海未「桜が綺麗ですね」真姫「…そうね」 (42)

海未「……」

海未「おや…?」








真姫「……」

海未「真姫、ここにいたのですか」

真姫「あ、海未」

海未「探しましたよ」

真姫「ごめん。ちょっと外の空気が吸いたかったから」

海未「そうでしたか」

真姫「でもすぐに見つけられたでしょ?」

海未「はい、真姫の言う通りに目印を…」




サァァァァ…











海未「…大きな桜の木ですね」

真姫「そうね」

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海未「音ノ木坂の近くにこの様な大きな木があったとは」

海未「三年間通っていて一度も気がつきませんでした」

真姫「当たり前じゃない」

真姫「だってここ、普通に歩いていても気づかない場所なんだから」

海未「よく見つけましたね」

真姫「私のお気に入りの場所なの」

真姫「屋上で練習するとき、いつもこの場所に目を向けて…」

真姫「この大きな木は、一体何の木なのかしら?ってね」

海未「気になる木だった。と言う事ですね」 クスッ

真姫「別に狙ってないわよ」

海未「分かっています」










海未「では、そのようなお気に入りの場所になぜ私を呼んだのですか?」

真姫「……」


サァァァァ……



真姫「…まず、お祝いの言葉」

真姫「海未先輩、御卒業おめでとうございます」

海未「もう、どうしたのですかいきなり畏まって…」

真姫「いいじゃない。今日が最後の学院生活なんだから」

真姫「どう?卒業した気分は」

海未「そうですね…」










海未「在り来たりな答えですが…実感が湧きません」

海未「ついこの前まで皆さんと過ごした学び舎で、もう共に過ごすことができないなんて」

海未「正直、信じられませんね……現実なのですけど」

真姫「…そう」



サァァァァ…


海未「…ふぅ、風が気持ちいいですね」

真姫「……」

海未「真姫?」

真姫「何?」

海未「…さっきからどうしたのですか?」

海未「顔色が優れませんよ?…気分が悪いのなら」

真姫「ううん、そうじゃないわ」

海未「なら…」

真姫「ちょっと待って」

海未「?」











真姫「…うん。ちょっとだけ、待ってて」

海未「はぁ…分かりました」

真姫「…ふぅ」 ストンッ

海未「それにしても、ここから見える景色は素敵ですね」

真姫「でっしょー?」

真姫「私のお気に入りの場所。誰にも教えちゃダメなんだから」

海未「はい、分かりました」

真姫「……」

海未「……」








真姫「…海未は」

真姫「進学したら、何をするの?」

海未「私ですか?」

真姫「結構、いい大学に行くんでしょう?」

真姫「これからたくさん時間が出来る筈よね。羨ましい」

海未「そういう訳にもいきませんよ」

海未「もうすぐ社会へと出る身ですから、勉学は怠れません」

海未「4年という時間は長いようで短いですからね…無駄には出来ません」

真姫「…まぁ、そうね」

真姫「…で、さっきの質問。まだ答えてくれてないのだけど」

海未「あはは……お恥ずかしながら、何も考えていません」

真姫「えっ?」

海未「何というか、イメージが湧かないのです」

海未「将来自分が困らない様にと進学しましたが…何をするか、と聞かれると」

海未「……自分でも分かりません」

真姫「…そっか」

海未「失望しました?」

真姫「何でそう思うのよ」

海未「…真姫の前では、頼れる先輩で居たかったのです」

真姫「よく言うわよ。一ヶ月しか変わらないのに」

海未「もう、それは言わないで下さい…」 プクッ

真姫「はいはい」

海未「…そろそろお昼ですね」

真姫「そうね」

海未「お腹は空きませんか?」

真姫「ちょっと、どうして私が食いしん坊みたいな言い方するのよ」

海未「それは仕方ないでしょう」

