レッド「久々に実家帰ってみた」 (109)


レッド「ただいま」ガチャ

レッド母「」

レッド母「…………!?」パリーン


レッド「あらら食器割れちまっt…!」

レッド母「」バタン


レッド「て、おい母さん!!しっかりしろ!!」





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453552871



レッド母「は、夢!?」

レッド「いつまで寝ぼけてんの?」

レッド母「あなた、本当にレッドなの?」

レッド「そうだよ。いや、どうしたんだよ本当に」

レッド母「本当に本当に良かったぁ」

レッド母「あんた、死んじゃったって。もう一生会えないかと、、」ブワ

レッド「そんな大袈裟な」

レッド母「とにかく良かったんだよ」


ー1時間後ー

レッド母「とにかく皆心配してるだろうから挨拶しておいで」

レッド「お、おう」

レッド(まじで俺って死人扱いされてたのな、そんなに時間経ってたのかよ)

とりあえず家を出た、まずはオーキド博士に挨拶に行く


レッド「ども」

オーキド「!!?」

オーキド「レッド!本当にレッドか!?」ユサユサ

レッド(まじか、、俺、成仏してないよね?生きてるよね、なんかもう疑心暗鬼)


オーキド「まったく心配したんじゃぞぉ。まぁ無事でよかったわい」

レッド「ところで博士、約束覚えてる?

オーキド「うむ」

レッド「おお!それじゃリーグにはあのこと伝えてくれたんだな」

オーキド「…………………」

レッド「うそ…だろ…」

レッド「なぁ、博士、そーだよな?」

オーキド「………………はて…なんのことやら」

レッド「おい、冗談だろ?」


オーキド「死人に口なしと言うしのぉ~」

レッド「」


レッド「勝手に殺すな、誰が死人だよ!


オーキド「……」レッドニ、ユビサシ

レッド「こんのじじぃ…」ギリィ

オーキド「てへぺろ」

レッド「もういい帰る!」

オーキド「どこに帰るんじゃ?」ニヤリ

レッド「…………」

オーキド「お主の家ならすぐそこじゃろ?」フフフ

レッド「まさか、もう母さんまでそっち側に…」ガタガタ





オーキド「いやーチャンピオンの息子がこうフラフラしてるのが心配なようじゃぞ」

オーキド「子供思いの良い親じゃないか。親孝行はするもんじゃぞぉレッド~」

レッド「全然、子供思いじゃない俺の意思は!?ねぇもっと子供の思い尊重して母親」

オーキド「ま、ともあれ良かったのぉ、リーグに戻れて」

レッド「良くない…戻りたくない」ガタガタ


レッド「と、とにかく、、、」




レッド「旅に出ます。探さないでください」全力ダッシュ

オーキド「ほう…」

グリーン「待てよ。レッド」

レッド「…お前隠れてやがったな!」

レッド「どけよ!怪我したくなかったらな」つモンスターボール

グリーン「逃げ切れるとでも」つモンスターボール

\スターミー、みずのはどう/

ザッバーーン!!

レッド「……やっべぇ」(ここ、室内だぞ、そんなんされたらさ、、)

レッド(どうやっても避けれないじゃんか!!)






カスミ「スターミー、もっかいみずのはどう」

ザバーーン・

オーキド(いやここ、ワシの研究所なんですけど、、、)

カスミ「もっとよ、この研究所を海にするくらいの勢いで」

グリーン(やりすぎだろ……)ブクブク

オーキド(本当もう勘弁してください。資料とかあるんで)泣

レッド(くっそ、水流で身動きとれねぇ)

カスミ「レッド!!あんた絶対逃がさないんだから!」


レッド(くそ、こんな所で、、もうあんな地獄の日々は嫌だ。絶対に!)

レッド(幸いまだ、モンスターボールは握ったままだ。水流で流されてたら終わってたな)

レッド(よっしゃ。頼むぜ、君に決めた)ヒョイポン


コイキング(レベル5)「うぃーす」


レッド「」


オーキド(念のためモンスターボールすり替えておいて良かったのぉ~)






グリーン(レッド、これで終わりだな)

オーキド(逃がしはせんぞぉ~レッドよ)フフフ

カスミ「………こいきんぐ?なんの冗談?」

レッド(俺、オワタ)

グリーン「……プハァ。なかなか良いセンスしてるなレッドwwww」

オーキド「…ふー。山籠り(笑)の修行の成果が出たようじゃなぁレッドよwwwwファーww」


レッド「…好きで山で修行なんかしねぇよ」


レッド「少なくとも、リーグにぶちこまれて監禁されるよりマシだからな」

オーキド「そーかそーか。でもお主もう詰んだぞ」

レッド(仕方ないこうなったら、、、)

レッド「わかった。俺、行くよポケモンリーグでチャンピオンとしてちゃんと働くから」

カスミ「本当に!!!」ズイ

レッド「う、うん。てか近い離れろ。…だから1回、皆に落ち着いて欲しいんだ」

グリーン「その言葉本当だろうな?」

レッド「あ、ああ。だからこのプール状態になった研究所をどーにかしてくれ」

レッド(逃げ道確保するためにな)






カスミ「わかった!いま、あの入り口のドアぶち壊すね。あと壁も大破させて水抜きするね」

オーキド「いやいやいやいやいや。おかしいじゃろ」

カスミ「スターミー、ハイドロポンプで壁ごと貫通させて。思いっきりやっちゃって」

オーキド「え!?バカなの?ちょっと正気か?あの私の大事な所有物なんじゃが、仮にもポケモン界の威厳者的な立ち位置なんじゃけど」

スターミー「シャア!!」ドゴーーーン、パリーンドンガラガッシャーン

オーキド「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあ゛」

レッド(オーキドざまぁ)


