あかり「私達に足りないもの……それはツッコミ力!」スミレ「?」 (38)






――――スターライト学園:食堂にて



スミレ「つまり……どういうこと?」キョトン


あかり「あのね、スターライトの先輩達を見てると、仲が良い人達が多いよね?」


スミレ「うん。同じユニット同士は勿論、そうじゃない人達の間でも横の繋がりが強いと思う……学内のイベントにも力を入れてるし」


あかり「そうそう!特に星宮先輩達のソレイユとか!!……芸能界は厳しい世界だけど、だからこそ同じ目標に向かって進む仲間が大事だと思うんだ!」


スミレ「うん……で、何でツッコミ力?」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418401373


読まなくても全く支障はないですが前作↓


セイラ「周りが皆ボケばっかりでツッコミ疲れた……」蘭「わかる」


セイラ「周りが皆ボケばっかりでツッコミ疲れた……」蘭「わかる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395233541/)






あかり「それがね?先輩達を見ていると会話の中で『ボケ役』と『ツッコミ役』がはっきりしているおかげで、円滑な会話を進めているように見えたんだ!」


スミレ「ボケ役とツッコミ役……うん、そうかもしれない」


あかり「うん。だからね――」


ひなき「二人とも、おつかー」ヒラヒラ


珠璃「何の話してたの?」


スミレ「ひなきちゃん、珠璃ちゃん」


あかり「あ、うん。実はね――」






ひなき「うーんなるほど……」


珠璃「今まで考えてもみなかったな……」


あかり「……私達、せっかくこうして仲良くなれたんだし、先輩達みたいに良い関係を築いていけたらなって思って……」


スミレ「あかりちゃん……」


ひなき「そうだね~さっすがあかりちゃん、熱いぜぇ~」


あかり「いやぁ~」////




珠璃「――でも、今の私達にはツッコミ力が足りてないと」


あかり「あ、うん。ユウちゃんが言うにはね、私達って全員ボケ属性が強いらしいから……」


スミレ「ユウちゃんって、この前紹介してくれたあの……?」


あかり「そう。私の元ルームメイト♪」


ひなき「皆がボケだから、ツッコミをする人がいなくなっちゃうわけか……」


あかり「それで考えてみたんだけれど、私達もツッコミの技術を勉強していった方がいいのかと思って……」


ひなき「学ぶって、誰に……?」


あかり「それは勿論、『先人に学べ』だよ!」


三人「「「???」」」




――――数分後:高等部廊下にて


あかり「――というわけで、案内役をお願いしたいんです。霧矢先輩!」


あおい「なるほど……後輩ちゃん達も色々考えてるんだね~」


あかり「霧矢先輩なら、誰がそういう事に長けているか詳しいかと思いまして……あのぅ、すみません。急にこんなお願いしちゃって……」


あおい「ううん、気にしないで。頼ってくれるのは嬉しいし♪」


ひなき「じゃあ?」


あおい「ええ、喜んで引き受けさせて!」


珠璃「Gracias……ドラマの現場だけじゃなく、こんな事まで面倒を見て頂いて、ありがとうございます!」




あおい「後輩の面倒を見るのは先輩アイドルの務め!それにこうして皆を連れて歩けるなんて――」


スミレ「『穏やかじゃない』……ですか?」


あおい「その通り!スミレちゃん、わかってるぅ♪」


スミレ「ふふっ♪」


ひなき「スミレちゃんは最近気に入ってますなぁ、そのフレーズ」


スミレ「うん」


あおい「……」ジー


珠璃「霧矢先輩?」


あおい(でも、大元は『皆ともっと仲良くなりたい』って話なのよね……)


あおい「ううん、何でもない……」ニコッ


珠璃「?」


あおい(こういうのは最初から言ってあげちゃうよりも……ね)


