったら言ったらええやん!」

真姫「海ってワードを別のワードにしてみるって考えなんだけど……」

希(あー……そこ変えちゃうん?でも面白そうやし乗ってみよ♪)

希「ああーええやん!!例えば?」

真姫「例えば!?……そうね」ウ-ン

真姫「ブルーシーとか」

絵里「え?ブルーシート?」ナンダッテ?

希「エリチ……ブルーシーや」


海未「ブルーシー……良い表現ですね」

真姫「やめてよ、恥ずかしいんだからっ」モウッ

にこ「それで、ブルーシーに変えたのはいいけどどうするの?」

希「あ、それじゃいっそのこと小鳥の部分も変えてみたら?」

海未「それは既に試しました」

絵里「どうだったの?」

にこ「海未の小鳥に対する雑学を聞かされただけだったわ……」ウンザリ

真姫「オオルリだったっけ?」

海未「ええ!そうです!」キラキラ

海未「あのですね……!」

希(あ、これまずい奴や……)

にこ「海未、やめなさい」

海未「ですが!」

にこ「駄目だって言ってるでしょ……?」ニコニコォ

海未「うぅ……わかりました」シュン


絵里「わかったわ。それじゃ……」







絵里「『オオルリがブルーシーに落ちるとどうなるか』」

全員『…………』

希「……なんていうか」

真姫「大瑠璃にブルーシーと来ると凄く青そうなイメージを受けるわね」

海未「もはや原型を留めていませんし」

絵里「自分で読んでおいてなんだけど、絶対違うと思うわ、これ」ナイナイ

にこ「はい、この案は失敗ね。次いくわよ!」ツギィ!


海未「誰か、案がある方は……?」

にこ「この文にはことりからのメッセージがあるんでしょ?」

にこ「なら文を変える必要はないのかしら」

真姫「元のままでいいってことね」

にこ「そういうこと」

絵里「じゃあ次は元の文で考えてみる?」

希(お、いい方向に進んできたかも)

海未「まずは、『小鳥』ですね」

希「ここから連想されるのは……」

にこ「まあ私達が小鳥から連想するとしたらμ'sのことりじゃない?」

真姫「やっぱりそうなるわよね」


絵里「その考えでいくと、『海』も海未でいいのかしら?」

海未「とりあえずは、それでいいんじゃないんですか」

希(一気に正解に近づいとる……やれば出来るやん!)オオ!

にこ「そう考えてもう一度文を読んでみると……」





『ことりが海未に落ちるとどうなるか』





海未「いい線いってると思うんですが……」

にこ「なんかピンとこないのよねー」


真姫「確かこれと合わせて、回答が溺れるで半分正解だっけ?」

絵里「落ちるってのもイマイチわからないわ」

にこうみえりまき『……』ウ-ン

希(惜しいなー、ちょっとヒントあげよっ)

希「多分やけど、落ちるとか溺れるとかはそのままの意味やなくて」

希「比喩表現でのことやない?」


海未「比喩表現ですか?」

絵里「腑に落ちないとか策に溺れるとかそういうこと?」

希「うん、そんな感じやね」

にこ「じゃあこの文の『落ちる』ってのも何かの比喩表現ってわけね」

真姫「ことりが海未の何に落ちるのよ?」

にこ「さあねー」

絵里「〜に落ちるって言葉他に無いかしら?」

海未「私が知る限りでは、語るに落ちる、心に落ちる……ぐらいですかね」

にこ「落ちる、落ちる……ん?」アレ?


にこ「落ちる、落ちる……ん?」アレ?