オーキド「ぁあ、30年もローン返済したワシの研究所がぁあ゛あ゛」orz


レッド(ポケモン151匹しか見つけられねぇ罰だ。もっかい研究し直せじじぃ)


グリーン「おい、本当にこいつ信用していいのか?逃げない保証はないぞ」

カスミ「レッド逃げようとしたらただじゃおかないから」

レッド「ああ。神に誓うよ。(嘘だけどな)

カスミ「じゃあ、はいこれ!」つ手錠

レッド「ぅおあ!ちょっとまて!」

カスミ「逃げないんでしょ?なら手錠してよ!」


カスミ「私、嫌だよ。レッドがいなくなっちゃうなんて!!約束してよ。だから手錠しよ?ね?」

レッド「俺のこと信用してくれよ。約束するから」

レッド「だけどさ、手錠したらもう終わりだからな。手錠するってことは俺のこと疑ってるってことだろ?」

カスミ「ち、違うよ!レッドのこと信じてるよ。でもレッドってすぐいなくなっちゃうじゃん!もう嫌なの、レッドがいなくなるのは」

グリーン(え?なに見せられてんのこれ…)

カスミ「だからお願いレッドも私のこと信用して。手錠してよ」グイグイ

レッド「やめろ。離せ!」パッ

グリーン(なんだコレ別れる寸前のカップルかよ)



カスミ「痛っ………」

レッド「あー、ごめん、まぁとりあえず俺のモンスターボールとか返してもらいたいんだ」

カスミ「……ごめんなさい」

グリーン(あ、病みパターン入ったぞコレ、よし勝てる)

グリーン「あーレッドが乱暴したー。レッドはカスミのこと嫌いなんだー(棒読み)

レッド「おい、グリーンやめろ。そんなつもりじゃ、、、」

カスミ「………レッドは私のことが嫌い?嫌い?」ブツブツ


レッド「いや、そんなことねぇって」アセアセ


レッド(やばくねぇか。これ爆発するパターンだろ?やだ死にたくない)泣



カスミ「…じゃあ、好き?」

レッド(きた。この質問はラッキーだろ。これは流石に俺でも答えがわかるぜ!!)

レッド「ああ。大すkグリーン「お前なんか大嫌いだ!!」

グリーン(甘いなレッド。おじいちゃんが作った変声機ですでにレッドの声にダイアルを合わせてある)

オーキド(グリーンのおじいちゃん)「ふっ。ぬかりないんじゃよ。わしの計算は」

レッド「なん…だと…」(てか、そんなんありかよ!!)

レッド(もはやポケモン関係ねぇよ阿○博士じゃないんだからさ、、、)

オーキド(じゃ博士繋がりということで)

レッド(こいつ直接脳内に)




カスミ「」

レッド(うわ、茶番してる状況じゃねぇ。逃げよ。わりと死ぬかも)全力ダッシュ

レッド(カスミをうまく利用すればなんとかなったのに、、)

カスミ「行かないでよ。ねぇ。待って」ジワァ

カスミ「グスッヒック、うぇぇ、嘘つき。もう許さないから」ポロポロ

カスミ「……でてきて、カイオーガ」


グリーン「ふぁ!?」

オーキド「あばばばばば」

レッド「」


レッド「おい!じじい俺のモンスターボールはどこだよ!!!どうせさっきすりかえたんだろ。で、どこ?」

オーキド「あ、えっと」

レッド「早く!この町ごとぶっ潰れるぞ、最悪皆あの世行きだぞ!グリーンお前も手伝え!」

グリーン「言われなくても、そうするっての」




グリーン「いけ!ピジョット」

カスミ「やめて、レッドが逃げちゃうよ」

カスミ「力ずくで監禁しなきゃ、そしてずっと二人で一緒にいるの/////」

カスミ「だから退いて。冷凍ビームよ」

ピジョット「よけれねーオワタ\(^o^)/」

オーキド「いかん。目にハイライトがない。完全にヤンデレ化しておる」

レッド「この町にいる人全員避難させろじじぃ」

グリーン「くっピジョット大丈夫か」

ピジョット(瀕死とかいうレベルじゃないこれカイオーガパネェ)

レッド「あのポケモンめちゃくちゃ強いな。幸いじじぃの研究所に当たってくれたから被害は実質ないものの早くなんとかしないと」

オーキド「もう跡形もないじゃないか、わしの研究所がぁぁ」絶望

オーキド「しかも実質被害なしってどういうことじゃ。まじで御三家返せこのやろう!!」orz


カスミ「…レッド待ってね。いま邪魔者はやっつけるから」

カスミ「行ってきてパルキア、スイクン」

レッド(もう俺がチャンピオンやらなくてもいい件について)

グリーン「ぅうおおおあああああ!!」発狂

カスミ「…ギャラドス、ラグラージ力を貸して」

カスミ「いくわよ!メガ進化」

メガギャラドス「よっしゃっしゃーす」

メガラグラージ「ちーす」

グリーン「ああああああああああああああああああああああ(ブリュブリュブリュ!ブリュ!!ブリュミチミチミチィry


レッド「グリーン!!!」

レッド「……お前のこと忘れはしねぇよ。たまには墓参りでもいくから」

レッド(そんなことよりカスミのやつ、カイオーガがいることによっていきなり雨乞いでしかも水パとは理にかなってやがるぜ!!)


