千歌「私達!ちょい足し!したーい!」 (88)

一期と二期の間、夏休み中の一幕です。

呼称が変な所があるかもしれませんがよろしくお願いします。

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夏休み/部室

千歌「あ…あつい…」

曜「この炎天下で練習はちょっと厳しかったね」

花丸「というか不可能ずら…」

梨子「ふぅーお待たせぇ…」ガラッ

千歌「お水ぅー!アイスゥー!」

喜子「ハァー…ハァー…」

ルビィ「喜子ちゃん大丈夫?」

喜子「ヨハぁ…ネェ…」

梨子「そんな黒いローブ着てたら、暑くてバテちゃうわよ」チョイ

喜子「世界樹の葉の雫!」ゴクゴクゴクゴク

花丸「喜子ちゃん、零れてるよ?」

喜子「プハァッ!だっ!かっ!らっ!ヨハネだってヴぁ!!」

ルビィ「あわわわわ…」

花丸「また言ってるずら…」ゴクゴク

喜子「こぉーのぉー…わからずら丸!」

花丸「喜子ちゃんは喜子ちゃんずら」

喜子「ぐぬぬ…」

千歌「喜子ちゃんも頑なだねぇ」

曜「ほら、設定って大事だから」

喜子「設定言うな!」バンッ

花丸「喜子ちゃん、お行儀悪いずら」

梨子「お水こぼれちゃうよ?」

喜子「ぁあっとっと…」

千歌「設定かぁ…私も欲しい!何か設定!」

曜「おっとぉ?変な事言いだしたぞぉ…」

千歌「変な事じゃないよー。個性だよ!私にも!必要なヤツ」

梨子「『作詞が素早く書ける個性』とかなら必要だよねー」

千歌「ふぉーぉおー…」

梨子「締め切りは昨日のはずなんだけどねー?」ジトー

千歌「ここまで、ここまでは出てきてるんです…」ノドモト

曜「それは物忘れの時の言い訳だよ…」

ルビィ「個性…かぁ…ルビィも、何か考えた方がいいかなぁ…?」

喜子「こっち見ながら言うんじゃないわよ、そもそも個性ってそういうもんじゃないでしょ?」

花丸「そういうものって?」

喜子「考えるのではなく…会得するもの…この堕天した身には魔翌力が宿り、瞳には」

千歌「設定ノートとかあるのぉ?」

喜子「のっののノートなんか無いわよ!」

梨子「(いっぱい持ってるんだろうなぁ…)」

千歌「こうなったら…」

曜「え?どうなったの?」

千歌「皆に一つずつ個性を足してみよう!」

ルビィ「こっ個性を足す…?」

千歌「ルビィちゃんにはねぇ…」チョンチョン

曜「あ、早速なんだ」

梨子「歌詞書いてよー…」

千歌「えっと、ツンデレ!でいってみよう!」

ルビィ「ツンデレ?ルビィが…ツンデレ…えっとぉ…えーっとぉ」

梨子「あールビィちゃん、そんな対応しなくっていいから…」

ルビィ「…ふんっ!そんな心配しなくっても、ルビィはちゃぁんと出来るんだから!」

花丸「る、ルビィちゃん?」

ルビィ「こんな簡単なこと、ルビィに出来ない訳無いんだからねっ」

ルビィ「で、でも…気にかけてくれて…ありがと…」ボソッ

梨子「はぅっ!」キューン

千歌「おぉ…すごーい!」

曜「ルビィちゃんって基本スペック高いよね…」

梨子「(こっこんなテンプレのツンデレでも、実際見ると違うのね…)」ドキドキ

ルビィ「えへへ…どうだったかなぁ?」

喜子「アドリブ力あるわね…」

花丸「びっくりしたずらぁ…」

千歌「いいねいいねぇ♪次はぁ~曜ちゃん!」

曜「わっ私も!?」

千歌「何がいいかなぁ」チョン

梨子「…いつも元気だし、真逆の感じで…」

曜「梨子ちゃん!?」

千歌「じゃあ、この…超絶クールで!」

花丸「ちょ…超絶くぅる?」

喜子「ふっ…絶対零度の氷を身に纏い…その瞳に映る全てを凍てつかせる…」
 
曜「…はぁ…そういうの結構ですので」メガネ クイ

喜子「ヴぁっ!?」

千歌「いつの間に眼鏡を…」

曜「クール=堕天使に結び付ける、必要性を感じませんね」

喜子「何よ!いいじゃない!堕天使!」

曜「…設定も穴だらけですし」

喜子「せっせってー言うなぁ…」プルプル

曜「あー…限界であります…おいで!喜子ちゃん!」バッ

喜子「よっ…ヨハネよぉお!」バッ

曜「ごめんね!」ギュッ

ルビィ「うんうん、よかったねぇ…」

梨子「うーん…ちょっと、振り幅が大き過ぎたわね」

千歌「次は誰にしよっか…んー花丸ちゃん!」

