カーメンマン「おいドリンク飲んで走れよ」メダリオ「うっせーなー」(20)

メダリオ「軍師サマかよおめーはよー」

カーメン「てめーが走んねーから俺が余計にドリンク飲んでだよ!」

メダリオ「4000年も生きてるくせにこまけーんだよ!溶かすぞコラァ!」ジャキィン

カーメン「上等だ呪ったろかコラァァ!」ギャアアアア

ヴァンプ「こら!」

カーメダリオ「「ヴァンプ様」」

ヴァンプ「栄養ドリンクなんか飲んでまで運動しちゃダメ!」

ヴァンプ「無理な運動は体に悪いんだから!」

ヴァンプ「健康が気になるならお献立考えてあげるから私」にこにこ

1号「ヴァンプ様ヴァンプ様、違いますよ」

1号「メダリオさんたちはゲームしてるんですよ」

ヴァンプ「え?ゲーム?」

メダリオ「そーなんすよ!これです!」


スマホ<*北条加蓮「アンタがアタシをアイドルにしてくれるの?」

ヴァンプ「女の子?」

1号「今話題のシンデレラガールズプロダクションのソーシャルゲームですよ」

2号「あー、知ってる知ってる。あそこの事務所のアイドルみんなかわいいよなー」

ヴァンプ「アイドルなの?この子」

1号「そうですよ。アイドル事務所とコラボしてやってるやつで、こういうブロマイドみたいなのを集めるんですよ」

ヴァンプ「へー、今はこんなゲームもあるんだー」

カーメン「ヴァンプ様もしってるアイドルいねーかなー」ポチポチ

ヴァンプ「えー、今の若い子全然わからないからなー私」

カーメン「いや、多分…あ、この子とか」スッ

スマホ<桐生つかさ「たかがぬか床に本気出せないヤツは、人生勝てないんで」

ヴァンプ「あ!知ってる私この子」

ヴァンプ「ホラ、私がいつも見てるTVKの生活情報番組!あれで漬物の特集やってたよ」

カーメン「やっぱり、知ってると思いました」


ヴァンプ「若いのに起業とか偉いよね〜。ぬか床の扱いもしっかりしてるし」にこにこ

ヴァンプ「私あの子のファンなの、歌とかは知らないけど」にこにこ

1号「今ここの事務所のアイドルいろんなとこに出てますからねー」

2号「ヴァンプ様も気づいてないだけで、結構知ってる子いると思いますよ」

ヴァンプ「そうなんだ〜」

メダリオ「ヴァンプ様もどうですか?興味あったら招待しますよ」

カーメン「あ、てめ抜け駆けすんなよ」

ヴァンプ「ううん、いいわ」

ヴァンプ「私ネットとかゲームとかよくわからないし、なによりらくらくホンだから」

メダリオ「あー、そーいや」

ヴァンプ「さっきのつかさちゃんが活躍したら教えてね」にこにこ

カーメダリオ「「うーす」」

1号「それにしても、メダリオさんて加蓮ちゃん好きだったんですか?意外ですねー」

メダリオ「いやよ、この子ジャンクフード好きなんだよ。カップ麺も好きだぜ絶対」レベルタケーダロ


2号「カーメンマンさんは誰がお気に入りなんですか?」

カーメン「やっぱり小梅ちゃんは…」

わいわい

ヴァンプ「さぁ、みんなはアイドルの話で盛り上がっちゃったし、私はお夕飯の支度しなきゃ!」


それからフロシャイム川崎支部では…



モスキー「うわ、これちょプラチケでSレアやべっしょ」ポチポチ

ゲイラス「えぇー!いいなぁ誰が来た誰がきた?」ポチポチ

ドルゴン「いい子だったらプロダクション「フロシャイム翼の会」も戦力アップね!」ポチポチ

ガメス「(あー、ギョウさんからチャット…こっちのプロのが居心地いいのにな)」ポチポチ


アントキラー「あー、出ねーな」ポチポチ

モギラ「…」ポチポチ

モゲラ「…」ポチポチ

アントキラー「あー、肩凝ったわ」コキコキ

モギラ「あ、肩揉みますか」

