【ラブライブ】真姫「がんだむ…? まきぶ…?なにそれ」【マキブ】 (74)

タイトルでわかる人にはわかる、ラブライブキャラでマキブネタのSSです

キャラが壊れてたり「こいつがいないやん」「このキャラはこいつに乗せるべき!」
というのがあるかもしれません

また、マキブに関してはまだ素人ですので
「その機体の組み合わせはNG」「それは間違ってる」
というのがあるかもしれません(フルブはやっていますがこれもまだ経験が浅いです)

マキブ、フルブってなんぞや?という人はご自分で調べてもらえれば


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427373176

※一応時間的にはラブライブ二期の一話辺りです




真姫「はぁ…ホント、何なの穂乃果は」

花陽「穂乃果ちゃん、どうしちゃったんだろうね…」

凛「ラブライブ出ないなんて、まさか穂乃果ちゃんが言い出すとは思わないにゃー」

真姫「ここでライブに出なかったら… 私達、続けている意味が無いじゃない」

凛「前みたいに活動休止になっちゃうにゃ」

花陽「それだけは嫌だなぁ…」





真姫「ちょっと外すわ」

花陽「どこか行くの?」

凛「凛たちも行くにゃ」

真姫「…なんでよ お手洗い行ってくるだけよ」

凛「なーんだ」






真姫「ええと…お手洗いは…」


ガチャガチャチャチャ バチバチバチバチン!

真姫「えっ、何この音… うるさいゲームセンターでもはっきり聞こえる…」


ガガガガガガガガッ  バチンッ!


「あーもうっ!何よあいつっ!」


真姫「にこちゃん…?」



にこ「悔しい…絶対あいつに勝ってから帰るんだから」

真姫「にこちゃん」

にこ「え、あぁ、真姫 どうかした?」

真姫「何してるの?」

にこ「ゲームよ」

真姫「そりゃ見ればわかるわよ」

にこ「言ってもわかんないわよ 最初から最後まで言うと
  機動戦士ガンダムエクストリームバーサスマキシブースト 略してマキブ」

真姫「がんだむ…? まきぶ…? なにそれ」

にこ「あんたガンダムも知らないの? 世間知らずねぇ」

真姫「何よ!知ってなきゃいけないことなの!?」

にこ「あんた、生きていて一回くらい『ガンダム』って単語聞いたこと無いの?」

真姫「ゔぇぇ…   まぁ、聞き覚えが…ないこともないわ」髪イジ

にこ「それのゲームよ、私は今対戦してんの」チャリンッ

ビシュゥーンッ コノデータデヨロシイデスカ…

ジョインジョインジョインジョインジョイン…パシュゥーンッ!


真姫「なにそれ」

にこ「ウイングガンダムゼロ」

真姫「…」

にこ「どうせ聞いてもわからないんでしょ、興味ないなら見なくていいわよ」

真姫「いいわ、どうせすることないし」

にこ「そう」




にこ「ちっ… 相方クシャトリヤって… 前線支えるの私だけじゃないの…」パチパチッ

<よろしくお願いにこっ!>
<よろしくお願いします>


ガチャクンッ

真姫(にこちゃん、顔が本気だわ…)

ガチャッバババババババッ バチンッ

真姫「!?」

(見てる人、居ますか?)

にこ「ああもうどきなさいよっ!クシャで脳死プレイしてるんじゃないわよっ!!」
ガチャガチャチャチャ パシンッ  パシパシンッ パンッ!


真姫(て、手元が見えない… にこちゃんは一体…)


にこ「そうよっ、いいじゃない やっぱりゲロビ強いわね」


真姫「ねえにこちゃ

にこ「って先落ちーっ!? なんで先落ちするのよっ!!」

真姫 ビクッ


にこ「しょうがないわね、さっさと決めるしか…」

バシンッ!  ピキュゥゥーンッ!
ウイングゼロが見せた未来から…俺が選んだのはこれだっ!