海未「真姫といる時は大抵何かを食べていた記憶しかありません」

真姫「だからって私が常にお腹空かせてると思う?」

海未「はい」

真姫「失礼ね」

海未「人のイメージとは怖いものですね」 クスッ

真姫「海未が言わないで」










海未「仕方ありません。お弁当におにぎりを二つ持ってきたのですがどうやら不要のようで」

真姫「誰もお腹空いてないだなんて言ってないじゃない」 クゥ

海未「あ、はい。そうですね」

海未「はいどうぞ」 カサッ

真姫「ありがとう」

海未「昆布とおかかの二つの具があります」

真姫「どっちがどっちなのよ」

海未「ふふっ。当ててみてください」

真姫「何よそれ…えっと」

真姫「こっちが昆布…いや違うわ」

真姫「醤油がお米に染みてる!こっちがおかかね!」

海未「はい正解です。流石真姫ですね」

真姫「ふふん、こんなの真姫ちゃんからしたら楽勝に決まってるでっしょー?」

海未「では頂きましょうか」

真姫「そうね」

真姫「いただきます」 パクッ

海未「いただきます」 ハムッ



モグモグ…












真姫「…海未」

海未「どうかしましたか?」

真姫「このおにぎり、昆布入ってるのだけど」

海未「そうですか」

真姫「どういう事よ。さっきおかかで正解だって言ったじゃない」

海未「はい。嘘は言っていませんよ?」

真姫「でも昆布が…」

海未「もう少し食べてみて下さい」

真姫「…?」モシャ

真姫「はむっ…ん?」

真姫「…おかかの味がする。これってもしかして」

海未「気づきましたか?」











真姫「…面倒な人」

真姫「両方入ってるのなら初めからそう言えばいいじゃない」

海未「ふふっ、ちょっとしたサプライズですよ」

真姫「もう…」

海未「…はむ」

海未「……」モグモグ

真姫「……」モグモグ

真姫「何か喋りなさいよ」

海未「頬張りながら喋るのは行儀が悪いですよ」

真姫「そうね」

海未「……ふぅ」

真姫「お茶いる?」

海未「いいのですか?」

真姫「私のでいいなら、はい」

海未「ありがとうございます」 カポッ


コポポポ…











海未「…不思議ですね」

海未「ただお昼ご飯を食べているだけなのに、どうしてこんなに落ち着くのでしょうか」

真姫「…そうね、どうしてかしら?」


サァァァァ…



海未「…くしゅ」

真姫「寒いの?」

海未「少し、冷えてきたような気がします」

真姫「まだ三月だもの。寒い時だってあるわ」 ゴソッ

真姫「はい」

海未「これは…ブランケットですか」

真姫「ここに来るときは持ってきてるのよ」

真姫「かけておくだけで全然違うから使って」

海未「ですかそれは真姫のでは…」

真姫「私は平気」











海未「…では、こうしましょう」 ファサ

海未「お互いに寄り添っていれば、二人で使うことが出来ますよ」

真姫「…海未って、変なところで不器用よね」

海未「?」

真姫「何でもないわ」

真姫「……」

海未「…真姫」

真姫「なに?」

海未「そろそろ教えていただけないでしょうか」

海未「私をここに呼んだ理由を」

真姫「…別に、深い理由なんて無いわ」 

真姫「この場所で誰かと一緒に過ごしたいって思ったから。呼んだだけ」

海未「何故私を?」

真姫「最初に思い浮かんだのが、海未だったの」

真姫「貴女なら、ここの良さが分かってくれるかなって」

海未「そうだったのですか」

真姫「どう?気に入ってくれた?」

海未「はい。素敵な場所に招待して頂き…」

海未「本当に感謝しています」

真姫「…そう」

海未「…1つだけ、聞かせてください」

真姫「うん」

海未「何故最初に思い浮かんだのが私だったのですか?」

海未「他にも居る筈ですよね。穂乃果やことり、花陽に凛…」

海未「その中で私を選んだのは、どうしてですか?」

