ロン「ホグワーツの秘密?」ハリー「>>3らしいんだ」 (26)

ハリー「忍びの地図に秘密の部屋の詳細が載っていないように、ホグワーツにはまだまだ秘密があった」

ロン「それにしたって>>3はいくらなんでも…」

ハリー「いや、これは校長室の肖像画が教えてくれたから間違いないよ」

ロン「>>3かあ…」

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ふむ

ハリー「ダンブルドアはガチの同性愛者だ」

ロン「えっ。ホグワーツの成り立ちとか構造とかの秘密じゃなく、そういう話だったの?」

ハリー「そうなんだ」

ロン「へぇ、あのダンブルドアが…」

ハリー「若い頃はグリンデルバルドに心酔していたってさ」

ロン「まあ、良くも悪くも愛の人だ」

ハリー「それでダンブルドアが悪人になるわけでもないしね」

ロン「……さすがに生徒に興味はないよね?」

ダンブルドア<チラッ

ハリー「な、ないよ…」

ロン「でも魔法省の要職を何回も蹴ってホグワーツに残ってるし…」

ハリー「無いったらない!」

ロン「昔小耳に挟んだんだけど、ホグワーツには>>8があるらしいよ」

ハリー「なんだって?」

クローン製造装置

ロン「クローン製造マシーンがあるらしいよ」

ハリー「いやいやいや」

ロン「クローンってのがよくわからないけど、生物を複製できるって話だ。すごいね」

ハリー「待ってよ。技術としてどうこう以前に、そんなものは生命の尊厳を脅かすじゃないか」

ロン「そうかい?」

ハリー「君の複製が作られて、君とクローンのどっちかを処分することになったらどうするんだ」

ロン「……ちょっとこわいね」

ハリー「だから…」
ロン「でも、それがどんなものか見てみること自体は無駄じゃないんじゃないか?」

ハリー「…」

ロン「噂では、スリザリン寮側の地下通路からたどり着けるってことになってた」

ハリー「行くのかい?」

ロン「行こうよ。危なかったら最悪、マクゴナガルにでも報告すればいい」

ハリー「本当にあった」

ロン「あったね」

ハリー「マグルのサイエンス・フィクションのお決まりのパターンだと、こういう奴にはハエが混入しちゃうんだ」

ロン「僕も人間のクローンを見たいとは…思わないね」

ハリー「でも、何か試さないと真贋ははっきりしない」

ロン「>>11なんかは複製してもいいんじゃないかな」

ハリー「…うーん」

マルフォイ

ロン「マルフォイのクローンはつくってもいいんじゃない?」

ハリー「鬱陶しくて敵わないと思うよ」

ロン「いざという時の処分で心が痛まないだろ」

ハリー「君結構怖いこと言うね」

ロン「そもそも装置が機能しなければ何も起こらないし、君も信じてないんだろ」

ハリー「そうだけどさ…」

ロン「装置が要求してるのは…体の一部だって」

ハリー「ポリジュース薬みたいだ」

ロン「そういえば都合良くマルフォイの前髪がひとつまみ取れたんだ」

ハリー「うわぁ」

ロン「よーし、生成開始!」

ハリー「…」

ロン「…完成してきた」

ハリー「>>17ってとこが本物のマルフォイとは違うみたいだ」

鼻がウソップ並に長い

ハリー「ダメだよこのクローン…鼻がウ○ップ並に長いよ」

ロン「元々こんな感じさ。いつも親戚の自慢をして鼻高々で…」

ハリー「これを解放するのはやっぱり混乱が大きいんじゃないかな、ロン?」

ロン「ポチー」

偽マルフォイ「…ん?」

ハリー「うわああああ」

ロン「鼻が長いこと以外は、今朝のマルフォイと同じ状態だよ」

偽マルフォイ「ど、どこだここは」

ロン「ここはホグワーツの地下。君は自分をドラコ・マルフォイだと思っているかもしれないが、実際はそのクローンだ」

偽マルフォイ「何だと? いや…そういうイタズラを仕掛ける為に僕に忘却呪文をかけたな!?」

偽マルフォイ「更にご丁寧に鼻まで伸ばすとは…」

偽マルフォイ「杖を返せ! ここから出せよ!」

ハリー「どうするんだいロン。あまり放っておくわけにも…」

ロン「困ったな」

ロン「あんなに声を荒げられると、処分するのも酷に思えてくる」

ハリー「だからクローン操作それ自体が危険なんだよ」

ロン「本物のマルフォイにクローンをぶつけたら一人にまとまるんじゃないかな」

ハリー「君は少しフレッドとジョージに怒られてきた方がいいよ」

ロン「ポリジュース薬と記憶修正で外見も内面も別人に作り替えて世に放つのはどうだろう」

ハリー「それもやっぱり倫理的ではないし、ポリジュース薬が切れると困ったことになる」

ロン「ああ…マルフォイ家にみつかるのか」

ハリー「いや………待てよ。むしろこのままマルフォイの家に送りつけたらどうだろう」

ロン「マルフォイの母親は過保護だから、きっと鼻が長くされただけの実の息子だと思うだろうね」

ハリー「そうなればきっとマルフォイ家で手厚く保護される」

ハリー「彼らの子どもの問題でもあるし、マルフォイのものはマルフォイに返すべきだよ」

ロン「一理あるね」

ハリー「ドビー来て。このマルフォイをマルフォイ家に送ってくれ!」

ドビー「かしこまりました」

ハリー「行ったね」

ロン「これは確かに危険な試みだ」

ハリー「この装置は破壊しよう」

ロン「破壊するのも危険かもしれない。ダンブルドアに通報しよう」

ハリー「あ、そうだね。半端な処分をして、ヴォルデモートたちが気付きでもしたら大変なことになる」

ロン「それじゃあ、僕は校長室に行くから、ハリーはここでこれを見張ってて」

ハリー「オーケイ。待ってる」

ハリー「とりあえず今日は“いたずら完了”かな」

ありがとうございました
クローンの話を理不尽系以外に落とし込むことができませんでした

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