にこ「ふんっ」

ガチャパシィーーンッ

テレレーテレレーテーテー


スタスタスタ

真姫(あれ、にこちゃんどこいって…)スタスタ


にこ「あぁ~!さっきはぁ、ありがとうございますぅ、助かりましたぁ」




にこ「ふう… あれ、真姫まだ居たの?」

真姫「にこちゃん、なにしてたの?」

にこ「相方さんに挨拶よ、気分が良ければしてるわ」

真姫「というかにこちゃん、すごい本気の顔してたわね」

にこ「本気になってるもの」

真姫「難しそうね…どれくらいやりこんでるの?」

にこ「半年くらいかしら 真姫、やってみる?」

真姫「ゔぇぇ…私、そういうのよくわかんないし、難しそうじゃない…」

にこ「一回くらいいいじゃない」

真姫「そこまで言うなら、一回だけ…」





真姫「えっ、えっ、どれを選べばいいの?」

にこ「好きなの選びなさい、見た目でいいから」

真姫「えぇ、でも強いとか弱いとかあるじゃない!」

にこ「じゃあ3000って書いてあるやつ選びなさい!なんでもいいから!」

真姫「そ、そんなこといってもぉっ…」

ピシューンッ

にこ「あ、時間切れね」


真姫「な、なにこれ…」

にこ「リボーンズガンダム、ね まあ悪い機体じゃないわ」

真姫「り、りぼんず…?」

にこ「とりあえずCPU戦選んで、制限時間ギリギリまで操作教えるから」



………

………


凛「真姫ちゃん遅いにゃー」

花陽「どこか寄り道してるのかな?」


………



真姫「こう?」

にこ「そうよ、それをズンダって言うのよ」

真姫「ずんだ? お餅の話じゃなくて?」

にこ「違うわよ、いろいろあるけど、ズンッと着地した瞬間にダッてやるからズンダとか、後はいろいろ」

真姫「意味は知らなくても良さそうね」



にこ「じゃあ次は格闘のボタン連打するだけでいいからやってみなさい」

真姫「うん」

パチパチパチ


にこ「そうそう、で、相手をふっ飛ばした時に、まだ黄色枠になってないでしょ」

真姫「そうね」

にこ「それはまだ何かしらの攻撃が入るってことなの 
   相手に攻撃が入らなくなるまでダメージをいかに稼ぐかってゲームよ」

真姫「ふうん… じゃあ射撃の…ちゃーじしょっと?だっけ、それを出せるの?」

にこ「出せるわよ、やってみなさい」

ジャギンジャギンジャイーン パシュンッ

真姫「気持ちがいいわね…」

にこ「真姫、ハマってきたんじゃない?」

真姫「ええっ?いや、別にそんなこと…」




にこ「とにかく、格闘を途中でキャンセルすれば、N格が出しきりで入るのよ」

真姫「へえ…難しいわね、覚えるのも苦労しそう」

にこ「まあその場の感覚でにこはやってるけどね」



真姫「結局1000円使っちゃったわ…」

にこ「でも今回だけで大分操作に慣れたんじゃない?」

真姫「…それ、またやれって言ってるの?」

にこ「やらないの?」

真姫「…まあ、覚えちゃったし、少しだけなら」

にこ「決まりね! にこが見る限り、真姫は素質があるから大丈夫よ まあにこは超えられないけどね!」

真姫「はいはい…」

にこ「じゃあ次練習が休みの時行くわよ」

真姫「わかったわ」








凛「真姫ちゃんどこ行ってたにゃー!」

真姫「ごめん、にこちゃんとちょっと…」

花陽「にこちゃんは一緒じゃないの?」

真姫「本気でゲーム一回やったら帰るって言ってたわ」

花陽「ゲームしてたの?」

真姫「ええ、ちょっと付き合ってあげたのよ」

凛「真姫ちゃんも真姫ちゃんにゃー」





――――

――――




にこ「真姫!今日雨が降ってるわよ!」

真姫「そうね」

にこ「そうね、ってゲームセンター行くわよ?」

真姫「ああ、そういえばそんなこと…」

にこ「あんた忘れてたのぉ!? 楽しみにしてたにこがバカみたいじゃない…」

真姫「なんでにこちゃんそんなに楽しみにしてるのよ」

にこ「えっ!? あ、いやぁ… マキブやれるのが楽しみだなぁって…」

真姫「それなら一人でもいいじゃない」

にこ「うっさいうっさい!もういいわよ! とにかく6時まで付き合ってもらうからね!」

真姫「ええーっ? なんでそんなに長いのよ!」

にこ「あんたをしごきにしごき倒す為よ」

真姫「頼んでないわよ… それに誘ったのにこちゃんじゃない」

にこ「いいから行くのー!」

真姫「わかったわよ…」




―――

―――




にこ「じゃあ今日はちょっとタイマンしてみる?」

真姫「勝てるはず無いじゃない!」

にこ「大丈夫よ… じゃあ、ウイングでゼロシステムとロリバス封印するわ」

真姫「よくわからないけどあんまり勝てる気しないわ…」



テレレレー

にこ「あら、あんたガンダムモバイル登録したの?」

真姫「ひ、暇だっただけよ… それににこちゃん、カード持てってうるさかったじゃない」

にこ「名前が『まき』って…味気ないわねぇ」

真姫「にこにーよりマシだと思うわ」

にこ「なんですって!!」

真姫「始まるわよ」




にこ「ふふん、本気でかかってきていいわよ」

真姫「操作もまだ完璧じゃないのに…」


にこ「当たらないわね!」

真姫「何よ…着地をとるって言ったじゃない!」

にこ「にこはちゃんとブースト管理してるもんねー」

真姫「意地悪っ!」


にこ「そろそろ攻めるわよっ!」

にこ(まずズンダでガン攻めしてみようかしら)

ズンダッズンダッズンダッ

真姫「きゃっ!」

ガチャガチャ

にこ「えぇ、あんたかわさないでガードしたの?」

真姫「だって咄嗟に出たんだもの…」

にこ「だけど容赦しないわよー、にこの勝率の肥やしになってもらうわよっ!」


スカッ

にこ「あら?」

真姫「とった!」

ジャギンジャギンジャギン

にこ「うそ!ステップ… 真姫がするとは思わなかったわ…」

真姫「なんだ、大したこと無いじゃない」


にこ「ぷっちーん… にこを本気にさせたわねー…」

真姫「私初心者よ…?」


にこ「気が済むまで格闘コンボの練習台になってもらうわよ!!」

バチバチッ

スカッ

にこ「ちいっ…またステップ… なら私もステップから… ここ!!」
ガガガッ

スカッ

にこ「はっ?」

真姫「更にステップしたわ」

にこ「ムキー―ッ!!!!」



……

にこまきのごり押し最高!期待

1(中)
ID:aFqRG4t4O
正直にこまき以外を書く作者って自己主張が強すぎると思う。
流れに逆らうっていうのかな、板のリソースも限られてるわけで、
嫌味ならメモ帳あたりでやればいい

2(左)
ID:tWBoJ/tM0
にこまき以外考えられない
にこまき以外増えて欲しくない

3(右)
ID:sMhE8B/Ho
にこまきは公式の意向だぞ
認められないならラブライブから離れろ

4(三)
ID:gkYlXsmB
同じにこまき好きとして恥ずかしいわ
ほのにこ、ぱなにこ、ほのまき、りんまき等の数多の魅力的な
可能性のリンクがあってこそ、にこまきをつなぐ線の特権性が輝くというのに

5(遊)
にこまき推さないとかひねくれてるよなぁ?
http://i.imgur.com/FeG7sjs.jpg

6(二)
矢澤と真姫もぼっちだからぴったり!私もぼっちだから同じタイプ!
http://i.imgur.com/U1IbCnu.jpg

7(DJにこ巻き)
にこまき以外認めない
http://i.imgur.com/RhIIIo6.jpg

8(一)
ID:RJxZM99YO
にこまきの相性がよすぎるってのも問題だよ
確かに他キャラと絡ませるのはみたくないってのもわかる
人気見れば一番相性がいいのは間違いないし

9(投)
ID:77j2aKs9o
にこまきこそ正義 お前ら邪道の屍なので土に帰ってくれ
ID:77j2aKs9o
俺のきんたまもモザイクかかってるわ

……


真姫「はぁ…結局負けたわ」

にこ「ま、まあにこにかかればこんなもんよ」

にこ(…真姫、射撃戦は下手だけど、格闘戦がずば抜けてるわね これは手を抜いたら負けちゃう…!)