真姫「…ねぇ、そんなに気になるの?」

海未「うーん…気になると言ったら気になります」

真姫「じゃあ教えない」

海未「そ、それは嫌です…聞かせてください」












真姫「…何か、楽しいことする時は」

真姫「いつも海未が近くにいたじゃない」

真姫「だから今日も海未を誘ったの」

真姫「もう、こんな風に一緒に何かする事……出来ないから」

海未「…知っていたのですね」

真姫「穂乃果から聞いたのよ」

真姫「引っ越すのでしょ?大学の近くの寮に」

海未「…はい」

真姫「どうして何も言ってくれなかったのよ」

海未「ギリギリまであちらに進学するとは決めていなかったので…」

真姫「でも検討はしてたのよね?教えてくれないなんて酷いじゃない」

海未「それはそうですが…」

真姫「海未、今度は私が聞く番」

真姫「どうして私に何も言わないで行くつもりだったの?」

真姫「海未にとって、私はただの可愛い後輩?それともμ'sのメンバー?」

海未「そんな事、ありません」

海未「真姫は私の大切な…友達です」

真姫「…じゃあ、どうしてなのよ」













海未「必ず、知らせるつもりでした」

海未「ただ……言うのが、怖かっただけです」

真姫「……」

海未「真姫、貴女とは今まで一緒に様々な事をしてきました」

海未「料理を作ったり、水浸しになるまで遊んだり……学校で一夜を共に過ごした事もありました」

海未「貴女と一緒に居た時間は、私にとって何よりの宝物……青春そのものです」

海未「真姫と二人だけでいる時は、本当の自分を出せる…そう思っています」

海未「このままいつまでもずっと、あなたと共に楽しみたい…そんな気持ちで一杯でした」








海未「…ですが、楽しい時間は過ぎ、私は卒業します」

海未「距離が遠くなれば、必然的に関係は薄くなり、お互いにそれぞれの場所で親しい人を見つけるでしょう」

海未「そうなれば、私は真姫と過ごした時間をそれほど大切に思わなくなる事でしょう」

海未「あれほどに沢山の事をしてきたのに…全て過去の思い出で終わらせてしまう」









海未「…それが、本当に怖かった」

真姫「……」

海未「…もし、私がこの地から離れる事を真姫が知ったら」

海未「どんな顔をするのだろう…そう考えてしまい」

海未「話すことが…できませんでした」

海未「どうして早く言ってくれなかったのかと怒るのか、そっけない態度で別れを告げられるのか」

海未「私にとってはどちらも望んでいない言葉……聞きたくありません」

海未「だから」

真姫「はいそこまで」









海未「…えっ?」

真姫「全く…本当に、貴女って人は…もうっ!」 クシャクシャ

海未「わっ、わっ…!な、何するのですか!?」

真姫「うるさい、少しの間ボサボサの髪になりなさいよ」

海未「ちょ、ちょっと真姫…!」











真姫「…本当、海未ってばどこまでも不器用なのね」

真姫「ちょっと距離が離れただけで、私が海未の友達辞める訳ないじゃない」

海未「…真姫?」

真姫「実はね、私も迷ってたの」

真姫「来年、私も受験生で…大学を選ばなきゃいけない」

真姫「当然私はそれなりのレベルじゃないと嫌、自分に妥協なんてしたくないし」

真姫「海未と離れてしまうのは、それは仕方ないって思ってたの」








真姫「…でも、海未の行く大学を見て、少し嬉しかった」

真姫「貴女、頑張って勉強したのね……ここ、現役合格するの相当難しいわよ」

海未「そ、そうなのですか…?」

真姫「…まさか、知らなかったの?」

海未「はい…私は自分の身の丈に合った場所を選んで…」

真姫「…そっか」

真姫「ううん、もう驚かない。……その素直で真っ直ぐな所も含めて全部海未なんだから」

真姫「……」

海未「…真姫?」













真姫「…決めた」

真姫「私、来年海未と同じ大学に行く」