花丸「あぁっ!オラにお鉢が回ってきたずらぁ!」

梨子「…花丸ちゃんかぁ…」ジーッ

花丸「うぅ…オラ、演技とか出来ない…」

千歌「コレとかはどうかな?」ススス

梨子「…髪留めどんなのある?」

千歌「この前買ったのとか、ルビィちゃん今持ってる?」

ルビィ「あるよぉ」

花丸「うぅ…何になるずら?…喜子ちゃ…ん」

喜子「もっとちゃんと撫でて!」

曜「はーい了解でありまーす。」ナデナデ

花丸「だてんちになってるずら…」

千歌「よぉーし…花丸ちゃんはぁ…ギャルで!」

花丸「…ぎゃ…る?」

千歌「さぁ!メタモルフォーゼ!」

ルビィ「変わルビィ!!」

花丸「めっめた?わっわぁー!」

曜「あんまり花丸ちゃんで遊んじゃダメだよー?」

花丸「で!今、マルで!って言ったずらぁー!」

ルビィ「花丸ちゃん、スカート短くするね」

花丸「ルビィちゃんやめてー!」

梨子「メイクするから、花丸ちゃんこっち向いて」

花丸「梨子さん目がぁ目が怖いずらぁ…」

千歌「髪型いじりまーす。」

曜「しまった…部屋にある服持って来ればよかった…」

梨子「あー…道具足りないわね…」

曜・梨子「「…一回、帰って再集合」」

花丸「やめてほしいずら」

花丸「(これ…着せ替え人形…)」

千歌「はーい、かーんせーい」

花丸「…………」

曜「おぉ!へそ出し!」

花丸「…お腹冷えちゃう…」

喜子「へー…メイクで結構印象変わるわね…」

花丸「…なんかペタペタする…」

梨子「…この台詞を読んでみてね花丸ちゃん」ズイ

花丸「…今日は梨子さんが本当に怖いずら」

ダイヤ「すみません、遅れましたわ」ガチャ

果南「もぉー…鞠莉が書類整理してないから」

鞠莉「Oh!ソーリーソーリー!まさか別のファイルに混ざってるとは思わ…」

花丸「…はぁーマジちょーダルいですけど?えーと?マジかったるいわー…」

果南「花丸ちゃん!?」

ダイヤ「花丸さんっ!?」

鞠莉「オーマイガー!?」

花丸「あ」

ダイヤ「いっいぃぃい一体何がありましたのっ!?」ガバッ

果南「どうしたのっ!?グレちゃったの?何か嫌なことあったの!?」ガシッ

鞠莉「とってもキュートだとは思うけど、大胆過ぎないかしらぁ?」

花丸「ちちちっ違うずらぁ~…」

梨子「いい仕事したわ…」

ルビィ「花丸ちゃん可愛い!」

曜「助けてあげなよ、説教始まるよアレ」

ダイヤ「…何をやってるんです!あなた方は!」

梨子「すみません…」

千歌「あははーごめんなさーい」

曜「つい、テンションが上がって」

ルビィ「うゆ…おねいちゃんごめんなさい…」

喜子「ほら、ずら丸、メイク落とすわよ」

花丸「んーうん…」フキフキ

果南「個性を足す…ねぇ…ギャルって…可愛かったけど」

鞠莉「ちょーっとスケベだったわね」

ダイヤ「鞠莉さん!」

花丸「うぅ…す、助平…」

喜子「はいはい、おへそ隠しなさい」

鞠莉「他の子は?どんなことしたの?」

曜「私が、超絶クールで」

ルビィ「ルビィが…ツンデレ」

ダイヤ「それで?ルビィの分の動画はありますの?」

千歌「すっすみません…無いです」

ダイヤ「そうですか…」

ルビィ「おねいちゃ…えへへ…」

果南「怒ってるの、参加したいのどっちなのダイヤ…」

鞠莉「ルビィのツンデレ?曜のクール?素敵じゃない!」

曜「素敵って…嬉しいっちゃ嬉しいけどさ」

千歌「続きまして~」

曜「続けるの!?千歌ちゃん!?」

千歌「続けるよ!次はね…果南ちゃん!」

果南「えぇ…私もぉ?…」

曜「果南ちゃんに個性を付け足しかぁ…」

ルビィ「はい!果南さん、大人っぽくってカッコいいから」

果南「そ、そう?ありが」

ルビィ「駄目なヒモとか!クズの役がルビィいいと思う!」

果南「ルビィちゃん?」

ダイヤ「こういう時のルビィはズバッといく子ですわよ?」

鞠莉「でも、私と居る時って果南そういう所あるわよぉ?」

果南「黙れ、小原」

鞠莉「ホラぁ!」

果南「ほらっじゃないよ!変なこと言うなって言ってんの!」

喜子「クズって…具体的にどういう所?」

果南「具体的に話を詰めようとしないで!」

梨子「はい。」