にこ「とりあえず私に1勝でもしてみなさい、私も本気だからね」

真姫「じゃあそしたら帰るわね」

にこ「いいわ、絶対帰らせないわ」



真姫(にこちゃんの使ってたやつ、どれだろ)ジョインジョインジョイン


真姫(あ、これね  って時間ないっ…! えっと、りぼんず、りぼんず…)


ピシューンッ

真姫「あー…」


にこ「くっくっく、こんな事もあろうかと、リボーンズガンダムの弱点や苦手機体も把握したもんねっ…」


テレレレー テレレー


にこ「やっぱり使える機体も増やしていかないと…  えっ」

真姫「機体、間違えたわ」


にこ「え、エピオン!?」

真姫「にこちゃんの使ってる機体見てみたら、すぐ近くのこれになって…」

にこ「そっかー」

にこ(チャンス!!エピオンはマキブならCラン…!格闘戦が強い真姫でも勝てるはず…)






ジュバンッジュバンジュバンジュバン ジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャイーン


デェェェェンッ

にこ「いやあああああああああああああっ!!!!!」


真姫「意外と使いやすいわね 射撃ないけど」

にこ「ズルいっ!ズルい!エピオンなんてズルいわよ!!」

真姫「ヴぇ゛ぇ そんなに強いの、これ…」

にこ「えっ… あぁ、いや、使う人… 
     い、いや!強いわ!トップクラスの強さよ!だから負けたの!」

真姫「そ、まあとにかく勝ちは勝ちだから帰るわね、帰って宿題しなくちゃ」

にこ「ぬぬぬぬぬ… 真姫!次もやるわよ!」

真姫 ヒラヒラ




にこ「…これは、才能としかいえないわね…あんなに格闘を使いこなして」

にこ「格闘戦は全く勝てない… 格闘が入れられてもFドラのときだけ…」

にこ「元々射撃機のリボーンズも、マキブじゃ格闘機… 射撃戦が弱いのも仕方ないのかも…」

にこ「…」



……



「ふふっ、ふふふっ…」


真姫「勝っちゃった!にこちゃんに勝っちゃった!」

真姫「気持ちがいいわね… 自信満々なにこちゃんを折るのは心苦しい気もするけど…」

真姫「…えぴ、おんだったかしら…」

真姫「お気に入り機体に追加…っと」




―――

―――




にこ「あああああっ!ダメ!イメトレしてもぜーんぶやられる!」

絵里「急にどうしたのにこ…」

にこ「勝負に勝てないのよ!真姫との勝負に!」

絵里「どんな勝負をしてるの?」

にこ「…ゲームよゲーム あの子、この前初めてやったのに、二回目一緒に行ったらボコボコにされて…」

絵里「散々ね… それでイメトレをしてたのね」

にこ「そう、もうどうすればいいか…」

絵里「マキブ?」


にこ「え」

絵里「マキブでしょ?このまえやってたじゃない」

にこ「あんた、やってんの!?」

絵里「最近はめっきりやってないけど、少し前はやってたわよ」

にこ「い、意外ね…」

絵里「地区大会で優勝したわよ」

にこ「ええええっ!?」


にこ「」 ハッ


にこ(うろ覚えだけど…プレイヤーネームがローマ字で無理やりロシア語に似せてた人がいたような…)


にこ「絵里!私を鍛えて!」

絵里「…でも、真姫を放っておいていいの? あなたから誘ったんでしょ?」

にこ「そ、それもそうね… でも三人か、一人誰か居ればいいんだけど」

絵里「希がちょっと触ってたことはあったわよ」

にこ「サイサリスかぁ… あれ嫌いなのよね」

絵里「なんで乗ってる機体わかるのよ…」

にこ「なんとなくよ」



――

>>17
にこまきは推してません

――



希「えりち、わざわざ休みにゲームセンターなんてどうしたん?」

絵里「にこがマキブを教えてくれって言われたのよ」

希「ふーん、にこっちだけ?」

絵里「真姫も来るわ にこったら、始めたばかりの真姫に勝てないんですって」

希「なんや、不甲斐ないなぁ」


にこ「ちょっと!聞こえてるわよーっ!」

希「聞こえるように言うたからね」

真姫「え、希もいるの?」

希「やっほー真姫ちゃん」

絵里「じゃあ行きましょうか」




……

にこ「何この店…」

絵里「私がよく行っていたところなんだけど…貸し切りにできるのよ」

にこ「へえ、じゃあバッチリね 行きましょ」



にこ「…ちょっと、受付行きなさいよ」

絵里「えっ、あぁー…いや、店員が違うっていう、のかしら…」

希「入りにくいんやな」

絵里「…ええ」

希「まあ確かに年頃の女子高生四人が『ガンダムの台貸し切り~』なんて言いづらいやんな」

真姫「私だって行きたくないわよ」

希「うちに任して」




「はいー、後で短髪の男の人が来るんです~ あ、はい うちの兄にとっておけって言われてー…」


絵里「店員が見てないうちに入りましょうか…」

にこ「なんでこそこそしなきゃいけないのよ…」

真姫「イミワカンナイ…」



……

……


希「組み合わせはどうするん?」

絵里「にこは真姫に… あ」

にこ「」キッ

絵里「…じゃあ私が教える側だから…にこがそっちで… 真姫は私とで、希はそっちでいいかしら」

希「ええで」

真姫「絵里、できるの?」

絵里「ええ、前はやっていたから」




にこ「ふー…」

希「にこっち、真姫ちゃんに勝ちたいんやんな?」

にこ「勝ちたいっていうか…  負けたくないのよ、初心者に」

希「同じやん」

にこ(とにかく、絵里には格闘で攻めろって言われたから… 真姫は希に任せるとして…)

希「じゃー私は真姫ちゃん相手にするから」

にこ「ん、そのつもりよ」


……

真姫「なんだか、私だけ初心者って感じね…」

絵里「そう?にこが真姫のこと、褒めてたわよ」

真姫「ゔぇぇ?嘘でしょ?」

絵里「私はにこに特訓させてっていわれたからにこの事、見てるわね」

真姫「わかったわ」




――

――

カチャパチスタァーンッ!

