【コンマ】ミサト「エヴァにいらないキャラを決めるわよ」 (158)

ミサト「ぶっちゃけさあ、必要ない人っているわよね」

シンジ「人気低くて、別のキャラの方がいいって人ですか」

アスカ「ま、結構いそうね、あたし以外全員そんな感じだし」

レイ「…………」

マリ「いない方がいい人っているよね、確かに」

カヲル「逆にこの人は必要って人もいると思うけどね」

加持「ま、何だかんだで結構な人数がいるからな。全部で何人だ?」

リツコ「パイロットで五人、そのクラスメイトで三人、オペレーター組で三人、私達で三人、それに司令と副司令の二人」

マヤ「全部で十六人ですね」

冬月「という事でな。投票を行ってみた」

日向「投票、ですか?」

ゲンドウ「そうだ。十代、二十代、三十代、といった形で世代に分けて、六十代以上までの中で、誰が一番不要かの投票を行った」

青葉「つまり、六回分の投票が行われたと」

ケンスケ「ちょっと待って下さいよ。それでいらないってなったらどうなるんです?」

ゲンドウ「不要な人間には出ていってもらう」

トウジ「なんやて!?」

ヒカリ「そんな……!」

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ゲンドウ「投票は、必要・不要のどちらかで行われ、それをランダムで選んだ100人によって選択してもらってある」

ゲンドウ「その中で全体の70%、つまり六回の数値の合計が420を上回った場合、全体の70%がその人物を不要と感じているという事だ」

ゲンドウ「よってその人物にはこの世界から消えてもらう」

ゲンドウ「また、一回の投票で90を越えた者、及びワースト3に入った人間には、一時的に消えてもらう」

ゲンドウ「一時的に消えた者は、どこかの世代でベスト3の中に入るか、あるいは10以下の数値が出ていた場合のみ、復活を許可する」

ゲンドウ「逆に言えば、先にそれらの条件を満たしていた場合は、一時的に消えてもらうのを打ち消しとする」

ゲンドウ「これが今回のルールだ」


ミサト「条件的には消えるのも復活も同じという事ですか……」

加持「しかし、一回の投票で確実に三人は一時的に消えるという事だな……」

トウジ「なんやごちゃごちゃしてようわからんけど、とにかく、低い数値が出れば、人気があるいう事で問題ないんやな」

マリ「そうなるね。ちょっと簡略化し過ぎな感じはあるけど」


ゲンドウ「無駄な説明はこれまでとする」

ゲンドウ「早速、十代から発表していく。ここら辺は主に小中高生だな」

ゲンドウ「その世代から、誰が人気があり、誰が人気がないかがわかる。まだ私も結果を知らない」

冬月「それでは、マヤ君、発表を頼む」

マヤ「あ、はい! それでは読み上げていきます」


マヤ「まずはシンジ君達のクラスメイト三人から」

下1コンマ トウジ
下2コンマ ケンスケ
下3コンマ ヒカリ

トウジ  15
ケンスケ 29
ヒカリ  71


トウジ「わ、ワシは結構人気あるで!」

ケンスケ「俺も悪くないね、良かった」

ヒカリ「わ、私は人気ないの!?」


ミサト「えーっと……理由も出てるわね」

加持「まずは鈴原君から」

『妹思いで優しそう』
『こんなお兄さんが欲しい』
『真っ直ぐな性格がいい』

青葉「主に、小学生や中学生から好感が得られてるみたいだな」

日向「序だとストーリーの要に絡んでるしね。必要とはされてるようだね」


トウジ「よっしゃ! 助かったで!」

ミサト「で、次はケンスケ君」

『こんな友達が欲しい』
『一緒にいると退屈しなさそう』
『ぶっちゃけいてもいなくてもあまり変わらないけど、いた方がいい』

青葉「……まあ、大した活躍もしてないしな」

日向「ただ、十代からは人なつっこいところとかそういうのが好印象だったみたいだな」


ケンスケ「うん、まあ結果オーライ。助かったあ」

ミサト「で、最後が洞木さんね」

『喋り方とかが少しイラッとくる』
『こういう委員長、実際にいて鬱陶しい』
『大して可愛くない』

青葉「……容姿はやめてやれよ」

日向「世話焼きな面が逆に仇になってる感があるな……」


ヒカリ「ひ、酷い……」グスッ

マヤ「とりあえず、現在のランキングです」

1位 トウジ(15)
2位 ケンスケ(29)
3位 ヒカリ(71)


