エイラ「もうサルミアッキは食べたくナイ」 (23)

ニパ「何でだよイッル!昨日まであんなに食べていたのに!!」


エイラ「実は…」


ーーー
ーー

エイラ「何だよコレ…サルミアッキ型のネウロイなんて見たことないゾ」ドガガガガ


ネウロイ「」ビーム?


エイラ「危ない!サーニャ!!」


サーニャ「きゃあああああ!!!!」ドカーン


エイラ「サーニャああああああああああああああああああああああああああああああ」

ーー
ーーー


エイラ「と言う夢を見たんダ」


ニパ「夢かよ!てか夢なら全然問題ないじゃん!!」

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エイラ「チッチッチ、わかってないなぁニパは」


ニパ「どういうことだよイッル…」


エイラ「例え夢の中だろうと、サーニャを傷付けるヤツは敵ダ!それがサルミアッキだったとしてもナ!」


ニパ「いや、サルミアッキの形をしたネウロイだからサルミアッキじゃないじゃん…」


エイラ「とにかく!今後私の前でサルミアッキの話をしたらニパだろうと容赦しないからナ!」スタスタ


ニパ「…」


ニパ「イッルは国よりもサーニャさんを選ぶんだね…」シュン

〜501・基地〜


サーニャ「くしゅんっ!」


エーリカ「さーにゃん、風邪?」


サーニャ「いえ…多分エイラが私のことを話してるのかもしれません…」


エーリカ「そういや、今日はアイツの誕生日だね」


サーニャ「はい…だからエイラにこれを」ドスン


エーリカ「おおぅ…サルミアッキ。しかも特大の」


サーニャ「芳佳ちゃんがエイラの為に作ってくれたそうなんです…」・


エーリカ「宮藤…お前は一体何を目指しているんだ…」

〜ロマーニャ上空〜


エイラ「ハラ減ったナ…」ブーン


エイラ「ソウダ。ニパから誕生日プレゼント貰ったんだっタ」ゴソゴソ


サルミアッキ


エイラ「」ブン


エイラ「サルミアッキなんて二度とゴメンダ!こんなものは世の中から無くなればいいんダ!」


エイラ「…とは言っても、アレしか食べるものは無いんだっタ」


エイラ「投げるんじゃ無かったナ…」グ-

〜食堂〜


美緒「よし、大まかな準備は整ったな」


ミーナ「エイラさん、きっと驚くでしょうねぇ」


リーネ「芳佳ちゃーん。ケーキ出来たよぉ!」


芳佳「はーい!後はシャーリーさん達が買ってきたサルミアッキをのせて…」ヒョイヒョイ


芳佳「出来たぁ!」モワァーン・


シャーリー「…リベリアンの私が言うのもなんだが、食べたいとは思わない色と匂いだな」


芳佳「ハハ…」


美緒「はっはっは!まるでネウロイの巣みたいだな!」


シャーリー「少佐、笑えないです。それ…」


ルッキーニ「ねぇ、みんなで食べるの?これ…」


一同「…」


リーネ「さ、サルミアッキを取れば普通のケーキですのでそこだけを食べれば…」


ルッキーニ「うじゅう…」


ミーナ「みんな、エイラさんが帰ってきたわよ!」タッタッ・

〜ハンガー〜


エイラ「ただいまぁ…ハラ減ったぁ」


パーンパパーン!!!!


エイラ「わっ!な、何だァ!?」ビクッ


一同「エイラ(さん)、誕生日おめでとう!!!!」


エイラ「あ、ありがとう…」


サーニャ「エイラ…16歳の誕生日おめでとう」


エイラ「さ、サーニャあ!」


ペリーヌ「あ、貴女の為に色々準備したんですから…感謝しなさい!」


エイラ「アリガトナ、ツンツンメガネ」


ペリーヌ「ふ、ふん!」ツ-ン


芳佳「スオムス料理もありますよ。食堂に行きましょう!」グイ


エイラ「あ、ちょ!待ってくれぇ」

〜食堂〜


エーリカ「あ!みんなどこに行ってたのさ!」


バルクホルン「ハルトマン!お前こそ今まで何やってたんだ!」


エーリカ「朝からさーにゃんと話した後寝た。で、お腹減ったから食堂に来てみたらご馳走だらけでビックリしたよ!」


バルクホルン「お前と言う奴は…!まぁいい、今日はエイラの誕生日だ。今日くらいは見逃してやろう」


エーリカ「さっすがトゥルーデ」・


エイラ「」グーキュルル


シャーリー「なぁ、エイラが空腹で死にかけてるんだけど…」


芳佳「みなさん!掛けて食べてください!!」

エイラ「あ、このロヒラーティッコ美味いナ」モグモグ


芳佳「それ、サーニャちゃんが作ったんですよ」


エイラ「サーニャが!?」


サーニャ「本場の味には適わないけど…頑張って作ってみたわ…」


エイラ「うまい!うまいよサーニャ!!スオムスの料理人なんかサーニャの足元にも及ばないんダナ!!」ガツガツ


リーネ「よかったね。サーニャちゃん」・


サーニャ「////」カァァ


美緒「おい!祝い事なのに酒はないのか!!」


ミーナ「貴女には何があってもアルコールだけは飲ませないわ…」・


ペリーヌ「あら、この豆の味噌スープ美味しですわね」ズズ


芳佳「あ!それ納豆味噌汁なんです」


ペリーヌ「」ブホッ


ルッキーニ「ペリーヌきたない」

エーリカ「ねー、ケーキまだぁ?」


バルクホルン「ハルトマン、お前の誕生日じゃないんだぞ。我慢しろ」


エーリカ「ケーキケーキケーキ!」


芳佳「じ、じゃあそろそろデザートにしよっか」


リーネ「う、うん…」


芳佳「(でも、ハルトマンさん達はあの要塞を見て何て思うだろうか…)」


ルッキーニ「エーイラっ!」


エイラ「ん、どうかしたのカ?」


ルッキーニ「にひぃ!はいこれプレゼント」つ虫


エイラ「カッコイイ虫ダナ。ありがとう」


美緒「おいおい、プレゼントを渡すのはケーキが来た時じゃないのか?」


ミーナ「まぁ、取り出すのに結構時間がかかると思うし。アレは…」


美緒「あぁ…確かにかかりそうだ。アレは…」


エイラ「?」

美緒「エイラ、私からはスペシャルな訓練をあげよう。明日の朝、海岸に来るように」


エイラ「えっ」


ミーナ「私からは、はい」ゴソゴソ


エイラ「これ、何ダ?」


ミーナ「アロマキャンドルよ。リラックス効果があるから、夜寝る前に使ってみるといいわ」


エイラ「中佐、ありがとウ」


バルクホルン「私からはこれをやろう」スッ


エイラ「こ、これは…?」


バルクホルン「倒れるだけで腹筋が出来るという機械だ。カールスラントの全科学力を使ってできた代物なんだぞ」


エイラ「なんか大袈裟ダナ…でもありがとナ大尉」


バルクホルン「エイラ…その、なんだ」


エイラ「どうしタ?」


バルクホルン「せ、折角だから私のことをおn「あーーー!!!プレゼント部屋に置いたままだーーー!!!!」


バルクホルン「エーリカ!?」ビクッ


エーリカ「ちょっと待っててねー。直取ってくるから」タタッ


バルクホルン「あいつ1人だと心配だから私も着いていく」スタスタ


バルクホルン「(ありがとうお姉ちゃんと言ってもらいたかった)」

エイラ「…」


サーニャ「エイラ…私k「サーニャからは最後に貰うんダナ!貰って嬉しいものは最後にって決めてあるから!」


サーニャ「…わかった」ムッ


芳佳「みなさーん!ケーキですよぉ」


