【艦これ】木曾「俺が…改二?」 (19)

初期からの相棒木曾が今日、ついに改二となったのでその記念に

サクッと終わらせます

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執務室


大淀「提督、書類が何枚か届いていますよ」

提督「おお、ありがとう」

提督「なんだ…突然」ペラッ

提督「これは……」


──────────────────────


コンコン

提督「どうぞ」

ガチャ

木曾「おう提督、艦隊帰投したぜ」バタン

提督「お疲れ様、木曾。他のみんなは?」

木曾「中破した吹雪と島風が入渠、他のやつは補給に行ったぜ」

提督「そうか、わざわざ報告ありがとな。」

木曾「これが仕事だからな…しっかし本当に疲れたぜ…最近同じ海域ばかり行っては撤退を繰り返してるからなぁ」ボフッ

提督「その辺はすまない、駆逐艦の子達の練度を上げなければならないものでな」

木曾「んー…ふぅ。ああ、キス島攻略作戦のことか…俺があの作戦に参加できないのが悔しいぜ」


提督「…そうだな、今まで木曾は全作戦に参加して活躍してくれていたもんな」

木曾「活躍ってほどでもねーけど…」

提督「そうか?俺は活躍してくれてきたと思っているぞ?」

木曾「まあ…そう言われるのは悪い気しないけどよ…」

提督「…俺はいつもお前に助けられてきたな」

木曾「?」

提督「俺はもしかしたらお前なしではここまで来れなかっただろうな」

木曾「な、なんだよ突然…さっきからなんかおかしいぞ?お前…熱でもあるのか?」


提督「…実はな、木曾」

木曾「……?」

提督「大本営からお前に、さらなる改造の提案が来たんだ」ピラッ

木曾「えっ…!?マジかよ!それってつまり…!」

提督「ああ。俗に言う改二、だな」

木曾「え、でも、本当に俺でいいのか?」

提督「いいも何もこれはお前の功績のおかげだろう?何か不満でもあるのか?」

木曾「いや、不満とかじゃねーけど…俺だけそんな改二なんて…いいのかな、と思ってさ…」

提督「……」フゥ

スクッコツコツコツ

提督「あのな、木曾」ボスッ

木曾「な、なんだよ…///急に隣に座るなよな…」

提督「おっとすまない、嫌だったか?」

木曾「いやっ!別に嫌とかそういうのじゃなくてな!」

提督「そ、そうなのか?ならいいんだが…」

木曾「おう…で、何だよ」

提督「…なんで俺がここまで来れたか、わかるか?」

木曾「え…?そ、そんなの…わかんねーよ…」

提督「…俺はな、お前たちのおかげだと思ってる」

提督「特に木曾、お前のおかげだと思ってる」

木曾「俺の…おかげ?」

提督「そうだ」

木曾「…どういうことだ?」


提督「……お前がこの鎮守府に来た時のこと、覚えているか?」

木曾「あ、ああ…そりゃあ、な」

提督「俺はあの時まだ鎮守府に着任したてで、右も左もわからなかった」

提督「あたふたしながら仕事をしてたのをよく覚えてる」ハハ

提督「そんな時に、お前が来た」

提督「俺に最高の勝利を与えてやるってな、今でもその言葉、今でも鮮明に思い出せる」

木曾「いや、その…それは、だな」

提督「俺は思ったよ…ああ、こいつが見せてくれる最高の勝利ってのはどんなものなんだろう、とね」

提督「我ながら、どうしてそう思ったのかは未だにわからないけどな」

提督「でも、その時漠然としてだが、何か目指すべき目標が見えたんだ」


提督「それからの日々はあっという間だった」

提督「俺もだんだんと仕事を覚えていって、いつのまにか少将だ」

提督「そして、お前も秘書艦として、第一艦隊を率いるものとして、よく頑張ってくれたよな」

木曾「そう…だな」

提督「…俺はこの改二はお前と、俺の努力の結晶だと思ってる」

提督「だからこそ、俺はお前に相応しいと思うし、この改二の依頼を受けて欲しいと思う」

木曾「……」

提督「なあ木曾」

木曾「……なんだよ」

提督「より強くなったお前が作る、最高の勝利ってやつを俺に見せてくれよ」ニッ

木曾「…お前さぁ」

提督「なんだ?」

木曾「よくもまあ、そんな小っ恥ずかしいことを平然とした顔で言えるな…///」

提督「ずっと、思っていたことだしな」