あおい「さて、それじゃあ、早速話を聞きに行ってみましょうか!」


四人「「「よろしくお願いいたします!!」」」





――――十分後:噴水広場にて


あおい「あ、いたいた。お~い!」


おとめ「あれ?……あおいたん!」


さくら「それに皆さんも……」


しおん「どうしたの?こんな大勢で……」


あおい「この時間ならここに居るかなって思ったんだ~。あ、実はね――」




あおい「――というわけで、ぽわプリのブレーキ役ことしおんちゃんに何かコツを伝授してもらえればと思って……」


しおん「ブレーキ役だなんて言われたの初めてだけど……誰がそんなことを?」


あおい「主に私!」


しおん「フフッ、はいはい。う~ん、よく分からないけど、つまりツッコミに関して何か教えてあげればいいの?」


あおい「そうそう♪」


しおん「――って言われても……私、特に意識してやってるわけじゃないから……」


あおい「え、そうなの……?ツッコミ体質のしおんちゃんらしからぬお言葉……」


しおん「あのね……そんなに私ってツッコミやってるイメージある?」


あおい「うん!」


しおん「……あおいちゃんと一緒に仕事してる時だって、そんなにツッコミしてなかったでしょ?」


あおい「そうだけど……でも――」チラッ




おとめ「ふんふん……この匂いは――珠璃たん、ここに来る前にドーナッツを食べてきましたね!?」ビシッ


珠璃「ええ、マドリードに吹くブリッサのように優しい口溶けのチョコホイップドーナッツを……」バッ


スミレ「有栖川先輩、すごい……」


あかり「有栖川先輩!私は何を食べたかわかります!?」


おとめ「ふっふっふ~あかりたんは匂いをかぐまでも無いのです……ズバリ、今週出た新製品の虹色デコレーションパフェですね?」


あかり「当たりですっ!ど、どうしてわかったんですか!?」


ひなき「あ、あかりちゃん、ほっぺたにクリームがっ!」


あかり「ああっ!?ホントだっ!!」


おとめ「あのパフェのクリームは特徴的ですからね~おとめもこの間食べましたが、ほっぺたが落ちそうになるほど甘くて美味しかったのですぅ~」


あかり「そうなんですよ~星宮先輩がキラキラッターでつぶやいてるのを見て美味しそうだな~と思って……」


おとめ「そうだ!これから皆で楽しいスイーツ巡りにでも――」




あおい「……あんな風に、話が収集つかなくなったらどうするの?」


しおん「ああ、大丈夫。見てて……」


あおい「?」




さくら「おとめ様、今日はこの後ライブの予定がありますので……」


おとめ「ええ~でも皆で甘いモノ食べたいのですぅ……」シュン


さくら「皆さんとはまた日を改めて、ということでどうでしょう?……ゆっくり時間がある時にスイーツ巡りをした方がきっと美味しいですよ?」


おとめ「うぅ……さくらたんがそう言うのなら……」


あかり「うう……残念……」


スミレ「しょうがないよ、あかりちゃん……」


珠璃「あまり先輩達にお時間を取らせちゃいけないし……」


ひなき「北大路先輩!今度はひなのおすすめスイーツを紹介しますね!!」


さくら「はい。楽しみにしています」ニコッ




しおん「……とまあ、あんな風にさくらがしっかりフォローしてくれるから」


あおい「なるほどね……」


しおん「おとめもあれでしっかりしている所あるし、私がツッコミを入れる機会なんてそうそう無いからね……」


あおい「そっか……アリガト、しおんちゃん」


しおん「ううん……ていうか、誰も話聞いてないみたいだけど、いいの?」


あおい「ああっ、しまった!?お~い、みんな~っ!」




しおん「何だかごめんね?役に立てなかったみたいで……」


あかり「いいえっ!こちらこそ急に変なことを聞いてしまってスミマセンでした!」


さくら「気にしないでください。また何か困ったことがあったら遠慮なくお訪ね下さい」


スミレ「はい!」


珠璃「その時は……是非!」


おとめ「頑張って下さいね~。ひなきたん!今度の『おとめとひなきのまったり坂』ではひなきたんがしおんたん並みのツッコミを見せてくれるのを期待してますぅ~」


ひなき「あはは……ど、努力はしま~す……」ヒラヒラ



しおん「この後も色んな人の話を聞きに行くのよね……?」


あかり「あ、はい」


スミレ「そのつもりです」


しおん「そうねだったら一つだけアドバイスできるかも……」チラッ


あおい「?」


しおん「……」チラッ


おとめ・さくら「「?」」


しおん「今日は一日、めいいっぱいあおいちゃんに振り回されてみて?振り回されてこそ、見えてくることがあると思うわ」


四人「「「???」」」




――――――――


あかり「でね、その時ペッパー軍曹に聞いたんだけど、星宮先輩、アメリカでも崖登りやってたんだって~」


スミレ「へ~、凄いなぁ~」


あかり「でしょでしょ?でね、他にも星宮先輩は――」


珠璃「なるほど……お母さんが『カルメンは見た』シリーズで犯人を崖に追い詰めているのに対して、私は崖を登って犯人を追い詰める役を目指せば……」


ひなき「いいねぇ~珠璃、それ新しい!珠璃は発想が柔軟ですなぁ~」


珠璃「そ、そうかな?」////


あおい(う~ん、確かに皆ボケ属性強いみたいだけど……『仲良くなりたい』ね……)


