雷「・・・駄目よ司令官・・・そんなとこ舐めたら・・・汚い・・・むにゃむにゃ・・・」
電「司令官さん駄目なのです・・・こんなところで・・・すぴー・・・・」
響「・・もしかして私を誘ってるのかい？司令官・・・こんなところで裸になって・・・ZZZ」
暁「司令官、何のよう？レディは忙しいのよ・・・くかーーー・・・」


青葉「・・・・・」

雷「司令官そんなとこ・・・ドアノブなんか舐めたら駄目よ・・・・むにゃむにゃ・・・」
電「司令官さんこんなところ・・・お尻で牛乳飲んじゃ駄目なのです・・・すぴー・・・」
響「行くよ司令官。この花を司令官のお尻に突き刺すんだね・・・これがジャパニーズ生け花か・・ZZZ」
暁「で、司令官。用件は・・・司令官？し、死んでる！！・・・・くかーーー・・・」


青葉「というかいったいどんな夢見てるんでしょうね？しかも一人だけ明らかに方向性が違うような・・・」

青葉「ま、そんなことより早いこと起こしてしまいましょう。明石さん特製のこの『サイレント爆弾』で」
青葉「ポチッとな」




ズドオオオオオオオオオン！！！！！

雷「な、何！？敵襲！？」
電「ゲホッゲホッ・・・煙たいのです・・・」
響「なかなかハラショーな目覚めだ・・・」
暁「くかー・・・・」


青葉「おはようございます。青葉です。恐縮です。一言お願いしますｗｗ」


雷「氏ね」

青葉「ちなみに先ほどのは明石さんの珍発明『サイレント爆弾』と言いまして・・・」

雷「どこがサイレントよ！！」

青葉「いや、これいわゆる爆弾もどきなんですよ。音と煙が出るだけで実際は爆発しない『サイレントな爆弾』という」

電「というかこの状況で寝てる暁ちゃんも相当なのです・・・」

暁「・・・真実はいつもひとつでばっちゃんの名にかけてまるっとお見通しで実に興味深い～・・・・ＺＺＺ」

響「いろいろ混ざりすぎ」



雷「ちょっと起きなさいよ暁」ﾍﾟﾁﾝﾍﾟﾁﾝ

暁「う、うう・・・・」

暁「せやかて工藤！！」





電「・・・・」
響「・・・・」


雷「あんた・・・うちの艦長をよくも呼び捨てに・・・・」

暁「い、いや違うわよ！そっちじゃなくて・・」
暁「って何で起こしたのよ！せっかく真犯人追い詰めたところだったのに・・・・」

響「で、生存者は何人だい？」
暁「最後の一人よ」
電「暁ちゃん無能すぎるのです・・・」

青葉「あー、もうそろそろいいですかね？」
雷「というかあんた何しに来たのよ」

青葉「ええ、それなんですけど」



青葉「皆さんは『鎮守府チャンネル』ってご存知ですか？」


雷「あー、あの鎮守府関係者しか観れないっていうケーブルＴＶの放送局でしょ」
暁「あそこアニメやってないから観ないのよねー」

青葉「ええ、実はそこでこの度『青葉ショッピング』という通販番組を始めることになりまして」

青葉「その栄えある第１回に第六駆逐隊をゲストパネラーとして招待したいと」




雷「へー、それはおめでとう」





雷「だが断る！！」





青葉「えーーー！！」

雷「私たち今日は用事があるのよ」

青葉「今日の予定は１日フリーのはずですが」




電「何で知ってるのです？」
青葉「基本です」


青葉「それに出ていただかないとこの前遠征途中に吉野家行ってた事司令官にバラしちゃいますよｗｗ」


暁「な、何でそのことを！！」

青葉「蛇の道は蛇と申しまして・・・」

雷「分かったわよ！一回だけだからね！！」

青葉「全国１億３千万人の通販中毒の皆様チーーッス！」

青葉「あなたの家庭に笑顔と絶望をお届けする通販番組『青葉ショッピング』第一回スタートでーす」

青葉「上はヒロポンのようなものから下はバールのようなものまで幅広い商品をご紹介していきまーす」

電「ヒロポン！？」
雷「せまいよ！！」

青葉「私が総合司会を務めます青葉です。恐縮です」