千歌「個性付け足しアドバイザーの桜内さんお願いします。」

花丸「いつの間にアドバイザーに就任したずら…?」

梨子「女の人に甘えて懐柔するタイプのヒモで!」

果南「梨子は私をどういう目で見てるの?」

曜「果南ちゃん怒らないで、落ち着いて」

果南「悲しんでるんだよ」

千歌「台詞どうする?」

梨子「そうねぇ…」

鞠莉「…こんなのどうかしら?」

果南「おい、小原」

鞠莉「はぁーい!私、相手役に立候補しまぁす!」

曜「相手役って…」

果南「この金髪以外ならいいよ」

鞠莉「ひっどーい!なぁんでぇ!?」

千歌「ヒモを養っちゃう人…」チラ

喜子「マリー…以外でって言うと…」チラ

ダイヤ「……は?」

梨子「ダイヤさん、お願いします」

ダイヤ「どうして私なんです!?」

喜子「いや、なんか…」

曜「一回、懐に入ると…」

千歌「身内に甘そうだからです!」

ダイヤ「なんなんです!その評価!全く嬉しくありませんわ!」

果南「どう?ダイヤ?この巻き込まれ事故」

ダイヤ「ふざけんなですわ!」

梨子「じゃあ、この椅子使って…そうですね、後ろから抱きついてもらって」

花丸「マル、梨子さんのあの目…本当に苦手になってきたずら…」

ルビィ「は、花丸ちゃん、大丈夫だよ!害はあるけど、悪意は無いから!」

喜子「ルビィそれは、フォローにも慰めにもなってないわ」

ダイヤ「私は、ヒモを養ったりなどいたしません!」

果南「あぁ、わかったから…もうやって終わらせよう」

千歌「それじゃあ…えっと?」

梨子「台詞は…こんな感じで」

千歌「お願いしまーす」

ダイヤ「……………」

果南「ごめん、怒ったよね…ダイヤにはつい甘えちゃうんだよね…」

ダイヤ「……………」

果南「私に優しくしてくれるのも、厳しくしてくれるのも…」スッ

ダイヤ「………!……」ギュッ

果南「ダイヤだけだからさ…笑って…私だけに……ね?」

ダイヤ「……………」カァァァ

曜「おぉ…流石…」

果南「ん…ありがとね、曜…嬉しくないけどね」

ルビィ「おねいちゃん…将来気を付けてね…」

ダイヤ「…ルビィ…今日、おやつ抜き」

ルビィ「ピギャァアァアア!!」

鞠莉「ずーるーいぃー!ダイヤばっかり耳元で囁かれてずるいぃいい!」

花丸「ずるい?…」

梨子「(いいっ…すごくいいっ…)」

千歌「果南ちゃん、悪い人にならないでね?」

果南「…キヲツケルヨ」

鞠莉「次は誰にする?全然違うキャラクターも見てみたいわよね」

ダイヤ「まだ続けるんですの…」

果南「もう、全員終わるまでやるんじゃない?」

花丸「じゃあ…後は鞠莉さんとダイヤさんと、千歌さん梨子さん…喜子ちゃんも?」

喜子「ヨハネよ!」

曜「堕天使キャラにさらに、付け加えるの?」

喜子「きゃっキャラじゃない!ヨハネは堕天使なのぉ!」プンスカ

千歌「喜子ちゃんに個性かぁー」

喜子「いらないわよ!」

曜「喜子ちゃんは、堕天使で不幸気質の真面目いじられキャラって大盛りだしねぇ」

喜子「後半知らない!いらない!」

花丸「曜さん、駄目ずら」

喜子「花丸ぅ~」

花丸「お団子忘れてるずら」

喜子「コレはキャラとか個性とかじゃないわよ!バカまる!」

鞠莉「ツッコミキャラも付いてるわよね」

千歌「一人で三つも四つも…ずるい!」

喜子「堕天使だけよ!キャラは!…キャラじゃないわよぉおお!!!」

曜「ふくくっ…」

喜子「笑うなぁあ!!」

曜「ごめっごめん…」

梨子「…喜子ちゃんにかぁ…何だろ難しい」

ルビィ「アドバイザーの梨子さんでも難しいですか…」

千歌「いっそ…性別を変えてみようよ」

梨子「千歌ちゃん…天才だわ…」

果南「後輩達がよくわからない…」

ダイヤ「私もですわ…」

鞠莉「んもぉー、二人ともノリが悪いわよー」

果南「私は頑張った方でしょ…」

花丸「喜子ちゃんを…男の子にするってこと?」

千歌「そう、曜ちゃん何かない?服」

曜「そんなこと言われても…」

喜子「勝手に話進んでるけど、男の人になるってどういう」

曜「学ランくらいしかないよ?」ゴソッ

喜子「あるのっ!?」

千歌「髪型やりまーす」

喜子「ちょっやめっ」

梨子「…相手役に…花丸ちゃんで…」ブツブツ

