東京雄種 -トーーキョーーホーール- (67)

生まれ持った性別を無視し…

同じ「雄」を狩る「雄」たちが存在する…

「あ…ああっ……!」ガタガタ

雄の肛門を蹂躙する化け物として

ズズ…

「やっ…やめ…」

彼らはこう呼ばれる…

「頼む…見逃してくれ…」ガタガタ

   ホール
……「雄種」と

『嫌だ』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426650029


「東京喰種」のパロディです。
ほとんど原作通りです。

1巻収録分までやるつもり。

『ーー28日 ガバ田ビル通りで下半身を露出したまま昏睡状態に陥った男性が発見されました』
      ホール
『現場には“雄種”のものと思われる精液が残されており、
捜査局はこれを“雄種”による強制わいせつと見て周辺調査を開始しています』

『東京の街を襲う“雄種”の恐怖… 彼らの実態とは…?
今日は“雄種”研究家の穴倉先生にお話を伺いたいと思います』

「お、胡散臭いオッサン出た」

「おっかねぇなー、ガバ田ビルって結構近いぞ…」

ガガガガ

「アヘ木なんかあっという間に喰われるだろーな。よくわからん本ばっか読んでるもやし小僧だし」

アヘ木「よ…よくわからんとはなんだ…」


【 アへ木 研 18歳 大学一年生 】


アへ木「ひで…お前は書をとれもっと活字に触れろ」

ひで「無理無理…5秒でぐっすり眠れるぜ」

アへ木「というか僕…“雄種”なんて、一度も見たことないんだけど…」


アへ木「本当にいるのかな? 『ヒトの雄を(性的な意味で)喰う怪物』が…」
ガガ

ひで「いるだろそりゃ…。ヒトに化けて潜んでるって聞いたことあるし…案外近くにいたりしてなー…」

アへ木「ヒトに化ける、か…」

アへ木「……………………」

ひで「アへ木さてはお前…“雄種”だろ」

アへ木「アホか。僕が“雄種”なら、ひではとっくに掘られてると思うよ。
…化けるって言っても“人型のモンスター”ってレベルだろォ?」カキカキ

アへ木「多分こんな感じ」アッー!

ひで「俺も出来た」アヘキ!

アへ木「ほう…」( #^ω^)ピキピキ

ひで「つーかアへ木よー、“雄種”のことは置いといてさ…」

アへ木「?」

ひで「例のコーヒー屋のかわいい子ってどれ?」

アへ木「あっ…!? 声デカいって…! あんまキョロキョロすんなよ…」ビクッ

ひで「ああ、もしかしてあの子?」ビシッ

「ーー…奥の席にどうぞー」

アへ木「…いや、あの子はお店のバイト…
僕が言ってるのはこの店に来るお客さんだから…」

アへ木(ーー…確かに可愛いけど…)ムクムク

ひで「すいません!」

アへ木「!?」

「はーい」タタッ

ひで「注文いいですか!? 俺カプチーノ、お前は!?」

アへ木「いっ…いいよ、まだ残ってるし…」

「カプチーノ…」サラサラ

ひで「あーすいません! お名前、なんて言うんですか?」

「カリ嶋トーヤですけど…」

ガシッ

ひで「カリ嶋さんはッ! 恋人はいるんですか!?」ギンギン

トーヤ「!? え…えっと…い、いませんし…そ…そっ…それに…!」アワアワ




トーヤ「『僕』は男ですから!!」ピュ-



ひで「ファッ!?」

ひで「あいつ男かよォ!?」

アへ木「あの子男だったんだ…いや、それより! ひでお前やめろよ馬鹿! この店が僕と例の子の唯一のつながりなんだぞ!
出入り禁止にでもなったらどうす…ハッ!」ピクン

カランカラン

ひで「いやー、にしてもあんな可愛い男がいるもんなんだな。でも申し訳ないが野郎はNG…」

ひで「…どした? アへ木」

アへ木「ほら…あの子…例の…」ボッキボッキ

ひで「……?」

ひで「………!!」

ひで「……アへ木!!」ポン

ひで「悪いことは言わん…あきらめろ!!」

アへ木「な…!?」

ひで「いくら何でもあんな美人無理だろ…ありゃ脱げばすげえモン持ってるぞ…」

アへ木「うっ…」ビィン…

アへ木「ぼ…僕だってわかってるよ…僕とじゃ釣り合わないことぐらい…
僕は見てるだけでも十分幸せなんだ…それに…彼女は…」チラ

「!」ニコ


アへ木「僕と目が合うと、少し微笑んでくれるんだ…」ムクムクボッキンキン


アへ木「ひょっとしたら、向こうも僕のこと…」ギンギン

ひで「………」ポカーン

ひで「お前ちょっとアレだな。…気持ち悪いな」

アへ木「!!」

ひで「それはお前がテント張って凝視してるから苦笑してんだよ」ハア

アへ木「ば…馬鹿な…」

ひで「ま…お前の言う子も見れたし、バイトなんでそろそろ行くわ。がんばれよ妄想男!」ケタケタ

トーヤモマア,イロイロクロウシテルダロウケドガンバレヨ!