真姫(え、絵里…にこちゃんもすごかったけど、的確に素早く操作しているわ…)


希「真姫ちゃんよそ見してると狩っちゃうでー!」

真姫「わかってるわよ!」




にこ(く、やばいわ… 絵里、ほんとに強い! ストフリなんて狩れる気しないわ…)


ポチポチ… ガチャッ

にこ(な、何!?この気の抜ける音は…)


希「おー、真姫ちゃんほんとに初心者なんかなぁ」 カチ…カチ

にこ(すごいボタンを押すのが静か!? しかもあれで動けてるし!)





真姫「もうっ、何あれ…見かけの割に格闘機なの…?」

絵里「そうよ、あ、でも核には気をつけてね…一応射撃も強いから」

真姫「かく?」


「星の屑成就のために…!」


真姫「え、え、なにあれ?」

絵里「真姫逃げて逃げて!!」

真姫「ちょっ、待っ…」




……

……


真姫「ごめんね、絵里…」

絵里「いいのよ、相手したことなかったんでしょ?」

真姫「ええ、にこちゃん以外ともしたことなかったし」

絵里「あと、コストも気にしたほうがいいかもしれないわ」

真姫「ああ…もしかして、私も3000じゃまずかった?」

絵里「ええ、3000で二人だと一回ずつ倒されたら負けだから…」

絵里「じゃあ2500の… スサノオなんてどうかしら?」

真姫「すさのお?」

絵里「ええ、真姫は格闘をするのが得意みたいだから、覚えればきっとすぐよ」



……

にこ「ちょっと絵里!容赦なさすぎよアンタ!」

絵里「そう?久しぶりだったから…ごめんね」


希「真姫ちゃん上手やん! 最後はうちがとったけどね」

真姫「まさかあんな攻撃してくるなんて…」

希「機体を覚えるのも上達の一歩って感じやな」



真姫「ちょっとスサノオっていうの、使ってみるわ」

絵里「ええ、フォローするわ にこ、真姫がスサノオ初乗りだから相手してもいいでしょ?」

にこ「す、スサノオ!? 無理よ無理よ、あんなのどこに居たって無理よ!捕まるわ!」




絵里(このにこの一言がCutie Pantherを作曲するきっかけになるとは思わなかったわ…)



絵里「でも初乗りじゃない」

にこ「むうう… いいわ、このまま相手にしないのも尺だわ」





にこ「ってちょっとぉ!!初乗りなんて嘘でしょー!?切腹なんて普通使わないわよ!」


絵里「そうそう、後格をコンボに混ぜていけばダメージが…」

真姫「なるほどね、特格は意外と万能ね」

絵里「あとCSも曲がるしサブも捨てられないわ」


にこ「教えてるんじゃないわよおおおっ! というか希と絵里は戦わないの!?」

希「だってえりち、動いてないしな」



「抱きしめたいなっ!」
「私は我慢弱い!」

「今日の私は、阿修羅すら凌駕する(ry」

「トランザムッ!!」


にこ「あああああああああああああ」

希「えりち、にこっちが壊れてしまうよ」

絵里「それほど真姫がすごいのね…」

真姫「えぇ、私…適当にしてるだけで」

絵里「真姫は格闘の才能がすごいみたいね、あとは射撃戦ってところかしら」

真姫「やめてよ…才能だなんて」




……

……


にこ「もうやだもうやだもうやだもうやだ」

希「にこっち、落ち込みすぎやって」

真姫「に、にこちゃん…」

絵里「じゃあ組み合わせを変えましょうか、希がこっちで」

希「オッケー」



真姫「…」ポス

にこ「…」

真姫「ほら、やるわよにこちゃん」

にこ「わかってるわよ…」


にこ ウイングゼロ V  希  ZZ
真姫 スサノオ    S 絵里 ストフリ



にこ「じゃあ真ん中でロック集めるから横から闇討ちしなさい」

真姫「わかったわ、じゃあ最初はおとなしくしてるから…」



希「やっぱゴツい機体がいいなぁ」

絵里「どうしてよ?」

希「動きがもっさりしてるほうが動かしやすいやん」

絵里「そういうことね…」




ガチャガガガガガガガ!

にこ「真姫!早く止めてよっ!」

真姫「だって絵里に当たらなくて…」

にこ「後ろ後ろっ!」

真姫「きゃっ!」


希「あー、格CS外してもうたわ」

絵里「そろそろキツいわね…」

ガチャスッターン


真姫「この…」

絵里「あ、嘘っ…!」


「切り捨て、御免ぇぇぇんっ!!」


絵里「嘘… 近いとドラグーンが出せないわ… 希?」

希「いやー、にこっちがなかなかしつこくてそっち見れんわ」

にこ「真姫!希は見てるから絵里をやっちゃいなさい!」

真姫「やるだけやるわよっ」

絵里「あんまり気がのらないけど格闘を振らないと…」 カチャパチンッ

真姫「よし行けたっ!」

ジャキィンッ ジャキィンッ ジャキィンッ

「その極みにある勝利を!!」


絵里「覚醒抜けするしか…」

希「えりちいくつ残ってる?」

絵里「100もないわ」

希「勝ちたいんやったらとにかく離れて射撃戦するしかないね」


にこ「貰ったあああああっ!!!」


希「あ、あかん… 前格2回は痛いわぁ」

にこ「真姫、交代!」

真姫「ええ!」

希「あ… だめやわこれ」



―――――

―――――


にこ「真姫、まだ数えるくらいしかやってないのに、大分上手いじゃない」

真姫「私、才能あるから」

にこ「言うわねアンタも…」

真姫「冗談よ」

にこ「まさか絵里と希に勝てると思わなかったわ」

真姫「そんなに強いの?」

にこ「前に地区大会優勝とかなんとか…」

真姫「ふうん」ポチポチ


にこ「何やってんの?」

真姫「え、あ、いや別に…」

にこ「なんで隠すのよ!」

真姫「べつに見せる必要もないじゃないっ」

にこ「あ、花陽!凛!」

真姫「ゔぇぇ!?」

にこ「貰いっ!」

真姫「ちょっと!!」


にこ「なんだ、お気に入り機体編集してただけじゃない」

にこ「真姫もマキブにどっぷりねぇ…」

真姫「そんなんじゃ…ないわよ」

にこ「なに言ってんのよ、なんだかんだ付き合ってるのは真姫じゃない」

真姫「ううううう…」

にこ「ふんふん、お気に入りは1がスサノオ、2がリボーンズ、3がエピオンねー」

真姫「もう、そろそろ返して!」

にこ「はいはい」


にこ「もう二人帰ってから大分経ったわね」

真姫「…あっ、もうこんな時間…」

にこ「時間を忘れるくらいに、ね」ププッ

真姫「うるさいっ! もう私帰るから、明日ね!」


―――

―――


学校―


真姫「…」スタスタ

モブ「きゃー!逃げろーっ!」←角から出てきた

真姫「ヴェェッ」|彡サッ


モブ「おっと危ない…ごめんなさいね」

真姫「え、ええ…」



真姫(後ステ…)


