未央「ニュージェネレーションズ・ハイ!」 (25)

これはシリーズもので前作の凛「ニュージェネレーションズ・ハイ?」の後日の話です
キャラ崩壊は当たり前
今回はニュージェネ以外のキャラも多数出ます



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未央「ついに来た…今日、この日!」

卯月「大げさだなぁ未央ちゃんは。一日寝ただけだよ」

未央「それでもいい! 待ちに待った! スパ! リ・ゾートッ! しぶりんだって目にクマができるほど楽しみだったんだよね!?」

凛「別にできてないけど」

未央「私はできた! でも今日は遊び倒すぞー! さぁ行くぞ二人とも! 目指すはあのウォータースライダーの頂だ!」

卯月「そう言えば私たちの水着、一緒に海に行った時の水着だよね」

凛「そうだね。まさか今の時期に着るなんて思いもしなかったな」

未央「にしてもしまむー。いつにも増して、あざといですなぁ。スク水なんて。カワイすぎ! 狙いすぎだって!」

卯月「狙ってないよぉ。それに私、これしか持ってないし」

未央「カワイイ担当はしまむーにあげるけど、セクシー担当は渡さないよ! 見てよこのセクシーポーズ!」

凛「未央は一番胸大きいし、その通りなんじゃないかな」

未央「およぉ? 何その自信? わかった! 一番くびれてるから余裕って思ってるんでしょ! 絶対そうだ!」

凛「うわぁ酷い言いがかり」

未央「私は負けないよ! この夏のセクシー担当は! 本田未央がもらう!」

卯月「冬だけどね」

P「お前らいつにも増してうるさいな」

凛「あ、プロデューサー。遅かった……」

P「おう。お前らの水着、見覚えがあるぞ。前の撮影の時に着てたやつだな」

未央「んー……」

P「あんまり言いたくはないけど、羽目を外しすぎないように……なんだよ」

凛「プロデューサーガタイ良すぎじゃない? もともとデカいせいでもはや壁に見えるんだけど」

卯月「そう言えばちひろさんからいつもドリンクもらってるよね。もしかしてプロテインであれは作られた筋肉かもしれないよ」

未央「男の人で着やせする人初めて見た。あそこまでガタイがいいとなんか、ヤバい」

P「お前ら三人、言っとくが聞こえてるからな」

未央「あ、聞こえてた? いやいやプロデューサーくん。何も悪いなんて一言も言ってないよ。見事な筋肉だねぇ。ホレホレ」

P「脇を突くな」

卯月「でも本当にすごいですね。本当に壁みたいですね。壁みたいですね!」パンパン

P「腹を叩くな!」

未央「えい」ギュム

P「オフっ! 未央、今脇を揉んだな?」

未央「え、ちょっとつねった程度って、何で頭掴むの」

P「ワシワシワシワシ!」

未央「ぎゃー! 頭わしわししないで! わー!」

P「満足。次」

卯月「私は関係ないで、ふうっ!」

P「何しれっと何もなかったことにしようとしてんだ月兎? 虫歯はないのか? んん?」

卯月「ほへんははい。ほっへはひっはははいへふははい(ごめんなさい。頬っぺた引っ張らないでください)」

P「よし。満足」

凛「……」

P「……」

凛「……何、こっち見て?」

卯月「凛ちゃん。天丼ネタだよ天丼ネタ」

凛「天丼って、え?」

卯月「私も未央ちゃんも、やられて、あとは凛ちゃんだけ。ついでにプロデューサーに触れるよ」

凛「わ、わかったって……えっと、プロデューサー。ゴメン」ワキモミ

P「ふんッ!」

凛「えふっ! な、何で私だけおへそに指を突っ込んだのさ……プロデューサー? どうしたのさそんなに明後日の方向見て」