花丸「あぁ…オラも巻き込まれ事故…」

ルビィ「花丸ちゃん!頑張ルビィ!」

ダイヤ「三人のあのコンビネーションは何なんですか…」

曜「はーい出来ましたっと」

千歌「かーんせーい」

喜子「…全く…なんなの」

ルビィ「ピギャ…カッコいいー!」

喜子「…はぁ?」

鞠莉「ワォ…素晴らしいメタモルフォーゼ!クールだわっ!」

喜子「…そ、そう?」

梨子「いいわ…ショート風にヘアアレンジして…タオルで肩幅を作ったのね」

曜・千歌「「えへへー♪」」

喜子「ふふふっ堕天の力を身に纏い変化さえ使いこなしてしまったわ…」

梨子「じゃあ、台詞はこんな感じで」

喜子「ふむ…いいでしょう。この余興に付き合ってあげる」

喜子「さぁ!ずら丸!舞台の幕が上がるわよ!」

花丸「…いやずら…」

喜子「…へ?」

花丸「オラは…演技とか出来ないし…そっそれに…」

喜子「何よ?」

花丸「…は、恥ずかしいずら…」

喜子「…何恥ずかしがってんのよ!」グイ

花丸「きゃっ」

喜子「あ、ごめん…大丈夫だった?」

花丸「だ…大丈夫、あの…驚いただけずら…」

喜子「それじゃあ…始めましょ、立ち位置は~」

梨子「…壁際で…それで…こう…手を」

喜子「こう?」ドン

梨子「えぇ…いいわ…それでさっきみたいに片方の手は花丸ちゃんの手首を掴んで」

花丸「怖いずら…目が…」

梨子「暗いわね…千歌ちゃんこっちからライト当てて」

千歌「おっけー」

果南「こだわるねぇ…」

曜「カメラ準備完了ー!」

梨子「はい、本番……アクション!」

ダイヤ「映画でも撮ってるんですか!?」

喜子「…花丸」ドンッ

花丸「ッ…………」ドキドキ

喜子「今はまだ、好きじゃなくてもいい…好きにさせる自信あるから」

花丸「~~~~~ッ」ドキドキドキドキドキ

鞠莉「ファーンタァースティーック!」

梨子「…(壁ドン特集の再現が出来るなんて、最高の日だわ)」

喜子「ふふふっそうでしょ?どうだった?はなまっぶへっ」ベチ

花丸「…こっち見ちゃダメずら…」ドキドキ

喜子「ふぁにすんのよぉ…」

果南「カッコよかったよ、喜子」

曜「そうだよね、こーゆーのもアリだよね」

梨子「えっ!曜ちゃんも壁ドンアリなの!?」

曜「いや、そういうんじゃなくって」

梨子「…チッ」

ルビィ「どういうことですか?」

曜「個性っていうから、中身の話だと思ってたけど」

曜「こんな風に衣装を変えてみることで、気持ちが変わるって」

鞠莉「スクゥールアイドルもそうよねぇ」

曜「そうそう!カッコいい服可愛い服に着替えると…変身しちゃうのであります!」

千歌「うんうん、コレもまたスクールアイドルの練習なのです」

ダイヤ「こじつけではありませんか?…」

千歌「それじゃあ、次は鞠莉ちゃん!」

鞠莉「ふっふっふっふ来たわね!ここからはワタシのターン!」

ダイヤ「…あぁ…まだ残ってましたわね…」

鞠莉「え?」

果南「鞠莉はなぁ…」

鞠莉「…何?…え?」

曜「どうしたの?果南ちゃん?」

果南「いやぁ…ほら、鞠莉は…何言わせても喜んでやりそうだし?」

鞠莉「待って待って、嫌がらせのセリフを喋らせるコーナーじゃないでしょ?」

花丸「ほぼほぼ、嫌がらせだったずら」

鞠莉「なぁんでぇー?マリーにもお題ちょうだーい?」

ルビィ「はい!」

鞠莉「ハァーイ!元気があってよろしい!ルビィ!」

ルビィ「はい、えとこのまま個性を鞠莉さんに足しても…何ていぅか…多い?」

ダイヤ「あぁ…個性の渋滞とでも申しましょうか…目茶苦茶になりそうですわね」

鞠莉「その辺は、リンキー=オウヘーンにこなしてみせるわよぉ?」

喜子「何か、臨機応変が外国人名みたいに聞こえたんですけど!?」

鞠莉「ホワッツ?」

果南「鞠莉は個性が多いし、濃いんだよ無駄に」

曜「…逆に引いてみるのは、どうかなぁ?」

千歌「引いて…みるって」

花丸「個性を?」

鞠莉「えぇ…どう、どうしたらいいの?ワタシ?」

喜子「マリーの個性、特徴って…こう…英語混じりの」

果南「エセ外人だね」

鞠莉「果南?」

ダイヤ「はぁ…つまり、英語を喋らない鞠莉さんですか?」

花丸「確かに…あんまり見たこと無いずら…」

鞠莉「えぇ~…何それぇ…ま、いいけど」