……


モブ「手押し相撲やろうよ!」

モブ「いいよはいスタートどーん!!」

モブ「うひゃあ!」ドサッ




真姫(ダウン値…)



……


スタスタ

真姫「…」


モブ「あ、危なーい!」

真姫「ヴェアッ!?」ボスンッ


モブ「ごめんなさーい、大丈夫、腕に怪我ない?」

真姫「え、あ…うん、大丈夫」

モブ「ごめんねー」



真姫「シールド(腕)が勝手に…」




……

……




海未「ワン、ツー、ワン、ツー!」


真姫(前格二段目派生…)


……



真姫「…」



花陽「真姫ちゃん、頭抱えてるよ…どうしたのかな」

凛「聞いてくるにゃー」



凛「真姫ちゃーん」

真姫「カウンター!!」バッ


凛「えっ」

真姫「えっ」










花陽「真姫ちゃん、この頃様子が違うと思ったらそうだったんだね…」

真姫「頭から離れないの… どうしても考えちゃって…」

凛「真姫ちゃんが壊れたのかとおもったにゃ…急に『かうんたー!』なんて」

真姫「や、やめて… 何かの間違いなのよ…」


真姫「…このままじゃ、もしライブをするときに…」

花陽「集中できなくなっちゃうね」


凛「やめればいいんじゃないかなっ」

真姫「そんな、簡単に言わないでよ…」

凛「そっかな、凛はやってたこと、すぐにやめれちゃうけどなーっ」

真姫「それ、アンタが飽き性なだけじゃない…」

凛「おお確かに!」

花陽「納得しちゃうんだ…」







にこ「えぇ?アンタもうやめるの?」

真姫「ええ…あんまりひどいと、お母さんにも何か言われそうだし…」


にこ「じゃあ!」



にこ「じゃあせめて、来月ある地区大会に、一緒に出て!」

真姫「え、大会?」

にこ「そう!にこはとにかく有名になりたいの! だから大会とか、それに向けて特訓してたのよ!」

真姫「それに一緒に出て、やめるってこと?」

にこ「ダメ…?」


真姫「んんっ…」


にこ「」ジトッ


真姫「いいわ、これっきりよ」

にこ「真姫ちゃん愛してるぅ!」

真姫「はいはい…」







にこ「私が大会に出すのはもちろんウイングゼロのつもりだけど、真姫は?」

真姫「ならスサノオでいいかしら」

希「いや、にこっちが2500か2000乗ればええんやない?」

にこ「希…いつからいたのよ」

希「さっきやで これはちょっと言いづらいけど、ぶっちゃけ真姫ちゃんのほうが上手いんよなぁ」

にこ「くっ…!」

希「だから、上手い真姫ちゃんにガンガン出てもらって、にこっちは後ろのほうがええんやない?」

にこ「ま、まあ一理あるわね… 真姫のほうが上手いのは心外だけど…」

真姫「で、私は何を使えばいいのよ」


絵里「リボーンズでいいんじゃないかしら」

にこ「絵里までいつから…」

絵里「最初からいたわよ」

希「そやな、やっぱり射撃戦もできんとキツい部分はあるよなぁ」


にこ「じゃあ私は何を使えば…」

「Zガンダムを…」

にこ「えっ」

絵里「あなた…」

希「意外やね」

真姫「海未…」


海未「Zガンダムをおすすめします、にこ! あの機体は後衛もできますよ!」

にこ「あたし、Z使ったこと無いんだけど?」

海未「大丈夫です!あの頃の私でも使えました!」

にこ「詳しく聞くのはめんどくさいからいいけど… そこまで勧めるなら検討しとくわ」





にこ「Zとリボンズねぇ… 火力は…まあ大丈夫そう
    もしリボーンズがダメになってもZの継続力があれば…」

真姫「よくわかんないけど、いいの?悪いの?」

にこ「ぶっちゃけ良いわ、私がZを使えればの話になるけど」


真姫「やるからにはやるわよ、にこちゃん 来月の末よね?」

にこ「そうよ」

真姫「…うちに来ない?」



……





にこ「なんであんたの家にマキブの台があるのよっ!!」

真姫「うちのお父さんがガンダム…とかそういうの好きで
    私がマキブをやってるってちょこっと話したら取り寄せたのよ…」

にこ「くっ…うちにも一台ほしい!」

真姫「お金はなしでできるから…問題は相手がいないことね」

にこ「そこは絵里とか希が居れば…」


「その必要はないわよ二人共…」

真姫「え…」

にこ「…もしかして」


真姫ママ「私とパパが相手になるわ!!」




真姫「…親子揃って、情けない」

真姫ママ「さらっとひどいこと言わないで、真姫」

にこ「ええっと…真姫のお母さんよね…」

真姫ママ「ええ、はじめまして、矢澤にこさん」

にこ「あ、ど、どうも!」

にこ(居づらい…)

真姫ママ「ごめんなさいねぇ」

にこ「ええっ!?」



―――

―――



真姫(その後、にこちゃんも時間があれば毎回私の家に通っては、私の親をけちょんけちょんにしていた)

真姫(更に情けない)

真姫(毎回通うので、次第に私の親とにこちゃんが友達のようになっていた…)

真姫(こんな親いやだ)



真姫ママ「あらにこちゃん、今のどうやるの?」

にこ「えっとぉ、今のはこれがこうで…」


真姫パパ「」ウンウン

真姫「お父さんもよ」

真姫パパ「」エー


―――

―――





にこ(そして月日は流れ、ついに地区大会当日が巡ってきた…)

にこ(出場チームは10チーム…トーナメント式で、私達は一回戦からだった)



