まどか「今年もそろそろ終わるなあ」 (18)


まどか「なんかすごい気だるいよ」

さやか「あはははは!」

まどか「さやかちゃん! なんかすごい気だるいんだけど!」

さやか「あはははは!――え、なんか言ったまどか?」

まどか「コタツでぬくぬくしてると最初は気持ちいいけど、実はだんだん血の巡りが悪くなってくるよね」

さやか「何の話だ」

まどか「疲れた―」

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ほむら「…………」ガチャ

さやか「あ、ほむらお帰りー」

ほむら「あー、ぬくぬくするわ」

まどか「どこ行ってたのほむらちゃん」

ほむら「あら、まどか起きてたのね」

さやか「昼すぎてから起きてきたんだよーこの子」

まどか「寝たのは朝だからそんなに寝てないもん。……それで、ほむらちゃんどこ行ってたの」

ほむら「年賀状を出しに行ってたのよ」

まどか「ぶはっ!」

さやか「何がおかしい」


まどか「えー…ほむらちゃんまだ年賀状出してるんだ―。わたし中学に入ってから書いてないよ?」

さやか「社会人は出さなくちゃいけないんだぞ」

まどか「さやかちゃんは出したの?」

さやか「出すわけないじゃん。あたし中学生に戻ったみたいだし」

ほむら「誰のおかげで中学生に戻れたと思ってるのかしら」

さやか「というかこの世界はどういう世界なのか誰か説明してよ」

ほむら「そんなのどうでもいいわ」

ピンポーン

まどか「あ、お客さん」

さやか「ほむら出てきてよ」

ほむら「なんでまた私なのよ」

マミ「おじゃましまーす」

杏子「入るぜ―」

なぎさ「お邪魔するのですー」

さやか「この家カギないのかよ」


まどか「みんないらっしゃいー」

ほむら「ちょっと、さすがにこの人数はコタツに入りきらないわ。帰ってよ」

まどか「わたしがほむらちゃんの隣に入るから大丈夫」

ほむら「みんなよく来たわね」

さやか「この世界どうなってんの?」

ほむら「しつこいわね」

まどか「年末くらいケンカしないで仲良くしたいじゃない」

マミ「ねえねえ、私たち来たんだけど気付いてる?」

なぎさ「お腹が空いたのです―」

杏子「うまい棒ならあるけど食うか?」

なぎさ「わーい」


まどか「年賀状のことだけどさ」

ほむら「ええ」

まどか「みんなは年賀状ってまだ書いてるの?」

マミ「年賀状? 私はもう出したわよ」

なぎさ「え、もしかしてまだ出してないのです?」

まどか「いや、出したけど」

さやか「ウソを吐くんじゃないっ」

まどか「ムッ、さやかちゃんだって出してないくせに!」

さやか「ま、どのみち今更出したって元旦には届かないし」

ほむら「私のは届くかしら……」

マミ「いつ出したの?」

ほむら「さっき出してきたんだけど」

杏子「ぶはっ」


ほむら「何がおかしいのよ」

杏子「いや、だって、無理じゃん。なあ?」

なぎさ「ですねー。クリスマスまでに投函しないと、元旦には届かないのですよ」

ほむら「そうなの……? じゃ、明日出しに行けば良かったわね……」

まどか「ほむらちゃんの頑張りを無駄にするなんて許せないね」

杏子「どこにキレてんだよ」

まどか「ところでちょっと暑くない?」

さやか「コタツ出なよ」

まどか「そうやってほむらちゃんの隣を奪うつもりだね」

ほむら「ダメよ。私の隣はまどかだけよ」

さやか「やめろよ恥ずかしいわ」

なぎさ「暑くなってきたのです」

マミ「なぎさにはまだ早いわ」


ほむら「でも暑いのは本当だからちょっと飲み物でも買ってくるわ」

まどか「あ、じゃあわたしも行くー」


さやか「……うるさいのが居なくなった」

杏子「さやかが家に帰ってこないからわざわざ押しかけて来ちゃったよ」

さやか「ちょっと、あんたまで恥ずかしいこと言わないでよ」