木曾「…わかったよ」

木曾「改二になるよ、俺は」

木曾「もっと強くなって、艦隊のみんなの助けになる」

提督「おう」

木曾「正直、今の力じゃ物足りないとずっと思ってたからな!」

木曾「更に強くなった俺に、腰抜かすなよ?」ヘヘ

提督「ああ、腰抜かさないように期待を大にしておくよ」

木曾「おいおい、そんなハードル上げることはないだろ」

提督「期待されないよりはいいだろ?」

木曾「まあな、そりゃそうだ」フッ

提督「じゃあこの書類持って、改造妖精さんのとこへ行ってくれ、必要なことは全部その書類に書いてあるらしい」

木曾「おう!期待して、待ってろよ!」ガチャ

バタン…タッタッタ

提督「…改二、か。早いもんだな」

提督「…ん?まだ書類があったのか」

提督「…!これは…」

──────────────────────

カリカリカリカリ…パタン

提督「ふぅ…あいつ、遅いな…」

コンコン

提督「噂をすれば…か、どうぞ」

ガチャ

木曾「改二になってきたぜ、提督!」バサァ

提督「……!」

木曾「どうだ?提督、改二になった俺の姿は?」

提督「……」

木曾「…提督?」

提督「あ、あぁ…すまない、見惚れてしまってな…」

木曾「みとっ…///」

提督「可愛いぞ、木曾」

木曾「かっかわっ…!?///」


木曾「な、なんだよ….///本当に…!///」

木曾「て、てっきりカッコいい、とかそんなこと言われると思ったのによ…///」

木曾「そ、そんなに可愛い…か?この格好…///」

提督「ん?…いや格好とかではなくな」

提督「なんだ…その…こう…その服は、かっこいいとは思うが、木曾の雰囲気とかそういうのが合わさって可愛く見えたというか…」ポリポリ

提督「その…だな…///」(今更になって恥ずかしくなってきた…)

提督「///」

木曾「///」


木曾「…あーもう!///この話、終わりな!///」

提督「あ、ああ…///」

木曾「折角カッコよくキメて入ってきたのに台無しじゃねーかよ…全く」ブツブツ

提督「…ゴホン、それで、木曾。改二になった気分とかはどうだ?」

木曾「うーん…そうだな」

木曾「艦種が軽巡から雷巡に変わったからってのもあるかもしれないが、不思議と力が湧いてくる気がするな」

提督「へぇ…そうなのか」

木曾「あ、それとだな!妖精さん曰く、雷巡になったから、甲標的というものがあれば敵の砲撃前に雷撃をすることが出来るらしいぞ!」

提督「甲標的…はまだ持ってないな」

木曾「そうか…」シュン

提督「すまん…」ポリポリ

木曾「…ま、それはすぐに必要ってわけでもないだろうし気長に探そうぜ」

提督「そう…だな。でも、出来るだけ早く調達してみるよ」

木曾「そうしてくれるとありがたいな」ニッ


木曾「でも、本当嬉しいよ俺は……ふぁ~ぁ…おっと、悪い」

提督「…改造もあったから、疲れたんだろう。今日はもう、ゆっくり休むといい」

木曾「ん、そうさせてもらおうかな」

提督「明日からの活躍、期待してるぞ」

木曾「…ああ、任せろって!」

提督「…それじゃあ、おやすみ」

木曾「ああ、おやすみ、提督」スッ

コツコツ…


ピタッ

木曾「なあ、提督」

提督「…ん?どうした?」

木曾「俺は…いつか、お前と…」

提督「……」

木曾「……いや、なんでもない。俺らしくないな…ふふっ」

木曾「悪りぃな、今度こそ本当におやす…」

提督「木曾」

木曾「…なんだ?」

提督「俺たちは、いつまでも一緒だ」

提督「これからも、ずっとだ…」

木曾「……ああ、もちろんだ!」

木曾「おやすみ、明日も頑張ろうな!」ガチャ

バタン


提督「……」ペラッ

提督「ケッコン…カッコカリ…か」

提督「……」フッ

提督「これは、そう遠くないかもしれないな」


艦!

改二にして放置ボイス聴いて興奮した頭で書きなぐって深夜テンションで投稿した結果がこれだよ!
深夜過ぎて誰もいなかったと願いたい(震え声)
サクッととは宣言したけど本当にサクッと終わってしまった

おやすみなさい
あと木曾の時報ボイス早くしてください

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