ガキ「おい見ろよwwwww女だwwwww勝てんじゃねwwwwwww」

ガキ「余裕でしょwwwwwwwwwwwwwwww」


にこ「」ピキッ

真姫「相手は子供でしょ…」


――


ガキ「うぎゃあああああああTUEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!リボーンズつええええええ」

ガキ「リボンズやべええええええ!!二人で倒せねえ!!!!!!!」



真姫「弱かったわね」←0落ち黄色体力

にこ「…」←ノーダメ


――



にこ「なんなのあのガキども!!このにこを差し置いて何なのよっ!!」

真姫「勝てたならいいじゃない」

にこ「くー…ムカつく、次の試合でガッツリやってやるんだから」



――

――



真姫ママ「真姫、にこちゃん、私達も出場してみたわ」

真姫パパ「」ガンバルゾ

真姫(情けない…)



――


真姫(私達の二回目の試合はよくいる青年っぽい二人組だったけど、苦労することなく勝てた)

真姫(ちなみにうちの親は一回戦で敗退していた)


にこ「なあんだ、全然余裕ね、地区大会なんてこんなもんなのねー」ヒラヒラ

真姫「そのうち痛い目みるわよ」


――



にこ「ちょっとちょっと真姫!あそこに台があるわよ、練習しましょ!」

真姫「えぇ…でも並んでるわよ」

にこ「いいじゃない、時間もあるし今試合中だから空いてるわよ」

真姫「じゃあ少しだけ、ね…」


「おい、あれさっきの女子ペアじゃねえか」

「あぁ、他にも女子ペアいたよな、同じくらいの…」


真姫(同じくらいのペア…?)








にこ「ふう!やっぱり私達が組めば敵なしね!」

真姫「でもにこちゃんずっと後衛じゃない」

にこ「あんたが前衛!私は後衛!それをしてるだけよ」

真姫「はいはい… そろそろ行くわよ」

にこ「でも負けてないからクレジット残ってるわよ」

真姫「えぇ… あ、あれでよければ私の使ってください」


「えっ? あぁ、どうも」


にこ(!!)


にこ「あのぉ…よかったらにこのもつかってほしぃn」


「あ、いいです」


にこ「に゛こ゛っ」




―――

―――



真姫「にしても暑いわね…」

にこ「ゲームセンターなんてこんなもんでしょ」

真姫「そろそろ私達だからいくわよ」

にこ「はいはい、サードのペアが羨ましいわ」




―――



「…え、あれJKか?」

「マジやん、マジやんwwww」


真姫「何あれ」

にこ「さ、高校生とかじゃないの」

真姫「もう少し年上に見えるけど」



「さあ次の対戦は、女子高生二人組のチームBiBiと――です!!」


真姫「BiBiの名前使って良かった訳?」

にこ「いいじゃない、絵里に許可取る必要もないでしょ」




―――

―――





真姫「なかなか前衛のほうのが鬱陶しいわね…」

にこ「なーんか、片方が介護してるって感じねぇ」

真姫「じゃあにこちゃんそっちよろしく」

にこ「はーいまかしt、いやあああ!AGE1のスパローなんて嫌よ!」

真姫「うるさいわね、介護プレイって言ったの誰よ」

にこ「わかったわよ!近づかなければ…」





「やべえやべえやべえZ来たZ!!」


「Zくらい狩っとけ特格ぶっぱでいいから」


「うーん」

真姫「このっ…」


にこ「助゛け゛て゛に゛こ゛っ!!」


真姫「無理よ!」ガチャゴゴッ


「GNシザービット!」


真姫「ああもう、それ嫌い!」



「よし、よし!!」


真姫「あっ…」



にこ「当たりなさいっ!!」パチィンッ


パヒューン



テレレーテレレーテーテー


真姫「に、にこちゃんナイス…」

にこ「にこもやればできるのよ!」



「うわああああ、マジかあいつ止めとけよ!」

「無理言うなよスパローで届く距離じゃないから…」



―――

―――


真姫(なんやかんやあったけど、とりあえず決勝戦まで進めた私達)

真姫(にこちゃんのあまり乗らない機体に乗せちゃって、ちょっと申し訳ないケド)

真姫「それとも…」





にこ「え?乗る機体変える?」

真姫「ええ、ダメ?」

にこ「…でもあんたのほうが…   上手いじゃない」

真姫「私、にこちゃんに自由にやってほしいから」

真姫「なんか、私のせいで好きな機体、乗れてないじゃない」

にこ「別に私はいいわよ、あんたこそリボンズが使いやすいんじゃないの?」

真姫「ううん、私、スサノオ乗ってもいい?」

にこ「…なんでかは聞くのめんどくさいからいいわ、私、ウイング乗るからね」

真姫「了解。」





「さあ最終戦!何度も熱い戦いを繰り広げてくれたマキバーに感謝です!」

真姫(なによマキバーって…私みたいじゃない)

真姫ママ「マキブのやる人でマキバーね」

真姫「居たのね…」


「さあ、決勝まで勝ち残ったのは! 女子高生二人組の
  実は最近始めたばかりのにこ&真姫の、BiBiだァー!!」


真姫「最近始めたの私だけじゃない!」

にこ「目立つためよ!!」


「そしてッ、もう人グループも同じく女子高生二人!海空の…」


にこ「かいくう…?」

真姫「うぇ、あれって…」



「海未&ことりィーッ!!!」



海未「やっぱりきましたね、にこまき!!」

ことり「真姫ちゃ~んにこちゃ~ん」



にこ「な、なんでアンタたちが居るのよ!」

真姫「海未はやってたみたいだけど、ことりまで…」


海未「ふふ、にこがやると知って私もエントリーしてみました」

ことり「ことりはウミチュンに誘われて…」


真姫(穂乃果じゃないのね…)

にこ(穂乃果じゃないんだ…)



海未(ふふ、Zガンダムを進めた甲斐がありました!対処法はバッチリです!)