果南「あと、鞠莉のタレ目をテープで吊り上げてみるってのはどうかなん?」

鞠莉「果南、さっきからちょっとヒドイ」

千歌「それじゃあ、鞠莉ちゃんの…」

梨子「待って!エセ外人を封印して」

鞠莉「梨子ォ?」

梨子「んん゛っ!英語を封印して、更に臆病な性格を足してみましょう!」

喜子「お、臆病?」

梨子「怖がりな鞠莉さんで、相手役に曜ちゃんで」

曜「えぇっ!?私ぃ!?」

梨子「乱暴狼藉を働く、悪曜ちゃんで!そして顎クイでお願いします!」

曜「悪曜…え?顎クイ?」

千歌「悪曜ちゃん!何それ楽しそう!」

梨子「でしょ!?」

花丸「…喜子ちゃん、顎クイって何?」

喜子「えっと、こう…顎を指で掴んでクイっと上向かせる…ヤツ?」クイ

花丸「うー…」

梨子「駄目よ!喜子ちゃん!人前でそんな軽率に!いけません!」

喜子「え?駄目なの?」

曜「じゃあ、なんで曜ちゃんこれから人前でやらないといけないのかな?」

梨子「それじゃあ、こっちで…鞠莉さんは椅子に座って」

鞠莉「はーい」

梨子「曜ちゃんは、上から…こう…品定めするみたいに」

ダイヤ「梨子さん、大分聞き捨てならない言葉が出てきたんですが」

曜「悪曜ちゃんが掴めてないんだけど…」

梨子「台詞はコレで…」サッ

曜「コレ、私の負担多くない?」

鞠莉「オーケェー!まっかせてー」

梨子「カメラ!ライト!…アクション!」

花丸「皆、この空気に呑まれ過ぎずら…」

鞠莉「………ッ…」ビク

曜「…へぇ…この娘が…オイ」

鞠莉「嫌っ!」

曜「ははっ嫌われたもんだな…オイ、いいか?」クイ

鞠莉「ひっ…やめ…やめて下さい…」

曜「もう、お前は…俺の所有物だ、俺に従え…いいな?」

鞠莉「…ッ…グスッ…」

梨子「…いいいいいいいいいっ!最高!」


果南「コレ、どっちかって言うと曜が頑張ったよね?」

曜「とばっちりのもらい事故だよ…」

千歌「曜ちゃん!カッコよかったよ!」

曜「そ、そう?」

梨子「いいわね、俺様系!現実では無しけどこうして目の当たりにすると中々…」

ルビィ「ドキドキしましたぁ…」

鞠莉「マリーの評価はー!?」

ダイヤ「あ、よ、よかったですわよ?こう、いい感じで囚われてて」

鞠莉「曜においしいトコ取られたー!」

曜「全然、そんなつもり無かったんですが?」

千歌「それじゃあ次はねー…ダイヤさん!」

ダイヤ「ピッ…わ、私はそんな別に個性など…」

果南「何言ってんのダイヤ、ここまで来たら全員やるんだよ」

花丸「そうずら!」

ダイヤ「くっ…被害者の方々が道連れを…私、演技…は…」

喜子「でも、一応ダイヤもヒモを養う役として」

ルビィ「でもでも…おねいちゃん、一言も喋ってないから…」

ダイヤ「…ルビィ…明日もおやつ抜きにしますわよ」ギロッ

ルビィ「ピギィイイイイイイイ!」

千歌「何がいいかなー♪」

鞠莉「何がいいかしらねー♪」

ダイヤ「…ハァ…まったく…仕方がありませんわね…腹をくくる他…」

果南「口調がめちゃめちゃ砕けたダイヤとか見たくない?」

ダイヤ「果南さんっ!?」

果南「…自分の番が終わったら、後はもう楽しむだけだし…」

ダイヤ「こんの…ッ…」

花丸「…マル、今のダイヤさんみたいな顔…お家で見たことあるずら…」

喜子「…それ、もしかして地獄のヤツ?」

花丸「うん。」

曜「ダイヤさんの口調かぁ、確かに固いよね」

ダイヤ「私の口調は、黒澤家の長女として当然のもので…」

鞠莉「ベイビー言葉のダイヤとかどう?バブバブっ」

ダイヤ「鞠莉さんっ!!」

果南「えぇ?でもルビィちゃんに話しかける時はたまーに赤ちゃん言葉じゃない?」

ダイヤ「あなた達いい加減にしていただけますっ!?」

曜「ここに来て三年生がノリノリだ」

喜子「お固いダイヤを変えるってのが楽しいんでしょ」

鞠莉「違うの果南っ!私が言ってるのは甘やかす方じゃなくてっ」

果南「ハッ!そうかっ!」

鞠莉「そう!ベイビー言葉でバブバブ甘えるダイヤ!」

果南「それだ!!」

ダイヤ「離してくださいっ!ルビィ!花丸さん!」グィ

花丸「なら、そのパイプ椅子を置いて欲しいずらっ!!」ズルズル

ルビィ「おねいちゃん!ダメだよぉ…」ズルズル