P「皆……あれを見るんだ!」

三人「ん?」

みく「ふーふふーふふーん♪」

未央「あ、みくにゃんだ」

卯月「しかも歩いてるよ」

凛「何その歩いてるのが珍しいみたいな言い方」

P「よーしお前ら! みくの所に行くぞ! 俺に続けー!」

卯月・未央「わぁー!」

凛「ちょ、三人とも! プロデューサーも何でみくのことになるとあんなにテンション上がるんだろ」

みく「にゃーん。ん?」

未央「みくにゃーん!」ドドドドド

卯月「奇遇だねー」ドドドドド

P「みくにゃぁぁぁあああん!」ドドドドド

みく「にゃあああああああ!!? 何か走って来たぁー!?」

凛「や、みく。まさかみくに逢うなんて」

みく「え、凛ちゃん? それによく見たら……いつもの四人組にゃ」

卯月「その言い方だと、四人で一セットみたいだね」

未央「まあ、ウチの事務所切っての仲良しだとは自負してるしね!」

P「俺としてはみくとニュージェネの三人で四人組なんだけどな」

凛「で、何でみくはスパにいるの?」

卯月「もしかして一人? 淋しくないの?」

未央「今日来るなら言ってよー。一緒に行ったのにさー」

みく「みくは一人で来たわけでもないし、遊びに来たわけでもないにゃ! みくは」

P「まあ待て。落ち着けよみく。言わなくていい。俺は分かるぞ。お前がここに理由が」

みく「お、さすがPチャン。みくが見込んだPチャンなだけあ、」

P「俺を待っていたんだろ」

みく「は?」

P「みくは昨日、何らかの理由で俺たちがこのスパに来ることを知った。そして俺に水着姿を見せたいがために、先回りして、俺に見付けられるためにそこらへんを歩いていた。違うか?」

凛「何言ってんだろこの人」

卯月「まあ、バカは死ぬまでなんとやらって言うし、暖かい目で見守るしかないよ」

みく「いや、違うけど」

P「照れなくていい。俺は受け入れてやる。お前の思いも、気持ちも全部。さあ、俺の胸に飛び込んで来い」ジリ

みく「だから、違うしいっぽずづ近づいてこないでにゃ」

P「みくにゃん」ススススー

みく「手を広げながら早足でこっち来ないで! こっちくんなー! ぎゃー!」

未央「うわぁプロデューサーみくにゃんの全力疾走に早足で追いついてる」

凛「ほんとにあの人は……プロデューサー! これ以上バカなことはしないで」

みく「凛チャンありがとにゃあ。さすが大親友にゃあ」

凛「あと、卯月と未央も含めてだけど、プールサイドは走っちゃダメだよ。係員の人も周りの人にも迷惑だから」

卯月・未央「ごめんなさい」

P「凛の言う通りだな。みくがこのスパにいる理由はあれだ。以前行ったシーサイドキャットのライブ、あれをこのスパの中にあるステージで開催する予定でな。俺がみくに一回下見をしてもいいかもしれないぞって言ったんだよ」

みく「にゃにゃ!? Pチャン、わかっててあんなことしたの! ひどいにゃあ!」

未央「へぇーあのライブまたやるんだ。いーなーみくにゃん、こんなところでライブって楽しそうじゃん!」

みく「ま、まあね! みくとしては満々満足にゃ」

未央「にしても~おうおぅ? いいおっぱいしてるねぇみくにゃん」

みく「にゃ? おっぱい? そりゃそうにゃ! みくはそれなりに自分のスタイルに自信はあるにゃあ」

未央「ほぉ。大した自信だけど、まだまだ甘い! セクシーを名乗りたいのなら! まず! 私を倒すことだ!」

みく「にゃにゃ? それはみくに対する挑戦状? セクシーとキュートと言う平行線を無理やり交わらせたスーパーキャットことみくに対する挑戦にゃ? いいよ。本当のセクシーとは何か教えてやるにゃ!」