リツコ「で、次が……」

マリ「オペレーター三人組だね、これは私が発表してくよん」

マリ「この三人の十代からの人気は……」


下1コンマ 青葉
下2コンマ 日向
下3コンマ マヤ

青葉 31
日向 49
マヤ 99


青葉「俺はそこそこか……」

日向「僕は可もなく不可もなくだね」


シンジ「……え? マヤさんが急にいなくなったんだけど……」

アスカ「……一時的に消える、ってやつね。90以上出したもんだから……」

レイ「すぐ消えるのね……」

ミサト「映す価値なしってやつか……おおこわ」

リツコ「マヤ……」


加持「ちなみに、青葉君、君の意見はこんな感じだ」

『見た目がカッコいい』
『仕事が出来そう』
『頼りになりそう』

青葉「へえ……。悪くないな、こういうの」

加持「で、日向君のはいてもいなくても同じ的な感じだな。どちらでもいいという」

日向「ある意味、それ、キツくないですか!?」

ミサト(大して目立ってもないしね)

リツコ(名前を知ってるかすら疑問だものね)


マリ「でもって、マヤの意見がこれだねー」

『ぶりっこしてるゲロ女』
『Qのあの態度がムカつく』
『とにかくムカつく、見たくない』

アスカ「……ご愁傷さま」

カヲル「何で十代にこんな嫌われてるんだろうね、彼女は」

シンジ「ほとんどイチャモンのレベルなんだけど……」

ゲンドウ「それでは、伊吹二尉がいなくなってしまったので、代わりに鈴原トウジ、お前が司会を行え」

トウジ「わ、ワシが!? いきなり何でや」

冬月「今、ランキングでトップだからだ。人気がある人間の出番が増えるのは当然の事だ」

トウジ「マジか。なんや照れるなあ、でもまあしゃあないかあ。ワシが今、一番人気があるさかいなあ」

マリ(照れてる態度が、なんかイラッとくるなあ)

アスカ(無性に腹立つわね)


トウジ「ほな、いくでー。今のランキングはこんな感じや」


1位 トウジ(15)
2位 ケンスケ(29)
3位 青葉(31)
4位 日向(49)
5位 ヒカリ(71)
6位 マヤ(99)


ケンスケ「あ、で、2位の俺も出番が来るのか。えっと、じゃあ次の投票の発表だけど……」

青葉「ネルフ組にいってみるか。五人とちょっと多いけどまとめて」


下1コンマ ミサト
下2コンマ リツコ
下3コンマ 加持
下4コンマ ゲンドウ
下5コンマ 冬月

ミサト  05
リツコ  95
加持   66
ゲンドウ 93
冬月   23


ミサト「いよっしゃー! トップゲット!!」

加持「俺はそこまで必要ないっていうのか……」

冬月「ふむ、私は十代には好印象の様だな、ありがたい」


シンジ「……父さんが消えた」

アスカ「……提案者が消えるってどうなの」

レイ「赤木博士もいなくなったわ」

マリ「ある意味、一番の元凶が揃って消えたね……」

カヲル「十代には受け入れられなかったんだろうか……。やはりQの影響かな」

トウジ「ほな、理由も発表してくでー」

ケンスケ「まずはミサトさんからだね」

『大人の女性って感じで憧れる』
『一緒にいると絶対楽しそう!』
『優しくて明るくて最高の女の人』

青葉「えー……男女問わずこんな意見が多かったな。Qについても、カッコいいとか、シンジ君のDSSチョーカーを作動しなかったりとか、そこら辺が良い方向に働いてるようだ」