あおい「……さて、気を取り直して、次行くからね~」


四人「「「は~い!」」」





――――十分後:学園正門前



あおい「さて、キラキラッター情報によると、そろそろ仕事から帰ってくる予定みたいだけど……あ、来た来た♪」


あかり「あの二人は……」


あおい「ユリカちゃ~ん、かえでちゃ~ん!」


かえで「Hello!あおい♪」


ユリカ「それに後ろにいるのは……」


あかり「お、お疲れ様です!」


スミレ「藤堂先輩、この間はお世話になりました!」


ユリカ「あら、貴方……あの後も頑張ってるみたいね?」


スミレ「はい!」


かえで「こんな所でどうしたの?」


あおい「実は――」





ユリカ「ええっと、うん、つまり……」


あかり「はい?」


ユリカ「先輩達を見習って、皆ともっと仲良くなりたい。仲良く会話したい――と?」


スミレ「はい」


かえで「でも面白くて仲が良さそうな会話には、ボケとツッコミが両方必要で……」


ひなき「はい」


ユリカ「自分たちはツッコミ力不足なので、それを学びに来たと……?」


珠璃「Gracias……分かりやすくまとめで頂いてありがとうございます」



ユリカ「…………頭が痛いわ」ガクッ


あかり「ええっ、何故っ!?」


スミレ「藤堂先輩、大丈夫ですか?保健室にお連れしましょうか?」


ユリカ「い、いやそうじゃなくてね……あおい、ちょっと来なさい……」


あおい「?」


グイッ


ユリカ「貴方ね……あんまり中等部の子をからかっちゃダメでしょ?」ヒソヒソ


あおい「いやいや、私が聞いた時には既にこんな感じに話が進んでたんだってば~」ヒソヒソ


ユリカ「ええっ!?何がどうこじれたらこんな話になるんだか……」ヒソヒソ


ユリカ「まあいいわ……貴方達!」





かえで「今だ、せーのっ!」


あかり「なんでやねん!」ビシッ


スミレ「な、なんでやねん」////ペシッ


ひなき「なんでやねん♪」ビシッ


珠璃「なんでやねん!」バッ バッ バッ


かえで「so good!いいよいいよ~特に珠璃!ポーズをもう3パターンも考えるなんて♪」


珠璃「いえ、まだまだです!」


かえで「スミレは……もう少し手の振りに勢いがほしいかな~」


スミレ「あ、はい。頑張ります!」


ユリカ「――って何なのよこれはっ!!」ガーッ


かえで「?……何って、ツッコミの練習?」キョトン


ユリカ「ツッコミの練習って……」


かえで「『ナンデヤネン』は日本で一番ポピュラーなツッコミだって聞いたよ?……なにか間違ってた?」


ユリカ「その発想自体が『なんでやねん』よ……」ガクッ


かえで「?」





ユリカ「……それで、今よりもっと仲良くなりたいって話だっけ?」


かえで「あれ?ツッコミの話じゃ……?」


ユリカ「それはもういいの!……で、質問に質問を返すようで申し訳ないけれど、一つ聞いてもいい?」


あかり「は、はい」


ユリカ「貴方達――友達ってそんな風に肩肘張って仲良くなるものだと思う?」


四人「「「――!」」」


ユリカ「無理して仲良くなろうとしている時点で、友達とは言えないんじゃないかと思うんだけど……どうかしら?」


ひなき「確かに……」




ユリカ「それにもう…………まあ、後は少し自分たちで考えてみなさいな」


あおい「ええっ!?ユリカちゃん、そこまで言って教えてあげないの?」


ユリカ「どうせこの後もう一箇所まわる所があるんでしょ?最後の締めはそちらに任せるわ……」


あおい「あはは……読まれてたか」


ユリカ「フフフ……伊達に600年生きてないからね?このユリカ様を甘く見てると――」


かえで「血を吸うわよ?」ヒョコッ


ユリカ「かえで!私の決め台詞取らないで!」