ハ,ハイ…

アへ木(…アイツ)ハア

アへ木(その後、僕と彼女…神代リバさんは何やかんやで出会い、本の趣味が合い、今度本屋デートをし、お城みたいなホテルで一泊することになった。やったぜ。)

アへ木(太宰治は“斜陽”でこう書いていた…)


アへ木(ーー『私は確信したい。人間は恋と革命の為に生まれてきたのだ』と…)


アへ木(僕もそうであると信じたい…)シコシコ

~夜、ラブホ前~

アヘ木「--リバさんAB型なんですか? 僕もなんですよ!」

リバ「本当ですか? 奇遇ですねっ」

リバ「読書の傾向もそうだし、年齢も同じだし…私たちって、結構共通点多いですね」ニコ

アヘ木「…!」


リバ「それにしても、良かったんですかホイホイついてきて? 私は未成年だって構わないで食べちゃいますよ?」

アヘ木「こんなこと初めてだけどいいんです…。僕…リバさんみたいな人好きですから…」

リバ「嬉しいこと言ってくれるじゃないですか。それじゃあとことん喜ばせてあげますからね♪」

アヘ木(--な…なんか、いい感じかも…)

トーヤ「…!」クルッ

トーヤ「……」ジー

「トーヤ? どうかしたのか?」

トーヤ「--いや、別に…」

~ラブホ内~

アヘ木(全裸でベッドの上に正座中)「--それでみんながひでを、ロケット花火でアナル集中砲火して…」

リバ(シャワー中)「えーヒドイ! でも、ちょっと楽しそう…」

アヘ木「そういや、そのひでと描いた絵がたしかバッグに…」ゴソゴソ

リバ「……絵?」ヒョコ

アヘ木「そうそう、“雄種”のニュースが流れてて…あったあった。僕らの“雄種”予想図」カサ

リバ「えーっ、アヘ木さん上手いですね! ひでさんのは味があって…」

リバ「--…でも不思議ですね」

アヘ木「……?」

リバ「TKTKさんの本がキッカケで、こうしてアヘ木さんと私が同じベッドを一緒にしているのって…」

リバ「…ホント不思議…」

アヘ木「………」


リバ(全裸に前タオル)「…」ガラ

リバ「…」ス…

アヘ木「!」ビクッ

ドッドッドッドッドッ

リバ「--アヘ木さん…」

リバ「ホントは私、気付いてたんです…」

ドッドッドッドッドッ

リバ「あなたが私を…見ていてくれたこと…」

リバ「アヘ木さん…」

ドッドッドッドッドッ

リバ「私も……」

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ




「 あ な た を 見 て た の 」

( 極 太 バ リ ト ン ボ イ ス )



ズ ブ リ



アへ木(突?)

アへ木「へ?」

アへ木(なんだ? なんだ!? この棒!!!)

リバ「あぁ^~童貞上マンコおいしいんじゃぁ~」

アへ木「うわあああッ!!!」

リバ「あらっ…大丈夫ですか? ウフフフフ…」

リバ「ねぇアへ木さん、私…『黒山羊の白子』でとっても好きなシーンがあるんです…」

アへ木「」ガタガタ

リバ「黒山羊(♂)が逃げ惑う男の穴を、ぜーんぶほじくり出しちゃうところ…」

リバ「私、あの部分何ッッ回読んでも…」パサァ


リバ「 ム ラ ム ラ し ちゃ う の 」

レ ロ ォ

リバ「……ウフフフ…その表情、素敵ですよ」

アへ木「」ガタガタ

リバ「そうですよね…まさか“そう”だなんて…思いもしなかったでしょう?」ミキキ

ビキッ

メキッ

ビキビキ



      ホール
リバ「私が“雄種”だなんて!!!」ボッキーン



アへ木「うッ…」ガクガク

リバ「アへ木さぁぁぁん…」ヌチャ

   ゾクゾク
リバ「感じさせてェ…」シコシコ



アへ木(マッパ)「うああああああああ!!!」ダッ

リバ(フルチン)「アハハ…待ってェ…」ヌルン

アへ木(なにあれ…?? なにあれなにあれなにあれッ…)