アントキラー「いや、いいわ。タマちゃん育てきっちまうからよ」

アントキラー「いいかオメーら。育成するならきっちりMM特訓が基本だからよ」

モゲラ「え、えむえむ特訓ですか?(そ、そりゃ知ってますけど…)」

アントキラー「んなことも知らねーでモバマスやってんのかよ。いいか」クドクド


天井「みんなあんなゲームやってないでA○B見なさいよ」

1号「お、そろそろ攻コスたまるわ」ポチポチ

2号「マジで?じゃあブッパしちゃえば」ポチポチ

天井「無視かよー」

ミニ天井「むしかよー」


ムキエビ先輩「俺が思うによ。モバマスっていうのは紳士のゲームな訳。つまりだよ、自分の応援するアイドルと二人三脚でシンデレラの道を駆け上がるマラソンていうか。そりゃよなかなか目当てのアイドルが手に入らないっていう自体も十分に想定されるだろうけど、よくシミュレーションしておけばそういうショックにも耐えられるっていうか、むしろそれこそがアイドルとの愛の試練ていうの?俺くらいになればそういう観点で大きくものを見てるからぎゃ・く・に楽しめるっていうかいやもちろんよ?俺もいざ始めればいくらでもSSSランクに上り詰めることだって可能だけれどもさ、やっぱりそれだけの気合と覚悟を持ってプレイするだけの気品がモバマスにはあるわけで、ま、俺がプレイするのはもうむしろ必然?ていうか運命?みたいなとこあると思うんだよね、俺は」

ウサコッツ「みんな最近ケータイぽちぽちばっかでつまんないよー」ソモソモヨー

デビルねこ「おもしろいのかなー」テユーカオレテキニ

Pちゃん「The idol master play now」イッテモオレハ

ムキエビ先輩「とか思うわけ!」

ムキエビ先輩「おいガメス聞いてんのか!」

ガメス「は、はい!(くそー、相変わらずめんどくせーよー。あんたずっとエアPじゃん!)」


ヴァンプ「もう…」

カーメン「…」ポチポチ

メダリオ「…」ポチポチ

ヴァンプ「みんないい加減にして!」バンッ

カーメダリオ「「!?」」ビクッ

ヴァンプ「みんなでテレビ見てても外に出かけてもケータイを片手にぽちぽちぽちぽち!」

ヴァンプ「挙げ句の果てに食事の時にもぽちぽちなんてどういうつもり!?」

ヴァンプ「食卓でケータイをいじるのなんて、マナー違反だよ!」←悪の組織の将軍

ヴァンプ「フロシャイムのみんながそんな常識知らずだなんて知られたら、私ご近所に顔向けできない!」←悪の組織の将軍


カーメン「すいません…」

メダリオ「そうだよな…ちょっとハマりすぎて常識を忘れてたかも」

モスキー「ウス…」

ヴァンプ「ゲームをするなとは言わないから、メリハリをきちんとつけること」

ヴァンプ「そういう小さなことをきちんとできるかが、ひいては世界征服に繋がるんだから」

カーメン「…明日から、きちんとスケジュールを組んで常にケータイ触ってることがないようにします!」

メダリオ「ラウンド終了間際とか、フィーバーさえ逃さなきゃつねに触ってなくてもいいもんな!」

1号「実生活をないがしろにしてちゃいけませんもんね」

怪人たち「「「「「「「「「「ごめんなさいヴァンプさま!」」」」」」」」」」

ヴァンプ「うん、わかってくれればいいの」にこにこ


数日後、近所の公園にて…

ヴァンプ「いやぁ、最近めっきり寒くなってきましたよねぇ。でもそろそろあったかくなってくる頃だと思うんですよねぇ」にこにこあせあせ

レッド「…」

ヴァンプ「あ、あったかくなるといえば花粉が飛び始めますよね。私やレッドさんは大丈夫だけど花粉症の怪人のために洗濯物は中に干さなきゃいけないんですよ」にこにこにこにこあせあせあせあせ

レッド「……」

ヴァンプ「花粉症といえばかよこさんは…」

レッド「おい!いい加減しろよ!」

レッド「てめーは俺を倒しに来たのか、世間話をしに来たのか、どっちなんだ?」

ヴァンプ「え、ええとその」


レッド「大体、お前ひとりってのも変じゃねーか」

レッド「いつも怪人が遅れても戦闘員くらいは連れてきてるだろ。なんだ、ノロウイルスでも流行ったか?」

ヴァンプ「あ!そ、そうなんです!今フロシャイム川崎支部ではノロウイルスが流行中で、今日対決予定の怪人も症状が疑わしいので病院に…」

カーメン「ヴァンプさまー!」

メダリオ「時間延ばしておいてくれてあざーっす!」

レッド「…症状の出てるやつとは思えねー元気さだな」

ヴァンプ「あ、その」

カーメン「おかげで個人順位もプロダクション順位もいいとこにつけてます!」

メダリオ「このままのペースでキープできれば上位報酬もじゅーぶん狙えるよな!」

ヴァンプ「ね、あの」

レッド「順位?報酬?なんの話だヴァンプ」

レッド「こいつら病院に行ってたんじゃねーのか?」

カーメダリオ「「(やべ)」」


レッド「…ほー、ほー。つまり俺に嘘をついたってわけだ」

レッド「何をやってたんだか知らねーが、病院に行ってご褒美もらえるなんておかしーよなぁ」

レッド「歯医者で頑張った子供じゃあるめーしよ」

ヴァンプ「えーっと…」

ヴァンプ「フッフッフ、サンレッドよ、乗りに乗った二人のコンビネーションでボロ雑巾のようになるがいいわ!」

ヴァンプ「ゆけ!カーメンマン、メダリオ!」

カーメン「太古の呪い!」ギャアアアアア

メダリオ「ヘルボール!」ゴォォォ

どかっばきっぐしゃっ


正座説教中…

レッド「つまりなんだ?」

レッド「てめーらは俺との対決より、ハマってるゲームの順位を優先したってことだな」

カーメン「いえ、優先というか…いちおうフィーバータイムっていうのが」

レッド「言い訳すんじゃねぇよ!」

レッド「ったくよぉ、ノロウイルスで寝込んでるのかと思いきやゲームしてましたってか!」

レッド「ガッカリだわてめーらには」

メダリオ「でも面白くて…レッドさんもやってみれば」

ヴァンプ「ダメだよメダリオくん。レッドさんはケータイ持ってないし…」

1号「あ、そうだった」

2号「ヒモだもんな」

レッド「」*ピキッ


ヴァンプ「こら、そんな言い方しちゃダメだよ」

ヴァンプ「レッドさんだってかよこさんに負担かけてることは気にして…」

レッド「」ブッチン

レッド「てめーらおちょくってんのかコラァァ!!」

レッド「もう許さねぇ……体中の関節という関節を逆方向に曲がるようにしてやるよ」

1号「し、死んじゃいますよ!」

レッド「おぉ、死ねって言ってんだよこのボケどもが!!」グイッ

カーメン「か、勘弁してください」ポトッ


レッド「お、懐からケータイおちたじゃねーか」ヒョイ

カーメン「あ、返して…」

レッド「ふん」ベキッ

カーメン「あ…」

レッド「こんなもんがあるから世界征服にも俺との対決にも身が入んねーんだよ。てめーも出せよ」

メダリオ「へ?いや」

レッド「煮えた鉛飲みてーか」

メダリオ「…はい」

レッド「じゃあな、これに懲りたらゲームばっかやってんじゃねーぞ」

ざっざっざっざっ


ヴァンプ「…」

カーメン「…」

メダリオ「…」

1号「…だ、大丈夫、データが壊されたわけじゃないからまたログインすれば大丈夫ですよ」

2号「そ、そうそう、とりあえずケータイショップいきましょう!」

カーメン「…新しい端末買う金がな」

メダリオ「…随分つぎ込んじまったからな」

1号2号「「あぁ…」」

ヴァンプ「…帰ろっか。今日はおいしいもの作るから」


天体戦士サンレッド
これは、神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な戦いの物語である。

あんまないんじゃないかな、サンレッドとモバマス

とりあえずこんなもんで

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