グリーン「…勝手に…殺す…な…」バタリ(あと、そんなことよりってなんだよマジで)

レッド「これ、マサラどころかニビシティくらい抹殺されるってやべぇよ」

オーキド「レッドあったぞお主のモンスターボールじゃ、頼むぞチャンピオン」


レッド「よし、皆気合い入れろ!出てこい!」


次回、マサラタウンにさよならバイバイ(物理的に)

いまいちオーキドのしゃべりがわからん。


<<26自分もエリカ派です
<<27いやー、どうでしょー、ゆーてレッドssといえばカントー女ジムリーダー3人は欠かせないですよね


レッド手持ち

ピカチュウ
ラプラス
カビゴン
フシキバナ
カメックス
リザードン

オーキド「おお!改めて凄いのぉ」

レッド「手持ち全てレベルはカンストした!

グリーン(レッド、…また強くなったな)

レッド「チャンピオンがジムリーダーに負けてちゃメンツがたたねぇからな」

カスミ「ジムリーダーは副業よ。私にとって遊びみたいなもの」

レッド「うん。だってもうロケット団一人で全滅できんじゃね?ってくらいの手持ちだもんな」

レッド「あと、ポケモンリーグにはもう挑戦しないでくれって四天王達が泣いてたぞ」

カスミ「………四天王?あー、あのお邪魔虫たちね。でも、カンナだっけあいつは少しはやるよーね……」

グリーン(カンナさん、必死だからな。あの人に俺も勝てなくなり始めたし)

カスミ「思い返しただけでむしゃくしゃする!レッドが誰のものかわからせてやらないと」ギロリ


レッド「………」(ああ。思い出しちまった。あの時のこと)


ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー








チャンピオンになりたての頃

レッド「ふぁーぁ、なんか暇だなぁ。ねぇワタル?」

ワタル「なんでしょうかボス?」

レッド「…あー、そういうのいいから。普通に話して」

ワタル「しかし、チャンピオンは我らにとって絶対の存在。そういうわけにはいきません」

キクコ「レッド醤油とって」

ワタル「いや、キクコさん」

レッド「はいよー」

キクコ「まだガキじゃないか、めんどくさいのぅお主は」

ワタル「いや、でも…」

レッド「ないわーまじないわー」

シバ「うーーっっは!レッド君。朝飯の前に一緒に筋トレしないか?」ムキムキィィ

カンナ「ちょっと暑苦しいからどっかいってよ。あ、レッド顔にお米ついてる」

ワタル「え?皆、そういうかんじ?なんかもっと緊張感もとうよ。あの皆で食堂でご飯食べるとかしたくないよ」

レッド「うわーないわー緊張感とかめんどくせーよ」

ワタル「でも、俺のイメージはブリーチの十刃
とかナルトの暁みたいな雰囲気だしたいんだけど」

レッド「中二乙」

カンナ「冷凍ビームかますぞコラ」

ワタル「…………」ショボン


キクコ「中二でドラゴン使い(笑)そして特注のマント(笑)」

ワタル「…………」ジワァ

カンナ「カイリューの無駄遣い」

レッド「カイリューに謝れ」


ワタル「…ぞん゛なに゛いわ゛だい゛でよ」ポロポロ

ま、こんな感じでしばらく過ごしてたら、、事件は起きた


シバ「おい、挑戦者がきたみたいだぞ。しかも3人!!」

カンナ「へー。ちょうど暇してたのよ」

キクコ「暇潰しにはなるといいのぉ」


ワタル「……ほう。楽しめそーだ」グシグシ

レッド「ワタル、鼻水。あとちょっとキモいよ」つティッシュ

ワタル「………」グシグシハナチーーン




レッド(てか、3人て多いな)

レッド(しかも全員女の子じゃん、、、……あれ?もしかして)


カスミ「よ!レッド元気ぃ??」

エリカ「お久しぶりですレッド様」

ナツメ「レッド、会いに来たよ///」

レッド「………」

キクコ「おお、なんじゃ3人ともお主の知り合いか」

レッド(胃が痛ぇ)ズキズキ


カスミ「ねぇレッド?なんかいうことない?」

レッド「………ハイ」

エリカ「…私はレッド様をお慕いしてますわ。でも貴方は違うのですか??」

ナツメ「レッド、私も聞きたいことがあるの」ジー

四天王s(え?なんか訳あり…?)

エリカ「ちょっと私のレッド様にやめてください」グイ

カスミ「なによ?」ギロリ

ナツメ「レッド………嘘つき」ジー

レッド「………」

レッド「…あの、挑戦者の人達と少し話したいので、、、」チラ

四天王s(OK、察した)スタスタ









オーキド「実は、レッドはこの3人のことが好きであり、結構まじめに口説いたこともあったりするのだ」

グリーン「お前って意外と積極的だよな。ちょっと色んな女に手ぇ出してそういう結構クズなとこあるんぞ」

レッド(解説乙。でも人の回想の中入ってくんなよ、話の流れとかあるじゃん)