ことり(海未ちゃんずるい…)


――

――



テレレレー


にこ「あっちの機体は…」

真姫「Zガンダムと…ウイング?」

にこ「EW版のウイングね、中距離だと痛いわよ…  って、☆1じゃない、あれ」





海未「ええっ!?にこがZだと思っていたのですが…」

ことり「決勝だから変えてきたんじゃないかなぁ」



にこ「たとえ相手が海未とことりでも、負けないわよ」

真姫「当然。ここまで来たらやるわ」




「DOG FIGHT!スタート!!!」





ことり「えーい☆」パチッ


にこ「ちょっ!開幕ゲロビよ」


真姫「見ればわかるわよ」
ガチャ


ことり「まあ当たらないよねー」

海未「では、牽制をお願いしますね」

ことり「うん、ロック集めるんだよね!」




にこ「照射なんかあたったら割りと痛いわね… 海未のこと相手できる?」

真姫「擬似タイ?だったかしらそれでいいなら」

にこ「なら押し切ってしまうまで!☆1ならまだ慣れてないはず!」



ことり「あっ…助けて海未ちゃあん」

海未「私も追いかけられていますっ…」


にこ「ふん、やっぱり…一気に削りとって…」


ことり「あっ、こうやるんだ!」カチャパシンッ

にこ「ちょっ…! 痛い痛い!」


にこ「ことり…戦いの中で成長しているのね…」

真姫「ちょっと、負けないでよ?」

にこ「わかってるわよ…」



……



海未「ことりっ、そっちはどうですか? 体力がそろそろ…」

ことり「…!今行くよ!」


真姫「よし、乗った!」パチッ


ことり「きゃあっ…」


海未「ことり!」



真姫「貰ったわっ!!」

にこ「貰ったあああ!!」


ガツンッ


真姫「ちょっとにこちゃん!邪魔よ!!」

にこ「あんたこそ!私の獲物よ!?」


ことり「もーらいっ」


にこ「あ…」


チュドーン

真姫「バカ」

にこ「うっさいわね!元はといえb」


真姫「はいはい、お互い様にしてね!」







「おおお!!!ここでBiBiのウイングゼロが落ちた!
  突然のFFで動揺してしまったか!!」




真姫(いちいち言わなくていいわよ…)


にこ「真姫、どんどん前行ってよね」

真姫「ええ、海未を狙ってコストをずらすわ」







ことり「海未ちゃん、どうする?」

海未「…そうですね、普通に考えて真姫を狙うべきでしょう」

ことり「じゃあ私が先落ちで… わわっ!」



にこ「邪魔はさせないわよ…ことりっ!!」

ことり「に、にこちゃん!」

にこ「アンタの☆1が嘘かホントかは知らないけど、遠慮なく行くわよ!」

ことり「もう酷いよぉ…まだ私は…」


海未「ことり…」ガチャッ


真姫「行かせないわっ!」


「抱きしめたいなっ!!」

海未「特殊移動!? スサノオに…」

真姫「あるの、よっ!!」バシィンッ


「トランザム!!」


海未「くっ…!」


「その極みにある勝利を!!!」


真姫「やったわね…」


ことり「海未ちゃん!」

にこ「逃さないわよおおっ!!」パシパシッ

ことり「ここでゼロシステム…!?」


真姫「落ちろっ!」




海未「く… 落ちて、しまいましたか…」


ことり「海未ちゃん!私もうっ…」


海未「今助けます! にこ、勝ちは譲りませんよ!!」


真姫「まだよ、まだトランザムは…!」



ピキュゥーンッ

真姫「…! Fドラ!?」

海未「逃しません!にこ!」


にこ「いいっ!? 真姫、間に合って!」


真姫「しょうがないわねっ!」バシンッ


「君の視線を釘付けにする!!」


ことり「海未ちゃん!」

海未「ことりは下がって!」


にこ「真姫!体力あんまりないわよ!」


真姫「間に合えっ…!」







「とくと見るがいい…我が奥義を!!」


海未「しまった…っ!」


海未「ですが、この格闘だけならしのいで…」


真姫「そう思った…?」


―――

―――

にこ「ことりっ!あんたはここで落とすわよ!!」

ことり「わっ…にこちゃん!」

にこ「入れっ!!」

ことり「なんちゃってっ!」ガガッ

にこ「ステップ…!」


ことり「ことりたち負けたくッ…!」
パチパチンッ


スカッ
ことり「あれ」


にこ「ステップ返しすればいいだけのっ…」


にこ「話よっ!!」ガガパチッ!


チュドーン

ことり「そ、そんなっ…!」



――

――


海未「ですが、この格闘だけならしのいで…!」


真姫「そう思った…?」

ジャキンっ

海未「か、軽い…!?」


「ふっ…」




「その極みにある勝利を!!」


海未「覚醒技、ですか…?」


ドンッ―――





――――


――――







にこ「おはよう、真姫」

真姫「にこちゃん」

にこ「登校の時に顔を合わせるの、あまりないわね」

真姫「そうね」



「おい、あれ見ろよ…」


にこ「真姫」

真姫「…しょうがないわね、μ'sを続けてる以上…」


「スサノオとウイングだ」


にこ「その呼び方はないでしょっ!?!?」


「うわ怒った!」


真姫「そっちね…」

にこ「嬉しいような、そうでもないような…」


にこ「真姫、本当にやめるの?」

真姫「ええ、あの大会で負けてから両親がいじけて…」



……


真姫ママ「真姫、ゲームのし過ぎは良くないわ」

真姫「何、突然」

真姫ママ「私、真姫を立派に育てたいもの…」

真姫「わかってるわ、医者になれ、でしょ」

真姫ママ「ええ」

真姫「別に、入り浸るつもりはないから」


……



真姫「って」

にこ「複雑ねー、アンタ」

真姫「にこちゃんは続けるの?」

にこ「ええ、やめる予定は無いわね」

真姫「程々にね」


にこ「あ、あれ」

真姫「…あぁ」






穂乃果「海未ちゃん、元気だして、ね?」

ことり「そうだよウミチュン…また大会はあるから…」


海未「… はい」ズゥゥゥゥゥゥゥン



真姫「うぇぇ…」

にこ「あれはキツそうね…」




海未「!!!!」バッ



真姫「こ、こっち見た!」

にこ「に゛こ゛っ!?」


海未「にこおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」


にこ「なっ、何よ!?」



海未「マキブ、教えてください」ドゲザッ

にこ「いや土下座なんてしなくていいから…」



―――

―――




にこ(その後、スクールアイドルの活動もしながら、海未とゲームセンターに通うようになった)