梨子「じゃあ…相手役は…」

曜「あの惨劇三秒前みたいな絵図を前にして、よく言えるね」

果南・鞠莉「「はいはいはいはーい!」」

喜子「死ぬ気?」

千歌「…ここは…私かな」

喜子「死ぬ気?」

曜「ち、千歌ちゃん、あの…本当やばそうだよ?」

果南「バブバブー」

鞠莉「可愛いでちゅね~」

ダイヤ「往生せいやぁああ!!」

千歌「よっと…よしよし…」ギュ

ダイヤ「ふぁっ…ちっ千歌さんっ!?」ナデナデ

千歌「あんまり、カリカリしないのっ…ね?」

ダイヤ「……なんなんです…」

鞠莉「…バブバブ…」

ダイヤ「……ハァ…もぅ……ば…ばぶばぶ…」

鞠莉果南千歌「「「いい子でちゅね~!」」」

ダイヤ「……」イラッ

ルビィ「おねいちゃん…可愛い…」

ダイヤ「ルビィ…」

ルビィ「ピギッ」

千歌「ダメだよーいい子いい子~」ナデナデ

ダイヤ「もうっ!離してください!」バッ

千歌「あぁ~」

曜「千歌ちゃん、そんな名残惜しそうな顔しないでよ…」

千歌「だってぇ…ダイヤさんの髪サラサラで撫で心地良いんだもん」

梨子「母性を感じるいいシチュエーションだったわ…」

千歌「えへへ、お母さんとか志満姉のこと考えてみたんだー♪」

果南「ダイヤ照れてるー?」

鞠莉「ダイヤ照れてるぅー?」

ダイヤ「…………」ガシッ ガシッ

果南「あ、ちょっ」

鞠莉「ヤバゥ待って、ダイヤ」

「「ああああああああああああああああああああああああああ」」ミシミシゴリゴリ

花丸「…あわわ…果南さんと鞠莉さんの顔が…あわわわ」

喜子「…ねぇ大丈夫?ミシミシ言ってるけど」

梨子「じゃあ、次は千歌ちゃんかな?」

千歌「えっ私?」

梨子「お母さん役からまた違うのがいいわね…そうねぇ」

曜「ねぇ、どうして?どうしてこの状況を無視して続けられるの?」

ルビィ「おねいちゃん、死んじゃう…二人とも死んじゃうからやめたげてぇ…グスッ」

ダイヤ「……ふぅ…」パッ

鞠莉「オォ…」

果南「いっ…たぁぁ…」

喜子「うわ、痕ついてるわよ」

鞠莉「くぅ…それじゃあ…千歌っちは…コレで…」スッ

曜「何!?何がそんなに鞠莉ちゃんを突き動かすの!?」

梨子「…!鞠莉さん…確かに受け取りました!」グッ

花丸「…感動巨編?…」

喜子「それは無い、絶対に無い」

梨子「曜ちゃん!協力して…」

曜「何さ…もう…けが人出してまでやることじゃあ…」

梨子「コレ…ある?」サッ

曜「…ちょっと待ってて」バッ

喜子「超協力的じゃないのっ!」

千歌「えー何?私も男装?」

曜「あったぁ!猫耳!」

梨子「曜ちゃん!」

千歌「ちょっと待って」

梨子「台詞は任せて、すっごくあざとくて可愛いのを…」

千歌「聞いて、ねぇ…違くない?私だけ方向性違くない?」

曜「しっぽ!しっぽもあったはず!」

ルビィ「ルビィこっち探します!」

喜子「花丸…いくわよ…」

花丸「わかったずら、喜子ちゃん…」

喜子「ヨハネ…魔眼よその姿を捉えたまえ!右の上の棚よ!」パチン

花丸「じゃあその逆の、左の下の引き出しずら!」

ダイヤ「なんです?その探し方」

千歌「ねぇー!聞いてー!何で私だけ猫耳なのぉー!?」

梨子「可愛いからに決まってるじゃない!!」

千歌「えぇ…」

ルビィ「あった!しっぽあったよ!喜子ちゃん!」

喜子「ふっ…魔翌力が漲って来たわ…さぁ私達を弄んだ報いを受けなさい!」

千歌「弄んだとは…人聞きの悪い…」

花丸「事実ずらっ」

千歌「うぅ…皆、頑張ってたもんね…私も……」

ルビィ「はい、千歌さん。猫耳としっぽですっ!」

梨子「…これで、いこうと思うんだけど…どうかな…?」

曜「うっわ…あざとい…良い…良いよ梨子ちゃんコレ」

果南「動画…動画…っと…」

鞠莉「私の方が画質がハイクォリティよ?」シャキーン

ダイヤ「明かりはどうしましょうか?」

千歌「…ハァ…うー…猫耳付けたって…個性とかとは…」チョコン

「「「「「「「「おおぉぉぉぉ…」」」」」」」」

千歌「…なんだよぉ~」モジモジ

曜「しっぽは、腰に回して…スカート通して」

千歌「こう?」ピョコ

梨子「…………………」カシャカシャカシャカシャ…

千歌「連写っ!?」