ミサト「ちょーっち照れるわね。まあ、出番も活躍も結構多かったしね」

トウジ「で、次が赤木博士やな」

『一言。ウザい』
『Qのあれとか男だろ』
『自分はろくに何もしないのに、いつも否定ばかり』

シンジ「……否定ばかりってのは合っていると言えば合ってる気がするけど」

アスカ「でも、立場的にそういう場所にいるしね。あたしは何とも言えない」

マリ「副長、ドライだからねえ。わんこ君も、Qの時、副長がDSSチョーカーを持ってたら躊躇わず押されてただろうし」

レイ「……何にしろ十代からは嫌われてるのね」

カヲル「辛い位置にいるからね。新劇ではそういった描写がほとんどなかったからそうなってしまったんだろうね」

ケンスケ「次が加持さんだね、理由はこんな感じで」

『何だか信用出来ない』
『煙草吸ってる人間は嫌い』
『特に何かした訳でもないから、いらない』

青葉「煙草はいいだろ、別に……」

日向「まあ、十代からだしな。嫌煙ブーム来てるし……」

冬月「新劇だと、スイカ畑のシーンが消えてるしな。Qでも出番はなかった訳だし……」


加持「特に何かした訳でもないってのは心に来るな……。まだ数値がそこまで高くないのが救いだが……」

青葉「で、司令と」

『一番必要ない』
『鬼だろ、こいつ』
『見てるだけで腹立つ』

日向「主に、ダミーシステムの事だろうな。あれが一番の原因だろう」

シンジ「……あれについては、僕も同意見です」

アスカ「あたしもね。右目なくしたし」

マリ「ま、そうなるよねえ、ゲンドウ君は」

青葉「最後、冬月副司令だな」

『うちのお爺ちゃんに似てる』
『優しそう』
『しっかりしてて頼れると思う』

ケンスケ「大体、こんな意見ばかりだね」

トウジ「見た目からして、人が良さそうやしなあ」


冬月「碇の後始末ばかりしていたからな。自然と人格も出来てくるというものだ」

ミサト「って、事でここで司会進行役はトップの私に交代よん」

ミサト「ランキングは、今こんな感じー!」


1位  ミサト(05)
2位  トウジ(15)
3位  冬月(23)
4位  ケンスケ(29)
5位  青葉(31)
6位  日向(49)
7位  加持(66)
8位  ヒカリ(71)
9位  ゲンドウ(93)
10位 リツコ(95)
11位 マヤ(99)


トウジ「ほな、最後にエヴァパイロット組いくでー」

冬月「ここら辺は十代全員に人気がありそうな気はするが、実際はどうなのか……」

ミサト「それじゃ、発表するわよ!」


下1コンマ シンジ
下2コンマ レイ
下3コンマ アスカ
下4コンマ マリ
下5コンマ カヲル

シンジ 09
レイ  19
アスカ 99
マリ  93
カヲル 65


シンジ「良かった! 僕は必要とされてるんだ!!」

レイ「……私はここにいてもいいの」

カヲル「僕は微妙にいらないという訳か……。だが、まだマシな
方か」


ミサト「アスカとマリまで消えたんだけど……」

青葉「最初の一回だけで、五人も消えてるんだが、大丈夫か、これ……?」

日向「しかもメインパイロットが二人も消えるってどうなんだよ……」

キリがいいんで今日はここで終わるわ、また今度

ミサト「えっと……」

ミサト「とりあえず、理由を見てみましょうか。まずはシンジ君から」

『頑張れって応援したくなる』
『破を見て好きになった』
『自分と重ねちゃう』

トウジ「あれやな、センセは破でめっちゃ活躍しとるからな」

青葉「あと、新劇だとシンジ君はそんなにウジウジしてないからな。新劇しか知らない世代だろうし、人気が高いんだろ」


シンジ「嬉しいです。僕、旧劇だと批判多かったんで」

ミサト「次に消えたアスカね」

『暴力女。鬱陶しい』
『ツンデレとか、もういらない』
『シンジにガキとか言うな、ムカつく』

カヲル「……ツンデレの中で多分一番有名なんだけどね」

日向「やっぱQが原因かなあ……」

青葉「好き嫌いがわかれるキャラってのはわかるんだけど、十代には受け入れられなかったんだろうな……」

ミサト「で、レイはと言えば……」

『顔や性格が可愛い』
『見ててポカポカする』
『破の最後とか泣いた』

トウジ「綾波もセンセにビンタしとるんやけどなあ……」

ケンスケ「ただ、破の最後で碇が助けてるしね。真希波も守ってるし、何だかんだで新劇だと美味しいとこ持ってってるよね、綾波って」

青葉「そこら辺の差かな。元々人気があったしな」


レイ「私の代わりはいないのね」

ミサト(あ、ちょっとだけレイがどや顔してる)