にこ(真姫は、本当にやめちゃったから いつしか海未とよく組むようになっていた)


にこ(…でも、やっぱり真姫と組んだほうが肌に合うかなー、なんて)



海未「にこ、次のゲームセンタ行きましょう」

にこ「強者探しもついに市外にまで…」

海未「私はやるかやらないは何が何でも極めるタイプです!」





にこ「ちょっとだけコンクエストやるわね」

海未「ええ」


にこ「ちょっと鈍ってるかもしれないから…っと」



にこ「んー、分身の相手はスサノオでー… 」




にこ「え…あれ、真姫の…」







―――


ゲームはよく知らんけどなかなか面白いな

―――


にこ(それから更に月日が経って、にこ達は卒業することになった)

にこ(μ'sが、私達で解散… でも、しかたのないこと)


にこ(にこは、アイドルを続けるために自分を磨くことを決めた)


にこ(いつか来る、大舞台に立つためにね)











にこ「あー…このゲーセンも雑魚ばっかねぇ… やり飽きちゃった」


「なんだあの女…強すぎだろ」

「ムカつくぅ…」


にこ「相方も使えないわねぇ、前に出たがるから負けそうになるし」



にこ(私は、諦めていた)


にこ(アイドルになんか、なれない)


にこ(女の子は誰でも夢見るけど、そんな安直に事は進まない)


にこ(才能なかったんだ)



「ねえ君」


にこ「何よ」

「俺らと遊ばない?」


にこ「はぁ?」

「よく見たら可愛いじゃん、ねえ今日だけ付き合ってよ」


にこ「嫌よ」

「えぇ…じゃあ、このゲームで俺らが勝ったら、は?」


にこ「上等じゃない、良いわよ」

「よし…やるか」


「あ、俺達強いから… 最初は練習でしてあげるよ」


にこ「にこを舐めてるわね? しっぽ巻いて帰っても知らないわよ」


「へへ…言うだけ言ってろって」

「誰か~この子の相方してあげてよ できるだけ強い人でいいから」




……

>>64
ありがとうございます
一レス伸びましたがここで区切ます

続き
……




にこ「何こいつっ…!」

サッ…バシンッ


にこ「この…」

ガキンッ



にこ「…く」


「あ、あの…」


にこ「うるさいっ!」


「す、すいません…」


にこ「何よ…このにこが勝てないっていうの…?」

にこ(この相方も弱い…絶対勝てない)


にこ(見くびってたのはにこだったって訳ね…)





「ねぇ、にこにーちゃん」

にこ「うっさいわね!気安くゲーム名で呼ぶんじゃないわよ!」


「さっきは練習だったけど… 次勝てなかったら絶対だからね」

にこ「…」



にこ(逃げるなら対戦中… でも、逃げるなんて…)


「あ、もしかして逃げないよね?」

にこ「な訳無いでしょ… 吠え面かかせてあげる」



「相方、どうする?」


にこ「…それは」


「別に対戦しなくてもいいよ?」


にこ「どうせ行かなきゃなんないんでしょ」


「そうだね 逃げようとしても俺ら足速いから」


にこ「ふっ、なんの自慢よ」

「じゃあ少しだけ待ってあげる、相方選べなかったらアウトねー」




にこ「ダメ… 海未も今じゃ連絡はとれないし…」

にこ「周りにいるのも下手なのしか…」





「じゃあ、自分が」




――――


「決まったみたいだな…余裕だな」

「あのにこにーって子、絶望した顔してたな」

「いやー、ああいうのを潰すのも清々しいもんだな」

「あとでたっぷり遊んでやるか…」



……


「へっ、相方の階級、大して高くねえな」

「機体も対して恐ろしいってもんじゃないな」

「まあさっさと潰すか…」







「ちょっ…!?なんだあれ!」

「開幕からトランザム…? バカなのかあいつ」


ピィンッ――


「はあ!?もうFドラ発動だと!?」

「くそ離れろ!」



「うわあっ…!?」











「武士道とは…死ぬことと見つけたりッ!!!」






――――

――――




にこ「…まさか、あんたが来るなんてね、真姫」

真姫「外歩いてたら、にこちゃんが見えたから」


真姫「それより、今は何をしてるの?」

にこ「…」



真姫「私は、医者をやってるわ たまたま今日休みがとれたけど」

にこ「そう、いいわね」

真姫「別に、私だって自分でやりたい夢くらいあったわよ」


にこ「私だってあったわよ…」


にこ「だけど、ダメだったんじゃない…」

真姫「何泣きそうになってんのよ」

にこ「そんな顔してないわよ…」


真姫「私は、にこちゃんの夢を応援するしかできないけど…」

真姫「ずっとわかってるから…  その、にこちゃんを」

にこ「なーにカッコつけて逆に照れてんのよ」

真姫「うぇぇ…別にそんなんじゃ…」

にこ「真姫!あんた休みって言ったわね! 今日一日付き合いなさい!」

真姫「…しょうがないわね」


―――


真姫(それから、夢を諦めかけていたにこちゃんは また夢に向かって走り続けた)



真姫(まだまだ売れっ子アイドルとは行かないけど、にこちゃんなりに頑張っている)

真姫(たまにゲームセンターを覗くと、ツインテールを揺らす後ろ姿も見たり、見なかったり)


真姫(…と、しばらくして知ったことだけど、にこちゃんが"ある"ことで取り上げられたらしい)


真姫(それは… ある番組のレギュラーになったみたい)

真姫(と言っても、それはマキブに関するバラエティで、番組自体がまだまだマイナーなものだけど)


真姫(マキブの知識とキャラもあってか、給料も良い  と、にこちゃんから聞いている)


真姫(さりげなく、それを毎週の楽しみにしてる私も居たりする)


真姫(さて、私も頑張って…)



「院長!急患です!」


真姫「今行く!」



真姫「夢を、どこまでも追いかけないと…」

マキブ息長すぎィ!

ネタSSなのに最後はイイハナシダナーで終わることに若干違和感がありますが、一応終わりです

ただラブライブのSSを書きたかっただけなので、もし次に書く時があればその時はしっかり書きたいと思います

レスをしてくれた方 ありがとうございます、とても励みになりました

依頼出してきます

>>71
マキブの続編が出ることを望… いや、出なくていい…ですよね

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