エイラ「お、きたきた…って」


エイラ「うわあああああああ!!!!!サルミアッキだぁぁぁぁあああああ!!!!!!」


芳佳「凄いでしょー?シャーリーさんが、お店にあるサルミアッキ全部買ってきてくれたんですよ」


シャーリー「フフン」ポヨン


エイラ「」カタカタフルフル


サーニャ「エイラ?大丈夫…?凄い汗だけど…」


エイラ「うわあああああああ!!!!」ダッ


シャーリー「あ、逃げた」


美緒「待て!エイラ!!」ダッ


芳佳「エイラさーん!どこいくんですかー!?」テッテッ

エイラ「ハァ…ハァ…何で、何でサルミアッキまみれのケーキなんだよぉぉぉおおお!!!!」タッタッ


エイラ「ダメだ…思い出しただけで気分が悪くなってきタ」ウップ


エイラーサーンマッテクダサーイ!


エイラ「待つわけないダロ。それより早く逃げなきゃ…!」タッタッ


〜エーゲルの部屋前〜


エーリカ「うー、エイラに渡すプレゼントがみっかんないよ~!」ゴソゴソ


バルクホルン「普段片付けてない罰が当たったんだ。これからはこまめに片付けること…っておぉい!私のジークフリート線がぁぁぁあああ!!!!」


エイラ「ハァ…ハァ…」タッタッ


バルクホルン「エイラ、どうしたんだ。それより基地内の廊下は走るなとあれだけ注意したはz「うるさいシスコン!」タッタッ


バルクホルン「」


バルクホルン「…妹に罵倒されるのもいいものだな////」トロー


エーリカ「無いよぉ!」ガサゴソ


ポイッポイッユウダチッポイポイッ・

〜ハンガー〜


エイラ「ニゲナキャ…ハヤクニゲナキャ…」ピコッ


ブーン


シャーリー「エイラが飛んで逃げたぞ!」


サーニャ「私が追いかけます!」ピコッ


ブーン


ミーナ「エイラさん、どうしていきなり逃げ出したのかしら…?」


芳佳「あのケーキを見た瞬間にですよね。エイラさんの大好きなサルミアッキがいっぱい乗ってたのに…」


美緒「普通の人間ならある意味正当な反応なんだがな…」

〜上空〜


エイラ「こ、ここまでくればもう安心なんダナ。それにしても、最悪の誕生日ダ…サーニャからプレゼント貰いそこねたし」


サーニャ「エイラ!!」ブ-ン


エイラ「さ、サーニャ!?」


サーニャ「どうして…逃げ出したりしたの…?それに…あんなにサルミアッキも好きだったのに」


エイラ「ち、違うんダ!これには深い訳ガ…」


サーニャ「エイラ…もしかして、私達のこと…嫌いだったの?」グスッ


エイラ「そんなこと無イ!!501のみんなは大好きダ!!!!(主にサーニャが)」


サーニャ「…じゃあ、どうして…?」

エイラ「カクカクシカジカ」


サーニャ「まるまるうまうま。フフ…エイラったら、そんなことでサルミアッキが嫌いになったの?」


エイラ「でも、サーニャが…!」


サーニャ「夢の中でも私のことを思ってくれてありがとう。エイラ」ニコ


エイラ「さ、サーニャあ!!」


サーニャ「エイラ…私からのプレゼント、受け取ってくれる?」


エイラ「あア!もちろんなんダナ!!」


サーニャ「」チャキッ


エイラ「エ?」


バシューーーン!!!!


エイラ「な、なんだこれ…でっかいサルミアッキ!?」


サーニャ「これが私の愛よ。エイラ!受け取って!」ニコ


エイラ「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」・




















エイラ「と、いう夢を見たんダナ」パクパク・


ペリーヌ「…なんですのその夢。ていうか、どうしてわたくしのプレゼントは出ていませんの!?」


エイラ・「ま、私にとってツンツンメガネはそんなもんと言うことダ」


ペリーヌ「ムッキー!!」


エイラ「やっぱりサルミアッキは最高なんダナ!!」


おわり

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