鞠莉「梨子、落ち着いて?リラァックスよ?オーケェー?」

梨子「あぁ…はい、すみません…カメラはお願いしてもいいですか?鞠莉さん」

鞠莉「もぉっちろーん♪任せて」

千歌「…じゃあ…やるよ?」

梨子「…お願いします…」サッ

千歌「…うわぁ…」

曜「千歌ちゃん…真剣に…」

千歌「わかったよぉ…わかったから怖いんだよ目が」

鞠莉「撮るわよー」ピロン♪

千歌「…ちっ…千歌にゃんだにゃん♪」

千歌「千歌にゃん、おうちがまだ無いにゃん!だから…えっと…」

千歌「…千歌にゃんのこと…拾ってほしいにゃん♪」

鞠莉「…パァアアフェエエエエエックットォ!」

千歌「うわあああああああああ!」バッ

曜「…ハァ…最高かよ…」

梨子「…ありがとう…今日という日に…感謝を…」

花丸「なんか、なんかっオラも顔赤くなっちゃったずら!」

ルビィ「ルビィもぉ…うゆぅ…」

喜子「あざとかったわねぇ…」

果南「フハッ…」プルプル

ダイヤ「…お可愛いこと…」クスクス

千歌『…ちっ…千歌にゃんだにゃん♪』

鞠莉「綺麗に撮れてるわね、グッドグゥーッド…」

千歌「再生しないでぇー!もぅヤダぁ…」

梨子「鞠莉さん、私の方にも」

鞠莉「わかってるわよ、もう皆にあげちゃう」

曜「保存して…保護かけてっと…」

千歌「消してよぉー…」

ルビィ「何度でも見れちゃいますね!」

果南「本当だね…コレは、クッハ…」プルプル

千歌「次!梨子ちゃんにコスプレ!」

梨子「コスプレって何よ!」

千歌「曜ちゃん!何か無いのっ!?」

曜「復讐は何も生まないよ?千歌ちゃん」

千歌「コレは憂さ晴らしだよ!」

梨子「千歌ちゃん!?」

花丸「コスプレって個性なのかな…?」

ルビィ「でもでも、制服で気持ち変わるって曜さんも」

千歌「露出の高い!何かエッチなヤツ!」

曜「えぇ…あったかなそんなの…」

梨子「ちょっと!二人とも!?」

ダイヤ「部室でいかがわしいことは、生徒会長として見逃せませんわよ?」

梨子「ダイヤさん!」

鞠莉「二人とも…いけないわ…」

梨子「鞠莉さん!」

鞠莉「梨子のエロスはパージする事では生まれないわ、逆に考えるの!」

梨子「鞠莉さん今すぐ黙ってください!」

千歌「逆に…つまり…きっちりとした…?」

曜「-ハッ…そういえば、職業体験した時のナース姿…」

千歌「エッチだった!」

梨子「そんな風に考えてたの!?」

鞠莉「イェース…そこから導き出すの…答えを」

千歌「職業…きっちりとした…」

ルビィ「梨子さんに似合いそうな…」

果南「…女教師…」

千歌「それだぁ!」

梨子「くっ!」バッ

千歌「逃がさないよ!ヨハネちゃん!」

喜子「ギランッ」

喜子「堕天使奥義!堕天龍鳳凰縛!」

梨子「あああぁ!」ギリギリギリギリギリ

ダイヤ「鞠莉さん、式典用のスーツとか無いんですの?」

鞠莉「Oh!それなら理事長室にあるわ!」チャラッ

曜「鍵借りるね、行ってきます!鞠莉ちゃん!」ガララッ

ルビィ「皆の力で何かを成し遂げるって…素敵だね!」

花丸「ルビィちゃん…一回眼科行こう?」

鞠莉「台詞はどうしたらいいかしらねーん…」

千歌「しまった、先に梨子ちゃんに考えさせとけばよかった」

梨子「何て恐ろしいことを」

喜子「何か小道具用意する?」

果南「指し棒…とかなかったかな?」

ルビィ「この、バインダーとかどうでしょう?」

千歌「ルビィちゃん採用!」

ルビィ「やったぁ!」

曜「ただいまぁ!」ガラッ

果南「早いね…」

曜「ハァハァ…全速前進…ヨォーソロォー…ゴホッ」

ダイヤ「曜さん、廊下を走るのは駄目ですわよ?」

曜「ごめんなさっ…いぃ…」

千歌「髪型…ひとまとめにしてアップにして…」

梨子「だ、誰か助け…花丸ちゃ…」

花丸「………因果応報ずら」

梨子「あぁ…何て冷たい目…」

曜「シャツこれ大き過ぎ、もっとピッチリしたの…」

千歌「ルビィちゃん、ピン取って~」

ルビィ「はぁい」

鞠莉「ぜぇったい!ストッキング!」

果南「えー?黒タイツじゃない?」

ダイヤ「お二人とも、落ち着いて…両パターン撮影すればいいじゃないですか」

果南「ん、確かにそうだね」

鞠莉「フフッダイヤの言う通りね」