かえで「あははっ!sorry♪ 」ニコッ





――――――――



あかり「……」


スミレ「……」


ひなき「ひな達……間違ってたのかな?」


珠璃「……かも……しれない」


あかり「でも、友達ともっと仲良くなりたいって思うのは――」


あおい「――間違いじゃない!」ズイッ


スミレ「霧矢先輩……」


あおい「あかりちゃんたちのその想いは間違ってなんかいない――それは私が保証してあげる。……だから次の場所に着くまで、ユリカちゃんに言われたことをじっくり考えてみて?」


あかり「次って言うと……?」


あおい「フフッ、多分想像の通りだと思うよ?」





――――十五分後:いちごとあおいに自室にて



ガチャッ


あおい「ただいま~」


いちご「お帰り、あおい♪」


蘭「邪魔してるぞ~」


あおい「ささっ、皆どうぞ~。7人だとさすがに狭いかな……?」


あかり「お、お邪魔しま~す」


スミレ「失礼します」ペコッ


ひなき「すみません、押しかけちゃって……」


珠璃「Gracias……先輩方のご好意、感謝します!」


いちご「フフッ、皆いらっしゃい」ニコッ


蘭「待ってたぞ」


あおい「あれ?二人には『部屋で待ってて』とは連絡してたけど……あかりちゃん達見ても驚かないんだ?」


蘭「ユリカからアイカツフォンで連絡が入ったからな。『「霧」を伴った台風がそちらに向かったので注意されたし』……ってな」


あおい「あはは……台風って……」


蘭「――で、どうしたんだ?一体……」





蘭「…………」


あおい「蘭、大丈夫?苦虫を噛み潰したような顔して……」


いちご「いや、この顔は魚の骨が中々取れなくて苦戦している時のような……」


あおい「あ~確かに!」


蘭「いや、そんな顔してないから……とりあえず、あおい!」


あおい「?」


グイッ


蘭「――まずスタートの『ツッコミ力を鍛える』って時点でツッコミどころ有りまくりなんだが、なんで後輩想いの霧矢先輩は指摘してあげなかったのかなぁ~」ヒソヒソ


あおい「アタタ――なんだかさっきユリカちゃんにも似たようなこと言われたなぁ……」ヒソヒソ


蘭「そりゃそうだろ……」ヒソヒソ


あおい「でもさ、こういうのは紆余曲折経て答えにたどり着いてこそ――だと思わない?」ヒソヒソ


蘭「それはそうだが……なんだかお前、織姫学園長に似てきたな……」ヒソヒソ



あかり「あ、あの――!」


蘭「!……どうした?」


あかり「私達……真剣なんです!」


蘭「……ああ、だろうなそれは分かるよ」


あかり「色んな先輩に聞きに行ったんですけれど、でも――」


スミレ「でも、神谷先輩には『コツなんて無い』と言われて……」


ひなき「藤堂先輩には『無理して仲良くなろうとしてる時点で、友達なんかじゃない』って言われて……」


珠璃「だけど霧矢先輩には『その想いは間違いじゃない』って言われて……」


あかり「じっくり考えるようには言われたけど……正直、何がなんだかわからなくなっちゃって……でもでも――」


いちご「……」




あかり「先輩達からしてみれば、拙いと思えるかもしれませんが、これも私達なりのアイカツなんです!!」


蘭「それ、アイカツか?……って話は置いといて。一つ……考えてみて欲しいんだが、お前たちが『仲が良い』と思っている先輩達……例えば私達ソレイユは『コツを掴んで』だとか『無理をして』仲良くなったと思うか?」


四人「――――!!」


あおい「答えはNo!……なんだか自然にここまで仲良くなっちゃったんだよね~」


いちご「うんうん♪」


蘭「芸能界の知識やスキルならともかく、交友関係に正解は無いんだから……無理にレベルアップしようとしなくてもいいんじゃないか?これから長い芸能生活を共にする仲間……なんだろ?」


