長月「なァぜだァ！」ﾊﾞﾝ

叢雲「キャ！？」ﾋﾞｸｯ

長月「お前！　異能を持ってるらしいな！」

叢雲「ちょちょちょ！　何なのよ！」

長月「どうなんだ！」

叢雲「どこでそれを……え、ええ持ってるわよ？」

長月「どういう」

叢雲「えーと……強化の能力？」

長月「強化？はっはっは！」

叢雲「なによ！分かってるわよ！自分の異能が影薄いって！」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

長月「いだだだだだ！やめろ！」

叢雲「もう、なんで」

長月「ほ、他に誰が持っているんだ？」

叢雲「えーと……龍田さんと、長門と金剛と」

長月「ふむふむ」

叢雲「あと雷」

長月「雷……」

叢雲「興味あるなら聞いてみれば？司令官（あいつ）も知ってそうな顔だったし」

長月「そうか……司令官、寝てなければいいんだが」

お前らの・存在自体が・異能じゃろ

>>3　まぁそうさなｗ


長月「失礼する！」

雷「あら？何か用？」

長月「雷……司令官は？」

雷「寝たわよ？」

長月「そうか」

雷「……異能のことでしょ」

長月「お見通しか」

雷「長月のことだからね、興味あるんじゃないかと思って」

長月「私も一つ欲しいよ」

雷「カッコイイから？」

長月「それもあるが……あの時みたいに、司令官に助けてもらわないようにしないと思ってな」

雷「……」

長月「強く、カッコよく戦いたいんだ」

雷「そうなんだ……司令官が、長月を……」

長月「何か言ったか？」

雷「ううん！何でもないわよ？それより、そろそろ温泉に入れなくなるけど、入ったの？」

長月「え？ああ、もうこんな時間か、ありがとう、いってくるよ」

雷「うん、またね」

長月「また」

　ﾊﾞﾀﾝ

雷「……司令官が、長月を……守った……？」

不知火「……フゥー」

長月「寒いな」

不知火「そうね」

長月「たばこ、やめた方がいいんじゃないか？」

不知火「艦娘が……ﾁｯさっさと本題を話せ」

長月「はいはい……調べてほしいのは異能のことだ」

不知火「一通りか？」

長月「ああ、それなりの報酬は用意してある」

不知火「フゥー……」

　ぽいっ

長月「これは？」

不知火「お前は初めてか……契約書だ」

長月「そうか」ｶｷｶｷ

長月「ほいっ」

不知火「契約完了、これより仕事を始める」

長月「よろしく頼む」

不知火「どんな結果だろうが、私は知らないからな」ｽｯ

　ひぅ～～～～～……

長月「三階から飛び降りるなんて……」