明石「私が商品開発兼アシスタントを務める明石です。よろしくお願いします」

青葉「さあ割り切って参りましょう！」

暁「張り切ってみたいに言うな！」


青葉「合言葉は～」

青葉、明石「クーリングオフ！」


雷「こらーーーー！！！！」


明石「なおクーリングオフされたお客様にはもれなく手榴弾をプレゼントさせていただきます」



雷「報復だこれ！！」

青葉「ちなみに先ほどからツッコミを入れていただいてるのがゲストパネラーの第六駆逐隊の皆さんです」

青葉「さてまずは最初の商品です」
青葉「ＶＴＲ～」


響「スタート」


雷「あんたが言うの！？」

ナレ「戦果を上げたい・・・。ナイスバディになりたい・・・。そんな二つの悩みをお抱えの艦娘の皆さんに朗報！」
ナレ「戦果もナイスバディも両方の夢を叶える魅惑のスーパーアイテム・・・その名は・・・」



ナレ「おっぱ～～～い、ぎょっら～～いっ！！！！！！」



ナレ「大湊改修工廠ではこの度酸素魚雷の超小型化に成功！そしてその超小型魚雷を何と！」

ナレ「胸ＰＡＤに内蔵したのがこの『おっぱい魚雷』なのです！！」

ナレ「これを着ければあなたにナイスバディ＆デストローイ！な毎日をお約束します！」

ナレ「お客様満足度は何と脅威の９９．８％！！」

ナレ「残り０．２％は自分が巨乳だった事をすっかり忘れていたお客様でした！」


ナレ「なお中には『おっぱい魚雷のお陰で彼女が出来ました』『大関昇進が決まりました』などという本来の効果以上の効果を得られたお客様も！！」


ナレ「さあそこのあなたも今すぐおっぱい魚雷！」

青葉「はい、と言うことでおっぱい魚雷ですが。明石さん、これはいったいどういうものでしょう？」

明石「はい、これは胸ＰＡＤに魚雷を仕込んだものです」
明石「例えば、弾薬も魚雷も尽きた！もう丸腰だ！ってなった時これは効力を発揮します」
明石「敵が何食わぬ顔で近づいてきたら、まさかの胸からズドン！ですよ」

明石「敵は『マヂっすか？』って顔をしながら沈んでいくことでしょう」

青葉「まさに隠し武器に打ってつけですね」

電「あの・・質問があるのです」

青葉「はい、電さん」

電「え、とその魚雷なんですが・・・」



青葉「その魚雷とは？」

電「いえ、その魚雷・・・」

青葉「正式名称を言ってください」

電「え、え・・・と・・・」

電「お、おっぱい魚雷のことなのです」



青葉　d(-_☆) ｸﾞｯ!!


電「だから嫌だったのです！！」

電「安全性は確保されてるのですか？」

明石「はい。７７％の確率で暴発はしません」

暁「って２３％の確率で暴発するわけ！？」


明石「その点も問題ありません」

明石「暴発してもせいぜいおっぱいが千切れ飛ぶ程度のダメージです」

雷「凄まじいわ！！！」


明石「しかしこのおっぱい魚雷着ける人は千切れるほどのおっぱいも無いので問題ありません」

雷「そういう問題じゃない！！」


響「下手したらえぐれるね」

青葉「では実際にサンプルを着けてみましょう。服の上からで結構ですよ」




雷「意外に重いわね」
電「微妙なのです」
響「何か大きすぎるような」
暁「ちょうどいいに決まってるでしょう！」


青葉「どうでしょう？明石さん」



明石「ナイス奇乳！」



雷「やってられっか！！」

青葉「さてこの辺で実際の使用者のインタビューを見てみましょう」





ＲＪ（仮）「えー、うちなんですけど・・・」


雷「バレバレだ・・・」

ＲＪ（仮）「このおっぱい魚雷を使用するようになってからなんですけど」
ＲＪ（仮）「実際の効果以上に何か、周りの人間が優しくなったように感じます」
ＲＪ（仮）「今まであんまり口聞いたこと無かった人なんかも話してくれるようになったし」
ＲＪ（仮）「ええこと尽くめですね」



響「いや、多分周りの人に同情されてるだけのような」

雷「完全に可哀想な人ポジションだわ・・・」

青葉「さてこのおっぱい魚雷の注文ですが」
青葉「フリーダイヤル０１２０－１０１１０９－＊－１８２までどしどしお電話ください」

青葉「『ていとくのケツにいっぱつ』と覚えてくださいね」

雷「最悪だこれ！！！」

明石「お電話の際に『この番組を観た』と仰っていただきますともれなく」
明石「駆逐艦『曙』の『クソ提督』という罵声が浴びせられます」


暁「そんなのいらないわよ！！」

プルルルル・・・・

提督「この番組を観た！！！」

電話『このクソ提督！！』

提督「ああ～/////いいわ～・・・ハアハア」

青葉「さて次の商品です」
青葉「ＶＴＲ～」


響「ハラショー」


雷「またあんたか・・・」

ナレ「ＭＶＰ、それは艦娘の憧れ」
ナレ「ＭＶＰ、それは艦娘の誇り」
ナレ「ＭＶＰ、それはモーストヴァリアブルプリケツ」

雷「違うわ！」

ナレ「ＭＶＰにもっと近づきたい！そんな艦娘の願いを叶える商品それが！」

ナレ「ベリーーーーーーーー、バンバン！略してベリバンなのです！」

ナレ「このベリバン、正式には伸縮式１０センチ短小・・・げふんげふん単装砲なのです」
ナレ「この単装砲、今までのように手に持って撃つ必要性はありません！」
ナレ「パンツの上から装着することが可能なのです！」

ナレ「縮みあがった状態でスカートの中に隠してしまえば提督以外には誰にも気づかれない秘密兵器になるのです！」




電「何故司令官さんは知ってるのです？」

ナレ「そして敵が近づいてくると自動的に感知して・・」

ナレ「もっこりと勃起してその太くて逞しい黒光りする砲身の先端から強力な砲弾を敵のあそこに撃ち込みめちゃくちゃにして文字通り昇天させるのです！！」

ナレ「さああなたも今すぐゲット！」

ナレ「目指せ！モーストヴァリアブルペニ・・・」




雷「いい加減にしろ、この下ネタ三昧！！！！」

青葉「はい、と言うことでベリバンですが。明石さん、これはいったいどういうものでしょう？」

明石「はい、これは私が偶然ペニバンを発見して思いついた商品です」

電「そのまんまなのです！！」

響「そもそも何処の誰のペニバンなのか・・」


暁「ペニバンって何？」

明石「例えば、弾薬も魚雷も尽きた！もう丸腰だ！ってなった時これは効力を発揮します」
明石「敵が何食わぬ顔で近づいてきたら、まさかの股間からズドン！ですよ」

明石「敵は『マラっすか？』って顔をしながら沈んでいくことでしょう」


雷「マラとか言うな！！」

青葉「さてこの辺で実際の使用者のインタビューを見てみましょう」





ＲＪ（仮）「えー、うちなんですけど・・・」


雷「またか・・・」


ＲＪ（仮）「これを使うようになってからうちはずっとＭＶＰですよ」
ＲＪ（仮）「ほんまずっとＭＶＰ」
ＲＪ（仮）「そらそうやわ・・・」
ＲＪ（仮）「艦隊うち一人だけやし」

ＲＪ（仮）「誰もうちと艦隊組んでくれんようになってしもたんですわ・・・」


ＲＪ（仮）「一人やったらそらうちがＭＶＰですわ」


ＲＪ（仮）「何でこんなことなってもたんやろ・・・・」




ＲＪ（仮）「しくしく・・・・」

ＲＪ（仮）「えぐっ・・・しくしく・・・・」

ＲＪ（仮）「ぐすっ・・・・」

青葉「さてこのベリバンの注文ですが」


雷「このＶＴＲ酷すぎるでしょ！！！！」

電「誰も買わないのです！！！」

青葉「ちなみに今なら購入者の方にはこのＶＴＲもプレゼント！」



雷「いらねーーーー！！！！」




青葉「これを観て是非優越感に浸ってください」



電「悪趣味すぎるのです！！！！！」

青葉「ご注文は今すぐ！」


明石「お電話の際に『この番組を観た』と仰っていただきますともれなく」
明石「航空戦艦『日向』の『あ、君まだいたんだ』というさりげなく酷い言葉が浴びせられます」


暁「いらないわよ！！」

プルルルル・・・・

提督「この番組を観た！！！」

電話『あ、君まだいたんだ』

提督「ああ～/////いいわ～・・・ハアハア」

青葉「さて最後の商品です」
青葉「ＶＴＲ～」


響「バッチコイ」

ナレ「艦娘の皆様、いつも水商売ご苦労様です」

雷「水商売じゃないわよ！！！」
響「ある意味ではそうだけどね」


ナレ「そんな艦娘の皆さんの天敵はやはり肌荒れ！」
ナレ「そんな水から皆さんをお守りするのがこの次世代型スキンケアクリーム、その名も」


ナレ「怪傑！白スキン！！なのです」

ナレ「この怪傑！白スキンは水から肌を完全ガード」
ナレ「雨にも濡れません」
ナレ「さらに風呂に入っても濡れないと言う魔法の効果！！」

ナレ「さらに有害な紫外線やビタミンＤの吸収も抑制すると言う驚きの効果！」


ナレ「まるでミイラのような艶やかな肌を保てます！」


ナレ「さああなたも極楽体験しませんか？」

響「っていうか別の意味で極楽行きそうだ」

青葉「はい、と言うことで怪傑！白スキンすが。明石さん、これはいったいどういうものでしょう？」

明石「はい、これはスキンケアクリームです」
明石「もしかしたら食べられるかもしれません」

雷「嘘つけ！！」

明石「これは私が廃油から偶然発見したものです」


暁「廃油なんじゃないの？」
電「廃油なのです」

明石「スキンケアのほかにも車に塗るとワックス効果も期待できます」

雷「もう分かんないわこれ」

明石「あと胸に塗ると翌日大きくなるという豊乳効果も確認されています」

電「それ何か腫れてるだけなのでは？」



明石「あとは街の不良に吹きかけると翌日とても綺麗な顔になってるそうです」


響「綺麗な顔してるだろう？死んでるんだぜこれ」


雷「死んでるって！それきっと死んでるって！！！」

青葉「さてこの辺で実際の使用者のインタビュー・・・・はお見せできないそうです」


雷「何でだよ！！！！」

青葉「ご注文は今すぐ！」


明石「お電話の際に『この番組を観た』と仰っていただきますともれなく」
明石「雷巡『大井』の『ちっ、何て指揮・・・』という酷い言葉が浴びせられます」


暁「いらないわよ！！」

プルルルル・・・・

提督「この番組を観た！！！」

電話『ちっ、何て指揮・・・』

提督「ああ～/////いいわ～・・・ハアハア」

青葉「さてお別れの時間になってしまいました」

明石「来週も生きててくださいね」



雷「どういう意味だ！！！」

数日後

雷「はぁ～、この前は酷い目にあったわね」
電「まったくです」
響「もう二度とごめんだね」
暁「そうよね～」

青葉「はぁ～」

雷「うわっ！あんたいたの！？」


青葉「聞いてくださいよ～」

青葉「結局この前の商品３セットしか売れなかったんですよ～」

電「３セットも売れたんだ・・・」


青葉「お陰で番組打ち切りですよ～」


雷「それはよか・・・じゃなくてまあ仕方ないでしょ」


青葉「それで次の企画考えたんですが・・・・・」

雷「断る」

提督「・・・・・・」


提督「何で俺はこんなものを買ってしまったんだ・・・・」





終

以上です。

ありがとうございました。