トウジ「で、真希波が」

『にゃーにゃーうるさい』
『何となく好きになれない』
『絶対友達になりたくないタイプ』

冬月「この落差、どこから来るのだろうな」

加持「ビーストモードとか、かなり熱い見せ場をもらってるんだがなあ……」

日向「ただ、メガネメガネとか全体的に使ってるネタとか古いですからね。まず知らない世代でしょうし」

ミサト「明るくて掴み所のないキャラってのは駄目なのかしらね……?」

トウジ「で、最後に渚やな」

『ホモは嫌い』
『何しに来たんだよ、お前』
『余計な事しかしてない』

冬月「これまた酷いな……」

ミサト「とはいえ、新劇しか知らないとカヲル君は、謎の存在でしょうしね」

加持「序と破、どちらも最後に出てきて、意味深な台詞を吐いてた割りには、Qであれだからな……」

青葉「ただ、一部の女子からは絶賛されてるし、男子からもカッコいいという意見もきている」


カヲル「賛否両論か……。でも、シンジ君が幸せそうだから、僕はそれで十分だけどね」

カヲル「という事で、司会進行役は交代だよ。さあ、シンジ君、中央に」

シンジ「あ、ありがとう、カヲル君。少し照れるけど、頑張ってみるよ」

ミサト「でも、トップは以前私のままだから、そこは譲らないわよん」

トウジ「ちゅう事で、これが今のランキングやな」


1位  ミサト(05)
2位  シンジ(09)
3位  トウジ(15)
4位  レイ(19)
5位  冬月(23)
6位  ケンスケ(29)
7位  青葉(31)
8位  日向(49)
9位  カヲル(65)
10位 加持(66)
11位 ヒカリ(71)
12位 ゲンドウ(93)
12位 マリ(93)
14位 リツコ(95)
15位 マヤ(99)
15位 アスカ(99)

ミサト「それで、ベスト3に入ってる、私、シンちゃん、鈴原君は、この後、90台やワースト3に入っても、一回は消えるのを回避できるって事ね」

青葉「そういう事ですね」

日向「で、ワースト3は一時的に消えるって話だったけど、今回の場合は全員もう消えてるからそれはなしで進む訳だ」

ヒカリ「……それにしても、一気に少なくなったなあ」

レイ「そうね」

加持「しかし、残ったこの面子が必要とされてるって事は、この11人で進むエヴァが十代の理想という事になるのか?」

カヲル「恐らくはね……」

ミサト「どんな感じになるのかしらね?」

冬月「まず碇が出てこないのだから、補完計画という設定自体がなくなりそうだな」

青葉「普通のロボット物になるという事ですかね? 厳密に言えば、エヴァはロボットではありませんが」

日向「そういう事になるだろうな。襲ってくる使徒を倒していく話になるんじゃないか?」

シンジ「それで、アスカと真希波がいなくなる訳だから……」

レイ「弐号機には、恐らくあなたが乗る事になるわ」

トウジ「やっぱワシやろなあ……。旧劇だと選ばれとるしなあ」

シンジ「ドイツから弐号機が届いて、それでトウジが新しくパイロットになって」

加持「マリのポジションが相田君というところか。戦闘好きだしな。そんなに違和感はない」

冬月「リツコ君や伊吹君がいないから、発令所の雰囲気もいかにもロボット物らしい緊張した感じに変わるのだろう」

ミサト「そして、ヒロインはレイ一人ね。こう考えると本当に王道なロボット物ですね」

加持「ガンダムとかマジンガーとか、そこら辺の流れを踏襲してるな。八十年代にありそうだ」

ヒカリ「一周回っちゃったのかな……?」

ケンスケ「むしろ、俺はそっちの方が良い!」

トウジ「まあ、お前ならそうなるやろなあ」

ミサト「それじゃあ、次は二十代の発表にいってみますか」

加持「まだ旧劇をリアルタイムで知らない世代だな。あれは二十年ぐらい前の事だから」

冬月「とはいえ、ある程度は知っていそうだな。十代よりは確実に多いだろう」

シンジ「えっと……発表の順番はどうします?」

ミサト「安全圏にいる私達からの方が良さそうよね。つまり、さっきのランキング順」

トウジ「せやな、じゃあワシらからいってみるか」

レイ「それなら、発表は4位の私がするわ」

ヒカリ「そうだね、綾波さん、お願い」

レイ「ええ、それじゃあ……」


下1コンマ ミサト
下2コンマ シンジ
下3コンマ トウジ

ミサト 91
シンジ 82
トウジ 31


ミサト「ぐはっ!」

シンジ「!?」

トウジ「おー、ワシは結構ええなあ」


冬月「ふむ……葛城君はギリギリで踏みとどまったか」

青葉「消えずに生き残りましたね。ただ、次に来たらアウトですけど」

日向「そして、シンジ君も結構キツいとこ来たな」

加持「十代と二十代で随分と落差が激しいな……」

ヒカリ「でも、鈴原はやっぱりって感じだけど」

ケンスケ(ごちそうさまー)

レイ「……葛城一佐の主な理由がこれ」

『無能BBA』
『手のひら返しすぎ』
『結婚相手として見ると最低レベル』

ミサト「ひ、酷くない、これ!?」


加持「し、私生活はともかく、ヤシマ作戦とか第八使徒戦とかでかなり活躍してるんだが」

青葉「第八使徒の時は、私怨からギャンブル行為に出たと捉えられてるみたいですね」

日向「良い事もかなり言ってるんだけどなあ……。マイナスよりプラスの面の方が多い気はするんだけど……」

冬月「社会人も多いだろうから、厳しい感じで捉えられているのだろうな。あと、Qの変わりようが批判の的にもなっているようだ」

レイ「次に、碇君」

『人の話を聞け』
『見ててムカつく』
『同情はするが好きにはなれない』

シンジ「聞きたくない、こんなの聞きたくないよっ! やめてよ!」


カヲル「シンジ君……」

青葉「主にQが原因ですね。カヲル君が止めようとしてるのに、一人で暴走した下りが悪かったかと」

日向「あと、序の第五使徒戦後の、あのふてくされた様な態度が反感を食らってますね」

加持「あそこら辺はなあ……。確かに同情はするんだが、少しな……」

レイ「そして、鈴原君ね」

『今時の子供に少ない、好感が持てるタイプ』
『こういう友達が学生時代欲しかった』
『妹思いの良い兄貴』

トウジ「いやあ、ホンマ参るわあ、こういうの。照れてまう」


青葉「男女問わず好感を持たれてますね。むさ苦しいとかの否定意見もありますが、概ね好かれているようです」

ケンスケ「トウジらしいと言えばらしいかなあ……」

ヒカリ「あと、優しいんだから」

日向「……まあ、優しくはあるよな」

レイ「それで、今回の暫定ランキング」


今回
1位 トウジ(31)
2位 シンジ(82)
3位 ミサト(91)


総合
1位 トウジ(46)
2位 シンジ(91)
3位 ミサト(96)


トウジ「ちゅう訳で、ワシがまたメインの司会やな」

シンジ「僕もそうだけど……。これ、すぐ抜かされそう」

ミサト「私もね……。二十代の意見は辛辣だったわ」


冬月「では、次の順位、4位から6位までいってみるか」

トウジ「はいな。この順番やで」


下1コンマ レイ
下2コンマ 冬月
下3コンマ ケンスケ

レイ   20
冬月   13
ケンスケ 66


レイ「……私は必要とされているのね」

冬月「ふむ……ありがたい」

ケンスケ「十代と合わせるとトントンぐらいかあ……。まあ、いいかな」


ヒカリ「綾波さん、二十代にも人気あるんだ……」

青葉「副司令は流石と言うべきかな」

日向「あまり目立たないのに、人気は高いのか……。それならひょっとして僕も」

トウジ「ほな、理由もいってみよか。まずは綾波やな」

『無口なのに存在感が凄い』
『普通に良い子。嫁にしたい』
『綾波のいないエヴァはエヴァじゃない』

青葉「十代と同じく、可愛いという意見も圧倒的に多かったな。料理をはじめたりとか、不器用な真っ直ぐさが女性からも共感が持たれてる」

日向「序だと、完全にメインヒロインだし、破でもやっぱりメインだからなあ。そうなるか」

シンジ「Qだと仮称になってるけど、そっちも悪い印象は持たれてないみたいだね」


レイ「……ありがとう」ニコッ

ケンスケ(可愛いなあ……)

トウジ「あと、冬月副司令やな。こんな感じや」

『立派な大人。上司に欲しい』
『分別のあるこういう人は必要』
『汚れ役を買えるその潔さが好感が持てる』

冬月「そうか……。こういう風に人から思われるというのは悪くないな」


青葉「基本的に、Qでのシンジ君との対話がプラスの方向に働いてますね」

日向「あと、上司に欲しいっていう意見が多かったみたいですね。聞く耳を持ってそうで、面倒見も良さそうという事で」

カヲル「アルバイトや仕事をしてる人が多いだろうからね。そこら辺が要因だろうね」

トウジ「で、ケンスケやな。前と同じで、可もなく不可もなくっちゅう感じの意見が多いわ」

『いてもいいけど、いる意味はあまりないと思う』
『誰だか覚えてない』
『目立たないし、いなくても気付かないと思う』

ケンスケ「……そりゃ確かに新劇だと活躍とかないけどさあ。結構キツいなあ」ハァ


ヒカリ(こういうの見ると、私まで不安になってきちゃう……)

ミサト(いらないと思われるよりはマシじゃないの……)

シンジ(嫌われるよりはいいと思うんだ……)

冬月「それでは、今の暫定ランキングだな」

シンジ(さらりと中央に来てる……)


今回
1位 冬月(13)
2位 レイ(20)
3位 トウジ(31)
4位 ケンスケ(66)
5位 シンジ(82)
6位 ミサト(91)


総合
1位 冬月(36)
2位 レイ(39)
3位 トウジ(46)
4位 シンジ(91)
5位 ケンスケ(95)
6位 ミサト(96)


青葉「あれだな、上位三人と下位三人でかなり差がついたな」

カヲル「特に葛城一佐。トップから一気に最下位まで転落しているしね」

レイ「……でも、まだここから先、逆転する可能性は残ってる」

日向「というか、次は僕らの番か。人の事を気にしてる場合じゃないかも」


冬月「そういう事だな。それでは発表していくとしよう」

トウジ「少し多いけど、五人一気にいくで」


下1コンマ 青葉
下2コンマ 日向
下3コンマ カヲル
下4コンマ 加持
下5コンマ ヒカリ

青葉  66
日向  70
カヲル 41
加持  75
ヒカリ 03


青葉「おっと……これは……」

日向「十代より辛辣だな……。僕らオペレーター組」

カヲル「僕はそれなりか……」

加持「俺の人気低いのか……。しかし、何故」

ヒカリ「え、嘘! 私、凄く高い! やったあ!」


シンジ(委員長……何でこんなに高いの? 何かモヤモヤする)

ミサト(私、あれだけ低かったのに、ほとんど出てこないあの子が何でこんな高いのよ! おかしくない!?)

レイ(よくわからないけど、あの二人に負の感情が渦巻いてるわ。これは何……?)

冬月「では、理由も発表していこう」

冬月「まず、似たような数値のオペレーター二人組」

冬月「君達は相田君と同じく、名前もろくに覚えられてない。そんなキャラいたっけ? という意見が大半を占めてた」

青葉「待って下さいよ、何ですか、それ!?」

日向「僕ら、序破Qと全部出てるんですよ! 台詞も結構ありますって!」


ケンスケ(思わず同情するなあ……。脇役ってこんな扱いなんだろうね)

冬月「それで、次に渚カヲル。概ねこの様な意見だな」

『好きだけど、何でDSSチョーカーを代わりにつけたのか、わからない』
『良い人だってのはわかるけど、何か期待と違った』
『あんな死に方は見たくなかった』

カヲル「……全部Qが原因か」


ミサト「旧劇だと、一話しか出てないのに主役級の人気を誇ってたのにねえ」

加持「正直、新劇だと微妙って人は多そうだよな。それでも人気はあるんだろうが」

トウジ「全部、顔やな。それ以外考えられへん」

シンジ(人気は悪くなかったのに、何故かバッシングを受けてる……)

冬月「それで、加持君だな。この様な意見だ」

『Qで出て来なかったから、特に必要なかったって気はする』
『実際にツレでいたら、存在が鬱陶しくなりそう』
『スイカ農家の人でしょ?』

加持「違う! 俺はスイカを育ててただけだ! 何でそんな誤解を受けるんだよ!」


ミサト(でも、確かにジオフロントでスイカを育てる意味がよくわからないわよね)

シンジ(旧劇だと、かなり印象に残る場面が多かったけど、そういえば新劇って加持さんの印象薄いよね……)

青葉(新劇だと、何してる人か一番よくわからない人だよな……)

冬月「では、最後だな。洞木君」

『面倒見が良いし優しいし、エヴァの中で女性の魅力が一番詰まってる』
『笑顔が可愛いし、こういう子は大人になると一番魅力的』
『嫁にするなら、絶対この子。良い奥さんになりそう』

ヒカリ「や、やだ、恥ずかしい。そんな、やめて下さい」テレテレ


青葉「……確かに一番女子力ありそうだよな」

レイ「主に女性からの肯定的な意見が多かった。もちろん男性からも」

日向「……二十代だし、結婚とかしてても全然おかしくないからな。奥さんにするならこの子っていう意見はわからなくもないけど」

トウジ「委員長がのう……」

ヒカリ「あ、えっと、それじゃランキングです。初めてだとちょっと緊張しちゃうね、これ」

冬月「安心したまえ、すぐに慣れるだろう」


1位  ヒカリ(03)
2位  冬月(13)
3位  レイ(20)
4位  トウジ(31)
5位  カヲル(41)
6位  ケンスケ(66)
6位  青葉(66)
8位  日向(70)
9位  加持(75)
10位 シンジ(82)
11位 ミサト(91)


総合
1位  冬月(36)
2位  レイ(39)
3位  トウジ(46)
4位  ヒカリ(74)
5位  シンジ(91)
6位  ケンスケ(95)
7位  ミサト(96)
8位  青葉(97)
9位  カヲル(106)
10位 日向(119)
11位 加持(141)


ケンスケ「総合だと、委員長が一気に上位に来たね」

加持「総合のベスト3は当分変わりそうにないな、これ」

ミサト「で、ここから先が存在が今消えてる人達ね」

シンジ「場合によっては復活するんだろうけど……」

レイ「更に酷い結果になる事もあるわね」


ヒカリ「ええと……それじゃ発表していくね」

冬月「さて、碇含め他の四人も復活出来るのかどうか」

トウジ「残りの五人、いくで」


下1コンマ ゲンドウ
下2コンマ マリ
下3コンマ リツコ
下4コンマ マヤ
下5コンマ アスカ

ゲンドウ 58
マリ   40
リツコ  46
マヤ   21
アスカ  88


カヲル「…………」

シンジ「…………」

冬月「…………」

レイ「誰も復活しなかったわ」

ケンスケ「うん……。言わなくてもわかるから」

ヒカリ「しかも、アスカが悲惨な事になってる……。このままだと、本当にリストラされそうで怖いんだけど……」

加持「十代、二十代の新劇世代にとっては、アスカは必要ないと思われてるって事か……。悲しいな」

日向「でも、今回はギリギリ90台じゃないので、まだマシですよ。チャンスはありますから」

青葉「とはいえ、アスカはこれでワースト3に入ったんで、復活するためには二回かかるぞ」

シンジ「……これ、僕もワースト3なんだ。前回トップ3じゃなかったら消えてたのか、危なかった」

カヲル「そう、シンジ君は助かってる。だけど……」

レイ「……一人、いつのまにか消えてるわ」

加持「……一回チャラになったものの、ワースト3で引っ掛かったのか」

冬月「そのようだな……。どんどん人数が減っていく……参ったな」

キリなんでここで

ヤバ、間違えた。ミサト消えてないわ。>>133は無視して、今度やり直す

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