海未「…えっ?」

真姫「調べたら、医学部も結構有名なのよね」

真姫「いろんな分野を学べるみたいだし…うん、そうする」

海未「ちょ、ちょっと待って下さい!」

真姫「何よ、この真姫ちゃんの決断に水を差す気?」

海未「そうは言っていません」

海未「ですがいくらなんでも決断が早過ぎでは…もう少し自分の将来を考えて」

真姫「それ、何の考えも無しに大学決めた人が言うセリフじゃないわよ」

海未「そ、それは…そうですけど」

真姫「いいじゃない、別にハードルを下げた理由でもないし」

真姫「学部は違うけど、同じ大学ってだけで色々と楽しめそう」

海未「真姫、ですが…」














真姫「…正直、私も怖いの」

真姫「このまま海未と離れ離れになってしまう事」


海未「……」

真姫「今まで傍に居てくれた人が明日から急に居なくなるのよ?」

真姫「誰だって怖いに決まってるじゃない」

真姫「私が引き止める権限なんてないし、何より海未の気持ちを優先したい」

真姫「その人の為になる事を考えるのが、友達ってものだから」








真姫「だから、待っててよ」

真姫「一年遅れるけど、必ずもう一度海未の傍に戻ってくる」

真姫「それまでに私と過ごした日々の事を忘れたら、絶対に許さないんだから」

海未「…本当に、いいのですか」

海未「貴女は今、私の為に自分の可能性をいくつか潰しているのですよ」

海未「それを後悔しないと、貴女は言い切れますか?」

真姫「そうね、もしその時後悔したと思ったなら」

真姫「海未、貴女が全部責任取ってね」

海未「嫌ですよそんなの」

真姫「ケチね」

海未「ケチでも何でもありません。当たり前です」

真姫「じゃあ半分でいいわ」

海未「何ですかその妥協…」

真姫「これでも大サービスしてるのよ?」

真姫「この真姫ちゃんをここまで夢中にさせたのだから、最後まで追いかけさせなさいよ」

海未「……はぁ、全く」

海未「貴女って人は…本当に」

真姫「ズルい?」












海未「……本当に、凄い人ですね」

真姫「でっしょー?もっと褒めなさいよ」

海未「はいはい、真姫は凄いです」

真姫「…ふふっ」

海未「…くすっ」


サァァァァ…




海未「…桜、綺麗ですね」

真姫「そうね」

海未「花びらの寿命は短く、そして儚い」

海未「美しいのはその一瞬のみ。…後は枯れて土に還るだけ」

海未「その一瞬の為に、桜は何故花を咲かせるのでしょうか…」







真姫「…花びらが落ちても、来年また咲かす事が出来るわ」

真姫「人の幸せと一緒。…一瞬の幸せの為に、長い時間努力をする」

真姫「桜も、私達も、その幸せを掴むために頑張れる」

真姫「だから、散ると知っていても咲かせる事が出来るのよ」












海未「…素敵ですね。この世というものは」

真姫「何悟ってるのよ……これからじゃない。私達は」

海未「そうですね」

海未「…さて、そろそろ私は行きますね」

真姫「何処行くの?」

海未「3年生全員で卒業祝いをする事になっています」

海未「皆さんとも暫く会えないですからね…今日は楽しんできます」

真姫「そう」

海未「真姫はこれからどうするのですか?」

真姫「私?うーん…」

真姫「…もうちょっと、ここでゆっくりしていくわ」

海未「分かりました。うっかり眠って風邪など惹かぬよう気をつけて下さいね」

真姫「分かってるわよ」

海未「本当ですか?」

真姫「もし風邪ひいたら、今度移してあげるんだから」

海未「遠慮しておきます」

真姫「何でよー?」

海未「当たり前じゃないですか」

真姫「むー」













海未「……ぷっ、くすくす…もうっ」

真姫「うふふっ…あはははっ」

.









「……では真姫、【先に】行っていますね」



「うん、 ……絶対に【後で】追いつくから」










.

サァァァァ…




真姫「……」


真姫「…行っちゃった」









真姫「……一年後、か」


真姫「はぁ……長いなぁ」








piriririri




真姫「…もしもし?」

真姫「凛?…ああ、そうだったわね」

真姫「うん、もう少ししたら学校に戻るから」

真姫「何か買ってくるものある?えっ?ピンクポンポン?何それ意味わかんない」











・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・


・・・・・



――



海未「…ふぅ、何とかレポートを終わらせる事が出来ました」

海未「次の講義は…グループディスカッションですか。あまり気が晴れませんね」

海未「テストも近いですし、今日は図書館にでも…」




「あの、すみません」


「在学証明書の手続きをしたいのですけど…学生支援課は何処にあるのでしょうか?」





海未「あ、はい。それならここの通路を真っ直ぐ進んだ先の棟に」

海未「事務の職員…さん、が」














真姫「事務の職員さんが何ですか?」

真姫「先輩♪」

海未「真姫!」


真姫「…久しぶりね、海未」

海未「え、あの…その」

海未「ど、どうしてここに…」

真姫「ちょっと、一年前の言葉、もしかして忘れたの?」

海未「忘れてなどいません!ただ…何も連絡が無かったので、その…驚いて」

真姫「前に誰かさんがギリギリまで教えてくれなかったから」

真姫「そのお返しをしたのよ」 クスッ

海未「あっ…もう、まだ根に持っていたのですか…」 

真姫「当然よ。あの時本当に悲しかったのだから」

海未「もう許してくださいよ…」

真姫「だめ、まだ許さない」

海未「はぁ…そうですか」

真姫「うん」

真姫「…ん、そうね」

真姫「海未が今からここの案内をしてくれるって言うのなら」

真姫「もう綺麗さっぱり忘れてあげる」

海未「何ですかそれは…」

真姫「そのくらいしてくれたっていいじゃない」





海未「…ふぅ、分かりましたよ」

海未「どこから案内すればいいですか?西木野さん」

真姫「そうね」

真姫「まずは…貴女が住んでいる寮に行ってみたい」

海未「大学の案内じゃないのですが」

真姫「いいじゃない別に。どうせ遊びに行くつもりなんだから」

真姫「ほら、早く案内しなさいよ。日が暮れちゃうわ」

海未「…全く、貴女は最低ですね」

海未「来たばかりなのに先輩を顎で使うのですから」

真姫「褒め言葉として受け取るわ」

海未「……」

真姫「……」

海未「…ぷっ」

真姫「うふふっ…」







海未「真姫、今日の予定はどうなっていますか?」

真姫「8時には家に帰るつもりだけど」

海未「そうですか、では今日は私の寮に泊まって下さい」

真姫「ちょっと、話聞いてた?」

海未「はい、聞いていましたよ」

海未「貴女に大学生の何たるかを一から教えて差し上げます。今夜は覚悟してくださいね」

真姫「ヴェェ…なによそれ」

海未「ふふっ」

海未「…まぁ、とにかく」


















海未「これからも、よろしくお願いしますね。真姫」


真姫「うん、これからもよろしく。海未」





~おしまい~

これでうみまきシリーズは完結です。
最後まで読んでくれてありがとう


【冬】

海未「ストーブ…ですか」 真姫「そうね」

海未「もうちょっと足を横に向けてください」真姫「嫌よ」


【夏】

海未「…凄い雨ですね」真姫「そうね」

海未「扇風機です」真姫「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」海未「やめて下さい」

海未「団扇が欲しいですね」真姫「扇子ならあるわよ」


【秋】

真姫「……何これ?」海未「七輪ですよ」

真姫「何してるのよ」海未「型抜きです。真姫も一緒にしませんか?」


【春】

海未「桜が綺麗ですね」真姫「…そうね」



【大学】

真姫「…もう一杯」海未「飲みすぎですよ」

真姫「いーち、にーぃ、……100」海未「子どもですかあなたは」




全部読んでくれた人愛してる(・ 8・)


https://twitter.com/877042873
書いたSS全部載せていますよければ遊びに来てください


最後までありがとう。
じゃあの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月17日 (金) 10:46:50   ID: 3M-cbMqB

最後なのか…
また新作あれば期待してます!

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