杏子「いや別に普通だろ」

さやか「この世界は映画の後ってことなのかな」

マミ「なぎさは観たい番組ある?」

なぎさ「なぎさは第九が聞きたいのです」

マミ「うふふ、なぎさったら、うふふ」

さやか「なんだよこの会話は」

杏子「第九とかCDで聞いてろよ」

さやか「あーでも何だか平和だなあ」

杏子「平和だねえ」

なぎさ「平和なのです」

マミ「そういえばみんなで食べようと思ってケーキを焼いてきたんだけどすっかり忘れてたわ」

杏子「マジかよもうダメだな」

さやか「うわめっちゃ溶けてる」


なぎさ「この家に冷蔵庫は無いのです? まだ冷やせばイケそうなのです」

さやか「あーじゃ、あたしが持ってく」

杏子「というかここ誰の家なんだ?」

なぎさ「じゃあなぎさがケーキを運ぶのでさやかには案内をお願いするのです」

さやか「マジかよ不安だな」

マミ「あらあら、なぎさは偉いわね」

杏子「お前がコタツにケーキ突っ込まなきゃ良かったんだけどな」

まどか「ただいまー!!」ガチャ

なぎさ「きゃあっ」

さやか「あー! 突如開いた扉がなぎさの華奢な身体を押し倒してドロドロに溶けたクリームがなぎさの体中にドロドロ!」

なぎさ「うー……最悪なのです」

まどか「おいしそう」

さやか「待て」


ほむら「ちょっと、何やってるのよ」

マミ「あー、なぎさってばこんなにしちゃって。シャワー浴びなくちゃ。お風呂場どこ?」

まどか「あー、こっちこっち」

ほむら「何だったの?」

さやか「いや、何かもう説明するのめんどくさい」

杏子「ほむらー、ノド渇いたから早く戻ってきてくれ」

ほむら「ああ、はいはい」

さやか「何を買って来てくれたの?」

ほむら「いろいろよ。牛乳とかね」

杏子「いらねえよ牛乳」

さやか「どうせアルコールとか買ってきたんでしょ」

ほむら「なぜわかったのかしら」

杏子「マジかよ中学生すげえな」


さやか「ヒント:時間停止」

ほむら「ちゃんとお金は置いてきたわ」

杏子「まあいいけどさ。で、ノンアルコールは?」

ほむら「? だから牛乳よ」

杏子「牛乳以外だよ!」

さやか「あ、これ牛乳と酒しか買ってきてない奴だわ」

杏子「うがあああ!」

ほむら「ウソよウソ。全部嘘よ。もちろんノンアルコールしか買ってきてないわ」

さやか「あ、でも牛乳は買ってきたんだ」

ほむら「背を伸ばすために私毎日欠かさないの」

さやか「あ、うん」

杏子「それな」

ほむら「…………まどかが帰ってこないわね。ちょっと様子を見てくるわ」


杏子「今のさ」

さやか「うん」

杏子「……、今の絶対、胸のためだろってツッコミ待ちだったよな」

さやか「やめてあげて」

杏子「さやかは……、いや、やめとこ」

さやか「何よ、気になるじゃない」

杏子「さやかは牛乳飲んでんの?」

さやか「は? 何よ急に。あたしの胸が割とあるのは牛乳の為かって聞いてんの?」

杏子「察しが良いな」

さやか「だってあんたさっきからあたしの胸ばっか見てたもん!」

杏子「やめろよ恥ずかしい……」

さやか「はは……」

杏子「…………」

さやか「飲んでないよ」

杏子「そっか……」

さやか「…………」

杏子「あいつら遅いな……」


まどか「さやかちゃーん、杏子ちゃーん!!! ちょっと来て!!」

さやか「神が呼んでいる」

杏子「行くか」


QB「やれやれ……ずっとコタツの中にいたのに、誰ひとり気付かないなんてね」



QB「あ、第九やってる……」

QB「…………」



QB「人類の生み出したコタツと言う代物だけは称賛に値する」

QB「牛乳飲んでコタツ入って寝よ」

おわり。年末にこんなスレ見てんじゃねーよ!ありがと!

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