アニ「って言うとエレンの事かい？」

アニ「確かにアイツは不器用なところもあるけど優しいな、うん」

ミーナ「違う違う！死に急ぎ野郎のことを知らない人はいないよ！」

アニ「え、違うの」

ミーナ「ほら、金髪でさ」

アニ「アルミン」

ミーナ「あぁ！確かに優しいし可愛いし萌えるよね！でもアルミンじゃない！」

アニ「モアヒントプリーズ」

ミーナ「うーん…と」

アニ「だいたいさ、格闘術の相手なんか入れ替わり制なんだからいちいち覚えてらんないよ」ﾊｧ

ミーナ「その割にアニはしょっちゅうエレンと組んでるよね」

アニ「っ、あれはアイツが」

ミーナ「ﾊｰｲﾊｰｲツンデレお疲れさんごっつあんです！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

アニ「……」ｲﾗ

アニ「……で、結局誰なんだいその優しい人ってのは」

ミーナ「ちょっと待って、今ヒント考えてるから」

ミーナ「あぁ！そうだ！いつも背後霊が憑いてる人！これで分かるでしょ」ﾊﾟｧ

アニ「もしかして……ライナー？」


ミーナ「……えっと、アニが言ってるその人って大柄？」

アニ「まぁ、うん、恐らく熊かゴリラが先祖だと思う」

ミーナ「あぁ！多分その人だわー！正解でございます！ありがとう！」ﾊﾟｧ

アニ「マジかよ」

ミーナ「あの人の名前ライナーっていうのかぁ……」

ミーナ「そういえばよく男子がそんな名前呼んでたなぁ」

アニ「……で？」

ミーナ「え？」

アニ「突然ライナーが優しいだのなんだのどうしたのさ？」

ミーナ「いや、別に、……何もないよ？……///」ﾌﾟｲ

アニ「ふぅーん、ならいい」

ミーナ「えっ」

アニ「えっ」

ミーナ「いやいやいやいや、そこは女の子として追求しなきゃ駄目でしょ」

アニ「え？何を追求するの？」

ミーナ「私あからさまにさっきの返事、変だったじゃん！！？」

アニ「あぁ、確かにいつも通り変だったね」ｸｽｸｽ

ミーナ「地味に傷付くわ！！！！」ｶﾞｰﾝ

ミーナ「さっきのノリは恋バナが始まる乗りだったじゃん！！」


アニ「……」