グリーン「話の流れとは?」

レッド「…だから、読者とかいるわけで、、

メタもん「…メタ発言やめーや」

オーキドグリーンレッド「!?」

レッド「……と、とにかく」

レッド「グリーンが言ってる件、本当に反省してます」orz

グリーン「もうおせーよ」

レッド「…だってまさか監禁されるとは思わないじゃん」泣

グリーン「…もうおせーよ」


レッド「…………」


レッド「………だよなぁ」(遠い目




レッド「ごめん!!」

レッド「本当にごめんなさい!」フカブカ

ナツメエリカカスミ「………」

ナツメ「レッド、チャンピオンになったら結婚するっていったじゃない」

レッド「ごめん、ごめん皆…ごめん……って、、え!?」

レッド「え?……いや、え??」

エリカ「ナツメさんいくらなんでも嘘はやめてください!」クワ

カスミ「そうよ!それをいうなら私のセリフなんだからね!」キィ

レッド「…ちょっと待って俺そんなこと一言もiナツメ「いいや!レッドは絶対言ったわ。私と結婚しようって」

ナツメ「カントーで1番になったら、2人で暮らさないか?(キリッ」

ナツメ「って私に言ってくれた」

レッド「いや言ってねぇよ」

カスミ「はぁ!?なにそのバレバレの嘘。もうレッドにまとわりつかないでよ」


カスミ「…このサイコパス女」


ナツメ「!!」カチーン






ナツメ「サイコパスってなんなの!水着まるだしのバカ女の癖に」

レッド「…おい、お前ら落ち着こうぜ」

\ワーワーギャーギャー/

レッド「…まるで聞こえてねーや」

カスミ「だれが、バカ女よ!別にジムがプールなんだししょうがないじゃん。ナツメこそなんなの?それキャラなの。うわ、うっざ!ないよねほんと」

ナツメ「うるさい!!ビッチ!あんたはそのへんの男と付き合ってればいいのよ。どうせ水着で男が欲情するの誘ってる年中発情期のクソビッチ女が」

レッド(ナツメってこんな汚い言葉使うのかよ。表裏ありすぎだろ。………なんかただただ怖い)

エリカ「いやですね。あんなのほっといてレッド様むこうでお茶でもしましょ?2人きりで」ニッコリ


レッド(…やべぇ。話にオヒレがつきすぎてる。俺がいつプロポーズしたんだよ。真っ赤な嘘じゃん。レッドだけに)

エリカ「さ、行きましょ。レッド様」グイグイ

レッド「…ごめんエリカ。ちょっとそんなことしたら後で血祭りにあう気がするんだ」

エリカ「大丈夫ですよ。あいつらは私がいずれ殺しますから」ニッコリ

レッド「」

レッド「……そんなこと絶対させるかよ。お前少しおかしいぞ」(全然、冗談に聞こえない気がするのはきっと気のせいじゃないはず)

エリカ「……レッド様。どーしてそのようなことを言うのですか??」



レッド「は?そんなんこっちのセリフだって」

エリカ「なんであの2人を庇うんでしょうか??」ミシミシミシ

レッド「…痛っ。ちょっと、どうしたんだよエリカ。離せって」ブン

エリカ「ねぇどうして?ねぇ?ねぇ?」ギロリ

レッド「やっていい理由がある訳ないからだろ」(なんだよこの殺気は((((;゜Д゜)))



ナツメ「どうせ、他の男ともうやったんだろ!人前で水着きるくらいだしね。肌露出して興奮するくらいだしね」

カスミ「やってなんかない!!いい加減にして」

ナツメ「そんなんで騙されないから。レッドに言いふらしてやるわ。もう貫通済みのアバズレだって!」

レッド「おい!やめろって!言い過ぎだろ!」

エリカ「あ、レッド様そこは否定しないんですね。てことはもうそういう風に思われてるってことね」

カスミ「レッド違うよ。そんな訳ない」フルフル

ナツメ「なにレッドの袖口掴んでるの。やめて性病にかかるから」

カスミ「やめてよ。なんでそんなこというの…」ジワァ

レッド「おいナツメ!やめろ!!」キッ



ナツメ「同情かってんじゃねぇよ!ヤリ○ンの癖に!!」

レッド「おい!!」グイ

ナツメ「」(レッドに怒られた。レッドに怒られた。レッドに怒られた。もういや、全部あいつのせい全部あの女のせいで)

ナツメ「………いなくなっちゃう。とられちゃう。いや。絶対いや」ポロポロ

レッド「!!…えっと、…あ…ごめん。そんなつもりじゃ、、、」アタフタ

ナツメ「…いや、いやだよぅ」ポロポロ


レッド「…………」

レッド(俺が原因の癖にこいつらに当たっちまった。最低かよ…こういう時何もできねぇ、ごめん。ごめん本当に、、、)


カスミ「やってないってば…やめてよ…なんでレッドの前でそんなこというの…嫌われちゃうよ、やめて…やめて」ウツムキ

エリカ「………」へたり

エリカ「あんなに怒られたのは初めてです。レッド様に捨てられたら私はどうすれば……もう行き場がないです。どこへ行けばいいのですか。あの日助けてもらってからあなたが私のすべてになったのに…私はどうやって生きていけば」ジワァ





「………………」シーーーン


場が凍るように静かになりすすり泣く声だけが聞こえたとさ

ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー


グリーン「…最悪な回想じゃねーか」

オーキド「なんというか………レッドよ……強く生きろ」


レッド「ごめん。途中からカンナ関係なかったけどこれでまぁ、俺が山籠りする理由が少しでも伝わればいいかなって」

グリーン「いや、ただただ場が凍りついたわ。深刻すぎるだろ」

オーキド「キツすぎるわ」





オーキド「そんなこと言うてる間にカスミのポケモンたちが攻めてきおったぞい」ガクブル

グリーン「レッドお願い。なんとかして。全然HP減らせなかったんだ。あいつのポケモン達化け物だ」ガクブル

レッド「いいぜ……俺がこの間までただ現実逃避してたわけじゃないってとこ見してやる」




レッド「行くぜ。メガ進化!!!」



メガリザードン「ヤキソバパンカッテコイヤアアア!!!」

メガフシキバナ「イテコマスゾワレェ!?(威圧)

メガカメックス「テメドコチュウダオラァァアアン!?(# ゜Д゜)

ドドーン!!