未央「その言葉を聞きたかった! じゃあ行くぞみくにゃん! セクシー対決の場へ、我らの決戦の流れるプールへ!」

みく「行くにゃあああ!」

卯月「二人とも行っちゃいましたね」

P「流れるプールでどうやってセクシーさを決めるんだろうな」

卯月「凛ちゃんのクールサマーバケーションの時みたいにきれいに水に浮いて、どれだけ妖艶に流されるかを競うんじゃないですか?」

P「そう言えば、いつの間にか凛が居なくなってるな」

卯月「凛ちゃんなら向こうでナンパされてますよ」

P「あ、ほんとだ。ナンパされてる」

卯月「どうします?」

P「うーん。凛ならああいうのに慣れてると思うけど……ん?」

凛『友達ときてるから』

愛海『トモダチでーす!』

凛『うぁ! って、愛海!? 何で?』

愛海『何言ってるの凛さん。今日は一緒に遊びに来たんだよ。にしても……グヘヘぇ。夢にまで見た凛さんの』

凛『ちょ、どこ触って!』

愛海『はぁ~……至福』

P「……」

卯月「愛海ちゃんだ。あ、ナンパの人が逃げてく」

P「まあ、あんなの目の前で見せられたらな」

卯月「と言うより来てたんですね」

P「みくが一人で来たわけじゃないって言ってたから、何人かいるのかもな。卯月は今からどうする?」

卯月「うーん……未央ちゃんたちの様子を見に行こうと思います」

P「そうか。じゃあ俺はあの木の下で荷物番をするから、楽しんで来い」

卯月「はい! 卯月行ってきます!」

P「ふぅ、ガキどもは皆それぞれ楽しんでるみたいだから、俺はレンタルしたハンモックでシエスタだーい。おやすみー」

楓「……」ヒョコ

P「かー」

楓「……」

卯月「未央ちゃんとみくちゃんは……いた」

未央「さすがだねみくにゃん。まさか猫耳にそんな使い方があるなんて……!」

みく「未央ちゃんこそ、ミツボシを隕石に例える表現。さすがニュージェネレーションにゃあ……!」

卯月「二人から強い何かを感じる……! で、結局決着はついたの?」

未央「あ、しまむー。いやーそれが全然。この猫かなりやり手だよ」

みく「元祖セクシーの名を欲しいがままにしたみくがそうやすやすと負けるわけないにゃあ」

卯月「その元祖って自称だよね。ん? 二人とも! 後ろから何か来てるよ!」

未央「え? ん? あ、あれは!」

みく「ま、まさか! サメの背びれにゃあ!」

未央「って、何でやねん! ここはプールなんだからサメなんて」

???「どーん」

みく「みぎゃあああああああ!!!?」

未央「うわぁ! ほんとにサメ……って?」

七海「そんなに驚いた顔してどうしたんれすかー?」

未央「って、七海ちゃんかー」

みく「七海ちゃん……どこ行ってたにゃあ」

七海「今日のために新調した、この「さめはだくん」の乗り心地を確かめてたんれすー」

卯月「いつもはさばおりくんだけどプールの時はさめはだくんなんだね」

七海「かわいいれすよ。触ってみます?」

未央「触ってみるって、うわっ、結構サメ肌だ」

みく「触ってるだけで体力が削られそうにゃ」

七海「さよなられす~」

未央「行っちゃった」

卯月「もう一周乗り心地を確かめてみるって言ってたね」

みく「さめはだくん……結構リアルで怖かったにゃあ。ん?」

???(デーデン)

未央「またサメの背びれだ」

???(デーデンデーデン)

卯月「未央ちゃん。ドボン」

???(デレデレデレデレ)

未央「オッケー! ドボーン!」

美羽「ほぎゃーっ!?」

卯月「今度は美羽ちゃんだ」

みく「入ってそう相違なくなったと思ったらまた背中に変なもの付けて」

美羽「何さみんなー! 川の時はあんまり驚いてくれなかったから今度こそって思ったのにー!」

未央「まあ、流石に川でも驚かないのにプールじゃちょっと」

みく「それに今しがた同じようなネタがあったしにゃ」

卯月「もうちょっと、努力が必要かな」

美羽「ガーン……!」

卯月「結構時間たったね」

未央「えー! まだ全然時間たってないって思ってたのに」

みく「楽しい時間は早く過ぎてくのは世界の常識にゃ」

卯月「もうそろそろお昼時だね。一回プロデューサーさんの所に戻ろっか」

美羽「プロデューサーさんいるの! じゃあ私もいこっかなー」

未央「じゃあみんな! 一回戻るぞー……ん?」

凛「あー……」

愛海「溜息はダメだよ! つらいことが全部出てっちゃうって。もし元気がないなら、もう一回ウォータスライダーに乗ろうよ! 二人で! 二人で!」

みく「あ、愛海チャン、凛チャンと居たんだ」

未央「おーいしぶりーん! 愛海ちゃーん! こっちこっちー!」

凛「あ、未央……! 卯月……! どこ行ってたの? 探したんだよ」

卯月「こっちも探したんだよ~」

みく「探してたっけ?」

美羽「何かぐったりしてるね。愛海ちゃんはほっこりしてるけど」

愛海「さいっこうの時間だったんだ~」

みく「あ~……」

卯月「お疲れ様凛ちゃん」

凛「今からプロデューサーのところに戻ろうと思って」

未央「私たちもだよ! じゃあみんなで戻ろ! もしかしたらプロデューサー。お昼時だからお腹空かせて待ってるかも」

凛「じゃあ早く戻らないといけないね。あ、いた。ハンモックで寝て……!?」

P「かー」

楓「スー……」

美羽「……何これ?」

みく「Pチャン……」

愛海「楓さんと寝てるよ。いーなー」

未央「ぷ、プロデューサー」

卯月「……」

凛「……あ! み、見てないで起こさないと! プロデューサー! 起きろ!」

未央「そ、そうだった。かえ姉さまも! 25歳なのに何ラブコメ要因になろうとしてるんですか!」

卯月「と言うより、二人で寝れるこのハンモックはものすごく丈夫だね。起きてください。プロデューサー!」ドボォ

P「ごぼぉ! だ、誰だ殴ったの……力を入れてない腹筋を殴ると内臓破裂が」

凛「プロデューサー!」

P「うわぁ般若! じゃない凛か。どうしたそんなゴツイ形相で」

卯月「このような状況になった経緯を聞かせてください!」

未央「そうだよ! 洗いざらいね!」

P「洗いざらいって、何のことだよ」

みく「この状況でしらばっくれるんだ。隣を見るにゃ」

P「隣? ……知らない。俺は知らないぞ。何でこの人ハンモックで寝てるんだ。と言うよりこのハンモック丈夫過ぎだな」

卯月「話を逸らさないでください!」

凛「吐いて! 全部吐いて!」

未央「知ってることを全部!」

P「乗り出してくるな。本人に直接聞けばいいだろ。おい楓! 起きろ! 起きろ!」

楓「あっ……ん……」

愛海「うぅ……柔らかそう」

楓「ん……あ。おはようございますプロデューサーさん」

P「おはよう楓。何をしている」

楓「何って、寝てました。気持ちよさそうなベッドと布団があったので」

P「俺が布団なのか!」

美羽「楓さんもスパに来るんですね。一人ですか?」

楓「いえ、スパの中にドクターフィッシュがあるので、瑞樹さんと菜々ちゃんで来たんです。毒素をドクドク取ってもらいました」

P「瑞樹さんと菜々さんも来てるんですか」

楓「そうなんですけど……おやすみなさい」

P「ちょ、あー……完全に眠ったよこの人。しょうがない。ここで一人にしとくわけにもいかないし」

未央「どうするのさ」

P「起きるまで待ってるさ。もちろんハンモックから降りてな」

未央「待ってるって、もうお昼の時間じゃん。ご飯どうするのさ」

P「もうそんな時間か。それだったらお前たち……なんか六人に増えてるな。六人で食べに行けばいいさ。俺はここで留守番だ。この人を一人にしておくとどうなるかわからん」

楓「……ふがっ」

卯月「そう……ですか。それならしかたないかもしれませんけど」

凛「……」

みく「みくが見てるにゃ」

P「みく? 何でだよ? 飯はいいのか?」

みく「聞いた話だと、卯月ちゃんに凛チャンに未央チャンはPチャンとのお出かけを楽しみにしてたみたいだからね。別にみくはお腹空いてないし」

凛「みく」

美羽「じゃあ私も残るかな。もともとみくちゃんに誘われた身だし、話し相手になるよ」

卯月「美羽ちゃん……」

愛海「私も残ろっかなー。布団代わりにしてたプロデューサーの代わりに楓さんの布団にならないと。ウヒヒ」

未央「うわぁ笑顔がゲスイ」

P「お前ら……俺はうれしい。そんな風に人を思いやる心を持って、俺はお前たちのプロデューサーでよかったって心から思った」

みく「そんなお礼はいいから、早く食べに行くにゃ」

未央「ありがとみくにゃん! ほら! いこプロデューサー!」

P「引っ張んなって。悪い三人とも。すぐ戻ってくるから」

凛「ふぅ。結構おいしかったね」

P「なかなかいいもんだな。こういう所で食べる飯も」

未央「これで午後からのエネルギーの補充は完了だ! 目一杯遊ぶぞー!」

卯月「その前に未央ちゃんは口の周り拭いた方がいいと思うよ」

P「そう言えばまだ昼なんだな。午後もみくたちと一緒に遊んでくるのか?」

未央「そのつもりだけど。プロデューサー。プロデューサーはプールに来たって言うのにまだ一滴も体を濡らしてないよね」

P「ん、まあそうだけどって、なんだよ腕掴んで」

未央「いっくよ!」

P「おい何してうわぁ! 何プールに突っ込んでるんだよ」

未央「えへへ。プロデューサーも楽しまないと」

P「楽しむのはいいけど、早くみくたちの所へ帰らないと」

卯月「えいっ!」

凛「とおっ」

P「だぁあ! 卯月! 凛! 俺の近くに飛び込むな! てか、飛び込み禁止!」

凛「ごめんプロデューサー」

卯月「でも未央ちゃんの言う通り、プロデューサーさんも楽しまないと」

P「……そうだな。せっかくお前たちと来たんだ。目一杯楽しまないとな」

未央「そうだよ! 今日はまだまだ、遊び足りないんだから!」

完!

ほんとはもっとやりたいネタがあったんですけど途中で収集付かなくなるなと思ったのと、短編なので20まで位で終わりと決めてたので終わりです
タイトルで三人を使ったのでこのシリーズも完結です
次回作「雨のちフリルドスクエア」お楽しみください(嘘)

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