望月「僕だって安価で女子と仲良くなりたい!」 (13)

Anotherの望月メインで描いてみた。

~3年3組の教室~


恒一「望月君おはよう!」


望月「あ、榊原君! おはよう!」


恒一「赤沢さん見崎さんもおはよう! 今日はね、2人の為に弁当を…」

ワイワイガヤガヤ ゾナゾナフェアフェア
コウイッチャンコウイッチャン トクベツニマカセロー


望月「……」

望月「羨ましいなぁ。」

望月「(嫉妬してる訳ではないけど、それでも他の人と話せる恒一君に憧れちゃうな。)」

望月「(勅使河原君も積極的なんだけど、どうしてか嫌われているんだよね…)」

望月「(そういえばずっと三神先生の事しか考えていなかったなぁ…)」

望月「(三神さんの事ばかりだったけど、でも、いきなり僕の気持ちを伝えても迷惑だろうし…)」

望月「(この際だから、同じクラスの生徒と話しておこうかな、これをキッカケに仲良くなれるかもしれない。)」

望月「(とは言うものの、誰と話そうかな…勅使河原君や榊原君とは何時も話しているし、見崎さんともたまに話したりするし…)」

望月「うーん」

望月「よし、せっかくだから>>3さんに声を掛けてみよう!」

望月「(どうする?)」

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ゆかり


望月「(そうだな、まずは桜木さんと話してみようか、彼女なら誰にでも接してくれそうだし…)」

望月「桜木さん」

桜木「あら、望月くん。珍しいですね、自分から声を掛けてくるなんて。」

望月「あ、あはは、そういえば僕から声を掛ける事は滅多にないもんね。」

桜木「それで、どうしましたか?」

望月「あのね…>>4

間違えた>>6

今日のお昼一緒に食事しませんか?

望月「今日のお昼一緒に食事でもしませんか?」

桜木「えっ?私とですか?」

望月「えーっと、せ、せっかくだから、桜木さんと一緒にお話でもしたいついでに食事でもどうかなーと…」

桜木「なるほど、良いですよ!」

望月「本当にですか?」

桜木「ええ。今日のお昼休みは私も暇ですし、望月君からのお誘いなんて珍しいですから。」ニッコリ

望月「良かった…。(うっかり敬語で喋ってしまった。けどOKもらって良かった…)」

桜木「ところで望月君からのお誘いは嬉しいのですけど…何処で食べます?」

望月「うーんそうだなー…>>8

屋上

望月「(やっぱりここしかないかな)」

望月「屋上ならどうかな?」

桜木「屋上、それなら構いませんよ! すぐにお弁当を持っていきますね!」

望月「うん! 分かった。(なんだか緊張するなぁ、桜木さんとの食事なんて)」

桜木「あの…望月君、大丈夫ですか?」

望月「え? いやいやなんでもないよ!(苦笑)」



勅使河原「……」

勅使河原「おい榊原」

恒一「ん、何かあった?」

勅使河原「今日の望月やけに積極的だと思わないか?」ヒソヒソ

恒一「言われてみれば、桜木さんと二人で話すなんて珍しいね。」

勅使河原「しかも同い年のヤツとだ、普通なら露骨に三神先生とか年上の女性に絡んできたりするはずなんだけどな…」


ナンダナンダ モッチーガサクラギサント~? 
コンナノデタラメダ! ボクノホウガサクラギサント…グフォア
アニメデユリップルヲコロシタ カザミクンハダマッテロ
コレハフェアジャナイヨ マカセラレナイナ… トクベツニユルセル


望月「(うっ…気がついたらみんなの視線を浴びている気がする…)」

望月「(無理もないよね…いきなり桜木さんと話すなんて滅多に無いことだしそれに…いや、考えるのはよそう…)

望月「と、とにかく行こうよ!(汗」

桜木「…?」キョトン



~屋上~


望月「着いた着いた。それにしても風が気持ち良いね。」

桜木「そうですね。暑い太陽と時々吹いてくる風が、丁度良い感じです!」ニコニコ ※季節は夏

望月「桜木さんにしては上手い事を言うんだね。面白いな。」

桜木「へっ? そ、そんな! もう…お世辞が上手いですね望月君ったら」クスッ

望月「え、そ、そうかな? 一応、思ったことを言ってみただけなんだけど…」

桜木「それよりも、二人で一緒に食べるんじゃないんでしたっけ?」ジー

望月「あ! そうだったね。桜木さんと一緒に食べるんだった…えーっと、奥のほうで座ろう。」スタスタ

望月「(こうして見ると、桜木さんも僕達より年上って感じがするな…。委員会にも務めているし真面目だけど、)

桜木「ここですか? 景色も広いですし、うってつけですね。」

望月「うん。じゃあ、いっせーのーで開けようか。」

桜木「見せ合いっこでしょうか? じゃあ3,2,1で開けません?」

望月「分かった。それじゃあ…」

望月・桜木「「3…2…1…」パカッ

桜木「うわぁ~、野菜たっぷりにヘルシーですね!…あれ? レモンが入っていますね。」

望月「うん。絵画の授業で描いたレモンの叫びを思い出したからね。それに、今日は唐翌揚げが入ってあるし、前に訪れた料理店で、レモン汁を掛けた唐翌揚げが美味しかったからね。」

桜木「へぇー。だからレモンが入っているんですね。」

望月「桜木さんも、僕とあまり変わらないね。野菜たくさん入っているし。」

桜木「確かに、ほとんどが望月君と変わらない…」

望月「おっと、食べる事を忘れていたよ。」

桜木「それじゃあ、」

二人「「いただきまーす。」」

パクッ モグモグ ウマイ

訂正>>10

望月「(こうして見ると、桜木さんも僕達より年上って感じがするな…。委員会にも務めているし真面目だけど、)
の部分

望月「(真面目だけど、赤沢さんと違ってあまりきつく言わないというか、広い心を持っていそうだし、話しやすい相手なのかもしれない…)」


望月「そういえば(モグモグ…)桜木さんは部活とかは入らないの?」

桜木「特に入っていませんね…。家庭の事情とかで…」

望月「そうなんだ。僕の美術部は結構楽しいよ。」

桜木「そうなんですか?」

望月「うん。最近ではよく見崎さんと描いたりしているんだ。と言っても、ただスケッチとか、好きな画家の絵を模写したりとかなんだけどね…。そこら辺はみんなが受けている美術の授業と変わらないかな。」

桜木「でも、美術の授業はたまに勅使河原君とかが五月蝿いですからね…、その分集中出来るんじゃないですか?」

望月「あはは。勅使河原君はね、でもああ見えて結構良い人だよ。」

桜木「まぁ憎めない所もありますからね…、今度可笑しな事をしたら説教かな。」モグモグ

望月「桜木さんが怒る前に赤沢さんあたりが何とかしてくれそうだと思うかな。あの人何だかんだで勅使河原君の面倒を見てたりするし。」モグモグ

桜木「あの子は榊原君と話す時は妙に積極的なんだけど、何か関係を持っているのでしょうか?」

望月「え? うーん…榊原君は確かに東京から来た人だから、そういう目で見られやすいからかも?」モグモグ

桜木「東京、何時かは行ってみたいですね…、遠い所から来るのってどんな気持ちなんでしょう…」


望月「それは榊原君にしか分からないと思うな。……でもまぁ、僕は多分、卒業してもここに居座り続けると思うよ…。」

桜木「え、それはどうしてなんです?」

望月「それはね…>>14

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月18日 (木) 11:46:41   ID: eRCpp_X5

新しい取り組みでとても面白いです!
続きを待ってます!

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