グリーン「すげぇ。ノリが古いけど」

オーキド「おお!流石チャンピオン!マサラを救ってくれレッドよ」



レッド「頼むぜみんな!!」



レッドのポケモン達のおかげでカスミの猛攻もなんとか静まりつつあった

しかし、、、マサラタウンは壊滅状態に陥った


まさに超白熱の大激闘。まさしく頂上決戦といえよう。両者一歩も引かないバトルが続き、決着がつかないまま町ごと壊滅したのである。

しかし、僅かにレッドが優勢であった。



カスミ「……やるわねレッド」

レッド「伊達にカントー制覇してないからな」

レッド「てか、それよりお前さぁ、どうしてくれんだよ!!」

レッド「もう、嫌だ。なんで俺の町が………」

グリーン(なぜ、こうなった。痴話喧嘩で町1つ吹き飛ぶって聞いたことねぇーっての)orz

オーキド(ああ、なんかもう頭真っ白じゃ)


カスミ「あんたが浮気なんかするから!!」

レッド「浮気ってなんだよ!」

レッド「あいつらとは一緒にご飯行ったくらいだっていってるだろ!」

カスミ「本当にじゃあご飯行っただけなの??」

レッド「……………」

カスミ「ねぇ?本当よね…嘘だったら許さないからねぇ?ねぇわかってる?」


グリーン(カスミさんもう勘弁してください)切実

オーキド(これ、本当のこといっても嘘がばれても逆鱗に触れるパターンじゃろ)

レッド「…………ぇット、ソレハ…アノ…」

グリーン(はいアウトー!なんでそんなわかりやすいんだよ。まじでこいつ単純すぎるって)

オーキド(レッド……アホか…)


レッド「…なんというか、、うん。ちょっとね……」アタフタ

カスミ「………ねぇレッド…」

レッド「は、はいぃ!!」ビクゥ

カスミ「はっきり言えよ」

レッド「わりと頻繁に一緒に遊んだりしました」

カスミ「…………ふたりきりで??」


レッド「……あぁ…エット、…うぅ、ううん」チラ

グリーン(ふおおおお、アブねぇえええ)




いま、レッドは嘘をついた。いや、正確には本能的についてしまったといえる。実はエリカやナツメからは頻繁に食事や遊びに誘われることがあり、レッドも当初は断らずいっていた。基本的に可愛い女の子の誘いは断らないスタンスであった。
レッドはたとえ彼女がいようとも他の女と2人
きりになっても何の問題もないと思ってしまう彼の親父のように彼もまた軽いクズ体質なのであった。

そして、カスミのいきなりの問いに迷った挙げ句、「あぁ…エット、…うぅ、ううん。と歯切れの悪い返事をしたのは初めカスミの問いに関して嘘をつくとどうなるかわからないと釘を刺され、彼は身の危険を感じ殺されるかもしれないと思ったので正直に言おうとした。しかし、もし本当のことを言っても自分の命はないと悟ったのか、彼女の問いに対して否定したのである。

おおよそ肯定の意味である「うん」という返事から大抵、否定の意味で使われる言葉の「ううん」という2通りの返事から彼が導きだした答えはこの2つの言葉の発音の中間をとることだった。聞き返されたら終わりだがもしかしたらうやむやにできるかもという彼の淡い希望が含まれた咄嗟に思いついた彼なりの作戦であった。


グリーン(いや、文体変わりすぎィィ)



レッド(なんとかいまので誤魔化せたたか?)


そんな彼の淡い期待は粉々に打ち砕かれる

しかし、それはレッドやグリーン達ましてやカスミまで予想外の展開であった。

カスミ「え??聞こえない?もっとはっきり言って」ジー

レッド(うぅ、誰か助けて)

そう、ここまではレッドの予想の範疇。結局聞き返される。しかし、この後上手く立ち回って嘘がバレなければいい。そう思っていた。しかし、ナツメやエリカから事情を聞けば、ほぼ間違いなくバレるその事は彼も承知だった。

しかし、彼女らにこの件が聞かれる前に自分が遠くまで全力で逃げ音信不通にしてしまえばいいとそう思っていた。彼のその意思はとても固い。なぜなら、ポケベルなどを持っていてはハッカーであるナツメにgps等を仕掛けられ半日で居場所がバレ、ヤマブキジムに拉致、監禁されそれを嗅ぎ付けたエリカとカスミ達とナツメの壮絶な争いが始まり遺書を書こうと本気で思ったほどであるのだ。

死を覚悟したものは強い。彼はリーグチャンピオンとなった後も強さに磨きがかかるのも頷けるような理由がやはりあるのだ。


王者としての地位、立場。カントーで育まれた様々な人との交友関係。愛する故郷。それら全てをなけなしにして彼は世界の反対側まで逃げる。
それほど彼女達に植え付けられたトラウマが大きいのだ。