アへ木(彼女…いや、あの野郎は…なんて言った…??)
   「ほ…“雄種”ッ!?!」

リバ「」シュル

アへ木「!!」パッ

ザリリ

アへ木「ッぐ!」

リバ「つかまえた♪」ヌッ

リバ「アへ木さァん…“雄種”の“竿”は初めてでしょう…?」ボキキ


リバ「お尻のなか、優しく掻き混ぜてあげますよ…ウフフ…」


アへ木「ひあああああッッ」バッ

アへ木(with隠し持っていたバイブ)「」グッ

ズブ

リバ「?」ニヤニヤ

アへ木「ーッ!」ダッ

リバ「……」ニヤニヤ

アへ木(全裸でラブホの廊下を全力疾走中)
   (ーー僕は馬鹿だ…!!)ハッハッ

アへ木(……今思えば…あのとき僕にぶつかってきたのも…休日ホテルに誘ってくれたのも…)ギリ


アへ木(全部彼女の計算だったんだ…!!)ハッハッ


アへ木(全裸でラブホの廊下を全力疾走中)
   (ーー僕は馬鹿だ…!!)ハッハッ

アへ木(……今思えば…あのとき僕にぶつかってきたのも…休日ホテルに誘ってくれたのも…)ギリ


アへ木(全部あの野郎の計算だったんだ…!!)ハッハッ

アへ木(とにかく今は逃げないとーー…)ヒュ


ド ギ ョ (尻穴に入れる筈だった竿が微妙にズレてキンタマを弾き飛ばす音)


アへ木「」ドピュ

クンッ

ドオオン

リバ「…あらイッちゃった?」ズゥゥン…

巨大ディルドー(なぜか天井に引っ掛かっている)「」グラグラ

リバ「ウフフ…、私、アへ木さんみたいな体型のヒト好きよ」ビンビン

巨大ディルドー「」プツン

リバ「ほどよく脂ものってるし、筋肉質じゃないから柔らかくて(性的な意味で)喰べやすそう…
今週食べた二人とどっちが美味しいかしら…」シコシコ



リバ(前屈みで尻を上に突きだしている)
  「……あら?」




 ズ ブ リ


カチッ(弾みでスイッチが入った音)


ヴイィィィィィィイン


リバ「アッーーーーーーーー!!!」ビクンビクン


リバ「なんで…あ………たッ…が…」ガクガク

リバ「」クリン

リバ「……」ガクリ

アへ木「……」ビクンビクン

「ーーおい…なんかすげぇ音しなかった?」

「…えっ?」

「ねぇ…あれっ…ディルドーが刺さってるの、男じゃない!?」

「うわっ…!!(ドン引き) きゅ…救急車!!!」

アへ木「…」

「ーーー?」

「ーーー!」

アへ木(ーー何…だ…?)

「睾丸…損…が…」

「臓器…移…が…必…だ…!!」

「ーーこの子の臓器を…血液型は同じだ…っ」

アへ木(僕はどこにいるんだ…?)

「ご家族とも連絡がつきません、遺族の方の同意なしには…!」

アへ木(声だけが頭に響く…)

「陰嚢先生…」

アへ木(遺族…? 臓器…?)

陰嚢医師「ーー他に方法などないッ…!!」

アへ木(一体、何の…話なんだ…?)

陰嚢医師「見殺しには出来ん! 全ての責任は私がとる!」




「この男のキンタマを、彼に…!」



(後ろからアへ木の左のキンタマをニギニギしているリバの図)

ーーーーーーーーーー

「ーー脈拍安定!」

「手術は成功だ!」

ーーーーーーーーーー


ーー…僕は小説の主人公でも何でもない…

ごく平凡などこにでもいる読書と女の子好きの大学生だ…

だけど…

もし仮に僕を主役にひとつ作品を書くとすれば…


それはきっと…



“悲劇”だ



アへ木(その後、男でしか性欲を満たせず女性に触れるとゲロってしまう“雄種”になってしまった僕は、
なんやかんやあって、性奴隷として雇ったフリーター及びニートたちで性欲を満たし人間(ノンケ)との共存を目指す“アンてイく“で働く事になり、
捜査官や美食家、アナギリの樹と戦ってイくのだった)


ーーそして、アへ木とトーヤは幸せなキスをして終了

1巻収録分までやるつもりだったけど、
思ってたより改変に手間がかかったのとリバが本性を現したあたりから吐き気が止まらなくなったのとで
ここで終わることにしました。

ここまで読んでくれてありがとナス!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom