千早「彼は今も戦い続けている。 どこかで、運命と…」 (57)

?「優! 早くっ! 走って!!」

優「ま、待って、おねぇちゃんっ」

二人の、まだ10歳にもなっていないであろう子供が息も絶え絶えに走っていた。

優と呼ばれた子はまだ5歳、姉であろう女の子は優よりは幾分背が高いものの、まだ、7歳程であろう。

?「早くっ、早く逃げないと『あいつら』がっ」

優「うわっ!」

優が足元の瓦礫に躓き転ぶ。 無理もないだろう。倒壊した建物の瓦礫や街路樹さえも倒れて、まるで戦場跡のような道を全力で走って転ばないなど、大人でも難しいだろう。

だが、それはーー

?「ゆっーー優ぅっ!!」

「「「「「「ギシャァァァァアアアアアアアアッッ」」」」」」

優「え?」

『あいつら』の餌食になるには、充分過ぎるほどの失敗だった。

優「おね、、おねぇちゃっ、ん。 たす、けて」

?「優! 優ぅぅうううう!!」


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ーーーたすけてっ、ちはやおねぇちゃん

千早「いやぁぁああアアアアアッ」

悲鳴を上げ飛び起きる。 外はまだ暗いらしく部屋の中はまだ薄暗い闇に包まれている。

千早「はぁっ、はぁ、はあぁ。 また、あの夢…」

千早「服…こんなに濡れてる…きがえなきゃ」

汗をびっしょりかいているせいか、寝間着が肌に吸い付いて気持ちが悪い。 着替えようと服を脱ぎ、替えの服を出そうとするが、思いとどまったのかクローゼットを開けようとした手を止める。

千早「…シャワーを浴びましょう。 汗をかいたままも気持ち悪いし」

千早「どうせ…、今夜はもう眠れないだろうし……」

シャワーを浴び終えた後、ジャージに着替えた千早は、インスタントのココアを入れて一息ついていた。

時間はまだ午前3時。 もう一度眠りについても支障のない時間だろう。
だが、もう眠る気のない千早にはこれから何をするか困ってしまう時間帯だった。

千早「この時間帯じゃろくな番組もやってないし…DVDも借りてなんかないし…、どうしましょう」

千早の部屋に娯楽足り得る物は、今は役に立たないTVと、大量にあるCDとそれを聞くためのラジカセぐらいのものである。
それ以外は冷蔵庫や電子レンジなど、生活に最低限必要な物以外は何も置いていなかった。

千早「CDも聴くような気分じゃないし…本当にどうしましょう…」

あれから思案した挙句、千早は外を散歩する事にした。
どうせ家の中にいても何も出来ないのなら、外で散歩して気を紛らわした方が良いという考えだった。

千早「ん…夜風が気持ちいいわ」

まだ夜は深く。 千早の足音以外音らしい音は皆無である。
普段は意識する事のない風の心地よさを体で受け止め、ある種の開放感が千早の内から湧き上がってくる。

千早「たまには、夜の散歩も良いかも知れないわね」

そう一人ごちるが、そういう訳にはいかない事を千早は理解している。
若い女性の深夜徘徊を差し引いても、今の千早の身分で深夜徘徊が趣味になるのは非常に不味い。

何故なら、彼女、如月千早は、今をときめくアイドルだからである

千早「もしものことがあったら、洒落にならないしね」

またあの夢を見た時にだけ、する事にしよう。 気を紛らわすのには中々良い方法だと分かった。

千早「この辺も…すっかり元通りね」

10年前、あの日本中がーーいや、世界中が大混乱に陥った災厄の傷跡は、もう見る影もないほど消えていた。

だが、建物は直っても、人々に刻まれた心の傷はそう簡単には癒えない。

癒えたと思っていても、傷は、簡単に開く。

千早「……優が死んでから、10年…、か」

千早「もう、あの夢は見ないと思っていたのに…」

アイドルになってから、仲間が出来、親友とも呼べる存在も出来、仕事も成功し始めてからは、あの夢を見ることはパッタリ無くなっていた。

弟が…如月優が目の前で死んでいく夢を。

10年前、『ダークローチ』と呼ばれるゴキブリに酷似した怪物が、何の前触れもなく、世界中に現れ、人間を襲うという事件。 いや、災害が起こった。

現れ始めた頃は数が少なく、まだ警察でも対応出来た。
だが、その数はねずみ算のように増え続け、あっという間に手のつけられない事態へとなっていった。

1体倒せば10体現れ、10体倒せば100体が、100体倒す頃には1000体が、1000体倒す頃にはもう人間が収集出来る事態ではなくなっていた。
ダークローチが現れ数日経った頃にようやく政府から非常事態宣言がなされ、自衛隊が出動したがもはや解決は絶望的だった。

千早と優は、まだ非常事態宣言がなされる前、何時も一緒に遊んでいた友達の様子を見に行くため、親の目を盗み、その子との遊び場所にしていた近くの公園に行く途中に、『ダークローチ』に遭遇した。

幼い子供にありがちな、ちょっとした冒険心もあった。
普通ではあり得ない事態に、心が浮足だっていた。
千早と優にとっては、台風で学校が休みになった時に、ワザと外に出るようなものだった。


だが、神様は、

必要以上に、残忍な罰を千早と優に与えたーーー


今でも千早は忘れることはない。

弟が、目の前でダークローチに殺されていく様を。

目の前で上がり続ける悲鳴を。

甘すぎた。
甘く見ていた。
自分たちは大丈夫なのだという思い込みで、優を死なせてしまった。

私がーー優を殺したようなものじゃない。

千早「っーーー!!」

気を紛らわす為に散歩をしていたはずが、何時の間にか物思いに耽って、考えなくても良いような事を考えていたようだ。
深夜の散歩も、気を紛らわすのには適していないようだ。

千早「やっぱり…最近の私…」

765プロに入り、仲間達と出会う前の千早は、悲惨だった。

優が死んだことにより、両親の間に溝が生まれ、喧嘩は絶えなくなった。
程なくして、両親は離婚し、千早は母親に預けられた。

母親に預けられてからの千早は、より一層歌に執着していった。

弟が好きだった歌を、歌い続ける事が、死んだ弟に対して千早が出来る唯一の事だった。

千早は歌い続けた、中学、高校では合唱部に入り、顧問の先生からは天才と称えられた。
だが、そんな千早から同じ合唱部の部員は遠ざかっていった。
如月千早が歌う姿は怖いと、如月千早には付いていけない、と。

もはや如月千早にとっては歌うことは使命であり義務であった。

歌う事が如月千早の義務であり、弟の為に歌う事が如月千早の義務なのだと。

そんな千早にある種の恐怖を感じ、合唱部の部員達。いや、同じクラスのクラスメイトすら如月千早から離れていった。

そんな千早を救ったのが、765プロのメンバーだったーーー

母親に預けられてからの千早は、より一層歌に執着していった。

弟が好きだった歌を、歌い続ける事が、死んだ弟に対して千早が出来る唯一の事だった。

千早は歌い続けた、中学、高校では合唱部に入り、顧問の先生からは天才と称えられた。
だが、そんな千早から同じ合唱部の部員は遠ざかっていった。
如月千早が歌う姿は怖いと、如月千早には付いていけない、と。

もはや如月千早にとっては歌うことは使命であり義務であった。

歌う事が如月千早の義務であり、弟の為に歌う事が如月千早の使命なのだと。

そんな千早にある種の恐怖を感じ、合唱部の部員達。いや、同じクラスのクラスメイトすら如月千早から離れていった。

そんな千早を救ったのが、765プロのメンバーだったーーー

アイドルとして765プロに入社した頃の千早は、歌以外の仕事を任されることに不満を覚え、プロデューサーに抗議していた。

765プロのアイドル達は如月千早と親交を深めようと話しかけてきたが、それを千早は悉く拒絶した。

歌につながらない仕事などいらない。 歌を歌うの人間関係なんて邪魔だ。

そんな如月千早から人は離れていき、765プロの中でも彼女は孤立していいった。

そんな彼女にも変わらず話しかけ続けていたのが、天海春香だったーーー。

千早「…春香がいなきゃ、私、どうなっていたのかしら」

始めは、歌が下手なくせにつきまとってくる春香が嫌いだった。
ドジで、仕事も失敗ばかりの癖に、毎日手作りのお菓子を私に食べさせてくる優しさが苦手だった。

何回も拒絶した。 だが、懲りずに春香は千早につきまとった。

だが、何時からか、そんな春香と一緒に過ごす時間が、心地よくなってきた。

始めはドジな彼女が見ていられず、少し面倒を見ただけだった。 少ししてから、彼女の歌のレッスンに付き合うようになった。 彼女と一緒に料理を作り、一緒に食べるようになった。

如月千早は、変わっていった。

歌とは関係ない仕事も、積極的とは言えなくても文句なく受けるようになり、他のメンバーともコミュニケーションを取るようになり、それに比例するように彼女の人気は上がっていった。

だが、歌姫としての人気が不動になりつつある時に、とある週刊誌が彼女の過去を勝手に掘り漁り暴露した。

『悲劇の歌姫、自分が助かる為に弟を見捨てていた!?』

これが、その週刊誌の記事のタイトルだった。

ダークローチ事件の時、弟が死に千早が生き残ったという事実を、悪意という名のメッキで張り付けたような記事だった。

この記事のショックで如月千早は声が出なくなった。
医者からは心因性の物で体には異常が無いという診断だったが、そんな物は何の救いにもならない。

弟の為に歌うのが如月千早の使命であり義務なのだから。
歌う事が出来ない千早には、生きている意味など無いのだから。
千早は、絶望という沼に沈み、部屋からも出なくなった。

だけど


『千早ちゃん? 私、春香です』


そんな私を救ったのは、やっぱり春香だった。

千早(春香が持ってきた優のスケッチブックと、手紙のおかげで、私は気付いた)

千早(私を歌わせているのは使命とか義務なんかじゃない。 歌を愛しているから、歌うのだと)

千早(優の笑顔を愛していたから、私は歌っていたのだと)

そして、その後に行われたライブで千早は見事に復活し、ファンからは盛大に暖かく迎えられ、彼女は完全に歌姫の名を自分の物にした。
それから、如月千早はあの夢をぱったり見なくなった。

完全に吹っ切れたーーー

千早(はず、だったのに)

また、あの夢を見た

じょうじ北海道上陸

千早(春香が持ってきた優のスケッチブックと、手紙のおかげで、私は気付いた)

千早(私を歌わせているのは使命とか義務なんかじゃない。 歌を愛しているから、歌うのだと)

千早(優の笑顔を愛していたから、私は歌っていたのだと)

そして、その後に行われたライブで千早は見事に復活し、ファンからは盛大に暖かく迎えられ、彼女は完全に歌姫の名を自分の物にした。
それから、如月千早はあの夢をぱったり見なくなった。

完全に吹っ切れたーーー

千早(はず、だったのに)

また、あの夢を見た

千早「やっぱり…あれが原因なのかしら…」


千早「プロデューサーから、『仮面ライダー』のOPを歌わないかっていう話しを聞いたから…」

もはや人間の手に負えなくなったダークローチ災害を解決したのは誰だったのか。
それは、警察でも自衛隊でもなく、『仮面ライダー』と呼ばれるたった4人の戦士だった。

この仮面ライダーと呼ばれる存在は、ダークローチ災害が起きる前から噂されていた。
アンデッドと呼ばれる怪物から、人間を守る為に日夜戦う仮面ライダーという戦士がいる、と。

ダークローチ災害が終結した後も仮面ライダーは都市伝説の域を超えなかった。
だが、一冊の本が出たことにより、仮面ライダーの存在は現実の物となった。

その本の名は、「仮面ライダーという名の仮面」。
一年間、仮面ライダーの活動を支援し、取材していた白井虎太郎氏が書き綴ったドキュメンタリー小説であり、2000万部という破格の売り上げを記録した。

10年経った今、この小説を原作に仮面ライダーの戦いを特撮ドラマにしようという企画が立ち上がり、今、『仮面ライダー剣』というタイトルで放送されている。

このドラマの3クール目からのOPを、千早に歌ってもらえないかという話しが来たのである

今日はここまで

>>9
そうです。 剣です。

>>16
ゴキブリマジ怖い

乙です

おつ
期待してる


本編はもっと早く嶋さんなりを解放しといた方が良かったんじゃなかろうか

>>28
嶋さんに同胞がずっと日陰者になっていくのを見てろっていうのも酷な話しだし、そもそも一度封印されたアンデッドがバトルファイトの参加資格が残ってるのか怪しい所だしね

それにジョーカーが勝ち残ったら問答無用で全てリセットってのは想定外だったわけだし

千早「彼らが迷わなければ…、犠牲はもっと少なく済んだ……はずなのに」


彼らが、迷わずにアレをーーー『ジョーカー』を封印していれば


千早「優は……死なずに済んだのかも知れないのに」


如月千早にとって仮面ライダーは救世主でもなければヒーローでもない。


自分と優に、残酷な運命を与えた、疫病神だった。

千早「彼らが迷わなければ…、犠牲はもっと少なく済んだ……はずなのに」


彼らが、迷わずにアレをーーー『ジョーカー』をもっと早く封印していれば


千早「優は……死なずに済んだのかも知れないのに」


如月千早にとって仮面ライダーは救世主でもなければヒーローでもない。


自分と優に、残酷な運命を与えた、疫病神だった。

もしかしてMissing Ace時空か?

千早「って、もうこんな時間」

気づけば時計の針は何時も自分が起きてる時間を指し、周囲もいつの間にか日の光が指し始めていた。

千早「そろそろ戻らないと。 今日も仕事があるし」

千早(仮面ライダーの仕事を受けるかどうかは……もう一度プロデューサーと相談してから決めましょう)


千早(多分……受けないでしょうけどね)

それから千早は家に戻り、何時ものように支度し、千早が所属する765プロへと向かった。

千早「おはよう春香」

春香「おはよう千早ちゃん」

765プロのドアを開けると、まず目に入ってきたのは雑誌を読んでいた春香とーー

千早「おはようございますプロデューサー」

P「千早、『仮面ライダーという名の仮面』って読んだことあるよな?」

千早「はい?」

何時ものように支度し、何時ものように765プロのドアを開き、何時ものようにあいさつをしたら、返ってきたのは何時もとは違う言葉だった。

千早「い、いきなりなんの事ですかプロデューサー?」

P「だから今やってる『仮面ライダー剣』の原作。 読んだことあるだろ?」

千早「それは……まぁ、読んだことぐらいはありますけど」

千早「それが…、どうかしたんですか?」

P「いや、千早がどうもこの仕事に乗り気じゃないようだって話しをしたらさ、会ってみたいって言ってきたんだよ」

話した? 誰に?
会ってみたい? その人が?

P「原作者だよ原作者。 「仮面ライダーという名の仮面」の著者、白井虎太郎先生がさ」

千早「えっ「ええっ!?」」

春香「白井虎太郎先生って、あの白井虎太郎先生ですか!? 2000万部っていう超記録を打ち立てた!!」

P「そう言っただろ」

春香「2000万部ですよ2000万部! 凄い人なんですよ!」

P「知ってるよそれくらい。 それにあの人、最近TVにもでずっぱりだからな」

千早「……」

P「どうしたんだ千早? 心ここにあらずって感じだけど」

千早「い、いえ。 突然の事でびっくりして…」

千早「な、何で白井先生は、私に会いたいだなんて」

P「ここだけの話しだけど、実はあの人千早の大ファンでな、OPを歌う歌手に千早を希望したのもあの人なんだ」

春香「へえぇー。 凄いなぁ千早ちゃん」

プロデューサーと話し合い、出来ればこの仕事を断りたかった千早にとっては、この話しはあまりに予想外で、早々に出鼻を挫かれたような気分になった。

P「…どうだ、千早。 俺なんかと話すよりかは、千早の為になると思うだが」

P「それに、仮面ライダーの事をもっと知りたいんだろ。 千早は」

千早「……敵わないですね、プロデューサーには」

どうやら、千早の魂胆をプロデューサーはお見通しだったらしい。
そして、如月千早の事を思って、この提案をしてきたようだ。

千早「……」

白井虎太郎。

一年間仮面ライダーを取材し、そして仮面ライダーの戦いを影ながら支援した男。

確かにこの男と話し、仮面ライダーについてもっと知ることが出来れば、今千早が抱いているもやもやは消えるかもしれない。

千早(でも…今更、仮面ライダーについて知ったっ「千早ちゃん」

千早「春香?」

春香「私は…千早ちゃんにどうこう言える資格なんてないと思うけど、後悔だけはしたくないって思うんだ」

春香「千早ちゃんなら…きっと大丈夫だよ!」

千早「春香…」

千早「分かりました…私、白井先生に会って…、話しがしたいです」

千早「仮面ライダーに…ついて」

P「そうか……良かった」

春香「うん。 やっぱり千早ちゃんはそうこなくっちゃ」

春香「やっぱり、千早ちゃんは…強いね」

千早「強いって、私が?」

千早「そんな事無いわ春香。 私なんて、春香が、皆がいないと…」

今だって、春香の後押しが無ければ千早はこの話しは受けなかっただろう。

千早「私は……弱い人間よ」

春香「ううん。 千早ちゃんは、強くて、カッコよくて、私の憧れだよ」

春香「千早ちゃんなら、どんなに困難な運命にも立ち向かっていけるって。 私、信じてる」

千早「春香…」

P「よし、それじゃあさっそく行くか、千早」

千早・春香「「えっ?」」

P「実はもう待ち合わせ場所に白井先生がいてな。 千早の決心がついたんならさっさと行こう」

千早「そ、そんな急な」

P「思い立ったが吉日さ。 ほら早く早く」

千早「ちょ、ちょっとプロデューサーぁ!?」



プロデューサーに押され、765プロを出る千早。

彼女がこれから知る真実は、救いなのか、それともーーー








?「ピヨへへへへ。 やっぱり、はるちは最高だわぁ」

1人の事務員が、悶えて仕事をサボっていたのはまた別のお話し。

今日はここまで。
剣崎を出すかどうかは迷っています。

>>26>>27
ありがとうございます。

>>28
>>29さんの言うように一度封印されたアンデッドが解放されて勝ち残っても勝利者として認められる可能性は個人的には薄いと思ってます。

>>33
それはまぁ、追い追い分かります

千早「ここは…喫茶店ですか?」

P「あぁ。 白井先生がここを指定したんだ」

車を走らせて数十分。 どこかの出版社の部屋を借りて話すのかと思いきやついた所はカナダの田舎に建っているような雰囲気の建物。

車を降りて入り口つながる階段を登っていく。

千早(看板はハカランダって読むのかしら)

千早(ここに…仮面ライダーを直に知る人が…)

如月千早とPは、白井虎太郎が待つハカランダへ足を踏み入れていく

千早「ここは…喫茶店ですか?」

P「あぁ。 白井先生がここを指定したんだ」

車を走らせて数十分。 どこかの出版社の部屋を借りて話すのかと思いきやついた所はカナダの田舎に建っているような雰囲気の建物。

車を降りて入り口つながる階段を登っていく。

千早(看板はハカランダって読むのかしら)

千早(ここに…仮面ライダーを直に知る人が…)

如月千早とPは、白井虎太郎が待つハカランダへ足を踏み入れていく。

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