真姫「どうしたのよにこちゃん?」

にこ「いや、ちょっと思いついたんだけど……」

絵里「それなら遠慮なく言ってくれていいのよ?」

にこ「いや、うん……でもちょっと待って」

にこ「希、ちょっといいかしら」

希「ウチ?どうしたん?」ナニナニ

にこ「ちょっとこっち来て」テマネキ




にこ「あのさ」コソコソ

希「うん」コソコソ


にこ「あのさ」コソコソ

希「うん」コソコソ

にこ「もしかしたらなんだけど」コソコソ

希「うんうん」コソコソ

にこ「私、答えわかっちゃったかも」コソコソ

希「ええ!?にこっちが!?」

うみえりまき『……!?』ビクッ

にこ「ちょっ、声大きいわよ……!」コソコソ

希「あ、ごめん……」コソコソ


にこ「もしかしたらなんだけど」コソコソ

希「うんうん」コソコソ

にこ「私、答えわかっちゃったかも」コソコソ

希「ええ!?にこっちが!?」

うみえりまき『……!?』ビクッ

にこ「ちょっ、声大きいわよ……!」コソコソ

希「あ、ごめん……」コソコソ


にこ「てかにこっちがって何よ」コソコソ

希「それもごめん……」コソコソ

にこ「まあいいわ。それで、私の答えなんだけど……」ゴニョゴニョ

希「……」ウンウン

希「……!」ピクッ

にこ「お、もしかして正解?」コソコソ

希「すごいやんにこっち!正解かはわからんけどウチの考えとは一緒や」コソコソ

にこ「希と一緒ならもう正解したようなものね」コソコソ



絵里「ねえ、さっきから二人で何話してるの?」

真姫「私たちにも教えなさいよ」





にこ「ふっふっふ……」ニヤ

海未「急にどうしたんですか?」

絵里「あまりにも分からなすぎておかしくなっちゃったんじゃない?」

真姫「あー、ありえるわね」

にこ「ありえないわよ!アンタらどんだけ失礼なのよ!」

絵里「じゃあなんだっていうのよ」

にこ「えぇ〜知りたいのぉ〜?」ブリッコ

真姫「……絵里、殴ってもいいかしら?」イライラ

絵里「ええ、認めるわぁ!」イライラ

海未「ま、待ってください二人とも!」


真姫「止めないで海未。これは私達二人とにこちゃんの問題なの」

絵里「そうよ、止めても無駄よ」

海未「何訳わからないこと言ってるんですか!いいから落ち着いてください」

海未「にこ!貴方もふざけていないで真面目に答えてくださいね」

希「そうやでーにこっち、あんまりからかうようやったら……」ワシワシ

にこ「わ、わかったわよ!ちょっと遊んでみただけじゃないの……」

海未「それで、実際の所どうしたんですか?」


海未「それで、実際の所どうしたんですか?」

にこ「……わかったのよ」

絵里「わかった?」

真姫「何が?」

にこ「そんなの一つしかないでしょ、問題の答えよ」










うみまきえり『は?』

今日は寝ますね


海未「にこ、冗談はほどほどにと言ったでしょう……」

にこ「いやいや、本当だってば!」

絵里「じゃあ、答え教えてくれてもいいんじゃない?」

にこ「うーん、それはちょっとね……」

真姫「あら、言えないのかしら」

にこ「だって、ねえ?」




海未「ああ、これは多分嘘ですね」

絵里「ええ、わかってないわね」

真姫「そうね、にこちゃんだし」

にこ「アンタらホンット私に容赦ないわね……」


希「はいはい、海未ちゃんもエリチも真姫ちゃんも一旦ストップ」

絵里「希、どうしたのよ?」

希「にこっちは嘘言っとらんよ、さっきウチが聞いたし」

絵里「それ、本当なの?」

希「エリチ、ホンマやよ」

海未「にわかには信じがたいコトですが……」

真姫「まあ希が言うんなら仕方ないわよね……」

希「うん!わかればよろしい」


にこ「だから言ったでしょ本当だって」フン

海未「……申し訳ないです」

にこ「別に気にしてないけどね」

にこ「ま、そんなわけで私は一抜けさせてもらうわ」

真姫「そんな……にこちゃんに負けるなんて」ズ-ン

絵里「KKEのこの私が……」ズ-ン

にこ「……そろそろスルーさせてもらうわよ、面倒だし」


にこ「時に海未っ!」ビシッ

海未「は、はいっ!?」ビクッ

にこ「アンタは絶対この問題解きなさいよ!」

海未「え、えっと何故、ですか?」

にこ「この問題に隠されているメッセージはアンタ宛なのよ」

海未「私に?もう少し詳しく……」

にこ「それは私からは言えないわ、自分で考えなさい」

海未「そんなこと言われましても…」

にこ「絵里も真姫もいるから大丈夫よ」

にこ「最悪希もいるしね」

希「まあウチは本当の最終手段と思っといてな」

海未「わ、わかりました!努力します!」グッ


にこ「じゃ頑張りなさい。今日はお疲れ様」

絵里「あら、もう帰るの?」

にこ「妹たちがお腹空かせて待ってるのよ」

希「こころちゃん達?」

にこ「そ、だから帰るわ」

真姫「それなら引き止めるわけにはいかないわね、お疲れ様」

海未「お疲れ様ですにこ。助言ありがとうございました」

絵里「お疲れ、美味しいご飯作ってあげてね」

希「お疲れーにこっち」

にこ「また明日ねー」フリフリ




バタン……





絵里「……さて、にこまで帰った事で遂に四人になってしまった訳だけど」

真姫「私達頭良い組がなんで残ってるのかしら」

海未「学力とは別ということなんでしょうか……」

希「頭の柔軟性が足りんってことやろな〜」

絵里「ああ、言われてみれば」

真姫「確かに私達」

海未「結構頭堅いですもんね」

希「そうやろ?だからもうちょっと頭柔らかくして考えてみたらええんやない?」

すいません、一度このスレを畳んでラブライブ板で書き直そうと思います

忠告ありがとうございます。
ある程度書き溜めが出来たのでなるべく早く終わらせるようにします。

ことり「いきなりですがクイズです!」
これで貼れてるでしょうか?

緊急会議はこっちで完結させようと思います

作者のワガママで本当に申し訳ないです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 12:41:28   ID: oQ0_Ih-X

私、気になります!

まぁ、だいたい分かったけどw

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