また、その逆もしかり、、、

彼女らの歪みきった愛は彼の意思とは正反対に時に非常識的に、、、いや失礼。そんな生ぬるいものではないほどに膨大で邪悪でかつ皮肉にも純粋な思いで包まれていた。

今日のような蛮行はまさに狂気の沙汰といえよう。


話が脱線してしまった。

先程言った予想外の展開、それはカスミに追い詰められレッドが言い訳を言おうと口を開いた直後に起こった


\フーディン、ねんりき!!/

カスミ「!?」フワ

レッド「!」

カスミ「きゃあああああぁ」ドサッ

聞き覚えのある声。そしてエスパータイプのこの技。彼らの中で声の主が一致した。と、同時にカスミの体は宙に浮き、地面に叩きつけられたそうになった。


その刹那、レッドは咄嗟に反応し、身をていしてカスミを庇った。
幸い彼女にケガはなかった。レッドが下敷きになったためである。彼は安堵のため息をつきほっとした。しかし、すぐに身構えた。先程の声の主であるナツメという女の怖さを重々承知のためである。

そんな彼を顔を赤くしてまっすぐな眼差しで見つめるカスミは先程までヒステリックを起こしたとは思えないほど彼に対して胸がきゅんとしておりさながら恋する乙女のようにときめいていた。そして、迷わず彼の袖を握りながら肩を寄せて恍惚な表情をしていた。


レッド「ナツメ!なんでここに!?」

レッドはものすごく動揺していた。このマズい状況の中で最も会いたくない者の1人と出会ってしまったのである。

ナツメ「………レッド、貴方やっぱり、、、」

ナツメはレッドに久々に会えて嬉しい気持ちでいっぱいであったが、すぐに状況を飲み込みカスミに怒りが湧いた。そして、その怒りはレッドに庇ってもらうという漫画とかである乙女チックな展開に恍惚な表情で主人に全てを預ける雌猫のような姿のカスミを見て頂点に達した。

ナツメ「どけよ!そこはお前がいていい場所じゃない」(威圧)

カスミ「ふふん///なによ嫉妬ぉ??」

いまのカスミはなんともいえない幸福感に包まれており、それが彼女の心の余裕を生んだ。普段なら神経をすり減らしてでも受け流せない悪口もこの時は全然響かないのであった。

むしろ、それは心地良いものであった。なぜなら、レッドが身をていして自分を庇った事実がエリカやナツメたちには大きなダメージを与え、この行為こそ自分こそが彼の正妻であるというステータスであるように思えてしまうからだ。










ナツメ「おい!そこ(レッドの隣)は私の居場所だ!!」

ナツメの一喝もカスミの耳には届かず広い空に吸い込まれて言った。それもそのはず。カスミはこの至福の時をレッドに寄り添い物思いにふけっているのだ。

カスミ「♪♪♪」

ナツメ(この泥棒猫ぉぉ!)ギリギリ




レッド(やばいやばいやばいやばいやばいやばry)汗ダラダラ


ナツメ「そう……それが貴方のやり方なのね」虚ろな目

レッド「あ、あの。ナツメさん…」

ナツメ「そうやって、私の大事なものを奪っていくんでしょ?」スッモンスターボール

そういって彼女は懐からモンスターボールを取り出す。それを察したレッドが説得を試みる。

レッド「やめてくれ。やめて…ください」

深々と頭を下げながらナツメに懇願する。彼女の強さはカスミに匹敵するほど折り紙つきだ。いま、戦ったら恐らく止められないと思ったのだ。

ナツメは自分に必死に頭を下げるレッドを見て、性的興奮を覚えた。彼が私に従うという気持ちから背徳感を覚え、少し身悶えた。そして、彼がここまでしてくれたので渋々怒りを静めようと努めた




ナツメ「レッドがそこまでいうなら………」

ナツメ「私も我を忘れるところだったわ」

カスミ「ベーー」

世間一般的に挑発の意味合いを含む行為をカスミはナツメに向かってする。彼女もまた、ナツメ同様、他の女がレッドに対して欲情したり興奮した現場を見逃しはしないのであった。

ナツメ「…………ッチ」イラ

ナツメ(……は!だめよ私は大人。こんなクソガキの挑発にのっちゃ。こらえてこらえて)


このときもレッドのポケモンのバトルくらいしか使わない頭は目まぐるしく回転していた。身の危険が差し迫った彼が導きだした答えは誠意ある謝罪だけだった。いま逃げだしては捕まるのは明白だった。フーディンが逐一、見張っている。また、超人ナツメの千里眼には逃げ道がない。ただただチャンスを待つしかないのだ。

それでもなにか策はないかと当たりを見渡す
そして、そのなかで1つわかったことがある


レッド(あいつら、逃げやがったな)

そう、彼女らの怒りを静めるためならやすやすと自分の情報を売るオーキドとグリーンがこの場にいないことに気付く。
そして今度は研究所じゃ済ませないと心の中で誓うレッドであった。


などとレッドがあれこれ考えているうちに異変に気づく。
ふと自分の足元に目をやるとモゾモゾと脚になにか絡まっていた。

それがなにかわかるまでコンマ数秒。
その間にも徐々に脚に絡みつく力が更に強くなる。

レッド(これ、つるのムチだ。くそとれん。動けねぇ)

ミシミシミシミシ

レッド「痛い痛い。エリカか?まじで勘弁して」


エリカ「レッド様お久し振りです」ニッコリ

レッドの苦悶の表情には気にはせずいつも通りの優雅な装いで平然と登場した彼女。しかし、レッドはこう思った。

レッド(うわぁ絶対怒ってるよ……)