いちご「時間はたっぷり有るよ?夢に向かって進みながら、仲良くなっていってもいいんじゃないかな?」




あかり「そう……ですね……」


珠璃「私は……母さんに負けないくらい有名な女優に!」


スミレ「私は……いつかきっとロリゴシックが一番好きだと胸を張って言えるように……」


ひなき「ひなは、もっともっとおしゃれを追求したい!」


あかり「私は――」チラッ


いちご「……」ニコッ


あかり「――私は、星宮先輩みたいなトップアイドルになりたい!」


蘭「……四人とも、夢を叶えるためには長い芸能生活になりそうだな……」


いちご「うん!でも……高い崖ほど登りがいが有るよね?」


蘭「……それはお前だけだ」



あおい「――しかし『交友関係に正解は無い!』とは……語りますなぁ~蘭さん」ニヤニヤ


蘭「何か言いたそうだな……というかさん付けはよせ、さん付けは!」


あおい「え~だって蘭ってば、初めて話した時は『……一緒に消えていかないようにな』なんて言ってきて――」


蘭「だあ~~っ!む、昔の話はよせ!!」////


いちご「そんな蘭がここまで熱く語るようになるんだもん。わからないもんだよね~?」


蘭「いちごまでっ!?」


あおい「そうそう、他にも――」


蘭「~~っ!そ、そういうあおいこそ…………」


あおい「?……あおいこそ?」キョトン


蘭「いや、お前は昔から変わらないなって……」


あおい「ええ~っ!?それって成長してないってこと!?」ガーン


蘭「ああいや、そうじゃなくて……昔から周りをよく見て支えてくれてる所は変わらないよなって」


あおい「~~っ!蘭が素直に褒めてくれるなんて激レア!記念に写真とっておこうかな!?」パシャッ


蘭「うん……そういうところも変わらないよな」ガクッ



いちご「フフッ……ね?あかりちゃん。出会ってから今まで、変わったことも有れば、変わらないことも有る……でも、間違いなく前より仲良くなってる」


あかり「はい、そうですね!」


あおい「そうそう。それに……」スッ


あかり「私達の写真……?」


あおい「今日撮ったやつだよ?……皆、素敵な笑顔でしょ?」


スミレ「……はい♪」


珠璃「私、こんな風に笑ってたんだ……」


ひな「あははっ♪ひな、目つぶっちゃってるよ~」


あおい「今日一緒に皆を見てて思ったけど、あかりちゃん達もホント仲良しだったと思うよ?……それこそ、こっちが羨ましくなっちゃうくらい」


あかり「――はい!ありがとうございます!!」




おまけ:中等部廊下にて



蘭「ああ、ちょっといいか?」


ユウ「私ですか……?って紫吹先輩!?」


蘭「お前が『服部ユウ』で間違いないか?大空達にボケ属性が強いと助言をした……」


ユウ「あかりちゃんに……?はい、そんな話をしたかもしれないですけれど……」


蘭「そうか……この先、ツッコミ疲れる事が有るかもしれないが、あまり気負いするな?時には流れに身を委ねる事も大事だぞ?」


ユウ「は、はぁ……」


いちご「……蘭は何やってるの?」


あおい「ん~後輩へのフォローかな?苦労人ポジションになって苦労しそうな子への」


いちご「そうなんだ。大変なんだね~」


あおい「う~ん、たまには苦労を労ってあげたほうがいいのかしら?」



おわり



以上です。


映画化記念ということで3年目メンバーでは初のSSとなります。


TVでは珠璃ちゃんも登場したということで四人の話を書かせていただきましたが……


内容が今週の本放送と微妙にかぶってしまいましたね……


さて、朝一の上映に備えてそろそろ寝ないと……



映画見てまいりました!


幼女先輩からアイカツおじさんまで、そしてどの娘のファンでも


楽しめる内容だったかと思います。


また創作意欲が湧いてきたので、あかり世代でまた何か書ければな~と思います。



……ですが、残念ながら上映中3DSをプレイしていたアイカツおじさんもいました(´・ω・`)


皆さん、上映マナーは守っていきましょう。


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