梨子「嫌ですからね?」

喜子「着替え終わったけど…リリーはカーテンに包まって出てこないわね」

梨子「うぅ…もういやぁ…」

千歌「よっし、皆で台詞考えよう!梨子ちゃんが身悶えするような!」

喜子「鬼ね」

鞠莉「ここのを参考にしてみたらどうかしら?」

千歌「鞠莉ちゃん…これ高校生が見ていいヤツ?」

曜「え?R指定入るの?」

鞠莉「大丈夫、ギリギリセーフなヤツだからぁ~」

千歌「よぉし!出来た!」

梨子「ヒッ…」

曜「ほら、梨子ちゃん、そろそろ観念して出てきてよ」

梨子「うぅ…調子に乗り過ぎた罰ね…」スッ

「「「「「「「「「おおおおおおおぉぉおぉおおおぉ」」」」」」」」」

梨子「やめて!どよめかないで!」

果南「ちょっと、大丈夫?エッチ過ぎない?」

ダイヤ「これは…ルビィ、視てはいけません」

ルビィ「うぁ!おねいちゃん前!見えないよぉ!」

梨子「…消えてなくなりたい…」プルプル…

千歌「鞠莉ちゃん!動画の準備!」

鞠莉「アーーイ。」(低音)

千歌「梨子ちゃん、全力だよ?わかってるね?コレね?」サッ

梨子「わかったわよ…うぅっわ…」

果南「聞いたこと無い梨子の声だね…」

千歌「ライト!」

曜「アーーイ。」(低音)

千歌「よーい…アクション!」

梨子「…もぅ…どうして宿題忘れて来たの?え?私と…二人になる為?」

梨子「こーら、そんな風に先生をからかっちゃいけません…え?」

梨子「…ほ…本当に…?」

鞠莉「…ンマァアアアアアアアベラァアアアアアッス!!」

千歌「…………エッロ…」

曜「え、コレやばくない?」

果南「やばーい!」

梨子「…やばいわよ、倫理的にね」

ダイヤ「ンブフ!!ゥッ…」プルプル

ルビィ「ぅおねいちゃんが吹き出した…」

花丸「何かコメントしにくい雰囲気ずらね」

喜子「リリーの妖艶さに部室の空気が変わったのね…流石よ!」

梨子「…海の藻屑になりたい…」

曜「保存して、保護…よっしっと」

千歌「何かあったら困るし、別の媒体でも残しとくべきかな?」

果南「千歌、それやったら同じ様にやり返されるんだよ?」

千歌「ハッ!」

喜子「しっかし…けが人だらけね…心に」

ダイヤ「まぁ…深さで言えば二年生の皆さんが酷そうですが…」

曜「悪ぶるのって…なんか…なんか…」

千歌「猫耳が…保存されて…されてて…」

梨子「…恥の多い生涯を送って来ました。 」

花丸「太宰ずら~!☆」

ルビィ「でもでも、ルビィすっごく楽しかった!」

果南「まぁ、面白かったと思うよ?意外な一面って言うか?」

鞠莉「イェーッス!皆のポテンシャァルが存分に発揮されたと思うわ!」

ダイヤ「そういえば…私達は今日何かしなくてはならなかったのでは…?」

梨子「…あ、歌詞」

千歌「あ。」


おわり

後日談

千歌「…ねぇ、梨子ちゃん」

梨子「何?千歌ちゃん」

千歌「どうして、チカ達は正座させられてるのかなって」

梨子「それは…ダイヤさんが鬼の形相で一喝したからよ」

曜「でも、それから五分…何も喋ってくれないんだけど」

鞠莉「ハァーイ、遅れてごめんねー?電話がきっ」ガララ

ダイヤ「鞠莉さん、正座。」

鞠莉「あ、ハイ」

ダイヤ「…これで皆さん、揃いましたね…」スッ

喜子「?ダイヤも正座する訳?」

ダイヤ「…先日、生徒会の目安箱に投書がありました…」

花丸「生徒会の…」

ルビィ「目安箱…?」

果南「それがどうかしたの?ダイヤ?」

ダイヤ「…内容が、こちらです…読みますね…」

『先日、スクールアイドル部の部室から、スケベ、クズのヒモ』

『顎クイ、猫耳、女教師など…不可思議な言葉の数々が聞こえてきました』

『一体、何の話をされていたのでしょうか?教えて下さい。 』

ダイヤ「……全員…猛省して下さいッ!」


「「「「「「「「「申し訳ありませんでした。」」」」」」」」」

ほんとにおわり。

駆け足で失礼しました。

誤字がないか確認してきます。

ありがとうございました。

>>6>>61 魔翌翌翌力× 魔翌力○です。

なんだコレは…

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