彼女とは以前よく顔を合わせていたのでわかる彼には彼女の目に光がないことを察していた。
カスミやナツメよりも表情でないぶん余計怖さを引き立てて見えるのだ


カスミ「ちょっと、レッドになにすんのよ!」

ナツメ「エリカ、どうしてここがわかった?」ジロ

エリカ「せっかくレッド様が私に会いに来てくださったのに、、」


エリカ「汚らわしい雌豚がたかっていては、可哀想ですわ」

レッド(それ以上煽ったら駄目だって……)ビクビク


カスミ「あんたねぇ。自分が一番邪魔してるってことにまだ気づかないの?」


ナツメ「脳内お花畑なクソ女の妄言ほど醜いものはないわね」

カスミ「ナツメ、あんたも邪魔なの!いい加減付きまとわないでよ。吐き気するから」

エリカ「はぁ、節操のない豚共は品がなくて嫌ですわ」


ナツメ「付きまとわないでなんてレッドのストーカーの癖によく言うわね。そういう発言は妻
である私のセリフなのわかるでしょ?アバズレ」



レッド「あのエリカさん。痛いです。これほどいてください(懇願)ミシミシミシミシ


話の途中ですが、明日まとめて書きます。すまん


\ワーワーギャーギャー/

カスミ「ああもう!あんた達と話してても時間の無駄」

エリカ「こっちのセリフですわ。早くレッド様とタマムシに帰りますので、邪魔者はどうぞ消えてくださいまし」つモンスターボール

ナツメ「…そうね。これ以上は不毛」


ナツメ「……フーディン。お願い」

フーディン「イエッサー」

エリカ「…でてきてラフレシア」

カスミ「そんなことさせない。スターミー冷凍ビームよ」





スターミー「シュア!」レイトウビーム

レッド(あれ?スターミーこっち向いてね?やばくね?)アセダラダラ

キュイイイイン

レッド「………」サアア

レッド(っっぶねぇぇ。死ぬかと思った)

レッド「あ、体が動く。(つるのむちから解放されたみてーだ)

カスミ「レッド大丈夫!?いま助けるからね」


エリカ「………ッチィ」


レッド(さっきの冷凍ビームでつるのむちを切り裂いたって訳ね、、にしても…

レッド「あぶねぇって!もう少しで当たってたぞ」

カスミ「ごめんねレッド。そうだよね。あ
んな変な女達に絡まれて嫌だよね。一緒にハナダに帰ろっ」

レッド「…いや、一言もお前と一緒に帰るなんて言ってないけど」ボソ

ナツメ「…おい。レッドに話しかけてんじゃねーよ。アバズレ」


カスミ「えーなに?サイコ女の超音波は聞き取れないなー。頭痛くなるからあっち行けって」


ナツメ「……あぁ?」(威圧)


カスミ「宇宙人と交信でもしてるの?うわーきもーい」クスクス

ナツメ「黙れ。バカ水着女。ずっと水中でも潜ってれば?もう陸にあがってこないで汚らわしい」

\ワーワーギャーギャー/

レッド「よし、今のうちに逃げ…」フラ


レッド「…あ…れ?…足下が…く、そ」バタ


レッド(眠り粉か、腕上げたなエリカのヤツ)



レッド「…Zzzz」


レッド「…うぅーん」パチクリ

レッド「……っは!どこだよここ」

「気が付きました?」

レッド「その声…エリカか?」

エリカ「はい、レッド様。あなたのエリカです」ウットリ

エリカ(はぁ久しぶりにレッド様に名前を呼んで頂けましたわ)ぽわぽわ


レッド「ところでさ、、



レッド「これはなんですか?」ジャラジャラ


エリカ「はい、手錠と特注の鎖です」ニッコリ


レッド「」


エリカ「安心してください。超合金で作られており、ゴーリキーでも引き千切れない程頑丈ですので」

レッド(安心??絶望の間違えだろ)


レッド「へーすごいねー」死んだ目

エリカ「えへへ。レッド様はこれで私と一緒に入れて嬉しそうですね」ニコニコ


レッド(俺が君と一緒にいたいならこんなバリバリに鎖で縛りつける必要がないんだよなぁ)

レッド(勘違いってレベルじゃないよね。逃げること想定されてますよねこれ)


エリカ「♪♪♪」ニコニコ

レッド「………くっ」(首から下がビクともしねー。どっからでこんな鎖持ってきたんだよ……)

レッド(ついに終わった。母さんこんな息子でごめん。俺、来世で頑張るよ)



レッド(そういやあの2人どうしたんだろ?)

レッド(もしかして……)チラ


エリカ「ふふふふふ。レッドさまぁー///」ジー


レッド(シャレにならねぇ)


レッド「エリカ。カスミとナツメはどこ行ったんだ?」

エリカ「レッド様、あんな奴らのこと心配しなくても大丈夫ですよ」

レッド「お前あの2人に変なことしてないよな?」

エリカ「あいつらは仕留め損ないました」

レッド「じゃあ二人とも無事か?」

エリカ「ええ。残念ながら。でもレッド様は奪い返しましたわ」

レッド(よかった)ほっ

エリカ「いや、奪い返すというのは少し違いました。元々私のものなのにあいつらがしつこくストーカーしてくるのでry



レッド「…あのさエリカ。もう喧嘩はやめてくれ」

エリカ「レッド様……



レッド「最近のお前らひどいぞ」

エリカ「………」

レッド「なんでそこまで執着するんだよ」

レッド「自分で言うのもあれだけど俺じゃなくてもいいじゃん」

エリカ「駄目です」

レッド「お前ら可愛いし引く手あまただろ。男なんて選び放題だって」

エリカ「レッド様が一番です」

レッド「いや、それはないって。俺、バカだし女の子の気持ちなんてなんにもわからないぞ」


レッド「いままでもそうだったし、カスミとかナツメとかすぐ怒るんだぜー、もう最近なんか手に負えなくて」

レッド「ほらここ、7針も縫ったんだぜ。すっげーいたかった」

エリカ「あいつらレッド様にこんな傷を許さない。絶対許さない!!」


レッド(やっべー。またヒステリック起こしてるじゃん)

レッド「待てエリカ!!」

エリカ「はい?大丈夫ですよ。いまから削いできますねあいつら」


レッド「俺が言いたいのはそうじゃない!!もうやめてほしいんだ!」

エリカ「………?」

レッド(こいつヤバい。)

レッド(俺が何とかしないと。終わらせないと)



エリカ「レッド様?具合悪いんですか」スタスタ

レッド「………いや、違う」(落ち着け。ビビるな)

レッド「…………」(びびってちゃ駄目だ。ずっとこいつらの奴隷でいいわけねぇ)


エリカ「……?…熱ですか?」ピト

レッド「………っ」(うぅ怖い。エリカ見てると今までのトラウマがフラッシュバックしてくる)

レッド(最近は特にひどい。この前はこいつの小便を飲まされたり、正直意味がわからない)

レッド(中にはそういうマニアックな性癖っているらしいけど生憎俺はそういう趣味もってないのに想像の範疇を毎回越えてきやがる)

レッド(そう。こいつらは間違いなく狂ってる)


前回までのあらすじ

レッド、女ジムリーダーの3人から逃げるために山籠る。音信不通。
↓↓

レッド(ほとぼりも冷めてきたし、実家に顔だそうかなっ。母さんに心配かけたくないし)
↓↓

捕まる。←いまここ





レッド(そっか。俺が逃げ続けてたんだ。勝手に嫌気がさしたからって、こいつらのことほったらかしにしてたんだ)

レッド(いままでこいつらと話さないからこんなことになってんだ)

レッド(こんなのもうやめにしよう。誰かが目を覚まさせてやんなきゃいけねんだ)


レッド(……誰かがじゃないか。原因は俺が馬鹿だからなんだし。いつまでも逃げてちゃ終わらない)




レッド(……勝負はいま。ここで決める!)





レッド「エリカ…」

エリカ「はい。なんでしょう・」

レッド「なんでこんな鎖で縛る」

エリカ「…はい?」ジー

レッド「…ぅ、うぐ」(びびったら負けだぞ)


レッド「身動きできないからやめてほしいんだけど」

エリカ「………


エリカ「それは……

レッド「ここから出さないためか?」

エリカ「………ハイ」

レッド「なんのためにそんなことする?」


レッド(もういいや。どうせ後生だ。こいつらの顔色伺いつづけてこのまま奴隷になるくらいなら、嫌われてしまったほうが楽だ)

エリカ「レッド様があいつらにとられてしまうからです」

レッド「……とられるってなんだよ」イライラ


エリカ「レ、レッド様?」ビクッ


レッド「そもそもお前のものじゃねぇよ」



エリカ「」


レッド「俺は俺だ。お前らのペットでも奴隷でもない!」


レッド「うざいんだよいい加減」




レッド(あぁ、死んでもいいやって思っちまうとこんなに楽に言いたいこと言えるんだな)


エリカ「……………」ヘタリ

レッド(ははっ。いいやどうでも。いまはもう逃げる必要もなくなったし)


エリカ「嫌!嫌!嫌!いやだ…いやだ!!!)


エリカ「そんなこと言わないでください。レッド様…)フルフル


レッド「そこまでして俺にこだわる理由がわかんねぇ。チャンピオンだからか?金ならやるよいくらでも」


レッド「だから放っておいてくれないか?」

エリカ「嫌です!」

レッド「………そんなん言われても、お前らにもう話すことなんてないし、会いたくないんだよ。いい加減気付けよ」



エリカ「…あ、…あぅ………嘘ぉ、…嘘だよ…そんなこと言わない……レッド様は…そ…んな…こと、…いわなぃ…ぐす…ひっく…」ポロポロ



レッド「………………」




エリカ「レッド様は…あんなに、私のことを気遣ってくれて、助けてくださいました。私はそのときから、この人に、付いてくって決めました」ウツムキ


レッド「………………」

エリカ「…あれはなんだったんですか。…あれがあの日の、レッド様が…嘘だとは思えません」


エリカ「…エリカは、…あれはレッド様の好意で、ある…と思っております、ので、レッド様のこと…ヒック、…お慕いしています」ポロポロ


レッド「………………」


レッド「あーそんなんあったっけ?」


レッド「忘れた」




エリカ「!」

エリカ「……………」



エリカ「…………ぅ、ううあ。…うぅ」


エリカ「…ぅ…あ゛あ゛あ゛わ゛。いや…いや、いや゛いや゛あ゛あ゛」


レッド(ごめん……ごめんエリカ)


レッド(これでいい。これでいいんだ)



レッド「………」



レッド(これで許されるなんて思ってない。もうリーグにこだわるつもりもないしな)

レッド(母さんだって金で俺のことリーグに売ったんだ。こんな息子だけど一応、信頼してたんだぜ母親のこと。いまさら帰ろうとも思わないし)


レッド(てか、鎖で縛られて仰向けになってる状況でこんなこと言ってもダサいな。最期までかっこつかないな。まぁこういうの俺らしいっちゃそうかも)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom